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人狼物語 三日月国


43 【完全RP】音の鳴る瞬間の相手は【R15】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

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病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。
(t8) 2020/09/25(Fri) 11:54:49

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 宮廷が近づいても、今日は昨日のように
  心踊る音が漏れ聞こえることは無くて>>1
  あぁそうか、今日は屋内での舞台になるのだ
  と思い出しました。

  ヨシュア様の御覚悟や、その後の出来事>>118
  また偶然にも同じ場所へ向かっておられる
  ことはわからないまま。>>119

  ただただお二人の安否が気になって
  仕方がないのに、反して身体は重く、熱く、
  一歩を進めるのがやっと。
  目を閉じて息を大きく吐いて汗を拭いました。

  賑やかな露店や、大道芸>>2に、
  子どもたちはすっかり夢中になっていて、

  その声>>83が、私達に寄せられたものだと
  気付くのには少し時間がかかりました。 ]
 
(120) 2020/09/25(Fri) 13:06:19

【人】 教会住みの娘 エヴィ

 
    あ…昨夜の。


[ 声を掛けて下さったその方>>83が、
  ゆうべどのようなことをして下さったのか
  >>53>>61など知る由もなく、
  小さな会釈をして俯きました。

  腫れて、傷だらけの、
  酷い顔をしているでしょうから。  ]


    いえ、迷子と言う事ではないのですが…。
    あ、この子たちは、教会の子です。
    私の、妹や弟で。

    
   
え…っと。
    神父様が、あの、音楽祭を皆で
    見ておいでなさいと仰って下さったので、
    それで…。


[ 昨晩の悍しい出来事を伝えることは出来ず、
  詰まりながらそう答えました。
  既に、ご存知のこととは思いも寄らず。>>36


    あの、音楽祭へ行かれるのですか?*
  
(121) 2020/09/25(Fri) 13:10:28

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─回想・ハイアーム家の御令嬢と一つの御約束─



  ええ、ゆっくりとした拍節を保つ楽曲も
  幾つかございますし
  取り合わせや工夫次第で
  幾らでも音楽に出来ますの。


[ゆっくり叩いても音楽になるのか、という
意味合いのような問いには
ハッキリと力強く頷いて>>@23]
(122) 2020/09/25(Fri) 13:29:48

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  かしこまりました。
  それでは私から講師に相応しい楽士へ
  お話を通しておきましょう。

  近く本人から伯爵家へ
  日程に関する打診の手紙が
  届く手筈になるかと存じますわ。



[私以上にあの楽器へ嵌った
元ボーリス子爵のオーケストラ所属の
スネアドラム・コンサートバスドラムの楽士。


   年は20後半と若くはあるが、
   御令嬢と同じ女性で
   年も私と比べれば十分に近い。


それに、何より人へ教えるのが上手な彼女だから
御令嬢の希望と技術に合わせた適切な指導を
行ってくれるでしょうと信じて。]
(123) 2020/09/25(Fri) 13:30:21

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[白い頬を赤らめ、期待に胸を膨らませたご様子の
御令嬢ににっこりと微笑む。>>@23
そして、次の御言葉には>>@24]



  ……勿論でございますとも。
  その時は私に直接お知らせいただくか、
  私の名を宮廷に要請していただけたなら。

  私──喜んでアメリア様の元へ馳せ参じますわ。



[御令嬢との再会のお約束。>>@24
私と御令嬢の寿命と体が願わくば、
それまで保たれますように。]
(124) 2020/09/25(Fri) 13:31:21

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[己に驕りがあるのでは無いかと、>>95
初めはすべてお断りしようとした慰問を
“直接指名された時のみ”お応えするようにしたのは。



   御令嬢との御約束を果たしたいと願う私と、
   「電子どらむ」を演奏する御令嬢の御姿を
   心待ちにしていた自分が居たのですから。>>@24]
(125) 2020/09/25(Fri) 13:31:46

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[私に自分でも扱える楽器は無いかと
お尋ねになった御令嬢。>>1:@2


  宮廷楽士として己が言葉の責任と
  その行く末を見守りたいといのもございましたが。


目を輝かせた御様子であった御令嬢の御顔。
その先に見える表情と成長の過程、
次にお目見えする時には
どんな表情で演奏されるのか。


それが非常に興味深く、>>@8
反応から一種の可能性を感じていたのですから。>>@7]
(126) 2020/09/25(Fri) 13:32:18

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[この未来がどうなるかは
私もハッキリとは分かりませんが────


