15:37:29

人狼物語 三日月国


43 【完全RP】音の鳴る瞬間の相手は【R15】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

[メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ

視点:


【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ ……そして、その日の午後には、
  シュレグマーからの返信が届いていた。>>-281


  泊まっていた部屋を…スタッフ含め総勢56人分全て
  …を引き払い、今にも出発するという時に
  宿の者に運良く呼び止められ、渡されたのだ。


  読む時間はないので
  一旦それを内ポケットに仕舞った。]
(312) 2020/09/30(Wed) 19:07:02

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 本日はこの後
  コンペ1日目に使われた会場で、>>35
  メイレン・シュレグマーの演奏が披露される。
  

  
コンペの日、彼の勇み足により
  シュレグマーの今日の演奏を聴くと宣言して
  その後仲間に「積荷の時間がなくなる」と
  怒られた件については、>>68>>69
  結局、帰国船への積荷を全てスタッフ達にお任せ
  するという事で解決した。
  …ノードとディミトリエは平謝りだったが。

  

  昨日、彼女は"普段の彼女らしからぬ"
  挑発的で情熱に満ちた演奏を披露した。>>98>>104
  会場の違う今日、彼女はどのような"計算"をし
  どのように観客を虜にしてみせるのか。  ]
(313) 2020/09/30(Wed) 19:09:33

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン


[ メイレン・シュレグマーとの
  二つ目の約束を果たすために。>>35>>66
  6人が次に向かうは宮廷・屋外庭園。


  彼女の演奏を聴くのは、この滞在中
  これが最後になるだろうか。     ]*
  
(314) 2020/09/30(Wed) 19:10:10

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

―回想・表彰式―




[ 表彰式の序盤、
  まだ審査員特別賞が発表される前のこと。


  総合4位という結果を知らされ、
  打ちひしがれているその横で。>>118


  コンペ前日に出会った教会の娘は
  彼とはまた逆の意味で言葉を失っていた
  ようだった。>>143>>144


  あの日、『音楽祭で会おう』と
  やっとの思いで言葉をかけた彼女。>>0:93


  負けた、とは思わなかった。
  彼女を音楽会にと声を掛けたことも、
  後悔はしなかった。


  元々埋もれていた天性がこの世に存在した。
  自分がそれを偶然見つけ、
  音楽祭がそれを正当に評価した。
  それだけのこと。  ]
(339) 2020/09/30(Wed) 20:05:01

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 表彰を受け、最優秀者の証である
  ティアラを頭に戴いた彼女は、
  ある人間の寛恕を請う。>>291>>292


  それは知らないことだった。
  しかし、彼女にとってどんな立場の人間の事を
  言っているのかは、
  何となく"分かった"。>>0:92>>1:165


  続いて口ずさまれる賛美歌は
  同じ入賞者として前方で並んでいた
  彼の耳にも聞こえただろうか。   ]
   
(340) 2020/09/30(Wed) 20:05:15

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ あの時、娘を呼び止めた理由。>>0:93
  そのなかには、自身が勝手に過去の自分と
  娘を重ね合わせていた、ということも
  多分にあったが。


  教会から逃げ、謗り、代わりに音楽を拠り所と
  しつつも、その影から逃れられず>>2:152
  過去を色濃く残した楽曲を作り続けている自分より


  彼女自身が最も光り輝ける場で、あえて
  自分に傷を付けた人間の許しを請う娘は
  ずっとずっと強く。


  自身がずっと手に入れられなかった
  過去を打ち破る術を、
  彼女は既に持っているように思えた。 ]
  
(341) 2020/09/30(Wed) 20:06:24

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ きっと彼女は、自分が声を掛けずとも
  遅かれ速かれ誰かにその才を認められ、
  このような場に立っていたのだろう。
  そう確信して、


