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【人】 アマミ[二度寝と空想から現実に戻ってきたのは、 クラヴィーア の音色が聞こえた時だった。>>+5彼女と夜を共にする理由をくれた雨の音は、今のアマミにとっては少し心地が良い。 何度か名を呼ばれると小さくあくびをひとつして。] あぁ......おはよう。クラヴィーア。 [寝起きで掠れた声のまま彼女の名を呼ぶと記憶の中を整理し始める。 夢の中の出来事など本来現実を生きる者に何も影響は与えないはずだ。 夢の中で最後まで彼女を離さなかった>>+3 しかし現にアマミにも、そして彼女にも影響が出ている。>>+5 ということはあれは夢ではないと言うべきか。 寝惚けた頭ではアマミもまともに考えが浮かぶわけがなく、先に話を切り出したのは彼女の方であった。] (0) 2021/04/10(Sat) 19:55:28 |
【人】 アマミ[どうやら夢の中でのことは彼女の記憶にものこっているらしい。 アマミはホッとしたように軽く息を吐いて] 礼には及ばない。 あれは君が自力で解決したんだ。 俺はちょっと手を貸しただけだよ。 [そう彼女に微笑むのだが。 アマミ自身、よく分かっている。 自分が言いたいのはきっとそこでは無いのだと。 内心と口上のギャップの差は結果として彼女の話を先に引き出すという結果を招くことになった。] (1) 2021/04/10(Sat) 19:56:49 |
【人】 アマミ[己の願いは呪いの楔となってしまってはいまいか。 それは彼女の話を聞く前から気になっていたことだった。 奇しくも半分正解で半分不正解のような気がする。 彼女に確かなプレッシャーを与えつつも、そのプレッシャーが彼女にとって良いものであったかどうかはこちら側からは判断が出来ないものだったのだから。] それは.........俺が君を我が家に招いて こうして泊めていることで答えには足りないか? [アマミは他者を厭世の目で見る男だ。 己の空間に他者を招き入れるなど、信頼がなければ出来ないことだが。 彼女が問うたのはおそらくはそんなことでは無いのだとアマミには思えたから、彼女の気遣いに応じるように>>+7その口を開く。] (2) 2021/04/10(Sat) 20:01:48 |
【人】 アマミ厳密にはだけど。 俺は、君にV願いVはないよ。 本当に叶えたいことは 願い事に括って済ませる気は無いからね。 [そう言って彼女の手を優しく握る。 現実的に叶わない事だから人は願い事に乗せる。 アマミが彼女との間に望むことは、願い事に縋るほど儚いものではなかった。 願うくらいなら、その手を掴んで離さなければいいのだ。] 俺に未来を与えるのではなく 俺が作る未来でただ傍にいて欲しい。 俺は君とはそういう関係でありたい。 [与え、与えられる関係。 その土俵から降りた時、彼女と己は新しい関係として始まりに立つことになるのだと思っていたから。 バーバチカ島での恩赦は、これを最後にしたい。 月に願うでも、神に願うでもなく。 アマミは彼女に告げる。 たった1つだけの、思い描いた未来の希望を。] (3) 2021/04/10(Sat) 20:03:47 |
【人】 クラヴィーア[あの願いが呪いかどうか、と問われたら>>2違うと迷いなく答える。あの願いがあったから私は……穏やかに生きてこれた。 リアンさんの願いの通りに自分の為の願いを、自分でしたいと思っていた。思ってはいたが家族からの解放以上の発想は当時なかった。 そこから先を考えることは出来ていなかった。 その先も守って貰えていたのは確かな事実なんだから。] ……そうだな。それもそうだったな。 うん、でもやっぱり言葉で聞きたかったんだ。 [そういう人だと分かっていても、やっぱり自信はなかった。 続いた言葉に目を見開いた。>>3 ……願いに括る。その言葉が完全に意識の外から来たからだ。 手を握られる。 その温度はただ、優しい。] ……アマミさん [それは、私の中にあった罪悪感を見透かされているようだった。] (6) 2021/04/10(Sat) 20:50:22 |
【人】 クラヴィーア[アマミさんが望んでいるのは願いじゃなかった。 もっともっと確かなもの。“私自身”だったんだ。] ────……私、も 私も 誓います。 アマミさん、貴方を 愛すると。 (8) 2021/04/10(Sat) 20:54:32 |
