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人狼物語 三日月国


208 【R18】たこ焼き焼けたよ

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 ん…、おれも、すき…
 いいよ、…もっと、教えてあげる…
 俺の
ちんぽ
を、今すぐ突っ込みたいところ、
 一緒に確かめに、…いこ

[君の背中を抱き込んだまま、重みをかけて前へ倒す。
布団の上にうつ伏せに重なった後で、
君の腰に腕を回して引き上げた。
肘と膝を突いて、腰を少し高く上げて、足を開かせて。
お互いに着乱れた浴衣姿のまま、
もう一度君の背中に覆いかぶさって、右手に右手を重ねる。

それじゃあ、今から、一緒に、]

[君の右手を浴衣の中へ導き、添えた中指を膣口へ押し当てる。
さっき君が引き返した、ギリギリの辺りだ]

 …よかったぁ…いっぱい濡れてる…
 ここさぁ、
ちんちん
の先っぽだけでも入ると、
 すげぇきもちいぃの…

[そういや君の誕生日の夜だったか、生のまま先端だけ入れられ
て泣きそうになっ
た事を思い出すな。
で、俺の思い出は、君の思い出でもある。
今、同じことを思ったりしたかな。
それはそれとして、そのまま君の指に寄り添いながら、
もう少し先へと進む]

 あったかくて、びしょびしょで…
 回すと、ホラ……音がする…

[言った通りを実践する。クスクスと喉を鳴らして低く笑って]

 こわい……?…一緒だから、大丈夫だよ…
 気持ちいい?…ん、もうちょっと力、抜こうか…

[言葉で誘導しながら、重ねた手が離れてしまわないように、ゆっくりと指を出し入れしていく。指の動きに合わせて、腰を突き上げるように揺らせば、挿入されているような気分にもなるか。
はじめは第二関節まで、慣れたら指の付け根まで。ただ、指は俺の方が長いみたいだ。君は、ついてこれたかな]

 
 はい、到着
 ここだよ、…君が好きイイって言った場所

[かつて君の目の前で、
君が善がった時の指の形と動作を示したっけ。
指先の感触は間違いない。
少し強めに押し上げて…と、まずはお手本]

 どう…?合ってた?
 君もやってみなよ

[次は君に同じ動作を促す。ちゃんと教えてあげなきゃね。
交替で試したとして、何回続いたかな?教えて海瑠ちゃん!**]



  ……ん、……?


[くたりと彼に身体を預けながら、
耳打ちにゆるく思考だけ持ち上げる。
でも、しお、って何の事だろう……
気持ちよすぎた、は事実だけど、
潮が何なのかわかってないので、小さく首を傾げた。

でも彼が何だか喜んでくれてるっぽい事は理解したから、抱きしめられてきゅんとなる胸も、押し付けられる昂りも、淫らに揺さぶられる身体も、心地よく受け入れた。

一緒に確かめにいこうと言われて
こくんと頷く。
身体の中に指を入れる事は怖かったのに、
そんな風に言われたら嬉しくなるし、期待すら滲んでしまう。

彼の思うままの格好にされる頃には意識もはっきりして、このかっこ恥ずかしいな……と思ったけど、]

[さっきまで触れていたところの少し下。
彼に初めてを裂いてもらって彼だけが知っているところに、自分の中指が当てられている。
入り口に添えるだけで滑りを感じて、
これなら痛くないかなと思う。
いっぱい濡れてるって言われると
やっぱり恥ずかしいけれど、]


  ……自分も、
  気持ちよかったですよ


[思い出したのは自分もあの夜の事だったから、
顔が見られにくい事をいい事に、そう答え、微笑む。

でも一緒になった指の先が入り口を割って中に潜り込んで来て、生温かさに慣れなくて、ふるりと震える。
ホラ、って示した通りに指が回されると、
中に満ちた蜜がくちゅくちゅと溢れそうな音をたてる]


  、 ゃ…… おと……


[恥ずかしくて聴いてられないのに、
身体が悦ぶから、混ぜられる間、ずっと水音が鳴っていた]

[大丈夫、と力抜こう、という彼の言葉に従って、
息を吸って、吐いて……
ふたつの指が解けないまま一緒に奥へ突き進む。
掻き混ぜられなくとも、
指をまっすぐ進めていくだけでも、
くぷくぷと身体の中で音が鳴っている様だった。]


