104 【R18G】異能遣い達の体育祭前!【身内】
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
全て表示
| 「ええ、はい。 生徒会一同、きちんと調査していますとも。」
今日も稲生学園は慌ただしい。 形の無い『噂』は、いよいよ真実味を帯びて来た。
「『噂』に関する情報提供には感謝致します。 けれど、無闇に手掛かりを探し出そうとはしないように。
何か怪しいな、と思った事があったとしても。 その事を教員の方や生徒会、風紀委員に相談するに留めて。 決して自分達だけの力で解決しようとはしない事。」
一度見てしまったもの、聞いてしまったものに。 知らないふりを貫き通すというのは難しいもので。
「この噂を受けて、知人間に不安が広がっているのなら。 あなたのすべき事は、犯人探しでしょうか? いえ、いえ。それは違う。 あなたにしかできない事は、もっと他にありますでしょう。」
それでも、適材適所。 自身が成すべき事を見誤ってはならないのだ。
「今、あなたが何よりも先にすべき事は。 一人の同級生として、一人の友人として。 そのすぐ近くに寄り添って差し上げる事では?」 (0) 2021/10/31(Sun) 21:28:53 |
| 柏倉陸玖は、また一つ溜息を吐いた。人知れず、人知れず。 (a0) 2021/10/31(Sun) 21:31:21 |
| >>1 鏡沼 「おや、どうも鏡沼君。 この時期はどうしても多忙になるとはいえ こういった意味で忙しくはなってほしくなかったものです。」 神出鬼没な会計の姿を見れば、こちらもいつも通り。 とはいえ、結局サボったツケを払うのは自分なのですよ。 そう苦笑する様子を見るに、 今の所は手を抜くつもりは無いらしい。 「鏡沼君もあちこち顔を出して忙しいでしょう。 あまり無理はしてはいけませんよ。」 (2) 2021/10/31(Sun) 21:48:39 |
| >>3 鏡沼 「そうですねぇ、『楽して強くなれる』なんて そんな甘言へどう対応するかを試されているのか、と。 正直、そんなふうに思わないでもないんですが。」 どうにも学園ぐるみのようですし。 一度、声を潜めてそう続けた。 「まあ、何れにせよ押し売りは頂けません。 かといって、無闇に首を突っ込みたがるのも頂けません。 どちらも、もっと"上手くやる"のであれば。 俺だって少しは目を瞑る事もできるんですけどもね。」 上手く立ち回るなら、それで。 堂々と公言する事こそ無いけれど、柏倉はそういう男だ。 「ともあれ、有り難く受け取って頂けたなら。 こちらもきちんと受け取らないと不公平ですね。」 労いの言葉に、ありがとうございます、と眉を下げて。 「鏡沼君がオンリーワンでないような言い方は頂けませんが。 敢えて身体的疲労は、と言うなら。 それ以外は、鏡沼君だってきっちり疲れてますでしょ。」 (4) 2021/10/31(Sun) 22:18:07 |
僕は朝が早い。
いつもかなり早くに登校して、ぼんやりと本なんかを読んでいる。
今日も半分くらいはいつもと同じだった。
早くの時間に登校をして、人気の少ない学内を抜けて。
普段なら教室へと向かうはずの足は、グラウンド横の自動販売機に向いていた。
小銭をひとつ、そこに入れる。
200mlのペットボトルを迷いなく選び、僕はその栓を開ける。
透明な濾過された水。
こんなに綺麗なものでなくても、僕には何も関係ない。
例え雨水だろうと泥水だろうと、僕は何の苦もなく飲み干せるだろう。
あぁ、そうだ
朝日も噂くらいは聞いたことあるだろうけど、
薬には気をつけろよ〜
まさかあんな話をした数時間後に、その噂の薬を手に入れるだなんて思わなかった。
そこまで考えた僕は首を振る。
これは、僕が僕の意思で手に入れたものだ。
聞こえるはずもない呟きを落とす。
────それでも僕は、何としてでも強くならなければならなくなった。
僕が弱いから、逆らえない。
群れの中の弱者は、強者に従うのが野生の世界の掟である。
「
それでも僕は、このまま弱者でいるのは嫌なんだ
