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人狼物語 三日月国


100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】

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【人】 夜の一族 チャンドラ

>>4:+34 ポルクス

「ええ、そうよ。
 命潰えるまで、生きてみないと」

わたしはそう笑う。
わたしを暖めてくれた
篝火

その一端であるあなたへ。

どうか、今度はわたしの言葉を
篝火
にして。
どんなに暗い夜の中も、昼の民は叡智で照らすことができるのだから。

「わたしたち人間は、転んだあと立ち上がることもできるのよ」

わたしは賢者ではない。
でも、賢者に似て非なるもの。

昼の民とは違う理に生きている。
でも、わたしも間違いなく人間よ。

その括りを使うときだけ、昼も夜も関係ない。
わたしたちは、わたしたちになる。
(0) 2021/10/23(Sat) 23:15:00

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>4 ポルクス

「……ここから、出る……?」

その言葉にわたしは虚をつかれた気持ちだった。

2ヶ月の間、毎日お腹を空かせていた。
それでも食べるものはたくさんあった。
知らない文化がたくさんあった。

人々と出会えた。知り合えた。
​──そんな、この常昼の館。
チャンドラは、館の時間が好きだった。
それに​──​──


「……考えたこと、なかった。
 少し、考えてみるわ」

やはりわたしは悠長なのだと思う。
神隠しに遭って、誰にも見てもらえなくて。
この先どうなるかなんて何もわからないのに。
わからないからと選択を急くのが嫌で、あなたにそれだけ小さく告げる。
(5) 2021/10/24(Sun) 15:11:58

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>7 ポルクス

「そうなのだけど……でも不思議と今、空腹もないのよ。
 神隠しのせいといえば、そうかもしれな​いけど」

神隠しと重なってしまったものだから、わたしは気付いていない。
空腹が遠ざかったのは、夜が近づいているから。
とはいえこの状態が長く続くと思うのも、わたしの悠長なところかも。

「………」

などと考えていたら、続いた言葉につい目を逸らす。

……私じゃあなたの望みは叶えられないのに


痛む良心くらいは持ち合わせていたし、そこまで鈍感でもないつもり。
せめて自意識過剰であったらと、わたしはそう祈るばかり。
(9) 2021/10/24(Sun) 17:25:24

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>7 ポルクス

「……神隠しから帰る方法も。
 戻る方法があるか分からないけど……」

そちらについてなら、とわたしは頷く。
いえ、神隠しの戻り方ではなくて。

「あなたを探しながら、わたしのことが見える人がいないかも探していたわ。
 今のところ、残念ながら見つかっていないけれど。
 でもあなたを見つけることができたのだもの。
 もう少し、探してみたいと思うの」

ふたりきりで一生を、というのもなんだか申し訳ない話だった。
目に見えない『神隠しの戻り方』より、『わたしたちが見える人』を探す方がきっとずっと簡単だ。
そんな人が、いるのならだけど。
(10) 2021/10/24(Sun) 17:29:59
「おいゲイザー聞こえているか!リーパーはどうなっている!?
話せるなら返事しろ!話せなくても返事しろっ!俺を無視するのは許さないぞ!」


きいきいきい。ぎゃんぎゃんぎゃん。
神経質そうな男が喚き散らしている。大変に喧しい。

貴方は何の問題もなく無視できるだろう。暫くの間男は喚いているが、無視し続ければそれもきっと止む筈だ。

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>17 >>?0 >>18 ポルクス

「…………」

わたしは一瞬、言葉を詰まらせた。
あなたがそう変わったことは、いい事なのでしょう。
そう思う気持ちは、確かにあるのだけど。

「 
 それでも 
 」

言おうとした言葉を、仕舞い込む。
伝えることは、思いを告げられたわたしの責務なのでしょう。

​──​──でも。
だってあまりにも、残酷なことではない?
あなたは今も、傷付いているはずなのに。
(21) 2021/10/24(Sun) 22:13:56

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>17 >>?0 >>18 ポルクス

「​──ええ、それじゃあ」

細く小さな吐息を零し、わたしは仕切り直しとばかり、緩く微笑む。

「……少し、手分けをして探しましょう。
 この館は広いもの。その方が効率的よ」



​それに、と思ったけれど告げないことがある。
わたしのお友達。星が教えてくれた、彼女は​──​──

確かめたいの。知りたいの。
約束を果たせなかった、彼女のことを。




「 また後で 」

「ここか、あなたの部屋で、落ち合いましょう」

不思議と、恐れのようなものはなかった。
その理由をまだ、わたしは知らない。
(22) 2021/10/24(Sun) 22:15:45
「わ、わぁわぁわぁわぁ!」

