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人狼物語 三日月国


176 【R18】実波シークレットパラダイス外伝【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:



「あ゛あ〜〜〜〜……」

テラス席のテーブルに突っ伏して、
嘆きとも苦悶ともつかないうめき声をあげている。
昨日の今日、という理由もあるのだろうが、
それにしてはなんだか“今”を苦しんでいるような。

「助けてくれっす〜〜〜〜」

まるで、昨日更に何かあって、
今日何が起こるか分かった、みたいな───

朝風呂は日々の日課となりつつあり、今日もまた湿った頭で食事の場へとやってくる。
浴衣をひらひらさせるも、先日までの安価で市民権を得ている牛のパッケージの石鹸の香とは異なり、何やらフローラルさを醸し出しているし、髭の剃りも先日よりはしっかりとしている。
何やら肌艶も良い具合での着席となったが……、さて。

パッと突然切り替わるモニタ。

会社の開発室、その一番端っこ、狭苦しいと評判の研究室の一室であるその風景に。

「あ」

と声が上がった。

「あー、あー、ちょ、いやあ、飯時はマズいって本当。
映像終わるまで目閉じてろお前ら……」

晒されるのはもう先日被害者が出た事により仕方ないとしても、
これを見せられる社員各位のメンタルが心配になった。


1/2

映し出させる映像に映る、まだほんのりと若さが残る役職に就く前の男の下半身は……既に露出しており。
といっても、社長と異なりこれは人前ではなく研究室。人の気配などありはしない。
下半身露出マンのままに並べていくのは、まだ御社開発途中となる商品の数々。ボトルに入れたローションに続いて、ディルド、アナルプラグにエネマグラ、etc etc……。

後はもう、映像の続きを見ずとも、容易に想像はつくはずだ。ローションに塗れた道具を自らに突っ込み自慰に耽ける訳である。
人がいないのだから恥も外聞もあったものじゃない。無様に感じはじめた辺りで映像は、切れた。



忌部永信は、実は、アナニー癖がある。
商品開発の最前線から外れた今もこの癖は続いており、日々の自己開発を繰り返している。


2/2

食事時にお見苦しいものをお見せしました…、と急に敬語になりながら眉間を押さえている。


「性癖暴露ターイム、楽しんでくれてるかな?
 それでは続けて、こちらのVTRもどうぞ!」

社長は何が面白いのか随分ニコニコした様子で、
リモコンをぽち、と押して次の動画を映す。

〜〜〜

『盗撮用のカメラはちゃんと置いてくれたかな?』

「…………はい。言われた通りにしたっすよ」

廊下の片隅。スマホを耳に当てた男が一人。

『そんな不機嫌そうな声をしないでくださいよ。
 社長は嬉しいとも……まさか開発の方に掛け合って、
 自らそういう用途のカメラを作ろうとしてたなんてね』

「はあ……なんなんすかホントに……」

お馴染みの登場人物となった社長と通話する、
何故だか物凄く気疲れした様子の牧野瀬。

さらっと衝撃的なことを言っているが、
今回重要な情報はそんなことではなくて。


『それじゃあ……後は分かってますよね』

「……嫌だと言ったら?」

嫌悪感を示しながらも、目の色が変わる。
まるで何を言われるか期待しているような。

『自分でも分かってるはずだろうに。
 ああそれとも、わざわざ言ってほしい?

