12:27:54

人狼物語 三日月国


205 【身内】いちごの国の三月うさぎ

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


蒼い三日月が辺りを照らす。伝承は果たして真実なのだろうか。
もし真実であるならば、異形の刃を見つけ出し、打ち砕かなければならない。

どうやらこの中には、村人が1人、霊感少年が2人、囁き狂人が1人、人狼が1人いるようだ。

【人】 いちご農園長 コウメイ

いちごをたっぷりお楽しみいただいたあとは、近くの温泉で疲れを癒すのもおすすめですよ。
(0) 2023/03/21(Tue) 1:00:00
2023/03/21(Tue) 1:01:38

【人】 瑞野 那岐

[大咲の歌声がBGMに混ざる>>0:23
 車中でいちごピザの話に盛り上がりながらも。

 高野から漏れるのは温泉の話。>>0:35
 やはり身体に残る痕を気にしているのだろう。
 大浴場を使うとなれば、
 さすがに目に留める人も居るかもしれない。

 そんな際に神田の助言が入る。>>0:42
 貸し切りにできるのは家族風呂らしい。
 源泉かけ流しとはまた豪勢なことだ。

 隣から高野の手元を覗き込んで、見てみれば。
 確かに部屋にも温泉が引かれているようで。]


  部屋でも温泉入れるみたいですよ。
  良かったですね。


[部屋にも温泉が付いているならば、
 家族風呂が予約で埋まっていたとしても、楽しめるだろう。
 大浴場に強い拘りがある訳でもなし。
 彼が控えたいと言うなら付き合うつもり。] 
(1) 2023/03/21(Tue) 15:12:26

【人】 瑞野 那岐

[着くなり食べ放題に向かうという二人に、>>0:31>>0:39
 軽く手を上げて応えて先に向かう背を見送った。

 一緒に訪れたとしても、四人で行動することもない。
 二人になりたいことも勿論あるだろう。
 ダブルデートと言われても、
 何をしたらいいか分からなかったから、正直助かったような。

 恋人に見惚れて緩んでいる表情は、
 あまり同僚には見せたくない一面でもあるので。


 そんな表情は彼にだけ見てもらえればいい。

 二人に振った手を下ろしたら、少しだけ。
 トン、と小指を彼の手の甲に触れさせて。]


  行きましょうか。


[彼が示した方向に身体を向けて、歩き出す。]
(2) 2023/03/21(Tue) 15:13:34

【人】 瑞野 那岐

[いちご狩りのビニールハウスに入り、
 スタッフに簡単な説明を受けた後、
 摘んだいちごを入れられる籠を貰って。

 赤い実が緑の葉の下から覗いていることに、
 少し気持ちが浮わついた。

 まだ手にもしていないのに、
 いちごの香りが漂ってくるような気すらして。
 軽く息を吸い込めば、葉と僅かに薫る土の匂い。]


  赤いいちごの他に、
  白いいちごもあるらしいですよ。
 

[大咲が居たならば、自身のトレードカラーに
 喜んだかもしれないが、それを伝えるのは
 彼女の恋人の役目だろう。]
(3) 2023/03/21(Tue) 15:14:31

【人】 瑞野 那岐

 
  いちごの品種って、
  可愛い名前が多いんですよね。

  "紅ほっぺ"とか、"もういっこ"とか、
  "おとめ心"とか。


[整列された葉と葉の間を通りながら、振り返り。
 彼を指をカムカムと折り曲げて、手招く。]


  景斗さんはどのいちごを好きになるかな。


[気分は上々。車の中で歌を口ずさむほど、
 自制はあったけれど、兄妹よろしく。
 テンションが上がっているのはこちらも同じ。
 早く、と小さく彼を呼んで、いちご畑へ。**]
(4) 2023/03/21(Tue) 15:14:53
 

 
  …… っ、
 ……


[粘液と共に直接握り込まれたら、今まで以上に。
 ダイレクトに感じる刺激に、堪えきれず喘ぎが零れた。]
 

[自慰の時に、道具を使ったこともなくて。
 いかにもいやらしいことをします、みたいに。
 用意されていたローションを塗りつけられて、
 初めて感じるぬるつきに戸惑いと焦りと、羞恥が入り交じる。]


  ……、
……っ、 
まって、

 
  ン、 っ……
 ぅ、



[緩やかに扱き上げる手が動く度に、
 
ぬちゅ、ぐちゅ
と泡立つ水気を含んだ音。
 そこに差し込むみたいに囁かれる声が、
 酷く
煽情的
でくらくらする。

 一気に熱を上げられていくみたいに育つ猛りを、
 握り込まれて、咄嗟に肩に手を伸ばして縋り、
 息を詰める。
 
今にも喉から溢れそうになる声を、押し殺して。
*]

【人】 マシロ

 

[ 高野の傷のことを自分は知らない。
  だから温泉に関しての話題では、特に何を思うでもなく
  純粋に「楽しみですねぇ」とにこにこしていた。
  この面子の中では呑気な末っ子うさぎなので。
 
彼が一緒にいるとどうにも、
甘えが強く出てしまうようになった。


  家族層やファミリー向けという単語を聞けば、
  そういうものがあるのか と新しい世界を知った気分だ。
  彼ら二人が何も気にせず楽しめるなら、
  それに越したことはない。
  自分は付き合う性別を気にしたことなどないけれども
  世間がそうではないことは、よく理解しているので。


  機嫌の良さそうな紺色うさぎとその恋人を見送って。 ]

 
(5) 2023/03/21(Tue) 18:55:37

【人】 マシロ

 

  いちご飴!


[ 嬉しいことを反芻する無意識の癖。
  >>0:43 彼の口から出た"いちご飴"という単語に顔を輝かせ
  お土産にとなれば、きっと誰かが調理するだろうから
  何を作ってもらおうなんて、気の早いことを想像し。 ]


  ……つまみ食いのこと、店長には内緒ですよ
  一個だけ。一個だけです。


[ 裏話は二人の秘密。
  スタッフや他の客をちらりと確認し、ようやく腕を離せば
  籠を持っていちごだらけの道を一緒に歩く。

  赤い実はじけた …なんて言葉も世の中にはあるくらい
  いちごには恋に縁の深い品種名があったりもする。
  白いいちごには、雪うさぎ、なんてものも。
  いつか店長へおねだりしてみたいという野望は、
  まだ叶っていない。 ]

 
(6) 2023/03/21(Tue) 18:55:51

【人】 マシロ

 

  あ、そうですそうです。新鮮な良いいちごだーって。
  店長、良い食材入ると分かりやすいんですよねぇ…


[ 黒板を書く時の機嫌は、従業員しか知らないこと。
  うさぎの穴で働き始めて三年経つけれども
  好物が入った時に限って出勤していたりするので、
  何かと客として味わう機会を逃している。 ]


  ありゃ、ハズレ引きました?
  ふふ。今日の星座占い最下位かもしれませんよ。


[ 外だからだということも考えついていたけれど、
  敢えて揶揄うように、顔をしかめる彼へくすくす笑った。
  酸味の強い品種はストロベリーソースにして……と
  過ってしまう料理人思考は、いったんお休みを命じよう。

  潜められた声に、「それは天才です」と明るく咲い
  白い練乳というおまけつきの"お返し"を、
  小さく口を開けて受け取りましょう。 ]

 
(7) 2023/03/21(Tue) 18:55:58

【人】 マシロ

 

  練乳つきのいちご、好きなんです。
  やっぱりあまくて美味しい。

  次あっち行きましょう、夜綿さん!


[ 貴方が好きな品種を覚えておきたいから。
  回れるだけ回って、食べて反応を教えて欲しい。

  くい、と手を引き 緑と赤が鮮やかなハウスの中を
  じゃれながら再び歩こうと。** ]

 
(8) 2023/03/21(Tue) 18:56:22
[ 使用感については、折込済み。
 ただ、どうもその感触を、君は知らなかったようで ]

 
気持ちいいね?


[ 零すはずではなかった、ような
 甘い甘い声は、ますます俺を調子づかせた
 と言える。

 ぬるぬるとした触感と、人の手の体温と
 急き立てられるような快楽に、

 
はやく、おぼれてしまえばいい
 と思う。 ]

 すごい、興奮する、声。
 もっと、聞きたいな。

 
ドキドキさせて


[ 縋られるように伸ばされた手は、
 好きなようにさせながら、鎖骨の下にも
 赤を散らして、首筋を辿り、耳元近く、
 ダメ押しのように、もう一言。 ]

 
一番気持ちいい顔、見せて。

 
那岐くん


[ 囁き入れて、輪郭をなぞるように、
 耳に舌を這わせながら、すっかり硬くなって
 脈打つ場所を、追い立てるように、扱いた。* ]

【人】 グルメライター ヤワタ


 はは。
 じゃあいちご飴の分も摘まなきゃね。

[余ったら、なんて言わずに。>>6
こんなに露骨にテンションがあがっている姿を見たら、ブレーキがばかになったみたいに「全部盛りしよう!!」なんて提案したくなる。
その場で食べられる数には限りがあるから、いくらチケットを買えるとはいえ一度に欲張ることはできないだろうけれど。]

 使う前に食材の味を見るのは料理人としての職務の範疇じゃない?

 っていう真面目な言い訳を考えつつ、
 1個だけってつまみ食いするマシロちゃんは可愛いから、
 内緒で見たいな。

[カウンターから見える位置で行えば自分だけ見るという訳にはいかないのは承知。
それはそれとして、好物を前にこっそりつまみ食いをする彼女がみたいのだ。

どれが一番の気に入りなのだろう。

やはり彼女を想像させる白いいちごか。
一番手に入りやすいさがほのかか、
或いは「あまいまるいおおきいうまい」のあまおうか。

つまみ食いし放題のここで知ることはできるだろうか。]
(9) 2023/03/21(Tue) 23:10:27

【人】 グルメライター ヤワタ

[みずがめ座の運勢が最下位なら、真白もそうなのでは?
と、1月22日、ショートケーキの日生まれの僕は思うのです。
そういえば冬生まれっていうのは言ったし誕生日にいちごのケーキをくれと言っておいて、正確な日は言ってなかった気がする。
特に大人になってから祝われた経験に乏しくて。]

 1位だよ。
 だって酸っぱいから持ってきた練乳が無駄にならずに済むからね!

