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人狼物語 三日月国


145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


バラニ中等部 バラニに投票した。
クロノ中等部 バラニに投票した。
ラピス中等部 バラニに投票した。
エルナト中等部 バラニに投票した。
フィウクス中等部 バラニに投票した。
リアン中等部 バラニに投票した。
シャルロッテ中等部 バラニに投票した。
アオツキ中等部 バラニに投票した。
バレンタイン中等部 バラニに投票した。
トット中等部 バラニに投票した。

バラニは村人の手により処刑された。

月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?

幽界の歪み
突如として空間が歪み、この世とあの世の境界が曖昧になってしまった! 今日に限り、生者も死者の声や姿をハッキリと捉える事が出来るだろう。

現在の生存者は、クロノ、ラピス、エルナト、フィウクス、リアン、シャルロッテ、アオツキ、バレンタイン、トットの9名

天のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2022/05/04(Wed) 21:05:07

青年はその日の朝、いつかのように食堂に現れた。
未だジャステシア、彼女の姿がないのなら小等部の整列には貢献したが、
それでもやはりあまり多くは、小さな子どもたちには触れ合わなかっただろう。

その日は食事を選ぶ列にはあまり長く並ばず、少しの食事だけを取り。
誰のものでもない一人部屋へと、誰にも告げずにそっと身を隠した。

【人】 司書 エルナト

「…………いない。」

いつも穏やかに微笑んでいる少年も。
今日、この朝ばかりは沈んだ面持ち。
朝起きた時から、姿の見えないルームメイト。
どこへ行ったのかと、探して回っていたら、
いつもより食堂に来るのまで遅くなってしまった。

「………………。」

いつものように、皆の食事の風景を眺める事もなく。
椅子に座って、窓の外をぼんやり眺めた。
(0) 2022/05/04(Wed) 21:08:03

【人】 夢見る乙女 シャルロッテ

その朝、少女はすこしばつが悪そうに食堂を訪れた。
誰かを探すように、それでいて見つけてしまうことを恐れるように。
赤い視線が揺らめく。

――けれど。

彼は食堂のどこにもいなかった。
まだ出てきていないだけだろうか?
否――

『神隠しに遭った子供は治療のために酷いことをされる』
『それは今でも続いているかもしれない』


ふと、脳裏をよぎるのは、そんな。

「………………バラニは、どこ?」


掠れた声が、落ちる。
(1) 2022/05/04(Wed) 21:08:31
食堂から姿を消した当日から暫く経って。
どこにも姿を見かけなかった男は、
次に別の人が姿が消えた日、唐突に食堂に姿を現した。

最も、元々仏頂面だった男は顔色は常に悪いまま、
随分と落ち着かない所か、手が震えて食器すら持てない。
何かに怯えるように結局食事にも手を付ける事もなかった。

【人】 夢見る乙女 シャルロッテ

>>0
「………………エルナト」

少女はあなたの姿をみとめると、悲鳴にも似た、ふるえる声をこぼした。

「バラニはどこ?」
(2) 2022/05/04(Wed) 21:12:30

【人】 充溢 バレンタイン


「喋る前から…………
 ご飯を詰め込んで…………
 しまうと、…………喋らなくて、
 ……………………済むんだよな」

口に物が入っているときに喋り出すと、
行儀が悪いと躾けられたこの体に感謝しつつ。

傍から見れば呑気に見えるだろうその行動も、
何かの拍子に髪の隙間から見開かれた瞳が見られれば、
どことなく鬼気迫った印象を与えたりするだろうか。
(3) 2022/05/04(Wed) 21:12:31

【人】 半分の仮面 リアン

「……何人目だ?」

いつも通りでなく、今日は食事のトレーを用意させなかった。
代わりに、人数を確認する。

パンを2つ。袋に入れたものを手に持って、班の子供たちを見ていた。
(4) 2022/05/04(Wed) 21:15:06
イシュカ
食堂からの去り際、普段と様子の違う貴方を見かけて。
青年は少しだけその傍で立ち止まったかもしれない。
けれども結局掛ける言葉は見つからず、固い靴が歩き去る音だけが残った。

【人】 司書 エルナト

>>2 シャルロッテ

少年は、その声を聴いても、少しの間だけ、窓を見続けた。
それから、酷く緩慢な動作で、振り返る。

「………………。」

口を開いて。
閉じて。
君を見て。




「………朝からいない。」
「…多分、昨日の夜からいない。」
「………彼の布団が冷たかったから。」


君の心をすり減らす現実を、口に出した。
(5) 2022/05/04(Wed) 21:18:14
いつものように皆が揃っていることを確認する声も。
見えなくなってしまった者の代わりとして働く姿も。

今まで朝食に欠くことのなかった明朗快活な少年の姿はどこにもない。

ともすれば喧しいとも称された少年のいない空間は、
不気味なほどに静けさに包まれているように感じられるか。

誰かに教えられた誰のものでもない部屋で、一人で食事をする。

【人】 夢見る乙女 シャルロッテ

>>5 エルナト
「バラニは、――――」

あなたが窓の外ばかり見ているから、痺れを切らしたように、少女はもう一度、口を開きかけた。
刹那、ゆっくりとあなたが振り返る。
けれど、答えは返らない。

「バラニは、どこ」

三度、口にして。
ようやく、あなたが告げたのは。

――――ヒュ、と。
喉から漏れるのは声にもならない悲鳴。
(6) 2022/05/04(Wed) 21:24:27
シャルロッテは、朝食も摂らず、食堂から駆け出した。
(a0) 2022/05/04(Wed) 21:24:51

