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人狼物語 三日月国


57 在りし日の記憶、邂逅に微睡み

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視点:


【人】 前に進みたい 柚乃

──過去: 帰る前のどこかで

   ねぇネリーちゃん?
   もっとネリーちゃんとお話したいから、
   なんてわがままは言わないけど、
   どこにも行きたくないなら、
   柚乃と一緒に帰ろう〜?

 [

   なんて、どこかに向かっているときに
   話をしたかもしれない。
   それを受け入れられたかは、
   覚えもないけれど。

                     ]*
(1) 2021/02/08(Mon) 0:02:10

【人】 前に進みたい 柚乃

──あれから


  
 「柚乃」


   はぁい〜?

   
「……」



 [

   無事に帰ってきていた彼女。
   隣には心配そうにしていた彼がいた。
   そのときから、今みたいに
   何もないのにそっと抱きしめて
   離れることを許されない。

                     ]

    柚乃は、ここにいるよ〜?

   
 「知っている。…はぁ……」


    心配しすぎ〜。
    これだと、お仕事できないよ〜?



(47) 2021/02/08(Mon) 17:38:49

【人】 前に進みたい 柚乃


 [

   いない時間はそんなに長くなかったけれど、
   彼女がやるべきことが、少しある。
   しかし、彼はそれを許さないという。
   寧ろ、彼が仕事をやっていない方が
   どう考えても問題なのでは?と
   彼女はよしよしと抱きしめながら思う。

                       ]

   
「戻って来れてなかったら、どうする…」


    戻って来れてるから心配しないの〜。
    シファーム、柚乃がいなくて
    そんなに慌ててくれたの〜?

   
「……あのとき以来だ。
         本当に、気分が悪い」


    も〜。
    柚乃、もう少し頑張ってみるから〜!
    お仕事、そろそろしましょ〜?



(48) 2021/02/08(Mon) 17:39:54

【人】 前に進みたい 柚乃


 [

   主人が働かないと困る人間がごまんといる。
   なので、そろそろ本当に働かせたい。
   彼女の思いがようやっとのことで
   彼に通じたのか、
   数時間ぶりに自由の身になることができた。
   ふぅ、と息をついて、
   彼と視線を合わせ、見つめ直せば
   そっと彼の頬に手を添えて
   唇を重ねる。
   
ただいま。
ごめんね。

   いろんな気持ちが混ざり合ったその口づけは
   彼の緊張を漸くほぐしたらしい。

                       ]

  
  「また後で、ゆっくり話を聞かせろ」


    ふふ、わかったぁ。
    いってらっしゃい〜。



(49) 2021/02/08(Mon) 17:42:34

【人】 前に進みたい 柚乃


 [

   昼夜問わず、仕事に呼ばれる彼。
   実のところ、このやりとりも見られている。
   彼の上司が心配して、見にきていたのだ。
   彼女にベッタリになっている彼を見て、

   
「嫁にひっつき虫になる暇があるなら、
    ひとつでも案件をこなしてもらおうか」


   なんていいながら、待っててくれた人。

   その後、暫く彼は帰って来なかったけれど、
   仕方ない、と思って彼女は
   子供たちと一緒に過ごしてのんびり
   彼の帰りを待っていた。
   
                       ]


 
*
(50) 2021/02/08(Mon) 17:45:50

【人】 前に進みたい 柚乃

 

    それでね〜?
    柚乃、もうまいちゃんたちに会えないかと
    思うくらい寂しかったの〜!

   
「ほんで、問題は解決しそうなん?」


    分からないやぁ……
    柚乃、やっぱり屋敷のみんなが好きで、
    家族だと思っているから
    大丈夫だと思うんだ〜! 

 
   「えらい、明るくなったなぁ……
    まいも、ゆのちゃんが明るくて
    幸せになるさかい、
    ええとは思う。……おかえり」




(51) 2021/02/08(Mon) 17:46:46

【人】 前に進みたい 柚乃

 [

   珍しく、女主人同士で話をする時があった。
   手紙を持ってくるついでに、というもので
   2人は久しぶりに会えた友達同士、
   色々と話をした。子供の話だったり、
   彼女の不思議な体験だったり。

   おかえり、と改めて誰かに言われると
   元に戻ったんだ、と
   安堵するしかなく、
   彼女の表情はへにゃりと緩やかに。

                     ]

    ただいま〜!
    って、こら〜ママによじ登らないの〜!

   「賑やかでええなぁ。
    うちの子らは落ち着いてしもて、
    なんや面白みが欠けてん。
    それも、くーくんの教育のせいなんやけど」


    双子ちゃんたち〜?
    いいんじゃないの〜?