【人】 アマミ[零れた涙を指で拭う前。 彼女の吐露から滲む不安と恐怖は、ずっと彼女を思い悩ませていたのだと知る。 対価に見合うかどうか。 投資として彼女に願いを捧げた以上、その対価など求めることに意味は無いのだと。 言葉にしなければ伝わらない。当然のことだ。] すまなかった。 言うのが遅くなってしまって。 君には、もう十分すぎるくらい 返してもらっているというのに。 [だから彼女が気にかける必要が無いのだと。それが言えない自分は不器用だと言われても仕方がないのかもしれない。 本当は今日、指輪を買いに誘うつもりだったと。 ]きっと直ぐに彼女には言うことになるだろう。 (10) 2021/04/11(Sun) 22:26:51 |
【人】 クラヴィーア────…… よかった。 [その一言は自分の想像以上に私を安心させてくれた。>>9 聞かなかったのだから言わなくて当然なのに。別の罪悪感を与えてしまったと知れたのならそれを伝えるのだろう。 私たちは何一つ特殊でも特別でもなんでもないただの人間だ。だからこそ、言葉にしないとわからないのは当然なんだろう。 私も何を求めているのか怖がらず言うべきだったんだ。] ううん、聞けてなかったからいいんだ。 ……返せてたのならうん、よかった。 [アマミさんが不器用なのはもうわかっている。 その分私が直球でいかないといけなかったんだろう、うん。これからは知りたい事はそう言おう。そうしよう。 指輪の件を教えて貰えたのなら その時は私は顔を真っ赤にして硬直することになる。 そして、お揃いのデザインで二人分がいいと強めの主張をするんだ。 ] (11) 2021/04/12(Mon) 8:14:38 |
【人】 クラヴィーア ― それから ― ……あった。 [そう言って私は顔を真っ赤にさせていた。 私の記憶の鍵はアマミさんの本だった。 その本を折角だから読み返したくなって開いた時ふっと思いついたんだ。 招待状が開いたままで影響が残っているのなら、あの本にも残っているんじゃないかって。そう思って家にある本を開いてみたんだ。 あの言葉は、残っていた。>>1:+52 ] ───……こう、なんというか。 格好よすぎ、だよな ……わりと。 [膝から力が抜けて、熱い顔のまま本を抱きしめつつへたり込む。使用人が心配気な声をかけてくるが大丈夫、と返しておく。 あの世界でアマミさんから貰った言動の一つ一つを思い返すと、それだけでもう駄目だ。顔が熱くなって鼓動が痛い位早鐘を打つ。] ……すきだなぁ [もう一度恋に落されるくらいにはあの人が好きだ。 これが鍵だったのが嬉しい。あの人が私を考えてかいてくれた私にとって特別な物語なんだから。] (12) 2021/04/12(Mon) 19:43:48 |
【人】 クラヴィーアさて、じゃあ招待状書き直すか。 [折角記憶を失って読み直せたのにじっくり読めなかったのだけは残念だな。と本を閉じた。 私の招待状は>>0:164もう見つかった後だっただろうか。そうだとしてもきちんと書き直す。礼儀だしな。 一つ、思いついてペンを滑らせた。 自慢の字で書いたそれを封書に閉じ込めて印をする。そうしていつも通り、手土産を持って相手の家に向かうんだ。] あーまみさんっ。 お邪魔致しますわ。 [いつも通りの掛け声にいつも通りの返答を待つ間。私はやっぱり笑顔でその人が迎えてくれるのを待つんだ。>>0:23] 本日のおやつはナッツを入れたクッキーですの。 軽い口当たりを意識して仕事中でもつまめる大きさを意識してみました! [そう言って、笑いかける。いつも通りのまま。] (13) 2021/04/12(Mon) 19:47:34 |
【人】 クラヴィーア[穏やかに流れる時間の中。ふとした時これも願いのお陰なのかなって思う時がある。 そうであってもなくても構わなかった。 結局その時間をくれていて、共有しているのがその人そのものなのだから。 穏やかで明るいものであるように>>0:163 その願いにはそれ以外は含まれていない。 だから今、とても幸せで、とても愛おしい気持ちで満たされているのは紛れもなく恋を掴もうと行動した結果だ。] ねぇ、今度は私がアマミさんの昔話を聞いていいか? [そんな事を日常の中でぽつりと。 勿論言いたくないことは聞かない。失った部分はどうにもならない。 それでも、出来るだけ相手を知りたかった。 「Albert」の名の意味も>>0:60興味はあった。まぁそれでも私にとってこの人は“アマミさん”だがな。相手が呼ばれたい名で呼ぶ。私が忘れないで居続ける名前は『アマミ』なんだから。>>1:+26 ] (14) 2021/04/12(Mon) 19:48:32 |
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