【置】 懐に ブラキウム――果たして、一人の子どもがギムナジウムに帰ってくる。 彼は何事も無かったかのように朝食の場に姿を現すはずだ。 "いつも通り"の朝が。 "いつも通り以上"のこれからが。 きっと始まると信じている。 ほんものの悪い大人は彼が居なくなったことを忘れた。 不整合は是正されなければならない。 大人たちから指示が出る。 子どもたちの見る目が変わる。 朝になれば出し物が始まる。 「後は任せたよ」 (L17) 2021/05/30(Sun) 18:53:34 公開: 2021/05/30(Sun) 20:00:00 |
サルガスは、大人に追いつかれてしまいました。 (a99) 2021/05/30(Sun) 19:01:58 |
【置】 キセキの ポルクスと 止まり木の カストル敬愛なるルヴァ団長、ルヴァへ 名探偵にはなれましたか? 見つけられたら、そいつと一緒にお花食べていいですよ。 ただ滅茶苦茶怒ってたって伝えてあげてください。 サルビアはウマい。 ほかの植物が気になるなら、ルヘナを頼ればいいと思う。 あと、嘘というか普通に言ってたことなんですけれど。 オレもボクも悪い子なので ルヴァ団長は何も間違っていません。 それでも、おそばに居られるように、精進いたします。 ルヴァ団の刃、ルヴァ団の盾 ルヴァの友より。 (L18) 2021/05/30(Sun) 19:05:04 公開: 2021/05/30(Sun) 20:15:00 |
カストルは、ポルクスと、ルヘナの髪を整えました。 (a100) 2021/05/30(Sun) 19:07:00 |
ブラキウムは、賭けに出た。 (a101) 2021/05/30(Sun) 19:10:40 |
ブラキウムは、『保険』がまだ有効だと思っている。 (a102) 2021/05/30(Sun) 19:12:49 |
ラサルハグは、愛おしそうにメレフを見た。 (t15) 2021/05/30(Sun) 19:17:55 |
ラサルハグは、唄うように言葉を紡いだ。「おいで」 (t16) 2021/05/30(Sun) 19:18:23 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>90 メレフ 鞭の入った紙袋を手放し、小さな子供の真後ろへ。 両肩を抱いてただ微笑んでいる。子供が逃げぬよう確かにその手に力を込めながら。 そう、ただ微笑んでいるだけ。 笑みの形に口元を歪めながら唇を震わせる。 「いいよ」 大人は動かない。 少年はカウンセラーの顔を狙えばいとも容易く傷をつけることが出来るだろう。 「でも、それが浅はかだと言うしかない。 一人でいったい何が出来る?ボロボロのその体で? 体を動かす前に。少し待って、考えて、周りを見て、上手く立ち回る事を覚えなさい」 → (@7) 2021/05/30(Sun) 19:18:45 |
ラサルハグは、微笑んでいる。 (t17) 2021/05/30(Sun) 19:18:56 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ (@8) 2021/05/30(Sun) 19:19:20 |
【人】 どこにいるの カストル「おい……なああアァ?」 「ねえ、カストル。見なかった?」 「 ねぇ、ボクのカストル 」どこ? おい、だれかしってないかな。 ポルクスは走り出しました。 (92) 2021/05/30(Sun) 19:19:26 |
【人】 空回る思い メレフ>>78 サルガス 「……忘れた事はない。ここにいるやつらはどれだけ年を取ったって子供だ。 それでも、積んできた年数は兄貴面したくもなるんだろ。…まあ、お前は見た目より随分と大人な考えを持っているとは思うけどな」 きっとそれは自分もそうで。 下の兄弟がいなかったから、姉の真似事をしているだけなのかもしれないけれど。 「…危ないだろ。それで、怪我したのか…はあ、誰かに怪我させられたわけじゃないならひとまずは安心だが……… ……痛むはずだ、今日一日はちゃんと大人しくしていろよ。ぼくが言うのもなんだが、それは無理に活動していいレベルじゃあないからな。 ………こっちの傷は?これは前からあったのか?」 胸の傷を指して。定着しきっているのなら、古い傷なのだろうとはわかるけれど。 (93) 2021/05/30(Sun) 19:23:16 |
【人】 どこにいるの カストル図書室、いない。自室いない、菜園、いない。そこらへん、いない。食堂、いない、いるわけがない。 カストル。どこ? どうして返事がないんだ? ねぇ、助けてくれ助けてよ どうして? そんな理由知っている。因果応報、なんとやら。 カストルは ボクが、食いつぶしちゃったんだろうな。 (94) 2021/05/30(Sun) 19:26:02 |
カストルは、いない。 (a103) 2021/05/30(Sun) 19:29:00 |
【人】 空回る思い メレフ>>@9 ラサルハグ 「ッ、―――」 彫刻刀は、寸前でぴたりと止まった。 そうだ、ナイフとは違う。 自分の力では、これで致命傷を与えることは出来ない。 他人に危害を与えられるものを、ただ、振り回していれば。 少年は、変えられると思っていた。 「クソ………」 逃げる事はできない。 いっそ、自分が傷付けられれば良かったのに。 子供に傷付けられる宿題だったなら、こんなにも苦しまなくて良かったのに。 少年は、自分のことだけを考えて生きていると思っていた。 そんなことは、決してなかったのに。 少年は、紙袋に手を伸ばし 鞭を、手に取った。 ひどく、重たく感じる。 (96) 2021/05/30(Sun) 19:31:14 |
