![]() | 【人】 生物学者 アマノ【午後:医務室】 そんな世界が……ある、と? [医療のプロフェショナルのチャンドラが言う >>122 からには、あるのだろう。 "人間ではない"と告げられながら生きなければならない、見た目は"ヒト"そのものな者たちが生きる世界。 "ヒト"の役に立つことが存在意義な者たちだけが暮らす世界が。 俺の傍らでコーヒーを飲み、飯を食い、無駄話もすればぐだぐだとソファに転がっている事すらあったあの男が、それほどに、自分と乖離した人生を辿ってきたとは、想像できなかった。 想像、したくなかった。 けれど、自分を使えと何かに駆られるように訴えてきた昨夜の姿は、チャンドラの言を裏付けているようにしか思えない必死さで。 それはまさに"呪い"と表現するのがぴったりなんだろう。 "個体"という表現を敢えて使ったのだろうチャンドラには、思わず咎めるような視線を送ってしまっていた。] (128) 2022/07/17(Sun) 22:37:05 |
![]() | 【人】 生物学者 アマノ[正直、な。 俺はバーナードの脚については、どうでもいいんだ。 心底興味がない。 切りたければ切ればいい。 それが最善と信じるなら、好きにすればいい。 誰にも理解されない願いはあって良いと思っている。 俺も、人の事は言えないから。 でもそれをラサルハグにつける事だけは、俺が絶対に許さない。] (129) 2022/07/17(Sun) 22:38:23 |
![]() | 【人】 生物学者 アマノお前、何、例の企みそのまんま全部チャンドラに話してんだ。馬鹿か。 [ごすっ] どうせクソミソに言われたんだろう、想像できるわ馬鹿が。 [ごすっ] 俺は別に構わんが、チャンドラは医師ではあるが女性だぞ、少しは気を使えクソ馬鹿。 [ごすっ] [食事中の奴をぶん殴るのはさすがにどうかと思ったから、菜箸を使うことにした。 馬鹿言いつつ、菜箸で奴の額を小突くこと、きっかり8回。 "馬鹿"の発声もきっかり8回。 チャンドラとの一件ですっかり落ち込んだんだって? そんなの知ったことじゃない。] (132) 2022/07/17(Sun) 22:55:06 |
![]() | 【人】 生物学者 アマノ────で。 お前の好きな料理って、何。 [唐突に変わる話題。 バーナードの戸惑いにも落ち込みにも乱れる情緒にもお構いなしだ。 ちらりと見やった時計の針は、俺に残された自由時間はもう6時間ほどしかないことを告げていた。*] (133) 2022/07/17(Sun) 22:55:49 |
生物学者 アマノは、メモを貼った。 ![]() (a32) 2022/07/17(Sun) 22:57:52 |
生物学者 アマノは、メモを貼った。 ![]() (a38) 2022/07/18(Mon) 4:29:11 |
![]() | 【人】 生物学者 アマノ【夕方:食堂】 [まさか朝方に、チャンドラと子作り云々 >>146 などという破天荒な話まで出ていたとは知らず。 見るとバーナードは相応に落ち込んで(と同時に酷く疲れて)いる風ではあったから、菜箸アタックはそれなりに手加減した。 手加減してなかったらバーナードの頭蓋に菜箸が貫通していただろうよ。] ────塩パン…………? [ラサルハグといいこいつといい、もしかしてパンの需要は俺が思うどころじゃなく高いんだろうか。 俺にとっては"パン"という1つのジャンルの食い物でしかなく、確かにフリーズドライだ冷凍だと、様々な種類の備蓄があるのは把握していたが。] ……………………あった。 [少し待て、と立ち上がり、『はじめての一人暮らしごはん』を手にしてテーブルに戻る。 多分、人気の品なんだろうな。本にも一番の基本らしいテーブルロールの数ページ後に"塩パン"の文字があった。] (170) 2022/07/18(Mon) 4:53:48 |
![]() | 【人】 生物学者 アマノ["食事の力を舐めちゃいけない"と言っていたのは誰だったか。 ああ、スピカ >>3:89 だ。 今世、調理の必要も保存の手間も要らない携帯食料は数多存在するのに、この船に"チーフコック"の役割を持つゲイザーがクルーの一員になっているのもそういう事なのだろう。 キッチンには当然、粉やら何やらの備蓄があることも俺は確認済みだった。 そして、ある程度の工程までは自動で出来る調理器具があることも。 まさか、俺がこの船で活動する最後の日にそれに触れることになるとは、全く思っていなかったけどな。] ────2時間。いや、3時間だな。 待てるか? [本から顔を上げてそう問うたら、ひどく驚いた顔をされた。 リクエストしたのはお前だろうが。馬鹿。] (171) 2022/07/18(Mon) 4:54:19 |
![]() | 【人】 生物学者 アマノ[まだ話があるから10分そこで待っていろ、とバーナードに告げた俺は、とりあえず塩パンの材料を専用機に放り込む。 放置していれば1次発酵だかのところまでは自動運転らしいから、おかわりを注いだコーヒー片手──バーナードも欲しがるようなら両手──にテーブルに戻った。] ────お前。 スピカの様子について気付いているか? [切り出したのはスピカの事。 時を前後して2人組医療者チームも話題に乗せていたとは知らぬまま。] こうなってくると、昨日聞いた話云々は置いておいて、お前が残るのが最善な気がしてくるけどな……。 [こればかりはアンテナの采配次第だから、本当、どうしようもないんだが。テーブルに視線を落としつつ、言葉を紡ぐ。] スピカ、あいつ、あのままだとヤバいと思う。 あれ、死ぬぞ。 (172) 2022/07/18(Mon) 5:03:24 |