願わくば、御約束が実りますように
と。
その日の夜……窓から眺めた一筋の流星に
私はそっと、祈りを捧げて過ごしたのでございました。]**
(127) 2020/09/25(Fri) 13:33:07
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a29) 2020/09/25(Fri) 13:42:43

鋼鉄の六弦奏者 エリクソンは、メモを貼った。
(a30) 2020/09/25(Fri) 13:47:01

【見】 病弱貴族 アメリア

── 宮廷学士との邂逅から ──


[ あれから、合間を見ては、
  彼女に教えてもらった楽士に
  授業を開いてもらって>>123

  少しずつ、本当に少しづつだけれど
  形も良くなっていっていたところ。

  助けてあげたい女性と教会の問題>>1:@19
  また、体調が優れない日も多くなり。

  ある程度の間隔で受けていた授業も
  ぷっつりと途絶えてしまっていた。 ]
(@27) 2020/09/25(Fri) 15:01:14

【見】 病弱貴族 アメリア

 

[ もう長く撥を握っていない。
  これでは、彼女と約束した再会も
  遠のいていくばかり>>124

  けれどよかったのかもしれない。
  形は出来るようになってきても

 
 他の音もなく、ゆっくりしか叩けない私は
  やっぱり子供みたいだと
  思ってしまっていたから。
 ]*
(@28) 2020/09/25(Fri) 15:01:34

【見】 病弱貴族 アメリア

─ 邸宅、ベッドの上。 ─


[ 霞のような淡い意識が集まっていく。
  眠りに沈んでいた思考が整っていく。

  目をふる、と震わせ、開いてみれば
  窓からは赤い夕焼けが差し込んでいた。 ]


   ……もう、そんな時間なのね。
   コンペも、もうあと少し。


[ 今回のコンペを取り仕切るものが
  自身のもとへ慰問に訪れてくれた
  メイレン・シュレグマーだということは
  従者から聞いていただろうか>>1:249

  あれきり会っていない彼女は元気だろうか
  様々な異名を>>0:32メイドから聞いた時には
  そんなに高名な方が訪れてくれたのかと
  驚いたものだけれど。 ]
(@29) 2020/09/25(Fri) 15:01:56

【見】 病弱貴族 アメリア

 
 
[ かけ布の上で両手を合わせる。
  ……本当にこのままでいいのだろうか?
  どうしてヨシュアがいなくなったのか
  わからないまま。
  純潔をなくして、ただただ泣き寝入り。

  それが、本当に貴族として
  あるべき姿なのだろうか? ]
(@30) 2020/09/25(Fri) 15:03:14

【見】 病弱貴族 アメリア

 
 
   ……んっ、


[ ベッドの縁を助けに、体を起こす。
  まだふらつく体は、下がらない熱を表して。
  でも、このまま寝てはいられない。

  まず、父に会いに行こう。
  それから、……それからは。
  まだわからないけれど。

  知っていることを伝えに。
  知らないことを知りに。

  動かなければ、何も得られないから。 ]**
(@31) 2020/09/25(Fri) 15:03:29
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。
(t9) 2020/09/25(Fri) 15:06:31

【人】 ヨシュア


[ 神父はコンペ会場にいるのでは?>>119
  そう思ったのは、心当たりをあらかた潰した後。
  しかし依然として行方は不明なまま。
  男は最後の候補地へ向かう。

  気付けば、空は茜色に染まり始め。>>110
  プログラムも終わりに近い頃。

  もしや、身の危険を感じて遠くへ逃げたのか?
  焦燥感を抱きつつ、一縷の望みを託し
  今日の会場である、大ホールの戸を開く。

  …… 遠目に見えるのは、
  メイレン・シュレグマーだろうか?
  彼女や奏者達の邪魔にならぬよう
  目立たぬホールの片隅に立つと。
  音楽を楽しむとは程遠い、鋭い視線を、
  憎き獲物を求めて彷徨わせた。 ]
 
(128) 2020/09/25(Fri) 15:23:37

【人】 ヨシュア


[ ─── 次のプログラムが始まった。

  そんなこの神聖な場に相応しくない男の耳を、
  音の濁流が、激しく打ち鳴らす。
  洗練された音の色は空気を揺るがし、
  人々の心をも叩いて行く。

  二度と歌うまいと誓った。
  その日から、音楽は忌避するものだった。

  …… 離れていたからこそ、
  久方ぶりに触れるそれにひどく圧倒され。
  息を飲むと、暫しその場に佇んでいた。 ]**
  
(129) 2020/09/25(Fri) 15:25:04
ヨシュアは、メモを貼った。
(a31) 2020/09/25(Fri) 15:28:44

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  ―― 小さな楽器工房にて ――



[ 決められた道を歩き
  選べなかった道がある。


  常に自分で歩いてきた
  彼にふと問いかけた言葉。>>79


  その反響は
  予想外の静寂。>>111


  弓の毛替えの最中に語られた
  暖かな包み込まれるような
  旋律のような声音。>>20
  ずっと聴いていたいと思うような
  心地よい調和。


  唐突に訪れた沈黙は
  周りの空気をシンと引き締め
  次の音が溢れ出しそうになるのを
  待つように。 ]
  