 ──さもないと、
この事を皆にバラすよ
って。
 どう?興奮します?』

瞳を見開いて、ごくりと生唾を飲む様子が、
自らの仕掛けたカメラで如実に映し出された。
咄嗟に内股の方に腕をやって、
慌てて辺りに人が居ないか確認する仕草をして。

「っ……興奮してなんか、ないっす……!」

『虚勢はいいから。……必要なものは持たせたね。
 広報らしく、ウチの会社の製品の“イイトコロ”、
 ちゃんと自分の身体で体験して見せてほしいな』

『部屋の外、誰が通るとも分からない場所で、ね』

暫し十数秒、思い悩むように眉間に皺を寄せて。
けれど頬は紅潮して、吐き出す息はどんどん荒々しいものに。

諦めたように唸りながら、ビデオ通話に切り替えて、
何処とも知れない廊下で衣服を脱ぎ始めた。

「………………ド、変態っすね」
『お互い様ですよ、牧野瀬さん』

【秘密開示】

弱みを握られたうえで、それをダシに何か屈辱的なことを強いられることにとても興奮を覚える性癖の持ち主だ。

こんな会社にいて盗撮程度の悪事、
いまさら大した処罰なんて与えられるわけないのに、
それでも指示に従って快楽を得ようとしてしまうのだ。

ついでに盗撮用カメラに携わってたとこからして、
人の恥ずべき部位、行いを暴くのも普通に好きだし、
そっちは別に隠してないのでたまにまろび出ていたり。

ロボ太

「どれだあ……帰ったら好きなの与えてやるからなあ……。
いや、与えていいのかこれ……まあいいか……」

よくない。

 望月

「あーあ……ロビンちゃんもごめんなあ。
飯時に尻は良くないよなあ本当。あの社長も全く、もうちょい開示の仕方をマイルドにするとか考えてほしいねえ……」

ただでさえ飯事の類にちょっとばかり思うところがある、と勝手に思っている同期に向かって。
謝罪の言葉を向けながら、微妙なダメージをまだ引きずっているのか、眉間に皺を寄せ、それを揉みほぐした。

「瑛ちゃんの反応、オレのも幸ちゃんのも反応全く変わんねえように見えて、何思ってるかわからねえ……!
ごめんなあ、見たのは美味いもんでも食って忘れとけよお」

机に突っ伏したまま起き上がれない。

牧野瀬 幸の肩をそっと叩いた。我らは同志だ。

 富武

「……ありがとなあ……。……本当に思ってるう?
たぶん、それ、他のやつに言ったら多分立ち直れなくなるからやめとけよお?」

素直には喜べない。
幸い、羞恥心とかその手のものは薄っぺらい男ではあるが、褒め言葉に情けなく笑うばかりのありさま。
実際のキミの本音の部分がどうとかは、ちっとも気づいてはいない。

 望月

「…………」

「そうだな、社長の話だったけど後にしとくかあ」

見下ろす瞳に、僅かな沈黙。
その後にへらりと笑い返す。

よろしくない癖の情報など、意識の外に追い出してしまえとキミの話題を肯定。

鹿籠 吉弘に、面白みなくてすまんなあとおどけている。後輩に対してのリアクションが雑。

 富武

「お、興味あるう?
いくつか持ってきてるから、プレゼントしようかあ?」

ちゃんと未使用品だぞと、ヤケクソで笑っている。
こんな場所に何を持ってきているんだというツッコミは受け付けない。旅行先だって溜まるもんは溜まるので。


「皆の性癖……興奮するし……
 何だかんだ火傷しつつも、
 大したことないのが出ると思ってたのに……」

否定しまくってたせいで忘れてたけど、
思い出してみれば僕の隠してる性癖といえばそれだ。
ついでに社長が苦手な理由も。

 望月

「……」

多弁さで言うなら此方も負けてはいないが、この時ばかりは沈黙で待った。段々と申し訳なさが混ざってきて、がりがりと頭部をかいたり、あー、と意味を成さない呻き声をあげたりしていたが。

「……ん? うん。夕飯なあ、わかっ……──

は!?飯!? えっ、……ロビンちゃん!?」

一方的に言い残されて、取り残された片方。
驚いて声が裏返ったものの、ぽかん、と間抜けに口を開き。

しばし。

「ヤバい。タイマンでマジ説教があるかもしれないなあこれ……」

肩をがっくし落としたとか。

 富武

「いつか使うかもしれん時に持っといて損はしないからなあ」

メンタル的な方でなら、する可能性はある。

「何せ開発設計からユーザーまで全ての工程に関わってんだ。
商品選びから使い方、アフターフォローまで全部面倒みるぞお?」

ヤケクソではあるが、事実は事実。
おそらく商品関連の知識は確かなものであるし、用途についても事細かく説明出来るはずだ。
……いや、キミ相手にそれをするのは断られてしまうかもしれないが。

 ロボ太

「……ああ。確かにそっち需要はあるかあ。
異形の型とかも一定数人気あるし、別にロボ太の場合、手のパーツに組み入れてもいいわけだしなあ。
会社に戻ったら試しにやってみるかあ?」