  ふぁ、あ……、 あ、
  はいってる、 指……


[指で触れる自分の身体の中は生温くてぬるぬるで適度に柔らかくて、ちょっと内臓って感じがして……
気持ちいいかはよくわからない。
でも二本の指に拡げられる感覚は、
名を付けるなら絶対に「快感」だ]


  んんっ、 あ、 はぁっ……、

  出し入れ、 きもちいぃ あっ、ぁあ…… 
……翡翠さんの、みたい



[甘やかされて柔らかくなった身体が快感を訴えて震えるが、
奥へ沈められるのと一緒に身体を揺さぶられれば、
楔を埋め込まれている時みたい。
何にも覆われていない故か、あの先っぽを思い出したら、
熱に浮かされた様な呟きが漏れた]

[いつの間にか指が全部呑み込まれていて、
指の長さによる段差が何か、変な気分。

何か、外から見たらどんな感じなんだろうと思って股座を覗き込んでみたい気持ちになった時、聴こえた。
到着、って……?]


  こ、こ……?


[確かに、気持ちいいところを教えた記憶はある。
でも自分の指ではよくわからない、と思っていたら、
手本を示される]


  ひあっ、 ぁ……


[震える息を飲み込みながら、間違ってない、と頷く。
同時に、すごいなあと思う。
目印もないこんな感覚的な事が
わかるんだ、覚えられるんだ、と。

促されるまま自分でもそこを手探りで押してみる。
でも黙って真剣にやっていたせいで完全に作業みたいになってしまって、もう一度彼にお手本をおねがいしたら簡単に腰が震えて、膝から崩れてしまいそうになって……
なんか落差で風邪ひきそうだった]



  難しい、です……


[自分の身体なのに彼の方がうまく扱えるなんて。
ため息と共に難しいと呟いたら、

膣に指を埋めたまま、
くちゅりと音をたてて自分の手を返して、
むちゃくちゃなかたちかもしれないけど、
彼と手を繋ぐ様に合わせる]


  ……翡翠さんの好いところも
  教えてほしいんですけど……

  その、 じぶ……

  ……私の、お腹の中で……


[こんなの自分だけが気持ちいいんだと思うから、
彼にも気持ちよくなってほしいし、
彼が覚えてくれたから、
自分も覚えたいと思った事を、彼を振り返りながら伝えた。**]

[君の背中から覆いかぶさり、互いの右手を重ねて君の秘部を同じ指で貫く。中を掻き回して音を立てると、恥ずかしがっちゃう君が好き。]

 音…いや…?
 こんなにビチョビチョになって、…俺は嬉しいけどな…

[君が音に敏感に反応するって知ってから、割といつも、
ココで音を立ててしまう]

 俺のが欲しくてこんなに濡れちゃうんでしょ
 たまんないよ、……すき

[愛を告げると共に親指の節を曲げ、
爪先で愛しい君のクリをまた擦っちゃう。
ああ、ここがこんなに溢れて…、何だか泣いているみたいだ]

[そして、指を出し入れしながら腰を叩きつければ、甘やかな嬌声を上げ、俺のみたいだって悦んでくれる。

そんな風に啼かれたら教えるのをやめてさ、今すぐ指の代わりに俺のちんぽをぶち込みたくなるな。
でもさ、二人で幸せになるって言ったんだから、もう少し耐えろよ、翡翠。……男だろ]

[君のイイ所を教えたくて実践したけど、自分の指では上手く出来ないみたい。
溜息と一緒に、難しいと嘆いて萎れてしまう君に、いいんだよ、と耳元に返してあげる]

 ふふ、全部自分で上手くやろうとしなくていいよ
 じゃあ、ココはこれからも、俺に任せて…ね?

[繋ぎ合わせてくる君に応えて宥めた。
そして、俺の好い所を教えてくれ、という。
君の中で示してくれ、と。]

[今の言葉一つで射精するかと思った。
耐えたけどさ
]

 ……、えっ、…うん…
 じゃあ、…もう、君の中に挿れていい?
 
