【人】 薬屋 テレベルム …………あ、 [暫し表の街の賑やかな気配を遠巻きに楽しみながら ワインを口にし時間を過ごしていたが よく考えずともパイが冷める可能性をはた、と思い出す。 もう少し浸っていたい気持ちもあったものの 折角なら固く冷たくなる前に賞味したい。 残念ながら、魔法の類にはからっきしで パイを温め直す方法を持たないもので。 その足で通り慣れた裏路地に続く道を歩き、 店の戸へと手を掛けて、開けば若干の埃っぽさと パイの甘い香りを損なう獣臭に苦笑を浮かべた。] (137) 2021/12/11(Sat) 14:45:45 |
【人】 薬屋 テレベルム― 真珠堂 ― [何処に行っていたのかと言いたげないくつもの黄色い光。 蝋燭を灯さないと不気味な光景だが慣れたもの。] …………そう、揃って睨むな。 土産がある。 [客用があればベルを鳴らせるようにカウンターに鈴はある。 奥へと引っ込み、猫の群れをいなしながら 葡萄とカスタードチーズのタルトを食べやすいようにし 結局どの部分を食わせると腹を壊すのかが解らないので ビスケットの生地を砕いて猫用の皿にいれておく。 マタタビさながらの男の肉への関心はあるのだろうが 食欲が優ったようで、猫らは皿を取り囲み餌を食べ始めた。] ん……、うまい。 [降り積もった外の雪を一望しながらタルトに舌鼓を打つ。**] (138) 2021/12/11(Sat) 14:46:00 |
【人】 薬屋 テレベルム― 真珠堂 ― [朝昼と食べても飽きない名店のパイではあったが、 猫と分けたところでやはり二枚は多すぎて、 結局アップルパイは完食できたものの、 タルトの半分は葡萄は兎も角チーズクリームが重くて 半分持て余してしまった。] ――流石に夕食にすると…硬すぎるか。 [夕食でも、明日の分としても気温は低い為保存は効くが 再加熱しなければ食べられそうに無く、その術を持たない。 差し入れに持ち込むのもどうか、と悩むところ。 訪客が何人かあり、中にはカストル…では無くて、 ええと何だったか多すぎて候補が出てこない 大兄弟のひとりが『赤』を求めてやってきた>>0:364が、 流石に怪しげな薬と共にパイを押し付ける訳にもいかず。] (147) 2021/12/11(Sat) 19:09:08 |
【人】 薬屋 テレベルム魔法の心得が無くても 温められるような魔具があればな。 [ラヴァンドラに頼んでも良いが、パイを余らせるたびに 呼びつけたり押しかけるのも些か問題があるなと考えて。 こういったマジックアイテムに詳しい職人に相談するにも 今年来ているかは確証を持っておらず。 黒い向日葵の店を頭に描き、そんなものも在庫にないかと 探しに行くのも悪くない気がして。 訪客も途切れた折に店をあけて外に出る事にした。] (148) 2021/12/11(Sat) 19:09:24 |
薬屋 テレベルムは、メモを貼った。 (a55) 2021/12/11(Sat) 19:13:44 |
【人】 薬屋 テレベルム[怖々と店内を覗くようにして見やれば、 なるほど骨董屋とも雑貨屋とも 物置とも呼べる様相だが>>0:83 ざっと見て値札が無い為、間違えたかと戸を閉めかけて 探していた店主が青衣に実を包み視界に入った為>>152 安堵しながら、首肯で客であることを示す。] この時分にすまないな。 ……夕食はもう用意してしまったか。 これは土産で… つまらないものと口にするとゲイザーが泣きそうだが。 [片手にずしり、と香ばしさと食欲を誘うグラタンの香り。 手提げにされた包みを彼女の前に差し出すも、 夜分の客に備えて既に満腹であろうかと首を傾ぎ。 ミートパイがやはり定番ではあるのだが、 肉食ではない性分からか、選ぶのは土産にしても憚られた。] (158) 2021/12/11(Sat) 19:39:09 |
【人】 薬屋 テレベルムああ、相談がある。 扱っている中に、マジックアイテムの類は無いかと。 ………………パイを温められるような。 [男は魔力を蓄えていても、魔法の才覚は無く。 どうしたものかと言いたげな顰め顔。 店の中へと進もうとして … 足を留める。 ローブのあちこちついていた猫の毛を、 店外で落としてから会釈と共に店内へと進もうか。*] (159) 2021/12/11(Sat) 19:39:54 |
