18:54:16

人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a9) 2022/12/18(Sun) 0:52:50

Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a13) 2022/12/18(Sun) 2:05:18

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 思案の海に沈む中、
ノックの音>>2:388に意識が浮上して、
次いで届いた聞き慣れた名前の半分に
心臓が叫ぶように鳴った。

どうして、が頭を占める中、
咄嗟に応えようとしたけれど、
そのための名前を持たない私は口籠る。

代わりに扉の前に佇めば、
隔てたこちらの気配を察してくれれば
言葉が続くだろうか。>>2:392 >>2:393 ]
 
(54) 2022/12/18(Sun) 5:45:20

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ 聞き終えた後に溢れたのは、 ]



  …………………どうして?

 
(55) 2022/12/18(Sun) 5:46:04

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 震え漏れる囁き未満の問い。

 まるではじめからそうであったかのように、
 そうであると識っていたかのように、
 わたしたちクリスタベルと変わることなくベルへと
 語りかけてくる。

 世界を嫌っていただろう彼が
 箱庭よりも世界を選ぶと言う。

 自ら選んだ世界選択より、
 ベルに着いていくと言う。

 差し伸べられた手を拒絶したのに、
 傷つけたのに、…… わたしたちクリスタベル
 そうするように、親愛を傾けてくれる。 ]
 
(56) 2022/12/18(Sun) 5:47:36

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  どうして……?


[ 欲しい答えを求めるように繰り返す。
 わからない。言葉に出来ない。
 ベルナハト
 あれ程焦がれた名前を許されて、
 嬉しい筈なのに胸がどうしようもなく苦しくて。

 提案の意味にすら思考が及ばない、
 堪えたいのに溢れそうになる涙に揺れた声は
 それでも漸く愛しく想う名前を紡いだ。 ]



   …………………ナハト



[ かそけき声は彼を引き留めただろうか。 * ]
 
(57) 2022/12/18(Sun) 5:49:14
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a18) 2022/12/18(Sun) 5:51:25

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 告解を受けても彼女という水面は穏やかだ。>>26
 咎める理由はない、と答えを聞けばそっと安堵する。
 それでもはじめましての時よりも、
 変わらぬ姿勢で受け止めてくれるための誠意を感じた
 のは私の気の所為だろうか、なんて場違いに思う。 ]

  
  薬のことは、嘘偽りなかったよ。
  きっと”わたしたち“の嘘を守り通す為には、
  色んな嘘があったかもしれないけれど、
  それだけは本当。
  貴女の優しさを裏切るようなことは、誓って。


[ と、いつかのように宣誓を返して。 ]
 
(58) 2022/12/18(Sun) 11:03:44

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 独白のように始まる彼女の説得>>28には、
 彼女自身の大切なたいせつな願いが込められいる
 ものだから、ささやかな微笑みと共に謝罪される
 のに合わせて苦笑いを返すしかなくて。 ]
  
  
  ……手厳しい、なあ。
  今だって頭痛で倒れそうな患者に、
  もう少し手心を加えてくれたっていいのに……

  そんな風に、言われたら………
  何もかも、なんて言えなくなっちゃうのに。


[ 貴女が仮に才能と性質を容れる器なのだとして、
 それらを取り払ったら何も残らないなんて。
 そんなことは絶対にないと言えるから。 ]
 
(59) 2022/12/18(Sun) 11:04:42

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ でもわからない。たとえそうなのだとして、
 今もこんなにかけがえのない思い出の筈なのに。
 他の誰かのもののように感じてしまうこれが
 崩れた後に残ったものなのだとして。
 彼にも私にも一体何の意味があるんだろう。

 私のものじゃない。私は私に何も許さなかったから。
 大事な借り物を抱いて一体何になれるというんだろう。
 考え事ばかりが増えてしまう。苦しいばかりなのに。

 やめてほしいのに差し伸べられた希望に縋ってしまう ]
 
(60) 2022/12/18(Sun) 11:05:19

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ どうしても諦められないものを、追ってしまう ]

