17:04:26

人狼物語 三日月国


165 【R-18】シュガートースト、はちみつミルクを添えて

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】

そして今日が始まる。
(0) 2022/07/31(Sun) 7:00:00
[部屋に入った後]


  服乾かしたいんだけどさ。
  脱いでもいいか?


[ちらりと彼女を見やって尋ねた。
 脱ぐと言っても全裸になる気はもちろんないが。

 濡れたままの服を着っぱなしは身体が冷える。
 それはもちろんお互いさまである。

 安宿だそうだが、浴衣の類やタオルは
 借りられるのだろうか]**


おー、構わねえよ。
俺も着替えたいし……お互い反対方向みながらで、いいよな?


[案内された部屋は、二人で泊まるにはいささか狭い。布団とソファが一つづつあるから、寝る場所は大丈夫だろう。]


浴衣とタオルはそっちの棚に入ってるから、勝手に使え。風呂場は部屋出てちょっと行ったところ。


[浴衣類については、二人分用意されていたはずなので困らないはず。]**

[天罰なら巻き込み事故を起こしてしまったのでは?
 などと思ったが、言わずにおいた]


  オーケー。
  風呂場あるならついでに温まってくるか。


[言われた棚を見つけて、
 自分の分のタオルと浴衣を確保した後、
 彼女のほうへも一組放り投げる。

 濡れてしまった上着を今脱ぐか考えて、
 脱衣所でいいか、と結論づけた]


  飯は? 中に食える場所あるのか?


[それとも食事付きなのだろうか。
 その答えを聞いた後、風呂場へ向かうだろう]**


お、どうもな。

[投げ渡された浴衣類を受け取る。
……そういえば、風呂場があるんだから、わざわざ同じ部屋で着替える必要は無かったな、と思い返す。]


メシ……は、頼めば作ってもらえるよ。追加料金かかるけど。
味は普通。


[食事の件について軽く説明した後、「風呂へ向かう」と言った男を見送る。]

(なりゆきとはいえ、妙な事になったもんだ。)


[一人、残された部屋で着替えながら。今日のことについてぼんやりと振り返っていた。]**

 

  んじゃ、風呂から出たら頼んでくるかな。
  お前もいるならついでに頼むが、どうする?


[食事の件にそう返して、
 返事を待った後、軽く手を振って風呂場へと向かった]

[満室なだけあって、風呂場にはそこそこ人がいた。
 混雑するような立地に見えなかったが、
 それでもこれだけ混み合うのは祭の最中だからだろうか。

 湯加減は少し熱く感じられ、
 身体が冷えていたことを実感する。

 湯船でのんびりと温まりながら考えるのは、
 同胞のことや稼ぎのこと。

 せっかくの遠出だし、何かしら戦利品がほしいところだった]

[もっとも、正直なところを言えば、
 「まともな職にありつきたい」になるのだが。
 それができないからこんな暮らしをしているのだ。

 そんな久しく考えていなかった思考が浮かぶのは、
 手に職をつけて稼いでいる人を間近に見たせいかもしれない]

[しばらくして、風呂から出て着替えれば、
 その足で食事を頼みに行った。
 出来上がったら部屋まで運んでくれるようだ。

 部屋へ戻ったとき、彼女はどうしていただろうか。
 その場にいたなら「ただいま」と一声かけるだろう。

 濡れた衣類は脱衣所で水気を絞った末、
 部屋の隅にかけておくことにした]**

 お、気ぃきくじゃん。
ありがとな。いってら。


[そう言って送り出してから、暫く経った。]

 おかえり。
風呂どうだった?

メシ食ったら行ってくるわ。


[少しの間だったのに、やけに長く感じた待ち時間。
こちらは既に浴衣に着替えており、濡れた衣服も干している。]

[浴衣姿の男を見て、小声で呟く。]

……改めて……わりとガタイいいのな、羨ましいわ。


[掴みかかられた時に薄々察してはいたが。
小柄で筋肉もあまり付いていない己の身体とつい、比較してしまった。性差もあるだろうし、育った環境の違いもあるのかもしれない。]

とりあえず寝床決めるか。俺が布団でお前がソファでいいな?

[先程、呟いたことは無かったように。寝具をどちらが使うか決める事にした。]**

[戻ると普通に挨拶を返してもらえて、
 微笑み返した]


  ん、思ってたより落ち着くとこだった。
  メシは出来たら届けてくれるってよ。


[他にも頼んでいる人がいるだろうし、
 適した時間帯にまとめて各部屋に届けられるのかもしれない]

[浴衣に着替えた彼女は、身体の細さが際立つように思えた。
 その彼女の呟きが微かに耳に届いたが
 打ち消すような言葉を聞くと、追及はせず]


  いいけど……、狭そうだなソファ。
  床よりマシか……。


[女性のほうが上等な寝床を使うのが筋であろうし、
 無礼をはたらいた立場でもある。
 あまり強く抗議する気はなかった]

[寝床に決まったソファに移動して座ってみれば、
 予想より座り心地が良く、そこそこ眠れそうであった。

 そこから彼女をじっと見据えて]


  ところで、お前さ。
  なんでそんな荒々しい口調なんだ?