【人】 小さな心 サルガス>>93 昼過ぎ メレフ 「……けれど、いちにち、いちにちと状況が変わっていくのだもの。耐えられないよ。 メレフだって、ぼくの立場だったなら、そうするのじゃないかな。 ぼくは……メレフになにがあったのか、知らない。話したいとおもうまで、聞かないよ。 けれど、ぼくだったなら。やはりきみと同じように、多くに働きかけようとするだろう」 見えないもの、聞いていないこと。互いに、秘匿していること。 それを程度問題で比較することなどできやしないが、それでも、漠然とわかるのは。 自身がくじけそうになっても、手折られても、自分たちは止まらないだろうということ。 「これは、ぼくの病気のほう。ほら、ここにきた子たちは、なにかしら抱えているでしょう。 ぼくは、これ。生まれつき、心臓が人よりもずっと小さいんだって。 だからそれを治すために、なんどか手術をしているんだ。ほかにも、投薬や検査とか。 ……そのおかげで、むかしに言われていたよりもたくさん生きれてるのも、ほんとうなんだ」 ギムナジウムへの不信を抱えきれてしまえない理由。 それは、確かな成果だった。小さな体に、確かに真の意味での恩恵は果たされている。 逆に言えば、それがなかったらもっとたやすく、不信を武器に敵意を抱えられていただろうか? (97) 2021/05/30(Sun) 19:32:28 |
【人】 褐炭 レヴァティ>>夕方の屋上 イクリール「そうですよ〜 考えられん子も結構いよるけんねぇ」 「『悪いことは悪い、だから罰さ れる べきだ』って考えしか、一にも二にも出来ん子もいて。 けどそれ自体も悪いことってわけでなく て 」「『悪い って 知らんことをしてしまいました』『事情次第で許される悪いこと が あるって知らんです』」「言いよることん根本は、 まァ 同じよね〜知らんことは知らん。思いつきもしない ん です」「俺は ね 、みんなみんなが許すことって ない と思いますよ、イクリール」 片手で開いた手帳を見つめながら、 放り捨てていたコートと童話集を回収する。 「でも、誰かは許してくれるとも思うちょります」 「君が許せないことは、 …まァあればですけど 許せんくてええです し、君が、誰かを許せる 誰かに なってあげてもええし」あなたの場合は、大よそ後者をするだろうと レヴァティは思っている。 (98) 2021/05/30(Sun) 19:32:46 |
サルガスは、ネズミのような心臓をとくとくと鳴らしている。 (a104) 2021/05/30(Sun) 19:35:03 |
【置】 小さな心 サルガス"明日、また明日、また明日と、 時は小きざみな足どりで一日一日を歩み、ついには歴史の最後の一瞬にたどりつく、 昨日という日はすべて愚かな人間が塵と化す死への道を照らしてきた。" 「いやだ――いやだ!」 手を振り払う。叩き落とす。無我夢中になって、必死の力で振り払った。 ここで捕まるわけにはいかない。いかないのだ。かれらに何もしてやれていないのに。 連れて行かれることに怯るかれら、連れて行かれ傷ついたかれら。 その手、その腕に、託すものひとつなしに、終わってしまいわけにはいかない。 暴れた腕は、足は。夢中になって、大人の体を打ち払い。とうとうバランスを崩させた。 (L19) 2021/05/30(Sun) 19:37:57 公開: 2021/05/30(Sun) 19:50:00 |
【置】 小さな心 サルガス「、」 『あ、』 "その祈りは上天に達し、 慈悲のお耳にあらしとなって吹き荒れて、 すべての罪のお許しを。 皆みな様がよろず罪からの許しを願われるように、 ご寛容のほど願います。" (L20) 2021/05/30(Sun) 19:40:15 公開: 2021/05/30(Sun) 19:55:00 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>96 メレフ 「良い子だね、メレフ」 大人は微笑みながら見守っている。 小さな子供の真後ろにいる為子供の表情を窺い知る事はできない。 けれど選んだ子供は"口が軽いだけのさして目立った点などない一般的な感性を持つ子供"だ。 大の大人に拘束され、今から傷つけられると宣告されている子供の反応など簡単に予想がつく。 「三度打ったら、すぐに解放しよう。貴方も、この子も。 その頃には分かってくれる筈だよね」 "いっそ、自分が傷付けられれば良かったのに"? だからこそ大人はこの仕置きを考えたのだ。 覚悟の決まった者は自分のことなど顧みないでしょう? この方がより心に響くでしょう? (@10) 2021/05/30(Sun) 19:41:18 |
レヴァティは、 『ぴんぽんぱんぽーん♪』 夕食後、門限の放送を滞りなく行った。少し掠れた声で。 (a105) 2021/05/30(Sun) 19:43:03 |