」
「
僕は、人間だ
」
それを証明するために、藁をも掴む思いでこんなものに頼る。
あんなに大嫌いな異能の強化を願う。
嗚呼。本当に愚かだな、僕は。
片手で小瓶を転がした。
中に入っているのは水とは違う
無色透明の液体
。
200mlのペットボトルを見遣り、意を決した僕は、小瓶の中身をそこに注ぐと一気に飲み干した。
これは残り物でも何でもない。
でもそんなのは関係ない。
最初から、残り物だろうと福なんてない。
直後、眩暈のような感覚に襲われる。
グラウンドの真ん中で、僕は意識を失った。
人が近付けば、すぐ目を覚ます。
でも目を覚ますのは僕≠カゃない。
僕の中の獣の魂が、腹を空かせて獲物の姿を探す。
だから、倒れた僕に駆け寄り声をかけるなら。
少し気を付けなければならないかもしれない。
| >>7 鏡沼 「はは、同感です。 強くもなく弱くもなく、現状維持がちょうどいい。 渦中からは、付かず離れずでいたいものです。」 こちらに直接出向いてくれるなら、ある意味話は早いのだけど。 それで対応できない状態になっては元も子もない。 だからこれで良いのだろう。 「おや、それは知らなかった。 とはいえ、何も日々悪いニュースばかりではないですしね。 自己管理がしっかりできているようで一安心です。」 (9) 2021/10/31(Sun) 23:00:36 |
| 一瞬、不意に視線を逸らして。 窓の外、グラウンドを見遣る。 "貧乏くじ"の、渡る先は。
けれど、それがあなたにできる事。 そう言葉を掛けて、後を任せて送り出したのだ。 であれば自分は、ここから見守るのが道理だろう。
誰かに助けを求める事もまた、行動の一つではあるけれど。 (11) 2021/10/31(Sun) 23:06:46 |
| 「……おや。」
ふと、目を離した隙に消えている後輩。 そして、窓の外、朝のグラウンドに集まりつつある人影。
つまり自分は、まったくこれで良いのだろう。
「我等が後輩達は皆きちんと自主性があるようで。 ええ、結構なことです。」
生徒会副会長は、いつも通り、穏やかな笑顔でそう呟いた。 (16) 2021/10/31(Sun) 23:16:44 |
楢崎 鏡沼
近付く気配に僕≠ヘ目を開く。
飛び退くようにキミたちを睨み付けた僕≠フ姿に覚えはあるだろう。
昨日の朝、動物園で警告を上げていた僕と同じ姿をしているはずだ。
でも今の僕は僕≠カゃない。
四つ足で低く身をかがめ、獣の様相でキミたちを警戒している。
その姿は笑っているように見えただろう。
なぜなら僕≠フ唸り声は、人間の笑い声に非常に近い。
8=>50で楢崎に襲いかかる。
楢崎 鏡沼
僕≠ヘまだ襲いかかりはしなかった。
笑い声に似た唸り声を上げる口許から、人間にあるはずのない裂肉歯と骨砕歯が覗く。
明らかに異常だと、感じていい。
しかしキミたちがこれ以上近付くなら、今度こそ先に近づいた方へ飛びかかるだろう。
ハイエナはサバンナの掃除人≠ニも呼ばれる肉食動物だ。
往々にして、横取りや屍肉を漁るイメージが強く卑怯者≠フレッテルを貼られることが多い。
しかしその実狩りの成功率は百獣の王と呼ばれるライオンより高く、ライオンの子供を狩ることすらあるという。
同じくにしてライオンからも敵視をされており、食用でもないのにライオンに殺されることも多々ある。
ハイエナの皮は硬く、その肉はどの肉食獣の餌にもならないほどにとても不味いらしい。
骨すら噛み砕く顎の力、その骨すら消化する強力な消化酵素、屍肉すらものともしない強靭な胃を持つハイエナは、サバンナに於いて一二を争うほどの強者である。
更に獲物を探す目、鼻、耳────そのどれをとっても一級品とされる。
何よりも特筆すべきはそのスタミナだ。
知能も霊長類と並ぶとされるほど高く、狙った獲物が疲れ果てるまで的確に追い回し、その強い顎で餌食にする。
疲れを知らぬハイエナを止めることが出来るのは、更なる強者の存在か、【絶対王者】の言葉、又は雌の命令だけである。
ハイエナの社会は、絶対的な女社会、そして縦社会なのだ。
楢崎 鏡沼
「──!」
ハイエナ
。
