21:46:07

人狼物語 三日月国


174 完全RP村【crush apple〜誰の林檎が砕けたの?】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 3年生 黒崎 柚樹


 …………天使?災害?

 なに、それ…………。

[夢でもみているのかと、思った。

けれどここは、間違いなく、あの美術館の、あのレストラン。

口の中にはさっき食べたばかりのチョコレートパフェの味が、まだ残っている感じもしているのに。

なのに周囲には、あれほど多かった客の姿も無く。
傍らに見えたのは津崎と武藤の2人きりだった。*]
(9) 2022/09/04(Sun) 0:15:21

【人】 3年生 黒崎 柚樹

―― レストラン ――


[呆然と、座りこんでいた。

自分が起き上がるのと前後して津崎と武藤も覚醒したようで、でも視線は絡まなかった。

それぞれ、このわけのわからない状況に困惑して、あの不思議な"天使"に告げられたことを咀嚼しようとしていて。]

 ………………うん。

 皆、集まった方がいいと思う。

[津崎の言葉 >>35 に、ぽつりと呟いた。

何がなんだかわからない。
わからないけれど、とりあえず、傍らに津崎と武藤が居てくれたということで、自分は安心できているから。

もし後輩女子あたりが1人でいたら、心細いだろうな……と、動かない頭でぼんやり考えている眼前、津崎の行動は早かった。]
(68) 2022/09/04(Sun) 6:17:50

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[スクラップへのカウントダウンを起こしかけているスマホが震え、津崎の言葉 >>36 が届いた事を知らせてくれる。]

 うん。
 ちゃんと、届いた。

[至極端的に、呟いた。*]
(69) 2022/09/04(Sun) 6:18:56

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ────うん、大丈夫。

 どこも痛くはない、けど……。
 武藤、頬、赤くなってる。

[大丈夫かと問うて来た武藤の方が、頬を赤くしていて >>40 そういえば先刻、誰かが誰かを平手打ちしたみたいな音 >>16 がしていたっけ……?とぼんやり思う自分の頭は、やっぱり常通りには回っていない。

"外への連絡手段はねえってこと"

そう、呟くように告げてきた武藤の声 >>49 に、漸く、強張っていた手足に血が通い始めた気がした。

あの天使が言った事が事実なら、私のこの血は、もう冷たく固まりつつあるのかもしれないけれど、全然そんな感覚も無い。

ゆるりと立ち上がり、足も痛くないなと確認するように、スニーカーの両爪先で交互、床をとんとんと叩くようにした後、私はレストラン内の探索をし始めてみた。]
(70) 2022/09/04(Sun) 6:43:09

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 現実、そのまま、みたいなんだけどな……。

[広大な森を見下ろす大きなガラス窓の向こうは、青空に白い雲。木の葉ずれも微かに見てとれるら、風も吹いているようで、それは先刻までと何ら変わらない姿。

そういえばと振り返った客席は、満席だったはず。
なのに、開店前の光景のように、各テーブルは艶やかな卓面を光らせているだけだった。
料理が無い。空き皿も。グラスさえ。

なのに、自分たちのテーブルにだけオムライスやパフェやケーキを平らげ尽くした残骸が残っていて、その違和感に背筋に冷たいものが走っていった。]
(71) 2022/09/04(Sun) 6:44:30

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ……………………。

["ここ"では、自分たちこそ、"異質な存在"なのだと。

そう告げられているようで見ていられず、私はのろのろと、自分達のテーブルの皿の残骸を片付けに動いた。

重ねた皿を手に、通常、客が入ることのないレストランの厨房エリアを覗き込む。
そこにはきっとカレーライスやハヤシライス、その他諸々、下ごしらえ済のソースや食材があったはずだろうに、それもやっぱり無くて、がらんどうになっていた。

ただ、ショーケースタイプの冷蔵ケースには、ケーキやサンドイッチ、他に色々、テイクアウト向けの品々が、数十分前に見た光景のまま、ふんだんに詰め込まれていた。
ケースの上には土産用のパンやジャム、"お腹が空いたらこれを喰え"と言わんばかりに。]

 ねえ……色々、おかしいよ。
 "現実"じゃ、ないみたい。

[見たものを告げに2人の元に戻った私は、きっと顔色を失くしていたと思う。

現実じゃないなんてこと、客やスタッフの姿がかき消えている事で、とうに思い知っている筈なのに。**]
(72) 2022/09/04(Sun) 6:55:00
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。
(a15) 2022/09/04(Sun) 6:59:51

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[私が"とても可哀想なお一方" >>4 なのだったら、いっそ、意識を失ったあの時に攫ってくれれば良かったのに……と、ちらりと思う。
そうしたら、残りの皆は、普通に、現実に、戻れているということでしょう?

このおかしな空間が"慈悲ゆえの夢" >>2 とか、どんな悪趣味。

"段々と"、"最期の時がきたら"。
それがどういうことで、いつ来るのかということも、あの天使は告げてはくれなかった。]

 まあ…………大丈夫……。

[武藤の気遣う声 >>75 には条件反射的に大丈夫と返したものの、何が大丈夫で何が大丈夫じゃないのかも、あやふやで。

でも、武藤の体温の温かさは現実のものとして信じられる気がして──いや、違う、信じたいと思って──微かに目を伏せた。]
(81) 2022/09/04(Sun) 7:59:36

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ……ねえ。
 館内も気になるけど、美術館の外、見に行っちゃだめかな。

 外に出たら、他の人が居るかもしれないし、
 麓の街まで行けば……。

[行って、やっぱりがらんどうの街が広がっていたら?
そも、美術館から出られないと思い知らされることになったら?

