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人狼物語 三日月国


28 【恋愛RP】星降る宴の必然を【R15】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 星読博士見習 ハニエル

[朝が来た。

郊外にある宿舎周辺の商店街は、既に人通りが多い。
夜のような華やかさはなくとも、
商人達が忙しなく動いて、店を構えていた。

星読みの見習生達も、せっかく貴重な祭日を無駄にしたくないのだろう、いそいそと宿舎を出て街に繰り出してゆく。]

さて、僕ももう少し歩いて、
まずは街中に行ってみようか。
(4) 2020/05/13(Wed) 0:19:15
星読博士見習 ハニエルは、メモを貼った。
(a5) 2020/05/13(Wed) 0:21:12

ハニエルは、オフ
(a7) 2020/05/13(Wed) 0:38:43

【人】 星読博士見習 ハニエル

─現在 街中にて─

[午前中いっぱいを使って街中を巡ったが、
その体験はハニエルを全く飽きさせないものだった]


[さすが、"星降る国"と呼ばれるだけあって、祭りに繰り出す人々の装いは華やかだ。

たとえば、人形を大事そうに抱きかかえた少女>>33
人形にまでネックレスを提げたりして、綺麗に飾り付けている。


華やかな刺繍の入った真紅のヴェールを、
嫋やかに被った女性もいる。>>52

ハニエルの故郷でも、日除け目的でヴェールを被る者はいたが、
あんなに洒落た刺繍を見るのは初めてで、
まるで、この国の豊かさを表しているようだった。]
(101) 2020/05/13(Wed) 22:40:08

【人】 星読博士見習 ハニエル

街並みや店先も充分楽しいけれど
ただ見てるだけじゃ、勿体ないかな。

もうすぐ昼時。
小休止がてら、何か食べようかな…。


[その時、ぐぅ…と腹が音を間抜けな音を立てた。
少し恥ずかしくなり、
周りをきょろきょろと見渡す。]

飲食店の立ち並ぶ通りに行ってみようかな。
何を食べるかは、その時に決めようか。*
(102) 2020/05/13(Wed) 22:40:57
星読博士見習 ハニエルは、メモを貼った。
(a46) 2020/05/13(Wed) 22:42:08

【人】 星読博士見習 ハニエル

─現在 街中にて─

こんにちは。何か探し物?

[凛とした声が間近で聞こえる。
びくりとして振り向くと、女性が立っていた。
ハニエルと同じくらいの背丈で、女性にしてはかなりの長身だ。


彼女から厳格そうなオーラを感じ取り、
自然と背筋が伸びる。

もしかして怪しい奴だと思われて、咎められた…?
いやいや、別に取って食われる訳じゃぁない。]

い、いえいえ!ちょうどお腹が空いていて…何を食べようか考えていて…
(110) 2020/05/13(Wed) 23:14:27

【人】 星読博士見習 ハニエル

>>103


[その言葉に呼応するかのように、
ぎゅるるる…とまた腹が鳴く。うっ…]

[と、ちょうど目の前に手頃な飯屋を見つけた。
小麦粉を練って細長くした料理。
ハニエルは知らないが【パスタ屋】というらしい]


あ、あそこのパスタ屋なんかどうかなーって、
思ってて…


[恐る恐る、手で示す。
目の前の女性はどう反応するだろうか。

怪しい奴だと思うだろうか、疑いを晴らしてくれるだろうか、
それとも……?]*
(111) 2020/05/13(Wed) 23:15:38
星読博士見習 ハニエルは、メモを貼った。
(a53) 2020/05/13(Wed) 23:19:26

【人】 星読博士見習 ハニエル

−街中 厳格そうな女性と−

[しどろもどろのハニエルが事情を説明すると、どういう訳か、その女性はくすりと笑みを洩らした。>>114

ハニエルが見つけたパスタ屋は、女性も知っているようで。


彼女は食事に誘ってくれた。
その誘い方はとても自然で、
自分がもし年頃の娘ならば、このように声をかけてくる紳士がいたらときめいてしまうだろうか、などと想像する。

初めて食べるパスタ。どうせなら、お勧めのメニューなどを聞いて味わってみたいものだ。]