ゲイザーは思わず声を
あの、頭がわななくような不思議な感覚。
共鳴による力。──久々だった。ミズガネの声だ。

「……ミズガネさん……っ!
 ごめんなさい、あたし、あなたを──」

首を振る。まずは質問に答えよう。

「あ、あたしですっ。ゲイザーもリーパーも、ここにいますっ。
 あたしたち、ひとつになったんです!」

「ひとつに……?」

首を傾げる。原理などはよく分からないけれど、貴方が無事ならばそれでいい。

「そうか。……お前は大丈夫なんだな?喧嘩とかしてな……ああ、いや。喧嘩の一つや二つくらいはするか。ともかく問題がないのなら構わない」

続いて、貴方が口にしようとした言葉を拾い上げる。

「……それで、ゲイザー。謝ることはない。お前がやった訳じゃないんだろう。死ぬほど痛くて辛くて苦しくてたまらなく怖かったからリーパーに恨み言は言ってやりたいがな」

苦しかった事を我慢せず言ってしまうあたり、男はやっぱりだめだめなのかも。

「…………それでも、もし申し訳ないと思うのなら。お前とリーパーの事を教えてくれ。二人はどういう人物なのか知りたいんだ」

「ハッ! オマエのはらわた、
 死人みたいに冷たくて……もごごご」

「す、すみませんっ!! まだうまく、
 お互いの人格が馴染んでいないみたいです」

喧嘩はしているようだけれど。
なんとかうまくやっていけてるのは、きっと伝わるだろう。

これで大団円のハッピーエンドという程、
話は簡単では無いのだけれど。
何せ、元・殺人鬼だ。 ⇒

「それじゃあ。
 あ、……改めて、自己紹介をしますね」

「気弱で、すぐにいじめられちゃってたあたし、ゲイザーと。

 何も言い返せないあたしに代わって、
 怒ってくれた──話を聞いてくれていた『リーパー様!』」

「それが、あたし達です」 ⇒

「今までは、あたし、
 リーパーの存在が認識できなかった」

『ひひひ、こいつ全然気づかねえんだぜ!
 夜な夜な人間を殺して回ってたのにさあ……。
 もごごご。もうしない、もうしないって!』

「──でも。こんなふうに、
 お互い意思疎通できるようになったんです」 ⇒

「こうなったのは、べつに大した理由じゃない。
 過去に特別なトラウマがあった訳でも無くて。

 ……ただ、いじめられっ子のあたしは、
 お友達が欲しかったから」

『でもさァこいつ、オレが世話焼いてやったのに
 年取ったらオレの存在忘れやがった!』

『だから、ムカついて仕方なくって、
 オレは殺人鬼になったんだ。
 人間の腹を裂いて、ウサ晴らしてた!』
 
『オレ、まだ許して無ェかんな!』

『……ま、ちょっとはマシになったけどな、アイツも。
 何か、ずっと”怒る”役目だったけど。
 役目なんかなくても、居て良いって、あのノロマが』 ⇒

長い長い話を滔々と語り、少女はこう締めくくる。

「……あたし達については、これで良いでしょうか。
 えへへ、あたし達。少しだけ、大人になったんですよっ」
 

「──ね、あたし知ってます。
 あなたが、ゲイザーを助けてようとしてくれたこと。
 リーパーに、為さなければならない報いを与えようとしたこと」

「ずっと、……あなたと話したかった」

「ありがとう」

『え、これオレも言った方がいいやつ?』
『ぜってー言わねー!』 ⇒

「……何か、あなたにお礼がしたいんです。
 あなた、ずっとあたしのこと心配してくれたから」

「…………」

「ば、『晩酌』……。
 お付き合いしたほうが良いですか……っ?」


結局純潔のままだった少女は、
声を上ずらせて尋ねて来る。

けれどきっと、もうそれはあなたには必要ないことだ。

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>シトゥラ

夜が来て、わたしはあの時の使用人を探す。
あなたに会いに行くために声をかけた使用人。

見つけた時、怒られた。
どこに行っていたんですか、って。
わたしが笑ってただごめんなさいと謝ると、使用人は何とか許してくれた。

そうしてわたしは使用人と一緒にやっとあなたの部屋を訪れる。

部屋の扉を叩く、ノックの音。

「​──​─シトゥラ。チャンドラよ」

……あなたにも、怒られるかしら。
(55) 2021/10/26(Tue) 0:27:15

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>@34 シトゥラ

ほら怒ってる。
当然だったわ。わたし、約束を破ったもの。

「……ごめんなさい」

さすがに笑いながらとはいかなかった。
あなたには心配をさせてばかりだもの。

そうして、借りたレシピノートを両手に抱え、わたしは広間に誘われる。