(52) 2021/02/08(Mon) 17:47:45

【人】 前に進みたい 柚乃


 [

   隣でおとなしく本を読んでいたはずの
   彼女の息子が、いきなり彼女に
   よじ登ってきたので、
   メッ、と言いながらおろして
   メイドに預けることに。

   目の前の友人は、
   呉服屋の女主人であることを隠さない
   逸品物の薄黄色の訪問着を着て
   遊びに来ている。
   なぜなら、本来の目的は
   仕立てた物の仮納品。

   微調整のために遊びに来ていたのだ。

                     ]
(53) 2021/02/08(Mon) 17:49:43

【人】 前に進みたい 柚乃


    「ほんなら、そろそろ戻るなぁ」


     遊びに来てくれてありがと〜。
     お手紙、またお返事書くね〜♡

 [

   ふふんと言いながら彼女が
   友人へと近づく時、
   かたん、とティーカップが置かれる。
   2人はそっと抱きしめあって
   ゆっくりと席を立った。
   お互い、若くして家主になっているから
   気苦労が絶えない仲。
   故に、仲良くやれる部分が多い。
   
   手を振って友人を見送れば、
   時間を確認して少し慌てる彼女。

                      ]
(54) 2021/02/08(Mon) 17:50:24

【人】 前に進みたい 柚乃


     シファームが帰ってきちゃう〜!
     急いで着替えないと〜!!

 [

   タロット共に戻ってきた彼女は、
   前よりも少し笑顔が多くなって、
   自信を持って屋敷を切り盛りするように

   なったとか、ならなかったとか。

                      ]*


(55) 2021/02/08(Mon) 17:50:56

【人】 前に進みたい 柚乃

──いつかの手紙

  未来と過去のみんなへ

  元気にしてる?柚乃は、あいも変わらず
  屋敷で頑張ってるよ!
  子供たちも大きくなって、
  学校に行くことになったんだ。

  柚乃は、旦那さんに隠れて
  事業を始めたんだけど、
  すぐに気づかれちゃった。
  旦那さんは、相談しなかったことに
  すごく拗ねてたけど、
  甘やかしたら直ぐに助言くれて
  うまくいきそうな気がするよ!

  みんなはどう?
  柚乃は知ることができないけれど、
  もしかしたら、すれ違ってるのかな。
  だって、流石におばあちゃんになって
  この世からいなくなってるだろうし。

  もし、柚乃みたいな子がいたら、
  仲良くしてあげてね!!
  女の子は特に!好き!


  少しは大人になった柚乃より      

(134) 2021/02/11(Thu) 23:47:13
/*
少女ちゃんサイドは時間が許せず書けませんでしたね。

設定としては、少女は100年ほど前に死んだ良いとこの娘(小春、という名前を付けていた)の地縛霊です。放送室に居ついているのは、その場所が丁度少女が住んでいた屋敷の中の自室にあたる場所、かつ死亡した場所だったから。
隣に置かれた柱時計は生前の少女の宝物です。(「空間内でこれだけ違和感」はそのせい)

生前は文学少女かつ空想好きで、よく架空の登場人物を架空の城に招いて、もてなすという遊びをしていました。

想像力と空間認識力が人一倍あり、それと+死亡した要因(お家騒動のようなゴタツキがあり、結果死に至らしめられたというような想定だった。でも言ってますがの推理は遠からずです。)への恨み、家庭事情から来る孤独感という相乗効果で、地縛霊としてその場所に残り、
構築した夢世界に、生きた人間を招くようになります。


/*
当初、"客人へのもてなし"は豪華な城みたいな場所で、客人達もそれなりに楽しんでいました。がタロットを使わずに場に残りたいと言う者は1人もおらず、結局現世に帰る人々を見送りまた1人になる、の繰り返し。
(良い子だからタロットを用意ないで無理矢理夢世界に引き止める、ということはしないです。最低限のエサを与えつつ、本心では夢世界に残って欲しいという遠回しな構ってちゃん)


次第に少女は生きた人間だった頃の感覚を失ってきて、
夢空間にも段々とガタが生じます。壁が一部崩れたり、街ゆくNPCが生気のない動きになったり、文字がこの世のものではない形態になったり。

"廃校舎"は実は実在の高校で、今回の舞台から30年ほど前に閉校した学校です。
全て自分の力だけで空間を創造できなくなったため、現実にあるイメージを借用するしかなくなったという訳です。コンビニや街並みは現代のイメージを借用してます。
そのイメージも、空が灰色だったりとボロさが出てしまってるんですが。

/*
結局、少女の能力のガタは今回の客人招聘で限界に達しました。客人が去った後自分の足で空間内を走り回ってますが()空間全体を把握する能力が消えかかってたって訳です。

客人が全て去れば、少女も空間もろとも消滅する予定でした。