それでも、この気の狂いそうな空間に居るよりはと、ぽつりと呟いた。

皆集まっていた方が良いと理性では解っている >>68 けれど、なんなら、1人ででも、見に行ってみるつもりで。*]
(82) 2022/09/04(Sun) 8:01:11
黒崎 柚樹は、わかってる、けど……っ!>津崎
(a21) 2022/09/04(Sun) 8:13:48

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 …………わかってる。
 わかってるよ。ごめん。

[冷静な津崎の声 >>84 には、不承不承、頷いた。

仲間何人かから通知が来ているのは確認している。

それでも無事な姿を見たわけではないから、まずは全員の無事を確認するのが何より優先されるべきと、理性では解ってる。

今ここで、"ミイラ取りがミイラになる"のが最悪だとも。

でも、頭より先に身体が動いてしまう自分としては、こんな時間が、とにかくいたたまれなかった。]

 ……うん、ありがとう武藤。

 今はとりあえず、我慢しとく……。

[同行を申し出てくれた武藤には、素直に感謝を。

武藤ってこういうところ、本当に気遣いの人だよね……?と、初対面に得た印象──それはもう、正しく"チャラ男"が具現化したような男だと思っていた──から逆ベクトルにそれを改めることになった彼を、まじまじ見るようなことは、しなかったけれど。*]
(87) 2022/09/04(Sun) 8:36:54

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 『黒崎、レストランにいます』

[一応自分も連絡しておいた方が良いのかなと、LINEを開き皆宛に送信する。

普段見えているはずの表示が足りないことに気付いて首を傾げ、それが時間表示だと気付くより前に津崎のぼやきが聞こえた。 >>92

クトゥルフ……?洋楽歌手のグループか何か?

思いは過るものの、口に出すことはなく。

ぼう、と見上げる先、レストランの入口ドア付近に掲げられたアナログの壁掛け時計は、あと数分で正午という文字盤を示したまま止まっているようだった。**]
(93) 2022/09/04(Sun) 9:12:30
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。
(a24) 2022/09/04(Sun) 9:13:16

黒崎 柚樹は、[てっきり津崎がリーダーなのかと思ってた顔]
(a25) 2022/09/04(Sun) 9:15:43

黒崎 柚樹は、「外行くなら自分も」手を挙げた
(a36) 2022/09/04(Sun) 10:46:52

【人】 3年生 黒崎 柚樹

[消えた時計表示、止まった文字盤。

ぼんやり見上げていたら津崎から声がかかって。>>99]

 わかった。

[冷蔵ケースにはずらりと水の他にも、何やらお洒落な瓶入り炭酸飲料なんかもあったけど、津崎は迷いなくミネラルウォーターを選び、そこそこ雑な挙動で菓子の詰まったバスケットを容れ物代わりにするつもりのようで。]

 ?
 うん、別に、楽勝。

[5kgなんて、日々のトレーニングにもなりはしない重量。

毎朝28kgのベンチプレスと20kgのアームカールと24kgのトライセプスエクステンションとトライセプスプレスが上半身トレーニングの日課だしなあと片手でバスケットを抱えて、片腕空いてるけど他に何か持っていこうかと言えるくらいには、全くもって余裕だった。

結局、女子も来るだろうし精神安定似甘いものがあった方が良いのかなと、津崎がそのへんに雑に移動させた菓子類からチョコチップクッキーと色鮮やかなメレンゲ菓子の箱を一緒に持っていくことにして。

そんな折、食堂にやってきた工藤さんと、少し遅れて小泉さんたちの姿が目に入った────んだと思う。]
(128) 2022/09/04(Sun) 11:43:39

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[適当な空きテーブルに水をまとめて並べ、菓子もその脇に置いて、そういえばと気付く。]

 えっと……皆さん、食事とかしてない……よね?

[開店直後からレストランにいたのは自分たち3人だけ。
他に館内にカフェくらいはあった気もするけれど、多分、真っ当な食事をしたかったらここに来るしかなかったと思う。

あいにく自分の胃腸は空腹とは真逆の状態だけれど、ここが現実とは違う虚構の世界であっても、空腹は感じるものなのかもしれなくて。]

 とりあえずクッキーとか置いておくから、
 つまんでてください。

 ……ああ、あとケーキとかもあったかな。

 …………っと、工藤さんも!食べてね……?

[いくらか声を張り上げた先に居たのは、レストランの入口付近で武藤と話していた工藤さん。

人との会話はあまり好まない性格らしくて、これまで自分ともほとんど全く会話らしい会話をしたことはないけれど、こんな事態なのだしと、声をかけてみたのだった。]

 ねえ須崎、そっちにも何か食べ物あった?