つい大真面目に開発者目線が入った。
キミの体をジロジロと見ているが別に今に限ってはやましい目的ではない。たぶん。

今言った開発ってそういう意味だったっすか……?と突っ伏したまま顔を上げた。

 富武

「そりゃ、かわいい後輩の為なら、出来る限りの事はするもんだろお?」

部署は違えど、同じ社員で大切な後輩であるわけだしと。
余計な手厚さとわかってはいるから、セクハラの一種と捉えてもらって構わない。
自身の性癖が暴露された直後だというのに、全く太々しい態度である事。

「お、もしかしてマジで貰う気になったあ?」

「ってのはまあ、置いといて。
勿論。昨日、愚痴ぐらいは聞くって言ったろ?どこ行きゃいい?」

 加賀山

「紗矢ちゃん……今のやつ見て可愛いは剛の者すぎんだろお。
幸ちゃんの方はともかく」

中年男性の尻を見て喜ぶ人種はあまり多くはないはずだ。たぶん。
後輩へと心配げな眼差しを向けてはいるが、気にかけていないのなら何よりの、気も、する。

「攻め、……攻められたいになるのかこれは……?」

自問しはじめた。

 富武

「助言?」

全く予想外のものの提示が来た。
一体何に対してなのか、する側なのかされる側なのか、それも分からずに捻る首。

「おっけえ。
じゃあ飯だけ食ったら向かっとくなあ?」

 加賀山

「うわあ、このコ本当に何でも受け入れてくれるなあ。
天使ちゃんって呼んでいい?」

呼ぶな。

「いや、人の手でも余裕でイケるから、それはちょいと違うかなあ。別に人に突っ込むんも好きよお?
っていうか、ここ来るまでは誰かに突っ込まれたりとかなかったしさあ」

つまりはただ単に節操なしなだけ。
そこにちょっとばかり妙なヘキが混ざっているだけだと、特に嫌がる気配がないならすらすらと語って聞かせよう。

人前で言うもんじゃない。こんかの。

 加賀山

「紗矢ちゃんだといつもの呼び名だろお。
特別感が欲しいわけよ、まつりあげられておけ?」

一瞬の間に、うん?と首を捻るが、そこを気にする事はあれど、深く掘り下げて聞くような事はできない。
あくまで気に留めておくだけ。その程度。

「お、人の言葉の意味をちゃんと拾えるえらいコだねえ紗矢ちゃんは。
そうなあ、勢いでヤっちまったなあ、掘ったやつもこんなヤツの処女奪って可哀想になあ?」

人前。食事時。というか朝。
色んな意味でアウトではあるが、話し相手が何せ引かないものだから、つい。

 加賀山

「はあー、こういうノリの良さ、本当かわいいねえ。マジエンジェル。
何とかして手出せないかなあ」

散々まつりあげておいて、結局最後はそこに落ちた。
天使に手を出そうとする愚か者がいる。

「おう、めちゃくちゃ楽しんだ。あんま言うと怒られそうだから詳細は伏せるが、相手がかわいくてさあ……、…あー。
ついいつもの開発部のノリで喋っちゃったなあ」

ロボ太

「だとしたら、手と下の留め具のパーツは同じにしないとなあ。
ただ手の方は関節の問題もあるからなあ、ナットやら何やらから一度見直すかあ?
どうせならロボ太も出来ることが多い方が嬉しいもんなあ」

意見交換に花が咲く。
積極的な言動に、犬猫にでもするように、わしゃっと頭を撫でようと手が伸びた。避けようと思えば避けられる。
おじさん特有のボディタッチ過多現象。

「体からなんか液出すのは、好み分かれそうなとこでなあ……
ローションを常備しとくなり装備品として組み込む方が間違いないぞお?
いやあ、玩具以外にも使えるからなあ、滑りは良くするに越したことはないぞお?」

ロボ太の今後の改造プランについて悩んでいる。本人の希望は出来れば叶えてあげたい。

 ロボ太

「お、好奇心旺盛なのも、エロいのに積極的なのもえらいぞお。
誰か使うところ見たいなあ……データ取りたい。
<<牧野瀬 幸>>allwhoちゃんとかどうだあ?」

人にエロを押し付けようとするあくまの所業。
それも多分今相当頭を使っていない。

満足するまで頭を撫でおえれば、柔らかな髪の質感にしみじみするよう己の手を見て。

「そうだなあ、いっそバレないようにこっそり増やして、濡れてると錯覚させる手もありなあ。
優しい嘘も時には必要なプレイだからなあ?」

ロボ太にいらない知識を与えようとしている。

うっかりよその部を巻き込んだけど、まあいいかあと開き直った。

!?(断りはしません)