 
(61) 2022/12/18(Sun) 11:05:51

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  …………世界は終わるのかな。


[ 屋敷にも漣のように広がる混乱は、
 今こうして立っていると感じられる。
 何かが始まり、終わろうとする足音。

 他の『証持ち』の選択は知らない。
 ただ漠然とそうなるものなのだろうと思っていたけれど。

 彼女は自暴自棄な私が選択しようとしているものを察して
 くれている。
 そして彼女自身は異なる道を選ぼうとしている。
 ……私が、まだ未練を残すその道を。 ]
 
(62) 2022/12/18(Sun) 11:06:24

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 彼の人物評にはちょっと笑ってしまった。
 素直ないい子なんだけどなあ。
 ……だから好きになった、とはちょっと違うけれど。

 きっとこの洋館で初めて出会って、縁ある証持ちである
 以上の繋がりがなくて、『恋人』と証の名で呼ばれる関係
 だったとしても、好きになっていたと思うから。 ]
 
(63) 2022/12/18(Sun) 11:07:12

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
 
  …………わかった。

  アリアが貴重な時間を傾けて話を聞いてくれたから。
  私がたとえ何を選んだとしても、
  アリアはそんな私でも友達だと思うのを許してくれる
  って、諦めないことにするね?
 

[ ちょっと狡いかな? なんてはにかんで。
 でも貴女はささやかな我儘もそうでないことも>>25
 許してくれたから。

 約束の印、といつかのように手を取ることを許されたなら
 押し頂くように握り締めて、祈る。>>2:173

 互いに一番じゃないなら想い合えないわけでもなく、
 唯一ではなくても互いに必要なものを分け合えるふたり
 だったのだと願っていたくて。 ]
 
(64) 2022/12/18(Sun) 11:07:35

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ >>36嬉しかった、と言ってくれれば、
 私も、とこの時間の全てに感謝を返した。


 去り際の彼女の言葉に、暫く揺れる蒼衣を見送ってから
 振り返れば、前科>>2:173のある愚患者への配慮>>2:127
 があって。
 ああ、やっぱり何でもお見通しだね>>2:236なんて
 場違いに破顔するしかない。 ]


  ……ありがとう。
   先生の処方は本当に優しいね。  *
 
(65) 2022/12/18(Sun) 11:08:02
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a19) 2022/12/18(Sun) 11:14:14

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 「知ってた?」 >>72

  いつから?
  
 ……思い巡らすまでもなく、
 あの日>>1:83が切欠だったに違いなくて。

 崇拝のように愛していた『完璧』などないと知りながら
 偽物の一人芝居の傍に居て、
 それでも何も言わず傍にいてくれた ── ?


 どうしてかはわからない。
 けれどあの時>>1:298、“わたしたち”にと大事な決断さえ
 委ねて、差し出された手を振り払ったのに、
 今、“私”にもう一度その手を差し伸べてくれている。

 ベルナハト、それこそが彼の答えだ。 ]
 
(91) 2022/12/18(Sun) 18:17:48

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 


[  であるならば、
   向き合うのはベルであるべきだ ]


 
(92) 2022/12/18(Sun) 18:18:14

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ >>73ほぼ図星を突かれて、それでも決壊前の涙を
 無理矢理押し込めて、「泣いてない」と強がる。
 ノックの音、扉の先に指先を合わせるけれど
 こんな顔は見せられない。>>1:312
 

 ……深呼吸をする。

 一つの音、一人分の呼吸。 私だけがここに在る。 ]
 
(93) 2022/12/18(Sun) 18:18:31

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
  ……箱庭には行かない。
  こんな風に作っておいて、
  生まれる前から絶望を与えておいて、
  愛してるだなんて言う人のところになんて
  死んでも行かない。