ぜひ、お願いします。
実は僕、食べたことなくて…よければオススメを教えて頂きたく。

僕はハニエル。よろしくお願いします。


[そう彼女に答え、ぺこりとお辞儀をした。]
(115) 2020/05/13(Wed) 23:42:28
(a56) 2020/05/13(Wed) 23:43:44

ねぇ、イヴは大丈夫だと思う?
ユキムラは、読んでいるようだけれど……

[ふと、呟くと彼がいう。
「秘話というものを使ってみたら?」と。
こちらから動くのはどうだろうか。
そう思っていたものの、余りにも心配になってしまう。

「ユキムラ、という子にも声をかけてあげたら?」

続けざまに彼は言った。理由を聞くと、
「とても、大変そうだから」
と答えてくれた。それもそうかもしれない。]

声をかけるだけ、かけておく。

[王室は朝から、神殿に篭る。
篭るとは言っても、しっかりと祈りを捧げる儀式のため。
神官と、王室。そして……]

フィオーレ様、あれから体調は良くなりましたか?

[過保護な兄と、婚約者に両脇を固められている
麗しのシュネーヴェ王国第一王女 フィオーレ嬢に声をかける。
昨日、出迎えた際に少し具合が悪かった彼女。
既に、調子は戻っているようで朗らかな笑みが帰ってきた。
王室の人間の大半は、何かしらの魔法が扱える。
風を操ったり、物質を動かしたり。
本当に些細なこと。その中でも、フィオーレ嬢の魔法は、
研究のし甲斐があるのでは、と思った。

故に、この場には3人の招待者と、もうひとり]

ビアンカ、でしたよね。お連れの方。

[ご丁寧に名前を与えられた具現化している彼女の魔法。
ひとりとカウントしないものの、忘れることはできない。
「はいっ!」
とフィオーレ嬢の元気な声を聴けば、
うん、やっぱり女の子は宝だ。などと考え始めてしまう。
隣でエスコートしてくれるシュテルンポレールは、
やはり少し緊張の面持ち。]

大丈夫、大体のことは神官がするから。

[また、彼は言った。

「貴女の隣に、こうやって立っていることが不思議」

本来ならば、こうなる予定もなかった。
それぞれ、別の人物を伴侶にしていたかもしれない。
王族の運命とはそういうもの。
お互いに上に兄を持ち、国の存続に直接関わらない。
自由の身といえば、聞こえはいいが、
親が親なら単なる政治的な駒だから。]

私も、貴方がこうやって……その、エスコート
だなんて……


[こうやって話していると、少しずつ恥ずかしさというものが
こみ上げてくる。
言葉尻が小さくなっていけば、後ろからくすくすと笑う声がする。]

何か、問題でも?


[振り向けば、笑っているシュラーフェン王子に
にっこりと笑みを見せる。
彼は、「何年も隠れて愛を育んだ結果だね」と。
そう言われてみると、
初めて出会ったのはいつのことだったろうか。]

初めて、初めて……

[あぁ、思い出した。あれは個人的に強烈だった]

−遡ること5年ほど前−

なんという……

[ヴェーネレ王国王室主催の晩餐会についていったときのこと。
初めての国外ということもあり、
ユウェルは気持ちが高まっていた。
そして、問題が発生した。

店を見ている途中で迷った上に、
付き添いの従者たちと離れ離れになってしまった。

ユウェルは、あまり何も考えずにそのまま散策を始めた。
迷っているのなら、適当に歩こう。
歩いて、王城へとたどり着けばいつかは会える。
そう信じて、着の身着のまま歩き始めたのだった]

とは言っても、護衛もいないのはさすがに悩ましい……

[まだ12歳。人によっては、もう、と言いかねない歳ではあるが、
彼女は非力。兄のように騎士団に入っていたわけでもないし、
個人的に鍛錬を積んだわけでもない。
王城に着くまでの間、誰かに護衛をしてもらいたい。
近くに、年が近そうな騎士を見つけた]

ねぇ貴方。私のお供になってくれない?