「おー」

呑気な拍手。

「うはは、いいねえ、若者たちが恥じらいながら脱ぐのを眺められるなんていいイベントじゃないか」

自分は枠外かのような物言いだ。
やんやと囃し立てよう。

富武 瑛が小物をチェックしているのを見て、「おっ、やる気だねえ、えらいぞお」と、けしかけてある。鬼上司だ。

富武 瑛「まあまあそう言わずにい」と背中を押そうとしている。悪だ。


「マジでいってるのか?」

わざわざプールサイドに出してきたからには、
それってカメラで盗撮されてますよね?

「いや……いや、……
 確かにまあなんか醍醐味だと思うすけど。
 ろくでもないんだろうな、全裸で負けたら……」

脱ぐだけだったらいいものの、
確実に脱ぐだけじゃ終わらないと思えてしまう。

#4日目野球拳の部

 望月

「ん?」

ちょっと聞き捨てならないものが聞こえた気がした。

「いや、いやいやいやいや!?
ロビンちゃん?わかってる?野球拳ってもんをわかってるう?
やらしい企画だぞおこれ?」

腕まくりなんてし出した同期を見てぎょっとした。
慌てた声色。ちょっとばかり早口だ。

#4日目野球拳の部

「う〜〜〜〜ん僕もやるかあ……
 やっぱりリターンを得るためにはリスクもだし……」

なんか色々言うてるけど、
結局は性欲に準じただけです。

#4日目野球拳の部

 望月

「いや、オレはやるけど」

しれっと。
だって臨時ボーナスが欲しい。

「でも、いや、ロビンちゃんはやったらダメだろお。
野球拳とか、いや、そういうキャラじゃないから。な?
なんかそれっぽい理由つけりゃ、企画だって無視できるし気にしないだろ社長は」

自分はいいけど、キミはダメ理論をブンブン振りかざしている。

雲野さんに何も言えないまま、というか廊下でのアレを見られたこと思い出しつつパーpon

#4日目野球拳の部

 富武

「瑛ちゃん。冷静になって考えてみろお?
ロビンちゃんがいやらしく脱ぐとかやらせちゃダメだろお?
そういうふしだらな事に巻き込んだらいかんと思わないかあ?」

必死か。

わーわー叫びながらもジャンケンはする。グーpon

#4日目野球拳の部

「よいしょっと」

負けたので躊躇なく浴衣を脱いだ。
自分はいいのだ。


#4日目野球拳の部

「あいこポイントってなんすか……」

あいこポイント+1P。
これで次からは2/3で脱ぐハメになった。

#4日目野球拳の部

 望月

「負けてる……っ!ロビンちゃんの愚か者お!」

そしり。

#4日目野球拳の部

雲野さんがここにいることを止めなくていいのか?
VS
それはそれとしてやっぱり女性も参加してほしくないか?

で、かなり後者に比重が向いてるときの顔です。
様々な事情も含めて。

#4日目野球拳の部

「女の子いなくて何が野球拳だよお。
とばりちゃんは必須だろ?」

何となく心の声が聞こえた気がしたので、パンイチで主張している。
小物、ないね。何も。

望月 ロビンの方を見て、深いため息をついた。もうやだ。

#4日目野球拳の部

 望月

「えっ、じゃあオレの負けでいいからもうジャンケンやめとけ?」

半ば諦めながらチョキpon

これ以上負けるのはなあとボヤきながら、パーpon

#4日目野球拳の部

「あいこカウンター消費でもなく、
 ただただ負けるんっすか〜〜〜い」

はあ。デカデカと溜息を吐きながら、
帽子を外し、靴下を脱ぐ。適当な椅子に置いて。

頭上から生えている二房のハネた髪の毛が、
心無しかしゅん……と垂れ下がっている。

#4日目野球拳の部

周りの結果を見回し。

「社長ー!もう一回はとばりちゃんには勝ってくれえ!」

最低だ。この男。

#4日目野球拳の部

望月
「……基本的にオレはロビンちゃんには勝てないけどねえ。
まあ、今はオレが勝ったけど」

急にマウントを取ってくる。

なんだか負けられない気がしてきながら、チョキpon

もうなんかどうにでもなれという気持ちで、グーpon

#4日目野球拳の部

「っしゃ……!」

ガッツポーズして。
した後に。

「いやダメだろ。何負けてんだよおロビンちゃん……」
「なんで勝ってんだよお、とばりちゃん……」

感想が身勝手。

ロボ太の艶姿に、いいねえ!と拍手を送っている。こうじゃないとなあ!