[物は言いようだ。
真白も1位にしたいから。

練乳の蓋をパカッと開け、白を纏わせたいちごを一粒。]
(10) 2023/03/21(Tue) 23:10:44

【人】 グルメライター ヤワタ


[練乳を持って来て良かったと思うことにした。

手を引かれるままいちご畑を散策し、新しい品種が書かれたプレートを見つけては食べ、ウォークラリーのようだと言いながら楽しんだ。
10分では到底全部を回り切れずに、受付に戻って更にチケットを渡す非効率的な移動も、彼女の一緒なら全然苦にならない。**]
(11) 2023/03/21(Tue) 23:11:34
[今まで女性を抱いていたときは、普通に。
 性欲も、衝動もあったと自分では思っている。
 やさしく抱いて欲しいというなら甘やかし、
 逆に甘えるように胸に埋まる時もあった。

 それでも、常に求める程欲深い方ではなかったように思う。
 淡白過ぎると言われた経験も無くはない。
 
 なのに、今は。
 
 もっと深く溺れたいと思うほどに、熱を孕む。
 自ら求めることも、求められることも同じくらいに。
 相手だけを気持ちよくさせるだけじゃない。
 自分だけが気持ちよくなるわけでもない。
 
 同じ温度で、一緒にゆっくりと熱を上げる。
 俺の身体に、溺れて欲しいと思うのは。

 初めて芽生えた感情だから。

 
 こんなところで覚えた欲深さが、少し擽ったい。]

[焦らされて身を捩った仕草に、落ちる笑い。
 まだ余裕があるように見えて、少し悔しくなる。
 触れられている箇所が多い分だけ、
 こちらの分が悪いのは仕方のないことだけれど。

 あなたの手で快楽を得ていくことも、
 知っていてほしいから。
 口角を上げる様を少し、睨むだけに留めておく。

 言葉にできなかったのは、
 まだ少し冷たい粘液が熱くなった下肢に
 纏わりついて、彼の手が滑らかに滑るから。
 
 余裕が無くなっていくのも、理由の一つなのだけど。]


  ……、 ンッ、 ……


[確認する声が羞恥を煽る。
 でも、感じていることは知っていて欲しい。
 だから、浅く、頷いた。その目尻が赤く染まっている。]

[扱き上げる手が何度も往復するのに、
 肩に添えた手に、僅かに力が籠もってしまう。
 縋るものがなければ、それこそ声が溢れてしまいそうで。]


  は っ……、
ンぅ



[耳朶に吐息を吹き込まれたら、
 ぞくぞくと背筋を快感が駆け抜けた。

 興奮する。俺の身体で。
 今まで女を抱いてきた人が、俺の声で。]


  ぁ、 ……そ、こッ……
よわ、い


  
[水音と共に硬く芯を持っていく昂りの、
 先端に指が擦れたら、頭を振って弱く抵抗を見せる。]

[よわい、なんて言ってしまえば
 感じる場所を伝えてしまうようなものなのに。
 そんな言葉をついてしまったことも気づかずに。

 名前を呼ぶ声に籠もった息を吐いて、
 増えていく彼の所有印が白い肌を染めていく。

 耳朶に囁きを吹き込むだけじゃなくて。
 舌先で耳殻を辿られ、食まれて、突付かれて。
 耳と下肢と、弱い箇所を同時に責め立てられたら。]


  ……ぁ、ッ…… 、は、 


[ふる、と身震いを起こして前兆のような訪れが襲う。
 
 だめ、まだ。

 堪えたいのに長い指が欲を煽っていく。
 唇を噛んで、堪えて、堪らえようと腰を引いてしまう。]

[達しそうになる前に、肩に縋った手の一つを。
 ゆっくりと下方へと下ろして。]


  …… ね、 俺も、さわりたい



[他に意識を向けようとして、落ちていった手が辿るのは。
 自身と同じものを持つ彼の腰よりも下。
 
 彼も同じように熱を孕んでいるのか知りたかったのと、
 一人だけ、追い立てられることに少し焦りを覚えたから。**]

[ 零してしまった笑い声に、満足げな顔に
 睨まれたなら、機嫌を取るように、
 顎先に、頬にキスをして ]

 うれしくて

[ 呟いたらまた、目元に、こめかみのあたりに
 キスを。

 余裕があるように、見えているのだろうことは
 察せたけれど、自分にも余裕なんてないことの
 伝え方のほうは、下手だったようで。

 ーーそうだね、自分ばかりと思っていたら
 少し寂しい。一緒に、とベッドの上まできたのだから。 ]

 可愛い、 
――……ハ、 ァ


[ 縋る手に力が籠もる。
 相手の耳に唇と舌が刺激を与えると
 返る君の声もまた、自分の耳に近く。

 擽ったさとまた別の高揚感と、
 興奮とが入り混じった吐息も、
 君の耳には届いただろう。 ]

 ここだね、 うん、

[ 先端部分に指が擦れたときに、
 聞こえてきた声が決定打、となったか
 自分の熱も、相手に知られて構わないと
 思ったこともあるのか、
 
 相手の片足に跨るような形の体制から
 僅かに密着度を上げるように体重を預けると、
 自身の熱が、相手の脚の太ももあたりで
 つっかえ、擦れた。 ]

[ 声色は、いいこ、いいこと
 甘やかすように、優しく。

 よわい、と教えてくれた先端部分への刺激も
 指二本で、くるくるとやさしく。

 熱を持つ耳には軽く歯を立てると、
 腰が引いていくから ]

 にげないで

[ と甘えるように、擦り寄って――。 ]

[ そんな風に言われたことは、あまりなかった。
 ――外面を好んで抱かれることを選び、
 喜ぶような女性達は、
 自分という外面と俳優という肩書に、
 何をしてもらえたか、を
 非常に気にする生き物だったから。

 愛しさがなかったわけではないし、
 触れたいと言われれば、どうぞ、と返していた。

 ――相手がそれで喜ぶなら、と。
 それで満足していた頃のことなど、もう
 思い出せない。 ]

 ……うん、触って

[ 耳元近く、さわりたいと告げられた
 言葉に、 ]

 どこでも、触ってくれるなら 嬉しい

[ 初めて心から、思った言葉を返しながら
 顔を上げて、熱を孕み、ギラついた瞳のまま
 微笑むが、その表情はすぐに崩れることになる ]

 
――……ン、


[ 君の手が、熱の塊に触れると、
 切なげに、眉間に皺が寄ってしまったので。* ]

【人】 高野 景斗

[ 大好きな彼氏と、大好きなものを
 共有するのが楽しみという様子>>0:38
 真白さん達に送るのは微笑ましいねという目線。

 いつかの夜に今から告白しますと
 宣言し、内緒にしてね、を実行して
 いてくれたいたなら、その後の花見会で
 思うこともあっただろう。

 驚いては居なかったのは
 女性の持つ勘の鋭さか、
 己があまりにもわかりやすかったせいか。

 両方かもしれない。
 兄妹のようなやり取りに割って入るような
 事はしないけど、自分のことも、
 親戚のお兄さん程度に思ってくれれば良いのだが。

 ――彼女が母親との縁を絶った由縁も
 再び会いにいき、自分の気持と正面から
 向き合った事も、きっと知らないけれど。


 それでも何かしら、兄の恋人、という立ち位置が
 役に立てる日が来るなら、嬉しく思うだろう。 ]
(12) 2023/03/22(Wed) 1:34:46

【人】 高野 景斗

 なんて出来る男なんだ……神田くん>>0:42

[ 那岐くんが大浴場に行くというなら
 楽しんでおいで、と言うつもりでいた。
 貸し切りや、部屋に対応している温泉が
 なければ、自分は深い時間にこっそり、とか
 考えていたもので。

 ――もしやそれを織り込み済みで予約を?
 と思い当たったので拝む勢いで、感謝しただろう。

 心のどこかで、納得するような気持ちも少し。
 そうだよね男三人はその気になれば、一緒に、
 が出来ても、真白さんとは一緒に入れない。

 せっかくなら恋人同士ゆっくりしたいのだろう
 
ゆっくりできるかどうかは分からないが。
]
(13) 2023/03/22(Wed) 1:35:39

【人】 高野 景斗

 うん、時間気にしなくて良いのは
 すごく助かる

[ 部屋でも>>1という言葉には軽く頷いた。

 ――傷跡を、恥だとか、欠点だとか
 そういった気持は、もう持っては居ない。

 やさしく触れてくれる手を知っているし
 その手ひとつで、十分に満たされているので。

 とは言え、他の客を驚かせてしまう事には
 憂いていたので、時間を気にせず
 浸かれるなら、有り難く。 ]
(14) 2023/03/22(Wed) 1:36:31

【人】 高野 景斗

[ 到着し、自然に二手に分かれると
 小指が手の甲に触れる>>2

 短く頷き、ビニールハウスへと向かうと
 そわそわとした君が、 ]

 ああ、聞いたことはある。
 味の想像がつかないな。白い苺。

[ 白いいちご>>3と口にしたので
 素直に想像がつかない、と返し ]

 そうだねぇ 姫って名前が
 結構あるみたい……とちおとめとあまおう
 くらいしか知らないな。

[ そう続けた。なにせ料理の名前すら
 クイズ形式を取るような有様なので
 それ以外の品種も口にしたことはあるのだろうが
 正直全く覚えがない。 ]
(15) 2023/03/22(Wed) 1:36:59

【人】 高野 景斗

 紅ほっぺ それは可愛いね

[ 手招きに誘われて、いちご畑の中へ ]

 那岐くんの好きなのは、あった?

[ 問いかけながら赤々としたいちごをひとつ
 手に取った。* ]
(16) 2023/03/22(Wed) 1:37:16
[拗ねるように睨んだ視線を受け止めて、
 また彼が笑えば、あやすように落とされるキス。
 笑った理由を諭すみたいに教えられて。

 決まりの悪さに、]


  
何も、言ってない……



[少し決まりが悪くなって、そう返したけれど。
 もう一度、目尻を落とされたなら、
 そんな反応すら居た堪れなくなってしまう。
 
 たったキス一つで簡単に機嫌も治ってしまうから、
 恋とはかくも厄介で、苦しくて、愛おしい。

 ああ、気づいたら。
 ――――こんなにも好きになって、
胸が苦しい。

[かわいいと囁く声と合わせて、擽る吐息。
 間近で聞いたらその色香に逆上せそうになる。

 嬲られる耳朶が熱を含み、赤く染まって。
 微かに歯の痕が浮かぶ程。

 確かめるみたいに繰り返される音と一緒に、
 指先でノックされたら、びく、と腰が揺らめいた。]


  ……、 ンッ、ぅ


[その反応が返事を返すよりも如実だったろう。
 伏した瞳が薄く水を張る。気持ちいい。

 女性とは違う、少し骨ばった指は
 勃ち上がったもの全体を包み込めるぐらい大きくて。
 余すとこなく、弱い箇所を握られているみたいだ。
 男が弱いと感じる場所を、知っているから、尚更。]

[時に奥歯を噛んで、堪えるように。
 俯いて、乱れていく表情を隠すみたいに。

 教えたばかりの弱点を丹念に指でなぞられて、
 刺激を念入りに送り込まれたら先端から、
 先走りが溢れて、ローションと混じり合う。
 
 腰が、ずくんと重みを増して。
 引けそうになった腰を抑え込むみたいに、
 距離を縮められたら、逃げ場所を無くして。]


  だ、
 め…… ッ、



[甘い声が鼓膜を震わせて、熱を更に煽っていく。
 
 一人じゃ、嫌だから。
 そんな時に、押し付けられた太腿に彼の熱が触れる。]

[――――勃ってる。彼のものも。

 身を以て体感させられて、息を呑んだ。
 良かった、という安堵と。
 自身で興奮していると分かれば仄かに羞恥も浮かぶ。
 
 さっきは逃げも少し混ざっていたけれど。
 触って、と。嬉しい、と。
 いう声に顔を上げれば、熱を孕んだ瞳と視線が交わる。

 下肢に落ちた手をゆっくりと昂りに伸ばして、触れる。
 布越しじゃ熱は伝わらないけれど、
 その硬さは確かめられるから。
 指先で軽く押して、躊躇うみたいに一度、引いて。

 それから、形を確かめるように下から辿って、包む込む。]

[ 決まりが悪そうに返される言葉に、
 そういう所も、 ]

 好きだよ ……ふふ、言いたくなって。

[ と伝えながら。君に関してだけは
 欲張りを自覚しているから、蕩けた顔も、
 見たくて。

 指先にもつい力が入る。
 大きく腰が揺れて、艶めかしい声が
 届けば尚更、握り込む手にも熱が入って。

 だめ、と溢れてきた吐息ごと、
 食い尽くすように ]

 だめ?
 ……いいよ、このまま

[ と囁きながら
 ぬるりと先走りの感触がしたら、
 更に手の動きは追い詰めるように、速く、熱く。 ]

[ それほど何か刺激を与えられているでもなく、
 君の姿で、声で、乱れで、膨張しているそれが、
 余裕なんてないのだと、言葉より饒舌に
 伝えてくれただろうか。

 指先で押されて、一度引いて。
 包まれたなら、堪え性がない心と似たのか、 ]

 ………
ふ、


[ その先を強請るように、包まれた手の中で
 また少し、質量を増していく。 ]

[ それからも少しの間、ちゅくちゅくと
 口腔内で絡ませていた舌を、名残惜しそうに
 引いた時には、手の中に、
 熱い白濁が収まっていただろうか。 ]

 ……あんまりかわいく、キスして
 とか言うから、イッちゃう顔、見逃しちゃったな

[ 呼吸が荒くなるようなら、落ち着くのを待ってから
 擽るようなキスをして ]

