18:44:25

人狼物語 三日月国


57 在りし日の記憶、邂逅に微睡み

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


???10票

処刑対象:???、結果:成功

[犠牲者リスト]
該当者なし

決着:村人の勝利

【人】 かくれたあるじ ???

[ 再度鳴る鐘の音。

  客人達にとっては四度目の、そして最後の鐘。
  少女にとっては、どれくらいだろう。
  何百、何千はくだらない。

  …何せ百年近くもこの地を彷徨っていたのだから]
(0) 2021/02/08(Mon) 0:01:18

【人】 前に進みたい 柚乃

──過去: 帰る前のどこかで

   ねぇネリーちゃん?
   もっとネリーちゃんとお話したいから、
   なんてわがままは言わないけど、
   どこにも行きたくないなら、
   柚乃と一緒に帰ろう〜?

 [

   なんて、どこかに向かっているときに
   話をしたかもしれない。
   それを受け入れられたかは、
   覚えもないけれど。

                     ]*
(1) 2021/02/08(Mon) 0:02:10

【人】 かくれたあるじ ???


[ タロットを発動した"客人"達は、
  午前零時の鐘とともに
  "辺りが光に包まれたように錯覚"したのち
  再び気を失うだろう。

  …その時、目敏い者は自分の去ろうとする空間が
  ぼろぼろと崩れ、所々黒黒とした穴が開くのを
  見たかも知れない。


  少女は既に限界だった。

  "客人"達が去った後のがらんどうの空間を見て
  まだ客人は残っていないのか、と
  今度は自分自身の足を動かし、
  校舎内を駆けずり回りながら
  生ける人の姿を探すだろう。]*
(2) 2021/02/08(Mon) 0:05:51

【人】 探索者 ネリー

[ ネリーは、添木が遠い入り口の方から
入ってくるのが見えた。>>179

そして、その視線の先には綺麗な女性。
添木はその女性に声をかけた。
まるで、居ることを信じられないように
けれど、その視線には驚きの他に甘さがあって… ]

どうやら、添木先生にはカードが必要ないみたいですね



[彼女の手に見えるのはタロットカード
そして、なんの運命のイタズラか『恋人たち』

ネリーは、図書室から気づかれないように近くの机に
本を置いて出ようとした。
その机の上には読めないタイトルの本。
そして、タロットカードしおりのように挟まっていた

さてさて、このカードをどうしようか…]*
(3) 2021/02/08(Mon) 0:15:02

【見】 経営企画室長 ミロク

>>3:@30
リクの手を引き廊下を駆ける。


[目指す場所は地学室。
または、校長室、プールでもいい。
生徒会室で会長席に『皇帝』があった様に、他のタロットも縁のある場所にあるとしたら?]

[地学室ならタロットに縁のある色々なものが揃っているはず。太陽、月、世界(地球)…どれか1枚はある。そう願う。アテの第一候補だ。]

「地学室…地学室は…!?」

息を荒くして探す。
(@0) 2021/02/08(Mon) 1:44:03

【見】 経営企画室長 ミロク

[その時……、廊下に響く音声。
その声の響きは一度だけ聴いたことがある。
あのユウナとかいう女性の声だ。>>3:159
放送室からの呼びかけだろう。]

リクの手を引き、必死になって地学室を探しながら聞き流すミロク。

[謝罪の言葉か。わかればいい。
今はそれどころではない。]

焦りを滲ませ、息も乱れていく。
(@1) 2021/02/08(Mon) 1:44:41

【見】 経営企画室長 ミロク

『お詫びに私が見つけたタロットカードを1枚、放送室においていきます。
塔のカードでいい効果じゃないけれど、もしご入用であれば使ってください。』


ピタリ、と、ミロクは動きを止めた。

[今の情報が正しければ、ある……放送室に、隠されてもいない、タロットの1枚が…!]

瞬時に次の行動を計算する。
実際には考えるまでも無いというものだ。
"まだ見つかっておらず、タロットがある確証も無い地学室"と、"場所がわかり、確定で1枚置いていてくれる放送室"。

[取るなら後者しかないだろう!]
(@2) 2021/02/08(Mon) 1:45:59

【見】 経営企画室長 ミロク

一瞬、安堵する。しかし束の間。

『あ、チェーンソーさんじゃくても欲しい人がいたら放送室に取りに来てくださいね。』


「それでは"お詫び"になりませんねぇ…!」

ついに持っていたチェーンソーを放り出すミロク。空いた両の手にリクを引き寄せる。

「急ぎます!
失礼!


ひょいとリクを持ち上げると背中に回し、おんぶの姿勢になった。そして、リクの身体を最低限の感覚で支えながらミロクは走る。

放送室へ
(@3) 2021/02/08(Mon) 1:46:46

【見】 経営企画室長 ミロク

走る。疾る。もっと速く…!


