>>4
っは！ ハ、ハリヤマくん？！

［声を聞いてやっと認識した。
メグルが言っていたことに納得する。］

ごめんね……本格的にびっくりしちゃって……。
熱入ってるね……。

［そっと近づいてきょろきょろと姿を見渡す。
なかなか身長も高いし、迫力満点だ。］

そ、そうなんだ……。
本格的に一人で行かない方が良さそうだね、メグルくんにもご一緒にどうぞって言われちゃった。

［教えてくれたことに礼を言い、また歩き始めた。］

［そわそわしすぎて１時間前に着替え場所に戻ってきてしまった。
話し合って決めた、白、ネイビー(まあ黒も可)と統一した衣装に着替えていく。

白いシャツと、プリーツのきいたスカート、ベスト、ソックスがメイン。

個人的に、一応スカートの下が見えないようになる便利なアイテム—フリル付きの白の、パンツタイプのパニエも履いた。］

…………。

［最後に、少し大きめのリボンを襟元に付け、動きやすいよう袖も捲って。
持ってきていたワックスで髪も整えた。
鏡の前で全身を何度もチェック。
……カッコ悪いところなんて、見せたくない。］

……よしっ。
始まる前までひとまわりしてくるね！

［クラスメイトに見送られながら看板を持って、教室から飛び出した。］

>>23、>>24

！
サトミせんぱーい！
カナモリくーん！

［2人でどこかに向かっているであろうところを見かけて笑顔で手を振ってみる。
先輩には制服のときも合っているから、ビフォーアフターにびっくりされてしまいそうな気もした。］

>>30、>>31
ありがとー。
もうちょっとでライブ始まるんだよ、宣伝にまわってるの！

［同じ心配されちゃったな、思いながらも上着を被けてもらったことが嬉しくて笑う。］

んー、まあ、間違いなく怒られるだろうけど……。

［眉を下げつつ。
せっかくの晴れ舞台なのだし、特別な自分を見て欲しいだとか。
惚れた弱みで何度だって恋人に「可愛い」と言ってもらいたくなってしまっているだとか。

そういう欲目は、黙っておくことにした。］

？
どしたの、急に悲鳴なんかあげて。

［固まったカナモリの視線を、追って。］



［正体を知っているとは言え、急に姿が見えると少々びっくりしてしまうのだった。］

>>32 ハリヤマくん
お、さっきぶりー！

［手を振って挨拶した、ほんの直後。

カナモリに、確保された。>>35］

ぅえっ！！？
ちょ、ちょっと待って！？
オレこれから校舎ひとまわりするんだけどー！？

［最初はじたばたするも、逃げられないと判断すれば。

倒れない。
他の人に飛び付かない。

を、目標に、お化け屋敷へ歩を進めるだろう。］

［消沈していたものの写真の気配>>39を察知すればスイッチを切り替えて笑ってみせた。

ハリヤマがおずおずと近寄ってくる>>44ので、場所を空けるように片足を後ろに引く。
無論］

万一のことがあったらオレが康こと止めるから、遠慮なく言ってね。

［と、伝えるのも忘れずに。］

>>48 ハリヤマくん
えっ、そう？
あんまし考えたこと無かったけど、褒めてもらえるのは嬉しいな。

［目元を緩めていたがお化け屋敷にいざ足を踏み入れるとやはり怖い。
そこに聞こえる、先輩の言葉。>>51］

(先輩、意外とイタズラ好きなんだなぁ…)

>>56


［もはやまな板の上の鯉である。
渋っている時間はないと、腹を括った。］

［ずり、ずり。
足を滑らせるように進んでいく。
1人で行くよか断然マシだが怖いものは怖い。］

ひっ……！

［それにわりと、物音には敏感なのだ。
何か聴覚から情報が入ってくると悲鳴が出てしまうのはもはや生態として許して欲しい。］

ひゃ！？

［小さく、だが低い声が聞こえた。
暗くてどこから何が来るか分からなくて、些細なことでびくびくしてしまう。
この際笑われようがなんだって良い。>>60］

(カナモリくん、大丈夫なのかなぁ？)

［先ほどから下を向いたままなのである。>>61
とはいえ今触れたら確実にびっくりさせる、出たら真っ先に様子を確認するとしよう。］



［後ろから、ぺたりと。
首筋にひんやりとした、うっすら湿った物が当たった。

メグルがくっつけてきたものと同じであるが、気づく余裕は本人には無い。］**

>>68 サトミ先輩

それはそうなんですけども〜……！！

［絶対今の自分は半べそをかいている。
目を擦って涙を拭う。］

(うーん、カナモリくんも、なんか大丈夫じゃなさそうだし、早く出よう……)

