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人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


[犠牲者リスト]
該当者なし

事件:楽観

本日の生存者:ヴェルト、アリア、フォルス、クロ、カルクドラ、クリスタベル、チェレスタ、タナトス、シャルレーヌ、ユグ、マドカ、シトラ、エト、シン、ヒナギク、プロセラ、ゼロ、キュリア、エーリク以上19名

【人】 『箱庭の神』 ヴェルト

 

[ 世界が、崩壊を始めています。 ]


 
(0) 2022/12/18(Sun) 0:01:29

【人】 『箱庭の神』 ヴェルト

 
[ 神はあなたたちに様々なことを言いませんでした。
  あなたたちに必要であろうことを、
  ほとんど伝えませんでした。

  それでも神の決めた期限は迫ります。
  短すぎるその期限に、あなたたちの選択を迫ります。


  ―― それはひどく自分勝手でしょうか?

  いいえ ―― 『神』とはそういうものでしょう?

  この世界の始まりから、今に至るまで、ずっと。 ]
 
(1) 2022/12/18(Sun) 0:02:17

【人】 『箱庭の神』 ヴェルト

 

“ 今度は、うまくいくだろう ”



[ ひとり、呟く神も、そんな夢を見ていました。 ]
 
(2) 2022/12/18(Sun) 0:03:13

【人】 『箱庭の神』 ヴェルト

 

“ さあ、選びなさい。わたしの愛しき子ら ”

“ 答えを、聞こうか ”



[ 期限である夜、
  あなたたちそれぞれの前に、
  『箱庭の神』は姿を現すでしょう。

  或いは、あなたが伝えに行くことを選んだのなら、
  『箱庭の神』はあなたの前で
  微笑んでいることでしょう。 ]
 
(3) 2022/12/18(Sun) 0:04:47

2022/12/18(Sun) 0:06:37

『箱庭の神』 ヴェルトは、メモを貼った。
(a0) 2022/12/18(Sun) 0:08:24

XVU『星』 エトは、メモを貼った。
(a1) 2022/12/18(Sun) 0:14:10

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ……『魔術師』が『恋人』を殺そうとした理由は、
 もうひとつある、というのは、
 『魔術師』の証持ちなら分かるんだろうな、と思う。]
 
(4) 2022/12/18(Sun) 0:19:10
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a2) 2022/12/18(Sun) 0:20:31

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 崩壊していく箱庭で、
 ただ一人の心だけは守りたかったんだね、『魔術師きみ』は。
 それが分かってしまうのは、
 僕が『魔術師きみ』だから、なんて、最悪だ。

 ……だけど『魔術師きみ』は、後悔してるんでしょ。
 思考を止めてしまった故に、
 『女教皇あの子』のそばにいられなくなってしまったこと。]
 
(5) 2022/12/18(Sun) 0:22:42

【人】 T『魔術師』 シン

 

[ ――それこそ『魔術師ぼく』の背負う
sin
だとでも言うの? ]

 
(6) 2022/12/18(Sun) 0:23:40
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a3) 2022/12/18(Sun) 0:24:09

【人】 T『魔術師』 シン

 

  [ じゃあぼくは、それに
逆らわない


   ぼくは"シン"だからね!
 ]

 
(7) 2022/12/18(Sun) 0:24:19
]]『審判』 チェレスタは、メモを貼った。
(a4) 2022/12/18(Sun) 0:24:38

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 『魔術師』、ぼくはね、きみの、
 色々考えて、新しいものを生み出すところ、
 それは、そんなに嫌いじゃないよ。
 同じでありたいと願うくらいに!>>0:92 ]
 
(8) 2022/12/18(Sun) 0:24:47

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 諦めたら思考を止めたら終わりなのだと、
 強い思いが湧いてくる>>42
 こんな状況になって気付くなんてね。

 でもそれを気付かせてくれたのは――
 カルクくんが、聞いてくれたから、
 っていうのもあるのかな。]
 
(9) 2022/12/18(Sun) 0:25:29

【人】 T『魔術師』 シン

―― 現在・玄関ホールにて ――


[ カルクくんが握り返してくれた手は――震えてて>>273
 だからぼくが、しっかりしなきゃね!って、
 ちゃんと笑うことができた。
 ぼくの大丈夫、にだって、中身はないけれど、
 それがきみの心を軽くしたなら、嬉しいよ。
]


  ……そうだよねー


[ カルクくんは、ヴェル兄さんのことを知ってる。
 だけど知ってる、以上に、
 ヴェル兄さんとの関わりは深かったと思う。
 ヴェル兄さんに構ってほしかった、
 そこまでは、分かっていなかったけど。
 いつの間にかヴェルトさん、に変わっていた呼び方。
 きみなりに、ヴェル兄さんのこと、
 好きだったのかもしれないな、って。]
 
(10) 2022/12/18(Sun) 0:26:14

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ヴェル兄さんに叱られたあとは、
 きみはよくぼくのところに来ていたね>>270
 その時は、きみの手を引いて、違うことしよ!って
 誘ってたかな。

 ぼくにとってカルクくんは弟、みたいなものだったけど、
 友達って思ってくれているなら、
 それはとっても嬉しいことだね!
 ぼくへの呼び方も「シンくん」になって>>271
 距離が近付いたみたいで、嬉しかったよ。
 祈祷室へと訪ねるときも、嬉しそうなきみを見られるから、
 その時間は、とっても良いものだった。

 ……だから、
 兄として、友達として、きみの力にならなくちゃ! ]
 
(11) 2022/12/18(Sun) 0:26:58

【人】 T『魔術師』 シン

 

  ………………


[ 今のこと、を尋ねられたら>>272
 ぼくは答えに迷った。
 笑顔のまま、すこしだけ、沈黙が落ちる。]


  そうだなー……

  あの人は、ヴェル兄さんじゃない、けど
  ……ヴェル兄さんは、いつからヴェル兄さんだったのかな

  だけどね! ヴェル兄さんが何だったとしても、
  ぼくたちの兄さんは、嘘じゃないはずだよ


[ 口に出さなかったきみと、口に出したぼく>>272
 さっきの繰り返しみたいなそれ。

 ヴェル兄さんは、元々神様だったのか、
 それとも、いつからか神様だったのか、
 それとも……神様が姿を借りてるだけで、
 ヴェル兄さんと神様は別々なのか。
 それは、聞いてみないと分からない。
 答えが返ってくるかも分からない。
 ……だけど、大好きなヴェル兄さんのあの眼差しは、
 決して嘘ではないのだと、思いたいよ。]
 
(12) 2022/12/18(Sun) 0:27:38

【人】 T『魔術師』 シン

 

  …………


[ それから、カルクくんからの、もうひとつの問い掛け。
 カルクくんは、迷っているのかな。
 だけど――その聞き方は、箱庭に行く方に傾いてるように、
 聞こえちゃうな。

 思考停止は罪だ。
 だからぼくも、ちゃんと向き合って、考えることにしたよ。
 ――ありがとう、カルクくん。]
 
(13) 2022/12/18(Sun) 0:28:21

【人】 T『魔術師』 シン

 

  ……そうだねー
  ぼくらは、全員が全員、仲が良いわけじゃない、し
  もしかしたら、幸せには、なれないのかも


[ 例え、この世界にいるよりも幸せであっても、
 ぼくらが仲が良くなかったら、箱庭に行くことは、
 意味のないことなのかもしれない。
 ぼくは……みんなと一緒にいたい、って、
 思いもあるけど。>>1:434

 ぼくらは幸せになれない。文脈がどうであれ、
 普段から皆の幸せを願うぼくから
 初めて出た言葉だったかもしれないね。]
 
(14) 2022/12/18(Sun) 0:29:02

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 幸せになれない可能性はあるけど、
 幸せになれる可能性もあると思うよ?

 だけど、迷っている時、他の人間から意見を聞くなら
 反対の意見を、言った方が良いんだよ。
 知ってた?
 アイデアって、新しい発想って、そういうものなんだ! ]
 
(15) 2022/12/18(Sun) 0:29:22

【人】 T『魔術師』 シン

 

  ……あのね、カルクくん。

  今、22人の証持ちが、世界に揃ってる
  ……ってことになるよね

  ここでもし、世界が滅びなかったら、
  「22人が揃っても世界は滅びない」って
  ことになるかもしれないよ?


[ もしも世界が滅びなかったら?という側の話をする。
 それがぼくの意見そのものではないということは言わない。
 世界が滅んでほしくないのだと、
 決めてない、とは言わないよ。


 それは"外の世界"をよく知らないぼくの、夢物語かな?
 これは後で知ることだけど、
 実際に世界が滅びかけているのだから、
 これから証持ちへの反応はもっと悪くなるかもしれない。
 それに、今滅びなかったとしても、
 また神様は現れて、未来の証持ちぼくら
 世界を滅ぼさせようとするかもしれない。]
 
(16) 2022/12/18(Sun) 0:30:20

【人】 T『魔術師』 シン

 

  ぼくは……宗教のことってよく分からないけど、
  カルクくんなら、それが出来るかもよ?


[ だけど、カルクくんに期待を掛けることは、
 ちょっぴりしてみたい。
 彼の過去は知らないかもしれないけど、
 宗教に詳しいことは知っている。
 『教皇』の証持ちは、聖職者に生まれやすいことも。

 だからきみなら、新しい教えを作れるかもしれない。
 ……きみが、きみの証を良く思ってないことまでは、
 考えられてなかった。けど、


 ――きみの"聖職者ごっこ"にも、意味があるとしたら?** ]
 
(17) 2022/12/18(Sun) 0:30:55

【人】 XI『正義』 マドカ

―― 売店 ――

[へいき?>>2:387

 尋ねられた言葉の意味が、分からなかった。]


     ……何が?


[怪訝な色を、返してしまう。

 
その光景は、ちらりと目にはしていた。
 けれど、驚くほど心が動かなかった。

 ……嘘。
 正直に言うなら……安堵した。

 これでようやく、『平等』だ、と。


 その内心は、事ここに至っては隠す気もない。
 尋ねられれば答えただろう。

 君には……いずれ
今度こそ
本心・・を語らねばと、思っている。]
(18) 2022/12/18(Sun) 0:32:43

【人】 XI『正義』 マドカ

[僕が君に渡した紙切れに書かれていたのは、末吉。

 なんとも微妙な結果に、僕の顔も微妙な感じになる。]


     そうだな……

     じゃあ、『箱庭』の行く末、とか?


[ありがたい一言とやらを、
 くれてみろとばかりに、その双眸を見返す。

 僕の返した言葉から、
 君はもしかしたら、僕が『箱庭』派であることを
 察するかもしれない。]
(19) 2022/12/18(Sun) 0:36:43

【人】 XI『正義』 マドカ

[間を埋めるように、甘くて柔らかい
 カフェオレに口をつける。]


     ……そんな話、したくて
     呼んだわけじゃないんでしょ。


[ぽつり、と漏らしたのはどのタイミングだったか。
 君はどんな顔をしていたか、僕はそれを見逃さぬよう、
 じっと君を見つめていた。

 不機嫌そうに見えるかもしれない。
 実際、不機嫌だったのかもしれない。
 僕には、僕の感情が久しくわからない。]


     どういう意味?
     ……最後かもしれない、なんてさ。


[それでも、それだけは聞かなければいけないと、
 何故だかそう思った。**]
(20) 2022/12/18(Sun) 0:37:14
T『魔術師』 シンは、メモを貼った。
(a5) 2022/12/18(Sun) 0:37:56

T『魔術師』 シンは、メモを貼った。
(a6) 2022/12/18(Sun) 0:38:10

]Y『 塔 』 プロセラは、メモを貼った。
(a7) 2022/12/18(Sun) 0:39:35

XI『正義』 マドカは、メモを貼った。
(a8) 2022/12/18(Sun) 0:39:51

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――先生と――

……あなたの身体のことは知っています、が。
それでも、そんなこと言わないで下さい。

[>>2:404頭でも打っていたかもしれない、なんて。
 ジョークでも聞きたくなかった。笑い声すら、今は心配に変わる。
 不安にでも押しつぶされそうな顔をしていただろうか。
 倒れた方のはずの人から頭を撫でられて>>2:405、余計に胸がぎゅっとした。]
(21) 2022/12/18(Sun) 0:51:04

【人】 XII『吊された男』 ユグ

お立ちになれ、ますか。
気分が悪いようなら、アリアを呼んできます。

悠長な話――は、その後にしましょう。
話は、したかったんです。

[崩壊を背後にしたって、不安はあるが紅茶は飲める。
 焦ったところで答えを聞く人はここにはおらず。
 僕らの手だけで崩壊を止めることも出来ない。
 一週間前の紅茶は、まだあったろうか。
 他愛なく悠長な話、をするためでいいから、まずは支えている先生に回復してもらいたくて、必死に声をかけ続ける。]
(22) 2022/12/18(Sun) 0:51:14

【人】 XII『吊された男』 ユグ



……フォルス!
         
誰か!



[それでも、あなたが目を伏せてしまうなら>>2:423
 不完全な僕は、人手を欲して声を上げるばかり*]
(23) 2022/12/18(Sun) 0:51:29
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a9) 2022/12/18(Sun) 0:52:50

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 反応がないことを当たり前に受け取る。
 ドアノブに袋を引っ掛けて、踵を返す。

 背後でドアの開く音を聞いた。
 掴まれた手首に、ぱちり、と瞬きをした。>>2:176 ]


  いえ、大丈夫です。お気になさらず。

  こんな一大事ですから、
  頭を痛くしてるんじゃないかと思いまして。

  ちょっと差し入れを――


[ ゆるりと向き直って、見た。
 麗人の、いつもの顔――が、収められるその様を。
 ほんの少し、驚きのような揺らぎで目を瞠った。 ]
 
(24) 2022/12/18(Sun) 0:53:40

【人】 IX『隠者』 アリア


[ いつか。>>2:174

 強く握られた手に視線を落として、>>2:173

 「仕方がないひとですね」と、
 当たり前のようにそう言って、微か相好を崩した。

 望まれる限りそうあろうとする性質が、私にはある。
 それに気付いていた人は、どこかにいるのだろうか。


 必要なものであることを知っている。
 使い方を誤っただけで、本人も反省している。
 だから、元より辞める気はなかった。

 それに、そうやって、>>2:172

 心にある大切なものを、私なんかに預けてくれる。
 その信頼には報いたい。そう、強く思うから。 ]
 
(25) 2022/12/18(Sun) 0:53:43

【人】 IX『隠者』 アリア



  …… いえ。

  自分を守るための嘘なんて、少なからず、
  誰しも身に覚えのあることだと思います。

  それはあなたがた、…では、ないんですよね

  あなたにとっては、必要なものだった。
  ならば、私がそれを咎める理由はありません。

  薬師…の真似事をしている者として
  症状に嘘を吐かれるなら、もちろん「駄目」ですけど。
  頭痛に悩まされていて鎮痛剤が必要。
  そこには、偽りはなかったんでしょう?


[ 今だって。打ち明けてくれたことに、>>2:177
 向けられる謝罪に耳を傾ければ、率直な所感を口にして ]
 
(26) 2022/12/18(Sun) 0:53:47

【人】 IX『隠者』 アリア



  …… 『隠者』の証持ちは、

  箱庭の『隠者』と同じように、
  薬師の才を持ち合わせることが多い。>>0:14

 
(27) 2022/12/18(Sun) 0:53:50

【人】 IX『隠者』 アリア



  きっと、

  この才能は借り物でしかなくて、
  この性質も借り物でしかなくて、

  本当の「私」が持っているものなんて、ひどく少ない。


[ …… 独り言めいた言葉が、ふっと落ちる。 ]
 
(28) 2022/12/18(Sun) 0:53:54

【人】 IX『隠者』 アリア



  虚構の上に積み重ねたものは、
  その全てが張りぼてなのでしょうか。

  土台と共に崩れ去る。それは自然なことですが、
  それまでに重ねてきたもの、過ごした時間、
  その中で、感じてきた思いや交わしたやりとりは

  その全ても、紛い物なのでしょうか。


  崩れたって、残った瓦礫の中にある、

  それだけは、真実ではないのでしょうか。


[ ほんの少し自分より高い彼女の瞳を覗く。
 言外に、「私達が過ごしてきた時間はあなたと『彼』が過ごしてきた時間は」と滲ませて ]
 
(29) 2022/12/18(Sun) 0:54:02

【人】 IX『隠者』 アリア


 
[ それはきっと、誰も聞いたことがない ]



    ―― 私は、そうだと信じていたい。>>2:221


           
[ 偽らざる本心に、違いなかった。 ]

 
(30) 2022/12/18(Sun) 0:54:07

【人】 IX『隠者』 アリア



    [ すみません、と、きっとぎこちなく笑った。 ]

 
(31) 2022/12/18(Sun) 0:54:11

【人】 IX『隠者』 アリア



  諦めるにはまだ早い、と手放しに言えるほど、
  私は彼のことは知りません。

  すべて幻でしたと言ったところで、
  はいそうですかと大人しく引き下がるような
  聞き分けの良い人物であるようには…
  失礼ながら… 見えないと思いますけど……



[ 大変に失礼なので若干声が潜んだ。
 しかしそれが素直な印象なのでどうか許されたし。

 もしその目にはそう見えているのであれば、
 それは彼がクリスタベルのことを大切にしているからで
 そしてクリスタベルが彼のことを大切にしているからだ、
 と、外野としては思う。とりあえず口にはしないけれど。 ]
 
(32) 2022/12/18(Sun) 0:54:18

【人】 IX『隠者』 アリア




  ですが、全てを諦めるにはまだ早い、と
  言わせてほしい。そうは思います。

  世界は明日終わるかもしれませんが、
  一応、今のところまだこうしてありますし。


[ ごめんね、と言う。>>2:177
 その優しさがあたたかかった。

 行ってあげて、と言う。>>2:178
 その優しさはさみしいと感じた。

 「一番」は他にあることを、
 きっと互いによく知っている。
 私も彼女もそこは見てわかりやすい方だろうと思う。

 私はあくまで魔女であって、王子ではなく、
 本当に必要なものはあげられないのだろう。…けれど ]
 
(33) 2022/12/18(Sun) 0:54:30

【人】 IX『隠者』 アリア



  もしもまだ、私に対して
  欠片でも願ってくれることがあるのであれば。


  私のことは、諦めないでいてくれませんか。


   
[ それは、友人の手を離す理由にはならないのだと
            私はそう思っていたい。 ]

 
(34) 2022/12/18(Sun) 0:54:36

【人】 IX『隠者』 アリア




  それが私には必要なんです。


           
[ ―― なんて、狡いんですかね。 ]

 
(35) 2022/12/18(Sun) 0:54:38

【人】 IX『隠者』 アリア


[ どう返ってきたとして、
 それが当初の想定より長い時間になったとして
 私はそれを惜しむことはない。構わないと思う。

 私にとってのクリスタベルは、
 そう思うほどの存在であるということなんだろう。と、
 境界のぼやけた認識の中にひとつ気付きが増える。 ]


  続ける必要がなくなってしまったから、でも

  クリスタベルにとって大切なことを
  話してもらえたことを、私は嬉しく思います。

  嬉しかったと、言ってくれることも、とても。


[ なくしたと言いながらどこか晴れやかな表情。>>2:178
 それを私は悪くないと感じたけれど、
 彼女自身がどう思っているかは定かでないから、
 わざわざ口にすることはしなかった。 ]
 
(36) 2022/12/18(Sun) 0:54:48

【人】 IX『隠者』 アリア




  差し入れ、そこのドアノブに掛かってるので
  必要になったら、休憩のおともにしてくださいね。


[ 去り際には、忘れずそう伝えたはず。 *]
 
(37) 2022/12/18(Sun) 0:54:52

【人】 XIII『死神』 タナトス



[ 意識が散乱としているからかな、
  ヴェルトが帰ってきて
  ……思い出したことがあったんだ。>>85

  祈祷室でカルクドラと遭遇した、
  あの日よりも前の話し。


  まだヴェルトが居たときのこと。
  君が荒れ果てていた頃の話。


  温室の野菜が何物かに荒らされた。
  まだ俺も野菜を作り始めたばかりでね。
  ようやく実ったトマトだった。

  犯人が誰かはわからない。
  ただ偶然にも、そこに君が通りがかった。
  君だとは限らないのに、

  俺は勝手に君だと決めつけた。 ]

 
(38) 2022/12/18(Sun) 0:55:46
IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。
(a10) 2022/12/18(Sun) 0:58:03

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―薬草園に着く前に―

[あちこちうろついている時に、先ほどおみくじクッキーを買った売店の店主と遭遇した。]

フォルスー!
えへへ、ありがとう!
自分でもびっくりしちゃったよ。
初めて見た!

[挨拶と共に称賛されたので、嬉しくなった。>>2:348

ありゃ。いいよいいよ、
くしゃくしゃだろうと良い結果なので!

[売店に戻っていくフォルスに手を振りつつ、たたまれた紙を広げて、中を覗いた。]
(39) 2022/12/18(Sun) 1:01:04

【人】 ]『運命の輪』 クロ

…………。

[そして、店主からのコメントを確認し。>>2:347
一度、顔をあげてフォルスの背を見て、また紙を見た。]


……うん、わかったー!


[追いかけて、詳しく聞きたい気持ちもあったけれど。
意見は頂いたので、 今は中を確認したことだけを伝えるに留める。

もし時間が許すようなら、詳細を聞いてみようと心に留め置いて、探し人を探しに行ったのだ。*]
(40) 2022/12/18(Sun) 1:01:20

【人】 XIII『死神』 タナトス



 ……君は命を何だって思ってるんだよ


[ 若かったんだよ、なんていえば言い訳で。
  あの時なんて返されたかな。

  それ以来避けて避けてたんだ。
  俺が言っていい言葉じゃなかった。

  昔の因縁は俺と君には関係ない、
  ……そう、そのはずで、
  なのに、
  

  『 どうして 』

  君になげかけようとすることばは
  いつも同じものばかりだ。
  どこからか生まれてくる、
  
  俺の言葉で、俺には関係なくて、
  でもずっときえない 呪いの言葉。

  「どうして」いま思い出すんだろうね。
   わからない?

 ……ほんとうは、わかっているだろうにね *
(41) 2022/12/18(Sun) 1:03:32
XIX『太陽』 ヒナギクは、メモを貼った。
(a11) 2022/12/18(Sun) 1:10:57

X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a12) 2022/12/18(Sun) 1:25:21

【人】 XIII『死神』 タナトス


[ うん、……こんな場合じゃ、ないね。
  死神ジョークは受けが悪かったらしい。


  ユグにそんな顔をさせたいわけでもないのに。>>21 ]


  心配せずとも良いよ、
  俺は死なないんだ

  すごいだろう……?

  
[ 少し気分が良くないだけだよ、
  アリアだって、あの子にだって
  時間を使いたい相手がいるだろうし。


  ユグが頑張っているところを
  応援したかったな、

  そんな気持ちを込めた けど。
  心を読める能力は人にはつくられていないな。
  ユグの頭を撫でる手だけはゆらゆらと。 ]

 
(42) 2022/12/18(Sun) 1:26:26

【人】 XIII『死神』 タナトス




[ ――まだやらなければいけないのにね、
  多分、俺は目を覚ませなかった *]

 
(43) 2022/12/18(Sun) 1:32:42

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――失われる意識――

死なないからと言って、無理をしていいわけでも、心配する必要がないわけでもありません。
死なないだけで、ご気分は悪いのでしょう。

[>>42こちらも心はわからない。
 だから、なお撫でてくれる手を、僕に心配かけさせまいとしているように感じて、なおさら険しい心地になった。

 お願いだから、無理だけはしないでほしい。
 そう頭の中で何度繰り返しても、あなたには届かず。
 意識を遠くに手放す様子>>43に、世界の崩壊よりも僕の胸は騒いでいる。]
(44) 2022/12/18(Sun) 1:49:55

【人】 XII『吊された男』 ユグ

先生、先生……!

[声をかけ続ける悲痛な響きを拾う人はいるだろうか*]
(45) 2022/12/18(Sun) 1:53:20
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a13) 2022/12/18(Sun) 2:05:18

【人】 [『 力 』 フォルス

 
   
―――売店:マドカと


[ 薄ら感付いていた

 だから、"何が?" と
 怪訝な色を見せた時も 然程も驚く事は無かった
 あの日のような失敗を犯さなかったのはそのおかげだった

 ――まあ、流石に。
 安堵したなんて言われたら拳を握りしめたけど。

 でも、じっと見つめるだけ
 「 そっか 」って笑うだけ>>18 ]
 
(46) 2022/12/18(Sun) 2:11:11

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ ――パンドラの箱

 初めてマドカと会った日
 根拠も無く抱いた印象は
 ざわめく魂ではない
 己の直感が告げた 純然たる不穏

 『正義』と『力』ではなく
 マドカは、俺が触れない方がいい
 そういう類の性質を持っている気がした
 
 だから触れなかった。
 世の中には知らなくていい事もある
 知ることで、取り返しがつかなくなる
 後に戻れなくなる

 世の中にはそういう事が
 意図せぬ所であまりにも転がりすぎている

 その上、触れる事で苦しむのは
 きっと俺ではなく相手の方なのだから ]
 
(47) 2022/12/18(Sun) 2:11:17

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 本当に 嫌になる。
 縛られたくないと願いながら
 己は今既に 三つの箱庭がつきまとう現実 ]


  箱庭、というのは
  これから行くかもしれない箱庭の事?


[ そうであったとしても、そうでなかったとしても
 「オーケー」って末吉を渡して ]



  " マドカの望むものは得られないでしょう "



[ ありがた〜いお言葉を、笑顔で。
 何か言われても「末吉末吉〜♪」ってへらへら笑うだけ ]
 
(48) 2022/12/18(Sun) 2:11:27

【人】 [『 力 』 フォルス

  
[ ぽつりと漏らされた音に マドカを見る>>20
 そんな話、には笑った ]


 ん〜、そうでもないよ
 ただ マドカとお茶をしてみたかった
 それも本当の気持ち。


[ もう少し 続けるつもりの言葉はあった
 けれど果たして今、持ち出すべき事か
 目にした光景が過ぎれば 答えを出せないまま
 ――先に向こうが声を継いだから。 ]
 

    そのままの意味だよ?


[ そう言って、カフェオレに口をつけた ]  
 
(49) 2022/12/18(Sun) 2:11:51

【人】 [『 力 』 フォルス


  俺は、……
  箱庭に行く気は無いから

  この世界が滅ぶとしても
  箱庭へ行く気は無いんだよね
  だから、最後かもしれない――ってワケ!


[ 神様、とだけは言えなくて、でも あっけらかんと笑って ]
(50) 2022/12/18(Sun) 2:12:41

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 聴かずとも、察する事くらいはある
 マドカがどんな選択をするのかも
 故に訊いた時、答えにそう頓着する事も無かった ]


  俺からも、せっかくだからいい?
  気になってたんだけどさ

  平等、だっけ>>18
  その平等って 何で判断してるの?


[ 別に、答えが返らないのならそれはそれ * ]
 
(51) 2022/12/18(Sun) 2:14:27
[『 力 』 フォルスは、メモを貼った。
(a14) 2022/12/18(Sun) 2:21:19

XIII『死神』 タナトスは、メモを貼った。
(a15) 2022/12/18(Sun) 2:32:40

【人】 IX『隠者』 アリア


 
―― 薬草園へ


[ クリスタベルとの話を終えて薬草園に戻ると
 そこにはシトラと――クロの姿があった。>>2:269

 おや、と瞬きをする。
 『節制』と『運命の輪』の因縁が残した感情は
 ふたりの間にぎこちない距離を作っていると、
 無論私はよく知っていたから。

 クロに誕生日プレゼントを贈るための
 フォル先生とのシトラの奮闘は一番近くで見ていたし、
 …あの時は私もなんだか感慨深かったな。 ]


  ごめん、待たせたね。

  …… お話はできた?


[ 置いて帰るだけという当初の想定からは、
 かなり大幅にオーバーしてしまったと思われるから。

 それだけの時間があれば、
 居合わせた二人が言葉を交わすには充分すぎるくらい
 ……だと、いいのだけれども。 ]
 
(52) 2022/12/18(Sun) 3:00:33

【人】 IX『隠者』 アリア



  私の考えは――そうですね、

  シトラと同じ、と思ってくれていいですよ。
  少なくとも、何を選ぶかについては同じです。
  私はそうすると決めているので。


[ クロに私の意見も聞かれるなら、きっとそう答えた。
 もうちょっとちょうだい! とか言われるなら(?) ]


  …… こんな世界でも、

  私達の中には、そこに大切なものがある人がいる。
  それを叩き壊してまで行く箱庭なら
  もはやそれは「幸せな世界」ではないでしょう。

  選択肢を与えられたところで、
  天秤にかけるものの重みが違いすぎる。
  本人はそうは思わなさそうですが、
  マドカ風に言えば「平等じゃない」。

  …… 彼に聞かれたら怒られそうですね。


[ なんて。内緒ですよ、と人差し指を立てた。しー。 *]
 
(53) 2022/12/18(Sun) 3:01:49
IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。
(a16) 2022/12/18(Sun) 3:03:15

XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a17) 2022/12/18(Sun) 4:36:09

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 思案の海に沈む中、
ノックの音>>2:388に意識が浮上して、
次いで届いた聞き慣れた名前の半分に
心臓が叫ぶように鳴った。

どうして、が頭を占める中、
咄嗟に応えようとしたけれど、
そのための名前を持たない私は口籠る。

代わりに扉の前に佇めば、
隔てたこちらの気配を察してくれれば
言葉が続くだろうか。>>2:392 >>2:393 ]
 
(54) 2022/12/18(Sun) 5:45:20

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ 聞き終えた後に溢れたのは、 ]



  …………………どうして?

 
(55) 2022/12/18(Sun) 5:46:04

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 震え漏れる囁き未満の問い。

 まるではじめからそうであったかのように、
 そうであると識っていたかのように、
 わたしたちクリスタベルと変わることなくベルへと
 語りかけてくる。

 世界を嫌っていただろう彼が
 箱庭よりも世界を選ぶと言う。

 自ら選んだ世界選択より、
 ベルに着いていくと言う。

 差し伸べられた手を拒絶したのに、
 傷つけたのに、…… わたしたちクリスタベル
 そうするように、親愛を傾けてくれる。 ]
 
(56) 2022/12/18(Sun) 5:47:36

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  どうして……?


[ 欲しい答えを求めるように繰り返す。
 わからない。言葉に出来ない。
 ベルナハト
 あれ程焦がれた名前を許されて、
 嬉しい筈なのに胸がどうしようもなく苦しくて。

 提案の意味にすら思考が及ばない、
 堪えたいのに溢れそうになる涙に揺れた声は
 それでも漸く愛しく想う名前を紡いだ。 ]



   …………………ナハト



[ かそけき声は彼を引き留めただろうか。 * ]
 
(57) 2022/12/18(Sun) 5:49:14
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a18) 2022/12/18(Sun) 5:51:25

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 告解を受けても彼女という水面は穏やかだ。>>26
 咎める理由はない、と答えを聞けばそっと安堵する。
 それでもはじめましての時よりも、
 変わらぬ姿勢で受け止めてくれるための誠意を感じた
 のは私の気の所為だろうか、なんて場違いに思う。 ]

  
  薬のことは、嘘偽りなかったよ。
  きっと”わたしたち“の嘘を守り通す為には、
  色んな嘘があったかもしれないけれど、
  それだけは本当。
  貴女の優しさを裏切るようなことは、誓って。


[ と、いつかのように宣誓を返して。 ]
 
(58) 2022/12/18(Sun) 11:03:44

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 独白のように始まる彼女の説得>>28には、
 彼女自身の大切なたいせつな願いが込められいる
 ものだから、ささやかな微笑みと共に謝罪される
 のに合わせて苦笑いを返すしかなくて。 ]
  
  
  ……手厳しい、なあ。
  今だって頭痛で倒れそうな患者に、
  もう少し手心を加えてくれたっていいのに……

  そんな風に、言われたら………
  何もかも、なんて言えなくなっちゃうのに。


[ 貴女が仮に才能と性質を容れる器なのだとして、
 それらを取り払ったら何も残らないなんて。
 そんなことは絶対にないと言えるから。 ]
 
(59) 2022/12/18(Sun) 11:04:42

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ でもわからない。たとえそうなのだとして、
 今もこんなにかけがえのない思い出の筈なのに。
 他の誰かのもののように感じてしまうこれが
 崩れた後に残ったものなのだとして。
 彼にも私にも一体何の意味があるんだろう。

 私のものじゃない。私は私に何も許さなかったから。
 大事な借り物を抱いて一体何になれるというんだろう。
 考え事ばかりが増えてしまう。苦しいばかりなのに。

 やめてほしいのに差し伸べられた希望に縋ってしまう ]
 
(60) 2022/12/18(Sun) 11:05:19

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ どうしても諦められないものを、追ってしまう ]

 
(61) 2022/12/18(Sun) 11:05:51

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  …………世界は終わるのかな。


[ 屋敷にも漣のように広がる混乱は、
 今こうして立っていると感じられる。
 何かが始まり、終わろうとする足音。

 他の『証持ち』の選択は知らない。
 ただ漠然とそうなるものなのだろうと思っていたけれど。

 彼女は自暴自棄な私が選択しようとしているものを察して
 くれている。
 そして彼女自身は異なる道を選ぼうとしている。
 ……私が、まだ未練を残すその道を。 ]
 
(62) 2022/12/18(Sun) 11:06:24

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 彼の人物評にはちょっと笑ってしまった。
 素直ないい子なんだけどなあ。
 ……だから好きになった、とはちょっと違うけれど。

 きっとこの洋館で初めて出会って、縁ある証持ちである
 以上の繋がりがなくて、『恋人』と証の名で呼ばれる関係
 だったとしても、好きになっていたと思うから。 ]
 
(63) 2022/12/18(Sun) 11:07:12

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
 
  …………わかった。

  アリアが貴重な時間を傾けて話を聞いてくれたから。
  私がたとえ何を選んだとしても、
  アリアはそんな私でも友達だと思うのを許してくれる
  って、諦めないことにするね?
 

