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人狼物語 三日月国


239 【身内】ミッドナイト・カマイユ【RP】

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 テンション上がっちゃって、つい

[ このまま、温めて、と寝具に転がすことも
 少しは頭を過ぎった。この次は、という約束も
 ついでに掠めていくけれど。

 明日は元旦で、今夜はまだ、長い。 ]

 続きはあとでね

[ そう言って体も離すと、ゆるやかな仕草で
 コートを脱いで。* ]


  
  ?  ……──んッ、 ぅ、


[顔を上げると同時に唇がぶつかった。
 驚きに微かに上がった声は、すぐさま舌にこじ開けられ
 送り返されるように喉奥に注ぎ込まれていく。]


  ン、……ん、っ、……ぅ、
  〜〜、ッぁ……んんッ、……

 
[一瞬ひやりとした唇はすぐに温度を分かち合い、
 舌を絡め取られ、口蓋を擽られ、身体が震えた。
 重ね合わせる角度を変える度に呼気を逃して
 声が漏れる。ゾクゾクする。]

[先程まで聞こえていたテレビの音が遠くなる。

 とろ、と瞼が落ちてきて、
 腰に力が入らなくなってきて、膝が落ちそうになる
 ──ところで、ようやく唇が解放されて。]


  ……っ、
は……ぁ、



[惜しむような声を漏らして、彼を見上げた。
 突然の情熱的なキスに翻弄されて
 まだぼうっとした頭がついていかない。

 てんしょん、と彼が口にした言葉を繰り返し
 じわりじわりと、大仕事を終えた興奮からだと理解して。]

[ランナーズハイ、みたいなものだったのか。と。
 思えば、翻弄された自身が恥ずかしくなる。

 キッチン前の通路で、齎されたキスだけで
 膝が崩れそうになるくらいになったのはきっと、
 彼のランナーズハイだけが理由ではないから。

 すれ違いざまに続きを仄めかされる。
 それは、どういう意味なのだろう。]


  続きって、……、


[自然に脱いだコートを受け取ろうと手を伸ばしながら、
 言いかけて、澱み、言葉を切った。
 これで、聞いてしまったら期待しているみたいじゃないか?*]

[ するのもされるのも、好むらしい。
 のは体感で分かった。

 情事の最中も、そうでなくとも
 目を細めて、幸せそうに笑うから。

 今は少し驚かせてしまったせいで、
 あとは口内を弄られて、それどころでは
 ない故に、そういった表情は見られない。

 代わりに、口づけの隙間から、
 艶めいた声が漏れ、とろ、と瞼が落ちてくる
 様子が見える。

 心ここにあらずというように、
 てんしょん、と舌足らずに繰り返し

 続きを促すような声が聞こえたら ]

 約束したでしょ?
 うんと、気持ち良いことしようねって。

 忘れちゃった?

[ くすくすと笑って脱いだコートをハンガーに
 掛けると、イブの夜の約束、を口にする。 ]

 今すぐ、でもいいんだけど。
 そしたら朝まで離してあげられないだろうから
 夕食、食いっぱぐれちゃいそうだよね

[ 体型維持のため、もあるし、
 本番で満腹で体が重い、なんて無様を
 晒せないから、最近食事は控えめを心がけていた
 つまり、 ]

 那岐くん、夕飯作ってくれてるって
 思ってたからすごく、楽しみにしてたんだ

[ わりと、空腹であるので。 ]

 お風呂、もう済ませちゃった?
 まだなら夕飯の後、一緒に入ろうね

[ なんでも無いことのように、そう誘いかけて、
 仕事着から部屋着に着替え終えると、
 テレビの方へ視線を向けて、なんとなく
 悔しげな表情を浮かべる。それに、
 気づかれたとしたら ]

 ……二時間早く、帰れてたらなぁ

[ 大変子供っぽい口調で、 ]

 
繋がったまま、年越ししたかった


[ さらりと口にした。
 無理だろうとは思っていたが、 ]

 来年は、そのつもりでいてね

[ と、新年そうそうに、煩悩塗れの約束を
 一方的に取り付けると ]

 あけまして、おめでとう
 今年もよろしく。

[ 食卓へ着こうとしただろう。* ]

[受け取ろうと伸ばした手は空を掴むだけ。
 行き場のない手を下ろしながら、
 通り過ぎていく声を聞く。]


  約束?
  …………ぁ、……あー


[きょと、と一瞬疑問符が浮かんだものの、
 後の言葉が続けば、すぐに理解はできたので。
 意味のない母音を伸ばして、視線を泳がせた。

 朝まで、という宣言に嘘はないのだろう。
 実際にそういった日がないわけでもなかったし。

 夕食というにはあまりにも遅すぎる時間。
 時計を見れば長針と短針が今にも重なるところだった。

 一年が、終わろうとしている。]