  …………世界も、どうなってもいいと思ってた。
  ナハトが箱庭を選んで嫌いな世界をなくしたいと
  思うなら、世界と一緒に消えたいと思ってた。
 
(94) 2022/12/18(Sun) 18:19:06

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
  …………駄目だね、私。
  こんなに近くにいたのに、
  あなたのこと何ひとつ見えてなかった。

  “わたしたち”も“私”も、
  あなたの優しさに甘えるだけで、
  ナハトに沢山の気持ちを貰ってばっかりで、
  あなたがどんな気持ちで私に向き合ってくれていたか
  知りもしないで傷付けてた。
  さっきだって、自分の為にあなたを傷付けた>>1:315
 
(95) 2022/12/18(Sun) 18:19:51

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  ねえ、ナハト。
  完璧じゃなくて、嘘だらけでな私でもいいの?
  傍に居て、名前を呼んで、
  誕生日のお祝いをしてもいいの?

  ……私が『恋人』でなくてあなたが『悪魔』でなくても
  あの日を運命だったと思ってもいいの?

  
[ 迷い込んだ夜色の黒猫をナハトと呼んだあの日を。

 “わたしたち”はもういないけれど、
 あの日初めて感じた嬉しさですら本物じゃなかったけど。

 あなたが温かくしてくれた気持ちを分けたいと触れたのは
 それだけは本当だったから。 * ]
 
(96) 2022/12/18(Sun) 18:20:53
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a28) 2022/12/18(Sun) 18:23:09

Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a29) 2022/12/18(Sun) 18:23:47

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 黙想 ──



[ 言葉の一つ一つを、そっと息を詰めて受け取る。

 クロに叱られたらしいことに目を丸くしつつ、
 傷付いていたとしても許してる、>>135
 と言われれば今すぐにでも夜色の髪を撫でて何度でも
 謝りたいのに少しも動けなかった。 ]
 
(183) 2022/12/18(Sun) 23:11:37

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 甘えている、というのも違うと思った。 >>136

 自分の選択を委ねることは、
 存在をかけて相手の選択を受け入れることで。
 ……少なくとも重責だなんて感じていない。

 預けてくれることは、嬉しかった。……とても。
 独占欲みたいで、少し後ろめたくもあったけれど。
 だからどちらにも謝る必要なんてなくて。 ]
 
(184) 2022/12/18(Sun) 23:11:45

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ クリスタベルのものだったその全てを、
 ベルにと許し望んでくれる。 >>137

 私との運命だったのだと肯定してくれる。
 あの日の思い出が確かに私のものでもあったのだと。

 たとえ他人や神様とやらが認めてくれなくても、
 彼が認めてくれるならそれだけで充分だった。 ]
 
(185) 2022/12/18(Sun) 23:11:53

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 好きだと言われたら、
 自分の想いと同じでなかったとしても幸せだった ]
 
(186) 2022/12/18(Sun) 23:11:59

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 彼はいつだって、
 私にとって心地よい距離を探してくれていた。
 答えを待ってくれる優しさも彼らしいもので。

 そんな彼のノック一回の音に、
 私はノック二回だけで答える。

 ……聡い彼なら全て察しているのかもしれないけれど、
 これだけを返すのが精一杯だった。 ]
 
(187) 2022/12/18(Sun) 23:12:04

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ そしておやすみと言い置いた足音が聞こえなくなれば、
 くぐもった嗚咽がひとつ。 ]


 
………っく うっ… ーーーっ



[ 彼の全てを愛してる。
 たとえ明日死んだって構わないほどに。

 でも彼は共に在ることを望んでくれたから、
 私は健やかなる時も病める時もそれに応えたい。

 いつか、私が貰ったほんの一欠片でも、
 彼が好きになれる世界をあげたい。
 この世界で明日を生きることを、未来を望みたい。 * ]
 
(188) 2022/12/18(Sun) 23:12:12
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a41) 2022/12/18(Sun) 23:14:03

Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a43) 2022/12/18(Sun) 23:26:06