[ ちょっと狡いかな? なんてはにかんで。
 でも貴女はささやかな我儘もそうでないことも>>25
 許してくれたから。

 約束の印、といつかのように手を取ることを許されたなら
 押し頂くように握り締めて、祈る。>>2:173

 互いに一番じゃないなら想い合えないわけでもなく、
 唯一ではなくても互いに必要なものを分け合えるふたり
 だったのだと願っていたくて。 ]
 
(64) 2022/12/18(Sun) 11:07:35

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ >>36嬉しかった、と言ってくれれば、
 私も、とこの時間の全てに感謝を返した。


 去り際の彼女の言葉に、暫く揺れる蒼衣を見送ってから
 振り返れば、前科>>2:173のある愚患者への配慮>>2:127
 があって。
 ああ、やっぱり何でもお見通しだね>>2:236なんて
 場違いに破顔するしかない。 ]


  ……ありがとう。
   先生の処方は本当に優しいね。  *
 
(65) 2022/12/18(Sun) 11:08:02
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a19) 2022/12/18(Sun) 11:14:14

【人】 XIII『死神』 タナトス



[ 夢を見たきがする。
  どんな夢だったかは、……覚えてはいないけれど。
 
  それはとてもあたたかい場所で、
  幸せなはずなのに
  かなしい思いだけ 残るような ]


  
(66) 2022/12/18(Sun) 11:53:07

【人】 XIII『死神』 タナトス



[ と、そんなのんびりと
  感傷に浸っている場合ではないね。

  日の光だろうか。
  もしまだ側にユグの姿があれば、
  おはようの代わりに頭をやはり撫でた。

  もし他に迷惑をかけた存在があったなら、
  あとで何かをお持ちしなければならないね。 ]


  ユグの貴重な時間を奪ってしまったようだね
  すまないことをしてしまった。

  もしかしなくても、
  刻限の日になってしまったのかな。


[ 気分が良いとは言えないけれど
  動けないわけでもない。

  ……さて、
  謝罪の旅に出なければならないかなという
  ゆるゆる思考、その前に。 ]
(67) 2022/12/18(Sun) 11:53:42

【人】 XIII『死神』 タナトス



  ……ああ、そうだ
  ユグも話をしたかったと言ってくれていたね。
  嬉しいよ。

  話をしようか。
  今日の献立の話をするのも 
  悪くはないけれど


[ 近頃は俺が側にいなくとも、君は立派になった。
  俺が教えられる事は何もないくらいに。

  うん、そうだね
  今まで見守ってきたから、
  多分神の話を聞かされた後の君が
  どうして過ごしてきたかは
  なんとなく分かるつもりだよ。

  君はいつだって真摯でひたむきだった。 ]

 
(68) 2022/12/18(Sun) 11:54:22
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a20) 2022/12/18(Sun) 11:55:34

【人】 XIII『死神』 タナトス



 皆の声は聞けたかい?
 きっと色んな想いを抱えているんだろうね。


[ それは皆だけではなく、
  君のことも、含めて。

  結論に悩んでいるとはあまり思ってはいない。
  君が考えていることはいつも幸せになれる方法だ。

  だから頭をやっぱり撫でてやりたくなるんだよ。 *]

 
(69) 2022/12/18(Sun) 11:59:41
XIII『死神』 タナトスは、メモを貼った。
(a21) 2022/12/18(Sun) 12:03:04

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 閑話:悪魔の忘れ物 ──

[ かつてクリスタベルに渡したゼロの忘れ物。
 彼が私物を置いて帰るのは、一度や二度では無い。
 最初の間は「忘れ物を預かってるよ」と
 丁寧に返していたのだが、途中から、処理を面倒がり
 わざと置いて帰っているのでは、と思うようになった。
 >>2:339

 実際、言わないと取りに来ない上
 言ってもそのまま、受け取る気配なしで
 空き箱に保管され早数年。

 場所を取ってしまうので、どうしたものかと思っていたら
 気付けばその箱も増えなくなってしまったので
 寂しさを覚えたのも事実ではあるが。]
 
(70) 2022/12/18(Sun) 12:07:15

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ さて本題。
 ゼロのものであれ、中身拝見は躊躇われるので
 結局中身は手をつけずにいた。

 ただ、手触りの感触では小物類、
 それから本が入っているのだろうと。
 
 まさかフォルとのデートの品だとは思いもよらず。
 その後、噂で二人が出かけた時に手に入れたものだと知れば
 中身を確認しておけば良かった、と軽く後悔したかもしれない。

 本に関しては、祈祷室で静かに読書をする姿も
 よく見掛けていたので、特段変には思わなかった。
 
 ので、中身を見られることなく
 荷物はクリスタベルに渡されることになった。
 
良かったね、ゼロ!
*]
 
(71) 2022/12/18(Sun) 12:07:32
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a22) 2022/12/18(Sun) 12:12:24

XIII『死神』 タナトスは、メモを貼った。
(a23) 2022/12/18(Sun) 12:17:25

X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a24) 2022/12/18(Sun) 12:53:19

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── ベルの部屋の前 ──


[扉の向こうの気配を感じ、>>54
 緩く息を吐く。

 そうして伝えた言葉に返るのは一言だ>>55
 それが繰り返され、

 自分の名を呼ぶ声に>>57
 その響きに、少し、……]


 ……知ってた。

[君が、気付かせてくれた。
 とまでは言わないけれど。]
(72) 2022/12/18(Sun) 13:07:45

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 泣いてる?

[そっと扉に触れる。
 コン、ともう一つ軽いノックをする。
 それは慰めの言葉のようでもあるし、
 開けてほしいという願いのようでもあった。*]
(73) 2022/12/18(Sun) 13:07:55
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。
(a25) 2022/12/18(Sun) 13:16:17

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

―― 現在/医務室 ――

[助かったのはこちらの方だというのに、
 優しい言葉をかけてくれる>>2:400
 カルクドラには感謝しかなかった。
 うん、と短く応えて傍らで眠る人を見る。

 プロセラは言葉にすることはないだけで、
 何も感じていないわけじゃない。
 カルクドラの言う通り、
 心にくるものもあったのかもしれない。

 そんな考えがさらりと出てくるところが、
 カルクドラは大人だと思う。

 自身よりも経験が豊富なのか、
 生まれ持っての彼の性質カードなのか。]
(74) 2022/12/18(Sun) 14:53:00

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[教典でなら、『教皇』は『死神』を殺したという。
 そんな激しい一面をカルクドラも
 また、持っているのだろうか……?

 ……今話す姿からは、微塵も想像できなくて。
 濁した言葉の先を聞くのが、怖かった。>>2:402

 世界が、壊れていく。

 カルクドラもそれを理解している。
 彼は、この光景をどう感じているのだろう。]
(75) 2022/12/18(Sun) 14:53:25

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[私が尋ねるよりも先に、彼が口にした。>>2:403
 私が問いかけようとした言葉を。

 優しく問いかける声に、眉尻を下げたまま笑った。]


  私は……、壊れてほしくないと思ってるよ。

  ……お仕事でね、色んな街に行ったの。
  カルクドラは南の生まれだっけ?
  長閑で、人が多くて、ゆったりとしたところ。

  あそこで働く人たちが居ないと、
  世界の食事情が滞るって政府の人が言ってたなぁ。


[ぽん、ぽん、といつしかせんせいが
 私を寝かしつけてくれた真似をして。>>2:362
 プロセラの胸元を緩く叩きながら、
 南の地に訪れた時の柑橘系の香りを思い出した。]
(76) 2022/12/18(Sun) 14:54:39

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[中継機で見た南の地には地割れが起こり始めていた。
 いつかに足を運んだときとは全く違う風景に
 成り代わっていたことに衝撃を受けた。

 南だけじゃない、他の地域も。
 変わり果てていく、このままでは。
 美しい街並みが、どんどん壊れていく。

 壊しているのは誰?
 神様?『箱庭』のわたしたち?

 止められるのは――……私達しか居ない。]
 
(77) 2022/12/18(Sun) 14:55:44

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
  ……このままだと、この世界で暮らす、
  何千何万という命が消えていくんでしょう?

  私を育ててくれたおじいちゃんとおばあちゃんも。
  私に仕事を与えてくれた政府の人も。
  洋館での暮らしを手伝ってくれていた人たちも。

  いやだよ。そんなの。
 
  神様にお願いして、許してくれるなら。

  ……私は、壊したくない。
  壊れてほしくない。
 
(78) 2022/12/18(Sun) 14:56:11

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[寝息を立てるプロセラから視線を上げて、
 問いかけたカルクドラを再び見つめる。]


   ……カルクドラは、違うの?


[彼も違わないと、思っている。
 否、そうであって欲しいと、乞うように。
 彼を見つめるオレンジの瞳が、戸惑いに揺れた。*]
(79) 2022/12/18(Sun) 14:56:23

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

―― 回想/ホールにて ――

[ホールに居る人たちに伝達を終えて、
 チェレスタの元に戻れば、
 端末を手にしている姿が見れただろうか。>>2:401

 避難は出来たということを知って、
 両手を胸についてほう……っと大きく安堵を漏らす。]


  良かったぁ……。
  このまま安全な場所に居てくれたらいいんだけど。


[チェレスタの一座の評には>>2:407
 こんな時にも関わらず、
 あはは、と声を上げて笑ってしまった。
 さすがチェレスタを育ててくれた人たちだと思う。

 彼女が一座の人たちと培ってきた関係性が垣間見える。

 信頼は一日二日で成るものではない。
 積み重ねた日々が生み出すもの。

 言葉の端にそれを感じ取って、
 彼女が大事にしているものを改めて実感する。]
(80) 2022/12/18(Sun) 15:51:41

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[その為にも、今できることをと彼女の手も借りる。
 エーリクを追いかけるというのには>>2:420
 少し目を丸くしたものだけれど。
 先程の声は彼に向けてのものだったのだろう。>>2:398


  ……だ、


[思わず、咄嗟に。
 口から零れそうになった言葉を飲み込む。

 『審判』が『月』に近づくこと。
 教典での彼らの関係を知らないわけじゃない。

 今まで彼女がエーリクに取っていた態度を見れば>>2:232
 彼女からも彼に歩み寄るというのは。
 きっと彼女自身が、何か現状に
 変化を与えようとしているからではないかと。]
(81) 2022/12/18(Sun) 15:52:40

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[いつも私のおねだりを聞いているばかりの彼女が、
 私にささやかなお願いごとを一つ。>>2:425

 そのことに更に驚きを隠せなかった。
 彼女が、人に頼るなんて思いもよらなかったから。

 些細であれ、少しの変化。
 それを私自身に託されたことが、この上なく
嬉しくて

 
 そんなお願い事をされて断れるはずもない。
 彼女の右手を取って、ぎゅっと両手で包み込む。]


  勇気を出して、チェレスタ。
  あなたから湧き出たものを、信じて。

  『大丈夫』

  私はチェレスタをずっと見てる。
  もし、不安になったら。
  心のなかで私を呼んで。
  ――遅れても絶対に駆けつけるから。


[そっと、両手を離して。笑いかける。]
(82) 2022/12/18(Sun) 15:53:30

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク




  
『チェレスタは、絶対に大丈夫!』




 
(83) 2022/12/18(Sun) 15:54:24

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[名残惜しむようにハグをして、
 チェレスタの背中を押して手を振った。]

 
  いってらっしゃい、チェレスタ!


[彼女の期待には応えられたかな?

 大丈夫、 私はいつだってチェレスタの味方だよ。**]
(84) 2022/12/18(Sun) 15:54:37

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―薬草園―

[シトラといくつか、言葉を交わせた頃か。
薬草園の主の姿が見えて、あ、と口が動いた。>>52

アリアさん。
うん、話、出来たよ。

[二人で会話が出来た、世界についての話が出来た、二重の意味である。ぎこちなさは取り切れていなかったので、シトラと仲の良いアリアが来てくれてほっとした。]

アリアさんも、参考にお話聞かせて欲しいのさ。

[そうお願いすると、アリアの選択は実にシンプルで。思わず、もう……もう一声!と、アンコール。>>53

頼んだ手前、大人しくアリアの話に耳を傾けた。]
(85) 2022/12/18(Sun) 15:57:45

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[クロの世界は狭く、小さい。
洋館に保護されてからは何か重大な用事がない限り、外に出ていったことはない。守られる場所を知ってしまえば、そこから出るのは怖かった。

生まれ育った村と洋館しか知らないから、それ以外の「世界」に大切なものがあるという感覚が今一つわからない。外の世界は広がっている、と知識はあっても、実感は薄かった。

しかし其処が、同じ証持ち同士にもある違いであり、不平等だということは、わかった……かもしれない。]

ううん。それなら、マドカは、箱庭に行っても平等じゃないって嫌になる、かな……

[あくまで憶測ではあるが。]

アリアさんは、箱庭に行っても僕ら全員は幸せにはなれないと思うんだね。

[そっか、と頷いた。**]
(86) 2022/12/18(Sun) 15:58:57
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a26) 2022/12/18(Sun) 16:01:04

XIX『太陽』 ヒナギクは、メモを貼った。
(a27) 2022/12/18(Sun) 16:01:09

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

―― 現在・医務室 ――

[ 普段なら慣れた調子で運ぶ世話役も今は混乱の最中か
  或いは手が空いていても、今ばかりは
  特に不吉と言われる『塔』には
  どうしても関わりたくなかったのかもしれない。

  ふわりと覚醒した意識に最初に感じたのは
  消毒液のかおりと話し声。
  運ばれた先が普段と違っても気にする事も無い。
  気付いたら違う場所にいるのなんて
  意識が無い時には勿論、意識がある時までも、
  日常的にありふれているから戸惑う事も無い。

  寝たふりをしたいわけじゃないけれど
  まだ目の前が真っ白で眩しくて、目を開けられなくて。
  目を閉じたままで声だけ聴いていた。
  居るのは多分ヒナギクと、恐らく『教皇』か。
  促されれば反応しない事はあれど拒む事はそんなにない。
  彼のお茶の誘いを受ける返事をしたのはきっと
  ぼく自身ではなく付添いの職員だけれど。
  彼の名前も聞いたことはある筈だ。
  多分考えれば思い出せる程度に記憶はしている。
  記憶している事を引き出すのが苦手なだけで。

  普段と違うどこかぴりぴりとした騒がしさが遠く聞こえる
  何時か聞いた遠雷の音みたいだと思ったが
  ほんものの遠雷の轟すら
  耳を澄ませば聞こえたかもしれない。 ]
 
(87) 2022/12/18(Sun) 16:41:53

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ 話し声がきこえても
  会話に割り込む積極性の持ち合わせも無ければ
  なにもかもに関心も無くて、
  ふたりの話題を詮索しようとも思わない。
  まるで他人事に、目を閉じた侭ふたりの会話を
  普段の『騒がしい』と同じに聞き流しながら
  頭の中を整理しようとする。

  ■■■■■■がかえってきた。
  誰が?
  頭の処理が追いつかない。

  自分の感情が無さ過ぎて、魂に刻まれた衝動を
  自分の感情と思い込むふしがあるから
  ■■■■が何者であるかはっきりとわかっている。
  知っていると魂が叫ぶまま知っていると疑う余地はなく
  けれど引き出すのが苦手なだけじゃない何かが思考を阻む。

  あれは■■■■■でありながら本物の■■■■だ。
  ちがう■■■■■ではない。けれど■■■■■で。
  誰それ、知らない。知っている。知らないのに。
  知らない筈が無いと喚く認識への
  齟齬に目が廻るから投げ出した。

  確か、望むものを選べと言っていた。
  どうせ叶えない癖に。両極端な二択だった。 ]
 
(88) 2022/12/18(Sun) 16:45:20

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ >>1:9“ さあ今度こそ、皆で幸せな世界を作ろう ”
  “ こんな世界は、壊してしまおう ”

  ねぇ■■■■■■
  幸せだった瞬間は確かに存在したけれど
  でもね、■■■■■、
  あなたの望む幸せが■■■■■にはずっと堪え難かった。

 
幸せな
世界の『繰り返し』も
  この世界の崩壊も
  興味が無いんだ、どうせ同じ事だから。 ]
 
(89) 2022/12/18(Sun) 16:46:09

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ どうでもいい。だからこそ。

 
あのとき
みたいに数で決まるのなら
  せめて無関心のままでなく。
  あげるよ、きみたちに。
  だって、ぼくはいらないんだ。

  きっと叶えてくれないけれど
  それでも尚、きみたちがあきらめないのなら

  けど、どっちに?

  浮かんだ顔はヒナギク一人なのに
  知らない二人分の名前が浮かんだ。
  けれど上手く思い出せなくて
  ……いいや、そもそも知らない気もする。
 
  呼べない誰かの姿を探してゆっくりと目を開いた。
  まだぼやけた視界にゆっくり瞬きを繰り返しながら考える。
  ああ、探さなきゃ。
  いや、ずっと傍に居た?

 
また
きみを酷く裏切ってしまったような
  訳の分からない罪悪感に襲われたけど
  あの頃も、今も、ぼくわたしは不器用で
  その感情の表し方すら知らなかった。* ]
 
(90) 2022/12/18(Sun) 17:03:58

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 「知ってた?」 >>72

  いつから?
  
 ……思い巡らすまでもなく、
 あの日>>1:83が切欠だったに違いなくて。

 崇拝のように愛していた『完璧』などないと知りながら
 偽物の一人芝居の傍に居て、
 それでも何も言わず傍にいてくれた ── ?


 どうしてかはわからない。
 けれどあの時>>1:298、“わたしたち”にと大事な決断さえ
 委ねて、差し出された手を振り払ったのに、
 今、“私”にもう一度その手を差し伸べてくれている。

 ベルナハト、それこそが彼の答えだ。 ]
 
(91) 2022/12/18(Sun) 18:17:48

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 


[  であるならば、
   向き合うのはベルであるべきだ ]


 
(92) 2022/12/18(Sun) 18:18:14

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ >>73ほぼ図星を突かれて、それでも決壊前の涙を
 無理矢理押し込めて、「泣いてない」と強がる。
 ノックの音、扉の先に指先を合わせるけれど
 こんな顔は見せられない。>>1:312
 

 ……深呼吸をする。

 一つの音、一人分の呼吸。 私だけがここに在る。 ]
 
(93) 2022/12/18(Sun) 18:18:31

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
  ……箱庭には行かない。
  こんな風に作っておいて、
  生まれる前から絶望を与えておいて、
  愛してるだなんて言う人のところになんて
  死んでも行かない。


  …………世界も、どうなってもいいと思ってた。
  ナハトが箱庭を選んで嫌いな世界をなくしたいと
  思うなら、世界と一緒に消えたいと思ってた。
 
(94) 2022/12/18(Sun) 18:19:06

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
  …………駄目だね、私。
  こんなに近くにいたのに、
  あなたのこと何ひとつ見えてなかった。

  “わたしたち”も“私”も、
  あなたの優しさに甘えるだけで、
  ナハトに沢山の気持ちを貰ってばっかりで、
  あなたがどんな気持ちで私に向き合ってくれていたか
  知りもしないで傷付けてた。
  さっきだって、自分の為にあなたを傷付けた>>1:315
 
(95) 2022/12/18(Sun) 18:19:51

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  ねえ、ナハト。
  完璧じゃなくて、嘘だらけでな私でもいいの?
  傍に居て、名前を呼んで、
  誕生日のお祝いをしてもいいの?

  ……私が『恋人』でなくてあなたが『悪魔』でなくても
  あの日を運命だったと思ってもいいの?

  
[ 迷い込んだ夜色の黒猫をナハトと呼んだあの日を。

 “わたしたち”はもういないけれど、
 あの日初めて感じた嬉しさですら本物じゃなかったけど。

 あなたが温かくしてくれた気持ちを分けたいと触れたのは
 それだけは本当だったから。 * ]
 
(96) 2022/12/18(Sun) 18:20:53
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a28) 2022/12/18(Sun) 18:23:09

Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a29) 2022/12/18(Sun) 18:23:47

【人】 T『魔術師』 シン

―― 回想・"笑顔"の彼 ――


[ ベルちゃんと一緒に来た男の子の方は、ゼロくんといった。
 二人がどうして同時に来たのかは知らないけど、
 彼が『悪魔』だって知ったら、
 『恋人』と一緒に来たことに、
 因縁めいたものは感じたかもしれない。
 でも、ぼくが普段通り、笑顔で話し掛けたら、
 彼は笑顔で応じてくれた>>0:517

 ゼロくんは大抵笑顔で、元気で、
 人当たりもそんなに悪くないように見える子だ>>0:545
 初めて会った時も感じて、思ったことといえば、]
 
(97) 2022/12/18(Sun) 18:42:05

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 笑って、楽しそうならいいことだね!というのがひとつ。
 フォル兄さんのこともあるし、笑ってるからと言って、
 心はどうなってるかなんて、分かりはしないってこと、
 知ってるのにね。


 それから――
 『恋人』を殺した『魔術師』を、
 『悪魔』はそう憎んでもいないんだな、
 というのが、ひとつ。
 その普通に見える反応に、ちょっぴり安心した。
 ベルちゃんに笑顔で接するぼくという例があるのにね?
 ]
 
(98) 2022/12/18(Sun) 18:42:31

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 洋館育ちのぼくは、人に接するという経験値なんて
 圧倒的に足りてなくて、
 だから、ゼロくんが、笑顔の向こうで
 何を考えてるかなんて、図れやしない。
 ゼロくんが笑顔を作るのが上手いならなおさら!


 だからぼくは見える笑顔だけを見て、
 ゼロくんは楽しそうだね、だから大丈夫、
 なんて、思うんだよ。

 表面上の調和だけを見て、そうやって思い込む。
 ぼく自身、笑顔の向こうに、何も隠してないとは
 言えないのに。これは秘密だよ!
 ]
 
(99) 2022/12/18(Sun) 18:43:21

【人】 T『魔術師』 シン

 

  そう思う? ありがとう!


[ だから、名前を褒められたなら素直に嬉しかったよ!
 だけどゼロくんは、『悪魔』って、証の名前を言うから。
 ……自分の名前が嫌いな人もいる、名前がない子もいる。
 それは知ってるから、
 それならそれで、引き下がらなくもないんだけど、
 だけどね、いつか箱庭の名前で呼ぶこと、
 それは、ぼくは嫌だった。
 だから、名前を尋ねただろうね。]


  じゃあゼロくん! よろしくね!


[ ゼロくんが証の名前で呼ばれたがってるっていうのは、
 今日までの洋館暮らしでよく知ってるけど、
 ぼくはずっと彼のことは、ゼロくん、と名前で呼んでいた。]
 
(100) 2022/12/18(Sun) 18:43:55

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ きみが「楽しく過ごせるのはいい」って言ったら、
 ぼくはそれを素直に信じて、
 しばらくは、その期待に応えようとしてたかな>>0:518

 ゼロくんも賛成してくれることもあったし、
 遊ぼー!って言ってゼロくんを誘ったけど、
 ゼロくんは来ないことも多かった>>0:519
 ……来ないのは、別に良いんだけどね!
 でもちょっぴり残念!

 だけど参加したときに楽しそうだから、
 それでいいよって思ってたよ。]
 
(101) 2022/12/18(Sun) 18:44:21

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ゼロくんがベルちゃんと一緒にいることが多いなら、
 ゼロくんに近寄っていく頻度も、
 もしかしたらそう多くはなかったかもしれない。
 「ベルちゃん」って呼んでるの、
 きみはもしかしたら、聞いたことがあったかもしれないね。
 ぼくはぼくで、仲良い二人を見て、
 少し、複雑な気分になっていたかもしれない。


 歩み寄らないんだから、
 当たり障りのない距離を保ったまま。
 ぼくはゼロくんの笑顔が、ずっと好きだよ?* ]
 
(102) 2022/12/18(Sun) 18:44:50

【人】 XIV『節制』 シトラ

── 薬草園


[ 声が届く程度にわたしから離れて佇むクロさんに
 どうぞ、と椅子を勧めてみたけれど
 座ってもらえたかどうか。
 表情からも声色からも、彼の緊張は伝わってきた。
 わたしの動揺もきっと伝わってしまっている。

 何か話さないと、と考えあぐねているうち
 薬草園に流れ出した張り詰めた空気を
 先に破ったのは彼の方だった。>>2:396


  ……え、


[ 持ち出されたのは、
 2年目の誕生日に贈ったノートの話。

 返事なら短いながらもその場でもらったはず、
 そう不思議に思いながら耳を傾けていれば>>2:397
 中に書いたメッセージへの返事だと彼は言う。

 2年前のわたしが、
 彼へと宛てて想いを込めた短い手紙。
 何を書き記したかは、一言一句憶えている。]
 
(103) 2022/12/18(Sun) 18:50:10

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 反応はなくても仕方ないと思っていた。
 捨てられてしまっても致し方ないと思っていた。

 ところが彼は
 わたしに返事ができなかったことを
 ずっと胸に抱えてくれていたらしくて、
 幸せを願うと語る声に偽りの色はないように思えて

 もう、それだけで
 声を上げて泣き出したくなった。]
 

  ありがとう、……ござい、ます


[ クロさんは、わたしが憎くはないんですか。
 『節制』の証を、魂を継ぐわたしが。

 喉奥までせり上がった質問を、
 愚問だと自戒して呑み込んだ。

 彼はいま、『節制』のわたしではなくて
 シトラと話をしようとしてくれている。
 そう感じたし、そうなのだと思いたかった。]
 
(104) 2022/12/18(Sun) 18:50:56

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 息を深く吸いこんで、薬草の香りで肺を満たした。
 すこしの間を置いて、彼へと向き直って
 ゆっくり、口を開く。]


  わたしの幸せは……
  ……たとえ この世界に留まることが
  必ずしも、幸福とは……限らなく、ても
  この世界にあって、

  きっと、箱庭にはない……、って
  そう、思っています。

  ひとは、……いつかは、死にます
  世界が崩壊しなかったとしても
  こうしている間にも、
  世界のどこかでは、誰かがきっと 亡くなっていて

  でも、こんな形で……
  ただ純粋に生きていたいと願っていたひとたちの未来を
  一方的に終わらせていいとは、思えません

  いいはずが……ないんです。

  
[ 絞り出すようにして発した声は自責の色を帯びた。
 濡れた睫毛の雫を払って、
 わたしが問われたのと同じ質問を投げかける。]
 
(105) 2022/12/18(Sun) 18:51:39

【人】 XIV『節制』 シトラ

  

  ……どう、でしょうか
  あなたの幸せは、どちらにありそうですか。

  クロさんにとって
  幸せ……って、何、ですか。

  どんなときに、幸せを感じますか?


[ 『節制』と『運命の輪』は、教典によれば
 考え方が合わず距離を置いていたという。

 わたしたちは、どうだろう。やっぱり合わないのかな。
 それとも、歩み寄れそうな部分を
 少しくらいは見つけられるのかな。

 ラピスラズリの瞳をそっと覗き込んで
 暫し、彼の声に静かに耳を傾けた。]*
 
(106) 2022/12/18(Sun) 18:52:00

【人】 IX『隠者』 アリア



  そういうことです。


[ と、頷くクロに私も頷き返す。>>86 ]


  証持ちという点では対等ですが、
  私達はそれぞれ違う人間です。
  もはや何も失うものがない人と、
  なくしたくないものがまだある人がいる。

  新しい箱庭で、
  新しい幸せの形を探すことはできます。

  ですが、箱庭に行くことで
  この世界にあった大切なものを手放した人が
  それを簡単に割り切ることは、きっと難しい。

  ただでさえ、自分のものでさえない心に振り回され
  日々頭を悩ませているぐらいなのですから。


[ ね、と彼の瞳を覗いた。
 それこそあなたたちがそうですよね、と滲ませ。 ]
 
(107) 2022/12/18(Sun) 19:00:50

【人】 IX『隠者』 アリア




  全員が納得できる結論なんて、
  きっとはじめから存在しないんです。
  世界が滅んでも、滅ばなくても、
  それを喜べない人がどこかにいるでしょう。

  私は、そういうものだと思います。


  …… 勝手に現れて、勝手に押し付けて、
  勝手に人の幸せの形を決めつけて、
  まったく身勝手で理不尽で――

  個人的には、世界がどうとか関係なく
  その性根に腹が立ちます。
  あれが創造主ってなんなんですか?
  今からでも新しい宗教作りません?

  …… おや、口が滑りました。


[ 我ながらそれはそれはわざとらしかったかもしれない。 ]
 
(108) 2022/12/18(Sun) 19:01:41

【人】 IX『隠者』 アリア



  ともかく、そういう考え方もあります。

  世界がどうなるかは私達次第、けれど
  それは今のところ、あれカミサマにしか知り得ないこと。
  望んだ通りの結果が得られるとも限りませんが。

  クロにとって、
  納得の行く結論が見つかるといいですね。


[ ふふ、と微か表情を緩めた。
 今の私に言えるのは、きっとこのくらいだ *]
 
(109) 2022/12/18(Sun) 19:04:39
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。
(a30) 2022/12/18(Sun) 19:05:31

IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。
(a31) 2022/12/18(Sun) 19:08:08

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 回想:震える掌、揺れる心 ──

[ 向けられた笑顔に>>10
 洋館に来たばかりの時を思い出す。
 ヴェルトに叱られ彼の元に行って
 明らかに自分自身が原因であるのに、
 受け入れ笑ってくれた頃。
 
 年は一つしか違わないけれど
 時折、何歳も年上のように思えてくる。
 それほどまでに、貴方を信頼し、信用しているから。

 でも、普段話している時は
 冗談を交わし合う友人の関係で居ることが出来て。>>11
 
 館に来た時、既に君が居てくれて……良かった。]
 
(110) 2022/12/18(Sun) 19:11:51

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  ……わからない。

  でも、僕が初めて来た時のヴェルトさんは
  良く知るヴェルトさんだったと信じたい。
  僕が来る前から……シンくんが知る頃のヴェルトさんも
  きっと……そうだと信じたい。

  うん……そうだね。 


[ 男が洋館内で、弱みを見せることの出来る者は
 それほど多くない。

 自分自身の弱さを自覚していながら
 “聖職者ごっこ”で人の悩みを聞き、
 助言を与えているものだから
 「弱みを見せる訳にはいかない」と
 背伸びをし続けているのだから。

 その中でも彼は数少ない、
 弱みを見せられることの出来る者だった。

 だから、漏れてしまった問い>>2:273
 聡い彼の読み通り>>13、本心に近かった。]
 
(111) 2022/12/18(Sun) 19:12:22

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 「幸せになれないかもしれない」>>14
 「世界は滅びないかもしれない」>>16
 
  提示される二つの可能性を黙って聞く。]

 
  そうだよね……。
  このまま箱庭へ行ったとしても
  幸せになれるかは分からない。

  それに、神の云う幸せと、僕達の考える幸せは
  違う種類のものだと思えるんだ。

  人と神は違うから
  僕達の理解に及ばないことを、考えているかもしれない。  


[ 既に世界各地で崩壊の口火が切られており
 この後、現実を目にすることになるのだが>>2:274。]
 
(112) 2022/12/18(Sun) 19:12:44

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  ……神は、僕達が反対すれば
  壊すのは止めにすると云ったけど。
  既に壊し始めてから、今更何言ってるんだ……と思う。

  でも……今この時に滅びなくとも
  神はまた、同じ選択を突き突けるかもしれない。

  それが、僕達が生きている時代かはわからない。
  もしかしたら、何百年後も後の
  僕達の子孫の時代になるかもしれない。
  
  ただ、問題を先送りするだけでしか無いのかも、って。
  だから、言い分も分からなくはないな、って……。


[ 俯いたまま、表情を見せる事無く語る。
 添えられた手の震えが、再び大きくなり
 声は徐々に窄んでいく。

 “今は”世界は滅びなくとも
 未来に滅んでしまうのではないか、と。

 滅びに理解を示し、揺れている本音を隠さず告げた。
 
 告げることを出来たのも、弱みを見せることの出来る
 “兄さん”であり、“友”である君だから。
]    
 
(113) 2022/12/18(Sun) 19:13:41

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  ……え?   
  どうして僕が……?


