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人狼物語 三日月国


123 【身内RP】夜見の城で夢を見る【R18G】

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視点:


鯨は上手にできたでしょうか。

確かなのはアルと呼ばれていた少女も金魚のように、少女の探していた人のように。
どこかに消えてしまった事です。

『……』

鯨はぷかぷか。
次はどうしたらいいかなぁと考えました。

アルレシャが最後に目撃されたのは、スピカと別れた直後。窓から飛び出した絨毯と女の子を、庭師が見ていました。

けれども、それからアルレシャを見た人はいません。
もしかすると、遠くまで探しに行ったのかもしれません。

こっそり帰って来ている……なんてことは絶対にないでしょう。
だって、スピカと約束をしました。アルレシャは絶対に約束を破りません。

……小さな『ただいま』を、まだ誰も聞いていないのです。
つまり、アルレシャはまだ帰って来ていないのでした。

【人】 魔女 イクリール

>>2 アマノ

「…………」

意識を失ったまま、魔女はその場に無防備に身を横たえている。
貴方がこの世に呼び戻されたことに不満があれば復讐するのは容易いだろう。
意識を失ってはいるが、薄く呼吸はしているため、生きていることはわかるだろう。
刺激でも与えれば目を覚ますかもしれないが。
(3) 2022/01/23(Sun) 1:26:33

【人】 魔女 イクリール

>>4 アマノ
「…──ん……」

抱き上げられ、ベッドへ横たえる振動で僅かに意識を取り戻しました。
ぼんやりとした人影が目に入り。

「……ミズ、ガネくん……?」

反射的に想い人の名を呼んでしまいました。
(5) 2022/01/23(Sun) 2:12:43

【人】 魔女 イクリール

>>6 アマノ

「…………?」

緩慢に瞬きをしながらぼんやりと貴方を見上げます。
数秒後、漸く意識がはっきりしてくると、人違いだという事に気付いて魔女の顔がみるみる赤くなっていきます。

「ご、ごめんなさい……!私、つい……」

頬を両手で押さえながら狼狽えています。

「もしかして、貴方がアマノ……くん?」

これが彼の言っていたアマノさん。
まじまじと観察するように貴方を見つめます。
きちんと顔をよく見ると、無意識に くん 呼びになってしまいました。
やがてゆっくりと半身を起こして、軽い会釈とともに挨拶をします。

「初めまして。私はイクリール……薬師よ」

魔女は事の経緯を話し始めました。
ミズガネくんが貴方を殺してしまったとパニックになっていたこと。
魔女の秘術で貴方を生き返らせようとしたこと。
直接的に言わずとも、全てはミズガネのためだということは、言葉の端々から伝わってくるでしょう。
(7) 2022/01/23(Sun) 2:36:51

【人】 魔女 イクリール

>>8 アマノ

「あら、色々見られていたのね……ちょっと恥ずかしいかも」

ふふ、と小さく笑いました。
死んでも見届けられるなら、少しは未練もなくなるというものです。
とはいえ、死にたいとは思っていないのですが。

「貴方がミズガネくんを守ってくれてたのね……ありがとう」

魔女は心の底から感謝しました。
でもその様子はどこか恋人というよりは母親の様な微妙な雰囲気を醸し出しています。

「いいえ、かりというなら、ミズガネくんを守っていてくれたことでチャラよ
 私の勝手で貴方を呼び戻したんだもの
 怒られることも覚悟していたのよ?」
(9) 2022/01/23(Sun) 3:20:27

【人】 魔女 イクリール

>>10 アマノ

「えぇ……ミズガネくんに望まれる限りは一緒に居たいと思ってるわ。
 これからもずっと」

それが叶うかどうかはわからないけれど。

「いえ、術が成功してよかったわ。
 アマノくんのこと、ミズガネくんはとても信頼していたようなの
 顔を出してあげて?」

物おじせず薬師とよんでくれる相手に少し安心しながらベッドに再び横になりました。

「私はもう少し休んでいくわ〜
 まだ動けそうにないの」
(11) 2022/01/23(Sun) 12:53:40

【人】 魔女 イクリール

>>12 アマノ

「えぇ……ありがとう……」

アマノ君を生き返らせたからといって、彼のいう呪いがなくなったわけではありません。
もう触れてもらえないかもしれないと不安に感じながらも、去っていくアマノを見送って疲労に身をゆだねて目を瞑っりました。
(13) 2022/01/23(Sun) 17:58:34