［1番イキイキしているのは間違いなく先輩だ。
先導するハリヤマに指示を出して、自分が驚かせる側になっている。>>68

先輩は敵に回さない方がいいな……などと、肝に銘じた。］

……あっ……あれ、もしかして……？

［時折悲鳴をあげ、本格的に驚くと声もなしに硬直もしたものの、なんとか出口らしき光が見えると目を輝かせる。］**

>>75 カナモリくん

はー……怖かったね……。

［実は人生初でした、というのはシークレットにしておこう。

大きく深呼吸をする側でカナモリが笑っている。
悪い意味ではなく、彼には彼で楽しいことが発生していたらしい、と、解釈した。］

んーん、いいよ。
意外と楽しかったし。
先輩もハリヤマくんも、ありがとうございました。

［スマホで時間を確認すれば、もう少し宣伝できる時間はありそうだ。］

カナモリくん、上着返すね。
ステージで待ってるから、時間あったらきて！

［ぱちり！
左目だけ閉じて挨拶をして、開催会場までの道のりをゆっくり歩き始めた。］

！？

［道すがら、すごい匂い……いや、臭いが窓から飛び込んできた。
覗き込めばどうやら出どころは焼きそば屋であるらしい……>>74］

(行くのめっちゃ怖いが…………？)

［今の自分には後輩と、臭いのもとの餌食になる人の無事を祈ることしか出来ないのだった—……。］

［ひととおり校舎内を歩き回って宣伝を終え、ライブ会場の舞台裏に戻ってきた。
各々振りを確認したり、服装を整えあったりしているなかで自分も軽く準備運動をし、息を整える。］

(……………)

［舞台に立った経験は、ある。
しかももっと緊迫した、戦のような舞台—コンクールの場に。今日は何も競わない。
自然と微笑めば周りからはドンびかれてしまったけど。］

［会場が暗くなるとざわめきが広がった。
いよいよだ。
緞帳があがる、曲がかかる、スポットライトが舞台を照らす。許可を取って履いているローファー(ちゃんと底は拭いた)で定位置につき、曲に合わせて踊り出す。

どちらかと言えばドンくさくて、キレは出せないけども。
振りの1つ1つ、指先まで意識を集中させて。
自分が持っているものを全て出す勢いで。
—たまに、『アイドル』と呼ばれる自分を思い切り出す。
こんな大事な場所で本気を出さないなど出来ない。］

［意外と舞台から観客の顔はよく見えた。
見知った顔を見て笑いかけるのは勿論なのだが。

その中に、よく知っている茶色の髪と凛とした目元を確認すれば。
ひときわとろけた顔になったのは、分かった。
フォーメーションの関係で自分が前に行ったり、ソロのような状態になれば、観客を指したり、特徴的な歌詞の部分で狙い打ちする。
『絶対に踊っている間に【ファン】を見つけて、とびきりのファンサをしてみせる』—己に課した目標だった。］

［数曲あったセトリもラストまであっという間。
振りも間違えることなく、十二分に満足する形でフィナーレを迎えた。］

ありがとうございました！！！！

［クラス全員でスカートの裾を持ち、深々と頭を下げる。

顔をあげて歓声と拍手を見送りにいただきながら、手を振ったり、クラスメイトの中には投げキッスしながら。

舞台を、去った。］

…………こんなすぐ終わっちゃうんだ……。

［舞台裏に引っ込んだら代わりに涙が止まらなくなってしまった。
頑張ってきたものを全部出せたことが嬉しくて、でも、終わってほしくなくて。
何人かに涙を移してしまったけどもそれは許してもらおう。
ぐすぐす泣きながら着替えに戻ったものの、しばらく教室で余韻に浸ることになりそうだ。］

あぁ……なんかすっごい、ピーク超えちゃった感があるなぁ……。

［張り詰めていた糸が切れた、そんな感じだ。
制服に戻って校内を歩き、ようやっとの腹ごしらえ。

くうくう鳴るお腹を抑えながら剣道部のスペースへ。
ユミノイには会えるだろうか。］

>>a64 ユミノイ
やほー！
木蓮、来たよ！

どんなのが出るかなぁ？

10

>>110 木蓮

オレまた弄ばれてるじゃん()

うわぁ…………。

［用意された食材の名を聞いてスマホで調べれば「なかなか」な正体だった。］

>>112 木蓮

［出来上がった焼きそばにごくりと喉を鳴らす。
匂いは異国情緒満載だが、美味しそうだ。］

あ、ありがとう。
いただきます。

［席に座って、いざ、実食。
ポンテギと麺を。
一緒に食べた。］

！！！！
………………おぃし…………。

［木蓮は神様だった。
感謝しながら完食した。］

>>115 木蓮

ごちそうさまー！
美味しかったよー！

［焼きそばの礼を改めて告げて校内を歩き、茶道部を覗いてみる。

茶を点てるセロの姿を見られれば語彙力の蒸発は必至。
一挙一動だけでとても満足できてしまいそうで。

休憩中であったとしてもまた来ればいいか、と、軽い気持ち。

お茶も、茶菓子も堪能して。
見様見真似の作法で礼をする。

足は、なんとか無事か、痺れ始めくらい。
本人の感度ではあるが。］

［2-いのカジノの様子を外からみると熱い戦いが繰り広げられようとしていた。>>111、>>117
元々ポーカーのルールはよく知らないため、教えてもらいながらやってみようかとも思っていたが邪魔は禁物である。

そーっと離れて、再び、校内探索へ。］**