【人】 花信風 トット

昨日よりはいくらか軽い足取りで食堂に来たけれど、
見回して、それから何も言わずに食事を取りに行った。

食べる量も昨日よりは多い。
食べたくなくても食べなきゃいけないのだし、無理やり詰め込んでいると言えばそうだろう。
(7) 2022/05/04(Wed) 21:26:20

【人】 司書 エルナト

>>6 シャルロッテ

口に出せば現実になってしまうと思ったのが、一つ。
君に告げるべきではないと思ったのが、一つ。

二つが少年の口を塞いだが、君が三つ、要求したので
渋々と言った様子で口にした。


「あっ………シャルロッテさん!」

そうして、駆け出す背中を。
手を伸ばしこそすれど、追いかけることなどできず。
小さく息をつくのだった。
(8) 2022/05/04(Wed) 21:27:56
*テラはこの日も姿を表しませんでした
*かわりに
*校舎裏の隅にひっそりと

*少年が使っていた防護服が一式

*疲れ果てて座り込んだ人のように
*打ち捨てられていました
*ひっそりと、ひっそりと

【人】 高等部 ラピス

「?」

今日も人が少ない食堂に顔を出して、
そうしたら取り乱した様子のシャルロッテを見かけた。
思い出すのは昨日の会話。
声をかけることもできず、駆け出していく姿を見送るしかなかった。
(9) 2022/05/04(Wed) 21:30:48

【人】 充溢 バレンタイン


「……………………ああ、」

ごくり、と水気のあるものを喉奥に押しやる音がして。
溢れないように何もかもシャットアウトするには、
食堂で見聞きするすべては少し許容範囲外で。

逃避先を探そうと視線は右往左往するものの、
その行先は視線の先ではなく、頭の中に着く。
      ・・
「そうだな。お茶にしよう」

どことなく暗号じみたそれを呟いて。

「何をするにもまずは落ち着かねえと。
 押さえつける蓋が無いとダメなんだ。
 薬を飲んで、花をお茶にして、それからだ」

「それから、センセイに話を聞いてみよう」

まるで順路を通っていない思考の道筋は、どこへ向かうのか。
(10) 2022/05/04(Wed) 21:31:25
バレンタインは、ずり落ちかけの帽子を直して、きびきびと朝食を済ませた。
(a1) 2022/05/04(Wed) 21:31:50

【人】 司書 エルナト

「…………はぁ。」

家族のように思っていた者たちが、どんどんと消えていく。
しゃんとしないとな、とは思うものの。
中々心というものは切り替わらないもので。

「…………。」

がたり、と椅子を鳴らして立って。
いつもより少し早く、図書室に向けて歩いて行った。
あそこが一番落ち着くから。
(11) 2022/05/04(Wed) 21:34:33

【人】 半分の仮面 リアン

「気分転換のつもりだったが、これでは―――」

勉強会はつつがなく、久方ぶりに和気藹々とした雰囲気だったと思ったが。
……どうして、こうも。

「やはり、まだ知らないことが多すぎる」
(12) 2022/05/04(Wed) 21:36:05
トットは、その声を聞けば 眉を下げて少し微笑んだ。
(a2) 2022/05/04(Wed) 21:36:59

エルナトは、図書室で本を読んでいる。『揚羽が番を食い殺す物語』
(a3) 2022/05/04(Wed) 21:43:10

【置】 充溢 バレンタイン


ばんばんと胸を叩いて、つっかえた食べ物を胃に落とす。
ちょっと急ぎ過ぎた。これも愛嬌ということで。

「……不安だから確かめなきゃ。
 いなくなっても置いていったわけじゃない。
 ならそこまで怖がる必要はない。僕は。

 直接聞くのは怖いし、わからない。
 だけど直接聞かないと何もわからないんだ」

それは幾度となくやってきた、
自分に言い聞かせるような喋り方。
眠気で抑える前は、そうやって自分を安心させて。

「……何かに連れ去られたんだよな、きっと」

その意識が外に向けば、やっぱりそれは唐突なもの。
噂の正体に無関心だった故に、考えはそこから始まる。
(L0) 2022/05/04(Wed) 21:48:19
公開: 2022/05/04(Wed) 21:50:00
充溢 バレンタイン(匿名)は、メモを貼った。
2022/05/04(Wed) 21:53:36

【人】 神経質 フィウクス

食堂の様相を、そこに居る者、居ない者、その様子を一瞥して。
眉を顰めて、今日もまた溜息一つ。
その後は何も言わず席を立って食堂を後にした。
いつも通り。

今は誰も居ない所に居たかった。
(13) 2022/05/04(Wed) 22:49:20
フィウクスは、その日は授業さえ蹴って。
(a4) 2022/05/04(Wed) 22:51:19