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 回想:祈祷室 ──


[ しあわせ。
 ああ、それはもちろん。 >>2:329
 でもそれは彼がいる今であって、わたしたちではない。
 微妙な違和感を覚え、答えに口籠る。

 “わたしたち”の話は、
 差し出された飲み物ほど口当たりの良いものではない ]
 
(274) 2022/12/19(Mon) 4:35:19

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 荒れていた話、>>2:330は誰から耳にしたやら。
 風の噂と曖昧に答えれば納得しただろうか。 ]


  ふぅん、言いくるめ。
  じゃああまり聞きたくはないかなあ。
  やっぱりあれは少し好きじゃないや。


[ 子供みたいな無邪気さと無遠慮さでそう締め括った。
 或いは本当の懺悔を、といつか考えたかも知れないが
 それは全て終わってしまった話。

 救われなかったかと言えばそうかも知れない。>>2:333
 彼自身の内心の偽物扱い>>2:329がなければ、
 また違った話になっていただろうか。 ]
 
(275) 2022/12/19(Mon) 4:36:32

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 最後にゼロの忘れ物、
 と差し出されたものを受け取る。>>2:331>>70

 多分本来の意味での忘れ物じゃないんだろうなあ、
 という勘は多分間違いではないだろう。
 何を思って置き去られたを考えるのは、少し楽しいもの
 かもしれない。
 そして珍しくも“忘れ物を届けるお使い”を頼まれた自分に
 どんな顔をするのかも興味があった。 ]


  本、と小物……? >>71
  なんだろうね。まあ、渡せばわかるか。


[ 確かに預かったよ、と笑った。
 そしてそれ以降、一人でここを訪うことはなかった。 * ]
 
(276) 2022/12/19(Mon) 4:36:55

【人】 Y『恋人』 クリスタベル


── 回想:識る者 ──



[ 呼びかけに刹那顔を強張らせ、>>2:371
 一呼吸の後に作り物めいた笑顔で答えただろうか。 ]


  やあ、どうも、『魔術師』?
  わたしたちは クリスタベル だよ。
  人の名前を呼び間違うのは失礼なことだって知ってた?


[ 何を、どこまで知っているか。 >>0:491
 疑惑を深めたのがこの瞬間だった。 ]
 
(277) 2022/12/19(Mon) 4:37:57

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  ……二度と間違わないでくれると嬉しいなあ。
  話はそれからだよ。またね?


[ 好青年の顔を取り繕い、以降の一切を遮断した。
 彼だって笑顔だった。
 邪気のない、裏も表もない笑顔。
 ……余計腹の底が知れず、ただ不快感に襲われる。
 
 ひとりの時にのみ、明確な意思で以って>>2:374
 「ベルちゃん」と呼び、
 腹の底で わたしたち を可哀想な女の子と、
 嘲笑うか安い同情をしていないとどうして言える?

 間違ってる? 
間違ってるに決まってる何も間違ってなどいない
 ]
 
(278) 2022/12/19(Mon) 4:39:29

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 邂逅からこんな調子だから、有り得ない>>0:494のだ。
 理解に至る前に歪み合う言葉しか吐けなくなる。

 だから存在の一切を遮断し、見ないことにして>>0:495
 彼の取り計らいもあり、>>0:520 
 洋館の不和として、決して注目されるものではなかった、
 ……と、思っている。


 知らないから嫌い。知りたくもない。
 それでいいと思っていた。けれど。 ]
 
(279) 2022/12/19(Mon) 4:39:59

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ けれど。>>279

 ──魂の叫びよりも、否定される恐怖よりも、
 大切なものを大切にしたいが為に一歩を踏み出そうと。

 皮肉にも「わたしたち」の欺瞞に気付いた頃の話。 * ]
 
(280) 2022/12/19(Mon) 4:43:54

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 回想:続・人生相談 ──


[ 会う度に力が抜ける人だ。
 こちらが肩肘張るのが馬鹿らしくなるような。
 それが魅力のひとつ、なのだろうか。
 是非とも専門家に聞いてみたいところであった。 ]


