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人狼物語 三日月国


69 【R18RP】乾いた風の向こうへ

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 中隊長 アーサー



― ――


 [柔い朝光の中
  壁を背に得る事も叶わぬ様だ。
  此方の力を高く見積もれた事を褒めてやるべきか、
  苦手な時間を知り得た事を湛えてやるべきか。]


    貴殿の隊は其処までお暇でしたか。
    それはそれは気付けずに。

    見慣れぬ顔の方も
    私めを囲って下さるとは
    これはどんな祝い事なのでしょう?


 [目視出来る数で十四人程。
  隠れているか、遠方から狙う者が五…七人くらいか。
  目の前にいる人物を合わせれば二十人超、と。
  この気だるげな時間に良く居合わせたもので
  感嘆の…嘆息を吐く。]

 
(8) 2021/04/20(Tue) 22:16:33

【人】 中隊長 アーサー



 [目の前の人物は二日前に
  白の駒を執っていた相手であった。>>0:40

  多少の腕を持っていたと聞いてチェスの相手を
  申し出た所快諾を頂き、此方の方が好きだからと
  黒の駒を執らせて頂いたらあっという間に
  勝ってしまったその相手が今其処に。
  何人もの仲間を引き連れ
  此方を囲っているのである。


  ――…つまりはどうやら
     気品を欠いてしまっていたらしい。
     相手の誇りを傷付けてしまったが故、
     こうして奇襲の憂き目に遭ってしまった様だ。

     
なんだ、こんな安い男だったのか。


     笑顔は絶えぬ儘。しかし緊張だけは上げ
     かの将兵と対峙をする。]

 
(9) 2021/04/20(Tue) 22:17:15

【人】 中隊長 アーサー




    奇襲はもっとバレない様にするものでは?


 [思うた儘を口にする。
  挑発でもあり相手の『先手』を観る手であった。]


    この数でバレない様に襲えるとでも?
    元より数しか通じないと見ていた、
    後は時間と場所を選ぶだけだ。

    ……正解だろう?


 [目の前の将兵が剣を構え、そう笑う。

  確かに間違いは無い。
  夜は最も厳重であるし、
  そもそも私邸を強固にしている。
  なのでこの時間が正解、だが。……]

 
(10) 2021/04/20(Tue) 22:18:16

【人】 中隊長 アーサー



    …流石に目が覚めるというものだろう。


 [はあ、と此方が溜息を吐いた次の瞬間、
  一斉に将兵率いる十余名が
  此方へ襲い掛かって来た。

  貴殿に買われたこの腕前と
  隊の力を見せて差し上げよう!

  等と声も高らかにして。
    
                ―― さあ、]


 
(11) 2021/04/20(Tue) 22:20:06

【人】 中隊長 アーサー



 [
どう打ってみようか、この局面。
]*

 
(12) 2021/04/20(Tue) 22:21:57

【人】 中隊長 アーサー



 [八の刻に差し掛かるだろうか。
  だのに陽の差さない道を選び過ぎたのか、
  どれだけ剣撃を響かせ重ねても町民の気配は
  湧いては来なかった。または、こういった諍いに
  慣れてしまっているのか。

  
守る手も打たずに済み好都合ではあるが。


  四、五人と軽くあしらって端へ沈める。
  片手で翻す剣は軽く、乾いた風を簡単に割いては
  相手の轍(てつ)を何度も牽制する。
  まずは壁側を得ながら、或いは入り組んだ路地を
  複雑に進んでみせながら相手の隙を突き
  剣や武具やらを削いていく。…のだが。

  流石は国防軍仕込みと言った所か。
  地の利の得方はあちらも身体で覚えていて、
  且つ連携力もあった。
  同じ方向から二人襲って来れば、
  別の方角から矢か魔弾かが飛んで来る。
  同方向からの襲撃も縦と横との軌道でもって
  襲い掛かり、捌く此方の体力を狙い澄ましている。]

 
(19) 2021/04/21(Wed) 6:31:13

【人】 中隊長 アーサー



    隊としては悪く無いな。


 [一つ息を吐いて整える。
  最近鍛錬を後回しにしていた事も含め、
  それでも其処いらの野盗や破落戸であれば
  十分と掛からず処理出来ていたであろう人数が
  後援含めて八人程しか沈められていなかった。

  頭の将兵は着かず離れず後方から指揮を執っている。
  叩く事は難しく無いが、少々面倒そうだ。
  更に後方から弓か銃か魔弾かで
  援護を受けて見える。


    地道な事は好きでも無いが
    着実であると切り替え手を進めていこうか。
    追撃から逃げる素振りを見せながらまた一人、
    後方支援の敵方を剣の柄頭で殴って落とす。 ]