#4日目野球拳の部

「今んところ、一番エロい雰囲気出してんのは瑛ちゃんでは?」

皆(一部を除く)を観察しているパン一。

#4日目野球拳の部

「どうせ次あいこか負けたら全裸になると思うと……
 なんかもう逆に覚悟できてくるっすよね」

の割には顔は動揺を隠せない。

かくなる上は、と浴衣の裾を開いて、
腰の部分から覗いた紺色のビキニブリーフに指をかけ、
そのまま降ろしてひとおもいに脱ぐ。まではいいものの、
それを晒しとくのはなんか恥ずかしいので帽子の下へ。

「よし次は負けない!負けないっすよ!」

股下に直で風が入る感覚でぶるりと震えながらも、
とりあえずは気合いから入った。次こそは!

総務部、ジャンケンに弱い?

半ば祈るような気持ちで、

チョキpon

もうダメだ………………(全裸確定)となり、終わった。

こうなったらこのまま連勝しないかなあの気持ちで、グーpon

#4日目野球拳の部

「ロビンちゃんさあ!!」

突然キレている。

#4日目野球拳の部

「とばりちゃんもまた勝ってるしさあ……。
幸ちゃんと瑛ちゃんを舐め回すように見るしかないなあもう……」

最低だ。

#4日目野球拳の部

ロボ太

「うはは、オッサンをそんな誘い方すると、後で襲われちまうよお?
でもサンキューなあ。ちょっとグラビアポーズ取ってくれない?」

どさくさ。

約一名の現実を見ようとしていない。

#4日目野球拳の部

腰つきや肩幅などのシルエットこそやや細身な印象を与え、きちんと服を着ている際には殊更にガタイの良いイメージはないものの。

日頃の趣味としてのスポーツやトレーニングで鍛え上げられた、陰影がさし力強さを主張する腕や脹脛に、はっきりと浮き出た腹の起伏。
それに、やはり男らしく厚みのある胸筋までは既に水着や浴衣の時点である程度見えていたことだろう。

「しんどすぎる……せめて部屋の中じゃダメなんすか。
 ダメなんすよね。この変態社長が」

せめてもの抵抗で野球拳やってるエリアの外側の方まで向いて浴衣を脱ぐ。
女性のそれとは違い尻たぶと太腿の境界がはっきりと浮き出た筋肉質な臀部がまず衆目に晒されて、またデッカデカとため息を吐きながら観念して前を向いた。

#4日目野球拳の部

ロボ太

「さすがだぞお、ロボ太。
そうそうそのままちょっと切なげな顔してえ、あ、目線はこっちなあ?」

「エッチはどんだけあってもいいもんだぞおロボ太」

カオス地帯の構築。

#4日目野球拳の部

同じ部署の男二人の裸だとか、
なんかそこでロボ太がグラビアポーズしてるのとかのせいで、
水着や下着から見えない程度のみに端を剃られた、自然な形のアンダーヘアを分けて甘く興奮を表しだすそれを隠そうとするものの社長から「そこ!隠さない!」だの声が飛ぶ。

じゃあどうしろと。どうもできません。

どうにでもなれ。グーpon

頑なに一部の現実から目を背けつつパーpon

#4日目野球拳の部

「ロビンちゃんはもしかしてバカなのかなあ?!」

自分の負けを棚に上げてとうとう叫んだ。
負けの連続にストレートなそしり。大変失礼だ。

#4日目野球拳の部

続いて挙手。

「ロビンちゃんはそういうの担当外なんで、全裸になった後のオレが代理って事で勘弁してもらえないでしょうかあ」

#4日目野球拳の部

とりま、何をするにも自分の負債を払ってからになる。
何せ浴衣を脱いだ際にも何一つ躊躇がなかった男だ。
仮にも女性の前でもあるだろうに、3枚いくらというような安物のトランクスのゴム部分に親指を引っ掛ければ、そのままぐいっと足首まで下ろし。
足先でひょいと引っ掛けて、パンツを手に取ればそのまま全裸の完成だ。
普段通りの無頓着。アンダーヘアも無造作にあるがままの中で、モロ出しのまま仁王立ち。