 今度は、見せてね

[ とねだるように、言いながら、
 肘で体を支えながら、指で目尻を拭った。** ]

<xsmall></xsmall>[機嫌を取るような「好き」も。
 言いたくなったと付け足して甘やかすから。
 言い訳めいたさっきの言葉が更に格好悪くなる。

 俺も、と返すには余裕もなく。
 ぐちゅ、と芯を握り込む手が強くなって、
 卑猥な水音がいやらしさを教えて。

 意識が段々と下肢に集中していないと
 堪えきれなくなるくらい追い詰められて。]


  ぁ…… 
、 ……ッ、 ン


[だめだって言ったのに、返ってきたのは
 余計に先を促すような言葉と、刺激。
 
 やばい。だめ。
 
 ぐるぐると頭の中で否定の言葉が渦巻いて。]

[擦る手に煽られるみたいに、無意識に腰が揺れる。
 もっと刺激がほしいみたいに、擦り付けて。
 だめ、と言いながら結局、ねだってしまう。

 どんどん膨らみが張り詰めて、今にも弾けそうに。
 肩に置いたままの手が、きゅぅ、と縋る。
 薄い水膜の中、助けを求めるみたいに見上げて。

 俺も彼を気持ちよくさせたくて、
 膨らみをやさしく撫でた後、ジ、とジッパーを下ろして
 前を緩めて、下着の中へと手を忍び込ませていく。

 しとり、と濡れた感触が指先に触れる。
 彼も、感じてくれている。
 
 そう思ったら、少しの高揚感。
 微かに、口元が緩む。]

[その隙きを盗むみたいに、唇を塞がれた。
 キスをねだったのは俺、だけど。

 性急にも感じたそれに呼吸を奪われる。
 指先に感じた猛りに刺激を与える暇も与えられずに、
 首を傾けて、枕に沈んで。]

 
  ……ン、ぅッ …… 



[声も吐息も攫うようなキス。
 絡めあった舌先からも、下肢からも淫らな音がして。
 
 ――過敏になった耳を犯されて、もう。]

[解放された唇からあまくて、せつない、溜息が溢れる。
 余韻が酷くて、彼の言葉も聞こえはするのに、
 頭で理解するのに、少しの秒をもらった。

 見たかったのか、と唇を噛む反面、
 男ならそうだよな、と同意する自身も居て、
 複雑な気持ちを覚えながら肩で息をしていたら、
 もう一度、やわい唇が触れる。]


  …………ばか、


  
……、景斗さんも、見せてくれるなら。



[俺の機嫌の取り方を知っている。
 だから、照れ隠しにそんな悪態をつきつつも、
 こちらからもおねだりを。
 水膜を超えて散らした涙を払われたなら、
 ふ、とようやく笑みを零して、何度でもキスを交わそう。*]  

[ 上り詰めていく快楽に耐えるような表情と
 押し殺す事も出来なくなってきたのか、
 漏れる声が、こちらの衝動も追い立てていく。

 だめと言われ、いいよと返す。
 駄目じゃなさそうだね、と言葉で返すのは
 意地悪に見えるような気がして、微笑むだけに
 留めたのは正解だったと思う。

 もっと、そう言えない代わりに、
 体のほうが素直に、それを伝えてくれたものだから。

 今にも吐精しそうに張り詰めた場所を握られて、
 快楽と、羞恥とで溢れてきた涙で、
 瞳を濡らしながら、見上げる表情。

 その表情のまま、己の熱に触れようと
 下半身に手を伸ばして来られると、

 それだけで、喜ぶみたいにひく、と
 反応してしまう熱が、恨めしい。まだもう少し
 大人しくしておいて欲しかった。* ]

[ 顔を離すと、まだ余韻が辛いのか
 吐精後特有の気怠いため息が漏れ、
 とろりとしたまま、呼吸を整えていたか。 ]

 夢中になっちゃって、ごめん

[ 見下ろしながら体を起こし、枕元のウェットティッシュ
 を引き寄せ抜き取ると、掌に収まり切らずに
 溢れた白濁と、ローションを優しく拭き取った。 ]

 見たいの?いいよ

[ 可愛らしいおねだりに応えるようにキスをしてから
 一度体を起こして。 ]

[ ちょっとした、興味本位であったことは否めない。

 君以外の他人ならば死んでも御免被りたいが
 好奇心に勝てず、といったところ。

 手首からとろ、と伝ってくる液体に舌を這わせ
 僅かな量を口に入れた。

 ローションと混ざり、味まではよくわからないし
 極少量ではあるが、興奮材料としては、
 大きく効果を発揮したと言えるだろう。

 それを目の前で見せられる相手が
 どう思うかまでは、あまり考えていない。

 残りはローションごとウェットティッシュで
 拭き取って既にジッパーが降ろされて
 引っかかるだけになっているジーンズを
 立ち上がって、引き下ろした。* ]

[夢中になるくらい溺れてくれたのかと思えば、
 じわりと頬に朱が滲んでいく。
 嬉しくて、擽ったくて、恥ずかしい。

 忙しない心の動きを悟られぬように。]


  ……平気。


[少しだけ強がるみたいにそう応えて。
 事後処理を済ませようとする動きに、
 こちらもずり上がるように、肘を立てて、
 少し身を起こすように距離を取る。

 見たいという要望にさらりと返されたら、
 まるで恥ずかしがっていたこちらが馬鹿みたいに。
 "視られる仕事"をしているから、というのも
 あるかもしれないけれど、そんな抵抗なく言われたら。
 
 ほんの少し、また、余裕の差を感じてしまって、
 悔しいような。気も、ちょっと。]

[ウェットテュッシュで拭い取られていく、
 自分の欲の名残を横目に見ていれば。

 拭いきれない溢れを、不意に彼が舌で追いかけて、
 舐め取って、口に運ぶから。]


  ……
ちょ
、っ


[ぶわ、と花開くみたい熱が顔に集まって。
 慌てて制止するように声を発した。

 多分、美味しいものではない。欲の塊。
 口に入れてしまった後じゃ、
 今更止めるのも遅いかもしれないけれど。

 手首の浮いた血管に這う白濁を舐めあげる仕草に、
 また煽られるみたいに熱が、灯る。]

 

  
……あぁ、……もう、



[くしゃりと自分の前髪を崩して照れを隠して。
 参ったというみたいに弱く、頭を振る。

 心を掻き乱される。
 所作の一つ一つに。
 
 ぱさりと布がまた落ちる音して。
 彼の下半身も顕になれば、上半身よりも広く
 赤く、斑に散った火傷の痕がはっきりと目に飛び込む。

 照明は点けたまま。
 ライトに照らされた赤い瑕痕。

 真っ更な肌が綺麗というならば、
 それはとても、同じ言葉を使えないかもしれないけれど。]

[小さく、息を呑んで。押し黙る。

 ――――そうして。

 そっと、彼の身体に手を伸ばした。
 トン、と彼の肩を押しやって、枕側と反対側に押して。
 彼がシーツに尻もちをついたなら。
 
 自身も身体を起こして、彼の膝の上に跨るように
 身を乗り上げて、股で彼の腰を挟み込む。

 乗り上げた分だけ、高くなる視線。
 情欲に濡れた瞳で見下ろして。]


  景斗さんが、まだ、イってない



[そうして、まだ硬く勃ち上がったままの
 彼のものに再び、触れる。]

[一度達しただけじゃ、足りない。

 もっと、感じたい。
 感じてるところを、見たい。


 彼より少し短い指で彼自身を握り込んで、
 上下に擦りあげながら、熱の籠もった息を吐き出す。

 腰を近づけた分、手を動かしている部分の近くで。
 萎んだ自身のものが濡れたまま、息づいていて。]


  …… 、ッ


[ず、と腰を更に一歩詰めるように距離を詰め、
 膨張している彼のモノと自身のモノを直接触れ合わせ
 直接、あなたの熱を感じようと。*]

【人】 瑞野 那岐

[傍らで並んで歩いている高野が、
 大咲に大して同じように抱いている感情は知らない。

 兄の恋人、なんて思っているなんて知ったら、
 それこそ声を立てて笑っただろう。

 高野と大咲の間で交わされたという>>12
 内緒の話はこちらにまでは届いてはいない。

 預かり知らぬところで妹からも、恋人からも
 気にかけられていると気づいてしまったら、
 兄としての威厳が立つ瀬がないけれど。

 生憎と人の心の機微に敏感な方ではないから、
 パンフレットに目を落としたまま、
 浮わついた心は、赤く熟れたいちごに気を取られていた。]
(17) 2023/03/22(Wed) 20:36:04

【人】 瑞野 那岐

[車内で神田を称賛していた高野に、
 後部座席で、そっと耳打ちするように。]


  
貸し切りなら、一緒に入れますね。



[と、小声で囁いたのは、道中のこと。

 休みが不定期な彼と、帰りが遅い俺とでは、
 スケジュールも中々合わせづらいから。
 この旅行を密かに楽しみにしていたのは此方も同じ。

 ドライブ中に後ろに視線が飛ばされるのは、
 バックミラーを確認する時ぐらいだろう。

 前の二人に悟られぬように、座席の上。
 そっと手に手を重ねたのは、恋人だけの特権。]
(18) 2023/03/22(Wed) 20:36:41

【人】 瑞野 那岐

[そんな道中を経て、今は、いちご畑の中に二人。
 家族連れの子供のはしゃぐ声を聞きながら。]


  味は大して変わらないですよ。
  香りが少し、違うくらいで。

  少し、パイナップルみたいな匂いがするんです。


[白いいちごに興味を示した高野に、
 そう説明を付け足し、俺も仕事で数回だけ手にした
 いちごの記憶を思い出して、話して。

 葉の隙間から覗く赤い実に、腰を屈めて
 粒の大きくて赤く色づいているものを探す。

 いちごを摘める時間は45分だとか。
 数を多く集めるのもいいけれど、つい職業柄、
 形や味の良さそうなものに目がいってしまう。]
(19) 2023/03/22(Wed) 20:38:40

【人】 瑞野 那岐

[とちおとめもあまおうも名高いいちごの王様達。
 姫と呼ばれるくらい蝶よ花よと育てられるいちご。

 可愛いという感想に笑って頷きながら、]


  俺が一番好きなのは、やっぱりあまおうかな。


[まだ見つけてないけれど、いちごの王様だから、
 探せば此処にもきっとあるだろう。

 ぷち、と同じように一粒、実をもぎって取って。]
(20) 2023/03/22(Wed) 20:39:09

【人】 瑞野 那岐

   
 
  ……はい、どうぞ。


[葉っぱの部分を手に持って、摘み立てのいちごを
 彼の口元に運んで、あ、の口を作った。**]
(21) 2023/03/22(Wed) 20:39:29
[ 君の好きなところの一つに、
 二人ときだけ見せる顔、がある。
 
 さてこれはどちらなのか。
 恥ずかしがり屋の恋人は、
 表情や声を隠そうとするきらいがあるから。

 平気、と言いながら身を起こした君が
 ぶわ、と赤に染まるのを見て、
 またぞく、と下肢が騒ぐ。

 見られる仕事をしていた、それは
 そう、だけどこの瞬間浮かべた表情は
 職業病由縁のものであるはずもない。

 慌てる声の主へ、流し目ひとつ。
 くつくつと笑って、ベッドサイドの
 冷蔵庫から、ミネラルウォーターを二つつかみ取り
 一本をチェストの上に、一本は封を切り
 口に含んだ、味はともかく喉に張り付く
 粘液を流し込むために。 ]

[ 封を切った方も、チェストに置いて
 服を脱いだ後、小さく息を呑むのが聞こえた

 何を思っているかは、分からないが
 少なくとも、青褪めて引いていくような
 声色でなければ、それいい。 ]

 ――おっと、

[ 伸ばされた手に肩を押されて、
 シーツに体が沈んでいく。

 おや?と思ったときには、
 君に見下されていただろう。 ]