[話しかけた相手は、とても驚いた顔をしていた。
当たり前か。知らない少女が、いきなりお供になってくれ、と
わけのわからないことを言いだしたのだから。
しかし、その驚いた顔は次第にほぐれ、
「僕でよければ」と快諾してくれた。]

勿論、後で報酬は出すから、お願い。

[思い返せば、あそこで止めた同じ顔をした少年は、
そう……]

お義兄様……絶対、そう……

[声をかけた少年は、止めようとした少年をなだめて、
ユウェルと一緒に街中を歩いた。
些細な会話が、とても楽しかったような気がする。
兄とは、こんなに話せなかったから、
反動のように護衛の少年と話し込んでしまっていた。

すると、王城に近くなっていたのか、
従者たちがこちらを見つけた。
少年は、ホッとしたような声で
「また、会いましょうね」
と言って、消えていった]

ずるい人……

[本当に、ずるかった。
晩餐会の席で対面するなんて思ってもいなかったから。
でも、お互いの立場が似ていたからなのか、
すんなり仲良くなった気がする。]

先程は、無礼な振る舞いをしてしまいました。
本当に、本当に申し訳ございません……

"貴女の素の状態を見ることができたので、
気にしていません。
とても、自由な方なんだなって思ったくらい"


自由というか……
自分のことを、気にしていないというか……?

"……もしよかったら、お手紙を書いても?"


[彼のこの一言から、秘密の手紙交換が始まった。
絶対に、気づかれてはいけない秘密のやりとり。
故に、渡し方も独特だった。
お互いの信用の置ける従者たちが橋渡しをしていたのだ。
つまり、宛名を書くことなく、
内容を確認する検閲官に口止めをしておけば、
関係はバレない。]

【人】 星読博士見習 ハニエル

−パスタ屋にて スカーレットと−

[正午を報せる鐘が、人々の喧騒に埋もれて微かに聞こえる。

人で賑わうパスタ屋で、運良く席に落ち着くことができ、ほっと息をつく。>>121


テーブル席で、スカーレットと相対する。
一回りは年上であろう彼女は、
姉や先輩というよりも、上司という言葉が似合いそうな、そんな雰囲気をたたえていた。

しかし、パスタ屋のウエイターには何やら誤解をしたようで。

スカーレットはただ苦笑しただけだったが、
ハニエルは自分と彼女がそんな風に見えたことにひたすら驚いて、
ウエイターに否定を入れる暇もなく固まってしまったのであった。]


[ふと、王宮付きの星読詰所の窓越しに、
幾度か彼女とよく似た女性を見かけていたことを思い出した。

この国では珍しい女性の軍役ということもあり、記憶に残っていたのだが。果たして。

もしその事を聞いたら、
彼女は答えてくれるだろうか]
(129) 2020/05/14(Thu) 1:29:05

【人】 星読博士見習 ハニエル

[この店には様々な種類のメニューを扱っているようだ。

パスタは黄色いものだと思っていたが、何やら赤みがかったものや緑がかったものもあり。
ソースにも様々な名称がついていて、
挿絵を見てるだけで楽しい。]


スカーレットさんのお気に入りは何でしょう?


[…と聞きかけて、メニューの一つに奇妙な挿絵を発見する。
墨のように黒々としたソースがかかったそれは、文字通りイカのスミを使ったパスタだそうで。
何とも禍々しい見た目ではないか。

願わくば、スカーレットがこれをオススメして来ませんように。

ハニエルはそう願いながら…彼女の返答を待った]*
(130) 2020/05/14(Thu) 1:29:52
星読博士見習 ハニエルは、メモを貼った。
(a67) 2020/05/14(Thu) 1:33:30

【人】 星読博士見習 ハニエル

−パスタ屋にて スカーレットと−


[スカーレットは、五年以上恋人がいない、
と言った。>>142

まぁ確かに、いわゆる"庇護欲をそそる"ようなタイプではなさそうだが、

幾ら年下とはいえ初対面の男との食事シーンで、
堂々と振る舞っている彼女の様子からは、
あまり想像できない。]
(153) 2020/05/14(Thu) 12:36:21

