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人狼物語 三日月国


203 三月うさぎの不思議なテーブル

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それはぁ……喜んでいいのか、わかんないなぁ……

[最初から料理が上手だったら、今はなかった。
 料理が他の店員ほどできないことがコンプレックスだった身からすると、複雑な気持ち。]

でも、ちょっとだけ、自分のヤだったところに前向きになれる。
料理も、がんばるけどさ。
他の好きなものにも、ウソつけないんだ。
服も好き。カワイイもの好き。シャミさんのことも、好き。

[届かない世界。
 ひとりで辿り着けない代わりに、向こうから手が伸びていた。
 これからも、大好き、をまっすぐ抱えていく。]

メモを貼った。

む。そのままではいないもんね。
日々精進しますー。

料理、やめたいわけじゃないんだ。
ほんとはいつかちゃんと、March Hareのキッチンに立つスタッフになりたい。
それから、シャミさんの隣に立つひとにも、なりたい。

[話しながらソフトクリームを崩していたら、そろそろひとつなくなる頃か。
 甘酸っぱい、イチゴとキウイフルーツのソフトクリーム。
 ちょうど今の心の中みたいな、恋心の味。]

 
[カップから立ち上る湯気はまだ温かい。
 赤くなった自分の頬と同じくらい。

 狼狽えるようにして洗面所に向かう俺に
 後ろから掛けられる声に、
 浅く頷くだけで応えてぱたんと扉を閉めた。]


  ――――…………
は、



[個室になった洗面所の中で、息を零す。
 溜息というには、切なすぎる掠れた音。

 頭と顔を冷やすために、蛇口を捻って
 掌で水を何度も掬って顔を洗った。

 徐々にクリアになってきた頭の中で、
 可愛いだとか
 気遣う声だとかも
 徐々にリフレインして眉尻がへなりと下がる。]

[前髪まで濡れた顔を、タオルで拭きながら。
 コンタクトを外したぼやけた視界で鏡を見る。
 ぼやけた視界の中でも分かる、男の骨格。]


  可愛いわけ、ない。



[……と否定を呟きながらも。
 厭うよりも照れ臭い気持ちのほうが募る。

 何より、恋人を可愛いと思う気持ちは
 既に自分も経験済みだから。

 共感してしまう気持ちもなくは、ない。]

  
  …………はぁ、


[思わず二度目の溜息。
 恋人と過ごす朝って、
 こんなにも恥ずかしいものだっただろうか。

 今まで過ごしてきたものが
 子供のままごとに思えるくらい気恥ずかしい。

 着替えのシャツに腕を通して、ジーンズを履いて。
 自宅用の眼鏡を掛け、歯ブラシを手に取る。
 彼が使っている清涼感の強いミントを乗せる。

 眼鏡を掛けてはっきりと目に見えるようになった世界。
 少し首を傾ければ、Tシャツで隠しきれない場所に、
 昨夜の名残が鏡に写り込んでいる。]

 
  …………無理。


[くしゃりと寝癖のついた前髪を手で掻き乱す。

 今日が、休みで本当に良かった。
 一体どんな顔をして、洗面所から出ていこう。]




[ 今更、もう一度。
 
  お願いしますなんて、言えるはずもない。** ]

 

―― ムール貝の日には ――

[顔から火が出そうな程の休日を過ごした後。

 ムール貝にご機嫌な美澄と速崎と
 その日、インしていたスタッフと
 食材をどう料理するかの話で盛り上がる。

 ヤングコーンにカレー粉を使うのは
 個人的にもかなり興味を惹かれた。
 カレーが嫌いな男子は居ない。

 そら豆をポタージュにするなら、
 スープ好きのあの人も気にいるだろうか。
 頭の片隅に、そんな時も思い浮かべる人を
 考えながら、下準備の処理を始めていく。

 そうして開店時間になって。
 いつもと同じ時間ぐらいの鳴るドアベルの音。]


  いらっしゃいませ。


[その姿を認めたなら目を細めて、
 今日もお茶とおしぼりを用意する。]

 
  そら豆、ポタージュにしてみますか?

  和食ならシンプルに素揚げとか。
  パスタに和えるのも美味しいですよ。


[いくつかレシピを上げてみる。
 決まったなら、取り掛かるつもりで。
 そら豆の場所を確認しながら、ふと。

 落とされた独りごちるような声に。]


  どうかしました?