[厨房探してくる、と言っていた須崎 >>105 にも、そう聞きつつ。*]
(136) 2022/09/04(Sun) 12:06:45
黒崎 柚樹は、あ、ごめ、津崎の名前間違えてる……[ほんとごめん]
(a42) 2022/09/04(Sun) 12:10:08

黒崎 柚樹は、しかも2度も間違えてるし……[顔覆い]
(a43) 2022/09/04(Sun) 12:10:48

3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。
(a44) 2022/09/04(Sun) 12:14:01

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 うん。それは知ってる。ありがとう。

 厨房に食料は無いんだね……。

[津崎からショーケース云々言われ >>139 、それは既に自分も確認済だと頷いて。

厨房まで覗きに行ったわけじゃないから、彼がポケットに何かを忍び込ませた事なんて、知る術もない。]

 ……でも、皆を餓死とかさせたいわけじゃないよね、
 あの"天使"は。

[彼女の言葉を信じるなら、だけれど。
もはやアレは、"天使"などではなく"死神"なのではとすら、思えるけど。

ここに"在る"ものは使うなり口にするなりして良いってことだよね多分……と、テーブルに移しておく菓子の量を、更に多めにしておいたかな。*]
(144) 2022/09/04(Sun) 12:42:29

【人】 3年生 黒崎 柚樹

["迎えにいってくる"の一言 >>143 に、反射でわかった、と返事をしたものの、チカさんて誰だっけ……?と考えること、数秒。

ああ、松本さんの下の名かと気付く頃には、もうとうに津崎の姿は見えなくなっていた。

勿論、頼まれたからにはメッセンジャー役はきっちり果たしたけど。

そんな自分の視線の先、空きテーブルに1人座ってカロリーバーを囓っている工藤さんがいた >>142。]
(145) 2022/09/04(Sun) 12:52:21

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ……?それ、持ってきていたんだ?

 用意いいね。

 良かったら水どうぞ。

[要るも要らぬも聞かぬまま、未開封の水1本をそのテーブルに置いておいた。

必要ないようだったら再び元の場所に戻せば良いことだしという、その程度の些末な気遣い。

彼女の食事風景を見るのは初めてだったから、まさか彼女が口にする食料がそのカロリーバー一択 >>0:319 なのだとは、思いもよらない。

ましてや、ただの水でさえもメーカー固定とまでは、更に更に知る由もなく。*]
(146) 2022/09/04(Sun) 12:54:34
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。
(a51) 2022/09/04(Sun) 12:55:35

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[工藤さんの座るテーブルに水を持っていく少し前、その工藤さんと会話していたのは武藤だった >>156 記憶がある。

その時にちらりと視線が飛んできた >>181 気がして首を小さく傾げたのだけど、まさか「くっきーの用意したクッキー」などという寒すぎる駄洒落を武藤が繰り出し、それを工藤さんが静かに咀嚼していた(クッキーだけに)をしていたとは。

それ以上ネタにされて、自分がクッキー大好き青色のモンスターのイメージになるような事になれば、「もうその呼び名は止めて」と真顔で武藤に詰め寄るところだろうけど、おそらく幸い、私の前で武藤が"くっきーのクッキー"を連呼することは無いのだろう。無いと思いたい。]
(188) 2022/09/04(Sun) 15:56:36

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 水も持ってた?
 じゃあこれは予備でどうぞ。

 他にどれだけ在庫あるか確認しておくけど、
 自分の分、確保しておくと良いと思う。

[なんとなくこの状況、"飢えや渇きで死ぬことはない"と結論付けてはいるものの。
でもそれは、"死ぬことはない"というだけで、極限状態におかれる可能性は否定できない。

この面子で醜い食料争奪戦などは起こらないとは思うけど──見た目はともかく、この研究室の男性陣は実に紳士的だ、皆──力尽くで云々ということになれば、最初に虐げられるのは下級生女子たちに違いないのだし。

そんな、紳士的云々と自分が考えているちょうどその頃、全く紳士的とは言えない一悶着が屋上で起こっていたとは、会話音が途絶えたレストランに小さく響いた武藤の「はあ?」 >>180 を耳にしたところで想像できるはずもない。*]
(189) 2022/09/04(Sun) 15:57:05

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 んー…………うん。水は潤沢……かな。

[一応自分もとレストラン奥の厨房を見に行ってみたものの、津崎からの報告 >>139 通り、食材らしきものは(どころか調味料らしきものすらも)何もなく。

ただ、水や菓子を持ってきたテイクアウトコーナーだけは、違和感を覚えるレベルに食料飲料がふんだんに揃っていた。

菓子やジャムが並んだ棚は大ぶりの布がかけられていたから、念のためにとそれをめくってみれば、水やジュースがぎっしりと詰められた段ボールが複数積まれているのを見つけ、安堵する。

とりあえずは当面、渇きの心配だけはせずに済みそうで。]
(192) 2022/09/04(Sun) 16:20:18

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 これ、お酒…………?

[ジュースかと思って目を滑らせていたけれど、飲料用冷蔵ケースには観光地あるあるのご当地ビールに、地産葡萄を使ったワインも並んでいた。

ご丁寧にナッツやドライフルーツといったおつまみ系まで売り場にはいくらかあって。

報告はしておくかな。情報共有は大事なことだし。]

 あの売り場のとこに、水のペットボトルの箱は大量に置いてありました。

 あと……お酒も、そこそこ。つまみ系も。

[報告相手はこの場のリーダー、小泉さんと武藤の2人。

とはいえ、この場に集まっている全員の耳に、この報告は届いただろう。*]
(193) 2022/09/04(Sun) 16:20:46
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。
(a61) 2022/09/04(Sun) 16:23:36

黒崎 柚樹は、酔えるかどうかは知らないけどね?
(a63) 2022/09/04(Sun) 16:30:32

黒崎 柚樹は、赤も……あったよ?酔えるかどうかはry
(a65) 2022/09/04(Sun) 16:33:30

【人】 3年生 黒崎 柚樹

>>202

 "一応"じゃなく、探索は行く。

 津崎は別に、来なくていいし。

[2人の会話を全部聞いていたわけじゃないけど。

"外の景色"という単語が聞こえたからつい耳をそばだててしまい、続いた言葉に喰い気味に噛みついた。*]
(203) 2022/09/04(Sun) 17:31:17

【人】 3年生 黒崎 柚樹

>>204

 や……津崎に怒ってるわけじゃないよ。
 ごめん。

 なんか、息詰まりそうで、
 外に出て叫びたい気持ちになってるだけ。

[少し妙な雰囲気で戻ってきた津崎と松本さん。
深刻そうな表情で何やら話していた武藤と朝霞さん。

全てを知りたいだなんで、それは少しも思わないけれど、
私には解らないことが多すぎて。*]
(207) 2022/09/04(Sun) 17:45:00

【人】 3年生 黒崎 柚樹

>>209

 …………単独行動はしない方が良いんじゃないの?