フィウクスは、それから、校舎裏に打ち捨てられたものを見て、苦い顔をした。
(a5) 2022/05/04(Wed) 22:52:17

ラピスは、フィウクスとは違う時間に防護服を見つけて、森の方角を見て、暫くそこで立ち尽くしてから、また学舎に戻った。
(a6) 2022/05/04(Wed) 23:05:07

シャルロッテは、バラニを探している。
(a7) 2022/05/04(Wed) 23:40:30

シャルロッテは、狂ったようにあちこちを駆けずり回る。
(a8) 2022/05/04(Wed) 23:40:44

シャルロッテは、校舎裏の防護服を見て、けれど、今は。
(a9) 2022/05/04(Wed) 23:41:13

シャルロッテは、そして、日の暮れる頃——
(a10) 2022/05/04(Wed) 23:41:43

【人】 花信風 トット

「……おっきくなったかー?」
「ちゃんとさいたかー」

朝食のあと。
園芸部の管理している花壇で花に水をやっていた。
こんな状況でも、花はそんなの知らないとでも言うように綺麗に咲くものだ。
ムスカリ、チューリップ、ヴィオラ、スイセン。
ひとつひとつの様子を見てはジョウロを傾ける。

「んー。おまえらはだいじょうぶそー」
(14) 2022/05/05(Thu) 0:00:10

【人】 月鏡 アオツキ

まるでくじ引きでも引かれてるかのように、
この班の子達は、一人ずつ消えていく。

しかし、イシュカもバットも戻ってきている。
他の子達が姿を現さないのも――時間が全てを解決するだろう。

それなのに、不安を煽るような現状だけが
ただただ、上手く作り上げられていく。
現に私ですらバラニの話を聞けば、僅かに制止していた眉が動いた。

「――え? どうしましたか〜。
 はい、ええ。なにがあったんでしょうね……聞いてきて欲しいんですか? 怖いって?」

食事を終えて歩を進める。
約束も破って、相まみえることのなかった同僚の元へ。
(15) 2022/05/05(Thu) 0:18:34

【人】 月鏡 アオツキ

>>+1 イシュカ

「イシュカ、どうしたんですか。
 トマトが沢山載ってるお皿をもってこられたわけではないでしょう?
 調子が悪ければ早めに暖かいものでも飲んで部屋で休んで下さい〜。
 生徒達が心配していますよ」

心配するような台詞を携えて無表情は話しかける。
普段通りに、長くなった髪を揺らして。

「立てないなら手伝いますが、手はいりますか?」
(16) 2022/05/05(Thu) 0:18:57

【人】 童心 クロノ

いつも通り、上回生に連れられて食堂には来たが
何か心配事でもあるか、あまり落ち着きが無い。
減っている人や、戻ってきていた人の事を、
気にかける余裕も、無く。

朝食のパンはひと口だけ齧って、
ミルクで飲み下した。
(17) 2022/05/05(Thu) 0:23:21
エルナトは、成長期だからお腹が減る。お腹が減ったと図書室でお腹をさすった。
(a11) 2022/05/05(Thu) 1:21:39

リアンは、今日のうちに出来る事をしておきたい。
(a12) 2022/05/05(Thu) 1:27:08

リアンは、右半身をよくぶつけている。
(a13) 2022/05/05(Thu) 1:27:31

神経質 フィウクス(匿名)は、メモを貼った。
2022/05/05(Thu) 1:50:21

【とある日の診療録】

「僕には 出さないって言っただろ!?あ、アオツキだって一緒じゃないか!   は一緒なのに、僕は    あいつは   で、“こんな事”を黙認してるのはどっちも同じで……!」