  いや、やってないなら断って貰って……
  ……うーん……まあ、いいか。


[ 大層戸惑う素振りを見せながらも席を促され、
 それ以上深く考えるのをやめた。 ]
 
(281) 2022/12/19(Mon) 4:44:23

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ フォーチュンフォルスなるものをすすめられたが、
 珈琲とおみくじクッキーのセットのよう。
 ありがた〜いだとかあたたか〜いだとかやわらか〜い
 御言葉をいただけるのか、さて。
 
 餅は餅屋で餅屋の軒が南西にあるのなら、
 そちらをすすめるのは当然と言えようが、
 残念ながら用があるのは貴方です。腹を括ってどうぞ。

 
 ……とそんな開幕であったが、最初の相談を切り出せば
 想定通り真面目な答えを返してくれた。 ]
 
(282) 2022/12/19(Mon) 4:44:48

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 成程、つまり内心がどうであれ笑顔を作る人か。
 自己犠牲と言い換えてもいい。
 負の感情を見ないようにしているのは誰の為か。
 せめて自分の為であれば周囲は救われるだろうか。


 それが誰かを救うこともあるのだろう。
 いつも変わらぬ笑顔に勇気づけられるというのは、
 ……まあ、特定個人に限り同意しなくもない。


 近くて遠いから、それは覚えのある感覚だ。
 誰より近くの誰より慕わしい存在を眼裏に描いた。


 結局「何を考えてるのかわからない」
 については補強を受ける結果となったが、
 彼が自慢の親友と言うのなら、
 少なくとも一般的には悪い人物ではないのだろう ]
 
(283) 2022/12/19(Mon) 4:46:14

【人】 Y『恋人』 クリスタベル


[ じゃあ何を思って二人の時にだけ「ベルちゃん」と
 呼んでいたのか。
 その理由にはどうあっても行き当たらない。
 いっそ子供のように「だってそうなんでしょう?」
 なんて無邪気さか。……そうなのだから始末に悪い。 ]
 
(284) 2022/12/19(Mon) 4:46:32

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 兎にも角にも、合う合わないは別問題ではあるか。
 さておき『魔術師』が私の過去について吹聴する
 人物でないことだけわかれば、まあ。とりあえず。 

 フリートークはリップサービスかな?
 と思ったがそうではないようで。
 小凶なりの御言葉を賜るのかと思えば、
 随分と、こう。 ]
 
  
  …………


[
 産み落とされた失敗作

  不意に息が止まるが、きっと気付かないほどの刹那 ]


  んん……なんだろう、そんな高尚なことを
  してるつもりはないんだけどなあ。


[ 喉の奥に広がる苦みを、珈琲と一緒に飲み下す。 ]
 
(285) 2022/12/19(Mon) 4:47:27

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 似てる? 誰と誰が。
 ないないない。反射的に首を振った。
 ……改めて、しっかりと首を振った。 ]


  いや、それは違うよ?
  わたしたちは考えることは嫌い。
  頭が痛くなるし、アリアの頭痛薬なしの生活は
  考えられないくらいに考えるってことが苦手な頭でさ。
  何にも考えないで生きていけるのが何よりだ。

  でもそれだと 
  大事なものを大事に出来なくなるんじゃないかって。
  それだけ。考えるのは嫌い。以上。
 
(286) 2022/12/19(Mon) 4:47:59

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ とはいえ知ることが当初の目的だったので、
 一度お茶をなんて水を向けられればこう、
 挑戦してみようという気も…
 いや多分直接ベルにちゃん付けされて呼ばれたら
 冷静ではいられなさそうなので丁重にお断りして。

 代わりに、匿名の手紙で文通やらを始めてみようか?
 店主お勧めのメルロンセットで……いや、どうかな ]


[ 実現性はさておいて、
 取っ掛かりとしての情報に感謝しながら
 最後の相談を切り出せば、
 聞き届けて頼まれてくれる。>>2:289 >>2:290 ]
 
