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【人】 御供三樹[ あと何言、言葉を紡ぎ出せるだろう。 身構えも杞憂だというように 鬼様は場所を移そうなどと仰られる。 思わず、優しい だなんて。 測るような物言いをしてしまったことに 気がつくのは少し後か。 ] (36) 2023/01/11(Wed) 0:28:04 |
【人】 御供三樹[ 目の前の鬼か、顔も知らない母に向けてか 未だ何も出来ない赤子ではないのに 逃げ出そうなどという考えばかりは 微塵もなかった。 ] (37) 2023/01/11(Wed) 0:28:12 |
【人】 御供三樹"いつも"、すぐには食べないのですか? [ 食う物に困るようなこんな昨今だから。 ある時に食らいつくようなものだと そんなことを考えていたのだけれど。 口に出して、少し目を伏せた。 巫子への祈り。 戯れに生きられなかった者たちがいれば それらの事へ一瞬頭を全て使った。 ] (38) 2023/01/11(Wed) 0:28:56 |
【人】 御供三樹[ 今、真に恐ろしいことといえば あなたに興味を無くされることで 忘れ去られてしまわないように 許される限りはあなたへ 他愛もない問いを繰り返したのだろう ]** (39) 2023/01/11(Wed) 0:29:28 |
【人】 御供三樹[ かしこまらなくて良いと言われれば 多少息ばかりはしやすくなったものだが とはいえ言葉尻は崩せるはずもなく。 ] ことだま.........そう、簡単には、ということは 月迦嶺鬼様の御名は真名なのですね [ 鬼様を縛り付けてどうしようということも無いけれど。 この短い命に長き糸を絡めれば苦しむのは 自身だけでないことは薄ら理解出来る。 ] (58) 2023/01/13(Fri) 0:56:16 |
【人】 御供三樹.......たましい、ですか [ 人の子の名は親が決めるもの。 みつき、という名だって識別記号のようなもので、 自分の名だとは終ぞ思うことの無いまま 自分は死んでなくなるのだろうと思っていた。 .......けれどどうか。 冬の音は止み、生を続け、鬼様と山に 名を認められつけていただけた。 鈴の音が運んできたのは確かに幸運だ。 .......縛ってくれるのなら 見つけてくれますか だなんて 願望より先に 恐怖を口にした ] (59) 2023/01/13(Fri) 0:58:27 |
【人】 御供三樹[ からからと映っていた笑顔が消えたことに 気がついた時にはもう、 空気は酷く重たくなっていた。 怒り.....................怒り、だけだろうか。 悲しみ、のような。行き場のないものを ふつふつと感じて、手が震えた。 ] (60) 2023/01/13(Fri) 0:59:13 |
【人】 御供三樹.......................。 [ 置いていかないのは 置いていかれたくないからですか いつもおいていってしまう人と 同じにはなりたくないからですか 聞こえた言葉が、疑問が、頭の中で いつまでも反響する。 けれど、疑問を口に出すことなど 出来るはずもなく、ただ震える手を握りこんだ。 ] (61) 2023/01/13(Fri) 1:00:01 |
【人】 御供三樹...痛いことは 怖いので 私にできることですぐが避けられるのなら すぐでは無い方が.......よいですね、 [ かじかんで痺れるように痛む手を見つめて、 へにゃりとわらってみせる。 ...我慢する時のくせのようなもの、 ずっと見られていればいずれ 気が付かれてしまうかもしれないが。 どう映っていたのかは、さて。 ] (62) 2023/01/13(Fri) 1:00:42 |
【人】 御供三樹手?…よろしいのですか...?っ、と、 [ 気安く触れて良いものかと手を差し出しかけて 止まるも、体が宙に浮く。 驚いたように目をまたたかせて 続いた言葉にはやや申し訳なさそうに 目を伏せた ] (63) 2023/01/13(Fri) 1:01:25 |
【人】 御供三樹[ 務めも、望みも。 あやふやに願ってここにいるから びゅう、と冷たい風がくるのを覚悟してみたら 来た風は暖かく驚いたようにあなたの方をみた。 ] (64) 2023/01/13(Fri) 1:02:00 |
【人】 御供三樹.......あの、.............、 体温...... .やっぱり お優しいです 嶺鬼さまは、 [ 体温だけで風よけはされない、 一部だけでなく全身暖かみを覚えるのも 体温だけ、のおかげでないことはなんとなくわかる。 巫子を他の要因から守るためと言えば そうなのかもしれないが、 それでも、口にせずには居られずにぽつりと零した。 以降は、乗せられる風に しがみつくように目を瞑って。 ] (65) 2023/01/13(Fri) 1:02:55 |
【人】 御供三樹山にこのようなところが.......あったのですね [ 鬼が住むというからどんなおどろおどろしい ものかと思ってみれば、 神の住まいだったように綺麗な空気が流れている。 …だった、ような。 深い息の音に、あなたの方へと向き直った。 ] (66) 2023/01/13(Fri) 1:03:41 |