 津崎だって、松本さんが一人だったから追いかけた
 んでしょ……?

[津崎が何を見て何を思ってそう動いたのかまでは知らないけど、あの時の口調 >>143 はそんな風だったから。

なんだか津崎が自棄をおこしているように見えて、いっそ津崎を一緒に外に連れ出した方が良いのかなと、ちらりと傍らの武藤を見やった。]
(211) 2022/09/04(Sun) 18:10:12

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 "驚きすぎるな"って……。

 津崎は、何を見てきたの…………。

["ぼやけてみえた"とは、私も聞いた。 >>202

つまり霧がかかっている風で、でもそれは口ぶりからして館内(ベランダとか屋上とか、そんな感じのところ?)からの観察だったのだと思う。

なら、実際その場所まで行ってみれば違うものが見えるかもしれないし、"先"に行けるのかもしれないし。

それを確かめもせず"一応"程度で終わらせる気は、私は全然無かった。

ヒステリック?津崎がそう感じたのなら、そうなのかもね。]
(213) 2022/09/04(Sun) 18:19:58

【人】 3年生 黒崎 柚樹

>>214

 …………津崎だって、こっちから見たら
 全然、大丈夫に見えないよ。

[松本さんが、真実どんな人なのか、私は知らないけれど。

津崎が口に出してくる言葉はあまり多くはないものの、それでも、眼前で扉をぴしゃりと閉められたという感覚だけは確かだと思った。]

 それ、"だから見張ってくれ"って風にしか、
 聞こえないし!

[なんだか全然、言葉が届く気がしない。
どうして。どうしてこんな風になっちゃうのかな。

ほんの数時間前にはここで笑いながら食事していたはずなのに。*]
(218) 2022/09/04(Sun) 18:39:10

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[背を向けていたからというのもあるけれど。

私は、ひっそりとその場を去っていた工藤さん >>216 にも気付けなかったし、松本さんがぽそりと申し訳なさそうに口にした謝罪の言葉 >>220 にも気付けなかった。

私の言葉は、津崎には届かない。
でも、"リーダー"の命令なら、届いたようだった。

それが、酷く悔しくはあったけど。
そして、多分だけど、武藤は、誰かに"命令する"という行為がきっとすごく苦手な人で、それをさせてしまったのが、とても心苦しくはあったのだけど。

それでも、武藤が"待機不可、外探索命令"と言ってくれたこと >>222 で、漸く場は収まったのだった。]
(228) 2022/09/04(Sun) 19:52:27

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[そして、私は、何度も何度も瞬くことになる。
武藤が、"走れるかもしんないし"と言った >>223 、その一言に。

全然、自覚してはいなかった。

"外に出たい"という事ばかりが自分の心に浮かんでいたけれど、それは本当のところは、"叫びたい"とかじゃなくて、ただ、"走りたい"で。

悩みがあった時、悲しい事があった時、どうにもやるせない事があった時────そして、一人になりたい時。

私はひたすら走っていた。

それは大学構内の競技場トラックだったり、川べりのサイクリングロードだったり、単に家の近所の路地だったり。

頭が真っ白になるまで走って、ようやく、頭の中がリセットできた気になれた。

────それを、今日は、全然出来ていなくって。]
(234) 2022/09/04(Sun) 20:06:51

【人】 3年生 黒崎 柚樹


…………そっか。そっかあ…………。

[零れた言葉は、全く、無自覚。]

私、走りたかった……んだ…………?

[ふにゃ、と笑み零れた表情も、そして自分が何を口走ってるかの自覚もないまま、小さく、ふふ、と微笑んだ。

その場に居た、誰の耳に届いていたのかなんて、なお知らない。

ふる、と小さく、首を振った。]
(236) 2022/09/04(Sun) 20:08:32

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ────ね、武藤。

 さっきの、ここにして欲しい。あの、"バチン"っていうの。

[顔を上げ、武藤に乞うた。
ここ、と自分の頬を指さしながら。

眼前で見たそれ >>222 は、なるほど、顔を赤くしていたあの時 >>70 も、それをしたのかと気付いたから。

それはきっと、武藤の"儀式"なんだろう。
自分が自分で在るための。

自分でやっても良いけど、でも、誰かにして欲しいと思った。できれば、武藤に。]

 してくれないなら、津崎か小泉さんか松本さんに頼むけど。

[そう告げたら、してくれるんじゃないかな?多分だけど。

遠慮なくどうぞ?
むしろ遠慮なんてしたら許さないよ。]
(237) 2022/09/04(Sun) 20:10:24

【人】 3年生 黒崎 柚樹

[そして、その足で、どこか憮然とした態度に見える津崎 >>225 の元にも向かった。

一人になりたい?知らないよ。]

 ごめん、津崎。
 さっきのは多分、八つ当たりだった。
 色々、ごめん。

 津崎と一緒に居たいって、思ってるよ。
 特に、今の津崎から離れちゃいけなって思ってるから。

[忘れないでよねと、にっこり笑ってやった。*]
(241) 2022/09/04(Sun) 20:14:25

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 はは!あはは!……いっったい……!!

