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人狼物語 三日月国


35 【身内】Evolvulusのみぎり【R18】

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[応える。] 



   嗚呼……入ってる

   シキのなかは 熱く蕩けて
   最高に心地よいな



[深く繋がれた悦びは
 ひたひたと心に染みるようだが
 内に渦巻く獣欲は
 吼えて吼えて、収まる気配はまるで無い。

 嵐に堪えた蕾が
 陽だまりで咲くような
 いじらしい表情を
 指先で、するりと撫でてから、]
 

 
[肉付きの薄い細腰を、両手でぐっと掴んだ。]




   それだけに、
   動かずに居るのは至難の技だ




[絡み付いてくる
 堪らなく気持ちの良い柔襞を
 感じながら、ゆっくりと腰を引き

 抜ける手前で反転
 勢いよく、突き上げる。]
 

 



   は、…… やはり
      動いた方が 更に、クるな

   シキの感じるところも突いてやろう




[欲に掠れた声で囁き落とすと
 覚えたばかりの箇所を
 擦り上げるように、熱い楔を打ち付け始める。

 尖った先から
 止めどなく溢れ出る
 ぬめりを直にたっぷり塗り込めつつ。]*
 

 
[長大な彼のもので限界まで拡げられて
 先は、一番奥
だと自分では思う場所
まで
 入ってきている。

 少しの息遣いも響く。
 彼と繋がっている。

 透明な膜の張る目で見上げる先
 彼も自分を、自分だけを、見てくれていて

 味わったことのない感動の渦に呑まれ
 ただ己に出来るのは
 柔らかな布の上、薄い胸板を上下させるだけ。]
 

 
[顔が、撫でられた。

 労われるようで、心地良くて、
 もっと、そうして欲しくなる。

 けれど手は離れていき、腰が掴まれ]



    ン、はァ……ぁ、……
っああああッ!!




[抜かれていく感覚に切なさを識ったあと――、
 強く打ち付けられ、目を見開き絶叫した。

 入ってはいけないような場所に
 先端が届いた、そんな心地もして]
 

 
[狂ってしまう予感。
 恐ろしいと思う。

 けれど、貴方になら導かれて良いとも思う。]
 

 


    
んン、っく……、うつ、おぎぃ……ッ




[ひどく大きいから
 善い場所もそうでない場所も
 根こそぎ可愛がられる。

 そんな逸物に意図的に狙われまでしたら
 一溜りもない。
 内の、膨らんで主張する器官が
 ごりごりと容赦なく抉られて揺さぶられて
 抗えず声が甘く漏れてしまう。]
 

 
[塗り込まれながら彼の液とは別に
 繋がる場所が自ら
 じゅわり……、と濡れだす。

 其れはまるで、女膣が如く。

 ぐちゅ、ずちゅ、と互いのが混じった音が響き
 そうして、胎の底から強く願う。]



    
(……孕み、たい……ッ)




[男の自分では無理だろう。
 頭では理解しているのに、
 自覚させられて仕舞えば止まらない。]
 

 


    
あッ…ンあっ…アッ ぅつ、うつ、ぉぎぃ…ッ




[下の口できゅうきゅうと纏わり付き、甘え、
 潤んだ瞳で見つめる。
 自らを貫く、一匹の美しき雄を。]
 

 
[一番、鋭敏な器官で
 花嫁の最奥と思い込んでいる壁を
 ぐんっと深く穿てば、一際大きな声が上がる。

 どうしようもなく気持ちがいい上に
 我には、その絶叫すら官能を煽る加薬で。

 逃げやしないと
 逃げられもしないと分かっているのに
 敷布に沈めるように腰を押さえ込み
 自分を刻みつけんと
 ごりごりと擦るように突き上げ、抉るように突き下ろす。]



   はッ、 はッ、……
シキ、っ…




[短く息を継ぎ
 時折、愛おしい名を呼び返しながら
 夢中になって腰を振って
 妻の内側を堪能していると、]
 

  
[ぐちゅ、ずちゅり……
 どんどん濡れた音が高く響くようになり、
 それに伴って
 シキから流れ込んでくる気も
 狂いそうに熱く変質する。

 触発されるように
 我の雄としての欲も一気にカッと膨れ上がった。



   (っ、 
種付け
たい……ッ!)