使用人にありがとうと別れを告げて、往来多い広間でレシピを広げた。

「……いろいろ考えたんだけど。
 これがいいわ、わたし」

広げたページに乗っているのは
ガレット・デ・ロワ

寒さと空腹で今にも倒れそうな中、あなたたちが食べていたお菓子。
邪魔をしてはいけないと、あのときは声をかけなかったけど、余りにも楽しそうな姿だったから、記憶に残っていた。
(57) 2021/10/26(Tue) 2:31:04

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>@38 シトゥラ

一緒に食べたい人。
幸せを手に入れるチャンスを与えたい人。

その言葉にわたしは思い浮かぶ顔を上げる。
お礼を伝えたい人。優しくしてくれた人。
あなただって、その輪の中にいる。

「呼べるような人……いるわ。
 でもシトゥラ。せっかくなら、わたし​──」

食べたい人みんなで、このお菓子を食べたいわ!


わたしは両手の前で手を打った。
自然と笑顔がこぼれ落ちる。

「でも作るの、大変よね。手伝うわ。
 手伝わせて頂戴。シトゥラ」

わたしが料理をしたことがないのは、あなたには伝えたことがある。
でもこどもにだってできるお手伝いもあるはずだ。
(72) 2021/10/26(Tue) 21:14:46
長い長い話を、しっかりと受け止めて。

「……リーパー、お前も寂しかったんだな。
 お前の痛み、ちょっとだけ分かるかもしれない」

ぽつり、呟く。

「ああでも、意思疎通ができて、大人になれて、本当によかったと思う。リーパーも寂しくなくなるだろうし、ゲイザーも親身に寄り添ってくれる奴と再会できた。安心したよ」

ありがとうと言われると、照れくさいのかちょっとだけ帽子を直すふりをした。

「どういたしまして。放っておけるはずがなかったからな。ゲイザーはドジでおっちょこちょいだが、人一倍一生懸命だ。悲しい目に遭うなんて俺が許さない。許したくない」

男はどこか、重ねていたのだ。
失敗ばかりの少女と自分を。
でも、決定的に違う部分がある。頑張り屋さんな部分だ。
だから重ねていたけれど、決して同じではない貴方に憧れてもいた。

そんな貴方の断末魔を、いったいどうして無視できるというのだろう?

本当はそんな理由もあったけれど、照れくさかったので心の奥にしまっておいた。


『晩酌』の話になると、男はくすりと小さく笑みをこぼす。

「……それなんだがな、ゲイザー。『晩酌』はしないことにした。色んな酒と女に溺れて逃げる事はやめたよ。
 そうしなくてもいい、互いに支え合える大事な人と出会えたから」

穏やかな声でそう紡いで、「でも」とさらに言葉を重ねる。

「お前と、そしてリーパーとまたお茶会はしたいな。純粋にお菓子とお茶を楽しんで、とりとめもない話をしたい。
 お前が焼いてくれたドライフルーツ入りのパイ、とても美味かったんだ」

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>@43 >>@44 シトゥラ

いつものベールを畳んで片すと、ダブリエエプロンに袖を通した。
いつでもやる気と意気込んでいると、あなたの手が止まった。
わたしも手を止める。

「……? どこ、って……」

問われた意味が一瞬理解出来なくて、首を傾げた。
けれど直ぐに思い至る。
扉が開く、とあなたは言っていたわね。

「ここを出ていくかどうかというお話ね?
 そうね……本当は、帰らないといけないのでしょうけど」

わたしは一族の長のひとりむすめ。
帰らないと心配をしている人もいる。確信がある。

「……もう少し、ここに居るつもりよ。
 だって、まだここで、学ぶことはたくさんありそうだもの」

次いつ帰れるかなんて分からない。
危機感がないと言われてもおかしくはない。
そんなことは、分かっているけど。

でもここでしか学べないことがたくさんあるというのも、事実のはず。
(76) 2021/10/26(Tue) 23:27:25

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>@43 >>@44 シトゥラ

「​──​─それに」

言いかけたわたしは、浮かんだ言葉に思わず笑みをこぼす。

「一緒にいたい人がいるの。
 それだけあれば、残る理由としては十分でしょう?」

そう思えることはきっと幸せなことだもの。
だってこんなに、胸があたたかい。
(77) 2021/10/26(Tue) 23:29:59
その声色にゲイザーは、”まるで憑き物が落ちたみたい”と思った。
同時に、”今のあたしたちの関係のほうが、きっといい”という、
曖昧な印象も。