[リクには申し訳ないですね、こんな計画性の無い土壇場勝負なんてして。いつものクールで全てが計算付くかつ合理的な私は何処へ。]

「……っ!……っ!」

息を切らしながらリクを支え走る。

[……今の、こんな私を見たら、あの時"生徒会長"だった貴女は笑うだろうか。]

[貴女は卒業式の後、私と付き合った理由を『いつもは冷静に振る舞ってても、肝心な時には私とソックリなんだから。』と言った。間抜けで低レベルな割には全てを見透かす様な目をして私を見ていた。]

[そんな一瞬の時間だけの為に付き合うなんて合理的じゃない。だから、結婚しても上手くいかなかったのは必然なのだろう。]
(@4) 2021/02/08(Mon) 1:48:23

【見】 経営企画室長 ミロク

[ただ、これだけは今この場で思うよ。]

"この大空に翼を広げ
飛んで行きたいよ
悲しみの無い自由な空へ
翼はためかせ、行きたい"


[高校3年生の時に私たちが企画した最後の行事『音楽祭』のテーマソングだ。]

[貴女が子どもを連れて家から出て行く時最後に願った事と、私が今…この世界で最後に願う事はそんな同じ事だった。]

[まぁ、今背負っているこの子は娘より10歳は歳上だろうが。貴女が、子どもを守ろうと願い続けた事が痛いくらいわかるよ。
私もそう思う、同じだ。]

[この子だけは守らないと。]
(@5) 2021/02/08(Mon) 1:50:51

【見】 経営企画室長 ミロク

至・放送室


放送室の中には誰もいない。
相変わらず柱時計が独特な存在感を醸している。

そして……、機材の上には、
XY、『塔』のタロットカード。


[あった…!]

ギュッと、リクを支える腕に力を入れる。

「捕まっていますか?行くぞ、リク!」

唸る様な、雄叫びの様な、運動部の気合いの様な熱苦しい声が出た。本来なら驚くべきところだが、そんな時間すらもう無い。

柱時計は11時59分55秒を指す。
(@6) 2021/02/08(Mon) 1:52:01

【見】 経営企画室長 ミロク

5



ミロクは放送室の奥へ駆け出す。


4



走りながらリクの腕をギュッと掴む。


3


風を切って柱時計の前を通り過ぎる。

2


右手を『塔』のタロットカードに伸ばす。

1

右手の人差し指が、タロットカードに……。

0 0:00:00
(@7) 2021/02/08(Mon) 1:52:51

【人】 機関設計士 スタンレー

ー三日目 夜ー

[図書室の扉を開けると、スタンレーの目は、宿直室で会った時の少女、ネリーを捉えた。

こちらに気付かない様子で、タロットを探している。>>170

ネリーに声を掛けようと口を開きかけた時、入り口の位置からでも、はっきりと机の上に置いてあるタロットが見えた。>>165]

ーリクだー

[何故、そう思ったのか、スタンレーは自分でも分からなかった。
直感だった。

少しの時間だが、一緒に過ごしたリクは良い子で、優しくて。
きっと、彼女はユウナギや俺がタロットを持っていなければ、譲ろうとしただろう。と、スタンレーは思う。

スタンレーは、リクが置いただろうカードはそのままに、踵を返して走り出した。
そのため、図書室にネリー以外に居たとして、スタンレーは気付かなかった。]

ーリク。この「太陽」のカードで、必ず帰す。ー
(4) 2021/02/08(Mon) 6:56:48

【人】 機関設計士 スタンレー

ー三日目 とある廊下ー

[先程は、ネリーがタロットを持っていないために探していたという可能性があるため、手伝う選択肢もあった。
しかし、ネリーが持ってないとして、ネリーはリクの置いたであろうタロットで帰れる。]

ー手伝えなくてすまない、ネリー。
  それで帰るんだよ。ー

[スタンレーは、リクに妹に向けるような家族の愛を持っていることを自覚していた。
どうしても助けたい。

当てもなく走った。
闇雲に走っても、リクが見つかる訳が無い。それでも、走らずには、探さずには居られなかった。

間もなく、時刻は、23:55ーー]*
(5) 2021/02/08(Mon) 7:00:29

【人】 分校教諭 添木 卓郎

──回想・廃校舎備品庫──


[ 灰褐色の謎めいた空間に送られ、早24時間。

  右も左も非現実的なそこに、
  居るはずのない懐かしい人物が立っていた。
  >>2:102>>2:103


  
『─── 添木先生!!!』



[ 涙で顔を歪ませる彼女に、4年前の自分ならば
  はははっと軽快に笑って
  冗談の一つも言ったかも知れない。 
(6) 2021/02/08(Mon) 7:45:24

【人】 分校教諭 添木 卓郎

[ しかし、この4年で色々な事が変わってしまった。
  込み上げる喜びと同時に沸き起こる後悔が
  胸中を駆け巡り、
  
  気付けば彼女に頭を垂れるような姿勢に
  なっていただろうか。]