[ふと疑問に思ったことを尋ねた。
 それもあって少年かと思い込んだのだが。
 何か意図があるのだろうかと、首を傾げた]**

そーかい。なら、何より。
メシ楽しみだなー

じゃ、決まり。本当だったらカッッタイ床で寝かせてやってもいいんだからな?

[夕飯までの間、とりあえず当たり障りのない話題を振っておくか……と、相手への返事をしながら考えていた]

[……ところで、相手から話題が出てきた]

え?
…………なんとなく?


[口調の事について尋ねられたのは、初めてな気がする。
そもそも、己が男だとか女だとか気にしてくるような輩は、そんなに多くなかったという理由もあるが。]

…………なんとなくさあ、身内をさ、守りたかったから…………かなあ。俺が「女」だって知られると、色々めんどいってのもちょっとはあるけど。

……大本の理由は、それだな。


[明言は避けたが、自分がこうなった理由は、実は覚えている。

母は、よく自分を「あの人にそっくり」だと語っていた。
……その、「あの人」が、顔も名前も知らない父親の事だろうということは、なんとなく察していた。

『母さんはきっと、まだ忘れられないんだ』
そう、思ったから。少しでも、「父さん」の代わりになれたらと、そう思って。なんとなく男らしく振る舞うようになった。

……それがきっかけ、だったと思う。]**

 

  ……床は勘弁。


[寝床の話にはそれだけ返した。
 一応折り合いはついているし、一夜だけのことだ。
 だからこれで良しとした]

[口調について尋ねて返ってきた言葉は
 あまり予想していなかったもので、更に首を傾げた]


  身内を……守る……?
  口調や態度で守れるってのはよくわかんねぇな……

  女と知られたくねえってのはわかるけど。
  この辺、治安悪そうだし。


[男にとっては仕事のしやすそうな土地でもある。
 治安だけが理由でもないのだろうが、
 理由のひとつにはなりそうなものだ]*

んあー……変な返事して悪ィけど。お前に言えるのはこれくらい。

そうそう、女だって分かると色々ナメてくる奴とかいるしさ。

オッサンは?なんか苦労話とかねえの?


[深く掘り下げてくることはなさそうだ。安堵しつつ、こちらからも深入りしない程度の話題を振る。

話が一通り終わったところで、食事を運びに使用人がやってくるだろう。]**

 

  あー、おう……まぁ初対面だしな。


[思わせぶりなことを言われたかと思うと、
 きっぱりとラインを引かれた。

 そのぐらいの距離感を保ちたいということかと、
 大人しく引き下がることにして]

 

  俺の苦労話ねえー……?
  ろくな仕事にありつけねぇってくらいかね。
  なんとか食い繋げてはいるけどな。


[入浴中にも思い浮かんだせいだろう。
 真っ先に出てきたのはこのことだった。
 普段からこんなことを考えているわけではないのだが]


  最近は地元じゃ稼ぎづらくなってきてな。
  ちょっと遠出してみることにして、ここまで来たんだ。


[ここまでの道中でも少し話した内容を補足する。
 詳しく知らせるような話でもないのだが、
 なんとなく話したい気分になったのだった]

[料理が着くのはその頃か。
 テーブルに並べてもらって礼を言い、使用人を見送って]


  美味そうじゃん。
  食べるとするか。


[一日の終わりだし、肉体労働の後である。
 雨の中に屋根の下にいられて
 温かい食事にありつけることに、素直に感謝が湧いた]*

 ふーん。……やっぱりお偉いサンとかに目ェつけられたりとかしてんの?


[もう少し詳しく尋ねてみてもいいかな、と一瞬考えたが。向こうにだって言いたくない事はたくさんあるだろう。軽めの問いかけにしておいた。

たまたま拐おうとして、アテが外れて。妙な縁で一緒にいる相手に、吐き出すような内容でもないだろうし。]

ありがとさん。

[運ばれてきた食事に、同じようにお礼を言って食べ始める。

味はそこそこ、実に庶民的な味だが。
……久しぶりに、誰かと一緒に食べる食事は、なんだかいつもより美味しくて。]


……なんか、今日のメシはいつもより、美味ェわ。


[気が付かないうちに、笑顔になっていた、のだった。]**

 

  そんなとこだな。
  俺がってーより、仲間が全体的に。


[やっていることがことだけに、想像がつくだろう。
 その程度のことは隠す気もなく、正直に明かした。

 あまり深く語る気が無いのはお互いさまであった]