[ カルクなら出来るかも>>17と言われ
 俯いたままの頭を上げ、彼をの顔を見た。

 最初は宗教の新たな教えを作るまで理解が及ばなかったが、
 宗教のことと言われ、漸く理解に至る。

 そして、自分は両親に愛され、守ろうとしてくれたこと。
 自分もまた両親を愛し、守る為に館に来た、と
 改めて彼に半生を語った。]
  

  この先、世界が存続したとしても、
  後世に憂いを残さない為にすること。
  それを為すために立ちはだかる壁は、
  きっと多いんだろうね。
  
  ………。
 
(114) 2022/12/18(Sun) 19:14:09

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ かつてこの魂は破壊を望んだ。
 結果、箱庭は破壊し現在へと至る。

 後世への先送りと言うならば
 今を生きるこの時代も、僕達もまた
 箱庭時代から先送りされたのではないか。

 ……少なくとも悩むならば。
 明日すぐ崩壊、はあまりにも性急過ぎるのではないか。]

 
(115) 2022/12/18(Sun) 19:14:25

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  ありがとう、シンくん。
  今この時、話が出来て良かったよ。
 
  シンくん、やっぱり僕達の兄さんなんだな……って。
     

[ 彼と話をしたことにより
 思考に新たな風が流れた気がした。

 そして漸く、微かであれ笑みを浮かべることが出来た。

 
 無理に作ったものでは無い
 きっと、君が見慣れたはずの笑みで


  ──本心からのもの。 
**]  
 
(116) 2022/12/18(Sun) 19:14:51
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a32) 2022/12/18(Sun) 19:20:18

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[>>23>>45一体誰が、手を貸してくれたか。
 先生を運び込んで少し落ち着いたなら、その協力者に今の思いを聞いたろう。

 世界の崩壊と箱庭の創造、どちらを選ぶのか。
 世界に守りたい人はいるか。
 どちらの結論に至ったほうが、意見がまとまりやすいか。

 もらえた答えがなんであっても、ユグはいったんすべてを受け止め、聞き入れるつもりでいた。
 それがあなたの答えなら、尊重したいと言いながら。
 そうして、今まで得た答えたちと照らし合わせながら、思い悩み。]
(117) 2022/12/18(Sun) 19:27:05

【人】 XII『吊された男』 ユグ



[少しずつ、ユグの中で考えは変わりつつあった。]


 
(118) 2022/12/18(Sun) 19:27:45

【人】 XII『吊された男』 ユグ

……先生。お目覚めになられたらアリアに診ていただけるように、話をつけておきますね。
少しの間、失礼します。

[眠る師の顔にそう告げて、そばを離れる。
 薬草園にいる、と思っていたから、思わぬ不在にやや走り回ることにはなったかもしれないが>>2:126
 それはまた、時として誰かの話を聞くきっかけになったかもしれない。]
(119) 2022/12/18(Sun) 19:28:00

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[そうして、静かに寝息だけが満ちる部屋にまた、戻り。
 先生の傍に椅子を引き腰掛けて、寝顔にゆっくりと、語りかける。]


……先生、僕は、もうわからないのです。

 
(120) 2022/12/18(Sun) 19:28:42

【人】 XII『吊された男』 ユグ

かみさま あのひとのおそばにあるために、かみさま あのひとの喜ぶ顔を見るために、いつか箱庭に行くのだと思っていたのです。
それは証持ち僕らの魂の望みなのだと思っていました。僕の中の大きな望みでもありました。

皆が穏やかに暮らせる環境を維持し続ければ、その日がやってきたとき、皆喜んで新たな箱庭に行けるのだと。
今朝『世界』がやってきたとき、僕は心底喜んで、すぐにも箱庭へ、と思い回答しました。


皆、そうなると思っていました。
(121) 2022/12/18(Sun) 19:29:14

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――でも、考えてみればおかしな話なんです。
僕らは前世の箱庭の子ではないから、同じ過ちを繰り返さず、先人に学んで、新しい暮らしを作れると言うくせに。
昔の約束を守って、証持ちなのだから箱庭に行くことが幸福だなんて。
それぞれ違う人だと言いながら。

そんなはずないのに、わからなかった。
僕には、それしかなかったから。

[ただ、いつか幸福な暮らしが待っているのだと信じて、それだけのために生きてきた。
 そこに自我などなく、守るべき地上の暮らしなどなく。
 『吊るされた男』忍耐・献身・節制の魂に刻まれたままに、滅私奉仕の精神だけで、ここにいる。]
(122) 2022/12/18(Sun) 19:30:53

【人】 XII『吊された男』 ユグ

先生。
僕は……あのひとの代わりであろうと思っていました。
ここにいる証持ちたちを愛し、慈しみ、ときに不和を解消し、整え、守り、救いになりたいと思っていました。
そうして、あのひとを待っていればいずれ――と。

きっと、そのために僕のことを避けているような人も、いたかもしれません。
ゼロなんかは、特に。きっと僕が『吊るされた男』でなかったとしても、僕らは仲を違えていました。

[それは、先程の会話でも強く実感した。
 そして、あの会話はある意味大きく、ユグの価値観を変えた。]
(123) 2022/12/18(Sun) 19:31:36

【人】 XII『吊された男』 ユグ

……でも、ねえ、先生。
僕は、あのひとの愛が届かないから、代わりに皆を愛しているのとは、違ったのです。

僕は――


[ゆっくりと、話しながら。
 知らぬ間に自分自身も疲れが溜まっていたのか、うつらうつらと船を漕ぎ。
 寝顔に語っていた告白は、いつしかもうひとつの寝息に消える。消えてしまう。]
(124) 2022/12/18(Sun) 19:32:08

【人】 XII『吊された男』 ユグ

先生。

僕は、この洋館にいる皆が、好きなのです。
その人がたとえ、僕を厭わしく思っていたとしても。

僕の知らない穏やかな世界をくれた皆が、ここの生活が、皆の声が、ときどき小さないざこざがあっても、それぞれ生きて、どこかで笑って。

そんな今の証持ちの皆が、好ましいのです。
(125) 2022/12/18(Sun) 19:33:15

【人】 XII『吊された男』 ユグ

もちろん、いざこざがない方がより素晴らしい、と思いますが。
そうあれるのならば、何よりいいとは思うのですが。

それは抑圧された仮初で、自由ではなく、よって幸福ではなく、疎ましくいずれ綻びるというのならば、もう。
あのひとの言う幸せをなぞらなくともよい、とすら思うのです。

きっとこれは、僕のはじめて得た自我なのでしょう。
(126) 2022/12/18(Sun) 19:34:19

【人】 XII『吊された男』 ユグ

けれど、もう、時間がないのです。

僕らの考えは、ひとつにはまとまらない。
まとめることは出来ないのなら。


僕の大切な証持ちみんなが、いちばん悲しまない答えは、何なのでしょうか――
(127) 2022/12/18(Sun) 19:35:02

【人】 XII『吊された男』 ユグ



[   陽の光   ]

 
(128) 2022/12/18(Sun) 19:35:30

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[寝台の縁、両腕を枕に眠っているユグを起こしたのは、あたたかな手のひらだった>>67
 ゆっくりと意識を浮上させて、はっと目を見開く。]

――! すみません、先生。
お目覚めですか。アリアに話をつけてあります、呼びに――

[早口でまくし立てかけて、まだ手のひらが髪を撫ぜているなら、飲み込む。]
(129) 2022/12/18(Sun) 19:36:26

【人】 XII『吊された男』 ユグ

いえ、時間は、よいのです。
考える時間は、たくさん得られました。

先生こそ、お加減は大丈夫ですか。

[刻限の日に。
 なってしまった。答えを出さないといけない。
 今頃世界は、もっと滅びに近づいているのかもしれない。
 時間のなさにやや表情を曇らせるも、ゆるく振り払い。]
(130) 2022/12/18(Sun) 19:37:14

【人】 XII『吊された男』 ユグ

……はい。先生のお話も、聞かせて下さい。
献立の話でも、構いませんが。

よろしければ、今のお気持ちを聞けたら、もっと。

[いろいろな人の話を聞きもしたけれど、まだ足りているとは言いづらく。
 何よりも皆の顔を見たいと思っていたのもあり。
 先生が謝罪の旅、ないしその他証持ちと話をしたり茶を傾けたりと時間を過ごそうとするならば、まるでいつかの痩せこけた子がずっとそうしていた日のように、ぴったりと傍を離れずに、ついて回ろうとするだろう**]
(131) 2022/12/18(Sun) 19:37:29
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a33) 2022/12/18(Sun) 19:43:45

XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a34) 2022/12/18(Sun) 19:44:11

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── 神が現れた日:ベルの部屋の前で ──


[箱庭には行かない>>94
 彼女の言葉が聞こえる。

 それにどこか安堵した。

 静かにそのまま話を聞いて、
 世界と一緒に消えたい、と聞いた時、
 ……緩く口元に笑みが浮かぶ。]
 
(132) 2022/12/18(Sun) 20:01:13

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 いいよ。

 完璧じゃなくても、嘘だらけでも。
 俺だって君に隠し事なんていっぱいあるしね。
 ……教えてって頼まれたら言うけどさ。

 見せなかったのは俺で、
 なにも言わないまま過ごしたのも俺で。
 疑ったときにきちんと話して、
 君の憂いを晴らす事をしなかったのも俺だ。

 俺は、君が…『悪魔』に囚われてくれているのが嬉しくて、何も言わなかった。

 だから別に、俺は傷付いてなんて、

[ないよ、と笑って言おうとして>>95
 なぜかそのまま言葉に詰まった。]
(133) 2022/12/18(Sun) 20:02:05

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[傷付いてたんだろうか。
 彼女に手を離されたら俺には何も残らないから。
 でも断られる覚悟なんて、してたはずだ。

 こんな日が来るとは思ってなかったけど、
 来てもおかしくないとはずっと思っていた。

 その時に、君に捨てられたらという自問自答の答えはいつだってひとつだった。
 それが今朝、現実となって、…]

 ………

[ふ、と小さく笑った。]
 
(134) 2022/12/18(Sun) 20:02:35

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 クロに。
 喧嘩したなら早く謝れって言われた。
 ベルが悪かったらなるべく早く許してあげてってさ。

[ユグにもベルについて言われたがそれは黙っている。意気消沈なんてしてなかったし。……してたんだろうか?そう見えたなら。少し不覚だけど。]

 ………もし 俺が傷付いてたとしても
 もう、許してる。
 
(135) 2022/12/18(Sun) 20:03:39

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 それに、甘えてるのは俺の方だ。
 君がいればいいといって、
 選択は全て君に任せっぱなしだ。

[普段の生活でも、世界への選択についても。
 君たちがいいなら俺はそれがいい。そればかりで。
 それは君に重責を課しているのも同様だ。]

 だから、
 ごめんな、クリスタベル、ベル。
 
(136) 2022/12/18(Sun) 20:04:05

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 改めて君に言いたい。

 傍に居て、名前を呼んでほしい。
 誕生日を祝ってほしい。

 あの日は俺たちの運命だった。

[証持ちでなかったら、なんて。
 証持ちだからこそあるお互いの人生だから
 その予測は難しい。 でもそれでも。

 『恋人』のことを愛していたが
 欲があるような恋愛感情ではなかった。
 それは言い切れる。

 だから彼/彼女との間で『彼女』を感じ、
 彼女だけに持つ感情がある事も、
 また同様に言い切れてしまう。

 さすがにそれは、まだ口には出さないけれど。]
(137) 2022/12/18(Sun) 20:04:55

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 君が好きだよ、ベル。
 箱庭に行かないのなら、
 俺と死ぬまで共に在ってほしい。
 
(138) 2022/12/18(Sun) 20:05:19

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[選択の時間は迫る。
 彼女の選択は聞いた。

 だから、]

 答えは、明日でいいよ。
 まあお互い箱庭に行かないのなら
 その後でもいいけどね。

[そう小さく笑って、
 もう一度コン、と扉をノックする。

 返事次第ではあるけれど、
 そろそろ自室へ戻るつもりで。*]


 おやすみ、ベル。
 
(139) 2022/12/18(Sun) 20:05:51
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。
(a35) 2022/12/18(Sun) 20:12:29

【人】 ][『月』 エーリク

―― 夜 ――

[ あれから少し眠った。
 こんなときに、と咎められるかも知れないが
 久方ぶりに必要、ではなく、眠りたいと思った故に。

 目が覚めれば時刻は食事時を少し過ぎた頃。
 呼び出しの声もかからなかったのは、それほど
 よく寝ていたせいか、そんなことをかまっている場合では
 ないせいか。

 くぅ、と小さく腹が鳴る。
 こんなときに、と自身に呆れるような気持ち半分に
 立ち上がった。

 ――こんなときでなければ、日常にある些細な
 欲求すら沸き起こっていないのが不思議なところだが
 なにぶん、丈夫につくられているものだから。 ]
(140) 2022/12/18(Sun) 20:31:23

【人】 ][『月』 エーリク

[ 食堂には誰かいただろうか。
 料理の腕に覚えはないので、
 誰も居らず食事の用意もされていなければ
 最悪、白粥をかきこむ羽目になるがどうだっただろう。
 それもなければ、諦めよう。どうせこの程度では
 死なないし、明日はどうなるかしれないし。

 ――…常ならば、誰か一人くらいはここにいて
 とりとめもない話をすることも、あったのだろうか。

 賑やかな談笑に混ざり込むことはなくとも、
 そっと、ここに居させて、と頼むこともあったかもしれない。

 腹の中でどう思われているか知らないし、
 興味もないが、それでも表向き、皆親切に
 してくれていただろう。

 答える術を知らずとも、同じように接することで
 返せていればよかったのだけど。 ]
(141) 2022/12/18(Sun) 20:32:04

【人】 ][『月』 エーリク

[ 食事か、空腹を満たす行為かどちらかを
 済ませると散歩とばかりに、館内を歩き出す。

 誰か曰く、もしくはニュース等で知ったか
 もうすでに崩壊は始まっているらしい。

 よもや、こんなことになろうとは。
 誰も考えていなかったに違いない。

 僕らはただ、証を持ってうまれただけの
 人間なのだから。

 崩壊する世界を、どこか他人事のように
 思ってしまったところで、仕方ない。

 父母からの連絡など入っていれば
 また違ったのかもしれないが。

 入ったところで、今更僕になにをどうしろと
 そんな風に低い位置から、考えていただろうな。 ]
(142) 2022/12/18(Sun) 20:32:18

【人】 ][『月』 エーリク

[ 彼はどう選択するだろう。
 彼女はどう選ぶだろう。

 ぼんやりと考えながら
 片足を立てて、窓べりに座った。

 無意識に伸ばした手は、
 右足のくるぶしのあたり。

 半月に成り損ねたような
 三日月と半月の間のような形のそれが

 己の持つ、証。

 いつだってブーツの中に隠していたもの。
 脱ぐのに面倒なブーツを選び取り、
 抜け出した際に、寄っていかないかと
 誘われたときはいつも靴を脱ぐのが面倒だからと
 断ってきた。 ]
(143) 2022/12/18(Sun) 20:32:39

【人】 ][『月』 エーリク

[ スポットライト、歓声、用意された台詞。
 振り上げられた拳、羽交い締めにされ
 晒された痣、悲鳴、罵声、聞き取れぬ怨嗟の声。

 今もありありと、浮かんでくる情景。

 背を押して欲しい。
 こうしろと命じて欲しい。

 そのほうがよほど楽だ。

 崩壊なんてものに、自分の意思を求めないで欲しい。
 考えても、考えても、答えなんて出やしない。
 無責任に放り出してしまいたい。

 
今すぐここで、消えてしまいたい。


 思いは煮詰まり涙となって、
 浮かべば浮かんだだけ体の外へ行ってしまう。

 まるで裸足でここまで来たとばかりに
 ブーツを脱ぎ捨て、あてもなく、
 館内を、徘徊しはじめた。
 無駄に丈夫な足腰は悲鳴をあげることはない。
 もしかしたら、空が白んでくるまで、
 そうしているかもしれない。* ]
(144) 2022/12/18(Sun) 20:33:19

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―薬草園:シトラと―

[シトラに勧められた椅子に腰かけながら、ぽつぽつと話して。>>103

ありがとうございます、とシトラが言ってくれたので、安心……泣きそうになっているような気もするが。それでも、歩み寄れた気がして。>>104

ん……

[彼女の幸せについて、シトラがゆっくりと語ってくれる。たとえ幸福とは限らなくても、この世界に幸せがあるのだと。

そして、一方的に他の人間の未来を終わらせていいとは思えない、と話は続く。それは、クロが一度は気にしたものの、切り捨てて考えないようにしてしまった事柄だ。>>105

改めて出されて、正面から向き合うと揺らぎそうになる。]
(145) 2022/12/18(Sun) 20:39:47

【人】 ]『運命の輪』 クロ

……僕はね、今が幸せだよ。
ここでの生活が、今が、一番。
優しくて温かくて……

[そこでいったん言葉を切って。>>106

皆がいるなら箱庭でも、どちらでもいい。
だから、どちらか、じゃなくて、皆が幸せになれそうな方がいいかな。

[シトラとは優先順位が違って。]

でも、そうだなあ……
どちらの選択が幸せになれるかなんて、わからないけど……でも。

[そう言いかけた所で、アリアがやってきて。>>52
一度、話を中断したのだった。*]
(146) 2022/12/18(Sun) 20:41:32
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a36) 2022/12/18(Sun) 20:44:28

【人】 ][『月』 エーリク

―― 回想・玄関ホールにて ――

[ 言葉はないまま、僕が頷き、
 彼女もまた二度頷いた。

 察しの良い方で、たすかる
 ――思った矢先、ヒナギクが彼女の視界を
 横切り、僕とヒナギクを交互に見て、

 あとでいく>>2:398、とチェレスタは言った。
 ついてこられても多少緊張しただろうが
 行くと宣言されるのもまた、緊張するものだ。
 
 すっぽかされたらそちらのほうが
 自分的にはホッとするような気がしたが
 おそらく、そんな事は起きやしないだろうな。
 
 わかった、と頷いて、先に自室へ向かうとする。* ]
(147) 2022/12/18(Sun) 20:46:32

【人】 IX『隠者』 アリア


 
―― カミサマが現れた日、訪問者


[ それはいつのことだったか。
 
他にはいないだろうという思いはありながらも、

 シトラときちんと話をした後でも、なんだかんだ
 その日の私は薬草園にいるようにしていたけれど。
 すれ違いといくらかの回り道を経て辿り着いたユグに>>119
 迎えた薬師もどきは、少し驚いた顔をしたと思う。 ]


  何かご用ですか?

  … タナトスが?


[ そう、自分があの場を去ってしまったせいで
 日頃なら放っておかないだろうあれもこれも>>1:412>>43
 私は見ていないものだから……
 今は眠っていると言われれば、微か安堵の色を見せ ]
 
(148) 2022/12/18(Sun) 21:37:09

【人】 IX『隠者』 アリア



  わかりました。

  特に彼の場合は、身体は無事でも…と
  注意しておくにこしたこともありませんしね。

  念のため、というのは大切です。
  目を覚ました頃にまた呼んでいただけますか。


[ そう口約束をしようとした。けれど一夜明ければ
 もしかしたら実際はそうはならなかったかもしれない。
 連絡がなければ大丈夫なのだと判断するだろう ]
 
(149) 2022/12/18(Sun) 21:37:23

【人】 IX『隠者』 アリア



  … 私の考え、ですか?

  私自身に強い希望はありません。
  ですが、私達の中にそれを尊重するものがある限り、
  身勝手にそれを叩き壊すべきではないとは思います。

  ですから、どちらか選べというのなら――


  世界は滅びずこのまま在る方が良い。

  そういうことに、なりますね。


[ 考えを問われるなら、そう答えた。>>117 *]
 
(150) 2022/12/18(Sun) 21:37:50
IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。
(a37) 2022/12/18(Sun) 21:39:29

【人】 ]]『審判』 チェレスタ

―― 『月』の自室にて ――


[扉を2回ノックして、相手の応対を待つ。
案外ためらいなくそれをできた]

  ……来たよ。
  あー、なんかごめんなさいね? はっきり言っちゃって。
  あの状況でジェスチャーを続けられそうになくって。

[よく考えたら自分が彼の立場でも、>>147
ああして「後で行く」と言われたら流石に緊張する。反省]
 
(151) 2022/12/18(Sun) 21:47:13

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


  椅子とかそういうのはお構いなく。

[実際チェレスタは立ちっぱなしで相対しても構わないというつもりであった。
お茶会のごとく飲み物やお菓子が供されるのも想定していなかった。
彼が室内のコーヒーマシンに手を伸ばしたのだって自分用を淹れるつもりだろう、きっとそうだ。

  とりあえずマシン稼働中の香りだけは、
  否が応にも味わった。

そういえばこの部屋、チェレスタの部屋と比べればずいぶんと物が少ない。>>2:349
チェレスタの自室が楽器だらけとも言う。

羊のぬいぐるみが視界に入れば、数少ない共通点を見つけたような気分になる。>>0:529>>0:530
チェレスタの部屋のそれより数がひとつ多い。
別に何かに負けたわけではなく、洋館に住み始めた時期の問題だろう]
 
(152) 2022/12/18(Sun) 21:48:48

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[ちなみに。
毎年同じものプレゼントされることについては肯定的だし、
「ゆくゆくは羊の合唱団を作りたいな」
と言って、羊の作り手ことクロには来年も同じものを――とねだりもした。

独唱が二重唱になる時。
それがいずれ来ると、当たり前のように思っていた]
 
(153) 2022/12/18(Sun) 21:49:40

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



  ……どうでもいい。
  ふうん。


[どうして「どうでもいい」>>2:350のか、理由は訊かない。
時間がないのは分かってるし、チェレスタが知りたいのは、
あくまで、彼がどうするつもりなのか。……未来の話だ。

「悲しみの少ない方に」。>>2:352
シトラが言っていた言葉を心の中で繰り返す。
「わたしたち」なのか「世界全体」なのか、チェレスタには確証が持てないが、
いずれにせよシトラが決めたことだ。
「わたしも歌いたい」といったあの時のように、
それは勇気を振り絞った末の言葉だったんじゃないだろうか。

  今、どちらの方がいいのか決めあぐねているのは、
  どうしてだろう。
  勇気が足りないのか、それとも他の事柄が妨げているのか]
 
(154) 2022/12/18(Sun) 21:50:58

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



  その言葉、とてもいいね。


[ぽん、と呟く。
その頃にはもうコーヒーマシンは動きを止めていて。
やがて二人分のカップが順に黒い液体を受け止め始めると静かに目を丸くした。
ちゃんとこちらの分も用意してくれてるってことと、
どうやら彼はこの機械の扱いに慣れている、そんな手つきをしていることの両方に。
まるでカフェの店員さんみたい。
どことなく既視感、あるようなないような……? >>2:353

気付けばまじまじと眺めていた。
向こうに気付かれたなら「コーヒーが美味しそうで……」と誤魔化しただろう。
観念したかのような「砂糖はひとつで」というオーダー付きで]
 
(155) 2022/12/18(Sun) 21:52:58

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[やがてカップがチェレスタの手に渡ったなら、
コクのある香りを楽しむだけにして、口を開く]

  ……それで? どちらの方が悲しみが少ないか?
  わかるわけないでしょう。
  私たちの悲しみは人それぞれだし大きさは測れない。
  どっちの方が多いかっていう、そういう問題じゃなくてね。

  ……でも、自分の中の悲しみを無にする方法ならあるよ。
  それも簡単に。
 
(156) 2022/12/18(Sun) 21:53:45

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


  ……死ぬことだよ。
  そうして今は世界と一緒に死ぬことも、
  貴方だけの答えとして選べる。

[「ね、簡単でしょう?」と言いたげな口ぶりだが、
目はあんまり笑っていない]

  まあ、私は反対するけどね。
  世界がどうのこうのじゃなくて、
  貴方がいなくなれば悲しむ人は“ここにいる”から。

  ……それに、もう、死ぬだの殺すだの、
  そんなのはまっぴらごめんだよ。
 
(157) 2022/12/18(Sun) 21:54:09

【人】 ]]『審判』 チェレスタ

[しばしの沈黙を挟み、]

  ちなみにね。
  私にとっての悲しみは、歌が歌えないことだから。
  世界がどうなろうと歌が取り上げられなければ、
  ……大丈夫かな。

  お世話になった人たちが大丈夫なら……もっといいけど。
  ……世界、もう壊れ始めちゃってるって。
  中継機に映ってたのをヒナギクが見たって。

[それを伝えるよう頼まれてたことも勿論忘れてはいない]

  その人たちが世界と一緒に死ぬ前に、
  新しい世界に連れていけるか、
  カミサマってやつに訊いてみるけど。
  断られたり、あと、証持ちの誰かに反対されたりしたら、

  ……その時はあの人たちの傍にいるよ、最期まで。
 
(158) 2022/12/18(Sun) 22:00:20

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



  つまり、………ええと。


[ここでついに言葉が喉に引っかかるような感覚を得た。
一気にカップを傾ける。喉を通ってしまえば甘いも苦いもあんまり変わらない。
そのうえで苦いと分かっている言葉を口にする]


  貴方……ああ、いや、君が。
  世界を滅ぼすことを望めば、
  私を消すことができるようになるかもしれないよ。
  自分の手を汚さずに。

  滅ばなければ現状維持なんだから、
  きっとそっちの方がいいでしょ?
 
(159) 2022/12/18(Sun) 22:01:14

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



  私がいなくなれば君はもう悲しまない。
  そうでしょ?

  だから……考える価値だけはあると思うよ。

 
(160) 2022/12/18(Sun) 22:03:45

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[チェレスタは『審判』ではない。
だけれども、ただ在るだけというのをどこか気に食わなく思う感情は、
もはやどろどろのぐちゃぐちゃで境目が分からない。
だから、だろうか。こんな無茶苦茶なことを言って、
彼に何かを選ばせようと目論んでしまったのは。


……手の中で飲まれなかったコーヒーが冷めていく。
彼の気づかいを無碍にするようなことを言ってしまって申し訳ない感じ、とともに、
さっきまで浮かべていた、
心の底から浮かんでいるかのような晴れやかな笑み
>>160が、
急速に消え去っていく。
だってこんな無茶苦茶なことは最善ではない。
チェレスタの中には諦めが根を張っているから、こんなことも言えてしまったけれど]
 
(161) 2022/12/18(Sun) 22:08:23

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

―― 回想/せんせい ――

[せんせいは優しい人だった。
 隣り合わせて本を読んでくれて、
 私の読みにくい字を上手だと褒めてくれた。>>2:300

 文字を書くにあたって、
 最初に教わったのは『箱庭』の人たちの古き『役目』と、
 それから、今の洋館に住む仲間たちの名前。

 世界にずっと受け継がれている物語は、
 小さな私ですら聞いたことがある童謡にもなっている。
 
 せんせいは『正義』らしい。

 どんな意味?とか、どんな人?とか、
 せんせいを困らせる質問もしたかもしれない。

 でも、最終的には。
 『なんだかかっこいい!』と解らないながらも、
 説明を聞いて満足気にしたかもしれない。]
 
(162) 2022/12/18(Sun) 22:15:55

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[せんせいの生まれた場所を聞いて。
 人には『ふるさと』があることを知った。

 ならば、私のふるさとは南東の街になるのだろう。

 せんせいが話す場所は、
 チェレスタからも聞いたことがない海の上の街。
 私の生まれた場所とは、何もかもが違って、
 どれもこれも未知のもののように思えた。

 教わった文字すら違う形をしていて、
 文字にも言語があるのだと、その時に覚えた。

 せんせいが見せてくれる挿絵と照らし合わせて、
 一つ一つを吸収していく。

 教わったばかりの文字を、先生がくれたノートに
 書き出しながら、先生に尋ねる。]


  
『せんせいは、ふるさとが好き?』



[聞いてみたのは、いつか私も。
 せんせいから教わった場所を
 この目で見てみたくなったから。]

 
(163) 2022/12/18(Sun) 22:16:49

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[ぬくもりを想起する。
それはヒナギクがくれたものだ。>>82

このままどうにかある種の欺瞞を果たそうという思いが、
ぬくもりに溶かされそうになっていく。
さっき言ってたじゃないか。「あなたから湧き出たものを、信じて」って。

ならば、そうしよう。そうしてみたい。
だからどうか見守っていてほしい]


  ………… 嫌だよ、ホントは。
  こんな風にいなくなるのは。
  でも、……いいよ、君が望むなら。



[言ってから、顔を隠すように俯いてしまう。
これがこの時点での精一杯だった*]
  
(164) 2022/12/18(Sun) 22:17:48

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[枕に残った赤い染みの話は、
 せんせい本人には出来なかった。>>2:305

 朝一番にノートと筆記具を抱えて、
 眠った先生のベッドに飛び込んだ時に見えた赤。
 
 見ちゃいけないものを見てしまった気がして。
 その場では、気づいていないふりをした。]
 
(165) 2022/12/18(Sun) 22:18:36

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[その代わりに。

 勉強会の後にこっそりと。
 いつも証持ちで賑わうお店に立ち寄って。

 その時、既に成人を迎えていたフォルスの、
 袖を引っ張る少女の姿があったかもしれない。]



  
せんせい正義は、いたいのがまんしてる』




[どこの怪我とも知れない。
 見間違いかもしれない、小さな子供の言葉を。

 『力』はどう受け取っただろうか。*]

 
(166) 2022/12/18(Sun) 22:19:59
XIX『太陽』 ヒナギクは、メモを貼った。
(a38) 2022/12/18(Sun) 22:27:14

]]『審判』 チェレスタは、メモを貼った。
(a39) 2022/12/18(Sun) 22:29:07

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ いくらかの会話がひと段落した頃
 不意にクロさんが、何か見つけたような声を上げた。>>85

 その視線の先を釣られて追えば、
 探していたひとが、そこに立っていた。>>52]


  アリアちゃん……っ
  おかえり、なさい……!

  うん、わたしも
  お話できた……と、思う

  今、お話できて、……良かった。


[ どこかほっとした様子のクロさんの返事を聴いて、
 一拍遅れてわたしも胸を撫で下ろす。

 元々、アリアちゃんの考えが聴きたくて探していた。
 クロさんのリクエストにこくこくと頷き
 その回答に、固唾を飲んで耳を傾けた。 ]
 
(167) 2022/12/18(Sun) 22:29:19

【人】 XIV『節制』 シトラ



  わたしと、同じ……


[ わたしが何を選ぼうとしたか、
 わたしはまだ、
 明確には彼女に伝えていないはずだ。

 伝える前から答えの予想がある程度ついているのか、
 どんな答えでも、合わせようとしてくれているのか ]


  …………、


[ 凛と涼やかな声で紡がれるアリアちゃんの意見は>>53
 意志を固めようとしてなお、覚束ない
 わたしの心を支えてくれる。

 二人の会話を時折頷きつつ脇で聴きながら、
 ひとつ、ふと思うことがあった。]
 
(168) 2022/12/18(Sun) 22:29:32

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ わたしがクロさんを避けてしまっていたのも
 後ろめたさに打ちひしがれそうになっていたのも
 この魂に刻み込まれた誰かの心が引き起こしていたのなら、

  アリアちゃんは?


    アリアちゃんがわたしの傍に
    いつも居ようとしてくれるのは、
    いつも居ようとしてくれたのも、

     『隠者』の心が引き起こしているのだとしたら?

  
  その声が自分のものじゃないって気付いたとき
  それでも、わたしの傍に居てくれる──? ]

 
(169) 2022/12/18(Sun) 22:29:53

【人】 XIV『節制』 シトラ



  ……わたしも、
  そういうものだと……、思う
  世界が滅んでも、滅ばなくても
  誰かは、ぜったいに、悲しむことになる。


[ 聡明な彼女の言葉には一言一句過不足がない。
 須らく追従になってしまう意見を口にして ]

  
  だから、
  少しでも悲しむひとの少ない方を、選びたいの。

  ……そう、思ったんだけれど


  世界は滅ぶ方が望ましい、って
  思ってるひとも、きっと、少なからず居て……

  ……わたしが、
  世界は……滅んでほしくない、って 思うから
  そちらの方が、悲しむひとは
  少ないように思える、だけ……かも、しれなくて……


[ 出来得る限り中立な立場で在りたいと
 そう願う心がわたしの中の天秤を惑わせる。]
 
(170) 2022/12/18(Sun) 22:30:03

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ ただ、]


  新しい宗教?
  ──ふふ

  それも……良いかも、しれないね。
  アリアちゃんが教祖様なら
  わたし、喜んで伝道師になるよ。


[ 神様に真っ向から勝負を仕掛けるような
 威勢のいい発言をするアリアちゃんは
 誰に囚われるでもない、彼女本人の声のように思えて

 わたしは少しだけ、安心できたんだ ]*
 
(171) 2022/12/18(Sun) 22:30:43

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―薬草園―

[アリアの話は、簡潔で、例えも混じって分かりやすい。確かに、自分たちでさえ自分のものではない感情に振り回されている。>>107

全員が納得できる結論はないというのも、一部の人とはいえ色んな話を聞いてきたからわかる。>>108

気に入らない、と淡々と神に対して文句を言っている様子は、何だか可笑しくて少しだけ笑った。]

……うん、おかげで、結論出たと思う。
(172) 2022/12/18(Sun) 22:39:34
2022/12/18(Sun) 22:41:59

【人】 ]『運命の輪』 クロ

どちらの選択がより皆の幸せになるかはわからない、けど。

でも、世界が崩壊すると確実に不幸になる、なりそうって人は話した感じ、何人かいたよ。それは、僕としては、見過ごせないのさー。

それなら、今のままの方がいいかな。今が苦しい人もいるかもだけど……それが、箱庭で解消されるかもわかんないしさ。

[それは、シトラに先程言いかけたことの続きでもあった。>>146*]

他にも色々あるけど、決めた!
お話ありがとう、シトラさん、アリアさん。
(173) 2022/12/18(Sun) 22:44:13

【人】 XIV『節制』 シトラ

── 少し前・クロさんと


[ 質問に対する彼の答えを聴いて
 心の底から安堵するのは、確かにわたしシトラの心。
 わたしたちの心は、もしかして
 『節制』と『運命の輪』ほどは
 離れてはいないんじゃないだろうか。
 そう思ったのは、束の間のことだった。

 皆がいるならどちらでもいい、と彼は言う。>>146
 願う幸せは同じはずなのに、違う。

 もっと、根本的な部分が。]
 

  ……わたしも、今が、幸せです
  この洋館でのあたたかい暮らしは
  それまでのわたしには……なかったもの、だから

  お話しあったこと、教わったこと、学んだこと
  囲んだ食卓、お祝い、お茶会、合唱団……
  一緒に過ごさせてもらった時間、すべてが
  かけがえのない、大切な……想い出です

  できるならわたしも、
  みんなと……これからも、みんなと、一緒にいたい

  その気持ちは、きっと同じ……です、よね。

 
(174) 2022/12/18(Sun) 23:06:14

【人】 XIV『節制』 シトラ



  ……でも、

  みんなそれぞれにきっと 譲れないものが、あって
  みんなそれぞれにきっと 大切なものも、ある

  崩壊を悲しむひとも、面白がるひとも
  望むひとも、諦めてしまうひとも、きっといて

  もし、世界が滅ぼされず済んだとして
  神様の希望に背いたひとが
  箱庭に歓迎されるとは……わたしは、思えなくて
  
  もし、世界が滅ぶと、すれば
  ……この世界に大切なもののある、ひとたちは
  箱庭で幸せには、なれない……そう、思います。


[ どちらを選ぼうと、『みんなで』は難しい。
 歩み寄って譲歩し合わない限りは。
 わたしの思考はどうしてもそこに行きついてしまう。]


  じゃあ……クロさんは、


[ そのお話は、探し人が戻ってきたことで一時中断になった。]
 
(175) 2022/12/18(Sun) 23:06:32

【人】 XI『正義』 マドカ

―― 売店 ――

[君のありがたい一言を聞いて僕は、
 すぅ、と目を細めた。]


     ありがたく、ないね、


[そう呟けば、君は末吉末吉、なんて、
 へらへら笑う。>>48

 僕の表情はますます胡乱気に。

 何だ結局、君が言いたいことを言うだけじゃないか。
 まぁ、末吉という結果
今は悪くても好転していく
を見てから
 内容を言った自分も自分だ。
 そもそも占いというのは、
 そういうものなのかもしれない。
 そう思ったら、なんだか少し、笑えて来た。]


     僕の望むもの……か。
     なんだと思う?