「くそ、くそくそくそッ!!何が嘘つきだよ!僕は嘘なんて吐いてなかった!僕に勝手に嘘つきのレッテルを張って、誤解ってわかってるくせに放置して……ッ、それで……ッ」

「……なんで、僕を本当の嘘つきにさせるんだよ……」


約束していた事は沢山あった。
契約ではなくとも、むしろ違うからこそ学生時代に意地でも拒絶していたそれらをやり直そうとしていた。

男にとっては、内容自体はささやかな物でも、
それが持つ意味は彼の中でずっと大きかった。

「……ッ……なに、何だよ、僕は間違ったこと」

……だからこそ、その日。
約束を悉く反故にさせられて、
男が最も嫌う嘘つきに仕立てあげたのは、
治療よりも苦しめ蝕む事になる。

「………ぁ、な、なに。ぅあ、やめッ、やめろよッ」

と、思ってた。現実はそんな温くない。


「い、いやだッ!嫌だ嫌だいやだぁっ!だ、だれ、か、」

「たす、け」

「 せん、せ  」

夕食の頃には、いつの間にか部屋に戻っている。

リアンは、演劇部の指導に顔を出している。
(a14) 2022/05/05(Thu) 3:20:53

リアンは、"演技とは、ふりを上手く観客に信じさせることだ"
(a15) 2022/05/05(Thu) 3:29:16

アオツキ

「……え、……ぁあ、」

ようやく気付いたように視線が合う。
元々覇気のない目は、光そのものが失われたのかと言うほど生気すら消えかけている。

「……?心配してないなら、いいだろ。
 手伝わないのに何の……あれ、違う……?」

最初こそぼんやりしていたものの、唐突に目を見開いてから、眉間に手を置いて考え込む仕草。

フォークを手に持っていたのを忘れていたため床に転がる金属音に、更に意味がわからないと困惑を隠せない舌打ちが響く。

【人】 月鏡 アオツキ

>>+6 イシュカ
「言葉遊びでもしていますか?」

眉をピクリと動かし、瞳を覗きこむ。
軽口をかえせるような様子ではない所から冗談ではなさそうだと感じた。

「流石にその様子は生徒を不安にさせかねません、
 私は放っておくことができませんね〜」

私は嘘をつけないのに、困った男だ。

「言い換えましょうか〜。
 今のイシュカは、ここにいない方が迷惑になりませんよ」

「私は授業があるので面倒はみません、自分の部屋に行って下さい」

持ち上げるように手を引いて、立ち上がる。
近くの生徒には心配しないでください、といつもの言葉を吐いた。
ここ数日で何人を食堂から連れ出したかを思い出す。
昔自分も掴まれたような気がしたが、遠い記憶の彼方。
食事の時間は毎日なにかが起こる、それが、ここでの日常だ。
(18) 2022/05/05(Thu) 4:21:59

【人】 司書 エルナト

>>14 トット

「…………おーい、トットくん。」

呼び声は、建物の方から。
1階の窓、図書室があるはずの場所から、君に。
手を振る少年の姿。

「またお花のお世話かい?精が出るね。」
「お花好き?」

他愛のない会話。
なにか話していたくて、そんな雑談を。
(19) 2022/05/05(Thu) 6:48:11
 アオツキ

「……してない。……」

言葉遊びへの否定。
貴方の言葉に対して咄嗟に浮かぶ不快感。

余計にに険しさを増す表情も、時間によって思考が整理できるのか
やや間を置いた後に眉間の皺と共に僅かに和らぎはするが。

「ああ、うん。わかって……
 クソッ、割とこんがらがって来たな……」

気遣われている事だけはわかるが切り替えが柔軟ではない。
今の時点で一度変換してる為に再変換で混乱している。
慣れが来るかもこれまで味わった事がないから不明だ。

「って、足は別に使えるっての……!
 戻るから、もういい。平気だ。知ってる。
 教師になるのに僕みたいな奴は見てる暇ないだろう」

引かれた手を軽く払う。
触れる際に怯えのように一瞬目を瞠ったのを即座に消した。
これ以上何か言われる前にと、貴方の声かけのお陰で休む気にはなったのか、重い体を引きずって食堂を去ろうとするだろう。

【人】 花信風 トット

>>19 エルナト

「ん? ん〜〜?」
「……あ!エルナトだ!んへへへ」

声をかけられると声の主を探して、貴方を見つければ手を振って笑う。

「そー! おはなのせわ おれはえんげいぶなので」
「さいきんたくさんさいたので〜 んふふ」

「おれおはなすきだよ! がんばってるから」
「ちゃんとたねからがんばってそだつんだもんね えらいよ」
(20) 2022/05/05(Thu) 10:37:16

【置】 懐疑 フィウクス

正午に差し掛かる少し前。

形式的に目立った不調はないかを尋ねられて。
形式的に軽いカウンセリングを受けて。
形式的に、何か困った事はないかと問われて。

それで、何も改善はしない。

これまでの人生の中で数え切れない程繰り返されたやり取り。

「………先生、」


医者に、大人達に、これまで数え切れない程投げ掛けた問い。

「私の病は治るのですか。」
(L1) 2022/05/05(Thu) 10:50:52
公開: 2022/05/05(Thu) 11:00:00

【人】 月鏡 アオツキ

>>+7 イシュカ

「同僚……いえ、まだ先生の身にもなっていない君を見捨てるほど薄情でもないんですよ〜。
 私はみなくてはいけない子がたくさんいますが、イシュカもここにいる限り対象です」

仕事のうちであること、そしてただの私情であること両方を混ぜて説明をする。
君は生徒のようで生徒ではない、先生のようで先生ではない特別なくくりだ。どう扱うかマニュアルにはあまりのっていない。

「まあ、君も私よりも構う相手がいるみたいですし
 後で埋め合わせはしてくださいよ。
 しばらく待ちぼうけを食らって機嫌が悪いんですから」

それでも食堂を去るまでは共にあるき、
程よいところでその背を見送ることにしただろう。
(21) 2022/05/05(Thu) 10:57:38

【人】 司書 エルナト

>>20 トット

「うん、こんにちは。今日もいい天気だね。」

窓枠に頬杖をついて、微笑む。
無邪気な笑顔は、見てると心が癒される気分。
さながら可愛い子犬を見てるかのような感覚。

「もう随分春だからね。お花の季節だ。」
「じゃあ、動物も好きなのかな?卵や赤ちゃんから頑張って育ってるし」

綺麗、とか可愛い、とかじゃなく、
頑張ってるのが理由なんだ、ちょっぴり独特な考え方だなぁ、
と君を鷹色の目で見つめながら、思いつつ。

「将来はお花屋さんとかになりたい?」

日常に身を浸すように、他愛のない会話を続ける。
(22) 2022/05/05(Thu) 13:31:42

【人】 花信風 トット

>>22 エルナト

「あったかくなったもんねー!おれもうそろそろはんそででもいいかも……」

陽射しも優しく、吹く風は随分暖かくなった。
もう一つ園芸部が管理している畑では作物も育ち始めている。
雪から顔を出し緑を取り戻してからしばらく経った芝生も、そろそろ刈り揃える時期だろう。