その言葉に反応したのは、もしかしたら僕≠カゃなかったのかもしれない。
大嫌いな大嫌いな、卑怯者の烙印。
それを聞いた僕≠ヘ目標を楢崎に定めた。
飛びかからないだけマシだろう。
けれど一度狙いを定めたハイエナはしつこいのだ。
楢崎はこの場から、逃れられなくなったと言っていい。
| 「──はい、グラウンドは一時"使用中"です。 うん、罷りません。突っ切るのもダメですよ。 面倒がらず迂回してくださいね。」
これはグラウンドの手前で交通整理中の副会長。
自分の出る幕ではないし、手を出すつもりも無いけれど。 まあ、怪我人が出れば処置くらいはすべきだろうなあ。 続く睨み合いを遠くに見ながらそんな事を思う。 (24) 2021/10/31(Sun) 23:44:26 |
また異能騒ぎを起こした者がいるらしい。
人気のない、グラウンドの見える外階段でサボり中の竹村茜。
「…………」
ピルケースから取り出した赤色のカプセルを弄ぶ。何度か手のひらの上で転がして、それを飲み込んだ。
「…………」
静かにしてほしいな。
同意があるのですぐに用意されると聞いた。ちなみに不如帰animalが付いてきたが一匹だけなので内密に帰した。
シオンの声
を受けて唸り声が小さくなる。
僕≠フ視線は楢崎でなくシオンへと移った。
「…………」
唸り声が収まる。
しかし僕≠フ警戒と興奮はまだ続いている。
| 「問答無用で異能を無効化させる手段もあれど。 使わないに越した事は無いんだろうなぁ、とも思うわけで」 平和な一角( >>a16)を遠目に見ながら独り言ちて。 風紀委員も今頃対処に追われているのだろうなあなどと思う。 この分だと、雪はそれなりに積もりそうだ。 冬でもないのに吐く息は白い。 (44) 2021/11/01(Mon) 0:19:48 |
「え?」
職員室から出たあと、不如帰と会話している。
「朝日が? へえ」
「大変そうだな。
帰ったら何食べたいか聞いといてくれない?
人の言語は話せないって? そっかー」
「行かないのかって?
嫌だよ、だって俺が行ったら蹴られるから」
動くな
の命令を守っている。口許から見える牙は剥き出しに。
| (a23) 2021/11/01(Mon) 0:41:00 |
シオン
一瞬また唸り声を上げかけた僕≠ヘ、しかしそうしなかった。
ハイエナの雄にとって雌は絶対だ。
たとえ雌の命令と王者の命令が並んだとして、優先されるのは雌の命令であるほどに。
掻き分けられた前髪の下の黒い瞳で従順にシオンの目を見る。
冷たい手に少しだけ驚くような身体の揺れの後、それでも僕≠ヘそれ以上動いたりしなかった。
3秒間は、滞りなく、直ぐに訪れる。
僕≠ヘ途端に、何事にも興味がなくなったように、その表情すら大人しくなった。
暴れる理由のなくなった僕≠ヘ、僕にその身体を返す。
僕を押さえつけていた人達は、僕から力が抜けたことが分かるはずだ。
そのまま僕は、また気を失うように倒れ込んだ。
あどけない、ネコ型亜目の獣の寝顔がそこにある。
| 「──おや、一件落着ですね」
片手を庇のようにして、少し遠くの生徒の輪を見る。 見た限りでは怪我人も居ないよう。
「やはり何事も適材適所というもので。 後の事も、適任にお任せするとしましょうか」
暫く様子を見た後に、交通規制は解除された事だろう。 少し季節外れとはいえ。せっかく雪も降っている事だ。 積もったなら、学生らしく遊ぶのがよろしい。 (75) 2021/11/01(Mon) 1:47:01 |
その薬を飲んだのは、軽い気持ちからだったと思う。
異能が強くなる薬、の噂。
バカみたいに騒いでるクラスの連中を横目に見ながら、溜め息を吐く。
異能抑制剤だのなんだのっていう効いてんのかたどうかも分からない薬を服用して、それでもしょっちゅう『事故る』自分にとって、異能が強くなるなんてデメリットでしかない。
そもそも強くなるってなんだよ。
誰かに見間違えられるこの異能が強くなったらどうなるってんだ。
結局どうにもならないだろ、これ。
影響範囲が広がるとか? なお悪いわ。
……みたいなことを。