   …悪かった。
   あの時、俺はお前らを置いて逃げてしまった。


[ そう言って、4年前の"事件"を思い出す──]
(7) 2021/02/08(Mon) 7:46:02

【人】 分校教諭 添木 卓郎

──回想・4年前──

[ 俺の引率した林間学校で
  1人の生徒が失踪した。>>2:43>>2:44
  普段素行の悪い彼女のことだから
  宿舎を抜け出してろくでもない奴とつるんで
  るんだろう。そんな噂が実しやかに囁かれていた。

  果たして、捜索の結果その通りだった。
  

  ──同時、世間を騒がせていた宗教団体があり。
  彼らは山奥で集団生活をしながら"修行"をしていた
  
  雛市はろくでもない奴とつるんでいる内に
  宗教に引っかかり、入信していたそうだ。
  彼らが"修行"を行う拠点が林間学校の行先の
  近場だった事を知り、またとないチャンスだと
  脱出を測ったらしい。 ]
(8) 2021/02/08(Mon) 7:46:28

【人】 分校教諭 添木 卓郎


[ しかし、何故雛市は学校を抜け出せた?
  と人々は疑問を持つ。
  そして、「林間学校の宿舎内部で手引きをした
  人間がいるのでは」という憶測が広がり、


  俺がその協力者ではと疑われたのだった。]
 
(9) 2021/02/08(Mon) 7:47:02

【人】 分校教諭 添木 卓郎


  ──『事件当日、雛市が最後に発見されたのって
    宿舎近くのバーらしいよ。』

  ──『そういや添木、「俺は林間学校行ったら
   こっそり酒開けるの楽しみにしてるぜー」
   とかなんとか言ってなかったっけ?

  ──『うわ、やっぱりあいつが
   グルだったんじゃね?』

  ──『てかさ、前からあいつらよく廊下で
   楽しそうに話してたけど。
   ……もしかしてデキてたんじゃねーの!?』

  ──『うわー。ありそー!』
  
  ──『きゃははっ!』

  ──『ホント引くわー。』

 
(10) 2021/02/08(Mon) 7:47:54

【人】 分校教諭 添木 卓郎


[ 当然、俺はバーなどには行っていない。
  しかし、阿呆のような話だが、
  「添木と雛市は実はデキていた」という噂は
  生徒の間で信じられてしまった。

  他にも何も証拠はなかった。しかし。
  俺は監督不行き届き兼生徒との不適切な交友という
  事由で葵学園の職を解かれた。]
 
 
(11) 2021/02/08(Mon) 7:49:44

【人】 分校教諭 添木 卓郎


[ 一応、証明する事自体はできた。
  俺が雛市とデキてるはずがないという事実を。


  しかしそれを口に出すことができるだろうか?
  

   ──学園を去るその日まで、
   ずっと声を上げて俺の無実を主張してくれた
   女子生徒がいた。


  彼女にだけは分かっただろう。俺の無実を。
  何故なら、俺は──

  夕凪の事が、好きだったから。]

 
(12) 2021/02/08(Mon) 7:50:54

【人】 分校教諭 添木 卓郎

──時は戻り、2日目備品庫──


[ ずっと慕ってくれた彼女。
  無実を主張し続けてくれた彼女。
  結局…俺はなにもしてやれなかった。


  垂れた頭を上げることができない。
  …しかし。目の前の彼女は零れた涙をとうに拭き
  きっと顔を上げている。>>2:103
  

  俺も顔を上げねば…と思いながら、
  思うようにいかなかった。]
(13) 2021/02/08(Mon) 7:51:10

【人】 分校教諭 添木 卓郎

[ 彼女は自分の身に起こった事を話してくれた。
  こちらも気付いた事を話し、情報共有。


     『また、後でな』


  そう切り出したのは俺の方だったか。
  すぐ離れてしまったのは、自分の中に幾ばくかの
  後ろめたさがあったせいだろうか。


  図書室に戻るという夕凪。>>2:130


  彼女が去れば、1人になった備品庫で再び
  マットに寝そべり、しばらく過去の事や
  現状の事を取り留めもなくぐるぐと
  考えただろうか。]*
(14) 2021/02/08(Mon) 7:52:27
村の更新日が延長されました。

【人】 忘愛症候群 リク

 
[ この焦りよう、もしかして
 彼はカードを持っていなかった……?>>@0
 そのことに思い当たった私は
 必死に走り続ける彼の後頭部を見る。
 
 あの後拭う機会もなかったから血の着いた髪。
 彼は私を救うために、嘘をついて
 カードを渡した、ということなのだろうか。 ]
 
(15) 2021/02/08(Mon) 8:53:52

【人】 忘愛症候群 リク

 
 
 
[ 
─── どくん。
 ]
 
 
 
(16) 2021/02/08(Mon) 8:54:52

【人】 忘愛症候群 リク


[ 胸が、痛い。走っているからではなく
 込み上げてくるものがある。
 これは、もしかして。

 理解してしまいそうになるのを、
 ぐっ、と奥歯を噛めしめて前を向く。
 今それを知っちゃいけない。
 知ってしまったら、 
─── 忘れてしまう。
 ]
 
(17) 2021/02/08(Mon) 8:55:55