【人】 御供三樹お務め.......生気、ですか、 .......えっと、 [ 何とも分かりやすく困ったような顔で 目を泳がせる。...分からないことは苦手だ。 "みつきならどう".......ということは 初めからこうだと教えてくれる気はないのだろうし。 余裕たっぷりの笑みがまた何とも言い難い。 面白い答えを期待されているのだろうか? 一歩進めば憎たらしいまでありそうな その笑みはこちらの悩みをより深くさせた。 ] (67) 2023/01/13(Fri) 1:04:22 |
【人】 御供三樹......っ.......いえ、そういったつもりでは .......意地悪、ですね どうしたら...渡せるのでしょうか [ ろくに回したこともない頭の中を 考えがぐるぐると巡る。 優しい面も確かにあったけれど 今のこのお方は意地悪だ、 急かされれば更に困ったように。 ] (68) 2023/01/13(Fri) 1:05:13 |
【人】 御供三樹 ...違っていたら、止めてくださいね "こちらへ、向いて" [ するりと左手をあなたの頬へ伸ばして、 添えるように触れる。 先程よりは暖まっているから 酷く冷たくはないはずだけれど。 .......触れなければ送れない。 抱き上げられたあの時送れなかったなら、 ただ触れるだけでは駄目なの…だろう。 だから、これは見様見真似。 村で見た営みの一部の真似事。 ] (70) 2023/01/13(Fri) 1:06:54 |
【人】 御供三樹っ.......あの、これで 良かったでしょうか、嶺鬼さま…? [ あなたが止めなければもう幾度目か、 頬に添えた手を首の後ろへと回して 絡むように "同じようなキス"を繰り返した頃 恐る恐る問うて。 ]** (72) 2023/01/13(Fri) 1:08:42 |
【人】 御供三樹[ 誰かの命になれたらよかった。 嬉しくても 悲しくても 誰にも縋れない寂しさを知っているから 吹雪く日の夜に灯りをつけることも許されず 痺れる手足を一人抱えるのは────。 ] (85) 2023/01/14(Sat) 18:46:33 |
【人】 御供三樹[ 村人は嶺鬼さまのことを鬼様としか呼ばない。 祝詞を給う時以外で真名を呼んでいる所など 聞いたこともないのは おそらく そういうこと、 なのだろう。 特に、生きていたいという気が強いから。 お前はそのために拾ったのだと 高笑いしながら云ってしまうような人達だから。 ] (86) 2023/01/14(Sat) 18:47:06 |
【人】 御供三樹.......何事も 希望だけで終われたら良いのですけれど [ 置いていかれることの心を知っているのに 自らはそちら側であるという事実は 心を蝕むには充分な絶望で けれど 何か一つでも違えていたなら 今ここで震えてはいないのだとも理解すれば 生命には悲しみが付きまとうのだと やはり現実から目を背けるしか出来ない ] (87) 2023/01/14(Sat) 18:48:31 |
【人】 御供三樹…そう、ですか… 正直に…… 気をつけます[ 無理矢理にでも笑っていろと躾られたから ありのままを肯定してくれるあなたの言葉は 私にとっては新鮮でしかないもので 心から掴まれて引き戻されるような気がした。 きっと、自分には出来ないことなのだろうと ただあなたの優しさにしがみつきながら目を伏せた ]* (88) 2023/01/14(Sat) 18:48:53 |
【人】 御供三樹[ 人喰いの悪鬼。 いつから呼ばれ出したのか分からない まことしやかに人の心に巣食う悪意の呼び方 それでもかなわないと知っているから 巫子と呼んだ若い子らを捧ぐ ] (89) 2023/01/14(Sat) 18:51:11 |
【人】 御供三樹……興味は ない、でしょうから… ……申し訳ありません [ 誰が知っているのだろう。 怒りに触れることを恐れて 山に立ち入りもしない人々が廃れさせた いくつものもののことなど。 綺麗。 記憶にある寂れた光景を思い あなたの方を見やってから、逸らした。 ] (90) 2023/01/14(Sat) 18:52:04 |
【人】 御供三樹[ 見様見真似となれば 重ね合わせる以外のことは知らない。 見ていたといってもほんの数瞬。 巫子となるべく育てられた子が 間違っても穢れてはいけないと 垣間見ただけで忘れろと言われるのだから。 ] (92) 2023/01/14(Sat) 18:52:55 |
【人】 御供三樹[ 唇が触れる度、わずかに力が抜けるような、 文字通り気が持っていかれる、ような。 気が、溶け渡るのを感じていた。 ] …っ、…はい、 お望みの、ままに… [ 段々と深く、長く。 けれど合わせるだけの口付けを 求められるがまま繰り返して。 ] (93) 2023/01/14(Sat) 18:53:19 |
【人】 御供三樹…ッ、はあ、… はなさ、ないで… [ 力の入らない手を伸ばし あなたの後頭部へと添え 引き寄せられるように口付けて 舌を破られる痛みも感じないほどに あなたが望むままに与え続けた ぐずぐずに蕩けた瞳が閉じられたのは 生気の渡しすぎで気を失い 倒れ込むようにあなたへ寄りかかった頃 ]** (94) 2023/01/14(Sat) 18:55:19 |
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