 愛おしい、唯ひとりの運命の番との間に
 子を成そうと
 躰の中心もずしりと重くなって、

 動物的で、本能的な
 強い衝動は
 灼き尽くさんとばかりに燃え盛る。]
 

 
[そんな状態で
 強請るように、誘うように
 きゅぅきゅぅ締め付けられれば
 もう後は一心不乱に昇り詰めていくだけだ。

 抽挿の速さに拍車が掛かり、
 極めようとする直前。]



   
我が子を、
め…ッ   シキ、




[望みを強く音にして
 最奥へ叩きつけるように深々と穿つ。]
 

 

[    
ず、ぷんッ…!
    ]

 

 
[シキの愛液をまとって
 滑りを増した摩羅は
 勢いを殺すことなく突き当たりの筈の窪みを貫いて
 更に其の奥へと入り込む。

 と、同時に
 瘤の部分もぎちりと飲み込まれ。]



   
っく、…ぅ…ッッ!!!




[背筋を駆け上がる快感に打ち震えながら、
 息を詰めるように低く呻いて
 シキの奥の、奥に、精を放った。

 熱い飛沫が何度も迸り
 確実に孕ませてやる、と言わんばかりの量が
 妻のなかを満たしていった。]*
 

 
[腰が掴まれて、快感を逃せない。
 逃す気もない。
 熾烈で神経が灼き切れそう、其れでも。

 甘く名を呼んでくれる彼も
 とても気持ちが良さそうだから
 何一つ間違っていないと思える。

 こんなにも好いこと
 教えられてしまったら
 病みつきになってしまうよ。

 責任、取ってくれるだろうか。
 俺の生涯ただひとり特別なひと。]
 

 
[番いの雄に媚びるように
 股がじっとりと濡れて
 ぐずぐずに蕩けながら包み込む。

 元々彼のは凄く大きいのに
 自分からも纏わり付くから
 より擦れてしまうし――、

 内側でまた、存在感が増した。



    
ふァあ……ッ!




[俺のナカ、貴方の形に拡がっている。

 少しの隙間もなく埋められて
 苦痛とは紙一重。
 彼以外のことなど、考えられない。]
 

 


    
あッ、うつッ、ぉぎっ、あっ、アッ……!




[抽挿が速められれば
 突かれるたび、喉から嬌声が漏れる。
 腰にある手に片方の掌を重ねてぎゅっと掴んだ。
 置き去りにしないでくれると
 そう信じているけれど、必死に。
 それから、込み上げる吐精感に
 脚の間で揺れる猛りをもう片方の手で握り込んだ。
 放つのは彼の口の中だけと、そう約束したから――…。]
 

 
[そんな己の鼓膜に、ひとつ響いた。
 彼の、俺自身の――願い。



    
ぁ……ッ うん……ッッ!!




[うつおぎとの子が欲しい。……産みたいよ。
 揺さぶられながら大きく頷いた。
 断る理由など、あるものか。
 細めた目の端から、透明な雫が流れる。]
 

 
[別種の生き物だとか
 男同士だとかは――忘れて

 原初的な欲求が嵌り合う奇跡に
 全身の細胞が湧いている。

 彼にだけは無防備な心と身体は
 もう既に深く繋がっていたが

 頷いた直後、まだ先があったことを識る。
 

 
[身体の奥で、ぐぽっと音が響いた。

 彼の先を呑み込んだ一番深いところから
 ぶわぁ……っと
 キモチ良いのが拡がる。
 視界が真っ白に染まっていく。]



    
あ…、あっ、あ…、あ〜ッッ




[抗えない快楽の波に攫われて
 だらしなく開いた唇から
 力の抜けた声が漏れる。

 自らの竿と彼の手を握ったまま
 ビク、ビク、と痙攣めいて震えるのは
 汗ばんだ裸身と、胎の奥。]
 