【人】 星読博士見習 ハニエル

へぇ、アラビアータなんてものが。


[辛いものは得意ではないが、
魚介類はハニエルの大好物だ。>>143

イカスミパスタをお勧めされなかったことに安堵しながらアラビアータを注文。
料理が運ばれてくる。

唐辛子の効いたトマトソース。
そこに魚介類を贅沢に使い、
旨味と辛味がこの一品に凝縮されている。

食べると、なるほど結構な辛味だ。
しかし…]


たしかにこれは病みつきになるな。

[ハニエルは夢中で料理をかき込んだ。
一通りアラビアータを平らげた後、はっとする。]

…っと。つい目の前の料理に夢中になってしまった。
すみません。

[しかし、今度はいやしくもスカーレットの皿に目が行ってしまう。

こちらもうまそうな香りを漂わせているが…
一体なんだろう?]*
(154) 2020/05/14(Thu) 12:39:29

【人】 星読博士見習 ハニエル

−パスタ屋にて スカーレットと−

[スカーレットは、そのウェイターには何度も誤解をされているらしい。>>157

誤解された"友人達"の性別までは彼女は言及しなかったが、
話から察するに、もしかすると男性の多い環境で長い間過ごしてきたのかもしれないな。と考える。

ハニエルは、道端で出くわした彼女が、
まるで流れるように自然に自分を食事に誘ったことを思い出す。


「あれも、誤解された人間の一人」

彼女がそう示した先には、
なんとハニエルの学ぶ星読学舎の教官が。(慌てて頭を下げる)
スカーレットの意外な交友関係を見た気分だ。

初めは堅そうな人物に見えた。
しかし今やすっかり、飄々としつつも底知れぬユニークさをたたえた大人という印象になっている。]
(179) 2020/05/14(Thu) 19:09:44

【人】 星読博士見習 ハニエル

[ハニエルの視線がスカーレットの皿に引き寄せられているのを、目敏い彼女が気付かないはずもなく。>>161

一口食べてみる?と問われ、
ここは遠慮すべきだろうかと逡巡したが、
遂に好奇心がまさり、]

く…ください!

[と、口にしていた。

促されるままに、その緑色のパスタをぱくり。
先ほどの海の幸たっぷりのアラビアータから一転、
今度は青々とした草の香りが、
これでもかと口一杯に広がる。おいしい。

スカーレットがペペロンチーノ(面白い名前だ)も頼むというので、ついその気になってハニエルも賛成したが、

ここで一つ、ハニエルは自分な大事なことを忘れている事に気付いたのだった。]

…あれ。こんなにご馳走食べちゃったけど
僕のお金で足りるのかな?*
(180) 2020/05/14(Thu) 19:10:31

【人】 星読博士見習 ハニエル

−パスタ屋にて スカーレットと−

えぇ、星読です。>>187
といっても、まだ見習いなんですがね。
教官にはお世話になっていて。

[…ではやっぱり彼女は、王宮内の詰所で何度か見かけたあの軍人だったのだろうか。
その時の彼女は鎧に身を包み、今とは全く違う出で立ちだったが。

(次に会う時は、城の中になるかな…。)

その時は、こんどは自分から声を掛けてみよう。
そう思った。]


[3皿目、ペペロンチーノも到着。

「よかったら試してね」とスカーレットが取り分けてくれた分を、
ぺろりと平らげてしまった。
(217) 2020/05/14(Thu) 23:58:17

【人】 星読博士見習 ハニエル

[我ながら呆れた食欲である。

しかし、
輪切りにされた唐辛子と、ガーリックの染みた香り高いオリーブオイル。先の二品とはまた違った、第三の刺激が鼻腔と胃袋をくすぐったのだから仕方ない。]

…ふぅ。未知の料理を同時に三品も味わえるなんて。
お腹がキツキツなので、もう飲み物は大丈夫です。

本当に、ご馳走になりました。


[テーブルに額がくっつきそうになるまで頭を下げる。
スカーレットとの食事は本当に楽しかったから。
とその時、耳元で風が揺れた…気がした]
(218) 2020/05/14(Thu) 23:58:35