 
(20) 2021/04/21(Wed) 6:31:49

【人】 中隊長 アーサー



 [一息。


  …吐いた所で、上空からか気配を感じた。
  仰いで迎撃するがまた背後から
  人の気配がして。

            隊の人間とは違うのか
              目深に外套を被り
              此方に不意打ちを ――]*

 
(21) 2021/04/21(Wed) 6:32:36
中隊長 アーサーは、メモを貼った。
(a6) 2021/04/21(Wed) 6:45:43

【人】 中隊長 アーサー



 [――、
 
  迎え撃とうとしていた、の、だが。
  遠雷の響きと光線とに目をチカチカとさせる。
  …いや、光線の所為では、無いな。

              何度か瞬きをして 、]

 
(55) 2021/04/21(Wed) 21:27:34

【人】 中隊長 アーサー



    …………、ははは。
    なんだ、虎≠ゥ。

 
(56) 2021/04/21(Wed) 21:27:57

【人】 中隊長 アーサー



 [先日借りた詩集の一編を思い出し、>>0:100
  呟く様に、目の前に突如現れ
  敵を威嚇する人物を
  そう称す。

    遠雷竹林天駆如
    猛虎到来無奈可

    かの歌が著したのはこの事だったのか。
            また一つ息を吐いて、]

 
(57) 2021/04/21(Wed) 21:28:11

【人】 中隊長 アーサー



    示し合わせた訳でもないのに
    良く会うな、ダイゴ。

    彼女はお前の知り合いか?


 [呆けた様な顔をいつもの物に戻し、
  口元に笑みを浮かべてそう目の前の男に問いかけた。
  一目瞭然の同じ色は問うまでも無く、
  同僚である事を示して見える。

  あの軍服の色は彼等しか着ない。

  筈なのだが、
  何故か男は此方を庇うかの様に背を向けて。
                  ……… ]


    仲間を信じなくて良いのか?
    俺より長い付き合いだろうに。


 [そう言いながら剣を構え直す。
  不意に襲われても、今度は助けられる間も無く
  対処が出来る様にと。息も整えて。]

 
(58) 2021/04/21(Wed) 21:28:33

【人】 中隊長 アーサー



 [彼女の言葉に偽りは無い。

  強いて訂正するならば、
  国を崩す事までは考えてはいないのだが。
  寧ろシステムを組み換え良い方向に
  持って行こうとすら考えては
  いるのだが。

  こう見えてもやる事はやるんだがなあ、と
  最後は声に零してしまいながら、
  此方に向く金糸雀色の背に
  自らの背を合わせた。


    同僚の必死の説得に耳を傾け
    向こうに付くなら大人しく切られてみるか。
    
本当なのかと此方を振り向くなら

    
翻り先手を打つか。


    それでも此方の味方に付いてくれるなら、
    一つ策でも耳打ちするだろうか。]*


 
(59) 2021/04/21(Wed) 21:29:46

【人】 中隊長 アーサー



 [一向に振り向く気配も、
  向こう側に靡く仕草も見せない姿に
  そっと耳打ちをして真に背を任せる。>>65


  背後以外のどの方角から襲撃を受けても
  迎撃出来る様剣の構えだけは解かぬ儘、
  ひそりと意識を集中させ始めた。

  薄く、微かに何かの言語を呟きながら
  まずはこの場にいる全員の居場所を把握し
  一つ一つ狙いを定めていく。

  剣の刀身が薄らと、しかし着実に
  何かの印の様に赤い色を帯びていく。]

 
(77) 2021/04/22(Thu) 5:02:43

【人】 中隊長 アーサー



 [これが終わったら
  また飯屋に連れて行ってやろう、
  信用の言葉にはそう返して。>>64

  駒を執り、
  終わりの手をその背の後ろで打ち始める。]*

 
(78) 2021/04/22(Thu) 5:05:28

【人】 中隊長 アーサー



 [唯の昇格であれば「プロモーション」だが、
  敢えて自身の駒を取らせるならば「サクリファイス」
  其処から手を有利に進めたなら「トラップ」と
  言った所だろうか。>>81

  いつも変わらず身に纏い、
  大事にしていたであろう装束を
  敵を欺く為に使ってみせたその様は、
  久しく眺めて感嘆たるものだった。

  牽制と陽動とを複数人に対し加え、
  全敵側の意識を自身に引き付けてみせる
  かの男の勇姿は猛々しくも優雅で、
  しなやかに踊る虎の様だと
  独りまた称した。

  雷光が閃き。
  金糸雀色が跳び回り。]