「あなたってひとは」
「年頃の女の子の、純潔を奪おうとして置いて」

その癖、幾らでも代わりのいる筈の下女を心底心配してしまう。
照れ隠しのような仕草に、ゲイザーはくすりと笑った。

ねえ、あたし。
あなたになら、初めてをあげてもいいと思っていたんですよ。

「ほんとう、憎み切れない、ろくでなし」 ⇒

「良いですよっ。あたし、暫くこの館にいますし。
 そう、あたしっ。
 お手伝いじゃなくて、正式に雇用されたんですっ」

だからこそ、何度でも次はあるのだ。
ゲイザーは贖罪をする必要が有る。
しばらくこの夢から覚めることはできない。

……けれど、どうやら退屈はしなさそうだ。 ⇒

「だから『お誘い』は、いつでも。
 あたしももっと、あなたのこと知りたいから。
 どうでもいいことをお話しましょう」

「……茶飲み友達して、ね?」

ゲイザーは大人になって、少しだけ悪戯ができるようになった。

『えっ!? オレこいつと茶飲むのなんかゼッタイイヤだぜ。
 あとジュースがいい!』

あまのじゃくの騒々しい一声と共に、ゲイザーは通信を切る。
きっと、この通信を使うのは最後になるという予感があった。
だって、普通に顔を合わせればいいのだから。 ⇒

日の光が降り注ぐ、中庭に隣接した通路で、
ゲイザーとリーパーは”そのあと”の話をしていた。

『あっっっっりえねえ!!
 オマエ、けっこうアイツのこと”イイ!”って思ってたんだろ。
 知らんやつに取られて、それで良いわけ!?』

「良いわ。……だからこそ、良いの。
 あたしは、あのひとに光を掴んでほしい。

 いつも酒に溺れて、誰でもいいから女のひとに助けを求めて。
 そんなあのひとが、あんなに穏やかな声色で言ったんだもの。

 あのひとを”悲しい目”から引き揚げてくれるのは、
 きっとそのひとだわ」

「相手が誰だって、あたしは祝福する」
「ああ、でも。──優しい人が良いわ!」

ゲイザーは日の光を眺めて、笑っていた。

『はーぁ。オマエ、マジで救いようのないバカだよな』
『ちょっとは分かるけどさ』

これはきっと、二人だけにしか聞こえない内緒話。
さあ、今日はどんなパイを焼こうか。

チャンドラは、まるでこどもみたいだけど、この2つの宝石と紙飛行機は大切な宝物だ。
(a6) 2021/10/27(Wed) 18:55:31

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>@52 >>@53 >>@54 シトゥラ

「シトゥラ……?」

額に口付けが落ちれば、わたしは目を丸くしてあなたの顔を見た。
だけど悪い気がしなかったのは、これが親愛の証だと思えたから。

「ええ。今度はちゃんと、あなたの言いつけを守るわ。
 これ以上あなたに心配をさせるのは悪いものね」

笑ったわたしはそう言って、続く言葉に再度意気込む。

「ええ。……でも卵って、どうやって割るのかしら?」

そうやって、色んなことを覚えていきたい。
まさか守られているなんて、露ほどもわたしは思っていないけど。

その間は、ノートも大事にしていよう。
これにはわたしの知らないこと異国の料理が沢山記されている。

いろんなことを知っていきたい。
井の中の蛙ではいたくない。

オーブンの音を聞きながら、まずはこれから始まる楽しいことに、心を弾ませた。
(89) 2021/10/27(Wed) 19:08:57

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>キエ

重力から解放されたあなた。
色んな人に所在を聞くと、浮いているからすぐ分かる、と教えてもらった。
あなた、浮かぶこともできたのね。わたしと同じ。

「​──​─キエ!」

あなたと同じで重力から解放されたわたしは、そうした聞き込みの上であなたの姿をようやく見つける。
こうするとまるで探偵みたいね。楽しいわ。

こんばんは
、キエ」

月明かりを身に纏ったわたしは、あなたと同じでその身体を宙に浮かせている。
弾む声は、ハロウィンパーティーを楽しんでいたあの時と、きっと何ら変わりはない。
ただ挨拶が、あの時と少し違うだけ。
(94) 2021/10/27(Wed) 20:58:43