 ……うわ、 なんて目で見てるの
 
出ちゃうかとおもった。


[ 情欲の籠もった視線が体に刺さるだけでも
 興奮するのに、まだ、とか言いながら
 触れるから ]

 俺のことも駄目にしてくれるんでしょ?
 君に触られたら、すぐ駄目になっちゃうよ
 見てて、

[ 僅かな年の差があったところで、
 ぶってるだけで、余裕なんてないんだ。

 好きな人が、自分を悦ばせようとして
 触ってくれるのだから、 ]

 ………ん、 きもちい、

[ 自分より少し短い、彼の手が
 熱の塊を握り込んで、擦りながら
 欲情しているみたいな目でこちらを見ている。

 繊細な料理を作るその器用な手で、
 与えられる快楽に、打ち震えてしまいそうで ]

 
俺の触りながら、興奮しちゃった?
すっごい、エロい……

 ぁ、いい、……このままして、

[ 距離を詰めれば、僅かに触れ合う熱。
 僅かに上体を起こし、短く息を吐きながら
 触れ合う熱に片手を伸ばし ]

 っ、……ん、 ぁ

[ 没頭するように、熱の籠もった息を、
 声を、吐き出した。* ]

[ついぞ出た声に返された反応は、
 やはり、余裕の残る視線を流されるだけに見えたから。
 熱くなった頬を掌で覆うみたいにして顔を背けた。

 飲むな、とは言わないけれど。
 さすがに動揺は隠せなかったから。
 愛液と確かに同じようなものかもしれないけれど。
 自身の身体から吐き出したものを、含まれるのは。
 
 あの日、心臓を食べられると思った、
 デザートを口運んでいた時の感覚と少し似ている。

 口を漱ぐのを横目に、少しホッとしたのは。
 自身のものを残したままの彼と、
 もう一度キスするのは、少し躊躇いがあったから。

 それは、心の内だけ閉まっておくことにして。

[肩を押して、乗り上がった膝の上。
 唐突にそんなことをすれば、驚かせてしまったかも。
 体制を崩した彼が、意表を突かれた声を落とす。

 いつもとは違う視線の角度。
 見上げていた表情が、今は見下ろす位置にある。

 情欲に濡れた瞳は透けていたらしい。
 指摘する声に、薄く笑みを浮かべて。]


  そんな顔させたのは、景斗さん、でしょう?


[長い前髪の上から額と、こめかみに、
 ちゅ。と音を立てて、キスを贈る。

 ベッドに入る前の言葉を引き合いに出されて、笑い。
 見てて、と言われたなら手元に視線を落とした。]


[達したばかりでも、感情が昂ぶっているからか。
 再び、擡げ始めている自身のモノ。
 それ以上に張り詰めている彼の熱。]


  
……ン、



[彼の先端から溢れた汁気と自身で出したものと、
 ローションの名残を借りて、くちゅりと音を立てる。

 最も敏感になっている箇所を、重ね合われば。
 また、気持ち良さに身体が小さく震えて、
 その先の高揚感に、唇から熱を解けさせる。]

[感じている声を聞けば、握り込んだ手の動きを
 少し早めようと、動きを変える。
 二人分じゃ手が届ききれなくて、殆ど彼のモノばかり
 擦り上げながら、足りない分は自ら。
 腰を擦り付けるみたいに揺らして、快楽を得ていく。

 は、と籠もった息を吐き出しながら、
 煽るような声が、意地悪く囁くから。
 それだけで、ぞく、と震えが走って。]


  ……ン、 ……興奮、した


  ………… ぁッ、


[従順に瞳を伏せて、こくんと小さく首を縦に揺らす。
 こんな性に貪欲な自身が居たなんて、初めて知った。
 
 支えのない腰が、手の動きとタイミングがズレて。
 ずるんと、擦れ合う昂りから外れたら、
 もう一度、繋ぎ合わせるみたいに腰を押し付けて。]

[高め合っていく気持ち悦さに酔い痴れていく。
 このまま、という声に浅く頷いて。
 手を緩めないまま。

 自身の再び勃ち上がったモノと、彼のモノを
 自身の手の上から彼の手が覆い被さって、
 もっと、と煽られるみたいに手が往復する。

 足りなかった箇所を、埋められるみたいに。
 満たされたら、堪えきれずに、あえかな声を洩らして。]


  
は、
ぅ…… ン、ッ……


[我慢出来ないみたいに額に額を擦り合せ、
 くしゃりと重なった前髪が交わって、乱れる。
 間近で響く色香のある声に、つられるみたいに。
 我慢していた声が、喉元から突いていく。

 段々と、快楽しか追えなくなっていく。
 自身の姿態がどう映るかも余裕がないぐらい。*]

 そうなの?
 なら、嬉しいね

[ 押し倒される想定は、あまりして
 いなかったから。素直に驚いた表情へ
 贈られたキスを、擽ったいような気持ちで
 受け取った。

 見てて、と言えば視線はそこに、
 固定されただろうか。

 もう少し、その瞳で見ていて欲しい、
 けれど。

 待ちきれないとばかり、先走りに濡れる
 そこは、触れ合う熱に酔い切っているようで。 ]

[ 擦り上げられるたびに、短く息を詰めて。
 素直に、興奮した、と告げられたら、
 ぎゅ、と眉間に皺を寄せて、 ]

 俺も、
……うっ、……


[ 支えのない腰が、一度ずるりと
 離れると、上体を起こして、
 腰に手を回した。

 先程よりも素直に漏れる声に、
 抑えきれない興奮がそろそろ限界だと
 音をあげて、 ]

 も、……
イく……、 ん、ァ………


[ 微笑む余裕すらないまま、
 熱を押し付けるようにして、吐精した。

 びゅく、と吐き出すたびに、
 切なげに眉根を寄せて、体を大きく
 揺らしながら。

 それでも、離れないでと言いたげに
 腰に回した手はそのままにしていたから
 振動は君にも伝わったことだろう。 

 同時、でなければ吐精後の緩んだ顔のまま
 勢い良く飛び散った白濁を塗り付けるように
 君の、を握り込んで、 ]

【人】 高野 景斗

[ 小声での囁き>>18には、微笑みで返しておいた。
 自分たちの場合は普通の声量でも、構わない筈なのだが
 声量を落とされることで余計に、色んな意味を
 含む気がするのだが?

 わかりやすく動揺を悟らせはしないけれど、
 一瞬ピタ、と動きが止まったのは否めない。

 一緒に?いいけど絶対君ただではすまないけど
 いいの?

 ポーカーフェイスの裏でそのようなことを
 考えているなど、二人には伝わるまい。
 伝わってたまるか、なんぼ友人でも
 そういった生々しい話はしないに限る。

 ――と、言うのに君は、しれっと、
 手を重ねてくるのだから、

 長い長い長いため息も出る、というものだ。 ]
(22) 2023/03/22(Wed) 23:58:20

【人】 高野 景斗

 パイナップル?それはまた不思議な。
 摘み取りにあるのかな、白いいちご。

[ いつだか高級品だと聞いたことがあるような。
 ――尤も品種にもよれば、価値にもよるのだろうし
 あるのかもしれない。

 どれを摘もうか探している君の後ろ姿に
 ふわふわと花が咲いているような、幻覚が見える。

 くらいには、楽しそうで良かった。

 この時はまだ、年末年始のことについて
 決めかねていたものだから、
 合鍵を渡し、好きなときに部屋に来るように
 なったとしても、ゆっくり時間が取れることは
 あまりなく。 ]
(23) 2023/03/22(Wed) 23:58:41

【人】 高野 景斗

[ ――それを考慮外にしたとしても、
 デートスポットは限られているという事もあり、

 だからこそ、神田くんには感謝したいと
 思ってる。

 便乗じゃなくても気軽に、
 ただ、愛し合う、他人達と同じ目で
 見てもらえる世界に、早く来て欲しい。 ]
(24) 2023/03/22(Wed) 23:59:00

【人】 高野 景斗

 大きくて、甘いのだよね。
 あれ?大きくないのもあるんだっけか

[ 楽しげな君が、形の綺麗な苺を摘み取り ]

 え?いいの?

[ どうぞ>>21と差し出してくる。
 苺好きなのに、最初の一粒、くれるの
 と躊躇っていると、それは口元まで運ばれて
 来てしまったので、あ、と口を開けて
 苺を迎え入れた。 ]

 こんなに甘いの、苺のイメージ
 変わっちゃうな。

[ 鼻から香りが抜けていく頃には、
 俺もすっかり、苺好きになって居ただろうな。* ]
(25) 2023/03/22(Wed) 23:59:19
[そうなの、なんて。本当に気づいていなかったのか。
 自覚のなさに思わず、口が開いてしまった。

 一人ならこんなに感じたりもしない。
 単調な動きで溜まったものを吐き出して終わらせるだけ。
 躊躇っていた羞恥を殺してまで見られる事も、
 許してしまうのは貴方だからと気づいて欲しい。

 ……それには、こちらの言葉の足りなさもあるけれど。

 割りと態度には出しているつもりなのに。
 まだ片思いを続けているような素振りすら、
 未だに見せたりもするものだから。
 
 近いうちに彼の考えを改める必要がありそうだ、と
 心内でひっそりと画策するのは、彼には秘密の話。

[素直に伝えた告白に、合わせるように彼からも一言。
 息を詰める様子が、彼の余裕のなさを伝える。

 淫らに揺らした腰が、滑ったら。
 引き止めるみたいに腕が腰に回って。
 大きな掌が脇腹を捕まえるから、
 近づいた分だけ動きに制限も掛かってもどかしい。]


  ……ン、 出して



[限界を訴える声に、裏筋をなぞリあげる。
 先端をぐり、と指の腹で押して煽り立てれば。
 彼も俺を煽るみたいに、手の動きが早くなる。]


  ッ、 ふ、……ぅッ、


[煽るつもりが煽られて、熱に侵されて。
 どくどくとまた熱が中心に集まっていく。]

[低く、小さく、低い声が耳朶に響く。
 少し、痛いと思うほど額を擦りつけ合って。
 先に限界を訴えたのは彼の方だった。

 熱い迸りが重なり合った手の内で弾ける。
 彼の体温と同じ熱さが手を汚して、数度に分けて。
 吐き出されていくのを掌で抑え込んで、受け止める。

 彼が達する度に、動く身体が
 膝の上に乗る自身の身体を揺らすから。
 そんな些細な揺れすら腰を伝って、快感に変わる。]


  …… ぁ、 ッ……


[ぐっと腰を引き寄せられて、達したばかりの
 屹立がぐちゃりと卑猥な音を立てるぐらい密着すれば。]

[いくらかあった此方の余裕も剥がれていく。
 ぬるさを保った粘液を塗りつけ、握り込まれる。
 
 イったばかりの身体に、その刺激はあまりにも強烈で
 緩んだ表情の奥に濡れた欲を魅せられたら、
 心臓が、ドクン、と激しく波打つ。]


  ぁ、……ッ、ぅ……、
 
  ……ッン、  
だ、め……ッ、まだ、



[さっき見せたばかりなのに、もう筋を浮かべる程に、 
 張り詰めている自身が恥ずかしい。
 こんなにも欲を感じたことはない。
 吐き出したい気持ちと、羞恥がまた襲って。
 弱く、首を揺らすのに。

 ねだる声が、甘いから許してしまいそうになる。]

[長い指が逃さないというように包み込む。
 先端の弱い部分を、親指で強く押し潰されて。]


  ……ァ、ッ ……
そこッ、

  ンッ……、また、 
イッ
……く、



[汚れた掌を拭う余裕もなく、
 両腕で彼の背を抱き寄せたのは許して欲しい。
 その隙きを与えてくれなかったのは貴方だから。

 額を突き合わせたまま、また一際大きな波が来る。
 吐息も、声も、表情も隠せないまま。

 彼に縋って、ぶる、と身震いが走って、
 堪えきれずに白濁がまた、彼の手を汚した。*]