もう限界、……はちきれそう、


[君の中に埋めた指を引き抜くと、右手も解放して、
覆いかぶさっていた身を起こす。
布団の上に足を投げ出して座り、
浴衣の前を開いて、これまで耐え抜いた逸物を見せつける]

 俺のパンツ脱がせて
 あと、いつもの、
…───お願い


[教えてくれという言葉に乗っかって、
ついつい、矢継ぎ早に君にして欲しいことを訴える。
君に下着を下ろしてもらってる間に、
枕の下に忍ばせたコンドームの小袋を取り出して、
君の前に差し出した。……はい、いつもの]

[好きな人が喜んでくれるなら、どうやら濡れやすい体質である事を恨むべきではないんだろうけれど……
あんまり心穏やかではない。
彼が欲しくて濡れるというのはその通りなんだろうと思うから、
それを触覚と聴覚で知られるのも恥ずかしいし、
……えっちな音だから、
えっちな気分に拍車がかかり過ぎる、様に感じるから。


こちらの指を導くだけじゃなくて、
親指も使って肉芽にも触れられれば、
また声が上がってしまうし、どこかからまた滑りが増えて、栓がないと零れてしまうんじゃないかと思った。
色んな意味で指を抜きたくなくなってきてしまう]

[腰も使って責め立てられた後、
これからも一人でするのは物足りないのだろうと思い知らされたけど……、それでもいい、それで、いいのかなと思う]


  ……はい。


[これからも彼が気持ちいいところに
つれていってくれるから。
優しく宥められて、今度は幸せにため息を吐いた]

[好いところを教えてほしいって言ったら、
何だか動揺した彼の身が離れる。
蓋が外れた蜜壺から何も溢れなくてほっとしながら、ずっと勃ちっぱなしって辛かったよねと、少し眉を下げる。
挿入れていいです寧ろ挿入れてくださいと言わんばかりにこくこくと何度か頷き、
開幕のカーテンみたいに浴衣が開かれる様に、
こくりと喉を鳴らす。

いやらしい光景なのに、
彼の表情も充血した象徴も、
うつくしいと感じてしまう]


  お願いされるの、嬉しい


[脱がせたいのもゴムを着けたいのも自分だけじゃないとわかるから嬉しいと頷いて、半端に脱がした下着をするすると足の方へ引っ張って、指先から抜く。
それをきちんと畳んで横に置いておいたら、
今度は最早見慣れた小袋が差し出される。
どこから取り出したんだろうと一瞬思いながらも、
両手で大切に受け取った]

【人】 瀬戸 海瑠

― 翌日のお話 ―

[天気予報通り今日もきれいな晴れ模様。
でも風が気持ちよかったし、海への道を歩いてみたいなという話になったんだったか、お喋りに話を咲かせてビーチまでの道を楽しんだ。
ちょっと海に入って遊んでパラソルの下に入ったら、
今日は何だかうとうとしてしまう……>>0

うーん?と目をこすりながら意識がはっきりしてきたのは、
隣で何やら一人で喋っている声が聞こえて来た頃。>>2]


  ん……?
  どうしたんですか……?


[そして渡されたスマホを受け取って、
そこに映し出された記事をざっと読む]
(28) 2023/04/30(Sun) 6:11:56

【人】 瀬戸 海瑠

[……え?この近くの話?と思って顔を上げたら
どうやらその様で。>>3
「行ってみよう」と言う彼>>-92に、ふふっと眉を下げて笑う]


  翡翠さんって、
  こういうの好きなんですか?


[こういうの、とは「二人は将来ずっと幸せになれる」といった記事の一文について。あんまりこういうのに左右されないというか、あんまり信じてないというか……縁がなかったものだから、自分はぴんと来ていない。
でもこれを信じて……否、信じていなくとも、
これを目的に行ってみようという彼の事を
かわいいなと思ってしまった]
(29) 2023/04/30(Sun) 6:12:13

【人】 瀬戸 海瑠

[彼が行きたいと言うのなら勿論ついて行く。
まあこの時点でそこで行為をする気はないんだけど、

うん、行きましょうね、ってにこにこしながら
お昼ご飯を食べて>>4……

水着の上からレースのカーディガンを羽織り、
帽子を被って、磯の方へ足を進める。
持ち物は貴重品その他を入れたビニールのバッグのみ。

他にこっちへ向かう人は居ないのかなと
何となく後ろを確認しながら歩いていたら、
立ち止まった彼に制止される。>>5]


  なんですか?