【人】 星読博士見習 ハニエル

[顔を上げると、目の前はいつもと変わらぬ光景が広がるだけで。]


スカーレットさんは、この後ご予定が?
僕は、ディアスという店を訪ねようと思って。


[もし彼女がどこかに向かうと言うならば、
二人は楽しかったパスタ屋を後にして、
それぞれの目的地へ向かうだろう。]*
(220) 2020/05/14(Thu) 23:59:19
[それから数年、彼との関係は誰にも気づかれなかった。
しかし、この頃から兄の様子が変わってきたように
感じていた。というのも、
あと数年で輿入れ予定のフィオーレ嬢への、
兄の執着が、ひどくなっていたのだ。
それを、彼にだけは伝えていた。
検閲官に気づかれないように、
賢い彼だからこそわかるような、問題の書き方で]

そして、色々があり……今がある。

[神殿で禊のように働いている兄にも、
偶に会いにいくようにしている。
シュテルンポレール殿下との婚姻の件を告げた時、
彼は全く動揺しなかった]

どうして、驚かないの?

"隣国で相手のいない王子は
シュテルンポレールしかいなかったからな"


でも、私が彼との婚姻を受け入れないとは?

"特には思わなかった。偶に彼と会う時の、お前の顔は…"


[
穏やかだった

そう言われて、不覚だったと感じた。
兄は、今の環境に感謝をしているとまで言い出した。
いつか、儀式を取り仕切る立場になれたら。

そんなことさえ、言っていたような。]

【人】 星読博士見習 ハニエル

−スカーレットとの食事を終えて−


[へぇ、孤児院があるとは。>>226

スカーレットが子供達に本を読み聞かせる姿を、思い浮かべてみる。
子供に囲まれている彼女もまた、なかなかに様になっているんじゃなかろうか。

(最後まで、意外性に満ちた人だ。)]


一緒にお仕事…。
きっと何年かすれば、あなたとご一緒できる日が来るはずですよ。
その時はもう、僕は立派な星読みです。


[そう胸を張って見せる。

もう一度挨拶を交わしたあと、
パスタ屋を後にし、
二人はそれぞれの道へと歩いていった。]*
(233) 2020/05/15(Fri) 0:58:39

【人】 星読博士見習 ハニエル

−現在 街中を歩きながら−

[空が段々と明るさを失うにつれ、
街の灯がひとつ、またひとつ増えてゆく。そんな頃合い。]

昨日、ノアさんにディアスを訪ねる約束をした。
彼女は快く承諾してくれたけど、
今日もまだ覚えてくれているかな。


[かの有名な調香師の店ということで、
さぞ店内は混雑しているのではないかと予想されるが、
この時間帯はどうだろうか]

そうだ、何かお菓子でも持っていこうかな。
自分も食べたいしね。

[昼食に塩辛いものをたくさん食べせいか、
今度は甘味が欲しくなる。

どうせなら普段味わえないもの…和菓子など、どうだろう。

和菓子を扱う店なら【ゆきのや】を知っている。
が、ここ2日ほどは何やらとても繁盛しているようにも見え。


取り敢えず店まで足を伸ばしてみよう。

そして、店主が客捌きに手一杯であるようなら、店内に入る前に踵を返そうか。]*
(235) 2020/05/15(Fri) 1:00:39
"ユウェル、はじまるよ"


[心配そうに、ポレールが顔を覗いた。
それを見て、リーベアムール王子が
"過保護すぎだろ"と苦笑している。

"兄さんも相当だよ?"