[ 直接与えられる快楽とは別に、
 視覚、聴覚から得る興奮でそうなってしまう。

 自分に覚えがある事だとしても、
 相手がそうとは限らない、から。

 もしも触れ合うことを許してくれたら
 目一杯、気持ちいいことだけ、

 してあげたい なんて傲慢な考え方を
 見透かされたような気がした。

 ――テレビを通して、何万人もの人が
 己を見て、理想として、恋をしてくれていたとしても

 ただ一人に、愛される覚悟に、持ち合わせが
 なかったのかもしれない。

 自分が相手を愛したいと思うのと、同じくらい
 相手もそう、思ってくれていると。 ]

 
 

 [ 信じたいから、今。
 ここで触れ合っているのにね。 ]
 
 

[ 淫らに揺れる腰を、がしりと
 抱きとめて、限界を訴えると、
 弱いところがなぞりあげられて、ますます
 呼吸が乱れていく。

 声を拾った耳が熱くなる。
 下肢に集中していく熱が、全身に回って
 いくように、 ]

 ぅ……あ、……ンンッ……

[ 溜まった熱が迸るように吐き出されて、
 君の手を汚していく。

 全て出し切った後、大きく息を吐いて
 ねだるように、名前を口にする

 まだ体内の温度を覚えている精液ごと
 包んだ手に、イッたばかりの体への気遣いなど
 なく、激しく上下に動かして。

 情欲に濡れた声を受け止めながら、
 射抜くように、跳ねる体を、上り詰める表情を
 見届けた。 ]

[ 一番近くで、その願いは無事聞き届けられたのに

 己はどこまで欲張りになるのか、少し
 恐ろしい。

 吐精されたそれを見て、諦めるような色を持った
 ため息を零した。 ]

 ………すごい、良かった。
 のに、

[ 互い達した後で、まだ敏感になったまま
 そっと抱きしめれば、伝わってしまうだろう。
 萎えるどころか、未だ硬さを保ったままで
 いるということに。 ]

[ 若さで言えば、彼のほうが盛りと言えようが
 自分の年齢とて、まだ衰えを感じるには
 至らないところ。 ]

 ……今日はね、気持ちいいことだけ
 しようって、言うつもりだった。

 男同士でするってなると、
 痛い思いさせたりしたりするかなって、

 だから、抱くとか抱かれるとかまでは
 しなくてもいいかなって、

 だけど、

[ 背を撫でる手の優しさだって、真実なのに、 ]

 今、どうしようもなく、君を抱きたいって
 思ってしまって、

[ 君に
溺れたい
この体のほうが、言葉よりも
 よほど素直かもしれない。
 
 背を撫でる手を、するりと形の良い尻へ滑らせて ]

 いいかな

[ 問うた。
 粘液でぬるついているほうの手も
 決して受け入れるための場所ではない、
 そこへ、向かわせながら。* ]

[テレビの向こうで活躍する姿を見たのは、
 その日の夜が初めてだったと言ってもいい。

 MVで見た彼の姿が過去の彼に重なって、
 ようやく同一人物だと理解したぐらいの知識。
 それまでは耳で得られた彼が懐かしく話す声しか知らなかった。

 俺が惹かれていったのは、液晶の向こうではなく、
 優しく穏やかな声で月を想うような、
 Hare悪戯めいたサービスを思いつくような、
 大事そうに俺が作ったデザートを写真に収めるような
 そんな、あなただったから。

 触れたい、と、思う。
 まだ知らないあなたを。
 スクリーンの向こうに居るあなたも、全て。

 ――――欲しい。]

[彼の手をまた汚してしまうくらいに吐き出した欲。
 擦り合わせた額が痛いぐらい、
 擦り付けぐちゃぐちゃになった前髪がら絡み合う。
 射精後のぼうっとした感覚を味わいながら、肩で息をして。
 は、……と鼻先に熱を零す。

 達した後なのは彼も同じ。
 互いに上がった体温で肌が汗ばんでいる。
 近いからこそ、紡がれる呼吸が少し荒いでいるのが分かる。
 
 切なげに呼ばれた名前を、今更頭の中で反芻して。
 甘えるみたいにまた前髪を擦り合わせたなら。

 落とされる溜め息に気づいて、首を少し傾けた。
 のに、と続く音。]


  …………、……?


[柔らかく抱きしめられて、腰を引き寄せられたなら。
 達したはずの彼のモノがまだ硬さを保持していることに、気づいて。
 ぁ、と触れた瞬間、甘い声が零れた。]

[ゆっくりと彼の手が背を撫でる。
 まるで落ち着かせるみたいに動くその手に、
 身を委ねながら、紡がれる言葉に耳を傾けて。

 男同士のSEXについて、考えていたことを知る。
 気持ちいいこと、の次に口にした
 痛いかもしれないこと。

 その言葉に想像する先は予習済みの身には、容易くて。
 つう、と優しく背を撫でていた手が滑り落ちていく。]


  ……ぁ、ッ、


[腰筋を辿り、やがて指が辿り着くのは。
 男女では想定されていない場所。]

[抱きたい、というストレートな物言いと、
 向けられる熱の篭った視線が情欲を孕んでいるのが分かる。
 
 肩に添えた手に僅かに力が篭もる。
 想定してない訳じゃなかった。
 ネットで調べた知識、動画を見ることは躊躇ってしまったけれど。

 その。
 彼が俺を見詰める瞳の奥に何度か。
 今日と同じような色を感じる事が、あった。]

[はく、と唇で酸素を取り込むみたいに喘がせて。
 肩を掴む指先で彼の背を軽く撫ぜる。
 口にすることを躊躇ってしまうけれど。
 真摯に求められる思いに、応えたい気持ちはある、から。]


  
自分じゃ、……気持ち悦く、できなくて……

  
  感じるか、分からない、けど、



[瞳を伏せて、彼を受け入れる為の準備を、していたと。
 伝えたなら、それは。応と言ったことになるだろうか。
 かぁ、とこれ以上ないくらい頬が熱くなって、羞恥が浮かぶ。今までで一番恥ずかしい。*]

【人】 マシロ

 

[ 好物を前に、どうにも機嫌が上がるのが止まらない。
  まるで子どものようにはしゃいでしまったことに気付き、
  やや気恥ずかしそうにはにかんで、「えへ」と笑い声ひとつ。
  彼も別の意味でブレーキが壊れそうなのは知らずとも、
  恋人同士は似てくるという説を立証出来そうな二人だ。 ]


  はっ……天才の言い訳です……!

  ……それは、お店で、で良いんですか?
  家でお菓子作ってるときも、実はちょっとだけ
  隠れてつまみ食い、……してますけど。


[ これはちょっぴりの懺悔です。
  美味しそうな季節のフルーツや煮込んだ後のお肉やら、
  彼が見ていない隙にしれっとつまみ食い、してるので。

  かわいい姿、を他の人に見せたくないと
  以前言っていたのを思い出し、揶揄うように問いかける。
  ついでに言うなら、家ではリラックスしているから
  表情や声音もいっそう緩んだものが見れますよ?
  ……なんてことまでは、彼が気付くまで内緒の話。 ]

 
(26) 2023/03/23(Thu) 12:16:43

【人】 マシロ

 


  っふふ、そうですね?
  じゃあそういうことにしちゃいましょう。


[ 1月22日生まれ。それはまだ知らない貴方の話だ。
  冬が過ぎ去ったばかりの頃に恋が赤く実ったから、
  具体的な日付を聞くのを失念していた。
  きっと、遠からず思い至って、ちゃんと訊くに違いない。

  物は言いようの彼の気遣いに思い至れぬまま>>10
  くすくす無邪気に笑い、練乳付きのいちごを頬張る。 ]


  
(27) 2023/03/23(Thu) 12:16:56

【人】 マシロ

 

[ 彼女に連れ回される彼氏のような構図で、
  あっちへこっちへ効率度外視で散策しながら。 ]


  "とちおとめ"、一番好きなんです
  ──スカイベリーも美味しいけど、私はこっちかな。

  夜綿さんは、お気に入りの品種とかあります?


[ そんな話をしながら。
  時間になるまではきっと、ご機嫌なまま
  いちご狩りを楽しんで。** ]

 
(28) 2023/03/23(Thu) 12:17:30
[ 触れ合わせるような動きをしなくても、
 触れ合う鼻先、唇、吐息もまた、
 互いの熱を冷ますに至らないほど、熱いまま。

 甘えるように額を押し付けて擦り寄せてくる
 愛おしい存在に、胸がいっぱいになる。

 快楽に追い詰められる顔も、
 達する顔も、そして達した後の
 くったりとした表情も、全部が全部、
 愛おしくて、仕方がないのに ]

 俺も、こんな風になる俺のこと
 知らなかった。

[ 抱き締めたことで、ぴたりと重なり合う体は
 鼓動の音すら誤魔化せない。

 硬いままのそれに気づいたのか、
 甘い声が耳を擽って、ふ、と笑う。 ]

[ このまま、くったりとした身体を
 優しく撫でながら眠りたいと言えたなら
 優しいだけの男で居られただろうか。

 性にしても、愛にしても、
 これほど欲深だとは、思わなかった。

 次々と湧いて出てくる性欲を、
 そんな風になったことはないから、
 飼い慣らすように、堪えることすら
 楽しいとすら思っていたのに。

 腰から下へ伸びていく手に、声が上がれば
 また。新しい自分を知った。 ]

[ そこまでは、想定していなかっただろうと
 決めつけてしまっていたのは、やはり

 愛する覚悟はあっても、愛される覚悟が
 足りていなかった何よりの証だと思うし、

 恋人になって欲しいと願った日があって
 泊まりたいと提案された日があったと言うのに

 それを何処か、
 「自分に応えるため」に「そうしてくれたのだろう」
 と、君の気持ちを、君が傾けてくれている心を、
 これだけでいいからと おざなりにしていたのだ。

 ――好きと伝えることに、戸惑いがなくても
 伝えられたものを上手に受け取ることが
 出来ずに、遠慮されるなんて、
 どれほど、切ないことだろう。 ]

 ………?   え、

[ 君のほうが余程、どちらの覚悟も
 決まっていたのだと思い知らされて、
 目を丸くさせてしまった。

 自分じゃ、……できなくて、

 真っ赤になって、それを伝えてくれて
 今度こそ、息ができないくらい、
 胸が詰まった。 ]

[ 恋とはこんなにも、恐ろしく苦しく、
 そして、泣きたいくらい胸が詰まるものだったのか。

 臆病な俺は卑怯にも、
 目の前のいとしいからだをきつく抱きしめて、

 その涙を隠してしまうけれど、
 どうか、責めないでほしい。

 
を知るのは、はじめてなのだ。 ]

 痛みは?

[ ぬるつく指を、こわごわとその場所に侵入させていく。
 異物感は拭えないだろうが、それでも
 優しく少しずつ。

 おもったよりもすんなりと、指一本飲み込んで
 いくので、ああ本当に自分で試していたのだと
 知り、不謹慎にもその姿を思い描き、
 密かに、興奮してしまいながら ]

 ……あったかい。
 ゆっくり、抜き挿しするね

[ 中で指を少し曲げて、宣言通り、
 ゆっくり、その動作を繰り返しながら、
 気を散らせようと、胸の突起に歯を立てる。

 二人分の体液が纏わり付いた指が
 行き来すると、卑猥な水音が響いて。
 気が逸ってしまうから。* ]

【人】 グルメライター ヤワタ


[言わなければ家でのつまみ食いなんて気づかないのに。
言ってしまったら覗かれるという危険性に白うさぎさんは気づいていない。

その内しれっとつまみ食いする様子をしれっと覗き見する自分がいるだろう。

緩んだ表情、甘えた声音、ビーズクッションに凭れるだらっとした姿、
オンだってオフだって、真白が世界一可愛くて堪らない。

そして今日、好物を前にはしゃぐ子供のような姿を見られた。
やはりみずがめ座の今日の運勢は一位だと思う。]
(29) 2023/03/23(Thu) 21:30:43

【人】 グルメライター ヤワタ

[いちごは一時期ハマってジャムを大量生産したことがある。
その時にも買ったのはスーパーだったから、こうしてスーパーでは見たことがない品種も見られるだけで面白い。
真白主体で動いていても、彼氏だって存分に楽しんでいることが周りにもわかるだろう。

子連れの夫婦が昔を懐かしむように自分達を見ていたのに気付いて会釈した。
此方としては、その姿に何年後かの自分達を見ている。]


 とちおとめは僕も好き。
 スカイベリーは食べたことないな。

 僕はスーパーでよく見かける「いちごさん」が好きだな。
 安くて手に入りやすいし、見た目も絵に描いたような形と色で好き。

 あー美味しいからつい食べちゃうけど、
 昼が入るかなこれ……
 いちごカレー、気になってるでしょ?


