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人狼物語 三日月国


69 【R18RP】乾いた風の向こうへ

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視点:


到着:第11皇子 ハールーン

【人】 第11皇子 ハールーン


[ 石油と魔法の国『アルファルド』

 ──その王都・アルシャマーリ

 長らく安定して繁栄を遂げてきたこの国は、
 突然に主を失った。


 即位する筈の第一皇子は直前に他界している。
 ならば何故、第二皇子へと引き継ぐ事に
 ならないのか? 


 ──それは苛烈な後継者闘争にあった。


 32人居た王子のうち、6つを越える歳まで
 生き延びたのは16人。
 そのうち半数がさらなる闘争で亡くなっている。

 特に水面下だけでなく目に見えて激しいのが
 2・3・4番目の皇子たち。
 それぞれが政治・経済・教育と得意分野で
 派閥を広げており、表向きは穏やかに民衆の支持を
 得んとしているが、裏では血と硝煙と砂埃。
 いつの時代も変わらぬ手法で争っていた。 ]
(6) 2021/04/14(Wed) 17:41:46

【人】 第11皇子 ハールーン


[自分も7つの頃に毒を盛られた記憶がある。
運良く生き延びることができた後、逃げ回り10の頃に父親からこの隠れ家を譲り受けた。
あれからもう4年は本宅へ帰っていない。


皇子らが暮らす本宅──『ブルジュ・アルアサド』には第二王子から第十六皇子までが暮らしている、はずだ。今もなお。]
(7) 2021/04/14(Wed) 17:44:01

【人】 第11皇子 ハールーン



 ──……ふぅ
 1年ちょっと、留守にしただけでも埃ってたまるね


[ 誰に言うでもなく。透きとおる青の、乾いた空へと、ひと仕事終えた清々しい笑顔を向けた。

白のシーツがはためいている。
客間の4人分ともすれば、中々に骨の折れる作業だった。何せ此処には洗濯機が置いてないのだ。]


 後で買い物にも行かなくちゃなぁ〜 
 久々に、お菓子作りもしたいから……


[といっても、この隠れ家兼別宅に暮らすこととなるのは自分と従者である『彼』の二人だけなのだから、4人分も洗濯する必要は無かったのだけど。]


 卵と小麦粉と。バターと……そうだ
 『餃子』にもまた挑戦したいんだった!
 
 
[異国の地で学んだ、異国の料理。果たして適した材料が我が国にあるのか?

想いを巡らせながら、武器庫になってる屋根裏に居るだろう『彼』の元へと足を向けた。]

                
.
(8) 2021/04/14(Wed) 17:48:29

【人】 第11皇子 ハールーン



──いずれは、顔を合わせなくてはいけない。
ここへ"帰った"のだから



王位継承権の放棄は、原則認められていない。
剥奪されるのは『成人までに己の従者を見つけられず従えられなかった場合』だけ

                
.
(9) 2021/04/14(Wed) 17:52:32

【人】 第11皇子 ハールーン


[7つで殺されかけた時から、逃げ回っていた自分が、こうして従者を連れて帰ってきたのだ。目をつけられないはずが無い。

けれど後継争いに参加する意図など当然あるはずなくて、むしろ逆だった。まだまだ成人に満たない自分が、ひとり逃げきるには限界がある。

形跡が追えない様に、移動には『魔法具』を使ったけれど、]


 イスハークはきっと気づいてるよなぁ……


[優雅な立ち振舞いで民衆にも顔の利く二番目の兄を思い浮かべながら、思いの外、憂鬱な声色が出てしまった。

それも当然だ。4番目の兄と共謀で1番目の兄を殺した張本人なのだから。]
(10) 2021/04/14(Wed) 17:55:26

【人】 第11皇子 ハールーン



(──帰って来たのは、継ぐためじゃない。争いたくなんかない、こんな権利はいらないんだ)

                
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(11) 2021/04/14(Wed) 17:59:04