どうもぼくは口に出してしまっていたらしく。聞き付けたやつがいたらしく。
帰り際。
机の中身を鞄にしまおうとした時、ソレは出てきた。
▼
クラスの連中はぼくの異能を知ってる。
隠しようがないんだから仕方がない。
ウザがってるやつも、下に見てるやつもいるのを知ってる。
それでもぼくがいじめの対象にならない理由はただひとつ。
この異能は、不意討ちにだけは向いているからだ。
相手が自分を誰かと見間違えていれば隙は突き放題。
もちろんその後のことを考えれば下手なことはできないけど、『その後を考えなければ容易く殺せる』ことを匂わせるだけでもそれなりの抑止力にはなるらしい。
けどそれだけだ。
相手が術中にハマるかはランダム。
誰と見間違えるかもランダム。
良いことはおろか悪いことにも使えやしない。
そんな悪戯以下の異能を嘲ってのことか。何か目論んでのことか。純粋に好意からか。理由は分からないが……
ともかく薬は手に入り。
そしてぼくは、それを、飲んだ。
▼
翌日。つまり、今日。
何がどう変化したかはすぐに理解した。
そして大後悔した。
くそ。最悪だ。
見間違えは起こる。
相変わらずコントロールできない。誰もが見間違える訳じゃないけど、10人に1人くらいは見間違え……てるんじゃないだろうか。
見間違えた人間が必ず声をかけてくる訳じゃないから、感覚値でしかないけど。
問題はその後。
何かの条件が合致すると、ぼくは瞬間移動してしまう。
何度か繰り返した後にようやく、移動先が『見間違えられた人間が元居た場所』だと解った。
つまり……
ぼくを誰かに見間違えた人間が『そいつ』に声をかけようとした瞬間、ぼくはそいつと位置を入れ替わってしまうらしい。
▼
更に悪いことがひとつ。
なんかぼくの周囲でも騒ぎが起こる。
というか、見間違えられてる。そしてやっぱり転移する。
なるほど? つまりこうか?
●ターゲット
自分→自分およびその周囲
●見間違えられ先
自分の周囲→自分の周囲(広)
●付帯効果
なし→対象と見間違えられ先を入れ換える
そうじゃないんだよ。
強化ってそうじゃないんだよ。
もっとあるだろこう。対象を指定できるようになるとかさあ。
なんで肝心なところがランダムなんだよ。
▼
何にしてもヤバい。
普段の異能だって傍迷惑だけど、これは輪をかけてヤバい。下手したら着替え中やトイレ中の相手を転送する可能性がある。
ていうか知ってますかテレポートって基本強スキルなんですよこんなホイホイできてたまるかってやつなんですよ。
え? なに? ぼく鍛えれば自力テレポできるようになったりする?
って若干夢見たけど三回転送された辺りでその夢は焼却炉に放り込んだ。だって感覚とか手応えとか全然無い。こうすればこうなる、がちっとも分からない。
唯一安心できる要素と言えば、人と人の位置を入れ換える都合上、危険な場所に転送はされないこと。急に天高く飛び出したり、かべのなかにいる!になったりはしないようだ。
まあそれだけなんですけどね。悲鳴が聞こえる感じから察するに、対象範囲、遮蔽物無視するっぽいしね。最悪。
壁向こう天井向こう床向こうの悲劇まで責任持てない。誰とも知らぬ見間違えられ被害者兼強制テレポ被害者よ、ごめん。
全部ぼくにろくでもない薬を盛った奴が悪いんだ。(責任転嫁)
▼
よくよく考えると学校外にも出られない。
車を運転中の人間と入れ替わりでもしたら本気で人身事故に繋がりかねない。
ていうかぼく自身がそこに転移したら死ぬ。
というわけで……
現在地、屋上。
これならたぶん見間違えられ被害者が出る範囲も、階下の一部だけに留まるだろう。完全には押さえきれないだろうけど。
それにこれぼく完全に全時間サボりになるんだけど。
ほんと最悪。
あと寒い。クソ寒い。
誰か精神抵抗だか転移抵抗だかわかんないけどアンチスキル持ちいないかな。そしたら学内ウーバー頼むのに……
あっ……
ぼくそもそもスマホに連絡先……無…………。
▼
[1] [2] [3] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
トップページに戻る