47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】
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── 修道院 ──
[愛してあげるその言葉に操られるように頷く。
左を吸われれば、右が欲しい。
右を吸われれば、左が欲しい。
どれだけ与えられても物足りない。
一つ満たされれば次は二つ、三つ、温もりを貪っていき]
……想い、愛するけん……り
[滔々と語る唇に瞳が吸い寄せられる。
道理の通らない言葉、けれどそれで良いとさえ思えるから]
愛するのに権利がいるならば
貴女を愛せるのは私だけ……?
それならば────
[それが良い、とこくりと頷く。
愛するのも愛されるのも互いだけ、自分だけのものが手に入るのなら。
だれにも縛られない自由を手放しても構わない、と]
[恐る恐る、伸ばした指先で彼女の唇に触れる。
夢の世界を引き継いだような鮮やかな赤を見つめ]
……夢の世界がつながっていた
そういうことでしょうか
私は、満月の夜は人の姿に……
鮮やかな色彩の服を着て
ヒトと戦って……というか、
あれは戦い?だったのでしょうか
遊んでもらっている感覚でしたが
[今思えば戦いなのだろうけど、あの時の自分からすればあれは遊びの一環だった。
どうなのだろうかとうーんと小さく唸り]
飼い主──とは思っていませんが
嫌いではない。そう思っていましたよ
信頼できる、居心地が良い相手
それを愛と呼ぶならば
[愛していたのかもしれない。
夢の中の自分のことはわからない、と苦笑い。
伸ばした指先で彼女の唇をなぞっていく**]
| ──300年前・玉座の間──
ああっ、クソ!やめろ!その歌をやめろ!
[ 記念すべき日に、響き渡るダミ声。 その主は極彩色の羽根を持った大きな鳥の魔物。 極寒が似合わなさそうな体色の癖に、元気に歌いながら飛び回る。
今日は我らが小さな王の100歳の誕生日。 数多の贈り物が各魔族から届けられ、この鳥もそうだった。 ……送り主は無実体種族である。 あれも陛下と同じくらいの子供にしか見えない連中だ、 悪戯か本気か測りかねる。鳥が歌うのも、陛下を賛える唄なもので。] (53) 2020/11/03(Tue) 1:16:56 |
|
串刺しにして焼いて食ってやる……っ!
[ しかしいくら賛えていようが、 煩くて言うことを聞かないのでは叶わない。
神聖な場だからと穏便に捕まえようとしていたが、 いい加減限界だと胸の真ん中へ右手を持っていこうとしていた時。]
(54) 2020/11/03(Tue) 1:17:15 |
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俺は少しも面白くないです!
それより、またそんなところに座って……危ないですよ。
(56) 2020/11/03(Tue) 1:18:23 |
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[ 差し込む陽の光が結晶を照らし、蒼い輝きが場を満たす。 いつかのように高みから見下ろしていた主が飛び降り、こちらを見た。 その手を恭しく取り、唇を落とす。 ]
(58) 2020/11/03(Tue) 1:21:26 |
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[ 机に置かれた本の背表紙に描かれているのは、 二匹の蛇が形作る円の中に三本の穂を持った槍が一本の紋章。
吹き込んだ風が悪戯に頁を捲る。 子供達が見つめた窓の向こうに、ヤドリギは──── ]
(59) 2020/11/03(Tue) 1:24:29 |
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[ 教卓の上では、濃桃の花が大輪を花開かせていた。* ]
(60) 2020/11/03(Tue) 1:25:00 |
―― 修道院 ――
[一つ愛を与えよう。
頷き受け入れた貴女は一つを二つにも三つにも求めてくる。
未知は人の心を魅了し引き寄せる。
愛を知らぬ者にとって、愛は猛毒となるのだ。
頷くカザリ。
...は薄く笑みを浮かべる]
愛させてくれてありがとう。
[...は唇に触れる感触に目を瞑る]
貴女は私だけの特別で、
私は貴女だけの特別よ。
[色のない世界、つまらない世界。
出られぬであろう人生の監獄に於いて未だに夢を抱いている]
同じ夢を見ていたのかもね。
もしそうだとしたらそれは素敵なことね。
[...は唇をなぞるカザリの指先を食んだ。
柔らかな唇で味わい、舌先で舐めていく。
唇を開き解放すると寂しそうにしていた尖りにまた吸い付いて、
たっぷりと時間をかけて愛を植え付けていく]
私は聞き分けの悪い猫に教えてあげていたのよ。
遊んであげればあの子は他の人間にちょっかいをかけないもの。
[...は頭を擡げると今度はカザリの瞳を覗き込んだ]
私たちの心はずっと求めていた。
色のないこの世界に色を求め。
信頼できる相手を求め。
居心地が良い相手を求めていた。
[...は目元を細めて笑みを浮かべた]
そうして見つけていたのよ。
夢を見始めた頃からずっとね。
だからね、此方でも私が貴女を愛してあげる。
私たち二人だけが見える彩りある世界を魅せてあげる。
[...は微笑みを湛えたままに唇を重ね合わせた。
其れは誓いの口づけだ。
約束をたがえることがないように。
此処に神に誓いましょう。
その証を貴女に刻みましょう]
沢山愛してあげるね、カザリ――。
[その言葉は既に色づいたものであった*]
── 修道院 ──
[同じ夢を見ていたのかもしれない。
どこか知らない世界で繋がっていたのかもしれない。
色鮮やかな世界と、色のない世界。
どちらが夢で、どちらが現か
考える程にわからなくなっていく。
あぁ、それでも
どちらの世界でも彼女はここにいるから]
……私こそ
愛してくれて、ありがとう
[瞳を瞑る彼女
向こう側へ渡ってしまいそうで少し怖い。
眠ってしまわないように
向こう側へ行ってしまわないように
赤く濡れた唇を指の腹で辿り]
案外──
あちらの私たちにとっては、こちらが夢
そういうこともあるかもしれませんね……
[そうだったら良いのに、と瞳を細くする。
くすり、悪戯を思いついたように指先で彼女の舌をくすぐり、あそび]
……まぁ、
猫じゃらしもネズミのおもちゃも
嫌いじゃありませんでしたけど
遊んであげていたのは、私の方かと
勧誘しようとすると、貴女が来る……ので
遊んでって、言われているようで
[単純に遊びに来ていると思っていた、とぽつり。
胸の先から彼女の唇が離れれば、次をねだるように視線を絡め]
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