[そんな顰めた眉間を見るのは、珍しいから。
 キャスケットを上げて、少し首を傾げた。*]

[もう一度、キスをねだれば
目の前の君が優しく笑う。
愛おしくてたまらない、それでいて
甘さと欲を含んだような、そんな。]

………… うん。


[直接的な誘いに頬を染めたまま小さく微笑んだのは
可笑しかったからじゃなくて、嬉しかったから。
もっと触れ合いたい、離れたくないと
同じ気持ちで求めてくれることが。

アイドルでも、童話の人魚でも、無垢で清純でもない。でも。
君が、大好きな君だけが。
私を最高に可愛くて綺麗で魅力的な
"ふつうの女の子"にしてくれる。]



………いっぱい、可愛がってね。



[彼の首筋に両腕を絡め、
照れを浮かべながら
耳元にひとつ、口づけて。

チョコレートよりも甘ったるく囁いた。**]

[シェア1品目がなくなって、ほんのり名残惜しさ。
 お叱りのお時間が落ち着いたら、次に向かう時間だろうか。

 ゲームセンター探して、男性のみの入場禁止と書かれた看板を越えていく。
 今日は特に気にすることなく、堂々入店できるからね!

 随分前に、同じゼミの女子誘って一緒に撮りに行ったこともある。その時は『チエならわからんて!』ってけらけら笑われたけど、こっちとしては気になっちゃうわけよ。バレたときとか面倒だしね。]

どうする?
盛れるやつがいい? 色エモいやつがいい?
今日服ガチだし、絵的にまとまるほうにしよっか?

[ボクに任せられるなら、フィルターで演出効果がきくやつにしよう。
 背景も合成で、ファンタジックな加工になるやつ**]

[パジャマじゃなかった。
普段着は部屋着じゃない、沙弥、おぼえた]


 気合い入れない用
 わかった

 ……チエは気合い入れない時はどんな服着るの?


[なんだかすごく気になる]

[君の笑い声が優しく響く。
俺はそれが酷く愛おしくて嬉しくて。身体が熱い。
恋人は居なくても生きていけるって思ってた……
でも君みたいな良い女はきっと二度と現れない。
絶対に離しちゃいけないと思った。

君が俺を変えたんだ。
俺に恋を教えてくれた。

だからその甘い甘い声どうにかしてよ。]


も〜〜〜〜〜〜〜〜



[なんで君は、良い女で居るだけじゃ足りないんだろ?
綺麗で可愛くて、どこまでも魅力的で。
俺は結局君に全面的に降参するしか無くて。

でもそれだけじゃ悔しいから。
甘い言葉を紡ぐ口を塞いでやった。
それから2人。笑い合いながら。じゃれ合いながら。
途中で理性なんて飛ばしながら。
2人でしか、出来ない事。
恋人としかしないことをしよう。

君は俺の『特別』だから。
俺だって君の特別になりたいから。ね。**]

[お叱りというほど怒れていなかったけども、喜んで良いのか微妙な気分にはさせてしまったようだ
言葉選びがおかしいのかもしれない。思い直してみるけれど表現が浮かばなかった。
食材を前にした時くらいにいくらでも思いつけば良いのに]


 ……


[瞬いた。
好きって言った?]


 
私のことも好きって言った……



[前は言わなかった。正確には言ったけど言ってない。
これは本物のデートだし傍にいたいって言ってくれたけど、好きなものの中に自分を含め数えてくれたことにあらためて、ふわふわと頬が熱くなる]



 そう、料理、頑張りたいなら嬉しい


[何故か恥ずかしくなって俯いてしまう]


 となり
 チエは成長早いから、すぐだね。急いで成長しすぎるくらい

 ゆっくりでもいいよ
 ……試作一号機も二号機も、余さず見ておきたいから


[もぞもぞとバッグを探って、ぬいぐるみの手を握った]

[ところでプリクラはいつからこんな巨大な箱になったのか
ずっと前から? 世代のはずなのに知りませんでした]


 すごい
 カルチャーショックを受けている


[ひえ……という顔]


 全身写るんだ。すごいね
 良し悪しはさっぱりわからないのだけど


[可愛く写るやつにしよう。
そうして、プリのCG背景やフィルタの豊富さにさらなるカルチャーショックの深みへ]



[わあわあ言ったり、時間制限に慌てたら何故かボーナスタイムがついたり?
あと機械が出すBGMと声の音量が大きすぎると思う]


 ……

  たのし  か、 った


[ふらふら]


 デートってどきどきするね


[よろよろ。
手を貸してくれるなら、四指を握って]



 つぎ、なにする?