【人】 第11皇子 ハールーン



[じゃあ何故なのかと問われれば──それは

きっと、この生まれ育った国の美しさを、彼にも──ダレンにも、知って貰いたかったんだと。

甘い考えなんだろうと想像しつつも、何年かぶりの故郷の都に思いを馳せた。]**

                
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(12) 2021/04/14(Wed) 18:01:37

【人】 第11皇子 ハールーン


[この四角い真っ白な建物は、ひんやりと冷たい土壁だ。窓は少ないが大きく、充分な陽射しを取り入れて室内はとても明るい。

滑らかな手触りにコーティングされた白い壁はヒンヤリと心地が良い。材質は何だろうか、今の今まで気にしたことがなかった。

室内の僅かばかりの『冷』を楽しみながら壁伝いに手を這わせる。玄関に近い居間側に、まるでオブジェのように在る階段。それが屋根裏部屋へと繋がっている。

屋根裏と言っても、天井がやたらと低いだけの部屋だ。仕切りは、雑に南北をわける薄い壁のみ。食料品を保管するには熱がこもり過ぎるのでもっぱら武器庫として機能していた。]
(64) 2021/04/15(Thu) 14:29:52

【人】 第11皇子 ハールーン


[ぴょこ。と、部屋を伺う猫のように顔を出す。気配には気づかれていただろうか?
居るはずの彼へ一声かけ、姿を見つけたなら少し思い出話を。]


 ……懐かしいなぁ〜!
 ここに来た頃、一人で寝るのが怖くって!
 良くここに掛け布団ひとつ持って籠もってた

 朝になったら、アーイシャがお越しに来てくれてね
 たまにここで朝ごはん食べたりもしてたんだ


[アーイシャとは、自分の乳母である。もう一人、彼女の母である乳母と二人で、出生間もなくから共に暮らしてきた。

自分が1年前、外へ居場所を見つける為に、この国を離れるまでは。]
(65) 2021/04/15(Thu) 14:31:40

【人】 第11皇子 ハールーン


[とある西方の国。貴族のお嬢様のお付きの執事になるための試験会場でダレンと出会った。なぜか人狼騒動に巻き込まれて一悶着あったのはまた別の話だが。

執事になりに赴いたのに、執事──ここでは正しくは『従者』だけど──を連れて帰って来ることになるなんて。]


(……俺だって想像だにしてなかったよ?)


[思い返しながら、彼を見つめた。

穏やかに生きていきたくて、その試験を受けに行った。試験に落ちたとはいえ、自分は帰ることを選んでしまった。

それはどうしてか。考えをめぐらせれば、答えを出す事は出来そうだけれど。]
(66) 2021/04/15(Thu) 14:32:24

【人】 第11皇子 ハールーン


 家族に、なってくれたらなって。

 『従者』と家族は違うのは解ってるけど……
 寝て起きて料理をして穏やかに暮らすだけでいい。
 ただそれだけの事だけど、憧れなんだ。
                
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(67) 2021/04/15(Thu) 14:35:27

【人】 第11皇子 ハールーン


[執事試験のために身に着けた技術としての『料理』が、誰かに喜んで貰える──他人を笑顔にすることができる。

それが自分にも出来たという事実は、逃げ回るだけで、何もなかった自分にとって……とても大事にしたい事なのだった。]


(……笑ってくれて、一番うれしかったのが……ダレンだったから)


[思い返せば、少し恥ずかしくなる記憶たち。ちょっとはにかんだ笑みになったかな?
向き直って、予定通りお誘いをする。

通常、今から向かうと到着には日が傾き始める時間になるけど『魔法具』があれば市場までは一瞬だ。ラクダだと3時間半、乗り物で1時間ってところかな。]


 ねぇねぇダレン、買い出しに行かない?
 市場に行こうよ!
 