【人】 空回る思い メレフ>>97 サルガス 「それは………、…その通り、だな。同じ立場だったとしたら、無理してでも、這ってでも動いていただろうな… ぼくにあったことは、ぼくからは…とてもじゃないけど 、気持ち悪くて話せない。 ………シェルタンに、聞いたら 答えてはくれると思うが」 それでも、心配な気持ちはやはりあるけれど。一旦、口を噤んだ。 自分のことを棚に上げて、サルガスにばかり休むように言うのも よくない話だろうと思ったのだ。 「…病気。 そうか シトゥラの言っていた………この場所があって、助けられた子供… お前も、そうなんだな………」 この場所がなければ、この場所は悪だと信じていた。 目の前に、確かに正しい治療を施された痕跡を見てしまえば。もう何も言えなくて。 自分は、どうするべきなのか。 それを知って、果たして。やるべきことを変えられるのか。 少年には、まだ。 ただ、苦しそうに顔を歪ませて。サルガスの傷跡を見ているだろう。 (100) 2021/05/30(Sun) 19:43:54 |
レヴァティは、投げかけられた言葉を背中に受けるだけだった。 (a106) 2021/05/30(Sun) 19:47:04 |
【置】 褐炭 レヴァティ≪所感≫ ブラキウム:良い成長と悪い依存両方してない? 拠り所なくなったらあかんそう〜 メレフ :朝から居らんのキツそう。早う治してもらえるとええですね。 シェルタン:あーあ。 後悔ないところに辿り着けるとええですね。 ルヴァ :無力な正義の味方って大変ですけん。応援しちょるんよ。 カストル :前にああ言うてたし、そうなんでしょうね。 ポルクス :そう言えば、俺ちょっとだけ困ることあったなァ? ルヘナ :あー……あーあ。 まァ、期待なんて最初から。 サルガス :みんなみんな元気やとええけんね〜、ほんとう。ほんとう。 スピカ :あーあ。 ご飯はまだおいしい? イクリール:あーあ。 考えられる頭、なくさんてねぇ〜 シトゥラ :知らない分からないで気付けん時代の方がしあわせよ。 君はきっとそう。 ヘイズ :あーあ。 でも仲間がいっぱいの時期でよかったね〜〜 デボラ :お外で元気でねぇ? 帰ってこんてええですよ ラサルハグ:大人ですね。ハン。 (L21) 2021/05/30(Sun) 19:50:13 公開: 2021/05/30(Sun) 19:50:00 |
【人】 小さな心 サルガス>>100 昼過ぎ メレフ 「……シェルタンに? ……それは、ぼくは……聞いていいこと? きみが、だれかに知られたくないとおもうのなら。それは、むりしなくていいんだよ。 きみからみたらぼくはきっとちいさい年少者だろうけれど……ときどき、わがままを言っていいんだ」 絞り出すような言い様に、単純にわかったと返すことはできなかった。 いいかな、と一言だけ確認をとって、横顔に手を伸ばす。 相手がそうしたように、ほとんど触れるかどうかもわからない手が、ぽんと叩いた。 「ぼくがびょうきのこどもでなければ、もっと激情のままにうごけたかもしれない。 でも、だからって、ぼくは苦しんでいるこどもたちに、がまんしろなんて、言わないよ。 だいじょうぶ。きみが戦うなら、ううん、きみが立ち止まっても。 そのさきで、ぼくはまだだれかを守るために、たたかっているだろうから。 だから、いいんだ。きみは、きみの思うように、やるべきだ。 立ち止まってもいい。振り返ってもいい。それでも、きみは、きみだから」 薫風は窓から薄っすらとそそぎこみ、曇天を透かした陽光が差し込む。 転げたままの体は、言葉ほどには強かではなく、たよりないと笑ってしまえるかもしれないが。 それでも。少年の瞳は、折れた様子ではなかった。 触れた皮膚から、静脈から。とくとくと小動物のような鼓動が、血の流れを伝えている。 それはまだ、多くが起こる前。昼の陽光の下の、はなしだった。 (102) 2021/05/30(Sun) 19:54:08 |
サルガスは、知らない大人を教員用の井戸に突き落としました。 (a107) 2021/05/30(Sun) 19:55:25 |
サルガスは、浮かび上がってくることのない体を、見えなくなるまで見つめていました。 (a108) 2021/05/30(Sun) 19:55:48 |
サルガスは、 。 (a109) 2021/05/30(Sun) 19:56:07 |
シトゥラは、食事に向かわなかった (a110) 2021/05/30(Sun) 19:59:14 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグきっと、メレフとのやりとりがどのような形であれ終わった後。 教員棟の一室で、大人である自分もまた"とある連絡"を受けていた。 「 "×××を見てあげるように?" ……その子は確か…………」 星の冠に触れて、小さく頷く。 「分かった。私に出来ることはないけど、子供達はきっと"見るようになる"のだろうね」 (@11) 2021/05/30(Sun) 19:59:15 |
小さな心 サルガスは、メモを貼った。 (a111) 2021/05/30(Sun) 19:59:20 |
メレフは、罪のない子供を、3度叩いた。 (a112) 2021/05/30(Sun) 19:59:28 |
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