小物?ないよそんなもの。

#4日目野球拳の部

  望月

「ロビンちゃんがこんなイベント参加するから悪い。
そういうキャラじゃないだろお。ちゃんと昼間の陽だまりが似合うような奴でいろよお」

言いがかりが酷い。

ロボ太を撮影したら怒られるかなという顔をしている。

#4日目野球拳の部

富武

「今回はじゃんけんが弱いロビンちゃんが悪いしエロいことになるロビンちゃんは違うだろお」

何が違うのか。

ただただ僕のオーバーキルチャンスが来ただけなのでは?と思ったが何も言えなかった。

ここで勝ったらロビンちゃんの罰こっちに強奪できない?って言っている。

もはや何も言わず、じゃんけんチョキpon

男性陣の惨劇を予感しながら グーpon

#4日目野球拳の部

「野球拳で女の子が脱がないまま男どもだけが全裸になるのなんなんだあ……本当に……」

さっそくぶつかってるっすよ雲野さん!!

流石に空気読んで避けた

やっべ避けられなかった!


#4日目野球拳の部

「うっ、わわわ、」

避けようとしたら逆に当たってしまう始末!
それがどこかの道のシチュだったらいいものの、
今自分は野球拳で負けて全裸!よくなさすぎる!

すぐさま捌ける。ぶつかった時の互いの感触とか、
そういうのは分かりません。頭にありません。

「あん時見たものは是非内密に!」


そういや伝え忘れてた。今更遅い気がするけど。
覗き道具に携わっといて覗くなは言えないし。

 望月

「……本当、ロビンちゃんさあ。
なんのつもりでこんなイベント参加したのお?
もう、罰ゲームとかオレは絶対許さないからなあ」

一体どこから目線なのか。
保護者か、頑なに淫らな空気を認めない人と化した。
完全にウザ絡みのノリで、二人ともオーバーキルが決まった今ですら、キミのものを強奪しようとしている。

 望月

「オレはいいのオレは。オレはそういうの担当なの。
でもロビンちゃんは絶対こっち側じゃないんだからさあ」

簡単に言えば、ただ単に頑なにキミが、そういう目、に遭う状況が受け入れられないだけ。これはただのウザ絡み。ただのバカなやりとり。

「どうしたら……。とりあえず、服を着る……?」

社長にあれ止めなくていいんすか?と聞いてみてる。大丈夫だとも。

 望月

「そういうことじゃなくてえ……。

ほおん。
なるほどねえ、わかった。こうなったらロビンちゃんと雌雄を決するときが来たようだなあ」

散々駄々を捏ねていたが、キミの一言で、ふっと笑いを取り戻す。
拳をぐっと握ったのちに前に出して……。

「んじゃ、じゃんけんで勝負なあ!!」

また?

 望月

「一回勝負で十分。
一度も社長に勝てなかったロビンちゃんなら、十分オレに勝ち目はありそうだしねえ。
おっし、流石に2連敗する気はないから、今回は勝たせてもらうとするかあ」

からっと笑いながら、差し出してきたキミの拳に、こん、と軽く当てるように。試合開始の合図。

「じゃーんけーん っ」 チョキpon

何でこんな時だけ勝つんだよお!と膝をついた。全裸で。

 望月

「納得いかねえー!!」

叫んだ。

まさかの敗北。一度だって勝っちゃいないキミを見ていたのにこんなところでと肺の空気が全部出るんじゃないかってぐらいのため息をついて。

「……えええ、マジでやるのお?」

望月

「……昨日の勝負だって僅差だったしなあ。
次こそはなんか勝たないと。負け癖つくのもちょっと不本意だし……」

肩をたたれたのをタイミングに。
既にオーバーキルが決定した人物らは、もうはじめている頃合いだろうから。ふらふら立ち上がれば、いつも丸いその背を更に丸めて背を低くして、テンションすらも低めに、並べられた様々の方に向かっていくことだろう。

とても複雑そうな顔をしている。複雑すぎて爆発しそうだ。

#4日目野球拳の部

室内で一人や二人、あるいは不特定多数相手にただ裸を晒すのとはわけが違う。より広いどころか屋外で、見知ってる相手も脱いでいる中で同じく全裸でいるのはどうしようもなく興奮する。それもヌーディスト的に解放するものでなく、不慮のことでの。