血を分けた兄弟とは、こういうものを言うのかも。]

"皆様、お静かに"


[神官のこの一言で、
その場にいるどんな王族でも黙ってしまうだろう。
この儀式の重要性は、
各国の王室誰もが知っているから。
父と母をみて、国王と王妃がやるべきことを、
ポレールとふたりで覚えていこう。

儀式が終わったら、国民に顔を出すことになるだろう。
それまでに、体力が戻れば良いな、なんて
ちょっと弱気なことを考えてしまっているが]

星読博士見習 ハニエルは、メモを貼った。
(a107) 2020/05/15(Fri) 1:02:44

星読博士見習 ハニエルは、メモを貼った。
(a108) 2020/05/15(Fri) 1:08:32

[時は過ぎて、昼。

客人の3人+1はここで一旦席を外すことになる。
ここからは、ブーヨプスキュリテ王国王族のみの、祈りの時間。
というわけで、客人の3人の会話でも]

おわったぁ……

"朝からもう……え、昼?"


"めっちゃ腹減った!!!"


"僕らは、お昼食べていいみたいだね"


"マジっすか。食おうぜ、フィオーレ……フィオーレ?"


いいなぁ……

[フィオーレ嬢は、廊下からふと見えた街中に視線を奪われていた。
兄と婚約者は、すぐに理解した。
"外へいきたい"ということを。フィオーレの具現化魔法-ビアンカ-は
フィオーレに同意した。]

"私がいるし、大丈夫じゃない?"

"軽い!ひどく軽いけど!フィオーレに町娘の服着せて!"


"かっる?!"

[街に出ると決まったらしい客人たちは、
当たり前ではあるが、急いで装いを変えることとなった。
町娘風の装いになったフィオーレ。
商人のような服装に着替えたムーティジェンティーレ。
そして、よくわからない服装になってるシュラーフェン。]

“なんの衣装?”

”これはね、騎士団の軽装”


”ダメでしょ?!


”知る人ぞ知る、騎士団の軽装だし大丈夫でしょ”


お兄ちゃんってば……

[妹に呆れられても、あまり気にしてはいないよう。
本当は、違うものだから。気づかれることはない。
しかし、懸念が一つ。

“フィオーレに町娘感皆無”


声をかけられては、厄介だ。
と兄は思うものの、婚約者が睨みを効かせるか。
なんて楽天的に考えて、3人は外に出ることにした]

【人】 星読博士見習 ハニエル

−ゆきのや前にて−

[日はとっぷりと暮れ、夜の虫達がチチチチ…と涼しげな音を奏で始める。

ここ2日ほど大繁盛らしい【ゆきのや】に入れるかどうか、そればかり心配していたが、

聞くところによると、この店の主人はどうやらおばあちゃんらしい。
もしかするとこの時間帯には既に店じまい、なんてこともあるかもしれない。]


[賑やかな中心街を抜け、奥まった路地へ。
やや郷愁を感じさせるその通りに、確か…。]

あった。まだ開店中だ。

[店内から緩やかに漏れた光。
その中に、たくましい男のシルエットが見えた>>283]

おっと、先客かな?

[店に近付くにつれ、男の顔がはっきり見えるようになる。
ハニエルより一回り年上(昼に会ったスカーレットと同じくらいかも知れない)の、
顔のそばかすが印象的な、快活そうな男が立っていた。

黒いノースリーブから逞しい腕が覗いている。]

(にしても、そんな薄着で寒くないのかな…)

[初めて会った人ながら、ハニエルは少し心配になった。]*
(292) 2020/05/15(Fri) 19:23:13
[城下町。
さまざまな匂いや音がする場所に、
3人は来てしまった。来てしまったが、何気なく…]

“意外と馴染めたね”


”そうっすねぇ……はいはい、お嬢さん”


こ、これ!!

[ホッとしたのもつかの間、フィオーレが何かを見つけた。
名前を言うことは憚られるため、なんとなくで呼ぶと、
フィオーレは気にもせず、並べられている本を指差す。]

これは!シュネーヴェの本です!

”えー?………………ちょーっと店主”


[フィオーレの一言に、何を言ってるんだと思った兄も、
タイトルを見て顔が凍る。
本を扱っている店主に、声をかけて、
欲しいだけのお金あげるからこの本を買い取る、と
彼は言った。流石に、一瞬の出来事に店主も
シュラーフェンを訝しげに見ている。]

”いいかい?これがここにあるということは、
店主、貴方を…………うちで裁くことになる”


”それって、どういう……”