どうぶつもねー、とトットは頷く。

「すきだよ!ちゃんといきててえらい」
「おっきいどうぶつこわいけど、ちっちゃいのすき。うさぎとか……」

こんくらいのどうぶつすき……と手でサイズを表した。
サイズだけで言うなら、犬猫も当てはまるのだろう。

「ん〜〜」
「おれねー なにになりたいかわかんないんだよなー」

「みんなのやくにたちたいとおもってるけどー……」

ジョウロを両手に持ち、難しい顔をしながら左右に揺れる。
トットは将来の事をあまり考えたことがなかった。
ちゃんと生きているのかわからないのだし。
(23) 2022/05/05(Thu) 14:56:32

【人】 司書 エルナト

>>23 トット

「えぇ、朝晩はまだ寒いと思うけどなぁ。」
「ちゃんと上着は持ち歩かないとダメだよ?」

というのは、少年が寒がりだからそう思うだけかもしれない。
例年通りなら、そろそろ食堂のメニューに野菜カレーとかが出てくるのだろうか。
自分が食べるわけではないけれど、ちょっと楽しみだ。
園芸部の子達が達成感を顔に浮かべて美味しそうに食べる姿は可愛らしいし。
……あと、野菜が苦手な子が神妙な顔をしてるのも面白い。

「生きてるのが偉いんだ………」
「それならトット君も偉いね。」

僕も偉いし。
触ると暖かいし、小刻みに震えてて可愛らしいよね、と手で示すものに同意を示しつつ。
この施設に本が無かったら、自分も飼育部にでもなろうかと思ってた程度には、動物が好きだ。

「おや、そうなのかい?将来の夢はあった方が良いよ。」
「その方が、頑張って病気を治すぞーっていう気になるしね。」
「皆の役に立つっていうと……お医者さんとかかなぁ……。」

未来が来て当然と、能天気に考える少年は。
君の将来の姿をあれこれ想像してみたり、口に出してみたりする。
(24) 2022/05/05(Thu) 17:07:26
司書 エルナト(匿名)は、メモを貼った。
2022/05/05(Thu) 17:35:21

【人】 花信風 トット

>>24 エルナト

「え!! めんどくさい……」
「でもかぜひくほうがめんどくさいか。んむう」

不服そうな声を出すもののちゃんと言う事は聞くらしい。
ちなみにトットも野菜カレーの日は誇らしげにしているが、にんじんのみは許せないらしい。甘いと思わせておいてたまに土の味がするからとのこと。

「そう!じつはおれもえらい」
「そしてエルナトもえらいし、みんなえらい」
「まーおれ たしかにみんなすきだからな……」

にんげんだったらでかくてもすきかも……。と謎の納得をしていた。
トットも園芸部か飼育部か迷ったが、病気の事もあり園芸部にした。
こちらの方が怪我も少ないだろうし。花は嚙みついてこないから。

「おいしゃさん……」
「……たしかにみんなのきずとかなおるとうれしい」

「……、………………」


少しの間。

「あ!でもでもそれならっ おれおくすりつくるひとになりたい」
「なんだっけ! なんかなまえあったよね チョーザイ?」
(25) 2022/05/05(Thu) 17:47:17
充溢 バレンタイン(匿名)は、メモを貼った。
2022/05/05(Thu) 18:11:20

【人】 司書 エルナト

>>25 トット

「めんどくさいよ。遊べなくなるし。」

ベッドの上で寝るだけになっちゃう。つまんないよ〜と脅しというには柔らかすぎる言葉を告げて。
野菜カレーの日に誇らしくしている君も、人参相手に剣呑な目をしている君も、やはり少年は好きだ。
ペットがご飯に威嚇しているのを見ている感覚。
狭い鳥籠の中の小さな娯楽。

「僕も好きだよ、皆の事。」
「犬みたいな子もいるし、猫みたいな子もいる。」

何かと動物に例えたがる少年だ。
君の病の事はあまり知らない。いつも包帯を巻いてるから、良く怪我をしてるのかな、くらいの認識をしている。
となると、やはり園芸部の方が怪我の要因が少なくていいのかもしれないな、等と思いつつ。


少しの間に、きょとん、と見つめて。

「今何か考えてた?」

問いかけて。

「調剤師だね。全然仕事の内容は知らないけど、お料理みたいに作れたら楽しそうかも。」
「何でお医者さんより調剤師がいいの?」
(26) 2022/05/05(Thu) 18:27:04