[問い返してはみるものの、
 僕自身、何を望んでいるのか分からなかった。]
(176) 2022/12/18(Sun) 23:06:46

【人】 XI『正義』 マドカ

[僕の問いへ、君が答える。>>50

 うっすらと、予想していた答えだった。]


     ……そう。


[君はきっと、
 『この世界と心中したい』わけじゃないんだろう。

 きっと君は、
 『箱庭になんか行きたくない』んだろう。

 そう思いはするものの、確信は持てない。
 確認しようとも、思えなかった。

 つらつらと、そんなことを考える内、
 君が投げてきた問いに、ひとつ、瞬いた。>>51
(177) 2022/12/18(Sun) 23:07:00

【人】 XIV『節制』 シトラ


  
  …………ただ
  最終的に決めるのは 神様、ですし

  クロさんの幸せを……願う、気持ちは
  今も、変わっていません。



[ アリアちゃんを出迎えつつ小さく呟いた一言が
 彼に届いたかどうかは、わからない。]*
 
(178) 2022/12/18(Sun) 23:07:19

【人】 XI『正義』 マドカ

[僕は、へらりとした笑みを見せた。]


    例えばさ。
    誰かがひとつ傷を負うなら、
    他の皆も同じだけの傷を負うべき・・だ。

    誰かがひとつ幸せになるならば、
    同じだけの不幸を負うべき・・だ。

    どうあっても平等でないなら、
    そもそも同じ土俵にないんだ。

    
『人間』は、『証持ち』と同等にはなり得ない。

    
だって、『人間』は『証持ち』を自ら弾き出した!


 
(179) 2022/12/18(Sun) 23:07:52

【人】 XI『正義』 マドカ

[無意識に、袖をまくり上げるようにして
 指先が自身の手首から肘へと素肌をなぞり、
 腕を引っかく。
 爪の先が、皮膚の表面を削り取る。
 露になった腕の皮膚には、
 かさぶたになった無数の傷跡、
痕、
あと
(180) 2022/12/18(Sun) 23:08:50

【人】 XI『正義』 マドカ

 

    『証持ち』を迫害しなかった『人間』が死んで、
    迫害した『人間』はのうのうと生きていて?

         あの子を虐めた奴らはその後、
         何の咎も受けていない。

     『証持ち』になら石を投げても良い?
     ならば彼らも『証持ち』から石を投げられるべきだ。
     それが『平等』ってもんだろう、
 


   違うそれなら目指すべきは誰もが平等に傷つかない世界だ
   誰も傷つかなければ、皆が平等に幸福に

           そんなものが存在するはずがないだろう
           そもそも神でもないのに人を裁けるはずがない


         平等?平等なんて、そんなもの、

            人が生きている限り、決して成し得るはずg……


 
(181) 2022/12/18(Sun) 23:09:24

【人】 XI『正義』 マドカ

[ぱちり。
 ひとつ、瞬く。

 指先が、す、と袖を戻す。
 傷が布の下に隠れてしまう。
 ……見えなければ、無いものと同じ。

 いつの間にか落としていた視線が上がり、
 君の眼差しと出会う。

 僕は、ゆると首をかしげる。]


     えぇと、何だっけ。
     平等についてだっけ。
     文字通りだよ。


[ごくごく自然な面持ちで、淡々と述べる。
 貼り付けた笑みは、いつもの通り。]


     平等って言うのは、偏りがないことだ。
     どちらか一方に傾かないこと。
     そんなに難しいことかなぁ?


[これはもしかしたら、
 僕が君に向けた初めての笑顔・・だったのかもしれない。*]
(182) 2022/12/18(Sun) 23:09:46

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 黙想 ──



[ 言葉の一つ一つを、そっと息を詰めて受け取る。

 クロに叱られたらしいことに目を丸くしつつ、
 傷付いていたとしても許してる、>>135
 と言われれば今すぐにでも夜色の髪を撫でて何度でも
 謝りたいのに少しも動けなかった。 ]
 
(183) 2022/12/18(Sun) 23:11:37

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 甘えている、というのも違うと思った。 >>136

 自分の選択を委ねることは、
 存在をかけて相手の選択を受け入れることで。
 ……少なくとも重責だなんて感じていない。

 預けてくれることは、嬉しかった。……とても。
 独占欲みたいで、少し後ろめたくもあったけれど。
 だからどちらにも謝る必要なんてなくて。 ]
 
(184) 2022/12/18(Sun) 23:11:45

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ クリスタベルのものだったその全てを、
 ベルにと許し望んでくれる。 >>137

 私との運命だったのだと肯定してくれる。
 あの日の思い出が確かに私のものでもあったのだと。

 たとえ他人や神様とやらが認めてくれなくても、
 彼が認めてくれるならそれだけで充分だった。 ]
 
(185) 2022/12/18(Sun) 23:11:53

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 好きだと言われたら、
 自分の想いと同じでなかったとしても幸せだった ]
 
(186) 2022/12/18(Sun) 23:11:59

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 彼はいつだって、
 私にとって心地よい距離を探してくれていた。
 答えを待ってくれる優しさも彼らしいもので。

 そんな彼のノック一回の音に、
 私はノック二回だけで答える。

 ……聡い彼なら全て察しているのかもしれないけれど、
 これだけを返すのが精一杯だった。 ]
 
(187) 2022/12/18(Sun) 23:12:04

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ そしておやすみと言い置いた足音が聞こえなくなれば、
 くぐもった嗚咽がひとつ。 ]


 
………っく うっ… ーーーっ



[ 彼の全てを愛してる。
 たとえ明日死んだって構わないほどに。

 でも彼は共に在ることを望んでくれたから、
 私は健やかなる時も病める時もそれに応えたい。

 いつか、私が貰ったほんの一欠片でも、
 彼が好きになれる世界をあげたい。
 この世界で明日を生きることを、未来を望みたい。 * ]
 
(188) 2022/12/18(Sun) 23:12:12
XI『正義』 マドカは、メモを貼った。
(a40) 2022/12/18(Sun) 23:12:25

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 現在:医務室 ──

[ 外の騒ぎが嘘のような静寂の医務室で
 ヒナギクの声が響き渡る。
 
 政府の広告塔である彼女は、常に明るい笑顔で
 ファンのみならず、大衆を明るく照らしていたのだろう。
 文字通り『太陽』のように。

 しかし、その明るさも今では翳りが見えている。>>76
 今の彼女はアイドルでは無い、ただの一人の少女だから。

 ──皆が、生きる為、先の未来の為、必死だった。]


  そうだね。南地域の教会で生まれ育ったんだ。
  割と大きい方だから、名前くらいは知っているかもね。

 
[ 故郷の話が出れば、微かに笑みを浮かべ
 同時に、残したままの両親の姿を思い出す。

 先程中継機越しに見えた画像。
 故郷も、実家の教会も壊滅してしまったのだろうか。

 既に捨てたはずの家、家族の姿が脳を過る。]
 
(189) 2022/12/18(Sun) 23:13:35

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
 
[ ──捨てることなんて出来ない。

   本当に捨てられていたならば
   今この瞬間も、心配する筈が無い。]

 
(190) 2022/12/18(Sun) 23:13:59
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a41) 2022/12/18(Sun) 23:14:03

【人】 ][『月』 エーリク

―― 自室にて ――

 どうぞ、……

[ 扉を叩く音、誰であるかなど火を見るより明らか
 なのだから、緊張した様子のままぎこちなく
 部屋へと彼女を招いた。

 開口一番、告げられた謝罪>>151には
 ゆるやかに首を振った。
 
 上手にできないのはお互い様なのだ。

 ただ、話があるよ、時間を取って
 そんな他愛のない会話を、敢えてしようと
 しないのもまた、お互い様だ。

 誰かを招くことを考慮していない
 この部屋にはカップは二対あったとしても
 椅子は一脚しか、揃えていない。

 無言で指さしたが、お構いなくと言われてしまえば
 それ以上強く座ることをすすめはしない。
 自分はベッドの端の方へと座り込んだが。 ]
(191) 2022/12/18(Sun) 23:14:09

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 中継機の映像で、地元の南地域は確認出来ていないが
 何処かの地が嵐に見舞われていて
 また別の地域では、津波が発生していたのは見えた。

 人々の悲痛な叫びも聞こえていた。
 これで尚、この地の崩壊を
 見過ごす選択肢を取れるのだろうか。]


  ……そうだね。
  何の罪もない人の命が、奪われる訳にはいかない。

  僕達の、皆の生まれ育った故郷が踏みにじられる様を
  黙って見ていられない。

  
[ 少女の悲痛な訴えは続く>>77。]
 
(192) 2022/12/18(Sun) 23:14:13

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 実家の両親だけでは無い。
 館に来てから常に手伝いをしてくれる
 少し前には南国土産をくれた担当の職員も。

 ゼロと共に賭け事の店に入った時、
 洗礼とばかりに酷く負けた僕に
 温情をかけてくれた胴元も>>2:337

 エーリクと共に洋館を抜け出した時
 「珍しいお友達の為に」と、硝子細工のオルゴールを
 半額以下で用意してくれた職人も。>>2:256

 このままでは、皆崩壊に巻き込まれてしまう。]

 
(193) 2022/12/18(Sun) 23:14:40

【人】 ][『月』 エーリク

[ こちらの話が一心地ついた頃。
 ちょうどコーヒーマシンが仕事を終えたところ
 だったので、彼女にも珈琲をすすめた。

 ――自分の分を僕が用意するとは
 思わなかったのであろうことは、表情から
 読み取れた。 ]

 様になっている?それくらいは
 通っていたから、外へね

[ 冗談でもいうような軽やかさをもって
 放たれた言葉に少し自分で驚いた。 ]
(194) 2022/12/18(Sun) 23:14:42

【人】 ][『月』 エーリク

[ もしかしたらもっと早く、
 どうにかして彼女との時間を克服できて
 いたならば、もっと違う関係を築くことも
 出来たのかもしれない。

 胸中に芽生えたものは、観念したように
 オーダーを口にする彼女の言葉で
 鳴りを潜めた。

 彼女の望むように、砂糖を一つ溶かし入れた
 珈琲を、渡すと、彼女のほうが口を開いた>>156 ]

 ……そうだね

[ わかるわけがない、それはその通り。
 そもそも回答を求める問いかけではなかったが
 人から語られれば、尚、真理を見た気がした。 ]
(195) 2022/12/18(Sun) 23:15:04

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ そして、彼女の問いには>>79] 


  ……理不尽だけど仕方が無い。
  その理屈も分かる……と思ったよ。


[ 戸惑いに揺れるオレンジの瞳は>>79
 今まで、一度も見たことがないような色をしていた。
 未だ眠り続けるプロセラを再度一瞥し、
 もう一度、彼女に向き合う。]


  ……最初は、ね。


  でも、あの現場を見て
  僕達の生まれ育った世界が壊れていく有様を見て。
  少し前にシンくんとも話してて。

  そして今……君と話して。
 
(196) 2022/12/18(Sun) 23:15:05

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  …………。


  僕達がもし、神様の云う通りに受け入れたとしても
  このままでは、きっと幸せになれないと思うんだ。

  あの現場を見てしまったら……ね。
  僕にも、ヒナギクにも、故郷も、大事な人も居るのに
  それらを全て奪われて、幸せに暮らせる気は……しない。


  だから…………。
  ……今の世界の有様を見て、
  僕達だけ安全な地に行くことは出来ないよ。


[ 戸惑いに揺れる少女の肩を、そっと叩いた。

 今の僕は“聖職者ごっこ”をするだけのただの人。
 相手を傷つけず、悲しませないことが信条だから。>>2:329]
 
(197) 2022/12/18(Sun) 23:15:25

【人】 ][『月』 エーリク

 ああ……それは考えてた
 前から、ずっと。

[ 痛い思いをしたいとかそういうわけでは
 ないけれど、ふっと誰の目にも止まらぬうちに
 霞んで消えてしまえたらいいのにとは、常々。
 
 しかし続けられた言葉には目を見張った。 ]

 ………、

[ 貴方がいなくなれば悲しむ人は"ここにいる"
 それは洋館と解釈すべきか、それとも貴方と解釈すべきか

 更に続く言葉を耳に入れれば、
 ああ、後者かとすとんと胸に落ちてくる。

 よくよくわかりやすい言葉を選んでくれるものだ。
 穏やかに、そして静かに、 ]

 そうだね、死ぬだの殺すだのは
 僕も御免被りたい。

[ 同調するような言葉で返した。
 しばしの沈黙、湯気を立てるカップを
 傾ける。いつも通り、いい味の珈琲だった。 ]
(198) 2022/12/18(Sun) 23:15:37

【人】 ][『月』 エーリク

 ……わかりやすいね

[ 彼女にとっての悲しみ>>158
 取り上げられたら悲しいもの。
 
 語られる言葉に対して短く返したのは
 胸の奥の奥、わずかに灯った炎を
 延焼させぬため。気を抜けばすぐにでも
 わかるよ、僕も――と続けてしまいそうだったから。 ]

 そう、もう崩壊が始まってるのか

[ やがて、つまり、ええと>>159、と
 言葉を詰まらせた後に、続けられた言葉には
 わかりやすく表情を歪ませながら、
 それでも最後まで、黙って聞いた。

 俯いてしまった彼女に向けて、
 また己にも向けて、深く大きいため息をついた。 ]
(199) 2022/12/18(Sun) 23:15:55

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  …………プロセラ?
 

[ 先程、ベッドに横たわったままの男が
 ぴくりと動いた気がした。
 気のせいかもしれないが、彼の名を呼んでみる。

 もしかしたら、ヒナギクと会話をしている間に
 既に目が醒めていたのかもしれない。>>87
 とはいえ、体を揺らし起こそうとはせず
 そのまま見守っていた。

 ともあれ、畏怖にも近い美しさのインペリアルレッドを
 間近で見る時は、きっと遠くは無かっただろう。]
  
(200) 2022/12/18(Sun) 23:16:04

【人】 ][『月』 エーリク

[ こじれにこじれて、
 互い避け合い、嫌い嫌われるように
 仕向けた結果。

 そして己ではどうにもならない
 厄介な彼らの記憶故に。

 もしかしたら、互いにこうにちがいないと
 思い込んだまま、今日の日まで
 来てしまった。

 一つ一つ、丁寧に誤解を解いていくだけの
 時間は残されているだろうか――。 ]
(201) 2022/12/18(Sun) 23:16:10

【人】 ][『月』 エーリク

[ 永遠に続くのではと思われるほどの
 長いながいため息のあと。
 冷め始めた珈琲を一口、口の中で転がしたあと ]

 端的に、言うと。
 別に僕は、貴方に消えて欲しいとは思っていない。

 それと、貴方が居るから悲しいわけじゃない。

 それだけはどうか、勘違いしないで欲しい。

[ わざと音を立てるように、乱暴にカップを
 チェストの上に置く。……白い羊の足がまだら茶色に
 なってしまったが、今この時は些事だ。 ]
(202) 2022/12/18(Sun) 23:16:33

【人】 X『教皇』 カルクドラ

  
  ……あれから時間も経ってしまったようだ。

  とりあえず良かった。僕はもう一度戻って
  他の皆や世界の様子を確認してくるよ。
  
  プロセラ、無理しないようにね。
  ヒナギク、ありがとう。 


[ 彼の意識が戻り、無事であることを確認できれば
 医務室内に来てから時間も経過していること、
 外の様子が気になることを伝えて
 プロセラのことはヒナギクに託し、医務室を後にした。**]
 
(203) 2022/12/18(Sun) 23:17:00

【人】 ][『月』 エーリク

 貴方のことは、恐ろしく思う
 これは言葉で説明できるものではないのだけど

 でもだからといって、
 貴方が居なければいいと思ったことは
 ないよ、一度だって。

 だから僕の選ぶ選択肢の根に
 貴方の存在は、関係ない。


 ……正直なところ、どうしたら
 自分が悲しい思いをするのか、
 僕はわからない。


 それこそ、世界が崩壊してから、
 気づくこともあるかもしれない。

[ 激昂しそうになるのを、
 ぐ、と抑えるように、言葉を続けた。 ]
(204) 2022/12/18(Sun) 23:17:03

【人】 ][『月』 エーリク

 チェレスタさん、 見て

[ ほんの、皿一つ分。
 指先を貴方に近づける。視認できるほど
 この指は震えている。 ]
(205) 2022/12/18(Sun) 23:17:24

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

───花畑で一人

[ 花畑を眺めながらベンチに座り込んで思い返す。]

 …幸せな「世界」を作る。
 今ある「世界」を壊して、私達だけで。

 残したいなら残してもいい。
 それは私達が決めてもいいこと…。

[ 神様が言ったのはそういうことで。]
(206) 2022/12/18(Sun) 23:18:55

【人】 ][『月』 エーリク

 僕はあなたに何をされたわけでもないけれど
 やはりどうしても、恐ろしく思う

 だけど、貴方が言うように
 世界を滅ぼすことを望んだ、
 その結果、手を汚さずに貴方を消すことを、

 僕は、……僕は、そんなことを望まない

 望んでいない……… わかって、ほしい

[ 震え続ける指先はすっかり冷えてしまった。
 引き寄せカップに押し付ける。

 言い終えたなら、ふ、と視線を逸らすように
 自分の指先を見た。まだわずかに、震えを残したままだが
 恐怖だけではなく、興奮や、理解して欲しいという
 強い気持ちも、たしかにそこにはあったんだ。* ]
(207) 2022/12/18(Sun) 23:19:04

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

………どっちでもいいです、神様。


「…選びなさい、愛しい子よ

     
 …………選べよ。」



[ 思わず呟いた本音に、圧のある声が返ってきた、気がした。慌てて辺りを見回しても、誰も姿は見えず。]
(208) 2022/12/18(Sun) 23:21:01

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

 だって…。

[ 正直「世界」はどうでもいい。
 
 でも、私を「聖女」として大事にしてくれた人たちは、幸せであってほしい。

 もう片付けの時間だからって、終わっていいはずがない。

 でも、彼らが私を「聖女」として大事にしてくれたのは、背中の「証」があったからで。
 他の地域では、というか一般的には、「証」持ちが迫害される存在であることは、洋館に招かれて、村以外の歴史を勉強するようになってから
知ったことだった。

 だから、きっとマドカ正義からの、いつぞやの糾弾には、ずれた反応を返してしまって、傍から見れば、随分と噛み合わない会話をしただろう。そもそも会話になっていなかったかもしれない。]
(209) 2022/12/18(Sun) 23:22:08

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

 幸せって、本人がそう思うか思わないかが肝要なのだから。

 他人が決めることではないでしょ。

[ だから、私は祈ることしかできなくて。
 聖女と担ぎ上げられていても、できることなんて何もない。]
(210) 2022/12/18(Sun) 23:22:27
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a42) 2022/12/18(Sun) 23:22:37

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

[ それでもやっぱり。

 既に世界の終わりが始まった、と、
 ヒナギクあるいは職員から聞けば、
 故郷を思い出して、血の気が引いた。]

………いやっ!

[ …いつかは、
  帰らない日が来ることを願っていた。

これからはずっとここにいるよって。
 そう貴方に笑顔で告げる日が来ることを待っていた。

 …でも、それはこんな形ではなく───]
(211) 2022/12/18(Sun) 23:23:11

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

───それから

 フォルー。フォルー、いますか?

[ 約束どおり、もしかしたらお昼ではなかったかもしれないけれど、
  どこでどう時間をつぶしていたとしてもお昼ごろには売店へと。
  顔色はよくなかったが、笑みを浮かべ。]

 私、私ね──。

[ 話はお昼を用意してから、だったかな。
 でも、もしかしたら食事の用意どころではなかったかもしれない。
 こんな時でも私達の世話をしてくれる優しい人はいるかもしれない?

 いずれにせよ、きっといつもの場所で、私たちは二人。]
(212) 2022/12/18(Sun) 23:24:28

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[カルクドラの話を聞いている傍らで。
 ベッドへ視線を戻せば、瞬くプロセラの瞳が見えた。]


  ……あ、プロセラ。起きた?
  起き上がれる?

  起きるならゆっくりとね。


[彼が身体を起こそうとするなら、手伝いもした。
 ベッドサイドの差水を彼に手渡して。
 唇を湿らせたなら、ゆっくりと事情を話しただろう。]
(213) 2022/12/18(Sun) 23:25:38
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a43) 2022/12/18(Sun) 23:26:06

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[そうして、急かすでもなく。
 ゆっくりとした口調で、彼に問いかける。]



  ……プロセラは、会いに行きたい人は居る?



[期限は、刻一刻と、迫っている。*]
(214) 2022/12/18(Sun) 23:26:53
][『月』 エーリクは、メモを貼った。
(a44) 2022/12/18(Sun) 23:28:55

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

 …フォルと一緒ならどっちでもいいって思ってた。
 私は、フォルがいればそれでいいから…。
(215) 2022/12/18(Sun) 23:33:49

【人】 XIII『死神』 タナトス



[ どうやらユグはずっとついていてくれたようで
  俺は君が風邪をひかないかの方が心配だ ]


  呼ばなくても大丈夫だよ。
  アリアの所には後でちゃんと叱られにいこう。

  わざわざ呼びつけて
  あなたは軟弱者ですね、って言わせるのも
  申し訳がたたないしね。


[ アリアが言うかは別として。
  昨日の件は俺が軟弱であった、

  それだけのこと。 ]

 
(216) 2022/12/18(Sun) 23:34:06

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

 そう思ってたんだけど。

 …だめね、やっぱり故郷みんなが気になって、
 今のこの世界を終わらせたあとで、幸せでいる自信ないなって。
(217) 2022/12/18(Sun) 23:34:15

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

[ 一瞬だけ眉を下げたけれど、いつもの穏やかな笑みに戻って。]

だから、壊さないでほしいって神様にはいうつもり。
もし、壊すことになっても、私は残ろうかなって。
その方がフォルも“約束”を守りやすいでしょう?

  …フォルは?   [ どうしたいの?**]
(218) 2022/12/18(Sun) 23:34:54

【人】 XIII『死神』 タナトス



[ 眠りに落ちてしまった後
  君から落ちた独白を俺がもし掬えていたら

  ……すくえてもやっぱり俺は
  君の頑張りを労う手が伸びるだけの、
  役立たずだったかもしれない。

  俺は君のように行動することもなかった。
  世界が崩壊することを、嘆くだけで 

  それでも君が願うなら
  俺の話もひとつ、君の心の中に混ぜてもらうかな。]

(219) 2022/12/18(Sun) 23:35:53

【人】 XIII『死神』 タナトス

 

 俺の今の気持ち?
 そうだね、

 今にも消え行きそうな灯火だった君が、
 それでもなお生きようと強く光る魂が

 こうして立派に輝いてる事を嬉しく思うよ。


 神が言う、『愛しい子たち 』


 これだけは気が合いそうなきがしているね。


[ 戯言をひとつ、のこして ]
 
(220) 2022/12/18(Sun) 23:36:55
III『女帝』 シャルレーヌは、メモを貼った。
(a45) 2022/12/18(Sun) 23:38:33

【人】 XIII『死神』 タナトス




 生命には限りがある。
 限りある生を何事もなく終わらせられる者は
 そう多くはないかもしれないね

 でもそれがどんな生命であっても
 理不尽に奪われて良いものでは無いよ。

 ましてやそれを神が与えるというのなら
 ……やっぱり俺は神様とやらが好きにはなれない。
 これが俺の気持ちではあるのだけれど


 
(221) 2022/12/18(Sun) 23:38:48

【人】 XIII『死神』 タナトス



[ けれど、のあと
  少しの間をあけて。

  再び、語り出す ]


 
(222) 2022/12/18(Sun) 23:39:56

【人】 XIII『死神』 タナトス


  ……けれどもね。
  君に石を投げ続けた者も、

  君だけじゃない
  他にも迫害を受け続けてきた証持ちがいる。

  何のために
  君たちはそんな目に遭わなければならなかったのかな
  ……わからない。


  俺は世界には滅びを願わないよ。
  けれど


  もし、君や
  君たちが新しい世界を作るなら。


  いろんな痛みを知った君たちが
  創造する新しい世界なら



  見てみたい好奇心はね
  じつはこっそり、あるんだ。

 
[ だから続けるよ、もう一度 ]
(223) 2022/12/18(Sun) 23:42:08
[『 力 』 フォルスは、メモを貼った。
(a46) 2022/12/18(Sun) 23:47:54

XIX『太陽』 ヒナギクは、メモを貼った。
(a47) 2022/12/18(Sun) 23:48:12

【人】 ][『月』 エーリク

―― 秘密の抜け道前 ――

 ここにいたの
 ああ、おられましたか?
 ときれいな言葉を使うべきかな

[ 洋館を抜け出す際によく使っていた
 抜け道の手前。それこそ裸足のままで
 こんなところまで来てしまった自分に笑えて
 しまうが。

 伝えなければと思っていたら、彼は
 眼前に現れた>>3さすが、神というだけは
 あるのだろう。 ]
(224) 2022/12/18(Sun) 23:50:19

【人】 ][『月』 エーリク

 ……僕も、貴方の愛し子のひとりですか

[ 縋り、貴方に見守られたい。
 許されるのなら、ほど近くに居たい。

 湧き上がる得体の知れない気持ちに
 抗うのはすぐに諦めた。

 そういうものなのだ。カルクドラとはじめて
 会った日のように、チェレスタとはじめて
 会話をした時のように。 ]

 話したいこともないではないのですが。
 ……選ぶこと以外でね

 けれどお忙しくあられるのだろう?
 では、手短に。

[ きっと最初で最後だ、
 貴方にこれほど近く在るのは――。 ]
(225) 2022/12/18(Sun) 23:50:41

【人】 XIII『死神』 タナトス







“ さあ今度こそ、皆で幸せな世界を作ろう ”





 吊るされた男でもなく、神の声でもなく
 ユグの答えはいま どんなものかな―――*
(226) 2022/12/18(Sun) 23:51:13

【人】 ][『月』 エーリク

 ――……お怒りになりますか

[ 神罰とやらはどれほどの痛みを伴う
 ものなのだろうか。食らってやろうか。

 ほんの僅かに、嘲るような色味が差した
 緩やかな笑みを送ったこと。

 許さなくても構わない。
 これは八つ当たりであり、また、
 正当で、ささやかな抵抗心でもあるのだから。 ]
(227) 2022/12/18(Sun) 23:51:50

【人】 ][『月』 エーリク

 たとえひとときでも貴方の側近く在れたこと、
 忘れはしないでしょうね。

 なにせ、気が狂いそうなほど、
 心地が良い。

[ 名残惜しげに、
 またうらめしげに、箱庭の神の側を離れた。 ]

 きっと「月」も貴方を慕っていたでしょう
 であれば僕も、また。

 貴方を愛しましょう
 たとえ、法外な選択を迫る身勝手な方でも。

 神とは大いなる存在、羽虫程度の存在から
 噛みつかれてもあいされても
 気にもとめなくて、結構です。

 あいしていますさようなら

[ 告げれば晴れやかな顔をして、
 ――散歩をもう少しだけ、続けることにしよう。* ]
(228) 2022/12/18(Sun) 23:52:35
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。
(a48) 2022/12/18(Sun) 23:53:20

][『月』 エーリクは、メモを貼った。
(a49) 2022/12/18(Sun) 23:54:39

【人】 XI『正義』 マドカ

―― 深夜、ブランコのある裏庭で ――

[きっと、僕の出す結論は、
 初めから概ね決まっていた。

 外へと出向いたのは、ただ……
 洋館の中の空気が、
 少しばかり重たく感じたからだ。

 ……まさか、先客がいるとは思わなかったけど。

 僕が君の姿を見て驚いていると、
 君は子供にするみたいに、
 内緒話の仕草をして見せた。>>2:322

 僕はひとつ頷いて、それから君の隣へと
 静かに歩み寄る。]


     ……終わると思う?世界。


[君が、明日世界が終わるなら……
 なんて言うから、
 僕はぽつり、そんな問いを投げた。**]
(229) 2022/12/18(Sun) 23:54:59
XI『正義』 マドカは、メモを貼った。
(a50) 2022/12/18(Sun) 23:59:25

XI『正義』 マドカは、メモを貼った。
(a51) 2022/12/19(Mon) 0:01:04

]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a52) 2022/12/19(Mon) 0:06:47

III『女帝』 シャルレーヌは、メモを貼った。
(a53) 2022/12/19(Mon) 0:10:38

T『魔術師』 シンは、メモを貼った。
(a54) 2022/12/19(Mon) 0:13:00

XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。
(a55) 2022/12/19(Mon) 0:22:24

【人】 IX『隠者』 アリア



       が、    で     。
  すべてを     には、それはあまりに     。


        。それが  だと知っていても。
    の    に        でも
  それを     と   なら、
  私は         のだとわかっていても。

  どうしたって        ではないから
         は残酷なくらい  だった。

    で  で  で。けれどそんなもの     。
  私なんかには        ような、
   と、  と、  がもう      のだから。


 
(230) 2022/12/19(Mon) 0:50:12

【人】 IX『隠者』 アリア



  ならば   しまおう。
        、         ようにしよう。


 
(231) 2022/12/19(Mon) 0:51:52
XIII『死神』 タナトスは、メモを貼った。
(a56) 2022/12/19(Mon) 0:53:20

【人】 IX『隠者』 アリア



  幸いなことに私はそれに慣れていたから、
  いとも容易く叶えられるものだった。

    も  も指先ひとつ。
  それが私に与えられた贈り物ギフト
  身に染みた薬の匂いは職業病。
  まさか       なんて思わないでしょう?

  たったひとつ       が、
  私にとって         であったとしても
  それは               。


  ひとりきりのアリア。誰の手もないオフィーリア。

  
この魂は孤独で絶望。私は誰よりもそれを識っている。


 
(232) 2022/12/19(Mon) 0:54:54

【人】 IX『隠者』 アリア



      
―― せめて、         。 *


 
(233) 2022/12/19(Mon) 0:55:59
]]『審判』 チェレスタは、メモを貼った。
(a57) 2022/12/19(Mon) 1:11:31

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 少し先の話:祈祷室 ──

  ……ようこそいらっしゃいました。
  何か飲まれますか?