(287) 2022/12/19(Mon) 4:48:49

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  いや、ただの自己満足だよ。
  伝わらないと何の意味もないけど、
  伝える気のないものだから。


[ 微笑みに含まれた意味はわからず、
 ただ「一人になるとは思えない」、に対して ]


  うん、そうだといいな。 


[ 目を伏せて返した。 * ] 
 
(288) 2022/12/19(Mon) 4:49:03
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a65) 2022/12/19(Mon) 4:59:46

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 最初の朝 ──



[ 鏡を前に、難しい顔をして黙り込む。
 
 あまりの見慣れなさに脳が理解を拒否している。
 着られている、というのも正しいかも知れない。


 16歳の誕生日には、相変わらず選ぶという意味を
 知らない包装の山の中、男女揃いの衣装があった。
 聞けば母親が仕立てさせたものだというが、
 どれも身体に合わせて作られたらしいそれ。
 
 彼女の目に、ひとりでふたりを嘯く我が子は
 どう映っていたのだろうか。 ]
 
(300) 2022/12/19(Mon) 9:26:49

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 夜色の美しい生地だったから、渋々クローゼットに 
 眠らせたままだったアフタヌーンドレス。
 3年前からサイズに変わりはないようで、そこは安堵。

 箱庭の恋人は両性具有で、
 ドレスを着た女性らしい姿で描かれることが多い。

 ……今更ながらクリス男性でありベル女性を謳うなら、
 女性の衣装を着たとしても構わなかったのだろう。
 ただ、上辺だけでも男性らしさを損ねることが怖かった。
 
 随分と”わたしたち“であることが下手だったように思う。
 今更詮無い話だけれど。 ]
 
(301) 2022/12/19(Mon) 9:27:11

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 答えは持った。覚悟も決めた。
 あとは────

 ナハトはここに来てくれた。

 洋館に誘ってくれた時のように、>>0:360
 洋館を出ようと言ってくれた。>>2:392

 なら、今度は私から行かなければ。 ]
 
(302) 2022/12/19(Mon) 9:27:30

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 窓から臨む朝日は、
 まるで新しい世界が始まるみたいに綺麗だった。

 私はこれを、私のナハトにも見せたい。 ]
 
(303) 2022/12/19(Mon) 9:27:55

【人】 Y『恋人』 クリスタベル


[ 早足で辿り着いたナハトの部屋の前。
 
 ……ノックをして ドアが開かれるなら
 あなたはどんな顔をするんだろう?

 「変だったら笑っていいよ」なんて言って、
 素直に笑われたら拗ねてみようか。 ]
 
(304) 2022/12/19(Mon) 9:28:29

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ ドアが開かないなら、いつかみたいに待ってみようか。
 迷惑かな? だったら少しだけ。

 ……そんなことを考えてから、深呼吸。


 ノックを二回。]
 
(305) 2022/12/19(Mon) 9:28:42

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
 
  おはよう、ナハト。
  
  今日出るなら、私も一緒に行きたいな。
  ナハトがいない明日なんていらないからね。


[ 朝の挨拶の続きのように、
 或いは最初の誘いの答えのように、>>0:523
 >>2:392昨日の答えを返した。 * ]
 
(306) 2022/12/19(Mon) 9:29:07
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a69) 2022/12/19(Mon) 9:32:32

Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a71) 2022/12/19(Mon) 12:32:04

Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a72) 2022/12/19(Mon) 12:35:24

Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a73) 2022/12/19(Mon) 13:02:42

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ そこに居てくれたことにほっとした。
 扉を開けてくれたことが嬉しかった。
 昨日の最後は扉越しだったから、
 顔を見たら泣きそうなくらい胸が苦しかった。
 大きな目を瞬かせる>>344姿が、 
 まるきり猫の仕草で可愛くて愛しくなった。

 …………駄目だな、と思った。

 『恋人』の証持ちのくせに、
 恋で死んでしまいそうな心持ちさえしている。 ]
 