[HPに載っていたピンク色のカレー。
写真では量がわからないが、満腹で途中で残すことになるのは避けたいし彼女も同じ気持ちだと思うので。
次はチケットを追加せずに動こうか、と提案。**]
(30) 2023/03/23(Thu) 21:31:10
[合わさった肌を通して感じる鼓動。
 その速さと、知らなかった、と呟く彼を
 笑える余裕は自分にもなかった。

 同じぐらい速い鼓動、興奮と胸の高鳴りが混ざって、
 どうしようもないから、収め方を教えて欲しい。

 吐き出されるように笑う息すら肌を擽るから、
 彼の動き一つで、身体が敏感になっていくのが分かる。

 じゃれ合いの延長だと思っていた撫でる手も、
 気持ちを伝えるためのキスも、何もかも。
 小さな快感を掬い上げていくみたいに、確かめられて。

 
――俺で、感じて。


 そう言われるままに、身体が彼を覚えて感じていく。]

[恋人として、彼と向き合うと考えたあの日から。
 今日に至るまでを考えていなかった訳じゃない。

 それは、泊まりたいと口にした時も変わらず。
 恋の延長線上に性愛があることは、
 恋をした人間ならば、誰もが経験することだろう。

 手を繋ぐだけ、隣に居るだけ。
 それだけでも「幸せ」と呼べるのだろう。

 だけど。

 欲情を隠した瞳と視線を交えた時から。
 彼が、四葉のチョコレートソースを口にした時から。
 
 
                 
べられる、



 そんな予感は、していたし。
 そのことに嫌悪どころか、心臓が跳ねたから。]

[抵抗がなかったわけじゃない。
 彼との性交との拒否反応というよりも、
 自身で、双丘の奥底に触れて解すという行為に。

 躊躇って、踏み込めなくて。
 何度か断念して。
 滑りを助けるというローションすら買うことすら出来ず。

 自身の唾液と吐き出したもので、触れた。
 襲ってきたのは、異物感と苦しさ。
 快感なんて、すぐに拾えるはずもなくて、
 何度か、指を往復させても、慣れなくて。]


  …………
は、



[達することも出来ないまま、指を引き抜いた。

 自身の気持ち悦さを得ることよりも、
 彼の欲に応えられるのか、という。
 そちらの方が気になって、溜息を洩らしたのは。
 まだ、彼にも知られていない。]

[それを、今、口にしたことで。
 固まってしまった彼に、少し後悔を覚えながら、
 朱に染まった顔を、背ける。

 これじゃあ、俺のほうが欲しいって言ってるみたいだ。
 あながち間違っては、居ないけど。
 もしかして、そこまで考えていなかったんだろうか。
 でも、さっきは「抱きたい」って言ったし。

 ぐるぐると思考が困惑と動揺で揺らぐ。
 やっぱり、不味かっただろうか。
 先走りすぎてしまっただろうか。

 どう言い訳しよう、なんて。
 視線を泳がせながら、必死に脳をフル回転させていたら。
 先に言葉を落としたのは、彼の方で。

 口をついたものが謝罪の言葉であれば。]


  ……また、謝ってる。


[ふ、と苦笑を浮かべ、眉尻を下げて笑ってしまった。]

[きつく身体を引き寄せられて、隙間すらなくなるくらい。
 感謝よりも謝罪の言葉を先に口にしてしまう。
 そんな彼の脆さに、寄り添うように背を撫でて。
 胸元に埋まった頭を緩く抱き込んだ。

 胸元に濡れた感触がしたとしても、
 気づかないふりをして、艶やかな髪に唇を落とす。]


  言ったでしょう、触れて欲しいって。

  たくさん、触って。
  景斗さんの手で、全部。



[そんなわがままをまた口にして、目を細める。]

[臀部を辿った手が双丘の間に割入っていく。
 粘液を伴った手が、ぬるりと双丘を撫でて、
 その奥の蕾へと伸びていく。

 最初は指先だけ、それからゆっくり一関節。]


  ……ッ、 ……
く、
ンっ 
  痛み、は、ない……けど、っ


[やっぱり最初に感じるのは異物感だけど。
 自身で触れた時よりも、前触れがないせいか、
 息を吐き出したタイミングを測って埋まっていく指を
 戸惑いながらも受け入れていく。]

[彼の長い指が探るように中で蠢いて。
 中の温度を伝えられたら、羞恥に埋まりたくなる。]


  ……、
わなくて、いい、からッ……


[少し慌てるみたいに、ツンと髪を一束引いて。
 気を逸らさせたのに。
 
 言葉通りに指がゆっくりと抜き差しされて、
 いやでもその感覚を覚えさせられていく。
 伏した瞳を、睫毛で覆い隠して、小さく震え。

 胸の尖りを食まれたら、さっきは感じなかったはずの
 甘い痺れが背を駆け抜けていく。]


  ……ぅ、
ンッ
 



[思わず、びくと肩が跳ねて、
 自分でも驚いたみたいに目を瞬かせ。
 戸惑いの色を浮かべたまま、顔を見合わせて。*]
  

[ 求める、応える、それだけで
 成立していた関係ではないのに。

 気持ちを疑うような日々があったことへの
 後悔と、そう感じさせてしまっていたであろうことへの
 謝罪と、

 それなのに、僅かな欲を感じ取って
 受け入れるための場所ではないと知っていながら
 準備をしてきてくれたことへの謝罪。

 また、と言われれば、胸に埋まりながら、
 今日もそうして謝ってばかりだった。

 いつまでたっても、こちらの行動に、
 思いに、付き合ってもらって ごめん
 などと言っては居られない。

 ほろり、一筋の涙が肌を滑っていく。
 降ってくる言葉に、頷いて。
 瞬き、五つ分の間、自分と同じように
 早くなっている心音を、息遣いを聞いた。 ]

[ したい、さわって、脱がせて
 今日だけでも、もう何度も、
 求めてくれていた。

 それに応えて、触れて。

 体は正直に、求めて、応えて。
 愛されるのも、愛するのも、
 同じだけ覚えていたというのに。

 情けないったらないな。
 漸く顔を上げて、 ]

 うん、全部。触らせて。

[ 愛しいわがままをくれる唇に、
 噛みつくことしかできないなんて。 ]

 よかった、もう少し進むよ

[ 痛みはなくとも、異物感が強いのだろう。
 苦しげに、言葉を途切れさせるのを見て
 力の抜けたタイミングでゆっくりと、押し入っていく。

 ――仕入れた知識によれば、
 徐々に数日かけて開くことを勧められていたか。

 感じられるようになる箇所はあるが、
 乱暴に暴いて行為自体に恐怖を覚えて
 しまわないように、だとかも。

 その箇所とて、個体差に寄るため
 すぐに探し当てることは敵わない。ので慎重に。 ]

 ん、……

[ 言わなくていい、と余計な言葉を
 咎めるように髪を一束引かれて、ついまた
 謝罪を口にしてしまいそうだったので、
 本音を口にすることで、それを封じようと ]

 ここ、入ったらどうなるだろうって
 考えちゃって。溶けそう。

[ してみたが、余計に煽るような事を
 言っている自覚は、あまりない。

 小さく震えながら、指を受け入れていくから
 快感に変えることは難しくとも、
 せめて少しでも気を散らせようと考えた末の行為に

 びく、と肩を震わせて驚いたように
 こちらを見られたので、 ]

 ふふ、じゃ、  
 ン、 こっちに 集中して

[ 言って、もう一度ちゅく、と突起を含んで、吸う。
 あったかい、と言った時は意地悪を言って
 いるつもりはなかったけど、今度は少し
 そういう色が滲んだかもしれないな。 ]

[ そのまま指はゆっくりを抜き挿しを繰り返し、
 唇は覚えたばかりの快感を、忘れてしまわないように
 反復するように、より覚えさせるように、
 唇で、舌で、歯で、可愛がって。 ]

 横になって?

[ 指一本に慣れてきたのを感じ取ったら、
 一度指を抜いて、横になるよう促して、 ]

 もう少し拡げるから、痛かったら
 すぐ言って

[ 脚の間に身体を割り込ませて、
 チェストの上からローションをたっぷり指に
 塗りつけて、から再び中へと挿入し ]

 ――ン、

[ 空いた手で片足を立てるように持ち上げて、
 膝の近くから、足の付根に向かって順に
 触れるだけの口付けを贈る。

 愛おしげな表情を浮かべたままで、
 精を吐き出したばかりの、その場所にも。* ]

[わがままを受け入れる声が解ける。
 応えと共に、送られるキスを笑いながら
 両腕を絡めて受け止めて、
 あまい、あまい唇を食んで、味わって。味わわれて。

 そのまま身を委ねて、腰を支える手に落ち着いた。
 肌の上からだけでなく、身体の内側まで。
 触れられて、本当に触られていない場所がないくらい。

 痛みがないと確かめたなら、
 ぬぷ、と更に奥を探るように埋め込まれる指を、
 無意識に締め付けて、押し返してしまう。]


  ……
 は



[力まないように息を吐き出すことで精一杯なのに、
 意識してしまえば余計身構えてしまうから、
 その度に、指を締め付けて、息を吐いて。
 ゆっくり、時間を掛けて受け入れていく。]

[たった一本だけでも感じる圧迫感のようなものに、
 震えながら、でも確かに、苦しさだけじゃない。
 ぞわりと、毛羽立たせるような感覚も少し。

 言葉通り、少しずつ。
 たまに様子を窺うみたいに動きが止まって、
 息を吐くタイミングを見越して、また進んで。
 ようやく、指一本が根本まで入るぐらい。

 誰にも暴かれたことのない場所に触れられることと、
 さっきから無自覚に煽るみたいなことを口にするから。
 羞恥に頬が赤らむどころか、視界まで滲む。

 なのに、また。
 中の具合を確かめるようなことを言うから。]


  …… なっ、 ……!