 毎回こんなに強く叩いてたんだ……?ふふ、あはは!

[怒声に続いて響き渡る笑い声とか、本当、この連中何してるんだろうと、周囲には思われたかもしれないけど。

手加減しねえよ?の声 >>251 に、望むところだよと眼を細めて笑ってみせて、数秒後、それはもう見事な"パチン!"の音がフロアに響き渡ったのだった。

いや、大丈夫。

痛いけど、でも、全然、痛くないよ。
アキレス腱やっちゃった時の方が、もっとずっと痛かったよ。]
(255) 2022/09/04(Sun) 21:10:18

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ありがとう、武藤。

 大丈夫になった気がする。

[でも、走れる場所あったら走りたいし、それが屋外だったらすごく嬉しいし、きっと楽しい。

その本心も隠さず言えるくらいには、鬱々と沈んでいた気持ちは上昇していた。

  でもまだ、本当に告げなきゃいけないことは、
  まだ告げる勇気がないんだ。

  ────ごめんね。


人を傷つけることを私以上に厭っている武藤だから、少し赤くなった頬に気遣わしげな視線を向けてくるかもしれないけれど。

あいにく、私の皮膚は象より頑丈なんだよね……なんて言ったら、象に失礼になるくらいには、武藤より数段早く、頬の赤みなんて消えてしまうんだと思うよ。]
(258) 2022/09/04(Sun) 21:20:26

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[さっきから、津崎との間には、分厚いコンクリートの壁があるようにしか思えない。

顔が見えない。
声すら届かない。
何を告げても、反響して自分に返ってくるだけ────みたいな。

だから、謝罪の言葉が届かなくても >>249 、"ああ、やっぱり"って、思った。]

 ────うん。
 私が自覚できちゃったから、伝えたかっただけ。

 ごめん。

[この時は理性が働いて。
一人称、外そうとして。

でも、もういいや、と、そのまま告げた。

告げたところで、やっぱり届かないんだろうって、思ったしね。]

 でも、一緒に連れていくからね。
 津崎を一人で放っておくとか、絶対、しないから。

[今になって武藤に叩かれた頬が痛くなってきた気がしたけれど。それでも言うだけ言って、私はその場を離れたのだった。

ちょうど入れ違いにやってきた松本さん >>254 には、軽く会釈だけ返して。*]
(262) 2022/09/04(Sun) 21:30:59
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。
(a79) 2022/09/04(Sun) 21:37:03

3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。
(a85) 2022/09/04(Sun) 22:09:31

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 …………武藤には、話せるんだ……?

[あの >>262 後、津崎の元から離れて。

高い天井から足元までがガラス張りになったレストランの窓辺に近付き、窓外の緑の森に背を向けてぺたりと床に座りこんでいた。

視界やや離れたところでは武藤 >>275 と津崎 >>283 が話し込んでいる。

"おいてけぼり" >>268 も何も、津崎が一人にしろって会話を拒否したんでしょう。
津崎を悪者にするつもりなんて、こちらにだって、全然、無いのに。

ヒステリーとまで思われていたなんて、それを口に出されていたらますます凹んでいたと思うけど。]
(295) 2022/09/05(Mon) 5:53:19

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 嫌われた…かなあ……。

[立てた膝に顔を埋める。

ああ、やっぱり、頬、けっこう痛いな。
武藤は"これ"を自分にやってたんだな。ほんと、容赦ない。

多分、調子に乗ってしまったのは、私の方。

バスの中で、マブダチなんて言われて。

おおっぴらには公表してない動画配信の事を知ってしまったのにあっさり許してくれて、色々、全部、私の側は嬉しかったけど、それは別に、津崎にとっては嬉しい要素なんて何もなかったのだろうし。

隠し事だらけ、会話1つ取っても"主語は入れない"なんて縛りを課して口にしている自分が、そも、信用に値する存在になれるはずないよねと、改めて感じていた。]
(296) 2022/09/05(Mon) 5:55:40

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ……………………。

[ゆるりと眠気が襲ってくる感じもあったけれど。

ここで眠ってしまったら、館外探索に置いていかれてしまうかもしれないし、と、緩慢にスマホを手にする。

小泉さんからの、ベッドと毛布云々の連絡 >>272

その少し前には、朝霞さんからの"アレルギー"云々 >>155 の問いが来ていたことに、今気付いた。]

  『黒崎、アレルギーないです』

[それだけ送信して、そして気付いた。

…………電池が、減ってない?

壊れかけの古い機種、なんなら何もせずとも1時間に10%バッテリー残量が減っていく状態になってしまっている。

当然、充電バッテリーは持ち歩いているけれど、そろそろ体感的に30%を切っていてもおかしくないスマホは、52%の表示を示したまま、多分それは昼食後のあの"異変"から減ってはいなかった。**]
(297) 2022/09/05(Mon) 6:35:47
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。
(a97) 2022/09/05(Mon) 6:40:11

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[ほんと、コレのどこが、"王子様""柚樹様"なんだか。

  ────無様すぎでしょ、私。


距離おいて、気にしていない風なふりして、でも、なんだかんだ、2人の会話はごくごくうっすら、聞こえてきていて。
いや、聞こうとして、しまっていて。

時折出る、"黒崎"の単語には、肩を揺らしそうになった。
揺らさなかったし、会話の細かなところまではわからなかったけど。]