(361) 2022/12/19(Mon) 17:44:13

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 一度は何もかもと諦めようとして、
 それまでも何度も気持ちを誤魔化そうとしてきて、
 そんな恋心に振り回されて
 ──そして振り回してしまって──今ここに立つ、
 自分の滑稽さに呆れてしまうけれど。

 でも仕方ない、これがベルなんだから ]
 
(362) 2022/12/19(Mon) 17:44:30

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ だというのに、
 完璧わたしたちを愛した彼に
 何年も片想いを誤魔化してきた天邪鬼は、
 そんな心をちらとも覗かせず。
 挨拶みたいに告げた言葉に同意を返してくれたから
 「ありがとう」と目を細めるだけ。

 振られなくてよかった、
 だなんていじらしいことを言うものだから、
 「不安にさせてごめんね?」と
 私だけの可愛い子の夜色をさらりとひと撫で。 ]
 
(363) 2022/12/19(Mon) 17:44:49

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ どさくさに触れたことに満足していると、
 その格好、と指摘されて、
 一大決心を一瞬で忘れてしまっていたことに気付く。

 無言で見られる間が気恥ずかしいやらなにやらで、
 誤魔化すみたいに予定していた言葉>>304
 ポツリと零せば、
 言い淀みながら「似合ってる」>>347、なんて。

 やっぱり駄目かな、アリアお化粧教えてくれるかな?
 他の……勝手に遠ざけていた証持ちの彼女たちに
 お洒落について聞いてみても受け入れてくれるかな?
 なんて、世界が終わるかも知れない時に暢気な悩み ]
 
(364) 2022/12/19(Mon) 17:45:13

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
 
  16歳の最後の誕生日プレゼントなの。
  あなたの色だったからどうしても捨てられなくて。

 
[ つい昨日まで“わたしたち”をやってきていたのに、
 ドレスを持っている自分に言い訳するように
 何となく出所を明かした。

 ……やっぱりもう一回チャンスが欲しい。
 次は悩む余地なく 綺麗 と言って貰いたいなんて
 胸裡でそっと決意を固めて。 ]
 
(365) 2022/12/19(Mon) 17:45:32

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ 案の定、
 神様なんかより真っ先に答えを届けにきたことを、
 容易に看破されて笑ってしまった。

 駆け落ち、だなんて冗談には
 心臓が跳ねて怯んでしまうけれど。 ]


  うん、行く。
   一緒に行こう。


[ そう答え、先に手を差し伸べることは出来ただろうか ]
 
(366) 2022/12/19(Mon) 17:45:48

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ それは昨日の二人の似姿で、>>1:298
 もし私が彼にそうしていて、
 この手を取られなかったらと考えるだけで
 身も世もなく泣き伏してしまいそうだった。
 
 傷付いたとしても、もう許してる。>>136
 そう言ってくれたけど、
 その優しさに甘えるだけの自分でいたくない。
 

 だからこの手を握り返してくれるなら、
 絶対に幸せにしてみせる。

 まだ自分に何が出来るかはわからないけれど、
 心の中で宣誓それをするなら
 神の前はさぞかし御誂え向きだと思った。 * ]
 
(367) 2022/12/19(Mon) 17:46:40
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a78) 2022/12/19(Mon) 17:52:37

Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a79) 2022/12/19(Mon) 17:55:33

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 『洋館を出るなら』などと言ったものの、
 ドレスなど纏っている時点でお察しであるが、
 この元・深窓の令嬢に旅支度の想定などまるでない。

 早速旅立ちの何もかもを頼ることになりそうなのは
 自明の理であった。>>407

 またこれも余談ではあるが、
 誕生日付近の帰省に夜を連れて行きたいと申し出て、
 両親にやんわりと断られる、を毎回やっている。

 邸宅に不法侵入した窃盗と拐かし疑惑のある人間を、
 しかしながら娘がとても大切なものと扱う姿に、
 彼らとて思うところがあったのは想像に難くない。

 完璧を求める人形のようだったものが、
 まるで人間らしさを得たような姿に、
 自分たちが間違っていたのではないだろうかと。 * ]
 
(447) 2022/12/19(Mon) 23:35:46

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ すいと伸ばされた手指が頬を滑る。 >>409

 夜色と同じくらい綺麗な、猫みたいな瞳が細められ。
 
 ………まるで内心の決意を察されたように
 「綺麗」と欲しかった言葉を先回りされ。 >>410
 

 攫って行ける? って?