  
(130) 2020/09/25(Fri) 15:37:42

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  
[ 彼から次に出た言葉は
  ヴァイオリンを演奏する話だったろうか。
  >>21

  彼は出会った時からずっとそうだったように
  丁重に優しく微笑み、お礼を述べる。

  少し目深に帽子を被り
  それからカタリとドアを開け、工房を出て行った
  >>112 ]*
  
(131) 2020/09/25(Fri) 15:46:19
楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。
(a32) 2020/09/25(Fri) 15:54:35

楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。
(a33) 2020/09/25(Fri) 16:00:01

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─コンペ会場・舞踏用大ホール 審査員席(夕)─



[従者の……いいえ、元従者の方と言うべきでしょうか。
(そのことすら、私は知り得ていないのですが)



     ご自身の目的により、
     張り詰めたようなお覚悟を
     その胸中に抱いたご様子で。
     >>117>>118>>119



あの方がコンペ会場へと赴き、>>58
遠目から私の姿を>>119>>128
推測されたらしいことも今は露知らず。]
(132) 2020/09/25(Fri) 16:54:21

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[舞台に向き合うように座る私と>>3
或る者を討つ為にこちらへいらしたあのお方。>>118



   新たな才能を求め、舞台を見つめる私。



      獲物

   才能
を放置し、逃すのは許さないという
   私の性分が目にもギラつきを宿していることなど
   どうして私自身が気付けましょう。>>102



       神父

聖職者を語る下衆の首
を刎ねんと>>59>>60
外が茜色に染まり始め、コンペ終焉に近付きし時。




          獲物

     神父
を見つけ出さんとでも言わんばかりの
     鋭い視線を彷徨わせている、かのお方。>>128]
 
(133) 2020/09/25(Fri) 16:54:59

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

   [似てるようで、しかし対極でもありそうな私達が





同じ所へ集うというのは
偶然
か、それとも
必然
か。





   その場に佇む
を────私は、知らない。>>129]**
(134) 2020/09/25(Fri) 16:55:17
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a34) 2020/09/25(Fri) 17:07:20

平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a35) 2020/09/25(Fri) 17:09:05

鋼鉄の六弦奏者 エリクソンは、メモを貼った。
(a36) 2020/09/25(Fri) 17:20:01

【人】 旅のヴァイオリン弾き ニコロ

[ ニコロは工房から出たあと
もう一つのオススメの場所に向かうことにした。
そこは【穴場な花屋】だとか
カフェの女性のオススメは本物だと思った
なぜなら、先程の工房はとても職人としての腕も
そして、落ち着いた空間も素晴らしいものだったからだ

彼は、工房でのことを思い出しては
最後に誘ったのは失敗してしまったのではないか
そう思った。

この国の最大のイベント
コンペの時間にかからないとはいっても
きっと、初対面の自分に誘われるたのは困惑した
だろう。その上、客と店員…断りづらかっただろう

そんな事を考えながらも、教えてもらっていた
花屋の前にたどり着いた ]

ああ、とても華やかな匂いだ
華やかなのに落ち着くのはなぜだろうか…
また、素敵な出会いがありますように


[ ニコロは花屋の扉を開けた
店員はいるのだろうか?いたなら、ニコロはきっと
この素晴らしい空間に「この素晴らしい日にオススメの花を
もらえないかな?」と言っただろう
店主が不在のようだったら、また出直すだろう ]*
(135) 2020/09/25(Fri) 19:29:01
ヨシュアは、メモを貼った。
(a37) 2020/09/25(Fri) 19:34:52

旅のヴァイオリン弾き ニコロは、メモを貼った。
(a38) 2020/09/25(Fri) 19:35:50

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

―1日目夜・宿のロビーにて―



 『待ってない。』


[ 外連味のない、一言。>>84
  
  彼女が大して待たなかったのは
  本当なのだろう、と妙に納得する。


  初めて会った時から、
  彼女は、あまり多くを語らない人物に
  見えていた。

  だがその一方で、鋭い五感で思慮深く
  外界を捉えているようにも。 ]
(136) 2020/09/25(Fri) 20:38:33

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ …なぜ今、
  彼女の話を聞きたいと思ったのだろう。
  
  あの時、会場から…世の中全体から>>303
  一人取り残された感覚が
  ずっと尾を引いていて。
  誰かの手でつなぎ止められていたい、
  そう思ったのかも知れない。]
(137) 2020/09/25(Fri) 20:39:53