[息を弾ませた。デートのどきどきの意味を違えているかも。

何もしなくてもいい、次の目的地へ歩くだけでも、座って休憩するのでも。
ファストファッションの店舗を見つけたら、普段着ってああいうの? と首をひねった*]

 ポタージュ……いいね、それで
 お願いします。

[ 注文をするときには目を合わせたけれど
 その後また、スマホに目を落とし、
 唸る自分に声が掛かると
 再び目を合わせるように
 顔を上げる。

 困惑と、苦笑いとが入り混じった表情で
 ため息を一つ ]

 俺ね、年末はゆっくりしたいから
 何が何でも期日までに、仕事終わらせたい
 タイプなんだけどね。

[ 年度末、ではなく年末、であるからして
 相当先の話であることを不思議がられた
 だろうか。 ]

 これ、

[ トークアプリの画面を見せる。
 その画面には、

 「今年のセールス首位を守れて
  もし年末の歌合戦に呼ばれたら
  一緒に出演して貰えませんか」

 の文字。 ]

 ちなみに、引き受けるって言ったら
 連休取り放題らしいよ、社長浮かれてるから。
 有給もまぁ溜まってるしね。
 
 返事まだ出来てないんだけど

[ 特大のため息を付き、画面を
 セールスランキングの情報へ変える。
 売上は未だ、増加傾向にある。 ]

 連休は魅力的だけど、
 年末は恋人とゆっくり過ごしたいんだよね

[ 渋い顔の理由はそれ。である。
 つい先日、卒業する、と宣言したというのに。
 と。もう一度、大きなため息をついたのだった。* ]

気合い入れないとき〜?
こんなのとか?

[スマホから服買ったときの写真を探し出す。
 学校制服風のワンピースにニット、ネクタイのセットアップ。
 一転、ユニセックスな黒のストラップ付きシャツにワイドパンツ。
 気合い入れるのもカジュアルダウンもどちらも好きなので、それぞれ着回しも考えつつ取り揃えている。]

普段、どういうの着てるの?

[さっきのパジャマ発言を考えると、聞いていいのか迷ったけど。
 うさぎ穴に行き来するときの服しか、見ないものだから。
 ……あ、いや、こないだマキシのスカート見たな。あれもかわいかった。]

っ、

……すき、だよ? 
だめ?


[うさぎに託すくらいじゃ諦められないほど、好きなんだ。誰にも渡したくないんだ。嘘はつけない。
 言うときはあっさり言えたのに、立ち戻ると途端に恥ずかしくなってくる。
 顔が熱くなるのを自覚して、口元を覆うように手で隠す。]

急いで隣に立てるなら、急ぎたいけど。
多分そんなに早く行けないから、安心して。

3年経ってもお茶すらひとりじゃ難しいくらいだし。

[バッグの中、何を探していたのか気付けば、ふ、と小さく息を吐く。
 欲しい場所を手に入れたから、もう嫉妬はしない。
 むしろボクがもうひとりシャミさんの力になれてると思えば、嬉しさすら。]

――そしてプリクラを撮る――

あは。カルチャーショック?
でもわかるかも。
ボクですら新作もうついてけてないとこあるもん。

[いわんやシャミさんをや。
 それほど頻繁にこういうところに来る人ではないだろうし。
 昨今のプリクラは全身も撮れるしフィルターもかけられるしAIで肌ツヤをよくしてくれるし目も大きくなるし背景はなんだか雰囲気のいいビル街や森や海やランタンの灯る路地になったりする。]

 

[ 確かに自分は彼より二年、遅く生まれて。
  世間一般が想像するような"交際"の何たるかは知らないし
  平凡とはとても呼べない家で育ってきた。

  お互いが好き。愛している。
  そんな確かな気持ちの中に、基準、は必要だろうか。
  平凡と非凡の物差しで彼を測って好きになった訳ではなく
  そもそも自分は、彼が自称するように
  彼のことを「平凡」とは思いもしていない。

  ────だって。
  "貴方としか作れないものがある"のだから。
  その時点で、自分にとって彼は、やっぱり特別だ。 ]

 



[ 慎重に進めた方が安心するなら、自分もそれでいい。

  最初で最後にしてほしいと。
  母より貴方を選んだのだと。
  作れない、作りたくないと思っていたデザートを
  他の誰でもない貴方に、一番に食べて欲しいって。
  その気持ちは、恋の熱に浮かされているだけじゃ、
  決してほどけない、雁字搦めの糸だった。

  ──だから。
  意味合いが通じなければ電車に飛び乗る覚悟でも
  通じた上で、慎重に、と言われるのなら

  それだけは伝えて頷ける未来も、あっただろう。
  笑顔になることがない平凡な人生。
  カメラを向けなくても 美味しいご飯が一緒でなくても
  自然で平穏な「なんでもない日」の道中で、

  後悔なんてしないことを示すために。 ]

 

 


  [ ────幸せにしたいと言い切る言葉の迷い無さと
    自分を慮るその気持ちは、嬉しいけれど。

    もしその思考を知ってしまったら、きっと
    頷くと同時に、寂しい気持ちにもなっただろう。
    "私を"幸せにと言ってくれたくせに
    "貴方とだから"幸せになりたいこと、
    実は伝わり切ってなかったんですね? とか。


    与えたい愛。受け取りたい愛。
    ぴったり当てはまる器をお互いテーブルへ置いて
    "食事"の支度をしたいんですよ、貴方と。 ]