[ 期限の日。
 男の前には恩人の姿をした神が居る。]


  不思議なものですね。
  少し前まで「あんなにヴェルトさんを返せ」と
  思っていたのに、今の貴方は
  まるで昔から“神”のように思えているのです。


  ……そのような御託は必要ないでしょうか。
  では、僕の答えを申し上げます。


*
 
(234) 2022/12/19(Mon) 1:38:00

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――昨晩:アリアと――

はい。
先程、目の前で意識を失われて。
今は、眠っています。

[アリアの姿を薬草園に見つけて、ほっと安堵の息を吐く。
 探していた理由を伝えれば、彼女は少し驚いたようだったが、眠っていると言うのには安堵したようだった>>148。]
(235) 2022/12/19(Mon) 1:39:40

【人】 XII『吊された男』 ユグ

……そう、ですね。
アリアの言うことは、わかります。
僕も随分、そう思うようになってきました。

僕には、世界に思い出は、ありませんが。
それがある人もいる。世界が大事な人もいる。
それを無視しては、いけないと思います。

[もらった答え>>150を受け止め、自分の中に落とし込み。
 ありがとうございます、と告げると、明日また会うことを約束して薬草園を離れる。
 実際は呼ぶのではなく、直接先生を共連れてだったかもしれないが>>216*]
(236) 2022/12/19(Mon) 1:40:15

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――先生の隣で――

ちゃんと、行ってくださいね。
見てますからね。

[>>216それを理由としなくとも、離れようとはしなかったが。

 自分でも、どうしてこんなに弱っているのかわからない。
 昨日、何もかもを吐露してしまったからか。
 誰かに聞いてほしかった、誰かの声が聞きたかった、それがあなたならなおよかった。
 本人からはもう手を離れたと思われているようだが、未だに"先生"を頼りたがる心がこんなにもあったのだと自分でも少し驚く。]
(237) 2022/12/19(Mon) 1:40:40

【人】 XII『吊された男』 ユグ



……真面目に言ってください。


[>>220自分のことを指して『愛し子』と言われるのはどこかこそばゆくて、そんな風に一蹴してしまった。
 けれど、照れくさいだけで、嬉しさはあり。
 表情から面映ゆい心地は読み取れてしまったかもしれない。]
(238) 2022/12/19(Mon) 1:40:57

【人】 XII『吊された男』 ユグ

先生は、かみさまあのひとをお慕いされてはいないのですね。

[>>221それも、然りだろうと今なら思う。
 どうして、とは思わない。いま、これだけの証持ちたちを悩ませて、人々の命を奪おうとして。
 『愛している』と言われても、困惑するのはわかるから。
 理不尽に奪われる命。
 未だに続いているらしい崩壊に思いを馳せる。]
(239) 2022/12/19(Mon) 1:41:15

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 

[ 神の姿が既に消えた後
 通信機を取り出し、端末を操作する。]


  ……こんばんは。
  突然、驚かせてごめんね。

  少し話……いいかな?
  とりあえず花畑辺りで……どうだろう。


[ 送信先はタナトス。
 この端末に連絡を入れるのは、洋館に来て初めてのことだ。

 既に寝ているか、無視されたとしても仕方が無い、と
 特に連続で送ることはせずに。
 花畑のベンチでぼうっと座り、待つことにした。*]
 
(240) 2022/12/19(Mon) 1:41:20

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[>>226再び、今の、"ユグ"の、答えを問われるなら。
 少し緊張したようにまごつき、一度息を呑んでから。]


――僕は、
夢物語、と笑われるかもしれないですが。


ここを更地にして、あたらしくやり直すのではなく。
今の状態から変えていける、変えていきたいと、思います。思うように、なりました。


[そう、答える。]
(241) 2022/12/19(Mon) 1:41:46

【人】 XII『吊された男』 ユグ

幸せな世界、を作るのに、今がそうでないから壊してしまう、新たな真っ白な世界ならうまくやれる、ではなく。
今ある世界を残し。この世界で、皆と過ごし、ながら。
人々の意識を変えていけないかと、思います。

ヒナギクみたいに、外に出ている人も、います。
それだけでなく、世界に強い悪感情がない人も、いますし。
それこそ先生の言うように、理不尽に命を奪う必要は、ない。

僕らが幸せに暮らすのに、今の世界は必要、だと思うように、なりました。

[その計画も立っていない。
 何も、勝算なんてないのだけれど。
 それでも世界を壊して作る幸せは、きっと虚構だから。]
(242) 2022/12/19(Mon) 1:42:04

【人】 XII『吊された男』 ユグ

だからきっと、それが僕らの作る"新しい世界"になります。

[先生の手を取りながら、思いの丈を告げた*]
(243) 2022/12/19(Mon) 1:42:32

【人】 T『魔術師』 シン

―― 回想・7年前・とある邂逅 ――



  あれー?
  どしたの、フォル兄さん、……と、


[ その時通りがかったのは本当に偶然で>>0:456
 片付け途中の廊下の有様を見れば、
 何かあったのかなと少し心配にはなったけど。
 フォル兄さんの笑顔と、
 それから渡された小瓶を見たら>>0:456
 そのまま笑顔を保ったまま、
 「わかった!」なんてあっさり引き受けた>>0:457

 フォル兄さんの笑顔の向こうを察することはなく、
 単純に「気分の優れない子がいた」、それに納得をして、
 ……だけど、どうして自分で渡さないのかな?って、
 小さな疑問は持ったまま。

 扉の向こうを見たら――その訳は、
 なんとなく分かってしまった。]
 
(244) 2022/12/19(Mon) 1:47:57

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 最近洋館にやってきた、『正義』の証持ちのマドカくん。
 教典の内容を知っていれば察することの出来る話、だけど、
 ……証持ちたちが、過去に振り回されてしまうのは、
 やっぱり、ちょっぴり、
哀しくなる。
]


  マドカくん! 大丈夫?
  これ、あげるね!
  きっと美味しいから、気分も良くなると良いけど


[ でも、そう、これくらいの嘘くらいはぼくには簡単で、
 それはフォル兄さんの言うことを叶えるためでもあり、
 マドカくんに受け取ってもらうため、だった。
 そうすることが、きっと良いんだって、思ったから。
 後日。闊歩する大型犬……?を見たら、
 うん、たぶん、正しかったね、って、
 思うことになったんだけど。
]
 
(245) 2022/12/19(Mon) 1:48:29
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a58) 2022/12/19(Mon) 1:48:43

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ マドカくんは、よくヴェル兄さんについて回っていた。
 それが、……なんというか、
 ヴェル兄さんを取られた!みたいな
 思いもなくもなかったんだけど、
 ぼくももう、ヴェル兄さんにくっついて回るような
 歳じゃなかったからね。
 むしろ、年下の子が洋館に増えて、
 自分にも兄という意識が、
 芽生えてきていた頃だった。

 ぼくの父さんは島群系の人で、
 マドカくんも島群の方から来た、って聞いたから。
 父さんから教わった折り紙に、
 きみを誘ったこともあったかも?
 島群風の衣装を頼んで、きみの前で着たこともあったかな。
 あ、でも、島群も文化は色々らしいね。
 だからマドカくんにはぴんと来なかったかも。
 結局その服は、ぼくがなんとなく気に入ってしまって、
 今でも着てるっていう、そういう話、なんだけど。]
 
(246) 2022/12/19(Mon) 1:49:10

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ……でもさ、ぼくは、
 いつだったか、きみに言われてしまったかな? ]


  え……?


[ いつもと違う、マドカくんの雰囲気>>1:155
 言われた内容は、……1回では、
 理解が難しいものだった>>1:154
 ただ、分かったのは――この子も、過去いつか
 囚われてしまっているのかな、ってこと。
 それは……やっぱり哀しいね。

 だけど、マドカくんの言葉には、
 はっきりと反論することが、難しくて、
 ぼくはそのまま、黙ってしまった。]
 
(247) 2022/12/19(Mon) 1:49:55

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ どころか――ちょっと、考えた。

 例えばぼくが幸せなら、
 ぼくにもいずれ不幸がやってくるのかな?
 ぼくだけが幸せなのはいけないから、
 ぼくも不幸にならなくちゃいけない?

 ――『証持ち』は、不幸でなくてはいけない? ]

 
(248) 2022/12/19(Mon) 1:50:34

【人】 T『魔術師』 シン

 

[ ――――笑っていないとね! ]


 
(249) 2022/12/19(Mon) 1:51:12

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ すぐ答えられなかった、ぼくの

 ずっと笑っていることで、
 ぼくが不幸でないと思わせられたなら、
 きみの考え、すこしは晴らすことができる?

 そんなぼくと、マドカくんの今がどうなってるかは、
 さて――?* ]
 
(250) 2022/12/19(Mon) 1:51:46

【人】 T『魔術師』 シン

 

  [ ――そうだね、ぼくは、幸せなんだろうと思う ]

 
(251) 2022/12/19(Mon) 1:52:24

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 昔から、あまり泣いたことがなかった、と思う。
 泣いたことも、怒ったことも、
 ごく幼いうちはあっただろうけど、
 ぼくの小さな世界は、ほしいものは何でも与えられ、
 誰もぼくを蔑んだりしない平和な世界。
 刺激のない、波立つことのない世界。
 そう、例え泣くことがあるとするなら……
 それは"外"から来た友達が、
 帰ってしまった時とか>>0:366
]
 
(252) 2022/12/19(Mon) 1:53:09

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ――感情がないというのは、幸せなことなんだろう。
 違う?


 ないわけじゃないことは、一旦置いておこう。
]
 
 
(253) 2022/12/19(Mon) 1:53:41
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a59) 2022/12/19(Mon) 1:54:00

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ……だけどね、その世界の中にいるのは、
 『証持ち』だけじゃない。
 父さんや母さん、職員さんみんなが居て、成り立つ世界だ。
 考えてみれば、分かる話。
 それをこの世界の危機に、ふと、思い出す。]
 
(254) 2022/12/19(Mon) 1:54:06
XVU『星』 エトは、メモを貼った。
(a60) 2022/12/19(Mon) 1:54:07

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ――でも、それが世界を存続させる理由にならないぼくは、

 どこかおかしいのかな?


 生まれた時から、普通の人間でもなければ、
 証持ちとして普通じゃないぼくには、分からない。]

 
(255) 2022/12/19(Mon) 1:55:18

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ぼくと、父さんと母さん。
 ……普通が何なのかよく分からないけど、
 ぼくはこんなだから、ずっと二人と一緒に暮らしてた、
 という感じではなくて。
 時々三人で過ごすことはあったけど、
 むしろヴェル兄さんの部屋に
 居座ってた夜の方が多いと思う。
 二人がぼくを大切に思ってるのは知ってるけど、
 ぼくから見ると、……職員さんたちが向けるものと、
 区別がつかなくて、
 でも別に、それが寂しいと思ったことはない。
 ぼくにとって、"普通"だから。

 さっきカルクくんの家族の話を聞いて>>114
 すてきだね!と思いはしたけれど、
 ぼくはそれに、共感することは出来ない。
]
 
(256) 2022/12/19(Mon) 1:56:12

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ みんなが幸せならそれが良いし、
 みんなと一緒に居られるなら、
 それは幸せなことだ>>1:434
 例えみんなが仲良くないとしても、
 それがきっと、ぼくの幸せではあるんだろう。
 だからね、ぼくはここでぼくを終わらせることだけは、
 選ばないだろうね。

 でも……世界の滅びと一緒に終わりたいと思う子も、
 中にはいるのかもしれない。
 だけど、ぼくにはきっと、
 ……それを止めることが出来ない。

 ぼくのような人間を見て、不愉快だと思う人は、
 あんまりいないのかもしれない。
 だけど『信』じられるかどうかは別じゃない?
 ぼくが何かを言ったところで、
 心の内を打ち明けてくれる子の方が、
 もしかしたら少ないのかもしれない。

 ……うん、だから、カルクくんと話せたことは、
 良かったなってこと!

 閑話休題!
 ]
 
(257) 2022/12/19(Mon) 1:57:24

【人】 T『魔術師』 シン

 

[ ……さっき、カルクくんに話して思ったけどね、
 もし、世界が滅びなかったとして、
 「22人が揃っても世界は滅びない」というのが、
 外の世界の当たり前になったとしたら、
 ――みんなは、洋館ここから居なくなってしまうのかな。

 でもぼくには、行く場所も、帰る場所もない。
 "外の世界"にぼくの居場所なんて、最初からない。
 "外の世界"はぼくのものじゃない。

 やっばり、世界の行く末なんて、
 ぼくにとっては他人事でしかないんだ。

 崩壊する世界を知ったところで、それはそのまんま。
 そこに暮らす人々のこと、……よく分からないから。
 ぼくが会うことがない人たちに、特別傾ける心もない。]

 
(258) 2022/12/19(Mon) 1:59:10

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ みんなが離れていくこと、
 みんなから取り残されること、
 それが一番、
寂しくて、怖くて、苦しくて、嫌だな。


 じゃあ、やっぱり、いっそ――?
 ]

 
(259) 2022/12/19(Mon) 2:00:10

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ――そんな思いには、蓋をしてしまおうね!

 誰からも見えないように、仕舞い込んでしまおうね。
 ]
 
(260) 2022/12/19(Mon) 2:00:36

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ぼくは考える、
 ぼくは笑っている、

 本当『真』気持ち『心』は、きっと誰にも――**
 ]
 
(261) 2022/12/19(Mon) 2:01:48
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a61) 2022/12/19(Mon) 2:02:06

T『魔術師』 シンは、メモを貼った。
(a62) 2022/12/19(Mon) 2:09:15

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
  
――売店:マドカと



[ 胡乱気な表情にまあまあなんて声をあげながら>>176
 もしもマドカが大大吉を引いていたなら
 俺はなんと答えたのだろう
 開かれた箱は末吉だったなら、関係無い事か ]


  それがわかったら苦労しないんだけどな〜
  幸せな世界とか?


[ 言いつつ、とりあえず本人に答えは求めておく ]
 
(262) 2022/12/19(Mon) 2:16:37

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ ここから先を論ずる前に言っておくと

 俺は今、マドカの箱の中を少しだが見た

 いや、見たというよりは
 まったく理解を超えていたのだが
 ありのまま今起こった事を話すと

 マドカと話していたと思ったら>>177
 いつのまにかマドカと話していた>>179>>181

 何を言ってるかわからないと思うが
 俺もわからなかった ]
 
(263) 2022/12/19(Mon) 2:17:15

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
   
――回想:袖を引いた少女



[ 見えない場所にマドカの其れがあるということ
 初めて知ったのはもう何年も前の話>>180 ]


   ――ん?
   ヒナギク どーしたの?


[ 引かれた袖に笑顔を崩す事は無くとも
 唐突な言葉に 少し戸惑ったのを覚えている。

 それでも少女――ヒナギクが
 学びを得ている存在の事、
 彼女が実際にそう呼んでいる存在の事
 知らない程に 暮らしの情報に疎い訳では無い ]
 
 
(264) 2022/12/19(Mon) 2:17:54

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 目に見えるもの 見えないもの
 その言葉だけでは結びつける事は出来ず
 痛みは、大なり小なり皆が抱えているもので

 けれど今日 少女がここに足を運んだ意味
 そうではない何かが起きた事くらいは
 いくら適当男でも察する事は出来た ]
 
(265) 2022/12/19(Mon) 2:18:10

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 視線を合わせて微笑めば
 「 教えてくれてありがとう 」と
 のんびりとヒナギクの頭を撫でた>>166
 (嫌がられてそうに見えてすぐにやめた気もするけど) ]


   ――ヒナギクは、
   先生に いたくなくなってほしいって思う?


[ 答えがどうであれ。
 何があったのかを教えてもらえそうなら
 奥のソファでおいしい飲み物をご馳走したかな。

 その時、どれだけ少女の表情が乏しくとも
 マドカを案じるような何かが見えたなら

 「 今日みたいに気付いた事があったら
   またおしえてくれないかな? 」って
 叶うかはさておき、そんなお願いもしたかもしれない ] *
 
(266) 2022/12/19(Mon) 2:19:38

【人】 [『 力 』 フォルス

[ 傷が隠されて ふと目が合えば>>182
 あまりにも容易く合いすぎる其れ。
 ぺらぺらと続けられる言葉がやんだ頃
 なんとはなしこめかみをおさえた ]


  ――…いや
  聞き方が悪かったかな
 
  たとえば ……その偏りはさ
  誰が、どうやって、何を基準に判断して
  誰にとっての平等を目指してるの?

  もう少し付け足すならそれは誰の為の平等で
  それは誰が必要な平等?


[ 「 難しいっていうか 無理じゃないかな 」
 問いかけかも判然としない問いへの答えは
 言えそうなら言った * ]
(267) 2022/12/19(Mon) 2:20:34

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
  
――売店:シャルと



[ 飲み物と ちょっとしたお菓子を囲むひととき>>212
 軽食も シャルが望むなら用意して。
 (さすがにこんな状況で世話係を頼る程の屑ではないので
 シャルの分も併せて自分が用意した)

 カフェオレを 半分ほど減らした頃だったか
 切り出したのはシャルだった ]
 
(268) 2022/12/19(Mon) 3:21:30

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 顔色の優れないシャルの笑みが ほんの少し歪む>>218 ]


  ………俺は、

  俺も ここに残るよ
  もちろん、壊させたくもない


[ でも、と ]


  ね――シャル
  残ろうかなって、本気で言ってる?

  皆の選択次第では、死ぬんだよ
  本当にそれでいいの?


[ カフェオレに視線を落としたまま * ]
 
(269) 2022/12/19(Mon) 3:21:51

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 嬉しくないといえば嘘になる>>215
 たとえそれが、俺であって
 俺でないものに向けられていたとしても

 もしかしたら――いや
 彼女も そう言ってくれるのではないかと
 そんな甘えも無かったといえば嘘になる>>218

 約束を忘れた事は無い

 けれど あの時 俺は―――… ] *

 
(270) 2022/12/19(Mon) 3:22:40
[『 力 』 フォルスは、メモを貼った。
(a63) 2022/12/19(Mon) 3:51:50

【人】 IX『隠者』 アリア


[ そう、よかった と、表情をゆるめた。>>167

 それからしばらく、
 耳を傾けていてくれたシトラが口を開く。 ]


  身も蓋もないことを言うと、
  全世界を天秤にかけられている時点で
  世界は滅ばない方が、悲しむ人は絶対的に少ないよ。
  悲しむ人ごとみんないなくなる、とも言えるけど。

  だから、そう感じるのは間違いじゃない。
  どちらの解釈を取るかは…
  それこそシトラの、好みで良いと思う。


[ 悲しむ人がより少ない方を選びたい。>>170
 それは優しいシトラらしい考えだな、と思った。

 心優しい、優しい分だけ繊細な心を持っている子。
 それは私には到底持ち得ないもので、
 だからこそ尊くて―― 守りたいのだと思う。 ]
 
(271) 2022/12/19(Mon) 4:30:27

【人】 IX『隠者』 アリア



  
[ それは真実なのだと、私は信じることにした>>30 ]


 
(272) 2022/12/19(Mon) 4:32:17

【人】 IX『隠者』 アリア


[ そうして、クロの結論を聞く。>>173 ]


  … そうなんです。

  あれは幸せな世界を作ろうとか言ってますけど、
  そのために何をしてくれるとか、
  保証になるようなことは、何も言ってはくれない。

  作るだけ作って崩壊させておきながら、
  選ばせるだけ選ばせて、ケアの姿勢も見せない。
  それで信用しろというのがまずもって問題しかない。
  というのは、私の感想でしかないのですが。


  ともあれ、考える一助になれたなら幸いです。

  こちらこそ、
  わざわざ来てくれてありがとうございました。


[ と、返して。ゆるめた表情そのまま、
 この場を去るクロを見送る形になっただろうか。 *]
 
(273) 2022/12/19(Mon) 4:32:40

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 回想:祈祷室 ──


[ しあわせ。
 ああ、それはもちろん。 >>2:329
 でもそれは彼がいる今であって、わたしたちではない。
 微妙な違和感を覚え、答えに口籠る。

 “わたしたち”の話は、
 差し出された飲み物ほど口当たりの良いものではない ]
 
(274) 2022/12/19(Mon) 4:35:19

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 荒れていた話、>>2:330は誰から耳にしたやら。
 風の噂と曖昧に答えれば納得しただろうか。 ]


  ふぅん、言いくるめ。
  じゃああまり聞きたくはないかなあ。
  やっぱりあれは少し好きじゃないや。


[ 子供みたいな無邪気さと無遠慮さでそう締め括った。
 或いは本当の懺悔を、といつか考えたかも知れないが
 それは全て終わってしまった話。

 救われなかったかと言えばそうかも知れない。>>2:333
 彼自身の内心の偽物扱い>>2:329がなければ、
 また違った話になっていただろうか。 ]
 
(275) 2022/12/19(Mon) 4:36:32

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 最後にゼロの忘れ物、
 と差し出されたものを受け取る。>>2:331>>70

 多分本来の意味での忘れ物じゃないんだろうなあ、
 という勘は多分間違いではないだろう。
 何を思って置き去られたを考えるのは、少し楽しいもの
 かもしれない。
 そして珍しくも“忘れ物を届けるお使い”を頼まれた自分に
 どんな顔をするのかも興味があった。 ]


  本、と小物……? >>71
  なんだろうね。まあ、渡せばわかるか。


[ 確かに預かったよ、と笑った。
 そしてそれ以降、一人でここを訪うことはなかった。 * ]
 
(276) 2022/12/19(Mon) 4:36:55

【人】 Y『恋人』 クリスタベル


── 回想:識る者 ──



[ 呼びかけに刹那顔を強張らせ、>>2:371
 一呼吸の後に作り物めいた笑顔で答えただろうか。 ]


  やあ、どうも、『魔術師』?
  わたしたちは クリスタベル だよ。
  人の名前を呼び間違うのは失礼なことだって知ってた?


[ 何を、どこまで知っているか。 >>0:491
 疑惑を深めたのがこの瞬間だった。 ]
 
(277) 2022/12/19(Mon) 4:37:57

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  ……二度と間違わないでくれると嬉しいなあ。
  話はそれからだよ。またね?


[ 好青年の顔を取り繕い、以降の一切を遮断した。
 彼だって笑顔だった。
 邪気のない、裏も表もない笑顔。
 ……余計腹の底が知れず、ただ不快感に襲われる。
 
 ひとりの時にのみ、明確な意思で以って>>2:374
 「ベルちゃん」と呼び、
 腹の底で わたしたち を可哀想な女の子と、
 嘲笑うか安い同情をしていないとどうして言える?

 間違ってる? 
間違ってるに決まってる何も間違ってなどいない
 ]
 
(278) 2022/12/19(Mon) 4:39:29

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 邂逅からこんな調子だから、有り得ない>>0:494のだ。
 理解に至る前に歪み合う言葉しか吐けなくなる。

 だから存在の一切を遮断し、見ないことにして>>0:495
 彼の取り計らいもあり、>>0:520 
 洋館の不和として、決して注目されるものではなかった、
 ……と、思っている。


 知らないから嫌い。知りたくもない。
 それでいいと思っていた。けれど。 ]
 
(279) 2022/12/19(Mon) 4:39:59

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ けれど。>>279

 ──魂の叫びよりも、否定される恐怖よりも、
 大切なものを大切にしたいが為に一歩を踏み出そうと。

 皮肉にも「わたしたち」の欺瞞に気付いた頃の話。 * ]
 
(280) 2022/12/19(Mon) 4:43:54

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 回想:続・人生相談 ──


[ 会う度に力が抜ける人だ。
 こちらが肩肘張るのが馬鹿らしくなるような。
 それが魅力のひとつ、なのだろうか。
 是非とも専門家に聞いてみたいところであった。 ]


  いや、やってないなら断って貰って……
  ……うーん……まあ、いいか。


[ 大層戸惑う素振りを見せながらも席を促され、
 それ以上深く考えるのをやめた。 ]
 
(281) 2022/12/19(Mon) 4:44:23

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ フォーチュンフォルスなるものをすすめられたが、
 珈琲とおみくじクッキーのセットのよう。
 ありがた〜いだとかあたたか〜いだとかやわらか〜い
 御言葉をいただけるのか、さて。
 
 餅は餅屋で餅屋の軒が南西にあるのなら、
 そちらをすすめるのは当然と言えようが、
 残念ながら用があるのは貴方です。腹を括ってどうぞ。

 
 ……とそんな開幕であったが、最初の相談を切り出せば
 想定通り真面目な答えを返してくれた。 ]
 
(282) 2022/12/19(Mon) 4:44:48

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 成程、つまり内心がどうであれ笑顔を作る人か。
 自己犠牲と言い換えてもいい。
 負の感情を見ないようにしているのは誰の為か。
 せめて自分の為であれば周囲は救われるだろうか。


 それが誰かを救うこともあるのだろう。
 いつも変わらぬ笑顔に勇気づけられるというのは、
 ……まあ、特定個人に限り同意しなくもない。


 近くて遠いから、それは覚えのある感覚だ。
 誰より近くの誰より慕わしい存在を眼裏に描いた。


 結局「何を考えてるのかわからない」
 については補強を受ける結果となったが、
 彼が自慢の親友と言うのなら、
 少なくとも一般的には悪い人物ではないのだろう ]
 
(283) 2022/12/19(Mon) 4:46:14

【人】 Y『恋人』 クリスタベル


[ じゃあ何を思って二人の時にだけ「ベルちゃん」と
 呼んでいたのか。
 その理由にはどうあっても行き当たらない。
 いっそ子供のように「だってそうなんでしょう?」
 なんて無邪気さか。……そうなのだから始末に悪い。 ]
 
(284) 2022/12/19(Mon) 4:46:32

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 兎にも角にも、合う合わないは別問題ではあるか。
 さておき『魔術師』が私の過去について吹聴する
 人物でないことだけわかれば、まあ。とりあえず。 

 フリートークはリップサービスかな?
 と思ったがそうではないようで。
 小凶なりの御言葉を賜るのかと思えば、
 随分と、こう。 ]
 
  
  …………


[
 産み落とされた失敗作

  不意に息が止まるが、きっと気付かないほどの刹那 ]


  んん……なんだろう、そんな高尚なことを
  してるつもりはないんだけどなあ。


[ 喉の奥に広がる苦みを、珈琲と一緒に飲み下す。 ]
 
(285) 2022/12/19(Mon) 4:47:27

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 似てる? 誰と誰が。
 ないないない。反射的に首を振った。
 ……改めて、しっかりと首を振った。 ]


  いや、それは違うよ?
  わたしたちは考えることは嫌い。
  頭が痛くなるし、アリアの頭痛薬なしの生活は
  考えられないくらいに考えるってことが苦手な頭でさ。
  何にも考えないで生きていけるのが何よりだ。

  でもそれだと 
  大事なものを大事に出来なくなるんじゃないかって。
  それだけ。考えるのは嫌い。以上。
 
(286) 2022/12/19(Mon) 4:47:59

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ とはいえ知ることが当初の目的だったので、
 一度お茶をなんて水を向けられればこう、
 挑戦してみようという気も…
 いや多分直接ベルにちゃん付けされて呼ばれたら
 冷静ではいられなさそうなので丁重にお断りして。

 代わりに、匿名の手紙で文通やらを始めてみようか?
 店主お勧めのメルロンセットで……いや、どうかな ]


[ 実現性はさておいて、
 取っ掛かりとしての情報に感謝しながら
 最後の相談を切り出せば、
 聞き届けて頼まれてくれる。>>2:289 >>2:290 ]
 
(287) 2022/12/19(Mon) 4:48:49

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  いや、ただの自己満足だよ。
  伝わらないと何の意味もないけど、
  伝える気のないものだから。


[ 微笑みに含まれた意味はわからず、
 ただ「一人になるとは思えない」、に対して ]


  うん、そうだといいな。 


[ 目を伏せて返した。 * ] 
 
(288) 2022/12/19(Mon) 4:49:03

【人】 IX『隠者』 アリア


[ …… そして、二人になって。
 私は彼女の方に、改めて向き直る。 ]


  …… 残念ながら、
  私は別に、教祖になる気はないんだけど。

  でも、当たらずとも遠からず…なのかも
  まあ、色々とね? 思うところはあって。


[ 椅子に置いていた黒板を小さな作業台に移して
 そろそろ自分も腰を下ろすとしよう。

 話そうとすると、少し長くなるかもしれない **]
 
(289) 2022/12/19(Mon) 4:50:42

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── 選択の日 ──


[世界が終わりかけているのに、
 案外ぐっすりと眠れてしまった。]
 
(290) 2022/12/19(Mon) 4:54:23

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[いつも通りに支度をする。
 さて。これからどうしようか少し迷う。

 いつもならベルを迎えにいって朝食を食べ、それからお互いのんびりすごしたりする。
 けれど昨日の今日だ。
 一緒にいってくれるだろうか。

 そもそも用意されているかどうか。]
 
(291) 2022/12/19(Mon) 4:54:39
IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。
(a64) 2022/12/19(Mon) 4:54:51

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[昨日の返った二回のノックを思い出す。]

 ………

[まあ。何はともあれ。
 もう少しゆっくりするとしようか。

 荷物もまだまとめ終わってないことだし。*]
 
(292) 2022/12/19(Mon) 4:55:06

【人】 U『女教皇』 キュリア

--過去回想--売店

[ 心臓が激しく高鳴りながらも特に何もできずに売店を出ていこうとしたわたくしに >>1:444
小さく溢れるような声が聞こえました。]

「   …… ぁ、」>>2:222

……え?

[ お相手の方の歩みも止まり、わたくしの足も止まりました。
それからどれくらいの時が流れたでしょうか。ほんの1秒にも満たなかったかもしれないし、長かったかもしれません。
沈黙を破ったのはお相手の方の小さな声でした。]

「  …… ぃ、

  いい買い物は、できましたか。」>>2:223

……あ、はい。お菓子も買おうか迷ったのですが、昨日もいただいたから今日はやめておくことにしたんですよ。

[ この一往復のやりとりだけで会話は終わり、お相手の方は売店の中に入っていきましたしわたくしは部屋に戻りました。]
(293) 2022/12/19(Mon) 4:57:52

【人】 U『女教皇』 キュリア

…………え、っと……、

………………んーーーー?

[部屋へ向かう足取りが重く感じました。目の前の廊下はしっかり見えているのに視界には同時に青い空がうつっているかのような不思議な感覚に襲われます。
これが錯覚という言葉を持つ現象なのでしょうか。

青い空、風に乗って揺れる草花たち。

陶器のカップと甘い香りのする薄く色付いたお茶、それに果物や焼き菓子。

彼女の声。]

(わたくしはたぶんあのおんなのこと"なにかのご縁"があったのかもしれません……なのに、なんで)

[ひどく胸が苦しくなり、けれど泣いてはなるまいと必死に歯を食いしばり何度も瞬きして涙を目の中に押し戻しながら部屋へと戻りました。]

ああ、日記につけておこう……

[誰もいない自室で原因のわからない涙を流しながら、日記にペンを走らせました。]*
(294) 2022/12/19(Mon) 4:58:17
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a65) 2022/12/19(Mon) 4:59:46

U『女教皇』 キュリアは、メモを貼った。
(a66) 2022/12/19(Mon) 5:00:22

【人】 U『女教皇』 キュリア

[ シンと初めて会ってから、このひとと仲良くしていきたいと思い始めるまでには長い時間はかかりませんでした。
彼と話すと彼の話をたくさん聞きたくなるのです。
そして、わたくしの出会いや新たな気付きも聞いてもらいたくなるのです。
彼はわたくしに洋館での生活についてたくさん教えてくださいました。
わたくしがここでの暮らしに慣れることができたのは彼とのおしゃべりの時間があってこそだったように感じました。]

……シン。

…………あの、

…………………今のこと >>1:11 びっくりしすぎちゃって。
えっと、だからその、話しながら頭を整理したいのだけど……もしよかったら部屋でお茶しませんか?
>>1:411

[だからこそ、彼に相談しようと考えたのでございます。
最初に少し待つようにと返事があった時には >>2:45 忙しいだろうに時間を頂いていいのだろうかとも思いましたが、彼はとても優しかったのです。

わたくしのために時間をとってくださるとお返事があり、わたくしの部屋に会話の場所をかえることになりました。>>2:48
もしかしたら部屋に行く前に売店によってお菓子を買っていたかもしれません。]
(295) 2022/12/19(Mon) 5:37:15

【人】 U『女教皇』 キュリア

あの、シン。
あなたの時間をわたくしにくださってありがとう。

先程の方になんとお応えすればいいのか頭の整理がつかなくて……。

[ 二人分の紅茶を淹れながらまずはお礼を述べました。
その後どれくらいの時間をかけてか、短時間であっさり終わったかもしれないしかなり長時間だったかもしれないのですが
お話しする時間をいただきました。

一つの話題でずっと話していたかもしれませんし、脱線したかもしれませんがそれはとても有意義な時間でございました。]
(296) 2022/12/19(Mon) 5:37:44

【人】 U『女教皇』 キュリア

[話の途中に考える時間をとっていたかもしれませんしノンストップで話終わって紅茶に口をつけた時かもしれませんが、
ふと考えてしまうのです。]

(以前にもきっと同じことを体験していたような気がするのですが……)

[洋館に来てからはもちろん、それよりもさらにずっとずっと昔に、あったような気がするのでした。
話し合いだけでなく、一緒に抱く複雑怪奇で変幻自在な"すき"という感情も一緒に感じていたのかもしれません。
ただ、その気持ちを伝える気はまったくございませんでした、"あのとき"も、今も。]*
(297) 2022/12/19(Mon) 5:41:42
U『女教皇』 キュリアは、メモを貼った。
(a67) 2022/12/19(Mon) 5:48:43

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―薬草園―

[アリアのさらなる見解と、来てくれてありがとう、の礼を聞けば、にへらと笑った。>>273

シトラとの話は、まだ途中ではあったが、本格的に議論すると長々と時間を取らせそうだ。>>175

証持ち以外の人間として、職員たちのことはどちらかと言えば好きである。しかし、一番大切ではないし、彼らにとっても自分は一番足りえない、と思っている。

だから、選択について考える際、思考の外に置いた。けれど、彼女はそういった人たちのことも気にかけていた。自分が目を逸らした者たちのこともしっかりと考えていた。強いな、と思う。ので。>>105

お話できて、良かったと思いまっす!

[びし、と敬礼のポーズ。]
(298) 2022/12/19(Mon) 6:19:08

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[それから、ふと、思い出したようにシトラの方を向いて]

『節制』。

……これは、多分なんだけど。
最初の運命の輪、節制のことは苦手なようだし、怒ったり悔しがったりする気持ちはあるみたい……

……でもね、害してやりたい、って気持ちは湧いてこない。どうも、憎んではいなさそう、って思うよ。

泣いているとこ見ると、しゃきっとしろぉ!って、背中叩きたくはなるんだけど……

あ!でも!僕自身はシトラさんが泣いてたら撫でてあげたい!って思います!……えへへ。

そんだけです!

[年下のくせに、シトラのことを子供扱いして。それじゃあ、また明日!と去っていく。**]
(299) 2022/12/19(Mon) 6:20:50
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a68) 2022/12/19(Mon) 6:24:24

2022/12/19(Mon) 7:05:06

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 最初の朝 ──



[ 鏡を前に、難しい顔をして黙り込む。
 
 あまりの見慣れなさに脳が理解を拒否している。
 着られている、というのも正しいかも知れない。


 16歳の誕生日には、相変わらず選ぶという意味を
 知らない包装の山の中、男女揃いの衣装があった。
 聞けば母親が仕立てさせたものだというが、
 どれも身体に合わせて作られたらしいそれ。
 
 彼女の目に、ひとりでふたりを嘯く我が子は
 どう映っていたのだろうか。 ]
 
(300) 2022/12/19(Mon) 9:26:49

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 夜色の美しい生地だったから、渋々クローゼットに 
 眠らせたままだったアフタヌーンドレス。
 3年前からサイズに変わりはないようで、そこは安堵。

 箱庭の恋人は両性具有で、
 ドレスを着た女性らしい姿で描かれることが多い。

 ……今更ながらクリス男性でありベル女性を謳うなら、
 女性の衣装を着たとしても構わなかったのだろう。
 ただ、上辺だけでも男性らしさを損ねることが怖かった。
 
 随分と”わたしたち“であることが下手だったように思う。
 今更詮無い話だけれど。 ]
 
(301) 2022/12/19(Mon) 9:27:11

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 答えは持った。覚悟も決めた。
 あとは────

 ナハトはここに来てくれた。

 洋館に誘ってくれた時のように、>>0:360
 洋館を出ようと言ってくれた。>>2:392

 なら、今度は私から行かなければ。 ]
 
(302) 2022/12/19(Mon) 9:27:30

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 窓から臨む朝日は、
 まるで新しい世界が始まるみたいに綺麗だった。

 私はこれを、私のナハトにも見せたい。 ]
 
(303) 2022/12/19(Mon) 9:27:55

【人】 Y『恋人』 クリスタベル


[ 早足で辿り着いたナハトの部屋の前。
 
 ……ノックをして ドアが開かれるなら
 あなたはどんな顔をするんだろう?