局部を見られるのだって弱味を抑えられるのと同義だ。とか思いながら結局は物憂げに玩具だの生物だのの前を通り、ある一つの前で呼び止められる。何かも思ってみてみると。

「尻尾型ピストンバイブ〜?」

御誂え向きに犬の尻尾型をしている。
ピストンバイブとされるものは従来の市販品は伸縮だけで正しく『挿れて抜く』の動きにならないし、かといってしっかり抜き差しする構造を作るとなるとどうしても不恰好になってしまうのだと。

「それを尻尾の形がポケットになるから見栄えの保証がされるんすね。いや僕に使わせるのかなり悪意ありません?」

今回は犬のだけど猫尻尾もあるよ〜なんて。それは絶対特定の誰かに対するものだったっすよね社長。
そうツッコもうとしたとき、いつの間に背後にいた人間に膝下から抱え上げられる。あ、あんたはAV撮影やってる方の(任意のモブ)さん!

「いやっどう考えてもこれ余計っすよね!?
 なんでこんな辱めを僕に与えるんすか!!」

ぎゅっと脚を腕ごとホールドし股を大きく開かせて、未だ欲望の収まっていない股間や堅く締まった尻穴を一切隠せない状態をとらせられる。どれだけ身動いでも降ろしてはくれない。男優は力強い。

#4日目野球拳の部

もう一人現れたモブ社員に挟まれて、マッサージじみた愛撫を施される。なだらかな曲線を描く太腿や尻を丹念に揉み解し、アナルを押し広げるように閉じたところ指でなぞったり両側から尻たぶを引っ張ったり。
舌で音を立て舐め啜られれば、ぎゅっと瞼を瞑って仰反った。

頃合いになればシリンジから直接腸内にローションを注入されて、漏れ出そうとする生理現象に抗い強く肛門を引き締める。けれど間髪入れずにディルド部分をゆっくりと押し込まれて、規則的な駆動音と共に尻尾の付け根からたらりと粘液が溢れ落ちた。

「──ッ!!
 ふっ、ん、……あっ……!」

負担のない大きさで緩慢に、とはいえど腸内を抉じ開けられる感覚から逃れたくて腰を動かせども拘束は外れないし玩具が抜け切ることもない。
動きにつられて尻尾も揺れてしまうのがまるで悦んでるみたいに。それを含めたデザインなのか。

傍に捌けた社員が尻尾の根元の部分を握ると、中身の器具が押し出されてより深いところを犯し始める。

「ん、ぉ゛ッ!?待っ、
 あぁッ、ダメ、だって、ッ!」

懇願するように頭を振ると、今度は弄ぶように握ったり離したり。罰ゲームとはいえここまでするものなのかと囲む奴らを心から恨んだ。

#4日目野球拳の部

「あーーーー………… もう!
んで、社長!オレ何やりゃいいんすかねえ!」

覚悟を決めた、というよりは。
何か突然、逆ギレを起こしたような叫びを一つ。
ずかずかと大股で社長の元へと近づいていく。全裸で。
尚、ロボ太のセクシーショットや既にオーバーキルにさまざまな痴態を披露する面々を目の当たりにしており、悲しいかな股間の代物は勃っているから、歩くたびに存在を主張するものが陰毛の下で揺れて滑稽である。

社長が指し示したのは、いつのまにか設置されていた、ドラム缶。
いつのまにと目を見張るものの、その辺りの手腕を気にしていたところで仕方がない。指示としてはその中に入れという。ただ、それだけ。
ご丁寧に、入るための台まで設置されて。

「……オレだけ熱湯風呂だったりするう?
扱い雑じゃないっすか……。いや、まあ、あんまり需要がないのはわかってますけどねえ」

などと頭を掻きながら。入ってそれで終わりというならさっさと終わらせてしまおう。どうしても手早くこの場を去りたいものだから、台座に登れば、縁に一旦腰を置いて、体を回転させて足を……中に入れたところで、そのまま、中に引き摺り込まれた。