 混乱を余所に続く言葉もとても嬉しいものの筈なのに、
 勿体無いくらいにそれ以前の情報を処理するのに必死で
 上手く咀嚼できない。 ]
 
(450) 2022/12/19(Mon) 23:36:09

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ ナハトが触れてくれた。
 忠実と誠意で線を引いて、壊れ物を扱うみたいに情愛を
 注いでくれて、触れられることなど終ぞなかったのに。

 見下ろす目が、いつもみたいに安心してもっと見ていて
 欲しい温かさじゃなくて、嬉しくて恥ずかしくて隠れて
 しまいたくなるようで、勝手に熱を感じて頭が茹る。

 なんだろう、なにか違う。
 違う気がするのにわからない。
 立っているのも覚束なくて、いつもの困った時みたいに
 縋りたい気もするけど、悪化する未来しか見えなくて。

 すぅ、はぁ、と何度も深呼吸。平常心、平常心… ]
 
(452) 2022/12/19(Mon) 23:36:30

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ そうして差し伸べた手に体温が重なる。
 嬉しかった。

 …………と思ったら、
  握った手を引き、その甲に、唇 が   ]

 
(453) 2022/12/19(Mon) 23:36:57

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
 
  ────っ!!??


[ 絵本で見た王子様みたいな所作で目が離せなかった。
 なのになんでこんなに嬉しいのに逃げ出したいの。 

 あまりに流麗だったから慣れてるのかなとか、
 手の甲の口付けは敬愛や尊敬だったっけとか、
 どうしてそんなに落ち着いてるのとか、色々。
 
 考えたり言いたかったりしたけれど、結局ひとつも
 形にならなくて、曖昧な言葉未満を漏らすだけで
 手を引かれるままに歩き出す。

 ドレス姿を誰かに見られるよりよっぽど消えたくなる。
 …………だけど嫌じゃない。そんなのは当たり前で。
 
 こんなに混乱させておきながら至って涼やかな横顔を
 恨めしく見つめ……結局爪先に視線を落としただけ。 ]
  
(454) 2022/12/19(Mon) 23:37:17

【人】 Y『恋人』 クリスタベル


[ 当て所ない筈なのに的確な足取りは、
 毎度飽きもせず通っていたガゼボに向いているようで。
 
 辿り着けばまるで待ち合わせみたいに佇む姿。
 大事な場所に貴方なんか居ないで欲しい。
 と思うけれど何を言ったとて聞きやしないんだから、
 腹を立てるだけ無駄なのだろう。

 彼の答え>>413に続いて、
 握られた手の感触を、ここにいることを確認するように
 力を込めて、ゆるり口を開いた。 ]
 
(455) 2022/12/19(Mon) 23:37:28

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

  
 
  私も箱庭には行かないし、
  貴方の独り善がりのためにナハトはあげない。
  
  …………不完全に作っておいて、
   それでも愛してるんでしょう。
   だから我儘を聞いて。

  頼んだら世界を壊すのを止めてくれるんでしょう?
  私は私の大好きな人とこの世界の明日を生きたい。
  ナハトが私にそうしてくれたように、
  いつか好きになれるかもしれない世界を見せたい。

   ……だから、お願い。お願いです。どうか……


[ 振り絞るように答え、懇願した。 * ]
 
(456) 2022/12/19(Mon) 23:37:44
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a94) 2022/12/19(Mon) 23:41:29

Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a95) 2022/12/19(Mon) 23:42:09

Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a96) 2022/12/19(Mon) 23:49:44

 




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