 「変だったら笑っていいよ」なんて言って、
 素直に笑われたら拗ねてみようか。 ]
 
(304) 2022/12/19(Mon) 9:28:29

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ ドアが開かないなら、いつかみたいに待ってみようか。
 迷惑かな? だったら少しだけ。

 ……そんなことを考えてから、深呼吸。


 ノックを二回。]
 
(305) 2022/12/19(Mon) 9:28:42

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
 
  おはよう、ナハト。
  
  今日出るなら、私も一緒に行きたいな。
  ナハトがいない明日なんていらないからね。


[ 朝の挨拶の続きのように、
 或いは最初の誘いの答えのように、>>0:523
 >>2:392昨日の答えを返した。 * ]
 
(306) 2022/12/19(Mon) 9:29:07
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a69) 2022/12/19(Mon) 9:32:32

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 回想:火種 ──

[ 未だ少年だった男が洋館に来て、
 それほど経過していない頃。
 環境の変化にもどかしさと不満、苛立ちを覚え
 ヴェルトも手を焼いていた頃のこと。

 機嫌が良い時は特に問題ないものの
 逆の時は、一目見れば分かる程に荒れていた。
  
 ある時、野菜を育てている温室の近くを通りかかった時>>38
 突然呼び止められ、振り向くと
 目に見えて避けていた
あの男
の姿>>1:363


 ──── そして、彼に何故か、突然怒られた>>41。]



  
は????



[ 通り掛かっただけで、未だ何の理解も出来ずにいたが
 タナトスの視線の方向を見れば、
 温室内の荒れ果てた様子が確認できた。] 

 
(307) 2022/12/19(Mon) 11:17:22

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
 
  ……あの。僕今ここ通り掛かったばかりなんだけど。

  もしかして犯人扱い?


[
   
「命を何だって思ってるんだよ」



  
『死神』の責め立てる言葉。
  潰れたトマトが、まるで
のように見えて

 ──ずきん、と心が痛んだような気がした。


 此処に来て、彼と言い合うのは初めてのはずなのに。
 何だか、過去に似たようなことがあった気が、して]
 
 
(308) 2022/12/19(Mon) 11:17:57

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  
  来たばかりの新人に事情も何も聞かず、
  一方的に犯人を押し付けるなんて
  ……そんな人なんだね、君は。
  

  
……っ、……ざけんなよ! この野郎!

  

[ 怒りが瞬時にマグマの如く込み上げ、酷い形相で睨みつけ
 胸倉を掴もうとした瞬間、菜園荒らし犯の報告を受けた
 ヴェルトが訪れ、事なきを得た。

 しかし啀み合いの状況を重く見た彼により、
 そのまま少年を引き離し、客室に連行することで、
 一旦場は治まったが、去り際にも、少年はタナトスに
 酷い言葉を投げ続けていた。


 当時、既に館に居た者ならば
 知らぬ者はほぼ居ない有名な出来事であり
 過去の因果の噂も、暫く立ち続けていた。] 
 
 
(309) 2022/12/19(Mon) 11:18:24

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ その後、少年も確かに言い過ぎたと反省した。

 それでも、顔を合わせ辛いのは継続したまま
 すれ違っても、顔も併せず何も言わず
 ただ、時だけが過ぎていった。]

 
(310) 2022/12/19(Mon) 11:19:26

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 事件後、少年は改めて経典の『教皇』欄を紐解いた。
 自覚が芽生えた頃から、幾度と読んだ 
 心臓に黄金の痣を持つ者──証持ちの『前世』の内容。


 “慈愛の聖者”と呼ばれた者でありながら
 『死神』を殺し、最期は全ての破滅を願った者。


 何故か途中、一部が紛失しており>>0:114
 その空白の間に、真実が書かれていると推測されるが
 しかし、その真実に辿り着くことは出来ないまま
 想像するしか出来ずにいた。**]

 
(311) 2022/12/19(Mon) 11:21:37
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a70) 2022/12/19(Mon) 11:26:47

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―選択前日の夜―

[クロは自室の窓から夜空を眺めていた。
相変わらず天気は悪く、星も月も見えない。

寒い中、エトと天体観測をしたことがある。
ホットミルクを飲みながら、星についてあれこれ教えてもらったものの、詠むとか意味とかはわからない。ただ、昔から変わらずきらきらと輝く星は、クロも好きな物の一つだった。世界が崩壊したら、空の星もなくなってしまうのだろうか。世界とはどこまでを指すのか、わからないから安心できない。

今日の話を頭の中でまとめてみる。

心は決まっていたが、一番の決め手は、フォルスのありがた〜いお言葉である。>>2:347

『俺は ここに残るよ』

「残りたい」ではない、完全に言い切る強い意思。たとえ崩壊するにしても、残るつもりなのではないだろうか。それならフォルスはきっと死んでしまう。もってのほかである。断固拒否である。]
(312) 2022/12/19(Mon) 12:10:11

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[ゼロとユグのこと。

「外」の世界がない狭い箱庭に、ゼロとユグが閉じ込められることを想像してみる。……どうしても、幸せな結果が想像できなかった。クリスタベルが居るなら大丈夫かもしれないが、それぞれ負担がかかりそうだ。

そして何気に、羊がいなかったらどうする?という質問が気になっている。神に望めば出してくれるかもしれない……出してくれないかもしれない。要らぬリスクである。>>2:63

かつて、羊を見たことがない人間が存在していたことに、クロはかなりの衝撃を受けた。シンは、未だに本物は見たことがないのだろうか。>>2:2

一番小さなアリスも、幽閉されていた為に羊を見たことがないという。それは……かなり損をしている、と言えよう。]

羊が一匹、羊が二匹……

[ベッドに転がっているうちに、寝た。]
(313) 2022/12/19(Mon) 12:12:31

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―翌朝・期限の日―

[自室のベッドに座り、足を揺らしていると。
「神さま」がやってきた。
昨日の答えを聞くために。

クロはにこにこと笑って。]

僕の答えは、「この世界を残してください」です!
まあ嫌なこともあるけど、良いこともあるからね。

ねえ神さま、神さまもこの世界で暮らそうよ。
羊見ようよ、あの子らと遊ばないなんて勿体ないのさー。

[なんてことを言いながら、これこれ、と黒と白の羊のぬいぐるみを神に見せたのだった。**]
(314) 2022/12/19(Mon) 12:14:15
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a71) 2022/12/19(Mon) 12:32:04

Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a72) 2022/12/19(Mon) 12:35:24

Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a73) 2022/12/19(Mon) 13:02:42

【人】 XVU『星』 エト

  ー 期限の日:自室 ー

 
ん〜〜

 ………んぅ?

[目を覚ますと、窓の前に立っていました。
どうやらエトは寝ていたようです。

長くて、曖昧で、心が消えていくような
どう言うがいいか分からないけど
そんな夢を見ていた気がします。

窓の前なんて場所にいますし
星を見ながら考え事をしていたのでしょう
そのまま寝てしまうのはよくある事です。
立ったままなのもそれなりにあります。]
 
(315) 2022/12/19(Mon) 13:22:48

【人】 XVU『星』 エト


 今日が選択の日、でしたね

[選択…と言っても、エトは決まっているのですが
一応もう一度"神"には伝える必要があるのでしょう。]
 
(316) 2022/12/19(Mon) 13:23:10

【人】 XVU『星』 エト


 ……大丈夫かな

[部屋を出て、廊下を歩き出そうとして
ふと、医務室のある方向へ振り返りました。
気にかける先は、『塔』の君。

結局、あの2人に任せるとして
様子すらも見ずに行かずになってしまったので
それで心の奥でそわつく感情があり。]
 
(317) 2022/12/19(Mon) 13:23:23

【人】 XVU『星』 エト


 
ん〜〜


[のそのそと廊下を歩きつつ
神と会わねば、でも『塔』の様子も気になる
そんな両端に挟まれちょっと上の空のまま
一応神に会うべく歩き出しました。

もしかしたら呼べば来たのかも
なんて思考には至っていませんでした。]**
 
(318) 2022/12/19(Mon) 13:25:10

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ そう。
 今が苦しいひともいるかもしれない。
 この世界を捨てて新しい世界箱庭へ行った方が
 幸せになれるひとも居るのかもしれない。

 何が幸福で 何が不幸か
 考え方も捉え方も感じ方も、みんなちがう。
 どちらがみんなの幸せに繋がるかも
 わたしの量れるものではなくて、

 けれど世界が壊れてしまえば
 心を痛めるひとは、少なからずいるはず。

 話した感じ何人か居た、と言うクロさんの言葉に>>173
 またひとつ、心に決めた意志が固くなった。 ]
 
(319) 2022/12/19(Mon) 14:00:32

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ クロさんは強い。
 わたしにはない勇気と、自己を持っている。

 玄関ホールで、動揺して、呆然として
 わたしが両脚を凍り付かせて動けなくなっている間にも
 彼は素直に心の内を打ち明けて
 あの場に集まったみんなと今みたいに話をして、
 自分の脚で、一歩でも前に進もうとしていたのだ。

 彼にとっての最優先事項が
 何を置いても洋館のみんなになるのも納得がいく。
 アリアちゃんと彼の会話が途切れるまで、横で聴いて ]


  わたしも、
  お話、してくれて……

  話してくれて、聴いて……くれて
  ありがとうございました ……クロさん。


[ 同時に、
 彼と話をしたことで今更気付いたことがあった。 ]
 
(320) 2022/12/19(Mon) 14:00:40

【人】 XIV『節制』 シトラ



[ わたしは、わたしの大切に想うものに
 できるだけ序列を付けたくはなくて

 誰かに何かを求めることが、元々すごく苦手だ。 ]


 
(321) 2022/12/19(Mon) 14:00:54

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ いつからそうだったのかは思い出せない。
 生まれ持った気質なのかもしれないし
 後天的にそうなったのかもしれない。

 頼ること、甘えること
 教えを乞うこと、助けを呼ぶこと。
 手を伸ばすことも、会話を欲することも
 話を聴いてもらうことも元来苦手だ。

 洋館で暮らし始めてからすこしずつ、
 ごく限定的に求められるようになってきた今も
 『周囲に求める』行為の中で特に苦手とするものが
 誰かと争うことだった。
 
 好ましく感じるものと苦手とするものは確かにある。
 より心地良さを覚える方へと身を委ねてしまう。
 誰かと誰かが言い争う場面を目の当たりにしたとして
 その姿に胸がひどく痛んでも、
 止めに入った方が良いと思っても、それができない。

 多くを望んでも、
 この手が取れるものは限られていると知りながら
 どの声をも聴こうとしてわたし自身を見失う。]
 
(322) 2022/12/19(Mon) 14:01:11

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 誰の感情もが適切に思えて
 わたしの感情はなにもかも間違いに思えた。
 平穏と安寧を優先したいがために
 本当の気持ちに鍵を掛けて心の奥底深くしまい込む。

 声に出す勇気のない心の内を
 代弁するように涙が溢れだす。

 もうずっと、いつだってそう。

 わたしが何かを思い、考えるとき
 何かを行動に移そうとするとき
 誰かの声が、わたしの内の何かが
 わたしの心をまず抑制する。]
 
(323) 2022/12/19(Mon) 14:01:28

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 公平で、平等で在りたい。
 マドカさんほど強いこだわりではなくとも
 多分、近しい価値観がわたしにもある。
 特に洋館に来たばかりの頃は、
 可愛がってもらえることを戸惑ってばかりいた。

 幸せだと感じれば、
 その分の不幸に見舞われなければ
 釣り合いが取れないと無意識に感じている。

 辛いことがあれば、
 その分の幸福がどこかで得られるはずだと
 無意識のうちに信じたがっている。

 ただ、徹底して揉め事を避けたいわたしは
 彼のように自分の考えに基づいて
 積極的な行動を起こせはしないし、
 同じ価値観を誰かに強要したいとも思わない。

 自分の幸福が誰かの不幸の上にしか成り立たないのなら
 わたしの幸福は捨て置いて構わないと、
 光あるところに必ず影ができてしまうなら
 わたしが、影になろうと。

 波風立たず穏便に済みさえすれば
 現状が何ひとつ変えられずともそれが一番良いのだと、
 幼い頃からそう自分に言い聞かせて生きてきた。]
 
(324) 2022/12/19(Mon) 14:02:23

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 悲しむひとはすこしでも少ない方がいい。
 できるならみんなしあわせでいてほしい。

 いつだってそう思っているはずなのに、
 揉め事の気配がそこにあれば
 それがどんなに些細なものでもわたしは避けてしまう。
 
 わたしがみんなのことを特別に感じようと
 みんなにとってのわたしはさして重要ではないだろうと
 心のどこかで、そう思っている。
 体よく居合わせて引ける袖がひとつくらい減っても
 大した問題にはならないと思っている。

 自分はいつ死んだって構わないと思っているのに、
 みんなには生きていてほしいと思っている。
 
 結局は、ぜんぶ自分本位でしかない。
 誰かに求める強さを持っている彼の方が、余程眩しい ]


   ──わたしも、


[ 彼を真似て、
 ぎこちない敬礼のポーズを返そうとして>>298
 続いた言葉>>299にびくりと心臓が跳ねた。]
 
(325) 2022/12/19(Mon) 14:03:16

【人】 XIV『節制』 シトラ



  …………、
  そう…………です、よね


[ 怒りも、無念も、ないはずがない。
 苦手とされるのも当然のこと。
 
 湧き上がる後悔の念と圧し潰されそうな罪悪感。
 言葉を交わしあってなお 竦む足。

 眉を下げて俯き、言葉に詰まっていれば
 憎んではいなさそうだと、彼は言う。
 その一言が、わたしにおずおずと顔を上げさせた。]


  へっ…………!?
  な、なで…………!!?


[ もし背中を叩かれても、
 わたしはそれを謹んで受け容れるでしょう。

 けれど、撫でてあげたい、となれば話はまた別だ。
 そんな風に思ってくれているなんて
 思ってもみなかった。]
 
(326) 2022/12/19(Mon) 14:04:01

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 端々に滲む気遣い。
 彼が他の誰かと話すときと変わらない、
 明るい調子で語られる激励の言葉。

 わたしたちの間に長く横たわっていた分厚い氷が
 すべてとはゆかずとも、解け出したように思えて

 ……また泣きそうになって
 ぎゅっと瞼を瞑って堪えた。]


  しゃ、しゃきっと……

  しゃきっ、と…………し、します……!


[ 立ち上がって、ぴし、と背筋を伸ばす。
 また明日、と彼を見送る。

 ──これが最後になるのは、いやだ。
 心からそう思えたのが、
 一番の変化だったかもしれない。]*
 
(327) 2022/12/19(Mon) 14:04:13
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。
(a74) 2022/12/19(Mon) 14:45:54

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ――――思考を止めたことを後悔している、というのは、
 つまり『魔術師』の断末魔のようなものだ。

 『女教皇』と一緒に居られないと、
 分かってしまったから『魔術師』は絶望したし、
 そして後悔した。

 つまり……この罪に向き合うということは、
 『魔術師』の『女教皇』への
 想いが絡まってくることになる。
 ――今度こそそばにいたいという、
 妄執のような何か。


 それがとっても、厄介だ。]
 
(328) 2022/12/19(Mon) 15:41:21

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ……けれど、『魔術師』が後悔しているのは、
 それだけじゃない。
 『恋人』を殺したことにも掛かっている、ようで。
 自分の望む結果が得られなかったのだから、
 意味もなく『恋人』の命を奪ってしまったことに対しては、
 ちょっと後悔してる……らしい。

 もしも『魔術師』が思考を止めていなければ?
 敵意を向ける『恋人』に対して、
 もう少し違う接し方もあったのかもしれないね。
 ……結局、終わりは同じだとしても。]
 
(329) 2022/12/19(Mon) 15:42:04

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ――ベルちゃんを「ベルちゃん」と呼んでたのは、
 結局のところ、彼女に対する嫌がらせみたいなものだ。
 二人の時しか呼ばないのが、証拠のひとつだ。

 一応、初めて呼んだ時に笑顔で拒否されてからは、
 二人のときでも「クリスタベルちゃん」と
 呼ぶことはあった。
 でもどちらで呼ぶかなんて気まぐれぐらいの差でしかない。

 そうやってきみを傷付けてきたことに、気付きもしない。
 無意識の嫌がらせは、きっと『魔術師』であるが故だけど、
 もうすこし、気付けていたなら、
 もうすこし、違う関係になれていたのかもしれないね。

 ぼくたちに違う未来があるのかは……さて? ]
 
(330) 2022/12/19(Mon) 15:43:11

【人】 T『魔術師』 シン

 

[ 『証持ち』であることは
苦しい。

 自分と誰かの境なんて、
 すぐに曖昧になってしまうのだから。]

 
 
(331) 2022/12/19(Mon) 15:44:11

【人】 T『魔術師』 シン

―― 部屋できみとのお茶会にて ――


[ キュリアちゃんの部屋へ行く道中、
 売店に寄ったなら、支払いは
 キュリアちゃん任せだったかもしれない。
 基本的にぼくは、手元にあまりお金がない
 でもさすがにキュリアちゃんの持つお金も
 無尽蔵ではないだろうし、
 お茶会にお邪魔するときぐらいは、
 手土産を用意した方が良いのかもしれない。うん。


 キュリアちゃんが紅茶を容れてくれる>>296
 それも、この洋館ではよくあることだったかな?
 キュリアちゃんの得意なこと、いくつか知ったなら、
 ぼくはその度に「すごいねー!」って
 褒めていたかもしれない。]


  いいんだよー


[ お礼を言われれば、首を横に振る。
 ぼくは、迷ってる子がいるなら力になりたいし、
 ……きみが相手なら、なおさらだよ。
 ……それって、誰の気持ちなんだろう?
 ]
 
(332) 2022/12/19(Mon) 15:45:35

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ なんと応えればいいかわからない、
 というのがキュリアちゃんの今思うこと、らしい。
 ……キュリアちゃんはキュリアちゃんで、
 小さな世界で生きてきたらしい、
 っていうのは聞いてたかな。
 だから、さっきのことはちょっと刺激が強すぎたんじゃ?
 キュリアちゃんが迫られるには、難しい問題なのでは?
 みたいな思いが湧く。
 だけど、キュリアちゃんは
 そこで頭が真っ白になるんじゃなくて、
 色々自分の考えを、言ってくれたかな。
 ……ちゃんと考えるキュリアちゃんは、すごいね。

 ゆっくり、少しずつだったか、
 それともひとまず言いたいことは話し切ったか、
 紅茶に口を付ける彼女を、じっと見た>>297。]
 
(333) 2022/12/19(Mon) 15:46:07

【人】 T『魔術師』 シン

 

  キュリアちゃん


[ 何度も何度も、たくさん呼んだきみの名前を、呼ぶ。]
 
(334) 2022/12/19(Mon) 15:46:49

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ キュリアちゃんと初めて会った時の、
 どこか呆けたような表情>>2:342
 それから、遅れて出た挨拶。
 その時はそれどころじゃなかったけど、
 キュリアちゃんの方も、何か感じることはあったのかな。

 ぼくはというと、その声のひとつひとつに、
 どうしようもない衝動が駆け巡っていた。

 だけど、名前を聞いたら、
 すこし、ここに戻ってこられた気がした。
 「キュリアちゃん」と、名前を繰り返す。
 それが
今の
きみの名前なんだね、と、
 今目の前にいる彼女を、はっきりと捉えることができた。
 だから、「ぼくはシンだよ」と名乗り返すことができた。
 『魔術師』じゃなくて、
 ぼくをぼくとして見てほしかったから。

 ぼくが「キュリアちゃん」と名前をたくさん呼ぶのは、
 きみは『女教皇』ではなく、きみなのだと、
 ぼくがちゃんと認識するためでも、あるんだ。]

 
(335) 2022/12/19(Mon) 15:47:32

【人】 T『魔術師』 シン

 

  キュリアちゃんが、自分で考えたいなら、
  それで良いんだ
  ぼくは、その手助けをしたいなって思ってる

  だけど、ぼくの意見に合わせることはなくて、

  キュリアちゃんが、自分で決めていいからね!


[ ぼくは、ぼくの考えに
 キュリアちゃんを巻き込むつもりはない。
 そもそも、はっきりとした意見はぼくにはないのだし。

 言わなくても、分かるかもしれないけど、
 この洋館に来た今は、ぜんぶ自分で選んでもいいんだよ。]
 
(336) 2022/12/19(Mon) 15:48:20

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ キュリアちゃんは……なんというか、素直な子だな、
 って、思うことがある。
 洋館での暮らしの話とか、
 教えたら素直に受け入れてくれた、というか>>295
 ぼくが構い過ぎてた? 聞こえない!


 ぼくの話を、たくさん聞いてくれるキュリアちゃん。
 いつかの『魔術師』が、『女教皇』に
 自分の考えをたくさん話していたように。

 ぼくの話をたくさん聞きたくなること、
 キュリアちゃんが言ってくれたことはあったかな?
 キュリアちゃんの出会いや気付きのことも、
 話してくれることはあったかな?

 初めて会った時から――キュリアちゃんは、
 とても変化しているように、ぼくには見える>>2:359
 その心の内まで話してくれていなくても、
 アリスちゃんの誕生日に、
 歌を歌おうと誘ったときの反応>>2:360
 そして素直に歌を聞いてくれた時、
 聞いているきみと目が合った。

 ――きみが楽しそうにしてたから、
 ぼくもとっても嬉しくなった。]
 
(337) 2022/12/19(Mon) 15:48:55

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 歌に合わせて手を叩くキュリアちゃん。
 新しいことに触れて、楽しそうなきみ。

 あのね――これは、
『魔術師』が『女教皇』に向ける気持ちとは、
 違うんじゃないかな。

 今まできみが知らなかったのは、現世のきみだからで、
 新しい世界を知るときのきみの気持ちは本物で、
 ――その本当の気持ちを、尊く思うのも、
 ただ、ぼくだけの本心だ。]
 
(338) 2022/12/19(Mon) 15:50:16

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ――だったらこれも、ぼくの本当の気持ちかな。

 『魔術師』と『女教皇』ではなくて、
 ぼくとキュリアちゃんとして、の。]

 
(339) 2022/12/19(Mon) 15:51:11

【人】 T『魔術師』 シン

 

  あのね、キュリアちゃん
  ……ひとつだけ、ぼくの気持ちを言っても良いかな?


[ どちらにするのか、決めるのはキュリアちゃんだけど、
 きっと直接は関係ない、ぼくの願いをひとつだけ。]
 
(340) 2022/12/19(Mon) 15:52:10

【人】 T『魔術師』 シン

 

  ぼくはね、キュリアちゃんが世界を知っていくのを、
  これからも見ていたいなって思う

  キュリアちゃんの知っていく世界を、
  一緒に見たいな、って思う

  ……そう出来たら、嬉しいな


[ "外の世界"に向ける思いなんて何も無いけど、
 キュリアちゃんの目に映る世界は、
 これからも見ていきたいと思う。
 例えこの世界に留まるとしても、
 新しい箱庭に行くとしても、
 新しいことを知るキュリアちゃんの、
 そのそばにいられたら、とても嬉しいと思う。]
 
(341) 2022/12/19(Mon) 15:52:28

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ みんなが離れていくのは嫌だよ>>259
 ――それには、蓋をした>>260

 だけど、キュリアちゃんと離れるのは、
 やっぱり嫌、かも。

 ――だめ、かな? ]

 
(342) 2022/12/19(Mon) 15:53:05

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ きみの手を取ることは叶ったかな。
 きみを見つめる表情は、
 きっと、愛おしいものを見る笑顔をしている。*]
 
(343) 2022/12/19(Mon) 15:53:30

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[少しゆっくりするつもりで荷物に手をかけた時>>304
 ノックの音が聞こえた。二回。昨日のように。

 朝に呼びに来る相手なんて限られているし、
 今日の心当たりは一つだけだ。

 扉を見る、そうして開けて、]


 ……、…

[思わずきょとん、と瞬いた。

 その間に朝の挨拶が聞こえ>>306
 自分の表情が綻んだのが解る。]
 
(344) 2022/12/19(Mon) 16:10:22

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 ……おはよう、ベル。
 嬉しいよ。
 俺もそう思ってたところだったから。

[君が居ない明日なんていらない。
 世界がどうなるとしても共にいてくれるという返事。
 以前にしてもらったように、
 彼女の頭を撫でようともしたが、…何とも触れがたく、
 結局手は伸ばしかけてやめた。

 そうして、
 は〜〜〜〜〜〜〜………、と大きく息を吐き、
 軽く手で顔を覆う。]


 よかった、フラれなくて。

[少し力が抜けそうになった。
 それだけじゃない大きな安堵に覆われるけれど、
 これにあまり浸るとよくないのは自分で解ったので。

 話題を変える。が。]
(345) 2022/12/19(Mon) 16:10:45

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 ところで、その恰好?

[変えた先でも、多分ちょっと駄目だった。

 そういう格好は初めて見る>>301
 だからなんというか、不意打ちで。
 少しの間無言でまじまじと見てしまったから、
 笑っていいよと言われただろうか>>304。]
(346) 2022/12/19(Mon) 16:10:56

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 いや、…うん。
 似合ってる。

[──恐らくこれが、経典にあるように、
 『恋人』両性具有のていで、『悪魔』の前に現れていたなら。
 そういう格好も素敵だね、綺麗だよ、だの、
 夜色の服を他の誰かに贈られるなんて妬けるな、だの、
 もうちょっと気の利いた(?)言葉が出てきたかもしれないが。

 なんというか。不意打ちだったから。
 そんな言葉しか出てこなかった。
 変に思われたり拗ねられたらその時にまたご機嫌をとろう。]
(347) 2022/12/19(Mon) 16:11:12

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 今日は答えの締め切りだな。
 『神様魂の生みの親』のところに、
 答え駆け落ちの報告にでも行くか?
 一緒に。

[冗談めかしてそう笑う。
 親に捨てられたわけじゃなく、
 こちらが親を捨ててやったんだという気概で。*]
(348) 2022/12/19(Mon) 16:11:27
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。
(a75) 2022/12/19(Mon) 16:15:20

【人】 T『魔術師』 シン

―― 回想・姉というひと ――


[
 昔々の思い出、

 涙を流す女の子と、
 その子を抱きしめるフォルを見ていた。>>0:376


 ……初めて見るその子とは、その後改めて会ったかな?
 その子は新しく会う証持ちだった。
 シャルレーヌという名前のその子が、
 年上の子だって分かったら、
 ぼくは無邪気に「シャル姉さん!」って言って
 笑いかけたかな!>>0:552
 ぼくの知ってる証持ち、
 ヴェル兄さんと、フォル兄さんと……
 だから、"姉さん"と呼ぶ人が出来るのは初めてで、
 とても嬉しかった。
 シャル姉さんにはすぐ懐いたし、
 四人で洋館を駆け回るというのも、
 フォル兄さんとシャル姉さんが来た日には、
 よく見掛ける光景になったかもしれない。]
 
(349) 2022/12/19(Mon) 16:40:27

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ シャル姉さんも、外の世界から来る子で、
 帰っちゃう子だったことは寂しかったけど、
 シャル姉さんは今でも、故郷と行き来している。]


  シャル姉さんは、おうちでは何をしているの?


[ 幼い頃そういうことを尋ねたことがあった。
 聖女、というのは、本人から聞けたか、
 それとも他の誰かから聞いたんだったかな、
 「聖女ってなに? どんなことをするの?」って、
 また聞いた>>2:120。]
 
(350) 2022/12/19(Mon) 16:41:25

【人】 T『魔術師』 シン

 

  わ〜〜〜すごいね!


[ シャル姉さんが普段やってること、
 それを聞いたらぼくは、笑顔でそう言った。
 ……だけどもしも、それを話すシャル姉さんが、
 浮かない顔をしていたなら、]


  ……シャル姉さんは、たのしくない?


[ 顔を覗き込んで、そう聞いたことも、
 もしかしたら、あったのかもしれない。]
 
(351) 2022/12/19(Mon) 16:41:42

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 『証持ち』が何かしら特別視されるものである
 ということは、このときは全く知らなかった。
 フォル兄さんも、シャル姉さんも、普通だったから。
 子どものうちから洋館と親元を行ったり来たり出来る
 ということは――少なくとも『証持ち』としては
 かなりまともな生活環境だからこそ、というのを、
 知ったのはいつの頃だったか。


 余談だけど、ぼくの痣も背中にある。
 右の背中の、肩の辺り、杖の形をしたそれ。
 自分では見えないし、触ることもすこしむずかしくて、
 鏡を見れば、自分が証持ちであることは分かるけど、
 ……常に自覚させるような、そんな痣じゃないんだよね。]
 
(352) 2022/12/19(Mon) 16:42:30

【人】 T『魔術師』 シン

―― 回想・少し前のこと ――



  シャル姉さん〜
  ちょっといいかなー?


[ それはたぶん、そんな幼い頃の思い出からしてみれば、
 わりと最近の話だ。
 シャル姉さんが、前回故郷に帰る前、ぐらいの?

 シャル姉さんの前でも、笑顔のぼく〜という感じ
 ではあるけど、
 同性の友達で、近くて遠い、そんなのがない分、
 素直に甘えている感じは、あるのかもしれない。

 シャル姉さんを誘えたら、
 なんとなく花畑が見えるところまで連れて行って、
 問い掛けた。]
 
(353) 2022/12/19(Mon) 16:43:23

【人】 T『魔術師』 シン

 

  あのね、
  シャル姉さんは、フォル兄さんのこと、
  どんな風に思ってる?


[ 普段通りの笑顔で、普通に問い掛ける
 ……ことはできていたと思う
 フォル兄さんとシャル姉さんのことを
 揶揄する気持ちとかは一切なくて、

 それは純粋な質問だった。]
 
(354) 2022/12/19(Mon) 16:44:29

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ……あの日、出会ったフォル兄さんとシャル姉さん。
 だから、聞いたら少しぐらい分かるかと思った。
 この心の中で苦しみを訴える愛のこと。
 ぼくは『魔術師』が『女教皇』に抱く気持ちを、
 どう処理したら良いのか、分からなかった。

 だから、……だから、
 『女帝』の証持ちのシャル姉さんなら、
 この気持ちの付き合い方が分かるんじゃないかなって。
 もしもシャル姉さんが抱く思いが、
 誰かのものじゃなくて、自分のものと思えるなら、
 なおさら、話を聞きたいと思った。


 ……ということは話さずに質問だけ投げたから、
 シャル姉さんにはどう受け取られたか分からないけど!

 ……もしも答えを聞けたあと、理由を聞き返されたなら、
 キュリアちゃんとの向き合い方に悩んでることは、
 話したかもしれない。** ]
 
(355) 2022/12/19(Mon) 16:46:07
T『魔術師』 シンは、メモを貼った。
(a76) 2022/12/19(Mon) 16:53:37

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 薬草園から去りゆくクロさんの背が見えなくなってから
 わたしは再び、椅子に腰を下ろした。

 誰しもにいつかは平等に訪れる死が
 刻限までも平等に訪れるのなら、
 世界の崩壊は、ある意味では
 『平等』と言えるんだろうか。

 そう考えるひとも、中には
 居るのかもしれない。けれど、]

  
  ……アリアちゃんの作ったお薬で
  命を救われてきたひとたちや、

  まだ生まれて、間もなくて
  何が悲しいのか、楽しいのかさえ
  まだわからない小さな子たちまで

  わたしに優しくしてくれたひとたちまで
  崩壊に巻き込まれてしまうのは……

  …………わたし、やっぱり 嫌だ。
  

[ 故郷に残した両親も、村のみんなだって今頃
 必死で羊やアルパカたちを避難させているかもしれない。
 決心を固めるように声にした。]
 
(356) 2022/12/19(Mon) 17:14:18

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 辛く感じることもあった。
 いっそ死んでしまえたら楽なのかもしれないと
 思った日が、ないではなかった。

 けれど悲しむ人ごとみんないなくなればいいと
 願うほど、この世界を恨んではいない。]


  お茶会で使った、可愛いティーセットも
  美味しい紅茶の茶葉も、
  テオブロマの材料も、野菜も、果物も
  この世界のどこかで誰かが、作って
  ここまで届けてくれたもので

  フォルスさんがプレゼントしてくれた
  ノートも、ペンだって
  きっとたくさんの誰かの手を介して
  わたしのところまで来てくれて……


[ フォルスさんがいつか贈ってくれたノートは>>0:692
 わたしのやってみたいことをひたすらに書き連ねた
 やりたいことリストノートになっていた。

 文字を手習いするための紙も、
 知識を得るため読んできた書物も
 この世界の誰かが生み出したもの。
 外には、まだ知らない世界が無限に広がっている。 ]
 
(357) 2022/12/19(Mon) 17:14:41

【人】 XIV『節制』 シトラ



  ……直に関わり合いになることはなくても、
  気付かないうちにお世話になったひとたちも
  この世界にはきっと、大勢いるんだと思うの


[ お世話係のひとたちも含めて
 洋館で一緒に暮らしてきた誰かが
 悲しむ姿を、わたしは見たくない。]
  

  ……壊れてほしく、ない
  神様には、そうお願いする。

        アリアちゃんは……?