 
[確と握り締めた先の孔からは
 何も出さずに達していた。

 子種を残さず寄越せとばかり
 内壁は唸って、収縮し、
 注がれる熱く量の多い精を享受する。]



    
はーっ、はーっ……うつ、おぎ……っ




[息を整えようとしながら
 左右の耳の方向に涙の筋が残る顔で見上げる。

 蕩けきった瞳が、愛おしいひとを映す。

 太い瘤まで呑み込んだ入り口は
 もう離さないというように
 ぎっちりと咥え込んで。]
 

 
[呼吸の動きで少し掠れるだけでも
 奥で甘い痺れが生まれてしまう。

 理性と意地が溶かされる。]



    
……っ、……、……
すきだ
……




[普段ならきっと言えないような言葉が
 淡い色の唇から零れた。**]
 

 
[細胞のひとつひとつに至るまで
 認識しているのだろう。

 我の番だ、と。

 子種で陰嚢は重さを
 穿つ楔は漲って体積を増す。

 ぬめりを絡めて
 抵抗は減っている筈なのに
 擦られる良さは変わらないどころか
 より強くなっていくのは、
 互いが本気で結びつき合いたい
 溶け合いたいと
 願っているからだろうか。]



   はぁッ、 シキ……、……ッ、は、



[深く穿つ度に、迸り出る妻の声。
 重なる己の息遣いも
 獣じみて、どんどん荒くなっていく。]
 

 
[激しく揺さぶると
 勃ち上がったままの妻の摩羅も跳ねる。

 もう二度も達しているというのに
 まだ張り詰めて、今にも
 白蜜を零してしまいそうだ。

 この体勢では口は届かぬし
 中断など、とてもじゃないが
 出来やしないから、


   (また縛るか?
    出口を塞いでしまおうか?)


 そんな考えが
 脳裏を過ぎった矢先のこと。]
 

 
[妻の手が、根本をぎゅぅっと握り込んだ。
 堪らえようとする力の強さは
 もうひとつの掌が、我に教えてくれる。

 自ら言いつけを守ろうとする姿は
 余りに健気で、
 溢れ返った愛おしさが
 輸精管を通って噴き上がろうとする。]
 

 
[シキを孕ませんとする強い衝動と合わさって、

 波のように
 奥に当たれば引いてまた穿つ
 律動とは、一線を画した
 気迫の籠もった突き上げを生み、更なる奥を抉じ開ける。

 先も根本も
 熱い媚肉にキツく食まれて
 勢いよく精が駆け抜けていく至福に
 下腹を戦慄かせる。



 
────こんな…途方も無い快感は、知らない。




 もっと寄越せと言わんばかりの
 うねる内側に
 喜んで幾度も吐き出し、全てを捧げた。]
 

 
[長く、長く続く、吐精の途。

 蕩けた表情を晒して
 妻が小さく、唇を動かした。

 心の内側から醸し出される気と同じ色をした
 殊更に、甘い甘い声音が
 空気を震わせ
 鼓膜を揺らして、我に届く。]




   っ、…… シキ、




[閉じ込められていた想いが
 ぶわぁ、と一気に花開いていくような
 不意打ちの告白に
 鳥肌を立ててしまうくらい、ゾクゾクした。]
 

  
[想う相手と繋がりながら
 好意を告げてもらえる
幸福
に、
 目元は柔らかく撓み
 口端もゆるりと持ち上って、弧を描く。]




   我も… 好きだ




[甘い吐息と共に
 素直な気持ちがするり音になり
 羽ばたいていく。]
 

 
[見下ろす愛おしい表情に、見つけた涙の痕。

 覆い被さるようにして
 頭を掻き抱くと
 流れた道筋に沿って、唇と舌を這わせていく。

 左耳の窪みに溜まった雫を
 ちゅっ、と啜り切ったところで、]




   先程は出さないように出来て、偉かったな

   精は無論だが
   涙も、汗の一滴まで
   シキの全ては 我のものだ

   決して離してやらぬから覚悟しておけ




[掌で髪を優しく撫で付けながら
 囁き掛ける、重い執着。]