 ────ん。

[だから、武藤が行くぞと声を張り上げて >>315 くれなくても、その直前の2人の身体の動きから、そろそろ行くのかともう察しはしていた。

でも、声をかけて貰えるまで、腰は上げられなかった。]
(317) 2022/09/05(Mon) 9:38:01

【人】 3年生 黒崎 柚樹


―― 美術館エントランス ――


[髪を微かに揺らす風、青い空、遠くに小さく浮かぶ白い雲。
それは数刻前の風景と何ら変わっていない風だったのに、確かな違和感があった。]

 …………静かだね。
 静かすぎる。

[さっきは蝉の声がそここから聞こえてきていた。あと、鳥の声も。それが、一つもなくなっていた。 >>133]

 とりあえず、行けるところまで行ってみる、で良いのかな。

[もちろん、道路を逸れて森に入ることまではしないけど、アスファルト上、行けるところまで。

どうせ盗む人など居ないだろうと、建物を出てすぐのところに身につけたままでいたメッセンジャーバッグを置いて、パーカーをばさりと脱いだ。]
(318) 2022/09/05(Mon) 9:41:47

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[下は七分丈のシンプルな黒シャツだけど、この格好を見たところで私を女と気付く人なんて、まずいない。

肩幅がある上に三角筋やら広背筋やらの筋肉は軟弱な男以上についてるし、一般的には重視される"寄せて上げる"とは逆ベクトルを向いているスポーツ用の下着効果で──実際のところ、それをつけようがつけまいがほぼ変わらないけど──ほぼ真っ平らだし。

見た目で気付いた松本さん >>0:75 のような人こそ稀有な存在で、女性専用車両も街中の女子トイレも、自分にとっては駅員や警察を呼ばれてしまうレベルの禁忌の場所。

走る前の無意識のルーティンで両爪先を交互に床にとんと当て、両手首と肩をぐる、と回した私は、じゃあ行こうか、と2人を振り返った。**]
(320) 2022/09/05(Mon) 9:46:18
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。
(a104) 2022/09/05(Mon) 9:50:05

【人】 3年生 黒崎 柚樹


>>325

 そりゃあ、目は開けるけど

[謎のアドバイスをしてきた津崎に苦笑が漏れる。

その言いぶりだと、一人で行けるとこまで行ってよし、って風に聞こえるけど、さすがにね?]

 いや、最終的に、
 走れるそうな場所で走りたいけど、
 とりあえず”探索”でしょ?

 どこまで行けるかは皆で行ってみるのが
 良いと思う。

[うっかり目を閉じた私が道路外の森に落ちて行方不明になっても困るだろうし?

番長のご意見は?と、私も武藤を見やるのだった。*]
(326) 2022/09/05(Mon) 11:26:25

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ん……ちょっと眠かった、かも。

 寝てはいなかったよ?

[いつも通りの調子で声を掛けてくれる武藤 >>329 には同じような調子で返せたけれど、でも、津崎に話しかけるのは──話しかけられるのも──少し緊張した。

また拒否されてしまうのじゃないかなと思うと、足が、心が竦みそうになる。

でも、それで立ち止まってしまうのは、きっと良くないと思うから。

  あとどれくらいの時間が残されているかは解らないけど、
  武藤か、津崎か、あるいは2人両方にか、
  二度と会えなくなる日が
  迫っているのかもしれないし。
]
(337) 2022/09/05(Mon) 13:22:08

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ……ふ、ふふ。

 相変わらず、すごい声……っ。

[例によって突然叫び出した武藤の奇行(?) >>330 は既に知っていたから驚きもしなかった。

お前も叫びたいんじゃなかったの的な視線とか声とかが2人から飛んできたかもしれなかったけど、「武藤が代わりに叫んでくれたからすっきりした」なんて答えるかな。

大声、出し慣れてないから武藤ほど清々しい大声が出せるとも思えないし。]
(338) 2022/09/05(Mon) 13:23:56

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ……吊り橋って言っても、車が走れる橋なんだし、
 さすがに落ちないよ。

[この面子で手を繋いで渡るとか、絵面を想像すると相当にシュールな事になりそうで、気持ちだけ受け取っておくよと断る傍ら、武藤のもう片方の手も津崎によって華麗に振られていた >>333

でも、そこそこ長閑な空気が流れていたのも、ここまでで。]

 ────霧……?

[霧が出るような気候じゃない。
風はいくらか感じるけれど頭上に雲は無く、湿度も低い。

なのに眼前、吊り橋の前方は霧よりも雲よりもなお濃密な、濁ったミルクが大気に溶けたみたいになっていた。]
(339) 2022/09/05(Mon) 13:35:01

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[私は前を見て歩いていたから、下だけを見て確かめるように歩いていた津崎 >>335 よりも早くその"現実"に気がついた。
多分、武藤の側も。]

 な、に、…………これ。

[白い霧の中、十数歩歩いたところで霧が晴れてきたように思ったから足を早めれば、視線の先に美術館のエントランスが見えた。
間違いなく、エントランスを背にして歩いていたはずなのに。

そしてエントランスの脇には私のバッグとパーカーも見えた。

つまり、ということは、"別の美術館"に辿り着いたわけではなくて、元の場所に戻ってきた、ということで。]

 ここ、どこ、なの…………。

[掠れた声で、呟いた。

薄々気付いてはいたことだけど。
"ここ"はあの美術館であって、あの美術館ではない、全くの別世界。**]
(340) 2022/09/05(Mon) 13:43:09