【人】 花信風 トット

>>26 エルナト
「あそべなくなるのはやだ!」
「ふけんこうになりそう」

動いている方が落ち着く自覚がある。
ベッドでじっとしているのは逆に病気になりそうだ。

「んへへ〜。わかるかも……」
「ねこみたいにきまぐれなこもわんわんいうこもいる」

うんうん、と頷いて、自分は犬かな、とか思ったりした。
いっぱい元気だし、動き回るし。猫って感じじゃないなあなんて。

問いかけられると、「んむ」と少し下を向いた。

「……
ふつうのけががわからない
から〜」
「ちがでないのはわかるけど!」「あとびょういんこわい」

「おくすりだったらびょういんじゃないし」
「わたして、げんきになってね〜っていえるから」
(27) 2022/05/05(Thu) 20:54:20

【人】 司書 エルナト

>>27 トット

「不健康スパイラルだね。」

動いても止まっても病気になるなら、
やっぱり予防はちゃんとしないとね、と。
上着の重要性を説いておいて。

「皆可愛いよね………」
「トットくんは………ちっちゃいわんちゃん。」

先の印象をそのまま伝える。
小さくて庭を駆けまわってるタイプのわんこ。
元気な様子を微笑ましく見守っていたいタイプだ。

それから、答えを聞いて。
ふむ、と一つ思案して。

「……トットくんは、普通じゃない怪我をしてるの?」
「病院、よく行ったりしてた?」

調剤という行為に興味がある、というより。
逃げの一手、という感じなんだなぁと、感想を抱いた。
(28) 2022/05/05(Thu) 21:05:09
リアンは、共用スペースのキッチンに立っている。スフレsweetを作りたくて。
(a16) 2022/05/05(Thu) 21:08:38

リアンは、上手く作れなかった
(a17) 2022/05/05(Thu) 21:11:00

リアンは、お菓子なんて作ったことがなかったし。
(a18) 2022/05/05(Thu) 21:17:18

リアンは、だから、作れるようになるまで。47回挑戦した。
(a19) 2022/05/05(Thu) 21:21:37

リアンは、視界が狭いから、材料をこぼしたりしたのもやむなしかな。
(a20) 2022/05/05(Thu) 21:23:08

【人】 半分の仮面 リアン

共用スペースのデスク上に、さらに乗せたスフレを人数分用意して。
書き置きは残さず、その場を後にした。

少しでも安らぎになったら良いと思って。
(29) 2022/05/05(Thu) 21:34:26
アオツキ

「……構う相手?」

居ただろうか、と言う顔をした。
小等部の事か、同室者か。或いは色々と被ってる後輩か。
どれもあまり構うと表現しない為、
余りしっくりこなさそうに疑問符をつけたままだ。

「あ」

そしてこれは今まで他者の事を考える余裕が欠片もなかった為、待ち合わせを無視してしまっていた事にようやく気付いた声。

更に不快にさせたかはともかく、
この場は食堂を去った後に軽く言葉を伝えて、別れた。

【人】 花信風 トット

>>28 エルナト
「ふけんこう、まわるのか……」

口をきゅっとしてやだな……の顔になった。
ちゃんと上着は持って行こう。スパイラルはしたくないので。

「おれちっちゃいわんちゃん!?」
「おれもなんとなくそうだとおもった……」

エルナトはどうなのかな〜、と首をかしげて考えて。
次の質問にも、少し言い淀む。

「けがってゆーか ち?」
「ふつうじゃないの。すぐ、その〜……」
「んむ むう」

「ちからはながさくので……」


「けがはふつう」
(30) 2022/05/05(Thu) 21:45:51

【人】 高等部 ラピス

「?」 「!」 「♪」

すんすん、いつかの夜みたいに優しい甘い香りに誘われて
小動物がやってきた。
甘いものにつられやすいのかもしれない。
デスクの上に、スフレがどうやら人数分置いてある。

そういえば先程誰かが
47回ほど
キッチンを使っていたような、いないような。
何も書き置きが無いけれど、これだけあるということは
皆のために作られたもの……だろうか。

一皿取って、それから同室の下級生の分も手に取った。
甘いものは勉強にも疲れにも良い。
(31) 2022/05/05(Thu) 22:15:50

【人】 司書 エルナト

>>30 トット

一人の子供の未来を救った。
良い子になれたな……なんて頷きつつ。

「うん、ちっちゃいわんちゃん」
「撫でたりしたくなっちゃうな。」

僕は猫かなぁ……とぼんやり考える。
暖かい所によくいるし。

話を聞いて。
小さな声も、きちんと、顔を寄せて拾いあげて。

「血……………」

指を、口元に持っていって。
思案のような間。



「…………素敵だね?」

その間の後に告げたのは。
酷く能天気な言葉だった。
血から花が咲く、何とも美しそうな気がするな、と
想像してみたりしつつ。
(32) 2022/05/05(Thu) 22:29:34
司書 エルナト(匿名)は、メモを貼った。
2022/05/05(Thu) 22:39:00

【人】 花信風 トット

>>32 エルナト
「なでたりしたくなる!?」
「ぞんぶんになでなでしてほしい うれしいので」
「えんりょせず……」

撫でられたり触れ合うのは大好きだし、甘えるのが好きだし、甘やかされるのが大好きだ。
もしかして撫でてくれるかと、貴方に期待のまなざしを向ける。

「んむ そうかな」
「なんか はなさくとすごいつかれるし へんになるから」
「おれはあんまりすきくない」

「でもっさくのはきれいだよ」
「いろいろさくし いろんないろするし〜……」

そこまで言うと、耳元に内緒話の体制。
(33) 2022/05/05(Thu) 22:56:58

【人】 司書 エルナト

>>33 トット

「おや、撫でられたいタイプだ。」
「君くらいの年の子は、嫌がる子もいるから」
「甘えん坊な子を見ると、尚更かわいく見えるね。」

遠慮せず、と言われたら、では失礼して、と。
窓から少し身を乗り出して、手を君の頭に伸ばす。
よしよし、表情と同じ様に柔らかで穏やかな手つきで、
君の頭を撫であやす。