[今日の夕食に食べたいものがあれば、リクエスト受付中だよ!と付け加えて。]**
(68) 2021/04/15(Thu) 14:37:46
第11皇子 ハールーンは、メモを貼った。
(a11) 2021/04/15(Thu) 19:13:52

第11皇子 ハールーンは、メモを貼った。
(a12) 2021/04/15(Thu) 19:15:13

【人】 第11皇子 ハールーン


[>>86『この国らしいメニューを食べたい』と言われて、思わずニンマリしてしまったかもしれない。

それならば!と意気込んで早速市場へ向かおうと取り出したのは、母が残して行ってくれた魔法具の中で一番重宝している『オートマタール』──いわば転送装置みたいなものだ。

魔法陣の様な模様が描かれたそれを宙に翳せば、手のひらサイズだった陣はくぐれる程のサイズに発光する。あとは目的地を思い浮かべるだけで、ほら、あっという間に──]



 ────…………あれっ?

 
               
.
(88) 2021/04/15(Thu) 21:40:58

【人】 第11皇子 ハールーン


[忙しない雑踏、鮮やかな喧噪、埃と砂が陽を浴びてがちらちらと光る、此処は──確かに今までいた所とは違う。

だが。]


 …………ダレン?! うそ、なんで、


[隣にいる筈の彼がいない。いわゆる転送失敗である。]

                
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(89) 2021/04/15(Thu) 21:44:52

【人】 第11皇子 ハールーン


(ちゃんと、市場は市場だ……)


[転送漏れでなければ、同じ場所にはいるはずだ。
昔、乳母をつきあわせた時も失敗したことが無いわけじゃなかったし、全く別の場所に飛ばされた事はない。大抵遠くても半径2キロ以内におさまっていた。

見回して、懐かしいこの場所を確認する。
記憶の中の市場のままなら、そんなに広くもなければ、人々も優しい。きっと聞いて回れば誰かに導いてもらえる。こちらも伝えて回ればいい、それが早いと思いつつも──

いま自分は一部の人間からはお尋ね者でもあるわけで。迂闊にこちらから正体を明かすに繋がる行動はしたくなかった。]*
(90) 2021/04/15(Thu) 22:06:23

【人】 第11皇子 ハールーン



(──変わった、ね?)


[もう7年は前の記憶と照らし合わせる。
目に映る色や、鼻をくすぐる香りは記憶のままだけれど確かに変化を感じていた。
人が増えたろうか。売り物の種類も豊富になったし、知らない菓子類が見えた気がした。

それがマイナスの感情ではなく素直に嬉しいのは、商人たちの活気は変わらないからだろうか?自分はあの頃と変わっただろうか。
気づく人はいないかもしれない。]

                
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(141) 2021/04/16(Fri) 19:23:44

【人】 第11皇子 ハールーン


[懐かしいのに知らない場所のようでわくわくしながら、色とりどりの香辛料と、山羊のバター、トウモロコシ粉、香菜や豆や羊肉の挽き肉を買い込む。
白砂糖や、珍しい調味料も見つけてしまって、つい手が伸びてしまう。]


 か、買いすぎちゃったかな?

 でもまだお米を買わなくちゃいけないんだよね
 ダレンも探さなきゃいけないのに……
 もしかしなくても、俺って順番間違えてる……?


[ダレンのリクエストに完璧に応えたくて、つい夢中になってしまった。宮中での食事はもう覚えていない。怖くて、出されたものに手をつけることができないまま、本宅を出てしまった。
自分が知っているのは乳母仕込みの郷土料理だけ。]


 アーイシャに……会いたいな


                
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(142) 2021/04/16(Fri) 19:25:50

【人】 第11皇子 ハールーン



 「……会わせてやろうかァ?」



[突然背後から聞こえた声に、振り向く間もなく肩を掴まれる。跳ね上がる心臓。振りほどこうとしても、どっしりとかけられた体重に身動きすら取れない。]


 (っ、どうしよう…………ダレン……!)