[といつもの調子で尋ねたら、敏感なセンサーを働かせた彼が告げた"魔の存在"にはっと息を呑む。
こんなところに?と思うより早くスマホを取り出す彼を見守ると、なんか途中に余計なものを挟みながらどこかに電話している。>>6

コウキクンとはお会いした事があったっけか、
どなただったか……
記憶を辿っている内に通話が終わったみたいで、
さっきの真剣な表情とは一変した笑顔がこちらに向けられた]
(30) 2023/04/30(Sun) 6:12:29

【人】 瀬戸 海瑠



  はい……


[言われるまま、日陰に位置するベンチへと移動する。>>7
電話口での彼の言葉や今の話で、大体の事は理解できる。
それで、自分達で退治する事になるんだろうかと、
ちょっと緊張している事をひた隠しにしながら、
コンビニへ入り、そしてアイスを分けた。
アイスを半分こできて嬉しかったから、
不安を押し殺してにっこりと笑ってアイスを食べたら、
ちょっとだけ強張った気持ちが溶けた気がする。

着信音にぴくりと肩を震わせた後、
「引き返す」と彼が言うから、どうしたんだろうと思っていたら、電話口がこっちに渡された。
頭の上に疑問符を浮かべながらスマホを受け取って、
言われた言葉に、「はい」と簡潔に頷いた。

そんなに危ないものなのかと心配になったけれど、
通話を終えた後、彼から情報>>9を聞けただろうか。
なるほど、と頷いて、
じゃあ向かう理由もないから引き返そうとしたところで、

向かう理由ができてしまった。>>10]
(31) 2023/04/30(Sun) 6:12:53

【人】 瀬戸 海瑠

[彼を現場に向かわせない様にと電話口で言われたけれど、
止めに行くのは問題ないだろうと彼と同じ意見で、
昨日一緒にビーチボールで遊んだカップルの方へ向かった。

彼の必死の説得>>11も空しく岸壁へ向かってしまう二人に
「待ってください」と自分も声を掛けたけれど、
彼らを止める力はこれっぽっちもなかった様だ]


  ……そうですね……


[彼らを放っておこうという選択肢は、既に頭にない。
でも彼が二人を追って自分が人を呼んで来るという選択肢>>12も、受け入れ難いと思わせる。
役割を入れ替える提案はきっと
彼は呑んでくれないと思ったのもあるし、
彼を一人で行かせたくないと思ったのもあったから、]


  いえ、一緒に行きます。


[そう言って頑なに意見を通そうとしたら彼も頷いてくれて>>13、いざという時は魔と対峙する覚悟を決めた。
バッグから取り出したペンを右手に握り込んでおく]
(32) 2023/04/30(Sun) 6:13:08

【人】 瀬戸 海瑠

[消えた二人の足跡を追って岩場に辿り着いた頃には、
流石に自分も禍々しい気配に気が付く。
どこに居るのだろうと目線を散らしても、
正確な場所はまだわからない……]


  ……ん?……ぁ、


[だから目と耳で確かめられてしまう目の前の光景>>14に、隣の彼と同じくしばし目を奪われてしまう。
……自分達もしている事だけれど、
他人から見たら、あんな感じなのかと
今更ながらに意識してしまう。
女の人は気持ちよさそうで……

いやいや、と頭を振ったのは、彼>>15よりは後だっただろう]
(33) 2023/04/30(Sun) 6:13:44

【人】 瀬戸 海瑠

[退魔士の顔になった彼の説明>>16に細かく相槌を打ち、
すべき事>>17も教えてもらったけれど、]


  ……はい。


[結んだ約束は、きっと口だけのもの。
彼が自分を大事に想ってくれている様に、
自分だって彼の事を何より大切に想っている。
だから、自分が危険な目に遭いそうになったって、
自分を最優先に考えるなんて、
最初から無理だったのかもしれない。

でもその時はそこまで考えられなくて、
彼の言う事を聞きたい気持ちと、
気を付けながら彼を守ろう、という気持ちで頷いていた]
(34) 2023/04/30(Sun) 6:13:51

【人】 瀬戸 海瑠



  すごい……


[術が始まれば、周囲の空気どころか、
森羅万象がかたちや色、性質を変えてこの場を自分達の領域にしてしまう。>>18>>19
その光景をただぼうっと見ている訳にはいかない。
術者を始末しなければ自分達が消えてしまうと理解した魔物たちが、彼めがけて集まる姿が見えたから、右手のペンを構えて、それを阻止する為に捕縛の力を顕現させた]


 (数、多い……!)