「変になっちゃうんだ。どうなるんだろう?」
「まぁ、病気だろうからね。ただ奇麗なだけ、ではないよね…」

それでも、色とりどりの血の花束は奇麗そうだなと。
見てみたいなと思いつつ、流石にみせてとは言えないな、とも。
内緒話の体制を取られれば、軽く首を傾げながら、耳を寄せて。


離し終わったら、今度は少し思案して。
ちょいちょい、と手招き。今度はこちらが内緒話。
(34) 2022/05/05(Thu) 23:19:40

【人】 花信風 トット

>>34 エルナト
「んへ〜〜。ひひ、んふふふ」
「そ〜〜 おれってじつはかわいくて」
「んふふ」

頭を撫でて貰えれば、コロコロくすくすと体を揺らして嬉しそうに笑う。
満足げな表情はとろけるようだ。

「え! それは……おしえないけど でももっとってなっちゃうから」
「もっとやったらおれしんじゃう……」

んむ……と少し難しい顔をしてから、手招きをされればそちらへ寄っていくだろう。
(35) 2022/05/06(Fri) 0:02:52
花信風 トット(匿名)は、メモを貼った。
2022/05/06(Fri) 0:26:02

【人】 司書 エルナト

>>35 トット
「うんうん、可愛い。」
「飼いたい可愛さって感じだね。」

うちのペットになる?なんて冗談めかして。
ゆるゆる、君の頭を撫でながら会話を続ける。
子供は可愛いから好きだ。子猫や子犬が可愛いのとおんなじ。

「へぇ、もっとってなるんだ。」
「まぁ確かに、あんまりやると死んじゃうかも……」

失血死的な意味合いだ。
君が実際にどういう意味合いで言ってるのかは分からないが。
(36) 2022/05/06(Fri) 0:37:56
リアンは、自分が遊び人気質だったなら、此処で口付けの一つでも落としてやればよかったかな。
(a21) 2022/05/06(Fri) 2:46:12

リアンは、面白いものが見られるだろうな、と思った。勿論、そんなことは行われない。ただの与太話だ。
(a22) 2022/05/06(Fri) 2:46:43

【置】 半分の仮面 リアン

日に日に顔の違和感が広がっていく。
右目はもう、何も映しはしない。

それでも、止まる事は出来ない。
(L2) 2022/05/06(Fri) 2:48:57
公開: 2022/05/06(Fri) 3:00:00
月鏡 アオツキ(匿名)は、メモを貼った。
2022/05/06(Fri) 8:36:01

リアンは、夜食に
蝉の唐揚げ
foodを作ろうと試みた。
(a23) 2022/05/06(Fri) 10:39:50

リアンは、何かしらの揚げ物を作った。体に悪いかも。
(a24) 2022/05/06(Fri) 10:40:48

司書 エルナト(匿名)は、メモを貼った。
2022/05/06(Fri) 13:04:18

半分の仮面 リアン(匿名)は、メモを貼った。
2022/05/06(Fri) 13:25:17

バレンタインは、今日は授業を欠席した。
(a25) 2022/05/06(Fri) 14:06:04

バレンタインは、深い、深い眠りに落ちて、きっと良い夢を見る。
(a26) 2022/05/06(Fri) 14:06:45

司書 エルナト(匿名)は、メモを貼った。
2022/05/06(Fri) 16:43:44

リアンは、義務感で何かを成そうとしたことはない。入学当初を除けば。
(a27) 2022/05/06(Fri) 18:15:30

【人】 花信風 トット

>>36 エルナト
「えー?ペットー?」
「ごはんがあってあそべてべんきょうできるならよいかも」

そこまで行くとペットじゃないような気がするが、そこは譲れないようだ。
犬猫扱いでも文句は言わないのだが。

「んむ………」
「なんかすいとられてるかんじするし ちがたりなくなるし いっぱいいっぱいはできない……」
(37) 2022/05/06(Fri) 18:31:42
トットは、自分の部屋の鍵を掛け忘れたなぁ、とぼんやり思い出した。
(a28) 2022/05/06(Fri) 19:15:05

メモを貼った。

【人】 司書 エルナト

>>37 トット

「あはは、贅沢なペットだ。」
「束縛する趣味なんてないから、全然いいんだけれどね。」

元々今もちょっぴり犬猫扱いをしている。
あんまり今と変わらないなぁ、と笑いつつ。

「じゃあ、必要な時にだけしないとだ。」
「君が倒れたりしたら、悲しむ人もいるだろうからね。」

無理をしちゃいけないよ、なんて説法もしつつ。
(38) 2022/05/06(Fri) 19:42:31

【置】 充溢 バレンタイン


夢を見た。

大人たちの無遠慮な手が、自分の肌の上を這いまわる夢。

眼球を僅かに動かせること以外は、
指一つすらぴくりともしないし、
だから脳内で反響する言葉を一滴も外に零せない。
誰もが僕を眠っている人間のように扱って、

僕は鮮明に全てを見て、感じて、
ありったけの負の感情を脳内に吐き出していく。

(───)

