83 【R18】ラブリーナイト・りたーんず!【ペアRP】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
― 翌朝 ―
[ 朝起きた時にも、兄貴は隣にいただろうか
眠っていれば、隣で眠る寝顔をまじまじと見つめて
身体の痛みや、充足感、疲労感に
これは、夢ではないと再確認をしていた
終ぞ、言う気がなかった好きという言葉も、
ついに、伝えてしまったことを思い出して、
顔が熱くなるのを感じて、寝返りを打つふりをして
兄貴とは反対側に顔を向ける
ドキドキとして、呼吸が早くなって、
すごいことをしてしまったと、嬉しい気持ちと、
すこしだけ、後ろめたい気持ちなる]
[ 男同士はまだ、いい
だけど、兄弟でこんなことをするなんて、
倫理的に考えて、ありえない
大きく道からそれてしまった、そらさせてしまった
自分でも言っていたけど、兄貴はモテる
女からも、男からも、
普通の恋をして、普通の結婚して、普通に親になる
それがきっと、多くの親が望んでいることで
明るく笑う両親の顔が浮かんで、きゅっと瞳を閉じた
朝、目が覚めたら、忘れようと思っていた
朝、目が覚めたら、消そうと思っていた
そんな最初の気持ちは、もうなくて
もう逃がしたくない、逃げられない]
[ 兄貴が起きた気配がしたか、声をかけられれば
そちらを向いて、無言で身を寄せて
寝ぼけているうちに、俺の反骨心が起き上がる前に
今は素直に、甘える
これはあくまで、俺が俺の心を満たすための行為で
兄貴を喜ばせようとか、好きの気持ちを返そうとか
その為ではないから、一応分かって欲しい
そんなこんなで、朝目覚めた後も
身体はだるいから、そのまま二度寝を決め込んで
昼前にもう一度、目を覚めせば、強烈な空腹感に]
はら、へった……
[ 色気のないことを言って、
ルームサービスを頼むように、"おねだり"しただろう]
― いつかの話 ―
[ あれから、何度か重ねた罪の味
その日も、そうだった
両親が相変わらず、出張で二人して不在の日
リビングだったか、ソファに座る兄貴に
後ろから近づいて、テレビでも見てるなら
その視線を遮って前に立てば、
膝を開いて跨って、首に腕を回して抱きしめれば
耳を軽く食みながら、いつもの合図を口にした]
[ 相変わらず、可愛いおねだりはできない
でも、あの日から経験は重ねてきたおかげか
素直に望みを口にすることは、多くなったと思う
兄貴が望んでくれるなら、対面座位なるものだって
たぶん、許してしまう程度には、兄貴に甘くもなった
逆のことは、既にされていたっけ?
俺が兄貴に跨がれて、体重をかけて、
奥の奥の、さらに奥を犯したこと
まぁ、その話はまた次の機会にしようか
そんな感じで、俺は手を替え、品を変え
罪深い蜜の味を、貪るように味わっていた――*]
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一夜限りの約束。
果たし、途切れてしまった縁の糸は。 ひとひらのリボンを結ぶように、 キュッ絡み合い、繋がって。
あの「はじめまして」から。 幾度となく、世界は朝と夜を繰り返した。
(100) 2021/07/17(Sat) 18:34:31 |
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夜のしじまも、明ける朝靄も共に生きたいと。 願う俺の顔は、情けないことに若干強張っていた。 心を張り詰めて、僅かに震える手には、 ひとつのリングが輝いてる。
それは、沈む夜と昇る朝を必死に駆け抜けて。 時刻は刻む針が、真上を向いて重なる時。 日付は ………
(101) 2021/07/17(Sat) 18:36:48 |
| すぅと息を、吸って吐いて。 全身を覆っていた緊張を解し。 穏やかな陽だまりのような微笑で贈る。 …… かつて首を横に振られた祝福。 >>D29 今度は君に届いたのか。 (102) 2021/07/17(Sat) 18:37:14 |
[ だいじょーぶじゃねーよ、と返ってきて
ほっと息を吐く。
声は掠れていて、ぐんにゃりと力が抜けた身体を抱えて、
絶対にフラつかないように高級な絨毯を踏みしめた。
ベッドもまあまあ酷い惨状だったけれど、
バスタオル越しにふわと横たえる。
もう、半分以上寝ているのか、好きだよと告げれば
ものすごく久しぶりの素直な、
おれも、
が寝息とともに、ぽとりと落ちてきて。
すぐに、規則正しい寝息を立てて伏せられた瞼。
起こさないようにゆっくり身体を起こし、
布団を引っ張ってそっとその体にかけた。
立ち上がり、リビングスペースへ向かえば
すっかり暗くなった窓の外、
煌びやかな街並みからの光がやけに目に痛い。
煙草に火をつけた。 ]
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