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[私はなんだかんだ図太いらしく。
パニックになるとか悲嘆に暮れるとか、そんな心持ちはそうそう長続きするものじゃない。]

 ……行ってくる。

[津崎の"ここダッシュしてきてみるか"の声 >>342 に、ふらりと足を踏み出していた。

"いくらでも走れる"? >>346 確かにそうだね。
この謎の霧の中、深呼吸したい気分にはなれないけれど。]

 …………っふ、

[トレーニングウェアではないけれど伸縮素材のパンツだし、スニーカーだし、そう違和感なく足は動かせる。200m少しなら軽く流して27秒。

息を詰めるように霧の中走り抜けると、途中でぐるりと風景が回転する感覚があった。]

 ……や、っぱり……もど、った……ね……。

[まあ、霧の中は走らないとして、その手間の100mちょっとの距離"往復走"するでも充分気は晴れそうで。]
(351) 2022/09/05(Mon) 14:40:59

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 3分……いや、3分半くれたら大丈夫。

[だらだら走るなら30分でも1時間でも欲しいところだけど、本気の100mダッシュ16本なら充分それで疲れるし、頭、真っ白になれるし。

当然ながらスターティングブロックは無いけれど、競技の姿勢で地面に手をつき、正面を見つめ、霧の向こうを睨み付けながらゴールはその霧の手前まで。復路はエントランスのドア手前までを目標に走って8往復。

ピクニック然としつつ待っていてくれた彼らの元に戻る頃には、先より随分と頭も心もすっきりしていた。

バッグに入れてあったハンドタオルで浮かんだ汗をぬぐって私も水とお菓子を貰いつつ。]

 ────津崎。

 聞きたくないかもしれないけど、話していいかな。
 "八つ当たり"のこと。

 武藤にも聞いていて欲しい。

[ここで"嫌だ"と言われてしまったら、なす術、ないんだけど。

それでも閉ざされた扉の前、ただ立っているだけなのは、嫌だから。*]
(352) 2022/09/05(Mon) 14:46:08
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。
(a111) 2022/09/05(Mon) 14:48:22

3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。
(a116) 2022/09/05(Mon) 17:43:44

【人】 3年生 黒崎 柚樹

[幸い、津崎からは、否とは言われなくて。

武藤 >>361 からは心なしか、がんばれよって感じの視線が送られた風に思えて、小さくこくりと頷いた。

走って熱を帯びてた手指が緊張で冷えていくのを感じたけど、でも、ちゃんと伝えないと、って。]

 "津崎は来なくていい" >>203 って、あの時、
 あれ、すごい、嫌な言い方した。

 津崎も「怒ってる?」って言ってたでしょ。
 そう思わせたくらい、こっちの態度、悪かったって事だよね。
 ごめん。

[伝わるだろうか。伝えられるだろうか。
飲みかけのペットボトルを握る手に力が籠もる。]
(362) 2022/09/05(Mon) 17:48:33

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 津崎が言ってた、"一応行っておこうか"っていうのは、さ。

 "外の景色に驚きすぎるな" >>210 って言ってくれた、
 津崎の気遣いもあったって今ならわかるんだけど、

 あの時は、なんだかすごく、イラッて、しちゃって。

 自分は見てきたからそう言えるんだろうけど、
 こっちは見てない、"一応"とか、軽く言わないで、って。

 ────そう、思った。
(363) 2022/09/05(Mon) 17:49:59

【人】 3年生 黒崎 柚樹

 外に出たくてうずうずしてたというのもあるけど……、
 自分があまりに皆の事、何も知らなくて、何もできなくて。

 津崎が血相変えて松本さん追いかけていったのとか、
 朝霞さんと武藤も、それ関係っぽい感じで、
 深刻な話をしているっぽかったのに、
 自分は何も知らない。何もできない。

 なんか、色々、歯痒くて。

 でも、そんなもやもや、津崎にぶつけるのは間違いだった。

 ────ごめんなさい。

[最後は座ったままではあったけど、津崎の側に身体ごと向いて、頭を下げた。

感じている歯痒さは、誰かへの深入りを避け続けてきた、自分へのしっぺ返しなんだろうと思う。

こんな異常事態下、今更、自分が歩み寄ろうと調子の良いことをしようとしたところで、相手がそれに応じてくれる義理なんて、どこにもないんだとも、解ってるよ。*]
(364) 2022/09/05(Mon) 17:54:05

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[知らないでいることは、歯痒いけど。

津崎の一件は、松本さんを追う津崎の顔や背を見てしまったがゆえ。

それ以外のこと──例えば工藤さんが今どこで何をしているのだとか、自分より数段"大人然"としている松本さん小泉さんがどんな苦しみを抱えているのだとか──については、歯痒いと思えるスタート地点にすら立てていない。

でも、いつまで続くのかわからない、自分の夢とも誰かの夢ともつかないこの世界で、佇んでいるだけで居るのは、嫌だと思った。

いや、でも、ね?]
(403) 2022/09/05(Mon) 21:00:19

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 "最初から" >>391 って…………。

 一人にしろって、続けさせてくれなかったのは、津崎でしょ。

[小さく口を尖らせながらそこだけは反論させて貰う。

まあ"一応"のあたりについてだけは、津崎に怒ってたかもね。
そこで怒りを感じたって事が、そもそも八つ当たりだったわけで。]

 ……………………うん。

[でも、続く津崎の言葉 >>397 は、正直、堪えた。

言えないこと抱えて、何も言えなくて、"自分が悪い"に辿り着く。

きっと津崎の言うとおり。

"自分に嘘つくと、どんどん嘘しかつけなくなる"