[乳母の名前を知っていて、自分を捕らえようとする人間なんて一握りしかいない。

なんとか振り払おうとして、崩れた体勢。抱えた食材が転がり落ちる──のを、その声の主に後ろから身体ごと受け止められた。]


                
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(143) 2021/04/16(Fri) 19:26:32

【人】 第11皇子 ハールーン



 「おっと……。落ち着けよォ、ハールーン!」


[よく聞こえる明るい声と、鍛えられた褐色の腕にはめられた古い腕輪には見覚えがあった。思わず振り返って、逆光の面影に安堵する。

あの頃──毒殺を図られてから、よく街に、市場に逃げ込んでは商人らに匿ってもらっていた。けれどすぐ見つかっていた事を思い出す。

あの2番目の兄と──この3番目の兄に。]


 ────アンタル……!


                
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(144) 2021/04/16(Fri) 19:27:27

【人】 第11皇子 ハールーン



[ 第3皇子、アンタル。

兄弟の中でもひときわ体躯が良くて、明朗快活。何かと人心を掌握したがる2番目の兄もアンタルの事は避けて歩いていたくらいだ。

策略に長けていないイメージだったが、この兄が市場の経済戦略を手掛けて貿易商にも手を伸ばしていると聞いて、驚いた。]



 「昔からここはデカかったけどなァ。
  今は作物の安定供給やリスク管理もできる
  ようになって、富が均しくうまく回る仕組みを
  作ってんだよ。ただあくまで、
  自給自足からは外れないようにだな!」


[ 『皇子』は、直接は政治に関わることが出来ない。進言することはできるけれど、採用されるかどうかは『王』の意志ひとつに尽きる。

けれど、間接的になら別なのだ。
一つの大きな声に勝るものはあると。だから日常から兄達は民の暮らしと親しんできたんだと、今なら少しはわかる気がした。]


  ……すごい、ね。


[まるで今初めて知った遠い人へ向けた様な、驚きと感嘆が漏れた。]
                
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(145) 2021/04/16(Fri) 19:33:57

【人】 第11皇子 ハールーン



 「そういやお前、従者を連れてるんだってなァ?
  やるなぁ、逃げ回るだけの子兎だったのが
  オレも挨拶しておきたいが?どこだ?」



  ……えぇと……魔法での転送失敗して、
  ……はぐれちゃったん、だよね



[ バツの悪そうな顔をしてるだろう自分。
一呼吸おいて空を裂くような笑い声が響く。]


 「ッすまん……!そうだな、オレもお前の母君が
  くれた魔法具には楽しませて貰ったんだぜなァ
  そういえば……っ、はははは!そっかァ……!」


                
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(146) 2021/04/16(Fri) 19:40:03

【人】 第11皇子 ハールーン



[嫌味のない笑顔にホッとした。そうだった、自分も、あの殺伐とした家の中でこの人の笑い声には助かっていたんだと、思い出した。屈託の無い。感情をそのまま投げたような、裏表のあるなしがわかり易くて安心する。]



 「──ハールーン」


[あらたまって、呼びかけられる。そこにあったのは、笑みをたたえてはいるが真剣な眼差しだ。]


 
 「──どうして戻ってきた?」



                
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(147) 2021/04/16(Fri) 19:40:37

【人】 第11皇子 ハールーン



[権利を争わない者は命の是非を問われる。
その仕組みはわかっている。]



 「お前は俺達から逃げた。この国からも。

  てっきり外に居場所を見つけンだと思ってたよ
  父上に代わって、兄に代わって……国外に暮らす
  兄弟らの援助は続けるつもりだったぜ
 
  従者まで連れて……今更、王になりたいんだ
  なんて言わないよな?」


[予想の範囲内だったはずの問いかけに、反発する自分を覚える。]


 ──違うよ!俺は、ただ……ダレンに、
 この国を、見て欲しくて……



 「──ダレン?お前の従者のことかァ?
  見て欲しいって、どうして。
  や、そもそも従者を従えたのは何故なんだよ?」

                
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(148) 2021/04/16(Fri) 19:43:50

【人】 第11皇子 ハールーン



[その問いは。まだ誰にも訊かれてないはずなのに、散々問われた気がした。不思議だ。そしてなぜ、こんなにも答えにくいのか。
逡巡していたら少し間が開いてしまい、なお答えにくい。]

 

 ──か、

 …………家族が、欲しかったから


                
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(149) 2021/04/16(Fri) 19:44:35

【人】 第11皇子 ハールーン



 「………………従者は家族とは違うだろ。」



 ……違うの?