空の薬瓶が転がっている。
空のアンプルが転がっている。
空の注射器が転がっている。

自分が何をされているのか、何をされたのか、
想像に難くない。けれど全ては分からない。
(L3) 2022/05/06(Fri) 20:06:14
公開: 2022/05/06(Fri) 20:30:00

【置】 充溢 バレンタイン


いつまでたっても覚めない。
と思っているうちに目が覚めた。

否、“夢じゃない”と理解した。
濃く煮詰められた不安の感情と、
それを押し付ける怠い何か、は、
正しく現実の自分が普段から感じているそれと同じ。

違うのは、一切の眠気がないのに、
言葉どころか身体すら動かせない事。

『───うご、いて』

必至に、何度も何度も身体を動かそうと、
念じて、縋って。そうしたら、
自分の声によく似た電子音が、頭の上から響く。

唇も喉も石みたいに固まっている。それなのに。
(L4) 2022/05/06(Fri) 20:14:33
公開: 2022/05/06(Fri) 21:35:00
メモを貼った。

【置】 充溢 バレンタイン


『……え?』

その電子音を皮切りに、大人たちは口々に何かを言って、
身体を這うのを続けるもの、慌ただしく部屋を出ていくもの、
まるで働きものの虫たちを眺めているような気分だ。

『なに、やめ───僕、を─── ───!』
『───? どういう、こと……?』

頭で喋りたいと思ったことを、代わりに言ってくれている。
でもフィルターが、マイナスの言葉を濾しとっていくように。
不安の糸から紡がれるものは何もかも、出ていかないように。

そうしてようやく、今自分が置かれた状況と、
その意図を全部理解した。ような気がする。
(L5) 2022/05/06(Fri) 20:24:23
公開: 2022/05/06(Fri) 21:35:00

【置】 充実 バレンタイン


『─── おはよう、ございます』

どれだけ強迫的な妄想に取りつかれても、
それはもう、外側に溢れていくことはない。

容れ物に、ちゃんとした蓋がついたのだ。
(L6) 2022/05/06(Fri) 20:30:48
公開: 2022/05/06(Fri) 21:40:00
バレンタインは、充溢した不安と、それと同じくらい希望に満ちていた。
(a29) 2022/05/06(Fri) 20:33:09

シャルロッテは、浅はかで愚かな■の子。
(a30) 2022/05/06(Fri) 20:43:14

充実 バレンタイン(匿名)は、メモを貼った。
2022/05/06(Fri) 20:43:55

【置】 恋の呪い シャルロッテ

日の暮れる頃、バラニと話した後。
少■は一度シャワーを浴びて、服を着替え、それから学舎へ。
先生お父さんに授業を欠席したことを叱られながら、いつものように穏やかに笑っていた。

「ごめんなさい、先生お父さん
「あのね————」


『少女』は囁く。
家族お父さんが教えてくれたから、どうすれば許してもらえるのか知っている。
家族お父さんが教えてくれたから、どうすれば男の人お父さんに優しくしてもらえるのか知っている。
家族お父さんが教えてくれたから、どうすればお願いを聞いてもらえるのか知っている。

やっぱりなにかがおかしい。
おかしいことに気が付いて、けれど、それを利用することにした。
少■は大人たちお父さんの間を渡り歩く。
たくさん頼めば、誰か一人ぐらいは気まぐれを起こしてくれるだろう。


————さあ、美しき時を取り戻そう。

あなたがそれを望まないとしても。
あなたと大切な話をするために、その心を取り戻さなければ。
(L7) 2022/05/06(Fri) 20:44:21
公開: 2022/05/06(Fri) 20:55:00
シャルロッテは、その日、夜遅くまで部屋に戻らなかった。
(a31) 2022/05/06(Fri) 20:44:44

バレンタインは、同じく、夜遅くまで部屋に戻らなかった。心配する人はいない。
(a32) 2022/05/06(Fri) 20:46:26

2022/05/06(Fri) 20:48:01

【置】 花信風 トット

トットの部屋は、トットが一人で使っていた。

寂しがりやのトットが自分から「一人部屋が良い」と申し出た時は、周りから驚かれた事を覚えている。

トットの部屋にはトットしかいなかったから、閉め忘れた部屋の鍵を掛ける人も居ない。

薄く開いた部屋の扉の隙間から、ひとひら。

それから、開けたままの窓から吹き抜けた風が扉を押して。

花を、
 
花を、
  
花を、

   
花を、
  ✱*   
花を、
 ゜
 
花を、
花を、
  *。 
花を。


廊下へと散りばめるように、花を溢した。

部屋の中は行き場のない花に溢れている。
ベッドに、棚に、机に、床に。


遅すぎる花信風が吹く部屋に、今夜トットは帰らない。
(L8) 2022/05/06(Fri) 20:51:47
公開: 2022/05/06(Fri) 20:55:00
 




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