[ 青と緑の瞳を、正面からまっすぐに見つめた。]
 
(358) 2022/12/19(Mon) 17:14:56

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ アリアちゃんは憶えているだろうか。
 まだぐしゃぐしゃの文字しか
 満足に書けなかった頃の話だから、
 彼女は忘れてしまったかもしれない。


    「──わたし、文字が読めるようになって
     タナトスさんみたいな、
     綺麗な文字が書けるように、なったら

     いつか 自分の瞳で
     世界を見に行ってみたいな。

       それでね、
あの、
その…………

       ……あ、アリアちゃんさえ 良ければ

       わたしと、一緒に
       来てくれませんか……っ!」


 そんな会話をした日も、あったこと。 ]

 
(359) 2022/12/19(Mon) 17:15:09

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 教祖になる気はない、の一言に
 わかってるよ、って ふっと口元を緩めて>>289 ]


  当たらずとも遠からず……

  ……良かったら、
  詳しく聴かせてほしいな
  アリアちゃんの思うところ。


[ そうして彼女の声に、静かに耳を傾けはじめた。
 たとえそれが日を跨ぐほど長い話になろうと、
 わたしから話を遮ることはない ]*
 
(360) 2022/12/19(Mon) 17:15:16
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。
(a77) 2022/12/19(Mon) 17:20:33

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ そこに居てくれたことにほっとした。
 扉を開けてくれたことが嬉しかった。
 昨日の最後は扉越しだったから、
 顔を見たら泣きそうなくらい胸が苦しかった。
 大きな目を瞬かせる>>344姿が、 
 まるきり猫の仕草で可愛くて愛しくなった。

 …………駄目だな、と思った。

 『恋人』の証持ちのくせに、
 恋で死んでしまいそうな心持ちさえしている。 ]
 
(361) 2022/12/19(Mon) 17:44:13

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 一度は何もかもと諦めようとして、
 それまでも何度も気持ちを誤魔化そうとしてきて、
 そんな恋心に振り回されて
 ──そして振り回してしまって──今ここに立つ、
 自分の滑稽さに呆れてしまうけれど。

 でも仕方ない、これがベルなんだから ]
 
(362) 2022/12/19(Mon) 17:44:30

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ だというのに、
 完璧わたしたちを愛した彼に
 何年も片想いを誤魔化してきた天邪鬼は、
 そんな心をちらとも覗かせず。
 挨拶みたいに告げた言葉に同意を返してくれたから
 「ありがとう」と目を細めるだけ。

 振られなくてよかった、
 だなんていじらしいことを言うものだから、
 「不安にさせてごめんね?」と
 私だけの可愛い子の夜色をさらりとひと撫で。 ]
 
(363) 2022/12/19(Mon) 17:44:49

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ どさくさに触れたことに満足していると、
 その格好、と指摘されて、
 一大決心を一瞬で忘れてしまっていたことに気付く。

 無言で見られる間が気恥ずかしいやらなにやらで、
 誤魔化すみたいに予定していた言葉>>304
 ポツリと零せば、
 言い淀みながら「似合ってる」>>347、なんて。

 やっぱり駄目かな、アリアお化粧教えてくれるかな?
 他の……勝手に遠ざけていた証持ちの彼女たちに
 お洒落について聞いてみても受け入れてくれるかな?
 なんて、世界が終わるかも知れない時に暢気な悩み ]
 
(364) 2022/12/19(Mon) 17:45:13

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
 
  16歳の最後の誕生日プレゼントなの。
  あなたの色だったからどうしても捨てられなくて。

 
[ つい昨日まで“わたしたち”をやってきていたのに、
 ドレスを持っている自分に言い訳するように
 何となく出所を明かした。

 ……やっぱりもう一回チャンスが欲しい。
 次は悩む余地なく 綺麗 と言って貰いたいなんて
 胸裡でそっと決意を固めて。 ]
 
(365) 2022/12/19(Mon) 17:45:32

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ 案の定、
 神様なんかより真っ先に答えを届けにきたことを、
 容易に看破されて笑ってしまった。

 駆け落ち、だなんて冗談には
 心臓が跳ねて怯んでしまうけれど。 ]


  うん、行く。
   一緒に行こう。


[ そう答え、先に手を差し伸べることは出来ただろうか ]
 
(366) 2022/12/19(Mon) 17:45:48

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ それは昨日の二人の似姿で、>>1:298
 もし私が彼にそうしていて、
 この手を取られなかったらと考えるだけで
 身も世もなく泣き伏してしまいそうだった。
 
 傷付いたとしても、もう許してる。>>136
 そう言ってくれたけど、
 その優しさに甘えるだけの自分でいたくない。
 

 だからこの手を握り返してくれるなら、
 絶対に幸せにしてみせる。

 まだ自分に何が出来るかはわからないけれど、
 心の中で宣誓それをするなら
 神の前はさぞかし御誂え向きだと思った。 * ]
 
(367) 2022/12/19(Mon) 17:46:40
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a78) 2022/12/19(Mon) 17:52:37

Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a79) 2022/12/19(Mon) 17:55:33

]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a80) 2022/12/19(Mon) 18:25:04

XVU『星』 エトは、メモを貼った。
(a81) 2022/12/19(Mon) 18:52:30

【人】 XII『吊された男』 ユグ



[今朝、目覚める前。
 短い、夢を見た気がする。]

 
(368) 2022/12/19(Mon) 19:25:38

【人】 XII『吊された男』 ユグ



[ユグは顔も知らないその人は、わらっていた。
 心を壊して、もう、笑うしかできなくなっていた。]

 
(369) 2022/12/19(Mon) 19:26:02

【人】 XII『吊された男』 ユグ


[――そんな。夢を。
        断ち切った手のひら>>67。]
 
(370) 2022/12/19(Mon) 19:30:17

【人】 XII『吊された男』 ユグ


[それは夢だと教えてくれた]

 
(371) 2022/12/19(Mon) 19:30:39

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[ユグは、あの日の『吊るされた男』ではない。
 だから、迷っても、何も見えなくても。
 もう、自暴自棄で命を絶つことは、ないだろう。
 ここまで生きてきた。今更、惑わない。

 ユグは、あの日の『吊るされた男』ではなく。
 ユグは、昨日の盲目的な子供でもなく。
 ひとつひとつ、変わっていっているから。
 また少し違う未来を見つけたいと思っている。
 そんな思いを込めて、あなたの手を取ったのだ>>243。]
(372) 2022/12/19(Mon) 19:31:15

【人】 XII『吊された男』 ユグ

……それでも、世界が滅びるとなったら。
きっと悲しむ人がいるでしょうね。

[意見は様々、あったように思うが。
 おおよそ、強く滅ぼしたいという意見は聞いていないから、ゼロに言ったような結果>>2:164になる気がしている。
 それでも、過半数であったかは数えていないから――

 先生の傍、手を引きながら、少しだけ表情を曇らせた*]
(373) 2022/12/19(Mon) 19:31:25

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[最後までチェレスタの話を黙って聞いた後。
彼は深く大きなため息をついた。>>200
俯いて床ばかり見ているチェレスタにもそのことは聞こえる音で伝わった。
彼がどういう返事をするにせよ、しっかり相手のことを見ておかなければならないと思うのに、
顔をあげるタイミングをつかみ損ねている。
ため息が終わりそうなところとか彼が話し始めたところとか色々あったのに]

  ……かんちがい、してる?

[何かを固いものに叩きつける――とまではいかない、乱暴に置くような音で、>>202
ようやく弾かれたように顔をあげる。
彼の分のカップはチェストの上。
中身がこぼれていやしないか……とちょっとばかり考えたが、すぐに状況に流されるようにして消えてしまう]
 
(374) 2022/12/19(Mon) 19:47:42

【人】 XI『正義』 マドカ

── 回想:7年前 ──

行き合った
目の前で盛大に吐いた
青年に示された通り、
 扉の向こうには洗面台があり、
 そこで口を濯いで、顔を洗って。

 見上げたところに鏡があった。

 見慣れた顔であるはずなのに、
 真っ白な顔には見覚えがない。

 妙な錯覚を覚えて、つい、鏡面を指先でなぞる。]


     “ お前は誰だ? ”


[問うたのは、僕か、鏡像か。

 頭の中が、グラグラする。

 と、入ってきた扉が音を立てて開いた。]
(375) 2022/12/19(Mon) 19:56:31

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[絡まり合った糸の結び目を丁寧に解いていくかのように、
彼は言葉を並べていく。>>204

彼がチェレスタをどう思っているか。
彼の選択の根にチェレスタは関係しないこと。
どうしたら悲しい思いをするのか分からないこと。

前提からこじれていた……という事実に、
思わず表情が歪むものの、それ以上様子が変わることはなかった]

  ……わかりやすい話だね。

[と、先程の彼の言葉>>199をなぞるようなことを呟きもした。

彼の言葉をチェレスタの速度でかみしめつつ。
胸が締め付けられるような感覚があった。
これは……私がちゃんと彼のことを私なりに思えている証左だ。

悲しみに慣れてしまった人のこころには、
悲しみをうたった歌が響かない。これは経験則。
もし彼もそうだったら――と考えてしまった結果]
 
(376) 2022/12/19(Mon) 19:57:09

【人】 XI『正義』 マドカ

 

     ………え……っと…?


[洋館に来たばかりの僕には、
 その相手が誰なのかまだよくわからなかった。

 勢いに負けて、手に押し付けられたそれを、 反射的に握りしめる。>>245

 それが、初対面。
 彼は何かの折に、
 僕を構って・・・くれるようになった。

 折り紙は、僕の方が上手だった。
 君が島風の衣装を着て見せた時は、
 少し首を傾げてしまったけれど、
 君が来た衣装は割合大きな島の文化だったから、
 僕にもそうと知れた。

 だから、まぁ、少なからず好意はあったのだ。

 ────“それ”を知るまでは。]
(377) 2022/12/19(Mon) 19:58:00

【人】 XI『正義』 マドカ

[君の生い立ちを知った時、
 僕は洋館に来て初めて狂気を見せた。>>247

 僕はどうしても、『僕』
『正義』という魂
に刻まれた宿命から
 逃れることができない。

 
やっぱり僕の預かり知らないことだけど、
『正義』の証を持って生まれる子どもは、
 みんな“そう”だった。

そうやって『正義』の魂は、
円環マドカから抜け出すこともできずにずっと、
生まれ変わるたびに、もがいている。



 『べき』『べき』『べき』……

 人間らしい心を何一つ赦さずに。]
(378) 2022/12/19(Mon) 19:58:22

【人】 XI『正義』 マドカ

[その日から僕は、
 君と少しずつ距離を置き始めた。

 いつでも笑い続けている君の心の内など知らない。
 
感情を否定してきた僕に、
分かるはずもなかった。


 君が『不幸』を否定する度、
 僕の中の『正義』が揺らぐ。
 
 
だってそれを認めたら、僕は……

 『証持ち』を迫害することを許す世界を、
 僕から故郷を奪った世界を、
 ……『正義』として生まれた僕を。

 何もかも否定し、呪わなければならなくなる。
*]
(379) 2022/12/19(Mon) 19:58:45

【人】 XI『正義』 マドカ

── 売店:フォルス──

[君にそんなつもりはなかったかも知れない。

 けれど僕には、
 
『逃げんじゃねぇよ、クソ餓鬼』

 という副音声付きで聞こえた。>>267

 突然に眉間を殴られたような気分で、
 反射的に身構える。

 心臓が、冷たくて、痛い。
 
そこに刺し傷なんて、ありはしないのに。


 椅子を蹴って立っても良かった。
 むしろそうすべきだった。
 けれど僕の中の『  』が、僕の尻を
 椅子に縫いつけたままにする。

 喉がカラカラで、手にしたカップには、
 液体はほとんど残っていなかった。]
(380) 2022/12/19(Mon) 19:59:14

【人】 XI『正義』 マドカ

 

     
それがわかったら苦労していない。



[言葉を遮るようにしてこぼれ落ちたのは、
 思いの外低くて大きな声だった。

 僕にとっては幸いな
不幸な
ことに、
 結果として君は、最後の一言
『無理じゃないかな』
を言い損なった。
 
その一言を聞いていたら僕はうっかりすると、
世界の滅亡を見る前に
舌を噛み切ってしまったかも知れない。
……もしかしたらその方が幸せかも知れないが。


 ぴん、と空気が張り詰める。]
(381) 2022/12/19(Mon) 19:59:30

【人】 XI『正義』 マドカ

[世界が広くなればなるほど、
 人の数が増えれば増えるほど。

 秩序を保つのは難しくなる。

 たった22人が存在していただけの箱庭で、
 神の生み出した愛子たちですら、
 保つことができなかったそれを。

 一体どうしたら、
 この広い世界でたった一人の人の子が
 保つことできると言うのか。

 それは土台無理なことなのだと、
 まだ幼い少年の頃、誰かに諭されていれば。
 あるいはもしかしたら、
 『正義』
『平等』
の呪縛から
 逃れることもできたのかも知れない。

 ……今となっては、もう無理だ。
   この信念に従ってきた時間が、長すぎる。]
(382) 2022/12/19(Mon) 19:59:49

【人】 XI『正義』 マドカ

 

   たとえば…… その偏りは。
   僕が、僕なりの基準で判断して、
   僕にとっての平等を目指している。

   そうだよ、全部僕のための平等だ。

   僕が“ 生きる ”
この世界で息をする
のに必要な平等だ!


[言い切ると同時、
 自分の表情が歪むのが分かる。
 
涙は出なかった。


 自分の吐いた言葉が、既に痛くて仕方のない
 自身の心臓に突き刺さる。

 
『正義』の証は、命に優しくない。


 僕が平等と認められない世界では、
 息をすることすらままならない。

 不平等が視界に映る度、
 身体中をムカデが這うような不快感が襲うのだ。

 背中の火傷痕だけじゃない。
 僕の身体には至る所、自身の爪で付けた
 何かを引き剥がそうとした・・・・・・・・・・・・かのような痕がある。]
(383) 2022/12/19(Mon) 20:00:32

【人】 XI『正義』 マドカ

[君は侮蔑の表情でも浮かべるんだろうか。
 いつかみたいに、
 冷たい言葉で突き刺すんだろうか。

 僕だって、こんな吐露をするつもりはなかった
こんなに汚い内心を見せるつもりはなかった

 暴いたのは君だ、なんて、
 太々しく責任転嫁してやる。
 僕は君の視線を正面から受け止めようと、
 睨みつけた。

 『正義』の証は、事あるごとに、
 その所有者すらも裁きの対象とする。
 僕自身が、その理不尽な『平等』観に
 幾度殺されそうになっていることか……

 『平等』の行き着くところは究極、
 
『皆殺し』
なのだ。
 
 だから……だから多分、僕は、
 この世界の中で、
僕だけ
は、
 経典の『正義』が何を恐れたのか、
 わかってしまうし、
 分かってあげなくてはいけない……と思う。


 君は知らない。
 
知らなくて良い。


 
『僕』は『君』にだけは、赦されてはいけない。
**]
(384) 2022/12/19(Mon) 20:01:13
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a82) 2022/12/19(Mon) 20:01:28

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[チェレスタは聞こえてきた言葉通りにした。
見る。>>205
ほんの皿一つ分近付いた指先を。
分かりやすすぎるくらいに震えている。

それでも彼の方から近付いてくれたのだ。

望まれるなら消えてもいいと告げたチェレスタに、
そんなことは望まないと返す言葉を聞いて。
彼が手をカップに押し付けてるまでを見る。>>207
動けないでいた。
私は指先を温める役にはなれそうもない。

気を抜いたらへたり込んでしまいそうで、
足を床に縫い付けるのに必死だった。

永遠に続くかと思われた硬直状態から僅かながら脱して、
言葉を伝えようと口を開く]
 
(385) 2022/12/19(Mon) 20:02:11
XI『正義』 マドカは、メモを貼った。
(a83) 2022/12/19(Mon) 20:04:18

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


  ……大丈夫。
  君の、気持ちは、ちゃんと伝わったよ。

  今まで、ずっと、ごめんなさい……。
  それから、ありがとう。
  世界が、滅ぶかもしれない前に、
  君の気持ちを聞けて良かった……。

[重い荷物を降ろすようにがっくりと肩を落としてから、笑う
苦笑ではあるものの心からの笑み。ようやくの。

勘違いが分かったからと言って、
チェレスタの中にある魂の奥底からの感情がなくなるわけではない。
特に――彼と己で考えが違うところに反応しやすい傾向がある。
消えたいとずっと考えてた? >>198
そういうとこだぞ『月』。……みたいな
]
(386) 2022/12/19(Mon) 20:06:11

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[ただ、やっぱりこう思ってしまう]


  ねえ、……、私たち、
  もっと早くこうして話し合えていれば、よかったよね。


[もっと早くここまで至れていたら。
その方がましだなんて身勝手な理由で自ら嫌われようとしないで、
もっと早く歩み寄ることができていたら。

そんな「もしも」が実現していれば、たとえば、
ふっと口が回るところを見せた時>>194に、
もっと君のことを知るために色々訊けたかもしれなかったのに]
 
(387) 2022/12/19(Mon) 20:08:28

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[とはいえ、世界の命運が決まる前のやり残しは一つ消えた。
言葉はあれだが明日世界が滅んでしまってもいいくらいの軽々とした心地だ。
だけどチェレスタとしてはそれでいいわけがなかった]

  わがままが許されるなら私は。
  エーリクともっと話がしたい……。

[そのこと自体は今ある世界でも、
神なる存在が新たに作る箱庭でもできることのように思う。
だが、自分たちは神なる存在のオモチャじゃないと、
この期に及んでもはっきり思うから。
今度は『審判』の感情に流されることなく。


だから決めた。
今の世界があり続けることを望もう、と]
 
(388) 2022/12/19(Mon) 20:11:06

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



  …………、
  なんて、今更だけど、さ。


[もう伝えるべきことはないだろうか。
そう思いながらカップに口をつける。
コーヒーの残りをゆっくり飲み干す合間にあっさり前言撤回したが]

  そろそろ行くね。
  ……このコーヒー、すごく美味しかったよ。
  ごちそうさまでした。*
 
(389) 2022/12/19(Mon) 20:15:56
]]『審判』 チェレスタは、メモを貼った。
(a84) 2022/12/19(Mon) 20:24:31

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

───売店:フォルと
 
[ こんな時でもあたたかい飲み物を飲むとホッとするし、フォルの側にいるなら尚更。
  だから、自分の考えをちゃんと伝えることができたのだけど。]

 …フォルも、残るの…?
 頑張るって、そういう意味だったのね。

[ あの時、既に答えを出して、動いてたんだ。]

 やっぱりフォルはすごい…。

[ ついついしみじみ感じ入っていれば、
 彼>>269から本気かと問われてしまった。目は合わない。]
(390) 2022/12/19(Mon) 21:05:54

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

 え?

 …こんなこと、冗談で言わないわ。
 ちゃんと真面目に考えて出した結論です。

 フォルだって、残るのなら同じじゃない。
 それとも皆を説得できなさそうだったら
「箱庭」に行くの?

[ それならそれで、彼が生き永らえることができそうだからいいと思う。

 でも、彼も残るときいて、
 それならこれからも側にいられる、って、
 嬉しく思ってしまった。
側にいてくれるとは限らないのに…。]
(391) 2022/12/19(Mon) 21:07:10

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

 フォルは、どうして残ろうと思ったの?
 もし私が「箱庭」に行くつもりでも残ってた?

[ それとも私のこと、引き止めてくれたのかな?
 でも、それなら本当にそれでいいの?なんてきかないかな…]

…他のみんながどう考えてるかはあまり聞いてないけれど、それぞれが考えた結果、神様を止められなくても仕方ないと思う。
 神様が好きで、箱庭に戻りたい子がいても不思議ではない。

 でも、私は、洋館ここにいる間、みんな(正確には皆じゃないけど)に、シャルって名前で呼ばれるのがすごく好きなの。
 証持ちだから、ここにいるはずなのに、
 こうしていると、ただのシャルレーヌでいられる気がして。

 だから、私は、箱庭には行かない*
(392) 2022/12/19(Mon) 21:08:35
III『女帝』 シャルレーヌは、メモを貼った。
(a85) 2022/12/19(Mon) 21:10:30

X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a86) 2022/12/19(Mon) 21:18:29

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 私が座って、シトラも座る。そうして、
 世界が既に大変なことになっているのだと。
 ヒナギクからシトラを通じて、
 私はその時、ようやく知ることになったのかな。

 それから語られる言葉を、
 さっきそうしてくれていたように、
 今度は私が、時折頷きつつ聞いていた。 ]


  …… うん

  さすがに過程までは予想できないけど、
  シトラはきっと、世界に滅んでほしくないって

  そう思うんだろうなって、思ってた。


[ 嫌だ、と一言口にすることが>>356
 この子にとってはとても重くて、
 勇気の要ることなのだと知ったつもりでいる。

 多くの声を聞こうとして、見ようとして、
 自分を見失いそうになるほどに
 心を寄せようとする危うさを、知ったつもりでいる。 ]
 
(393) 2022/12/19(Mon) 21:21:21

【人】 IX『隠者』 アリア



  …… だから、詭弁になるかもな

  どんな選択を取るとしても、
  私はそこについていくって決めてた。

  箱庭に行きたいって言われても、
  世界と心中したいと言われたとしても
  最後までついていくよ。シトラの傍にいる。

  私が、そうしたいと思ってるから。

 
(394) 2022/12/19(Mon) 21:22:03

【人】 IX『隠者』 アリア



  でも、それを先に言っちゃうと気にするでしょ、
  というか… 二人分を決めさせることになるから。
  だから決まるまで待ってようと思ったんだよね

  自分で考えたり、他の人の意見を聞いたり
  そうやって、願いたいものの形が見つかったら
  それを聞かせてほしかった。


  …… 頑張ったね。

  っていうのはさすがに上から目線が過ぎるか


[ すうと目を細めて、微か苦笑い。
 先刻の種明かしの、これできっと半分くらいかな ]
 
(395) 2022/12/19(Mon) 21:22:28

【人】 IX『隠者』 アリア



  …… 私自身は、

  たとえこのまま世界が滅んだとしても
  仕方ないとも、思えてしまうんだろうと思う。

  さっき話した通り、
  シトラや、… 他にもいると思う、
  それを尊重するものがある限り、
  叩き壊してまで行く箱庭に幸せはないと思うけど。


  世界がどうと言われても、
  私達が知るそれはひどく狭い。
  言葉で聞くのは簡単だし、
  中継機を見れば見られるんだろうけど。

  ここに来るまでに暮らしてきた場所しか
  知らないからなのかな、

  崩壊はもう始まっているんだってこと、
  聞くだけじゃいまいち実感が湧いてこないなって
  そう思う私もいる。


[ あとで見せてもらおうかな、と独り言ち。
 けれど見て気持ちの良いものでもないかも。嫌だなあ。 ]
 
(396) 2022/12/19(Mon) 21:23:05

【人】 IX『隠者』 アリア



  …… ただ、

  あれが現れた時に、
思っちゃった
んだよね


  ………… もしかしたら、

       世界を、変えられるかもしれない って

 
(397) 2022/12/19(Mon) 21:23:58

【人】 IX『隠者』 アリア



    
[ ―― 遠い思い出が、記憶の中で光っていた ]


 
(398) 2022/12/19(Mon) 21:24:33

【人】 IX『隠者』 アリア



  証持ちだから、そうではないから。
  そういうのをどうにかしたい。

  って、これは
借り物
なんだけど


  私も、それを聞いて、
  そんな世界になったらいいと思った

  …… 昔、そんなことがあったんだよね

 
(399) 2022/12/19(Mon) 21:25:30

【人】 IX『隠者』 アリア



  この洋館はいいところだと思う。
  穏やかで、安全で、賑やかで、私も嫌いじゃない。

  ある程度は不自由のない生活をさせてくれるし
  それはありがたいことだと、思ってる。

  でも、あくまである程度で。

  シトラは昔、
  世界を見に行ってみたいって言ってたけど>>359
  それだって今のままじゃ叶えられない。
  近くの街に遊びに行くくらいは許してくれるし
  帰省とかお墓参りとかは行かせてくれるけど
  世界旅行なんて、今のところ夢のまた夢のことで

  それは政府としての危機管理であったり、
  基本、私達にとって外が危険だからだったり――
  色々あると思うんだけど。

 
(400) 2022/12/19(Mon) 21:25:56

【人】 IX『隠者』 アリア




  もし、世界が滅びずに済んだら。

    『二十二人が揃っても世界は滅びなかった』

  それが事実として残ったら、どうだろう。


            …… そう思って。


[ それでも生きてるうちには無理かもしれないけど。
 なんて口にして、どこか決まらない苦笑を浮かべる ]
 
(401) 2022/12/19(Mon) 21:27:19

【人】 IX『隠者』 アリア



  私達の中で一番世界を広く見てきたのは、
  フォルかチェレスタ、なんだと思う。

  この世界が想像より広いらしいこと、
  光も闇も、あたたかさも、冷たさも、
  自分の目で見て、自分の足で歩いて知ってるのは
  きっとあのふたりしかいない。


[ 他の面々は…そこまで深く知らないことも多いけれど
 そもそも証持ちというものが偏った環境に置かれやすい。
 外に一歩も出られないとか、幽閉されていた者さえいる。

 広告塔として各地を訪れているヒナギクだって、
 世界を見てきたという点では同じなんじゃないかって?
 …… 見てきたという点なら、ね。

 でも、たぶんあの子は少なからず守られてる。>>2:186
 あるいはそこで突き付けられた辛さを飲み込んで笑ってる。
 これはそうでなかったらいいなという願望が少し入ってた
]
 
(402) 2022/12/19(Mon) 21:31:26

【人】 IX『隠者』 アリア



  フォルには何かとお世話になってるのは、
  シトラも知ってるでしょ?

  いつものメルロンだって、
  元はフォルがくれるお小遣いだし。


[ その価格よりは相当に軽くお茶請けにされるメルロン。
 値札を見て驚かれることもあったかもしれないな。

 どこから資金が出てきているのか問われて、
 小遣い稼ぎ…もとい彼のつてで薬を売っている話を>>0:236
 シトラにはしたことがあったはず。
 だがしかし稼いだところで使い道がそこまでない。
 ゆえにある程度貯まるとメルロンに化けてお出しされる。

 私自身はホリックゼリーのホリックでもはや常備しているし
 うっかり激辛が最後に残ると何とも言えない顔はするけど
 事もなげに「慣れるとそうでもないですよ」と宣う。
 一般的には全然そうでもなくない激辛だと思う。閑話休題。
]
 
(403) 2022/12/19(Mon) 21:33:02

【人】 IX『隠者』 アリア




  個人的に、彼のことを信用してる。

  だから聞きたいんだ。
  世界を知る目で見て、勝算はあると思うか。


     
[ そしてもし、その目で見限るような世界なら
 ―― 私は、そこに希望はないと感じるだろう。

 だとしても、答えが変わることはないけれど。 ]

 
(404) 2022/12/19(Mon) 21:33:54

【人】 IX『隠者』 アリア


 [ 私の思考と選択とは、別物だ。>>1:449

  何を思い、何を感じ、何を考えても
  私の答えは決まりきっていて、変わらない。

  シトラの選んだ世界。シトラの選択と運命を共にする。

                ただ、それだけだから ]

 
(405) 2022/12/19(Mon) 21:34:51

【人】 IX『隠者』 アリア




  …… って、いう感じ。

  聞いてくれてありがとうね。


[ 境界のぼやけた認識でさえ、柄にもない、と思うような
 そんな話をしたなという思いがあったから、
 少しばかり気恥ずかしそうな顔で、咲く花へ目を逸らした *]
 
(406) 2022/12/19(Mon) 21:35:39
IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。
(a87) 2022/12/19(Mon) 21:49:48

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[さらりと撫でられ少し笑う>>363
 彼女にははじめて撫でられたのかとも思うと、
 少しだけ思う所はあるけれど。

 でもその満足そうな顔に>>364
 今度こそ、ふ、と笑いが漏れた。


 もしも、世界が終わるとしても。
 その瞬間まで共に居れれば本望だとも思う。

 ただ世界の様子が随分と変わっているようだから、
 洋館から出るならば少し情報収集をしたい。

 準備もしなければならないし。
 荷物をまとめる他に最低限の荷物、
 例えばアリアの薬だとか、売店に売ってる食料とか。
 まあそれをこの情勢で売ってくれるかは謎だけど。]
 
(407) 2022/12/19(Mon) 22:11:33

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[ドレスの所持理由には納得し>>365
 彼女が俺の事をそう呼ぶことを彼女の両親は
 知っていただろうか。

 もし、知っていたのだとしたら深読みをしてしまう。
 けれどこれはどっちだろう。
 夜色なら捨てないと見越しての牽制か?
 彼女の前から姿を消してもまだ未練はあったのだろうか。

 解らないので良い意味に受け取っておこう。
 娘はどうやら俺にくれるらしい。

 ベルの両親について、心情は複雑だ。
 彼女をたくさん傷付けて来た人間たち。
 でも彼らが彼女をこう育ててくれたから、
 きっと彼女は俺に惹かれてくれたのだろうから、
 そこは評価しているけれど。
 彼女の前から姿を消してくれたおかげで、
 俺の所に来るしかなくなった所も感謝しているけれど。
 だからと言って好きになれるかは別の話だ。

 じっともう一度ベルを見詰める。
 綺麗な夜色に包まれて、そんな顔で、]
 
(408) 2022/12/19(Mon) 22:12:02

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 そういう事を言う、…

[先ほどは伸びなかった手が伸び、
 指の甲でそっと頬を撫でた。目を細める。]
(409) 2022/12/19(Mon) 22:12:15

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 ……綺麗だよ、ベル。
 攫って行ける算段が付いててよかった。

[そうして伸ばした手を軽く握りしめると引っ込めた。
 ふふ、と笑いなおして。]

 じゃあ今度は夜の色をした
 アクセサリーでも贈ろう。

 その服に似合うように。
 
(410) 2022/12/19(Mon) 22:12:28

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[駆け落ちの誘いを受けてくれる。
 手を差し伸べられたのは予想外だ。

 自分が手を伸べて彼女に触れてもらう事、
 撫でてもらう事は多くあったけれど。
 自分から手を伸ばして彼女に触れる事は、
 先ほども含め本当に数えるほどだ。

 伸ばされた手を取る。
 握りしめた。

 引き寄せてその手の甲に口付けた。]


 じゃあ、行こうか。

[今後は数が逆転するかもしれないが、
 まあ追々である。

 握りしめた手を誘導するように歩き出した。]
 
(411) 2022/12/19(Mon) 22:12:45

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[神はどこにいるのか?
 恐らくどこにでもいるのだろう。

 でもただ、なんとなく。
 彼女の好きなガゼボへと向かう。

 向かってみて、
 来ることが解っていたように存在する様子を見ると、
 少し呆れたような溜息を吐いた。]

 神様ね。

[その声に気付いたように
 その存在がこちらを向き直ったから。]
(412) 2022/12/19(Mon) 22:12:58

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 昨日ぶりだな。

 決めてるって言ってた答え、
 やっぱり変わんなかったよ。

 俺たちは箱庭には行かない。
 だから世界を滅ぼされると少し困る。

[そうベルの手を握りしめたまま答えた。*]
(413) 2022/12/19(Mon) 22:13:09

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

―― 医務室/カルクドラと ――

[こうしてカルクドラと二人きりで話すのは、
 改めて考えれば、久しぶりかもしれない。

 私が出会った頃のカルクドラは、
 既に祈祷室の主であったし、
 年齢の割に落ち着いて見えていた。

 故郷のことを話す彼は穏やかに笑う。>>189

 カルクドラは家族と仲がいいのだろうか。
 五年共に洋館で過ごしたとして、
 聞いたことがなかったことを思い出す。]


  そっか、教会で……。
  だから、カルクドラも祈りを捧げてるんだね。


[南の端にある小さな小部屋に彼はいる。
 時に人を招き入れて、時には一人で。
 まるで神の使いのように人々に手を差し伸べている。]
(414) 2022/12/19(Mon) 22:14:37
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。
(a88) 2022/12/19(Mon) 22:14:42

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[そんな姿ばかりを見てきていたから、
 彼が荒れていた時期があることなど想像もつかない。


 こうして話している今も。
 命の尊さを、荒れていく土地土地を嘆いている。>>192

 そのことに共感を得られたと思って、
 密かに安堵の息を漏らした。

 先程少し話したユグは、
 崩壊も辞さない雰囲気だったから。

 同じように考える人が居るんじゃないかって。
 不安だけが先行ばかりしていたから。]


  良かっ……、


[そう、口に出そうとして。
 返ってきた答えに、言葉が浮いた。

 仕方がないというのなら。
 理屈がわかるというのなら、それは。]
(415) 2022/12/19(Mon) 22:15:30

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[だが、その先に続くものがあったから。
 彼の声に耳を再度傾けた。
 真っ直ぐに向けられる視線にオレンジの瞳を絡めて。
 
 彼の声を聴く。>>197


  うん、……うん。


[世界を置いていくことは出来ないという彼に。
 そっと息をつく。
 予想はしていたけれど、少し緊張してしまって。
 それでも、想像通りの答えが返ってきて、
 自身の胸を抑え、撫で下ろす。]
(416) 2022/12/19(Mon) 22:16:08

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[ゆっくりと叩かれる肩の先には、
 やっぱり柔和な笑みを浮かべるカルクドラ。]


  ……そう、だよね。

  私も、こんな状態の世界を置いて
  箱庭へなんて行けない。
 
  壊れないように、守りたいよ。


[彼の言葉に後押しされるように、
 うん、ともう一度頷いて、顔を上げる。]
(417) 2022/12/19(Mon) 22:16:26

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
 
  ありがとう!
  カルクドラなら、そう言ってくれるって思ってた!


[そうして、花が咲くように微笑みを浮かべる。

 彼にとっての"ごっこ"遊びは>>197
 私にとっての"真実"教皇の姿でもある。]
(418) 2022/12/19(Mon) 22:16:46

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[やがて、プロセラが目を覚ます頃。

 医務室を後にしようとするカルクドラに、
 私からももう一度、お礼を告げただろう。]


  こちらこそ!
  お話聞いてくれてありがとうカルクドラ!


[少し懸念が晴れたせいで気持ちは軽い。
 
 世界がもし、まだ続くなら。
 その時は、祈祷室に足を運んで。
 彼の故郷の話を、聞いてみようか――。*]
(419) 2022/12/19(Mon) 22:17:31

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

―― 医務室 ―― 

[ >>213手を借りて体を起こす。
  噛み砕くように説明してくれるその言葉を
  聞いていたなんて遮ることはせず、
  ぼくのために紡ぐ言葉を噛み締める様に聞いていた。

  会いに行きたい人はいるかときみは問う。

  ぼくにきみより深くかかわった相手などいないのに。
  ぼくの世話をしていた職員は確かに存在するけれど
  仕事として順に受け持っていただけの存在だ。
  現にいまは投げ出している、その程度の縁だった。

  けど、きみはぼくとはちがうでしょう? ]


  ヒナギクは……?
  いかなくて、いいの?

