マキアートは、「ダメダメ言い過ぎかな?ごめんね」と謝りながら、カメラを持った。 (a35) 2022/08/17(Wed) 18:36:57 |
ヴェルデは、縛り付けられているとは思っていない。 (a36) 2022/08/17(Wed) 18:37:23 |
ヴェルデは、自ら選んだのだから。 (a37) 2022/08/17(Wed) 18:37:38 |
【人】 銀の弾丸 リカルド【マウロの部屋】>>75 ラウラ 「あぁ……」 水の流れる音を聞きながら頷いて、 写真立てを取りにテーブルに近づいて手にとって見れば、やはり自分たち3人がそれぞれ持っているはずの写真だった。 孤児院に居た頃の、悪ガキだった時代にたった一度だけ撮ってくれた時のことを、今も鮮明に覚えている。 「この元気だけが取り柄みたいなのが俺、少し困ったようにしてるのがツィオ、へそを曲げてるのがマウロだ。 あの頃は正義感ばかり強くてな、二人をよく引っ張り回していたんだ」 この日も確か、二人を巻き込んで屋上に上がって叱られたのだったなと、苦笑しながら戻ってくると、貴方に説明しながら見せるだろう。 今でこそ堅物に軽薄にと変わっていったが、マウロだけはその性質は殆ど変わっていないように思う。 今も昔も、気難しい猫のような男だった。 「俺もツィオも焼き増しを持っているんだ。これは……、アイツのそばに置いてやりたいものだな」 長い睫毛を伏せながらそう言った表情は、過去を懐かしむような、悔しさが滲み出るような、そんな不安定なものだ。 貴方がもしこちらを見上げたなら、どんな表情が見えただろうか。 それは、貴方自身にしかわからないだろう。 (77) 2022/08/17(Wed) 20:07:53 |
ビアンカは、ここは大嫌いだった。 (a38) 2022/08/17(Wed) 20:08:51 |
ビアンカは、けれど、ここに居続ける。 (a39) 2022/08/17(Wed) 20:09:10 |
ビアンカは、旅行になんていかない。 (a40) 2022/08/17(Wed) 20:09:23 |
【置】 害のない毒 マキアート「怯えないでpiccolino. すぐに気持ち良くなるから」 切開して。攪拌して。抽挿して。 赤と白のグラデーションが手を汚す。 「Testa, spalle, ginocchia, e piedi, ginocchia e piedi」 「E occhi e orrechie e bocca e naso」 「全部お金にして、家族に返せるんだ」 「嬉しいよね?」 「笑って」 「最近、そういう顔を見てばっかりだ」 (L0) 2022/08/17(Wed) 20:30:23 公開: 2022/08/17(Wed) 20:30:00 |
【人】 ヒットオアスタンド ヴィオレッタ【どこかのバー】 >>69 マキアート 「――……。」 どちらの答えが来ても。 にこやかに返す自信は、あった。 でも、 どちらの答えも。 望みのままに、とくるとは思わなかった。 話題の真意が見破られるのは予想していたけれど。 優しい先輩の情を狙った意地悪な言い様にも 一瞬ですら狼狽えずに、受け止められるとも思っていなかった。 先輩、甘やかしすぎです。 ……本当に、敵いません きょとんとして、口元を緩めて。そんなことを、思う。 「先輩には、そうですね……。 笑っていて、欲しいです。いつもの通りに。 それで、1ゲームだけ付き合ってください。 カードでも、ルーレットでも、サイコロでも。 その後は……先輩の、お好きに。 叱ってくださっても、笑ってくださっても構いません。 ……涙をいただいても、構いません。先輩の御心のままに」 (78) 2022/08/17(Wed) 20:30:37 |
マキアートは、作り笑いをせずに済んでほしい。ほしいのだ。 (a41) 2022/08/17(Wed) 20:32:01 |
【置】 翠眼 ヴェルデ猫など気にしなければよかったのだろう。 言われた通りに早く帰るべきだったのだろう。 仮定をいくら重ねたところで、もはや意味などありはしない。 もうきっと、どこにも行けない。 それをすこしだけ、いやだな、と思う。 けれど、何もかもが遅かった。 “0”だった少年は、“1”を得ていることに気が付かず。 “0”へ還される瞬間になって、ようやくそれを知った。 (L1) 2022/08/17(Wed) 20:46:59 公開: 2022/08/17(Wed) 20:55:00 |
【人】 害のない毒 マキアート【どこかのバー】 >>78 ヴィオレッタ 「へえ?構わないよ」 二つ返事で快諾する。 可愛い後輩の悩みや願いを聞き届けるのは当然の責務。 そこにひとつまみ、見栄を張りたくなるのは男の性だ。 故にここでは一日の長を存分に振り回させてもらおう。 「キミは……昔より随分巧くなったからね。 成長を喜ぶのも、爪の甘さを先輩として微笑むのも、 どちらも今から楽しみにしておくよ」 一世一代の大勝負、なんて。 待ち遠しく思うけど、直ぐ執り行いたいものでもない。 ──全部、“Se”の話だ。 なった時に笑う準備だけしてたらいいんだろう。 今もその時も、作り笑いだと思われてないといいのだが。 (79) 2022/08/17(Wed) 20:50:27 |
【置】 鳥葬 コルヴォ「しませんよ。復讐なんか。 俺は他の奴等と違って元気じゃないんです」 「何かできたら、なんてのは高望みだし」 「最初から、俺にできる事なんて一つしかないって事も」 「わかってますよ」 (L2) 2022/08/17(Wed) 20:52:21 公開: 2022/08/17(Wed) 20:55:00 |
【置】 ノーモアベット マキアート「オレは、ずっと心から笑ってるよ」 「è più la spesa che l’impresa.」 (L3) 2022/08/17(Wed) 20:59:05 公開: 2022/08/17(Wed) 21:00:00 |
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