#4日目野球拳の部

「は!? ……何  ── ッ 、ッ 、うぇぇ、ちょっ、ヌルヌルするん、だけどお!?うわあ!!??」

ドラム缶なのだから、人一人が胴を隠す程度の大きさでしかない。
頭まですっぽりとはいかないが、不透明な入れ物の中身を確認しなかったのは愚か者でしかない。
そこには粘液に塗れた無数の触手が満ちており、獲物を引き摺り込んだのはそのうちの数本というわけだ。
スライム同様、そこに複雑な意思らしいものはなく、蠢き求めるのは──。

「…… な、……ッ ぁ、う、……っ、いやいやいや、待っ、……て、待てっ、てえ……ッ !」

この会社の育てた触手なのだから、当然エロいことだった。
肉の棒が勃っていたのを幸いに、しゅるりと絡みついた触手が骨もないひだが無数についた身で柔らかく締め付けて扱いてくる。
睾丸も舐め回されるように優しく押されて、……挙句。

「ぁ゛あ……ッ !!?」

首がのけぞった。一気に頬が紅潮する。
後孔にすら、嫌悪も躊躇もなく、触手たちは群がって。うち一本がずるりと奥へと入った途端に、野太いながら情けなく喘ぎ声を上げて、悶え。


#4日目野球拳の部

尻尾を握るのはそのまま、三つの手が不規則に身体の前面を這い回り始めて。

乳頭を摘み弾いたり、内腿をくすぐる様に足の根元まで弧を描いたり、羞恥を煽るように音を立てて尻肉を軽く叩いたり。本職からの文字通り手慣れた手つきが、敏感なところを責め苛む。
明らかに量の多かったローションがバイブを締め付ける括約筋からこぷ、と滲み出してきて、地面への落ちた。

「〜〜〜〜ッ、は、……!
 いっ、…………っ、!!」

喘ぐ余裕すらもなくしたのを見れば、片脚を自由にし、それで立つような姿勢をとらせる。
体重を支え切れるほどの体力気力はもう残っていなかったから寄りかかる形になり、勃ちっぱなしで僅かに涎を垂らす陰茎がふる、と揺れて。

抱えていた社員が未だ抑えている手で腿を撫で、もう片手で陰毛と睾丸を焦らすように撫でさすったのち、逆手で搾ってそのまま絶頂へと追い立てた。

与えられる激しい快楽に歯を食いしばるものの目は僅かに上を向き恍惚を浮かべて、腰を前に突き出して。腹筋には目に見えて力が篭り、身体を捩れば連動するようにうねる。
変わらず腸内を犯す鈍いバイブレーションと激しい手淫に耐えかねて、獣じみた唸り声をあげながら精を吐き出した。

「っ、お、……ンッ……!」

射精してからもモブ社員二人は余韻が冷めぬよう弛緩した身体に優しい愛撫を繰り返して、尻尾を引き抜き、頭を打たないように紳士的な仕草でその場で一度座らせる。後処理も含めての仕事です。

#4日目野球拳の部

散々自らの手で慣らしてしまった箇所だ。
腸内でめちゃくちゃに暴れる触手の先端が、痛みではなくて快楽を訴えさせてくるからタチが悪い。
触手の根元はずっと奥にあるのだから、際限なく中に……入ってきそうなものではあるが、そのあたり、大変よく出来た触手のようで、苦しいどころか……。

「ぅ、……は、う、……ぃ、そこ、なんで、わかんだよお……ぃ、ッ 、ひう、や、いやホント待て、待て待て…ッ 、やべえって!」

二本目、ずる、と入り込んできて。
互いが絡みついた状態で出し入れを繰り返すから、くぼみや突起がより強く腸壁を刺激して、思わず泣き言が漏れた。
流石に複数人、それも素面の人がいる前でバカみたいに情けない声で喘ぐのは思うところもある。
挙句、前立腺まで見つけ出して押し上げられれば、もう堪えるなんて事もできないのだろう。あ、あ、と悶えながら、何もかもを弄ばれる。
まあ、そのどれも見えずに、周囲から見えるのはただドラム缶から顔を出した男性が限界を迎える姿だけなのだけど。

びくん、びくん、とだらしなく口を開いたままでその身が跳ねるように何度か震えた。
触手の中に放たれた白濁も、見るものがいないのは、もしかしたらまだ不幸中の幸いのかもしれない、が。

……触手がそんな程度で解放してくれるわけもない。
生物開発の方々が結果に満足するまで、飽きることなく犯されて、搾り取られることだろう。

ドラム缶で。

 


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