 「違うな…………虎と猫くらい違うぜよ。」



[大きくため息をつかれ、ひと呼吸、苦笑いしながら、わしゃりと撫でられた。

アンタルとダレンは少し似ている。
髪の色、と手の大きさと、硬さ──いや、触られた事は無かったっけ。

アーイシャ達はお前にどういう教育をしたんだと零されそして、苦笑いを消して話を続けられた。]


                
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(150) 2021/04/16(Fri) 19:46:07

【人】 第11皇子 ハールーン



 「イスハークとイドリースが……

  ……それは聞いてるな?」



[そっと頷く。

父が死に、皇太子は殺された、とここに来る前に乳母から聞いていた。殺害は2番目の兄イスハークと、4番目の兄イドリースとの共謀で。

兄弟間での命の遣り取りは、宮中では隠されない。
どこの仔ヤギが生まれた、牛が食われた、などと同じような日常感で語られる。ただの力の誇示で、日替わりで競うゲームだ。

だから当然、殺す事に躊躇いがない。
自分に毒を盛ったのも、当時同い年だった弟からだった。第12皇子、イスマーイール。

死の前に成す術がない自分を見て彼は笑っていた。生き残ってしまってからは『納得いかない』と、日々追いかけ回されて──思い出すと気持ちが硬くなる。

やっぱり慣れない。自分には無理な世界だと何度となく思い知るだけだった。]


                
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(151) 2021/04/16(Fri) 19:49:01

【人】 第11皇子 ハールーン



 …………それが、どうしたの?


[意識せず無機質な返事が口をついた。
人の死を、人殺しを、当たり前の日常のように扱ってしまう自分も嫌だ。]



 「──まだ、知らないのか。」



[目を丸くされ、含みをもたせるような、物言いをされる。どういう事かと問うたが、やや濁されたままで。
一先ず、はぐれた従者を見つけてやろう、とはぐらかされたまま市場を回ることになった。

自覚はするが、どうにも子供扱いされているのが悔しく。拗ねた自分の荷物は持ってもらったのだった。]**


                
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(152) 2021/04/16(Fri) 19:51:28

【人】 第11皇子 ハールーン

>>153

 ────ダレン!


[通りを幾らも歩かずに、探していた人物は見つけられた>>153。彼が気づくが先か、駆け寄って手を取る自分が先か。]


 良かったぁ〜……!ホントにごめん!


[言い訳するわけじゃないが、魔法具には性格があって。不備と言ってしまえばそうなんだけど。と、話しつつ無事を確認する。]

                
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(158) 2021/04/16(Fri) 21:26:22

【人】 第11皇子 ハールーン


[ところで彼は、この国では目立つ容姿なんじゃないかと思っていたのだが、意外とそうでもなかった。
色んな人種が行き交う、この街は──この国は、知らない場所のようで。]


 (違うか。俺が、何も見ようとせずにいただけ、
  だったのかな……)



 「──貴男が弟の『従者』となってくれた
  御方だな? 
  お初にお目にかかる、俺はアンタル。
  ハールーンの、兄だよ。」


[思いに耽ってしまいそうな所に、後ろから良く通る声の実にフランクな挨拶。
似てると思っていたが、実際に見比べると、ダレンの方がいくらか柔和な雰囲気だ。背は、この兄の方が高いだろうか?]*

                
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(159) 2021/04/16(Fri) 21:26:56