[思わず言葉を失うと同時に、
 先程、自らの手で触れた大きさを思い出して、
 ぶわりとまた頬に熱を散らした。]

[たった一言、それだけで。
 ずくんと、有り得もしない身体の奥が疼く。

 あ。

 作り変えられている、と、分かる。


 受け入れる体勢すら整っていなかった身体が。
 彼の言葉一つで、指の動き一つで。
 きゅう、と彼を求めるみたいに蕾が締まる。
 
 じわりと、また水膜が目尻に溜まって。
 彼の髪をくしゃりと掻き混ぜながら。]

[僅かな反応をしっかりと知覚した彼が、笑う。
 こっちと言われて食まれた乳首は、既に赤くつんと。
 まるで熟れたいちごみたいに、育って。]


  ッ、 ぁッ、 
、ンぅ、…… 


[女の子みたいな鼻がかった声が溢れて、首を揺らす。
 そんな場所、感じたことなかったのに。
 
気持ちいい
と、身体が信号を訴える。

 吸い上げられて、立ち上がった尖りに。
 歯を立てられて、腰元から這い上がる快感に身悶える。

 こんなの、知らない。
 知らないのに、気持ちよくて、どうにかなりそうで。

[息も、少しずつ上がり始め、途切れて。
 少し頭がぼうっとしてきたところで、
 指を引き抜かれて、シーツに身体を横たわらせた。
 
 さっきまで感じていた体温が離れてしまったことを、
 名残惜しく感じて、腕は肩口に掛けていたけれど。

 彼の身体が下肢に下がっていけば、
 手が届かなくなって、切なくて目を細めて訴える。]


  う、……ん、
 

[こく、と浅く首を揺らして頷いたら。
 足を開かされて、股の間に彼の身体を挟み込む形になり。
 手から溢れるぐらいのローションに、
 小さく息を飲んで、思わず見つめてしまう。]

[先程より、少しひやりとした冷たさが。
 長い指と共に押し入ってくる。
 ぬめりがある分、よりスムーズにつぷりと音を立てて。
 奥へと、差し込まれて。]


  …… ンッ、 ぅ……
わっ



[指が埋まった場所を曝け出すみたいに、
 足を持ち上げられてしまえば、驚いて上擦った声が漏れた。

 愛でるみたいに、順番にいくつも。
 膝から上がっていく唇に、ぞくぞくと肌が粟立って。
 それ以上先、出したばかりの場所に顔を寄せられたら、
 居た堪れなさに腕で赤くなった顔を隠して。]


  そんな、とこッ……、


[暴かれてしまう。何もかも。本当に、全部。**] 

[ 触れ合う場所から蕩けていくような感覚。
 これもまた今まで味わったことのないもの。

 触れても触れても、まだ足りない。
 他の誰も触れたことのないであろう場所まで
 明け渡されて、尚。

 押し返され、締め付けられるそこは、
 とても、狭い。

 勃ち上がったそれを他人と比べたことは
 ないけれど、とても今のままで収まるとは
 思えないから、ゆっくり時間を掛けて。

 怖くないように、痛くないように。
 指一本埋めこんで、中で折り曲げ、
 ゆるりとした速度で掻き出すように動かして。

 そうしていると、触れれば分かる
 他とは違う感触に気づくも、今はまだ
 大きく刺激するようなことなく、撫でるようにして
 往復させた。 ]

[ 痛みに耐えるような表情を浮かべていないか
 伺いながら、進めていたつもりだったが、
 言動のほうは、だいぶ気が緩んでいたようで ]
 
 ……ほんと可愛くて、参る

[ ぶわりと頬に赤みが差して、それとほぼ
 同時くらいに、きゅう、と指が締め付けられる。

 じわり、と目尻に涙を貯めながら。

 入ることを想像して疼いた自分と、同じように
 受け入れることを想像して、疼いたことは
 想像に易かった。 ]

[ 元々そこが感じやすい方ではなかったのだろう。
 ぷくりと育った赤い実を食むたび、舌で巻き込む度
 引っ掻くように歯を立てる度、零れ落ちる嬌声に
 自分でも慣れてないのか、身悶えて ]

 は、……ッ

[ 震える姿に、こっちのほうが蕩かされそうになる。

 自分の指が、舌が、感じるように、
 教えてしまったのだと、思えば、
 劣情を煽られて。

 内壁をひらく指にも、それが滲んで、
 掻き出す動きも少しずつ早まっていく。

 自分にしか見せない姿、触れない場所。
 言いしれない多幸感が、あとからあとから
 襲ってきて、目眩がしそうだった。 ]

[ 横になってと言えば、
 寂しいと言いたげに、目を細めて。

 幸せの目眩が、愛しさの目眩へと変わる。
 届かないと言いたげな手を一度はそのままに
 したけれど、ローションのボトルを置いて、
 片足を立てるようにしたあとで。 ]

 ……さすがに初めてだけど、痛くしないから

[ おいで、と言うように片手で誘い、
 指を絡ませ、きゅ、と握って。 ]

[ どちらのものか、わからない体液に
 僅かな抵抗があったとしても、
 愛したい気持ちのほうが遥かに勝れば、
 戸惑いはなかった。

 ぺたりと体液に濡れたそこが、頬に触れる。
 顔を横に倒し、根本の側からねろりと舌を這わせ
 先端部分に、口付けを数度。

 同時に、
――たぶん、この辺。
体内は目に見えないから
 文字通り手探りで、いいところってやつを探りながら、

 ぱか、と開いた口の中、先端部分を収めて
 輪郭をなぞるように、ぐるりと舌で一周。

 先程よりも濃い匂いは、ローションが混ざって
 いないせいか、自分のが混ざっているせいか。
 それでも興奮でクラクラしてくるのだから、
 本当に参ってる。

 異物感より、快楽が勝って欲しくて。
 動機はそれでも、始めてしまえば、
 ただ、愛おしむ行為に変わって。 ]

 ………ン、ふ、……んん、

[ 反応があればあるだけ、嬉しそうに咥え込んで。
 指二本、違和感なく飲み込んでくれるくらい
 蕾が解れた時には、それなりに芯を持っていただろうか。

 それでも制止が掛かるまでは、慣れないなりに
 じゅる、と水音を立てながら、やけに楽しげに
 初めての愛おしむ行為を続けていたに違いない。* ]

[感じじる場所が変わっていく。
 何でもなかった場所が嘘みたいに快感を拾う。
 埋まった指が中を擦り、探る動きに変わって。]


  …… ッ、ぅ……、…… ?


[一瞬掠めた場所に、ぞくん、と身体が震えた。
 まだその正体を掴めずに、でも確実に。
 彼の手が緊張を解いていく。

 泣きつくみたいに髪を掻き混ぜて、くしゃりを顔を歪めた先。
 嬉しそうに笑うあなたが居るから。
 恥ずかしいような、ホッとしてしまうような。

 溶けていい、と促す声に本当にぐずぐずに蕩けてしまいそうだ。]

 
  ……ンッ、 ぁ、……


[すっかりと色付いた胸の飾りを食む頭を見下ろして、
 溢れる声が気持ちいい、を伝えてしまって恥ずかしい。

 そんなところで感じるのか、と客観的に見ている自分と、
 もっと、して欲しい、とねだりたくなる自分が居て。]


  
…… 
 んぅッ、 ……



[身体の中でぐるりと指が円を描いたら、腰が思わず浮きそうになって、
 その反動で胸を押し付けるみたいに逸らしてしまった。

 ローションをたっぷりと含んだおかけで
 指の動きが滑らかになって、動きが大胆になっていく。
 その度にどんどん余裕を奪われていくから、困る。]

[胸を喘がせて、呼吸を紡いで。
 伸ばされて手を取りたくて、そっと手を伸ばす。
 安堵と困惑に入り交じった表情を晒して、
 でもその中に確かにある、溺れていく感覚。]

 
  ン、


[優しく宥めようとする声に安心して、
 指に指を絡めて、きゅ、と握り合わせて、繋がって。
 片手を恋人同士みたいに繋ぎ合わせる。

 みたいじゃなくて。恋人そのもの、だから。
 握り返される手の力強さの中に
 確かな優しさが混じっているのが痛いぐらい分かる。]

[彼の頭が下方に下がって、下腹を彼の前髪が擽って。

 顔が近づいた先、下生えと二人分の精液に塗れた
 僅かに反応を見せているそれに、彼が舌を這わせる。
 視覚から、直接的な刺激から、襲い来る目眩にくらくらして。
 
 舌先の、口内の温かさに意識を持っていかれた、その時。]

  
  ぅ、 あっ……!


[こり、と中の指がある場所をつついて、押し出されるみたいに腰がビクついて、声が跳ねた。
 まるで電撃が駆け抜けていくような、痺れ。]


  ァッ、……ぁッ、 まっ、


[分かる。指の些細な動きが、はっきりと。]

 
  あッ、 嘘……
  そこっ、   やッ



[咄嗟に口にしたのは信じられないという思いと、
 抵抗しようとする音。

 自身でも知らない刺激に、乱れて。
 そこを押される度に、下腹部の辺りがじくじくする。

 今まで自分でいくら触っても、
 苦しいとだけしか思わなかったのに。
 カッ、と一気に熱が集まるみたいに火が灯る。
 
 それだけじゃなくて。

 後ろへの刺激で少しヘタっていたはずのモノが、
 口腔に含まれる熱さに反応して、
 また首を擡げていき、血が集まっていく。

 前と、後ろと同時に刺激されて。
 あまりの刺激に腰を引いて、逃げ出したくなる。]

 
 
  ……ッ、ぁ、 ……一緒に、しな、 で  ぁッ


[びく、とまた腰が跳ねる。やばい。
 こんなことを覚えてしまったら、深みに嵌ってしまう。
 
 墜ちていく怖さと、未知の刺激に困惑するのに、
 唇から溢れるのは、あまい、声しか出なくて。
 ぎゅ、と足の爪先に力を込めてシーツを引っ張り、堪らえようと。*]

[ 感触が違う場所、掠めるだけに留めたが
 それでも、拾えるものはあるようで。

 中にある指にはその震えも、硬直も
 収縮も捉えることができるけど、

 未知の快楽は、気持ちいいの前に、
 怖い、から始まってしまいそうだから
 ――彼の場合は羞恥の色も濃いように
 思えるし、

 快楽に物を言わせて、無理やり押し入って
 しまうことのないように、やさしく。 ]

[ 押し殺すように耐えて尚漏れる声も
 だいぶぞくぞくとさせてくれたが、

 恥ずかしそうに声がこぼれ落ちた後に
 それを自覚するような仕草には、

 堪らないものがある。

 ひくり、快楽を逃がすように体がしなって
 顔に押し付けられる、体に
 滲む汗を舐め取るように、舌を滑らせた。

 こちらはもう、とっくに蕩けきっているのだ
 理性も、心も、思考も。
 溶けずに残っているのは、君のことだけ。
 だから溶けて良いとそう言った。
 早く君にも、そうなって欲しいから。 ]

[ 手が取られ、指が絡み合う。
 上がった息を整えるようにしながら、
 零す吐息ごしに目を合わせると、

 微笑みを贈り合って、繋がる手に
 力が籠もる。

 手を繋ぎ合わせたまま、体ごと下方へ
 向かい、敏感な場所へ舌を唇を
 這わせていると、ひときわ大きな声が
 あがり、腰がびくり、と跳ねる。

 それに一度、指を止めたのは、
 痛みや苦しみからではないかと心配した故に。

 止まっていたのは、五秒かそこら。
 こり、ともう一度掠めた場所へ
 指を滑らせると、また声が上がったか。 ]

 ここ、 だね

[ 問うようではなく、覚えるように
 呟いた。

 初めて、でも快楽を拾えるよう、
 努めてきたつもりでいたが、

 少しだけ、自惚れてもいいのだろうか。
 それが表情にも色濃く滲んだまま

 唾液に塗れた口内に彼の熱を招き、
 同時に、ゆるく繋がった手を握るようにして
 あやすように、指先をとんとんと
 相手の手に打ち付ける。 ]

[ あまい声が自身が立てる音より
 大きく耳をくすぐり、満たしていく。

 一緒に、しないで、
 その声も聞こえていた。

 声色に悲哀や苦痛が滲んでいたなら
 すぐにでも身体を退けていただろう。

 だけど、
あまい
声が、跳ねる腰が、
 そうじゃないと教えてくれるから、

 口腔内、もっと、ってねだるみたいに
 硬さを取り戻しつつあるモノが愛おしいから。

 言い訳をいくつも、抱えて行為を続けた。 ]

[ 決して小ぶりと言えない成人男性のそれを
 喉の奥まで迎え入れる事は出来ずとも、
 出来うる限り、受け入れて。
 
 時々は弱い、と教えてくれた先端部分を
 舐め回し、舌先で押し、吸い上げて。

 きゅうきゅうと締め付けるのを感じ取れば
 体内を蠢く指も何度も同じ場所を行き来させる。

 やがて、程よく解れてきたなら、
 名残惜しそうに、口腔内から熱の塊を解放し
 勃ち上がったそれの裏筋に唇を滑らせ、
 頂点に、短いリップ音を響かせて、
 顔を上げた。 ]