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ ロビーの端のソファに腰を落ち着け、
  彼女の思い出話に耳を傾ける。>>84 


  途中、彼女の手がポケットに伸びる
  瞬間があり。>>86
  身に覚えのあるその動きに、
  あぁ、と破顔して。]


   一緒に吸おうか。


[ そう言って、自ら煙草を取り出すことも
  あっただろうか。]
(138) 2020/09/25(Fri) 20:40:09

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ …第三王子リジィがあの工房に来た。>>84
  …それがきっかけで彼女は、
   電子六弦の部品を仕入れていた。
  
  その店に自分が転がり込み、
  すんでの所で危機を脱することができた。


  まるで自分がこの音楽祭に出るまでの道筋に、
  つねにリジィがいて、
  歩むべき場所に、マイルストーンを
  ぽんと置いているようだ。]
(139) 2020/09/25(Fri) 20:40:34

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ しかし…。 ]


 ――『コンペで弾くの?』>>86


 ………。


[ 何気なく発せられた言葉に、不覚にも
  重たげに沈黙してしまう。 ]
(140) 2020/09/25(Fri) 20:42:05

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

―記憶の深みへ―


[ リジィが置いてくれたマイルストーン。>>139
  それを蹴散らすかのような存在を
  思い出す。>>1:301
  恐らくリジィとは血縁関係に
  あるであろう男。


  …いつかディミトリエが言っていたか。
  自分らを招聘した第三王子は
  多少、素行不良のきらいがありつつも
  新しい物を吸収するその柔軟性から
  民からの信頼厚く、
 
  対して実兄である第二王子は頑迷かつ狭量、
  "古き良き"伝統に満ちた国家体制を懐古し
  それを目指すべく動いているため

  先進的な第三王子とは
  恐ろしい程にそりが合わず、
  そのうえ彼に人望が集まっている状況に
  嫉妬して、事ある毎にこすい画策をして
  邪魔をしていると。 ]
(141) 2020/09/25(Fri) 20:44:01

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 聞いた話を総合するに。
  
  恐らく第二王子レイズは、
  リジィから趣味を奪っても>>0:102
  彼が折れないどころか、
  その界隈の人間と交流を始めたり>>0:103

  そのうえl彼にとって"伝統"を体現する
  場であるはずの音楽祭に
  俺ら6人を勝手に呼んで、
  さぞ怒り狂った事だろう。

  当然、招聘を阻止すべく動き、


  ――その過程で、俺という都合のいい材料が
    転がってたというわけだ。 >>1:303
(142) 2020/09/25(Fri) 20:44:45

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ ゴシップ記事に書かれた、>>1:302
  扇情的な文句。]


  
――『かの国民的六弦奏者は
    あの集団誘拐・リンチ事件の
      実行犯だった!?』



[ 誰も信じなかった。証拠が無かったから。
  でも俺だけは分かった。


  地位を。名声を。得るたびに。
  執拗に顔を覗かせる。過去。

  このとき、悟った。
  俺のような下衆は、
  外面上はどうあっても
  本当の意味で日の光を浴びることは
  決して無いのだと。]
(143) 2020/09/25(Fri) 20:45:42

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

―回想・遠い記憶―

  
―いつだったかは、もう忘れた―


[ 深い霧。鈍色の空。
  触れれば指を切ってしまいそうな、
  冷たく尖った針葉樹林。
  この季節にもなれば、もう霜が降りても
  おかしくないような、
  寒く荒涼とした、高緯度に位置する国。


  その国の、さらに枯れ果てた田舎の教会
   ――教悔堂と呼ばれていた――
  で、俺は幼少期を過ごした。


  教会といっても、コンセールカリヨンの
  それとは大分違う、土着の宗教。

  村とも呼べない限界集落だった俺の故郷は
  きわめて閉鎖的で、
  信仰されていた宗教も、地元の要衝を
  掌握する名士達の手で、長い年月をかけて
  都合の良いモノに作り変えられていたようだ。
  俺らの時代は、その教義が最も
  苛烈を極めていた頃だったらしいと、
  後から新聞で読んだ。

  教悔堂とは名ばかりのそこで行われていた
  所業は、筆舌に尽くしがたい。]
(144) 2020/09/25(Fri) 20:47:40