[テレビの中では除夜の鐘がまだ鳴り響いている。
 煩悩を消すという鐘が聞こえる中で、
 こんな話をしていると怒られてしまうだろうか。
 
 キスで上げられた熱が頬をまだ赤く染めている。
 いくつめか分からない鐘を聞きながら、
 テレビの中のアナウンサーが新年を告げた。

 部屋着に着替えた彼がくつろいで呟く声に戸惑う。
 けれど。]


  お風呂は先に済ませましたけど、
  
……その、
……じゅんび、
してた、から。
  


[年末はゆっくりする為に、早めに風呂に入る習慣がある。
 けれど、今日早くに入った理由はそれだけじゃない。]

 

  一緒に入り直すのも、いいですね。

  だけど、食事も食べられてないなら、
  蕎麦作りますよ、先に年は越しちゃいましたけど。


[伝えるには照れが勝り、小声で絞り出すようになった後。
 入りたいなら、と顔を上げて微笑み。
 ひとまず彼がお腹を空かせているのならば腕を振るおうか。]

 

  あけましておめでとうございます。
  本年もよろしくお願いします。
 

[新年を迎える言葉を口にして、
 赤く染まった顔を隠すみたいに
 足早にキッチンに逃げ込んだだろう。]

[準備と行っても、蕎麦は事前に出汁を取っておくくらい。
 天ぷらは時間がかかるから番組が始まる前に
 揚げていた大きな海老がラップに包んである。
 蕎麦の上に乗る主役だ。

 コンロに乗せたままだったそばつゆに再び火を掛ける。

 蕎麦だけでは足りないだろうかと、
 海老と一緒に揚げたかぼちゃやまいたけの天ぷらは
 後で蕎麦が出来上がる頃にもう一度
 電子レンジで温めることになるだろう。
 
 今の電子レンジは揚げ物もからりと仕上げてくれる。
 便利な文明の利器だ。]

[いつもは食事を作る楽しみも、
 食べてもらえる楽しみも、あるけれど。

 先程口にした自身の言葉が、微かに脳裏に残っている。
 彼が小さく口にした、言葉も。

 蕎麦つゆが煮えて泡立つまで
 小ネギを切りながら、ふと。
 先程交わした、キスを思い出して。]


  …………、


[そっと、自身の唇をなぞり、ため息をつく。
 少しだけ炙られた熱が、身体の奥で燻っているみたいだ。*] 

[ 脱いだコートを受け取るために
 伸ばされた手に、小さく首を降ったのは

 ただでさえ諸々を一手に引き受けて
 くれているから、このくらいは自分で。

 と思ったため。

 買い出しに炊事に、もしかしたら
 浴室なども軽く掃除してくれているの
 かもしれない。使った、というなら多分。

 普段から汚さないように、散らかさないように
 と意識している故に、それほど大掛かりでは
 なかったのだろうが。

 あれもこれも、甘えてしまっているなと
 図らずとも似たような物思いを数秒。

 ――え、
結婚したっけ。
したかもしれない
 いやまだか、
しよう
 と物思いがふっと
 遠くに飛んでいく直前、歯切れの悪い返事が返り
 物思いは霧散する。 ]

 なんだ、忘れてないんだね?

[ 先に済ませたその後に続く言葉に ]

 あぁ、……
期待してた?


[ それは悪いことをしてしまった、とは胸中のみで
 呟いて。一緒に入り直す、にはうん、と頷いた。

 空腹を訴えたためか、――それとも、
 何度言われても、また何度しても、恥ずかしいのか
 足早にキッチンに向かっていく姿を見て、
 するり、と己の腹を撫でた後、自分も
 キッチンの方へ向かう。

 そこでコンロに火を入れ、包丁に手を掛けるのを
 見て ]

 ………、気が変わっちゃったな

[ コンロの火を止め、後ろからそっと両手を
 制すように被さって、 ]

 危ないから包丁置いて?
 で、手を洗って

[ 親が子にしてやるように、重ねたままの手を
 流し場に引いて手を洗わせる。手元付近に
 キッチン特有の、危険がなくなったところで、
 はむ、と耳朶を口に含んだ。

 何がスイッチとなり、己をこう駆り立てるのか
 正直な所自分でもわからないが、 ]

 いつしても、良いように
 準備してくれてたって聞いたら、こうなっちゃった

 先に、那岐くん食べていい?