  宮廷楽士になって国中を、海外を
  渡り歩いている彼女の姿を思い描き。


  さながら眩しい存在を見るかのように
  つと目を細めるのだった。]*
  
(342) 2020/09/30(Wed) 20:06:55

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

―船着き場―

  
―コンセールカリヨン滞在最終日―




[ 潮風に目を細め、
  既に離れ小さくなった宮廷を仰ぐ。


  音楽祭にて史上初の6冠を達成した
  6人組は、5日間の旅を終え
  自国に帰る船に乗り込んでいた。


  といっても、
  このコンセールカリヨンと今生の別れをする
  訳ではない。


  メイレン・シュレグマーら審査員から
  受けた4つの褒賞を叶えるべく
  近々この国に戻ってくる予定だった。 ]
(348) 2020/09/30(Wed) 21:51:51

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ むしろこの帰国は、
  この先しばらくは目白押しのスケジュールに
  対応するために必要なものを、
  一旦あっちで準備するための
  一時帰国という意味合いが強い。


  まずは、地方中心の国内巡回公演。
  そして、音盤流通のための各種打ち合わせ。
  まだ選べていないい褒賞も残っている。


  メイレン・シュレグマーと手紙で交わした
  あの約束も果たさねばなるまい。    ]
(349) 2020/09/30(Wed) 21:52:02

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン


 
 『やはり直接仕合う方が
    楽しくありませんこと?』
 >>-209


  彼女の手紙に書かれた台詞は、
  そのまま彼女の声となって再生されるかの
  ようにリアルだ。
  ついでにニヤリと微笑む彼女の様子も
  容易に思い描けそうだ。  

 
  彼女は、これからも
  宮廷楽士で…革新的な審査員の一人でいて
  くれるだろうか。


  シュレグマーへの手紙で、
  リジィを手助けしてくれと頼んだ。
  そこでレイズという曲者との対立はあるかも知れず
  もしかすると既に目を付けられていたかもしれない

  それでも、彼女は
  『私はやってみせるわ!』などと言って>>275
  そして完璧にリジィを、音楽界を、
  導いて行くのではないか。>>331>>335

  理由はないが、そんな気がした。 ]
  
(350) 2020/09/30(Wed) 21:53:02

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 今日届けられたほうの手紙は>>312
  まだポケットの中に入ったままだ。
  出航したら開封しよう。


  
 …その中に綴られてるのは、彼女も彼同様
  田舎出身であるという事実。>>-283

  互いを知れば知るほど増えていく共通点は
  数奇を超えて、もはや似たもの同士であるが故の
  自然の摂理、という気もしてくるが、
  これはまだ彼の知らない話。 ]
   
(351) 2020/09/30(Wed) 21:53:59

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 唯一気がかりだったのは、
  コンペの夜以降、ついに会うことの叶わなかった
  リペアマンの彼女のこと。>>1>>2>>3
  
  
  あの日彼女が涙を流した理由を
  今やもう想像することしか出来ず、
  そして考えても、結論は出なかった。


  この国に戻ったら、まず楽器工房を訪ねよう。
  もしかすると電子六弦の部品をもっと沢山
  仕入れているかも知れない。
  ……というのは奢りだろうか?   ]

(352) 2020/09/30(Wed) 21:54:17

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン


[ 後方で汽笛が鳴る。

  沈みかけていた夕日は、
  いまや西の方に少しばかりの残滓を残し
  迫りくる夜闇に覆われようとしていた。
  

  日が暮れるのが早くなったな、と独り言ち
  黒いアシンメトリーの襟をかき合わせる。

  この国に来たときは暑かったこの格好も
  そろそろ過ごしやすくなる季節だ。>>0:26]
  
(353) 2020/09/30(Wed) 21:54:42

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 天空を覆う夜闇はやがて
  遠くの宮廷を、街を、
  そしてコンセールカリヨン全土を包む。]


 
────『辺りが闇に沈む頃。』  



    それは、俺達にとっての
"夜明け"。

    >>2:213


[ 汽笛がもう一度鳴り、
  もう揺れることのない決意を固めた男と、
  仲間達を乗せ────  ]


────船は今、出航する。  




fin**
(354) 2020/09/30(Wed) 21:59:57
鋼鉄の六弦奏者 エリクソンは、メモを貼った。
(a10) 2020/09/30(Wed) 22:26:35