というのもね。本当に、そうだよね。
よく知ってるよ。]
(404) 2022/09/05(Mon) 21:01:30

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ……………………。

[顔を伏せたままけっこう長い間黙ってしまった私を、気遣う視線と、あるいは声もあったかもしれないけど。

ふう、と吐いた溜息は、諦観じゃなく、決意のそれ。
でも往生際悪く、のろのろと緩慢な動きでスマホを手にした。

ローカルに保存したデータなら、画像もメールも消えていないのは確認済。
保存してあった、pdfファイルを立ち上げる。]

 …………嫌いになってくれて、いいよ。

[絞り出すように出した声は、情けないことに震えてしまっていた。]
(405) 2022/09/05(Mon) 21:03:47

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 …………2人共、これ、見て。

[2年前の大学報。

普通は保護者の元に郵送されたりするのかな。
大学サイトで公開もしている(pdfはそこから落とした)けど、それを真面目に見ている学生など、ほとんど居ないだろう。

『おめでとう インカレ陸上女子400m 2位 黒崎柚樹』

表示されたのは、体育会成果報告の1枠、写真つきのニュース記事。]

 ずっと言わないでいて、男子面してて、ごめん。

 私、女だよ。*
(406) 2022/09/05(Mon) 21:06:13

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 気付いてたんだ……?

[武藤の、"ほんの少し前"という言葉 >>409 に、一体いつ?と首を傾げる。

だって、少しも、武藤の視線も口調も変わりなくて、だから私の側も、それに全然気付けていなかった。

でも、うん、武藤はそういう人だということは、私はもうきっと知っていた。]

 "くっきーはくっきーだ"なんて、
 口先だけじゃなくそう言える人って、
 すごく少ないんだよ……?

["そういうの(って、どういうの、なんだろう)に理解がある"と口先では言いつつ、興味と侮蔑の視線を投げかけてくる輩がどれほど居ることか。

私が女と知った瞬間、見えないレッテルがその人から掌一杯に手渡されるみたいな、あの感覚。

武藤の腹の中にはそんなレッテルは無いと、信じてたけど。

でも、それでも、"嫌われたら、ちょっと立ち直れないくらいには悲しいだろうな"とは、ずっと思ってた。]
(412) 2022/09/05(Mon) 21:51:51
黒崎 柚樹は、女だっつーの![ツッコミを入れざるをえない]
(a127) 2022/09/05(Mon) 21:54:43

【人】 3年生 黒崎 柚樹

[そういう意味では、反応が怖かったのは、津崎の方。

正直に言え、嫌いになったりしない、と、真っ直ぐこっちを見てくれたあの綺麗な青い眼が逸らされるんじゃないかと、怖かった────んだけど。]

 "すごい"って…………何……。

[どうにも間の抜けたコメント >>413 に、違う意味の溜息が出た。
ギョーザの見てくれてのクレープなんて、見たことないよ?]

 ……いや、嫌って欲しく、ない……ないです……。

[2人して「なんで?」ってきょとん顔向けてくるの、止めてくれないかな。]

 ずっと言わなかったし。
 "騙された"とか、思われるかな、って……。

[散々悩んでたのが馬鹿みたいに思えてきた。]
(415) 2022/09/05(Mon) 22:01:38

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ……別にね、男になりたいとか、男でありたいとか、
 思ってるわけじゃないよ。

 女の子が好きってわけでもなくて。

 一番、"何も言われないで済む"のが、
 この形だったって、だけ。

[言えてしまったら、肩や首の緊張が抜けて行く気がした。
ああ、なんか、私、ずっと力入ってたんだな……って、今更ながらに自覚して。]

 ああ、あと、松本さんと小泉さんも知ってる。

 小泉さんは人に聞いた、とかで、
 松本さんには、見た目でバレた。

[見た目でバレるって、そうそう無いんだけどな。
すごいよねあの人。*]
(418) 2022/09/05(Mon) 22:08:25

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[気の抜けた私は、大概、間抜け面になっていたと思う。]

 ……そうなの?

 …………そうなの?

[津崎の、ショック低い云々とか、男の娘の需要の高さ云々とか >>419 、知らないよと思いつつ、思わず反応してしまう。

彼は彼なりにショックを受けてるんだなこれはと受け止めることにしたけど……まあ、いいです、それで。]

 "普通に"…………。そう。

[武藤は武藤で、無意識に口走った"私"で悟ったらしいけど、そこで"普通に" >>420 着地できてしまっているのが、本当に、何と言うか。

それは武藤の誇れる美点だということを、きっと武藤は自覚してはいないんだろう。]
(423) 2022/09/05(Mon) 22:28:41

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[ちょっと、泣きそうになった。
ごめんは要らない、謝られても困る、って。 >>422]

 じゃあ、"ありがとう"にしとく。

[殊勝にそう答えたんだけど。]

 は?無理!無理無理無理!
 無理だから!


[スカート履いて化粧? >>424
それはね、無理だよ!]

 ……………………っ。

 …………そろそろ、レストラン、戻ろう。
 けっこう時間、経っちゃったし。

[場を誤魔化すように立ち上がりつつ、でも、最後に一言だけ。]

 武藤、津崎。
 ありがとうね。*
(430) 2022/09/05(Mon) 22:49:47
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。
(a132) 2022/09/05(Mon) 22:53:19

黒崎 柚樹は、……やらない[真顔]
(a135) 2022/09/05(Mon) 22:58:02

黒崎 柚樹は、別にいいよ?
(a137) 2022/09/05(Mon) 23:05:16