 
[ のろのろと首を振ってから、問い返す。
  別れを告げる為でなく、望みをかなえる為に。
  会いに行きたいひとはいるんじゃないだろうか。

  ぼくの知るきみはそんなひとだった。
  誰かの為にがんばりすぎてしまうひと。
  何時だって、誰かの為に輝いていた。
  それが自分のしたい事だと云うみたいに ]
 
(420) 2022/12/19(Mon) 22:20:05

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ ぼくの答えは決まっていた。
  きみの望むままに。
  きっときみは世界を護りたいと答えるだろう。

  けれどふと思う。

  きみの望んだとおりに護られた世界は果たして
  きみにとって昨日までと変わらない輝かしい世界だろうか。
  既に崩壊が始まり掛けた世界を知って生き延び
  悪戯に怯えたその他大勢たちのあいだに
  すべて証持ちが集まった所為で
  今も滅びに向かっていると広まったとしたら…?

  いつかの誰かみたいに
  数の暴力に殺されるのは
  こんどはきみなんじゃないか、って。

  ■■■■■がぼくらが望んだ通りに叶えるとは思えない
  けれど、もし叶ったら?
  叶ってしまったら?

  心優しい彼女が守ろうとしたものが
  彼女に牙をむく残酷な現実は容易く想像できてしまって

  >>1:9『今度こそ』と■■が言ったのを聞いた。
  やり直せば良いと思ってる■■■■は
  きっと彼女個人を救ったりしない。 ]
 
(421) 2022/12/19(Mon) 22:21:44

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ 選択には責任が伴う
  喩え理不尽に突き付けられる二択でも。
  それなのにその責任を彼女に委ねることは
  決して彼女の為の優しさじゃない。

  だから、きみの意思なんかしらない。
  きみは他人にやさしすぎて
  すぐじぶんを蔑ろにしてしまうから。

  きみに呼ばれた名前を頭の中で反芻して。
  自分に誓ったことを思い出す。

  きみが望んでも、望まなくとも
  ほかでもないぼく自身のために

  きみを攫うときめたんだ。
  閉じ込めてでも、きみに向けられる悪意から覆い隠すと。
  たとえそれできみの笑顔『太陽』が陰ってしまっても
  しんでしまうより、ずっといい。 ]
 
(422) 2022/12/19(Mon) 22:23:04

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ



  いってきなよ。ぼくはへいきだから。

 
[ たくさん頑張って、足掻いて、
  そして叶わないと良い。
  そしたら諦めもつくでしょう?

  絶望して嘆くきみのとなりで
  きみはできるだけのことはしたよって慰めるんだ。
  それはとてもすてきなことのようにおもえた。

  ああ、どうしよう。
  こんな醜い感情、きみにだけは決してみせられない。* ]
 
(423) 2022/12/19(Mon) 22:23:27

【人】 IX『隠者』 アリア


 
―― 選択の日


[ 夜更かししたくせに眠れなくて、朝は随分早かった。
 二度寝できる心境でもなかったから、
 そのまま起きて身支度を整えることにした。

 水を飲み下して、食堂に行こうと思って、
 その前に、手近な机の上に残った最後のひとつを取る。
 口に含む。何とも言えない顔をした。
 だから最後のひとつのまま放置していたのか、自分。 ]


  …………


[ 自室のドアを開いて廊下を出る。

 私にはもう猶予は必要ないのだと、
 それさえも見通しているのかもしれない。
 程なくして対面にそれを見つけて、溜息を吐く。
 カミサマとはそういうものなのか。腹立たしい。

       答えなんてとっくのとうに決まっていた。 *]
 
(424) 2022/12/19(Mon) 22:35:02
[『 力 』 フォルスは、メモを貼った。
(a89) 2022/12/19(Mon) 22:47:50

【人】 XIII『死神』 タナトス

 

  おやおや、
  ずいぶんと厳しい監視の目が光るようだ。
  寄り道でもしたら叱られてしまうかな。


[ 随分と心配をかけているね、などと
  倒れた身の上はへらりと思う。
  アリアに呆れられるのは慣れている……は、
  今は封印しておこう。

  本当の事を言ったら照れてしまった。
  うんうん、やはり愛し子だ。 
  その言葉においてだけは、気が合うとおもう。

  さあ行こうか、
  扉をあけて、――前へ。]

 
(425) 2022/12/19(Mon) 22:55:35

【人】 XIII『死神』 タナトス


[ 道すがら色んな話を
  久しぶりに沢山した気がするよ。
  献立の話題もつめながら、
  ……アリアの所へ向かうを目的に掲げながら
  ゆっくり歩いた。 ]


  そうだね、
  我らが神は少々放任主義がすぎる。

  神は何のためにこんな風不死に作ったんだろうね。
  問いに答えてくれる日は一度も無かったからね、
  俺は拗ねているんだよ。


  ……でも、そうだね。


[ 外を見れば花畑が見えて
  その向こう側、どうなっているかは見えはしない。

  想いを馳せるように陽の光に指を透かせたら
  俺も生きているのがわかる気がする ]


 
(426) 2022/12/19(Mon) 22:56:10

【人】 XIII『死神』 タナトス



  今あるものを変えるのは
  そう容易ではないだろう。

  始めるなら最初からやり直した方が
  幾分気楽だ。

  でも俺は君なら出来ると思う。
  俺はずっと見守っているよ。
(427) 2022/12/19(Mon) 22:57:03

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[プロセラの行く宛を聞いたはずなのに。
 彼から戻ってきた答えは、
 私に対しての問いかけだった。>>420

 首を振る様子を見てとれば、
 一応返事はしてくれているみたい。
 おそらく、"居ない"という回答だろう。]


  ……そう?

  ……って、
ああっ!

  私、アリスの飲み物取りに来たんだった!


[プロセラの言葉に階下まで降りてきた理由を思い出す。
 あのまま一人にはしておけないし、
 戻るつもりで来たけれど。

 会いたいと、言うならば。
 一人の慕う桃色を思い浮かべた。]
(428) 2022/12/19(Mon) 22:59:20

【人】 XIII『死神』 タナトス


  これは秘密なんだけどさ
  ちょっとだけ嬉しいんだ、実は。
  ユグが滅びを選択しないなら

  俺があいつに勝った気がする
  ……なんてね。




[ 最後のは子供じみた何かだから
  聞こえるような聞こえないようなの音声で主張して。

  アリアならそのうち菜園で会えるだろうなんて
  甘い算段でいれば――通知。


  バレてしまっただろうか。
  内容を確認。   おやおや、これは。 ]

 
(429) 2022/12/19(Mon) 22:59:30

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[チェレスタの答えは聞いていない。

 別れ際に少し不安そうな顔を
 珍しく見せては居たけれど。>>2:425
 そういう意味では心配ではある。

 でも、おそらく彼女の答えなら想像はつく。

 一座のことを思っていた彼女>>2:407
 それに共に過ごしてきた時間が、肯定する。


 
『大丈夫』



 それが、私と彼女をつなげる言葉。]
(430) 2022/12/19(Mon) 22:59:50

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 

[ 大丈夫、まだ、これが最後じゃない。

  彼女と話す時間は、これからも沢山あるはずだから。

  私は 私と、彼女を 信じてる。 ]

 
(431) 2022/12/19(Mon) 23:00:41

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[ゆっくりと瞬いて、にっと口角を上げる。

 誰かに教わった笑顔の作り方は、
 もう自分のものになったかな。]


  じゃあ、ちょっとだけ。
  アリスのところに行ってくるね。

  そうしたら、ここに戻ってくる!
  それまで待っててね、プロセラ!
  

[立ち上がって、去り際にぎゅっと、
 また彼の手を両手で握りしめる。
 
 これはパワーを送るというか、なんというか。
 もう自身の癖のようなものになっている。]
(432) 2022/12/19(Mon) 23:01:04

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[手を振って医務室を後にして。
 浮かべた微笑みを消した。

 ひとつだけ気にかかったことがある。

 『へいきだから』という時のプロセラは、
 人を近づけさせない為に言う場合が多い。

 気の所為ならいいけれど。
 いいけれどね。

 やっぱり、ちょっと心配だから。
 食堂へ向かう足を早めて、急いで戻ろうと思った。*]
(433) 2022/12/19(Mon) 23:01:26
XIX『太陽』 ヒナギクは、メモを貼った。
(a90) 2022/12/19(Mon) 23:03:01

XIX『太陽』 ヒナギクは、メモを貼った。
(a91) 2022/12/19(Mon) 23:03:55

XIX『太陽』 ヒナギクは、メモを貼った。
(a92) 2022/12/19(Mon) 23:06:37

【人】 XIII『死神』 タナトス



  どうやらカルクドラから
  果し状が届いてしまったようだ。
  
  これは本格的に破滅の予兆かな


[ 基本的には誰と接するにも同じでいるつもり
  ……ではあるのだけれど。

  周りからはどう見えていただろうね。

  互いに関わりを避けた相手だ。
  ゼロとユグの言い争いに
  負けず劣らずを繰り広げたこともあった。


  ……教え子が大きな壁に立ち向かおうとしているんだ
  師が小さな綻びが乗り越えられずしてどうとする。



  例え魂が震えをつたようとも。



  ユグには呼び出しを伝えよう。
  一人で来いとはないから、来る事は止めはしない ]

 
(434) 2022/12/19(Mon) 23:13:27

【人】 U『女教皇』 キュリア

[ 思えばわたくしの14年間は衣食住と知の栄養を自動給餌されて何も考えることなく摂取して生きてきていたように思います。
音声はわたくしに動き方と言葉を与えてくれました。
書物はわたくしに知能、知性?知識を与えてくれました。
食物はわたくしに栄養を与えてくれました。

自動で与えられてきただけでヒトとしての生活が成り立ったのはとても幸運だとは思います。

が、しかし、どうしたことでしょう。

いざ自動化が止まったら、あちこちから歪みが、不足が出てきてしまったのです。

今も。
自分の意思を持って動くという行動を知ってからまだ3年程度しか経過していないわたくしは、
決断を迫られて困ってしまい信頼できる人に縋り付いたのでございます。

改めて思うのですが、わたくしの運のいいところは、
信頼できる人に"また"出会えたことではございますが。]

(……また?)
(435) 2022/12/19(Mon) 23:17:25

【人】 U『女教皇』 キュリア

[ 同じ決断を同じタイミングで迫られている相手だから序盤の話し合いはとても円滑に進みました。
所謂"事情や背景を説明する手順"が完全にカットされているのです。
シンは今回もわたくしに自分の意見を押し付け決断させようとしたことはただの一度もありませんでした。]

(今回も?)

[ わたくしも、話を聞かせてもらったり、自分の考えを整理しながら……散らばってしまった気持ちの言葉をノートに書かせてもらいながら、今回も決断するのは己の意志であることは変えぬことだけは決め続けつつ考えを伝えておりました。]

(今回も?)
(436) 2022/12/19(Mon) 23:18:21

【人】 XIII『死神』 タナトス

― 花畑 ―


[ ユグを伴ってか、一人か。
  指定の時間はあったかもしれないし、
  ないかもしれない。

  そういうことは些細なことで。
  来てしまったからには
  見てしまったからには。

  声をかけないと、いけないね。>>240 ]
(437) 2022/12/19(Mon) 23:20:25

【人】 U『女教皇』 キュリア

[紅茶を飲むわたくしを>>297
彼は優しく見守ってくださいました>>333
そして、温かい声でわたくしの名を読んでくださいました。
3年間何度も呼ばれてそのたび嬉しかった、自分の名前を好きになれた声。

彼は、自分で決めてもいいのだとわたくしに念押しをしてくださって >>336 から、目線をほんの僅か動かしました。
少し照れくさそう?に見えました。]

「ぼくはね、キュリアちゃんが世界を知っていくのを、
  これからも見ていたいなって思う

  キュリアちゃんの知っていく世界を、
  一緒に見たいな、って思う

  ……そう出来たら、嬉しいな」>>341

[ひとつだけの"ぼくの気持ち"は、とても深く温かくわたくしの全身に染み込んだように感じました。
全身がふわふわして心臓が激しくドキドキします。]
(438) 2022/12/19(Mon) 23:20:32

【人】 U『女教皇』 キュリア

["あの時"はもしかしたらわたくしの寝ている間に見たファンタジーな夢かもしれません。
もしかしたら本をたくさん読んだ故の妄想の産物かもしれません。
けれどそれならそれでいいとさえ思いました。]

はい。
わたくしも、シンと一緒に新しい世界が見たいです。
一緒に歩いて行きたいのです。
(あの時のような身勝手な思考はもう止め置けます、大丈夫)

[彼に触れたくて、なぜか手を繋ぎたくなって素直に手を伸ばしました。]*
(439) 2022/12/19(Mon) 23:21:51

【人】 XI『正義』 マドカ

── 選択の日の朝 ──

[答えなんて、初めから決まっていた。

 それはクロに尋ねられなくても、
 フォルスに暴かれなくても、
 アリアと話をしなくても。

 『正義』の証を持つ僕の答えは、
 決まっていた。* ]
(440) 2022/12/19(Mon) 23:25:28

【人】 XIII『死神』 タナトス




  やあ。
  君から声がかかるなんて珍しいね、
  カルクドラ
  世界の崩壊日和かな。


[ 隣に座るはまだハードルは高い。
  だから君が座るベンチを、俺は見下ろすよ* ]

 
(441) 2022/12/19(Mon) 23:29:06

【人】 T『魔術師』 シン

―― そのひとの前で ――



  こんにちは、神様!


[ 選択の時、神様が目の前に姿を現したなら、
 いつものぼくと変わらないみたいに挨拶をした。

 そして、選択を聞かれるのなら、]


  あのね、神様
  ぼくは神様と一緒に箱庭に行ってもいいと思ってるよ?


[ 結局、ぼくは"外の世界"を選ぶことは出来なかった。
 キュリアちゃんの見る世界を見たい、というのは別にして、

 だから、ぼくの意見としては、
 神様の意に沿って、そちらに行っても構わない。]
 
(442) 2022/12/19(Mon) 23:32:16

【人】 T『魔術師』 シン

 

  ……だけどね?

  それには、ヴェル兄さんもいないと嫌だよ


[ ただし、条件……のようなものがある。
 行くなら、みんな一緒がいいな、という、そんな願い。
 みんな。それは叶わない、とは思ってるけど、
]
 
(443) 2022/12/19(Mon) 23:32:40

【人】 T『魔術師』 シン

 

  ――きみは、誰?


[ ヴェル兄さんの姿をしたそのひとを覗き込む。
 普段、誰にも見せないような、
 笑みの消えた顔で、少し睨んでやる。]
 
(444) 2022/12/19(Mon) 23:33:11

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 少なくとも"今"はヴェル兄さん、
 その人ではないのだと思う。
 だけど、もしもきみがヴェル兄さん
 そのものだというのなら、
 その顔を現してほしいと思ったし、
 もしも姿を借りているのなら、
 ヴェル兄さんを連れて行くかは、きみが選べるはずだ。
 と、思う。


 またいつもの笑顔を作る。
 それでも答えが返らないのなら、
 ぼくもきみに歩み寄る気はあんまりない。
 結局行く末が同じだとしてもね!
 気の持ちようの問題だ。
]
 
(445) 2022/12/19(Mon) 23:33:55
XIII『死神』 タナトスは、メモを貼った。
(a93) 2022/12/19(Mon) 23:33:57

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ "外の世界"なんて、どうでもいい。
 ただ、ぼくの小さな世界があれば良かった。

 だからぼくが神様に告げる願いというならば、
 それは、ヴェル兄さんが帰ってくること、だった。*]
 
(446) 2022/12/19(Mon) 23:34:22

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 『洋館を出るなら』などと言ったものの、
 ドレスなど纏っている時点でお察しであるが、
 この元・深窓の令嬢に旅支度の想定などまるでない。

 早速旅立ちの何もかもを頼ることになりそうなのは
 自明の理であった。>>407

 またこれも余談ではあるが、
 誕生日付近の帰省に夜を連れて行きたいと申し出て、
 両親にやんわりと断られる、を毎回やっている。

 邸宅に不法侵入した窃盗と拐かし疑惑のある人間を、
 しかしながら娘がとても大切なものと扱う姿に、
 彼らとて思うところがあったのは想像に難くない。

 完璧を求める人形のようだったものが、
 まるで人間らしさを得たような姿に、
 自分たちが間違っていたのではないだろうかと。 * ]
 
(447) 2022/12/19(Mon) 23:35:46

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
   
――夜:花畑、いつもの場所



[ 薄ら寒さをおぼえながら
 横になる事もできず座っていた

 夜を怖いと思ったのは初めてだった
 一面に咲く花の揺れる音が、影が波に見えた
 脳裏にこびりついて離れない映像が過ぎるたび ]


   …………。


[ 答えは決まっている
 考えるまでも無く 一考の余地も無く
 『力』の残滓さえ反発しないのなら尚更
 それ以外の道を取る理由が無い
 取れるはずが無い

 建設的な思考を回すなら
 今考えるべきはアリアの問いへの答え ]
 
 
(448) 2022/12/19(Mon) 23:35:59

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 家は無事だろうか
 知り合い 友人 ――父、母は

 痣ありにとれたての魚を差し出してくれた
 痣ありに皆と変わらず野菜を売ってくれた
 痣ありと知りながら受け入れてくれた学び舎は
 あれから随分と時間が経った
 己の故郷は ]


    …………。


[ ふと見上げた先 遠く近くに見えたのは
 よく知るはずの――知らない存在 ]
 
(449) 2022/12/19(Mon) 23:36:09

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ すいと伸ばされた手指が頬を滑る。 >>409

 夜色と同じくらい綺麗な、猫みたいな瞳が細められ。
 
 ………まるで内心の決意を察されたように
 「綺麗」と欲しかった言葉を先回りされ。 >>410
 

 攫って行ける? って?


 混乱を余所に続く言葉もとても嬉しいものの筈なのに、
 勿体無いくらいにそれ以前の情報を処理するのに必死で
 上手く咀嚼できない。 ]
 
(450) 2022/12/19(Mon) 23:36:09

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 答えはとうに出ているのに
 呼び止める事も 立ち去る事も出来ないまま ]


   …………。


[ ――瞑目 ] *
 
(451) 2022/12/19(Mon) 23:36:14

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ ナハトが触れてくれた。
 忠実と誠意で線を引いて、壊れ物を扱うみたいに情愛を
 注いでくれて、触れられることなど終ぞなかったのに。

 見下ろす目が、いつもみたいに安心してもっと見ていて
 欲しい温かさじゃなくて、嬉しくて恥ずかしくて隠れて
 しまいたくなるようで、勝手に熱を感じて頭が茹る。

 なんだろう、なにか違う。
 違う気がするのにわからない。
 立っているのも覚束なくて、いつもの困った時みたいに
 縋りたい気もするけど、悪化する未来しか見えなくて。

 すぅ、はぁ、と何度も深呼吸。平常心、平常心… ]
 
(452) 2022/12/19(Mon) 23:36:30

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ そうして差し伸べた手に体温が重なる。
 嬉しかった。

 …………と思ったら、
  握った手を引き、その甲に、唇 が   ]

 
(453) 2022/12/19(Mon) 23:36:57

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
 
  ────っ!!??


[ 絵本で見た王子様みたいな所作で目が離せなかった。
 なのになんでこんなに嬉しいのに逃げ出したいの。 

 あまりに流麗だったから慣れてるのかなとか、
 手の甲の口付けは敬愛や尊敬だったっけとか、
 どうしてそんなに落ち着いてるのとか、色々。
 
 考えたり言いたかったりしたけれど、結局ひとつも
 形にならなくて、曖昧な言葉未満を漏らすだけで
 手を引かれるままに歩き出す。

 ドレス姿を誰かに見られるよりよっぽど消えたくなる。
 …………だけど嫌じゃない。そんなのは当たり前で。
 
 こんなに混乱させておきながら至って涼やかな横顔を
 恨めしく見つめ……結局爪先に視線を落としただけ。 ]
  
(454) 2022/12/19(Mon) 23:37:17

【人】 Y『恋人』 クリスタベル


[ 当て所ない筈なのに的確な足取りは、
 毎度飽きもせず通っていたガゼボに向いているようで。
 
 辿り着けばまるで待ち合わせみたいに佇む姿。
 大事な場所に貴方なんか居ないで欲しい。
 と思うけれど何を言ったとて聞きやしないんだから、
 腹を立てるだけ無駄なのだろう。

 彼の答え>>413に続いて、
 握られた手の感触を、ここにいることを確認するように
 力を込めて、ゆるり口を開いた。 ]
 
(455) 2022/12/19(Mon) 23:37:28

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

  
 
  私も箱庭には行かないし、
  貴方の独り善がりのためにナハトはあげない。
  
  …………不完全に作っておいて、
   それでも愛してるんでしょう。
   だから我儘を聞いて。

  頼んだら世界を壊すのを止めてくれるんでしょう?
  私は私の大好きな人とこの世界の明日を生きたい。
  ナハトが私にそうしてくれたように、
  いつか好きになれるかもしれない世界を見せたい。

   ……だから、お願い。お願いです。どうか……


[ 振り絞るように答え、懇願した。 * ]
 
(456) 2022/12/19(Mon) 23:37:44

【人】 U『女教皇』 キュリア

--決断の時--

[申告するようにと決められた期限の直前に、神様の前に立ちました。
シンと幸せな未来を見るための会話はできたものの、>>438
二人が感情的になっているのではないか、
"あの時“のように誰かの未来を断ち切ってしまうことになりはしないか、
自分の弱さから終わりを怖がっているだけではないのかと、
長時間考えておりました。]

決断に時間がかかってしまい、ごめんなさい。

やはりわたくしは……今のこの世界に望みを持ちたいです。

[彼を信じよう、けど依存はしたくないから自分の言葉で伝えられるように、と部屋でひとりになってからも寝ずに考えてクマができた目は幸せそうな三日月型に細まっておりましたが、そんなわたくしの姿を見たあなたはどんな表情をされていたでしょうか]**
(457) 2022/12/19(Mon) 23:37:47

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ きみの笑顔の眩さがぼくのこころのなかの悪意を
  焼き尽くしてくれたらいいのに。

  望みは大体叶わない。

  いつの間にか君に馴染んだ笑顔も
  元気付けるみたいな明るい声も
  握り締めてくれる手の温もりも

  きみから与えられるなにもかもに
  きっと満たされ過ぎてしまった。

  あとは、崩れるだけだ。
  ほら、崩壊の音がする。 ]
 
(458) 2022/12/19(Mon) 23:41:25
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a94) 2022/12/19(Mon) 23:41:29

Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a95) 2022/12/19(Mon) 23:42:09

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ どっちだっていい。
  世界が続いても、滅んでも、
  きみさえ無事ならそれで良い。

  けれど世界が続く事は祈れなくて
  けれど世界が続かないことを望んでいると
  絶対に誰にも知られる訳にはいかなくて

  結局ふりだしにもどった。

  今度は、どうでもいいからじゃなくて
  それしか選べないからこそ。 ]


  
かくさなきゃ……



[ きみが戻って来て、どうするかと問われたら?
  ぼくはきっと『疑われた』と身構えてしまうだろう。
  だってうしろめたいことをかんがえている。

  ぼくは上手く答えられる誤魔化せるだろうか。

  練習をしようと思った。
  きみが教えてくれた歌を覚える時みたいに、繰り返し。 ]
 
(459) 2022/12/19(Mon) 23:42:44

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[さて、エーリクの部屋を辞した後、
チェレスタがどうしたかというと。
真っ直ぐ自室に戻ってそのままベッドに倒れ伏してしまった。


……いくら自分で蒔いた種とはいえ、
自分勝手な考えで事態をこじらせてしまったことを思うとさすがにしょげた。

枕に顔をうずめている間に、
自然とヒナギクの顔が浮かんできて。
元気になったら話に行くんだから……と自分に言い聞かせて、何もかも先送りにしてしまった。

しかし回復は遅かった。
何せ歌って痛みを和らげるという気概すら湧かなかったくらい。
ここまでしょげたのは、いつぶりか。
記憶を探るまでもない、2年前、洋館で暮らすことを決めて以来だ。
あの時よりはマシなしょげ方をしている……と思うけれど]
 
(460) 2022/12/19(Mon) 23:42:50

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ きみが戻ってくるこの場所から逃げ出した。
  すこしでもきみとの再会までの時間を稼ぐために。
  どこへ?なんてわからないまま、歩き出す。

  ■■■■への返事なんか考えてなかった。
  何も答えないつもりでいた。
  何も答えられないから。

  尋ねに来たならきっとそれからも逃げ出しただろう。

  偽りしか答えられず
  偽りすら吐きだせないのならば
  何を問われようとも
  なにもかも不要な事で
  なにもかも意味が無かった。

  言葉を殺して、ただ息をする。
  強いられた赦されたのはそれだけだ。

  選べと強要されても従う道理はなかった。
  ひとめみてあれが■■■だと頭で理解できたけれど
  心はずっと、その思考を否定していた。* ]
 
(461) 2022/12/19(Mon) 23:43:51

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

―― *** ――

[それから急いで食堂に行って、アリスの部屋に戻って。
 彼女が起きていたら、
 また寝かしつけるように彼女の背を撫でて。
 彼女の隣に寝転がって、
 一緒に眠ったりもしたかもしれない。

 彼女の考えを聞いたりもしただろう。
 結局、アリスはその時答えを出せなかったかもしれない。

 それでもいいと思った。
 彼女が納得のいく答えを出してほしかったから。

 でも、もし叶うなら。
 小さな彼女にも一緒に世界を見て欲しいと願った。

 それは、口には出さないまま心だけに秘めて。
 彼女が再び眠りに就くまでとりとめのない話をした。]
(462) 2022/12/19(Mon) 23:45:07

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[アリスが眠った後。

 プロセラの姿を探しに医務室に戻っただろう。
 彼が、医務室に居なければ中庭を。
 其処にも居なければ、部屋を、洋館を。

 チェレスタはどうしているだろう。
 考えは纏まっただろうか。
 一方的に信頼は置いているけれど、
 彼女がもし迷っているのならば。

 端末を取り出して、彼女の宛名を探す。
 打ち出すメッセージは一文だけ。]


  
『チェレスタはもう決めた?』



[箱庭に行くことを。世界の存続を。
 彼女自身の答えを。

 返事はあっただろうか。
 なくても良かった。

 明日また会えるって確信めいたものがあるから。
 その時聞けばいい、ただそれだけ。]
(463) 2022/12/19(Mon) 23:45:42

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク


[プロセラの姿は見つかっただろうか。
 もしかしたら、探している間に、
 他の誰かとすれ違ったかもしれない。

 二十一人の考えが交錯する夜。
 中継機から警報が、ずっと鳴り続けていた――……。]
 
(464) 2022/12/19(Mon) 23:46:17

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[夜の間は世界の崩壊も、
 少しは落ち着いていただろうか。

 それとも、洋館の周りだけが守られたように
 静かだったのだろうか。

 思った以上に朝早くに目が覚めて。
 妙にすっきりとした目覚めだった。

 いつものように部屋着から着替えて。
 顔を洗って、髪を整えて。

 向かった先は、昨日二十二人が集められた広間。

 『世界』は優雅に足を組みながら、
 ソファを我が物顔にしていた。

 彼と二人で対峙するのは妙に緊張もしたけれど、
 話しかけられれば、
 朝の挨拶を交わす程度もしたかもしれない。]
(465) 2022/12/19(Mon) 23:46:38

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
 
  私、決めたよ。

  ……ううん、最初から決めてた。
  迷うことなんてなかった。


  お願い、『世界』あなたを壊さないで。
  これ以上、壊さないで。

  『箱庭』には行かない。……行けない。



  私は、此処が……『世界』が好きだから!  



                        *
(466) 2022/12/19(Mon) 23:47:24
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a96) 2022/12/19(Mon) 23:49:44

【人】 T『魔術師』 シン

―― 回想・取った手と、撫でられる手と ――


[ 昨日、玄関ホールを離れる時、
 ぼくはタナトスの手を取って、声を掛けた。]


  わ、


[ そうしたら、ぼくの頭に
 優しい感触が降ってくるものだから>>2:87
 嬉しくて、へへ、と笑う。
 タナトスが頭を撫でるようになったのは、いつからだろう。
 みんなを撫でてるみたいだけど、
 その中でも、ぼくはきみに撫でられることが
 多かったんじゃないかな!
 そう、ちょうど癖が、噛み合ってしまうから。]


  ……うん! ありがとう!

  あは、その呼び方、とってもいいね!


[ 背中から聞こえる声に振り返って、笑顔を向ける。
 初めての呼び方、それ、とっても嬉しかったな! ]
 
(467) 2022/12/19(Mon) 23:49:48

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ その噛み合う癖みたいに、
 頼り頼られることが出来るかな?
 だから、だから……
 どうか、寄り添おうとする相手がいると、
 距離を置かれないことを、願うよ>>2:293
]
 
(468) 2022/12/19(Mon) 23:50:19

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ……結局、ぼくはきみが倒れた時には
 助けてあげられなくて。
 あとで、様子を見てきみのところへ
 訪ねるしか出来なかっただろう。
 切ったリンゴを持っていった。
 そう、ヴェル兄さんが教えてくれたので
 リンゴなら綺麗に剥けます!

 だけどね、ユグくんと二人、寝ている姿を見たら、
 リンゴだけ置いて、声を掛けることなく部屋を出た。]
 
(469) 2022/12/19(Mon) 23:50:37

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ――もしも、今日、きみとユグくんの道中に遭遇して、
 もしも、"はじめから洋館にいたひと"の意見として、
 ぼくの考えていることを聞かれるなら>>2:299>>2:302、 ]


  ……そうだなー

  あのね、ぼくは、
  "外の世界"のこと、よく分からないんだ


[ いつか、ヴェル兄さんにだけ言うことがあった>>1:432
 本当の気持ちをすこしだけ。
 もう少しよくならないか、と考えていた世界を、
 結局ぼくは、その価値を見出だせなかった。

 あ、でも、これは秘密ね!
 しーっと親指を立てた。]
 
(470) 2022/12/19(Mon) 23:51:09

【人】 T『魔術師』 シン

 

  よく分からないから、
  それは判断が出来ない……かな!


[ 箱庭にいる方が幸福なのか、
 それとも世界を守りたいと思うのか。
 でも片方がどうやっても片側に乗りさえしないなら、
 フェアじゃない天秤では、量ることは不可能だ。

 これでいいかな?って、
 きっと、いつもみたいに、笑った。

 ……頼れないのは、やっぱりぼくの方だったかな?
 もし世界が滅びないのなら――まだ、間に合うことも、

 あったりする、のかな。
**]
 
(471) 2022/12/19(Mon) 23:52:31

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[…………]

[その状態でよく眠れたかというとそうでもない。
時々悪い夢が悪さをしたような気がする。


それでもいつも通りの時間に目が覚めた。
いつも通りの支度をする前に端末を確認すれば、
メッセージがぽつぽつと届いていた。
一座の皆のホットラインから複数と、ヒナギクからひとつ]


  あっ……。


[昨日のうちに答えられなかったなあ。>>463
答えはもちろん、決まっているのに。
少しだけ考えて、会うことができたら、直接自分の言葉で伝えようと思った。
昨日と少し違う今日でも、また会えるって確信しているから。

だから、先に神なる存在を呼ぶことにした]
 
(472) 2022/12/19(Mon) 23:53:26

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
   
―――夜更け



[ ただ、考えていた

 だから目を開けた時
 ……驚かなかったといえば嘘になる

 未だそこに居たのか
 たまたまそこに居たのか
 選択を迎えに来たのか
 そんな事、わかるはずもない

 それでも、そこに立つ姿が
 穏やかに立つ彼に重なって見えたから ]
 
 
(473) 2022/12/19(Mon) 23:59:22

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
  俺は この世界で生きる事を望むよ
  壊す理由も 俺には無い
 
 
(474) 2022/12/19(Mon) 23:59:26

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



  おはよう。悪くない朝だね。

  ……私は決めたよ。
  私の望みは今在る世界でも叶えられると思うから、
  今在る世界を壊すことは望まない。
  そういう、意地悪をしようって。


[他ならぬ『箱庭の神』に対して、である*]
 
(475) 2022/12/19(Mon) 23:59:29

【人】 [『 力 』 フォルス



  この世界を貴方が壊しても
  俺が箱庭に行くことは無いけど

  『力』が貴方を憎まなかったように
  俺も貴方を憎まない


  ……言えるうちに、言っとこうと思って
  
(476) 2022/12/19(Mon) 23:59:30

【人】 [『 力 』 フォルス


  でも、本当はさ
  
  ヴェルトと、神様と ここに居る皆で。
  メルロン食べてみたいよ


[ 男を見上げて 俺は笑えたかな ] *
(477) 2022/12/19(Mon) 23:59:33

【人】 XVU『星』 エト

  ー せんたく ー

 こんばんはヴェルト
 ………ああいえ、こんばんは神

 見た目と別のものというのは
 なんだか不思議ですね

[『世界』の君…その姿をした"神"と会えました。
神が現れてくれた、それが正しいでしょうか。>>3
いずれにせよ会えたので良いのです。]
(478) 2022/12/19(Mon) 23:59:38

【人】 XVU『星』 エト


 神、あなたに課された選択ですが
 エトの答えは昨日と変わりません>>1:382

 世界を滅ぼす必要はないと思うのです
 そこには希望があるはずです

[選択を考え直すきっかけがなかったとも言えますが
誰かと考えを交わしたとて、エトの答えは変わらなかったようにも思います。

この世界を滅ぼそうと思うに至る理由
それがエトには全くなかったので。]
 
(479) 2022/12/19(Mon) 23:59:50