 だいぶ、柔らかくなってきたかな

[ とろとろの表情を目に入れたら
 思わず、顔を近づけかけたが、気づいて
 顔を引いた。

 今まで自分の性器舐めてた唇と
 キスしたいかと言われると、抵抗のある人も
 いるだろうから。 ]

 気持ち良いって声、聞こえて
 めちゃくちゃ煽られた

[ 繋いだままの手を引き上げて
 頬に当てれば、あたたかさに目を細めて。* ]

【人】 グルメライター ヤワタ

[いちご狩りの食べ放題でも満腹にはなれるが、
「ごはん」が食べたい人の為にカフェが農園内に存在する。

真白がずっと気になっているいちごカレーだけではなく、
いちごパスタもHPには載っていた。]
(31) 2023/03/24(Fri) 21:00:01

【人】 グルメライター ヤワタ

[パスタと言えば思い出す。
今頃白うさぎと紺色うさぎのいない店内で頑張っているであろうスカイブルーうさぎのことを。

彼の料理を初めて手ずから提供して貰ったのはムール貝と蛤がおすすめに上がった日。

「分け合ってもおいしいとろふわ熱々なペスカトーレと、癖になってやめられないとまらないわるーいペスカトーレ、どっちが気になります?」

と言われて選べずに「ハーフ&ハーフ」と無茶を言った。
それに少しの逡巡だけで応えてくれたのだ。

そこにはカウンターで祖母を思って泣いていた青年の面影はなく。

ああおばあさんもきっと立派に成長して料理人になった孫を天国で誇らしく思っているだろうなと思ったものだ。

それはそれとして真白と仲良くきょうだい論争をしていたのには
嫉妬
したけれど。]
(32) 2023/03/24(Fri) 21:00:33

【人】 グルメライター ヤワタ

[カウンターから見ていると、注文内容はペスカトーレなのに、思いもよらない材料が用意されていた。
キャベツの千切りに、まるでクレープの生地のようなベージュ色のタネ。
いや、キャベツと合わせるならお好み焼きか?
という予想はお好みソースが出て来た段階で確信に至る。

ん?お好み焼き?
ペスカトーレは??

パスタが用意されていないのも不思議に思って聞いてみると、「ペスカトーレ」は元々漁師が売れ残りをトマトソースで煮込んだ大衆料理で、後にそれがパスタソースとして使われるようになったので、厳密にはパスタがなくても「ペスカトーレ」は成立するらしい。
グルメライターとして知らなかったことを恥じ、今後の為に覚えておこうと思った。]
(33) 2023/03/24(Fri) 21:01:34

【人】 グルメライター ヤワタ


 わ。ほんと、ふわっふわだね。
 マヨかけたら本当にお好み焼きみたいだから、
 最初はこのままで。

[グルテンの働きを最小限に抑えて作られた生地は全く固さがなく、大人しくスプーンを貰うことにした。
お好みソースは日本の粉モノ向けの調味料と思いきや、デーツを中心に果実がたっぷり使われているので実はトマトソースとの相性が良い。
ふたつを合わせて混ぜるだけで煮込んだデミグラスソースの味になる。

たっぷりと入った貝とふわふわのキャベツと生地と卵。
スプーンの中に小さなお好み焼きペスカトーレを作って口に運ぶ。
見た目もふわっとしていたが、噛むとまた見た目から来る印象以上にふわりと口の中に広がった。
キャベツが柔らかい春キャベツなのも良い。
それに一度蓋をして蒸したことで蒸気を吸ってよりふんわり感が出ている。]

 おぃひぃ、
 ほら、マシロちゃんも、

[「分け合ってもおいしい」と料理名につけるということは、こうすることを想定済みだと思ったので全力で乗っかりました。]
(34) 2023/03/24(Fri) 21:02:28

【人】 グルメライター ヤワタ

[続けて出て来たのはまたパスタの存在しないペスカトーレ。
というかこれはフリットミスト、で、良いのでは?
と思わなくもないが。

フライは噛む時に勇気が必要だ。
アツアツの具材で上顎の皮が何度めくれる羽目になったことか。

トマトソースの海にくぐらせた貝は揚げることで少し小ぶりになっている。
歯を立てればサクッとパン粉が鳴った。]
(35) 2023/03/24(Fri) 21:03:19

【人】 グルメライター ヤワタ


 んーっ
 パンチ効いてる、これは確かにわるいやつだな!
 お酒ちょーだい!
 度数には気を付けてね!

[コショウと鷹の爪がまず舌にピリッと電気を走らせて、遅れてムール貝の苦味が広がる。
トマトの酸味と粉チーズの塩気も一緒に溢れる味覚の展覧会のような一品だ。

量を控え目に、またお腹に溜まりやすい炭水化物のパスタを抜いてくれたことで、2品は簡単に食べきってしまった。
デザートも問題なく入りそうで、そこまで読んでいるのすごいなと褒めようとしたら彼の姿は既に他の客の元にある。

こちらもよく読まれているな、と真白と顔を見合わせて笑った。**]
(36) 2023/03/24(Fri) 21:04:14
[微細な中のうねりをきっと彼の指は拾うだろう。
 初めて覚える快楽に、涙を浮かばせて堪えようとしても。

 時間を掛けて、丁寧に。
 まるでコトコト煮込むスープみたいに。
 料理されているみたいに。

 薄く色づいた肌を舌が這って、汗を舐め取って。
 味見されてるみたいだ、なんてぼうっとした頭で考える。

 まな板の上。
 あなたに作られて、食べられるのを待つみたいに。
 身体も、心も、ゆっくりと溶かれされて。

 
――後は、理性を手放すだけ。

[跳ね上がった声と、身体に。
 驚いたみたいに互いに目を見合せて、数秒。

 確かめるみたいに、もう一度押されて。]


  ……ァッ、 
ンッ ……!


[同じ場所に顕著に反応を見せてしまって。
 ふる、と弱く訴えるように首を揺らして制止しようと。

 なのに、しっかりと覚えたみたいに。
 言葉にして聞かせて、薄く笑う姿。
 表情の下に隠しきれない悦びが見えたような気がして、
 堪らなく羞恥と快感が襲う。]


  …ぁ、ッ ぁッ、 ……ンンッ、 


[とん、と押される度にびくつく身体と跳ねる声。
 指に連動するみたいに押し出されて。
 自分の意思もままならなくて戸惑って、シーツを乱して。]

[確実に快感を拾うようになった中が、
 指を悦ぶみたいにうねり、締め付けて、蕩けて。

 自身の身体の変化に戸惑いを覚えながらも、
 どんどん快感に飲まれていく。


 きもちい、すき、たまらない、もっと。
 だめ、やばい、さわらないで、くるいそう。



 ぐるぐると頭の中で巡る言葉は、
 口をつく頃にはあまい喘ぎに変わってしまう。

 すっかり硬さを取り戻した昂りから、
 溢れる先走りを舐め取られて、また身悶えて。

 腰から下に力が入らなくなっていく。
 かろうじて繋がったままの手を弱く、絡めて。
 
 自身の身体を虐めている張本人に、縋ってしまう。
 目尻に涙を溜めたまま、細く息を吐き出して、
 きゅう、とを握り込んでしまえば、
 それは逆効果だったかもしれないけれど。]

[何度も浮きそうになる腰を、捉えられて。
 口腔の中、今にも弾けそうになるのを、
 足の先まで力を篭めて、指先でシーツを摘んで堪える。

 二本の指で丁寧に解された後孔からは、
 ローションと濁った白濁が零れて、
 まるで最初から受け入れる場所だったみたいに、
 収縮を繰り返して、指を飲み込んでいる。

 指が自在に中で拡げられる頃には、
 もう身体中熱に侵されて、溶けて。

 限界に近いところで、ようやく温もりが離れて、
 彼の唾液に濡れそぼった屹立が、
 てらてらと光っているのがいやらしい。]

 
  ……、 は、……っ、 
……


[肩で呼吸をして、蕩けきった表情を晒して。
 ぼうっとした意識の中で、見下ろす表情を見つめて。]

[報告する声も、うつろに耳に入ってくるのに、
 脳に届くのも時間がかかって、わけも分からずに。
 うん、と小さく頷いたけれど、理解はしていないまま。

 擦り寄せられた頬に甘えるようにうっとりと目を細めて、
 頬に頬を寄せるくらいは、出来ただろうか。

 濡れた唇が動くのをぼんやりと眺めていれば、
 ひく、と後孔が呼吸するみたいに蠢いて。

 口にしていないはずだと思ったのに、
 気持ちいいことが伝わっている。

 気持ちいい、と感じられている、から。

[片手だけ繋り合った手。
 手の甲に彼の頬の感触を受けて、きゅ、と胸が切なくなる。

 新たな表情を見つける度に、堪らなくなって。
 心を掻き乱されて。
 心臓が跳ねて、落ち着かない。

 作り変えられた身体は、彼を欲するみたいに疼いて。
 もぞ、と開いた足を上に寄せる。

 内腿で彼の腰を、すり、と挟んで。
 繋いだ手、人差し指で彼の手の甲を撫でたなら。]


  ……も、ぅ……、 大丈夫、だから



[ぽそ、と恥じらうみたいに声を潜め。
 背けた顔を戻して、彼を見上げて。]

[ 覚えた場所を確認するように触れると
 顕著な反応が見られ、首を揺らすのが見える。

 抗いようのない快楽はときに、
 深く沈み込んでいくように、恐ろしく
 感じることがあるという。

 それほどまでの快楽はまだ、
 味わったことがない故に、想像でしかないが。

 ――カウンターの中、後輩たちや
 妹たちを纏めるように指示を出し、
 憧れられるような目線をいくつも貰っている
 自分自身も、格好いいと思うことがままある
 彼が、今。

 快楽に打ち震えて。涙で瞳を彩って、
 艶めかしい声をあげていることで、

 独占欲とか、そういうものが急速に
 満たされていくと同時に、興奮を覚えて。 ]

[ 自分のする事なす事、すべて
 感じてしまう身体に、己がしたのだと
 思うと、たまらなくなる。

 繋がったままの手から、弱い力を
 感じれば、握り返して。

 ――そうして解放した後、
 ぼうっとしている彼に僅か、
 罪悪感が募る。

 それまでしてきたことへ、ではなく
 これからすることへの比重が多い。

 うつろな意識のままなのだろう
 うん、と頷きながら、頬を寄せ合って。 ]

 ――……うん、

[ 辛かったら、……そう続けようとして
 やめてしまった。

 こんなにくたくたにさせられて、
 そこから更に、いじめるようなことを
 強いるつもりでいるのだから、

 優しい男の振りなどしたところで、
 意味なんてありはしないだろう。

 ――想定していたよりは、ずっと
 快感も得られていただろうけれど。

 目線が絡み、囁くようにして紡がれた
 言葉が、ぶわり、頬に熱を灯した。 ]

[ 猛る熱を抑えて、避妊具のパッケージを
 乱暴に開いて、手早く装着し、 ]

 ……ッ、

[ 柔らかいそこへ、宛がうだけで、
 心臓が壊れてしまいそうだった。

 欲望のままに貫きたくなるのを
 抑えるだけで、手一杯で。

 やさしくしたいのに、できそうにない。 ]

 力、抜いてて――……、 

[ はじめに鋒が、やがて半分ほど埋め込むと、 ]

 ふ、……ッ……う… キツ……

[ 浅く息を着きながら、表情を伺い見つつ
 ゆっくりと、奥へと進み行く。
 やがて全てを収め切ると、 ]

 大丈夫、かな
 入ったよ、全部、

[ 縋るように、ぴったりと体を合わせて。 ]

[ 慣れる、までは望まない。
 こんな狭い場所に押し入って、
 すぐに、慣れろという方が土台無理な話。

 それでも、呼吸が整うくらいまでは、
 動かずにただ、繋がって。 ]

 ……も、動くね、 

[ ごめん、の言葉を奥深くまで飲み込んで、
 君の両手を背に、爪を立てても構わないと
 言い置いてから、緩やかに律動を開始させる。 ]