![]() | 【人】 生物学者 アマノ[研究所でもああいう風になった奴を見たことがある。 研究対象かそれ以外か、ともかく"何か"に魂を囚われ、戻って来られなくなった奴。 感情を失って誰かに操られたマリオネットのように動き続け、最後は糸が切れたまま、"ヒト"に戻ることもマリオネットで在る事も失くしてしまう。魂も生命も放り投げて。] お前、全員を生還させたいんだろう? "明日のスピカ"を頼む。 とはいえ……今日俺が話しかけてもほぼ反応無しだったけどな。 ["ハヤシライス"の単語でも、だ。つまり相当な重症だ。 "死にたい奴は勝手に死ね"派の俺も、さすがにあのスピカの事は見過ごせず、さりとて何か方策が思い付くでもなく、手元のコーヒーカップを静かに見つめたのだった。*] (173) 2022/07/18(Mon) 5:12:43 |
生物学者 アマノは、メモを貼った。 ![]() (a39) 2022/07/18(Mon) 5:15:10 |
![]() | 【人】 生物学者 アマノ【20時:食堂】 【乗員全員へ通達】 塩パンが焼けた ────アマノ [なんで俺はあと数時間で眠りに就かなきゃいけないというこの段階で、パン焼きなどという特殊技能ジャンルに足を踏み入れているんだ? 脳内に盛大に疑問符を浮かべつつも、レシピ本の記載に従って生地を成形し、バターを折り込み、最終発酵だバター塗りだ塩振りだ焼成だと────まあ、我ながら頑張った。 頑張った結果、キッチン中にただならぬ良い香りが漂ってきたものだから、何とは無し、皆へと通知を送る。 これもう絶対旨いだろ。確信しかない。 バーナードは一度食堂を離れていたのかもしれないし、あるいはずっとその辺でぐだぐだとしていたのかもしれないが、いずれにせよ通知は送られたのだろう。] (174) 2022/07/18(Mon) 5:56:57 |
![]() | 【人】 生物学者 アマノ[元来の器用さには我ながら惚れ惚れするな。 星系工科大学に入る前にこの素質に気付いていたら料理人か菓子職人か──いっそパン職人か?──の道もあったのかもしれない……などと悦に入る俺は、そもそも根本的に"顔も知らない奴に対して料理をする道理はない"という思いが根底にあることには気付いてはいない。 緊急事態下、ラサルハグに"ゲイザーがいない分を担え"と告げられ、多少なりとも言葉を交わし顔を知る船の乗員の為だからと、自分はここまでやっていた。やれていた。 それを自覚する機会は訪れないまま、俺に残された残り時間は4時間を切ろうとしていた。*] (175) 2022/07/18(Mon) 5:57:50 |
生物学者 アマノは、メモを貼った。 ![]() (a40) 2022/07/18(Mon) 5:59:09 |
![]() | 【人】 生物学者 アマノ【夜のいつか:自室前】 [風呂に入らない&着替えないという、由々しき風評被害を払拭すべく、キッチン仕事をあらかた片付けた俺はシャワーを浴びておこうと一度自室に戻った。 既に私物の類は整えてある────というか常に整頓はしているけどな。 だからここですべきことはもうほとんど残っていなかった……のだが。] ……………………なんだ? [明らかに女性が好みそうな可愛い紙袋。 >>184 中には■卵色iroと■硫黄色iroを主に使った繊細なリボン……いや、紐、と言うべきか?明らか、誰かの手仕事と思われる品が入っていた。 他にメッセージらしきものは何もなく。] ────スピカ? [バーナードとサダルはこういった事をしないと思う。 チャンドラならば、先に顔を合わせた時に渡してくれば良いわけで。 だとしたら、消去法で残るのはスピカしかいない。] 今なら、声が届くのか?スピカ。 [どうすべきか。あと数時間で眠る俺が何か告げても、余計なだけかもしれない。 こと行動することについては拙速気味に物事を進めがちな俺が、珍しくも自室の前、立ち竦んで逡巡していたのだった。**] (188) 2022/07/18(Mon) 8:06:27 |
生物学者 アマノは、メモを貼った。 ![]() (a44) 2022/07/18(Mon) 8:07:33 |
![]() | 【人】 生物学者 アマノ【メインデッキ】 [悩みに悩んだ末、俺はスピカにメッセージを送った。] 『餞別を贈ってくれたのはスピカか?』 『ありがとう』 [他に何か言えることはないかとそのまま端末を見つめていると、スピカから着信が。 ──『たすけて』と。] ────ッ。 [憑かれたように駆け出した先は当然、メインデッキだった。] (196) 2022/07/18(Mon) 9:32:26 |
![]() | 【人】 生物学者 アマノは?なんで……、アンテナが? [あの事故から、アンテナは文字情報だけを俺らに通達してくる程度で、全く、動いていなかった。 確か、”最後の1人時”が決まる頃に再び動くと聞いていたか?俺はそのへん、正直よく聞いてはいなかったのだけど。 艦長室に動く気配を認めて足を向ければ、そこには起動し任務をこなしているアンテナの姿があった。 スピカはどこだと尋ねれば、居場所も答えてくれるだろうか。] おい!スピカ!どこだ! [ああくそ、俺は大声出し慣れてないんだよ。**] (197) 2022/07/18(Mon) 9:32:54 |
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