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【見】 吟遊詩人 フェリックス――ポロン。 がらんとした酒場に、調子はずれの楽器の音が鳴った。 「嗚呼、泣いている」 芝居じみた声があがった。 「どうか悲しまないで、我が金糸雀よ。命までが取られるわけではないのだから……」 吟遊詩人を生業とする男は、悲しげな声で手にしたリュートを撫でる。単純に調律が上手くいっていないだけだろうが…。 目を伏せて、悩まし気な溜息を一つ。 「むしろ――」 翠露の双眸を細め、口の端に愉快そうな笑みを浮かべて、男は「あなた」に語り掛ける。 「素敵な物語になるかもしれないね?……さあ、始めよう。この黄金の夢にまどろむ、頽廃の都で。」 まばらな客が男に注目した。 これでも、この宿では唯一と言っていいだろう吟遊詩人は、今宵も始まりを言祝ぐための曲を奏で始めた……。 (@0) 2021/12/06(Mon) 21:22:53 |
【見】 吟遊詩人 フェリックス◆名前:フェリックス ◆年齢:28歳 ◆性別/身長:男/181cm ◆職業:吟遊詩人、情報屋 ◆装備武器: 〈金糸雀の撥弦〉 …珍しい鉱石を用いた装飾と、インク類で描かれたルーンが特徴のリュート。旋律に魔術を込めることができる。 〈夢見る貝の外套〉 …貝や竜の装飾がされた外套。特殊な効果があるらしいが、見たことがあるものは居ないだろう。 ◆ステータス割り振り STR:1 DEX:3 TGH:2 SPD:2 INT:8 MND:2 ◆好きなもの:「謎」と「秘密」(異なるもの、らしい) ◆苦手なもの:恨みを買うこと ◆簡単な自己紹介: 「さあさあ、紳士淑女の皆様お立合い。 雲雀の詩人、〈囀る朝焼け〉とは俺のことだ! 何を語ってみせようか。金を溜め込む悪竜と相討った、英雄達の話? 何を奏でてみせようか。月に帰ってしまった姫君の話? ……おや。なあんだ、〈お喋り〉の方か。そう言ってくれればいいのに。構わないよ。力になれるといいが……ああいや、金はいいよ!実は、俺が貰うのはそれじゃあないんだ。もうちょっと、大事なものを貰っているんでね」 /* ・アドリブ、既知歓迎の、この街の流しの詩人です ・長旅をしています。他の街での噂を知っていれば、少し驚くことになるかもしれない過去があります。既知の際は、お気軽にご相談ください ・古い歴史に詳しい方は、〈金糸雀の撥弦〉を扱う詩人について聞いたことがあるかもしれません (@1) 2021/12/06(Mon) 21:51:39 |
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