[これだけの数を相手にした事はない。
そもそも一人で捕縛した事だって、
片手で十分数えられる回数しかない。
視界がこれだけ霧がかっているのも初めてだけど、気配はわかるし、彼に向っていく悪しき者を見定める事はできる。
鞭の様にしなる光で一匹、二匹、と地面に縫い留めていくが、段々と追い付かなくなってくる。
それぞれの力は大した事なくても、彼に指一本触れさせない様に立ち回るには、経験が乏し過ぎた]
(35) 2023/04/30(Sun) 6:14:59

【人】 瀬戸 海瑠

[おそらく最後の一匹だった魔を捕まえるのが間に合わなくて、
魔と彼の間に無理矢理割って入った。

彼の術の邪魔になってはいけないからと声を上げるのも我慢してその場に膝を着いたけれど、
その時響いた厳かな声を合図に、自分に障っている魔が散り散りになっていく。
調伏……浄化だ。
地面に伏せさせていた魔も全部一緒に消えて行って、
彼が見事にこの場を鎮めたんだ、とわかって、
傍に立っている彼を見上げた。

彼は怪我もしてなさそう……。
ほっとして力が抜けて、彼の背中側の地面に座り込んでしまう。

名前を呼ばれたら>>20、そのままの格好で返事をする]


  お疲れ様です、翡翠さん……


[あぁ、彼を悲しませてしまうかな、と思った。
彼は自分が傷付く事をよしとしてなかったから……]
(36) 2023/04/30(Sun) 6:15:44

【人】 瀬戸 海瑠

[心配させない為にさっと立ち上がって
何でもない風を装いたかったけれど、
水着だから、お臍の横あたりにできた赤い痣は隠せないだろうし、割り込んだ衝撃か使い過ぎて負荷がかかったのか、
媒介にしているペンが割れてその破片が巻きスカートの紐部分を掠ったみたいで、スカートが腰から落ちている。
そんな状態で、
誤魔化そうとする方がきっと彼はよく思わないだろうから、
座ったまま声を掛けた]


  翡翠さんが無事でよかったです。
  ……ごめんなさい、怪我してしまって……


[憑こうとしたのか突き飛ばそうとしたのか、皮膚に影響を与えた痣は人の指みたいなかたちで軽く腫れている。
ちょっと気持ち悪かったけれど、
彼が術を施してくれたのなら、簡単に治るものだっただろう]
(37) 2023/04/30(Sun) 6:16:21

【人】 瀬戸 海瑠

[――彼が電話>>21をしている間、
大きめの岩に背を預けて休ませてもらっていた。
……やっぱり、来るべきではなかったかもと、
ぐるぐると意味のない事を考えていた。

ここに来るきっかけとなった二人が割とすぐに逃げ出した事は視界の端で確認していたので、それは彼に伝えた。
他にも聞かれた事があれば答えただろう。

電話の内容>>22やお金の話>>23を伝えてくれる彼にも、
自分は笑えないでいた。
言われるまま水を飲んで、
言われる事に生真面目に返事をして……、
目の前にしゃがみこんだ彼を、
顔色はすっかりよくとも、複雑な表情で見つめていた]
(38) 2023/04/30(Sun) 6:16:55

【人】 瀬戸 海瑠

[言いにくそうに唇を開いた彼が隣に座って>>24
それでもなかなか話してくれなくても、
じっと黙って待っていた。
何を言われても受け入れようと思った。

……でも、
彼が語ったのは、
自分が想像していたよりもずっと優しい気持ちだった]
(39) 2023/04/30(Sun) 6:17:19

【人】 瀬戸 海瑠

[退魔士の家に生まれているのだから危険はつきもので、
怪我のひとつやふたつ覚悟の上だし、
実家に帰ってひっそりと身近な魔に対処するだけよりずっと過酷な道を選んでいるのもわかっている。

自分の事を大切に想ってくれていても、
そこは割り切ってくれていると思っていた。
でもそうじゃないんだと知れば、

彼が言う事に頷くしかない]


  ――はい。


[彼の心を守る為にできる事は、強くなる事しかない。
彼の言う事ももっともだと思ったから、
しっかりと頷いたけど、
自分の不甲斐なさに胸が痛い。
謝る事も、他に言葉を尽くす事もできなかった]
(40) 2023/04/30(Sun) 6:18:26

【人】 瀬戸 海瑠

[直後に彼の方に謝られてしまった。>>25
こっちも硬かった表情が少し崩れる。
でも「あ」とか「いえ」とかの短い発声や、ふるふると首を振る事しかできないでいて、]


  ………
そうですよ……。



[交流会の夜にくれた言葉に、ぽそりと頷く。
自分も約束を守れなかったくせに勝手な話だが、

あの言葉が嬉しかった自分を覚えているから]
(41) 2023/04/30(Sun) 6:19:13
 




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