【人】 薬屋 テレベルム へぇ。 食べ歩きも良いものだな、あぁ、それとも酒場か。 [祝祭の出店でいくつか好みを見繕うも良かろうし、 宿場並びの近くにある酒場も酒だけではなく 料理の揃えも良いと聞いたことがあった。>>160] ああ、プレーンのビスケットも付けてくれたから。 それも一緒に食べると合うらしいぞ。 [おそらくは、グラタンをパイ生地のビスケットに付け、 パン代わりにして食べるような料理らしい。 冬らしい組み合わせが目についたから試しに仕入れたが 困られる土産では無かったようで、ひとつの安堵。 所狭しの諸々からそれ、といった品を探すのは 物の善し悪しも理解できない男には難関で 探し物を請け負ってくれる彼女>>161に短く礼を告ぐ。] (166) 2021/12/11(Sat) 20:18:43 |
【人】 薬屋 テレベルム――本当に。 [しかし、店を開けていいのかと問いかけようとしたが 夕刻にも差し掛かれば店舗型の店よりも それこそ出店に集客も賑わうだろうなと思いもして。] あんたが面倒で無ければ連れて行って欲しい。 肌寒いし、防寒の支度があるなら待とう。 [ローブだけで無く他にも外出に時間を要するのなら ゆっくりと支度をして欲しいと暗に秘め。 それまでは、店内の不思議な品々を眺める心算で居るから*] (168) 2021/12/11(Sat) 20:20:04 |
【人】 薬屋 テレベルム 俺はまだこの土地の寒さには慣れていないが 昼前に口にしたホットワインは良かったぞ。 [流石、長く此処に住んでいる先人といった物言い。>>170 出店で買ったホットワインを記憶から引き出す。 宵もふけぬうちに酒を飲むとは商売人らしかぬ嗜好を明かし。 彼女もまた飲む口であると知れる機あれば、 飲み比べでもするかと堕落を口にしそうだが、 今は食品を温められる手筈を探すのが最優先。>>171] 良いな、それは。 俺も少し食べてみたいと考えていた。 [土産物に口を付けたがるのは常識で測れば不遜だが、 必要な嘘はつくが>>139不要な嘘はつかない主義だ。] (174) 2021/12/11(Sat) 21:03:36 |
薬屋 テレベルムは、メモを貼った。 (a61) 2021/12/11(Sat) 21:10:00 |
【人】 薬屋 テレベルムあんたは話の分かるいい女だな。 そろそろ指も喉も凍てつきそうだった。 [はあ、と酷く白い息を霧に変えて、大いに頷こう。 ホットワインよりは度数の高いウォッカを頼む心算。 海の中で暮らしていた頃から酒は彼方にも存在した事もあるが すきま風が厳しい襤褸店舗では 強い酒を煽るのが一番温まる――と相場で決まっている。] この払いくらいは奢らせろ。 [案内と、女店主という酒の良い肴を提供してくれたお礼に。**] (198) 2021/12/11(Sat) 22:32:42 |
【人】 薬屋 テレベルム ああ。 [隣り合って歩く先の建物へ入ると、物珍しそうに見渡す。 いっそ男もまた観光客と変わらない田舎臭さがあった。 店内の光源は強く、いっそ薬屋の蝋燭にも 見習って欲しいと思うくらいだ。>>207 階を上がって二階へと上がってみれば利便性の高い 匣のマジックアイテムに出会い、じ、と奥を睨みつけたり どうなっているのかと食品を出入りさせる小窓を開け閉めし 好奇心を隠せずに過ごしていたが、首を縦に振る] ン。 これにする。 抱えて…雪道は少し厳しいか? [この匣よりも大きなエネルギー製品>>206もあるらしく 定期的に出している馬車がある、と店員から聞いた為 購入した後は、向日葵の近くまで馬車で戻る事としよう。 馬車に乗る前には酒を飲みきり、揺られる間 不思議な匣を大事そうに両手で抱えながら。] (240) 2021/12/12(Sun) 0:47:58 |
【人】 薬屋 テレベルム― 向日葵 ― [再び彼女の店へ到着したところで、 カウンターに置かせて貰おう。] しかしこれが本当に温まるのだろうか? ……俺には金庫のように見える……。 [珍妙そうにしげしげと匣と睨めっこをしながらも、 使ってみたいとうずうず肩を揺らして、彼女を見つめた。*] (241) 2021/12/12(Sun) 0:48:41 |
(a73) 2021/12/12(Sun) 0:53:23 |
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