[ 問う声に甘さが滲むあたり、多分君が
 何らかのスイッチを押したに違いない、とは
 責任転嫁、だろうか。 ]

 ここで、して
 お風呂でもして、ベッドでも、しよ

 待てなくなっちゃった

[ ――いつかの日、エプロンを身に着けた君を
 ここで抱いた事がある、その時も、準備をしてきたと
 君は言っていた。思い出せば、むく、と熱が更に
 膨らんで、頭を擡げる。

 ぴたり、と体が密着していれば、それに
 君も気づくだろう。

 そんなつもりでは無かったと言われても、
 もう遅いかな、布巾でさっと拭った
 手は服の裾から侵入しているし、その気にさせる
 事に関しては、自信があるものだから。* ]

 
  そ、れは。
  待ってて、言っていましたから。


[コンロに視線を落としたまま、掛けられる声にハッとする。
 忘れてないという確認には
 そう応えることで答えになっただろうか。

 なのに更に後押しするみたいに。
 意地悪く聞いてくることには思わず口を噤んだ。]


  
……、そういう聞き方はずるいです。



[まるで自分だけが期待していたみたいに。
 先程いやらしい年越しを考えていた人とは
 違うみたいに軽い声が問うのを拗ねるように責める。]

[小さく響く足音がキッチンに近づく。
 空腹を満たすために覗きに来たのか、待てなかったのか。
 様子を覗きに来たのかと思えば、火が止められる。]


  ?


[トン、とネギを刻んでいた手を止めて、
 振り返ろうとすれば
 両脇から腕が伸びてきて小さな檻が作られた。]

 

  え、……


[覆い被さる影が一回り大きい。
 重ねられた手が包丁を離して、蛇口に運ばれて。]


  ちょ、景斗さん、ごはンっ、は……、


[後ろから耳朶を喰まれて思わず声が上擦った。
 既視感を覚えて、かっと一気に頬が赤く染まる。
 あの時はエプロンをしていたからだと思っていたけれど、
 今日はつけていないのに!]

 
 
  いつしても、とは言ってないです!
  ……ぁッ、


[言ってない、と思う。
 自身の行動に自信がなくなって思わず狼狽えた。
 臀部に既に硬くなり始めているものを
 押し当てられて、びくっと思わず身体を震わせた。
 
 囁く声の甘さがベッドの中を思い出させる。
 耳元でこれからを思わせる行為を口にされて
 ぞくぞくと背筋が粟立っていく。]

あの日イブから、考えてないわけじゃなかった。

 擦り合わせた熱、布越しに刺激された箇所。
 直接触れられることもなかった
 いつも彼を受け入れている場所が、きゅうと疼く。

 夕刻に自身で準備をしていたときも、
 彼が入ってくるのを想像して
 初めて、彼と付き合ったあと一人で高ぶる熱を
 抑えきれずに吐き出した。

 ふる、と伏したまつ毛が揺れる。
 身じろぎの取れないまま、首だけを振り返らせて
 微かに期待の滲んだ瞳を向けて。]

 

  ……ぃと、さん……、


[もじ、とお尻を揺らして後ろに居る彼に
 自らも押し当てて、続きを乞うみたいに。*]

 

[ 期待して、受け入れる準備をして
 俺を待ってくれていたというのに、

 誘うには至らず。
 期待していた、と同義の言葉を選ばれて
 
 しれっとキッチンに向かっていく
 背中が、小憎らしくも、愛おしい。 ]

 ご飯より、今は君がいい

[ ねろりと、輪郭を確かめるように、
 耳を舐りながら、押し当てた己の欲の形を
 検めさせるように、ずり、と弾力のある双丘に
 沿わせて、 ]

 違うの?

[ いつしてもとは言っていないと君は言うけれど
 これから何をされるのか、何をするのか、
 考えてないとは、言わないだろう。

 ひくひくと、僅かに揺れる体が欲するみたいに
 俺の体を押し返してくるのだから。 ]


 ――したくない、ならやめておく?

[ 直接耳に囁き入れる言葉に、冷たさはない。
 ただ、僅かに意地悪そうな声色は伝わるだろう。 ]

 俺はすごく、したいけどね
 期待して準備して、待っててくれた那岐くんに
 気持ち良いこと、たくさん

[ 胸元まで這い上がって、突起を摘みかけた指は
 触れる直前で動きを止めて、腹へ落ちていく ]

 ここに、入って、
 指じゃ届かないとこまで、埋まって
 那岐くんの良いとこ、擦って、

[ ここ、にと臍の下を、優しく撫で回して ]

 俺と気持ち良くなることしか
 考えられなくなっちゃうくらい、

 奥まで、いっぱい突いて。

[ いた手をするりと手元に引き戻して ]

 あげたいけど
 ……… 今じゃないなら あとでにしようか

[ 恥ずかしいことを言わせたい、させたい
 そういう性癖なのでそこはもう、諦めて貰う他ない。

 やだ、と言いながら首を振って、
 だめ、と言いながら感じる姿も、

 それはそれで愛おしい事に変わりはない
 のだけど、景斗さんが言うから応じて、
 じゃなくて、君からも、したい、と言って欲しくて。

 焦らしたりするの、あまり得意ではないのだけど
 どうして?って泣きそうな目でこちらを見て
 くれるの、たまらなく興奮するので。

 しかし、問題は。
 こちらももう、引っ込みがつかないところまで
 来てしまっている事、だ。 ]