 
(83) 2021/04/22(Thu) 10:45:30

【人】 中隊長 アーサー



 [そうして創り出して貰った時間を費やし、
  此方の手は完成の形を成した。


  …何処か、虎の男は此方を龍の様だと
  称しているのには気付いていた。
  いつかに零してしまった言葉を拾ってしまったのか。
  何方かと言えば狐や蛇と言われた方が
  合う自負はあるのだが、強い響きで
  此方を称す其の心に敬意を表して。

  ふっと自身の剣に息を吹きかけ、
  爛々と赤く染まった刀身から火を生じさせる。
  其の様は龍の息吹にでも見えるだろうか。

  その火が強く、
  高く燃え上がれば ――    ]

 
(84) 2021/04/22(Thu) 10:46:24

【人】 中隊長 アーサー



 [―― 一人、また一人と
     動きの激しかった者から倒れ出すだろうか。
     次は後方支援の身体の作りが甘い者から。
     意識を失うまでは行かずとも、徐々に
     膝を着き喉元を抑え荒い息を
     立て出すだろう。


     残る意識と呼吸がある者は
     余程鍛錬を積んだ兵くらいだったか。]

 
(85) 2021/04/22(Thu) 10:46:41

【人】 中隊長 アーサー




 [仕組んだ手は簡単で、
  単純に肺の空気を燃やしてやったのだった。


  乾燥地帯、且つ優れた魔法具が
  露店でも売り出される様な国(>>0:124)では
  自身が扱える炎の魔法とは酷く相性が悪かった。
  牽制や装備の甘い野盗、また異国の兵士等
  効果のある相手に対しては惜しみなく使うが>>1:80
  こと国土内となると途端に無能にも
  等しくなる事もあった。

    ので
    一つ思考を凝らし
    無防備の体内へ仕掛ける術を磨いたのだった。

    表面を覆う防具のを縫う様に入らせ、
    体内に見えずも着々と酸素を奪う
    炎を発生させるその術を。]

 
(86) 2021/04/22(Thu) 10:47:53

【人】 中隊長 アーサー



 [対策も薄いこの魔法の強さは、今
  この現状が示している程のものだが。
  如何せん発動までにある程度の時間と
  消耗とを強いられなければ
  ならなかった。

  よって先程彼に伝えたのは
  かの時の様に先陣を切ってくれ>>1:48>>1:49
  というもので。


    意図を読み切ってくれた様で、
    その時間稼ぎと守備は
    成功の一助を大いに担ったのだった。]

 
(87) 2021/04/22(Thu) 10:48:28

【人】 中隊長 アーサー



 [同じ金糸雀色の軍服の彼女の事は彼に任せ、
  
消耗は誰にも気取らせない様に

  悠々とした足取りを以て、指揮を執っていた
  将兵の方へと歩み寄っていった。

  からりと、戦闘や陽動の際に壊してしまった
  木箱や壺やの破片が足元で音を立てて
  此方の来訪を相手に伝える。


    意識を奪う前にと止め、
    黒紅に戻った刀身を相手に突き付け
            相手に一言を送る。
              
              あの時と同じ声で、
                 同じ笑顔で。]

 
(88) 2021/04/22(Thu) 10:49:43

【人】 中隊長 アーサー



    流石
    国の要所たる関所を衛る将兵殿。
    
    *
 
(89) 2021/04/22(Thu) 10:50:09

【人】 中隊長 アーサー



 [後の流れは綺麗なもので、
  ダイゴは同学の友に言葉を投げかけ
  その身を引き取り。>>123

  此方は紙製の伝書鳩に言伝を載せ
  副官へと向け飛ばす。
  後の始末は此方の名の下、
  彼やその補佐官達が早急に付けてくれるだろう。

  …とは言っても、
  既に二度目の鼻を挫かれたかの将兵は撤退。
  再襲撃する気も起こさないだろうし、
  これで完膚も無く此方の要求を呑むだろう。
  結果としては良好であった。


    目下一番の懸念点と言えば
    彼に事の真意を問い質される事だろう、が>>123

 
(144) 2021/04/23(Fri) 7:47:59

【人】 中隊長 アーサー




    やれ、やはり
    お前に動いて貰ったのは正解だったな。

    随分と手間が省けた。

    約束通り飯を奢ってやろう。
    次の機会にでも、な。


 [そう、何時もの顔をして
  一度か立ち去るだろう虎に投げかけた。

  陽の光は既に昼を告げており
  直射に目を焼かれそうにはなる、が
  久し振りに躍動したからか
  何処か清々しくも
  感じていた。
  

         
乾いた風がまた一つ吹き抜けて。



 
(145) 2021/04/23(Fri) 7:51:04

【人】 中隊長 アーサー



           ―― Re1# ――
   
尖兵も守兵も全てを取られ、裸の王は何処へ征く


              **
 
(146) 2021/04/23(Fri) 7:52:15