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人狼物語 三日月国


148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ

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【人】 フィアンメッタ



   「
そう……かな。
偶然じゃない?」


  ふ、と目をそらして。ただの照れ隠し。
  役に立ったのが嬉しくないわけないし、


   「役に立てたみたいで、よかった。
    でも……大したことしてないし
    ちょっとは落ち着いてよ。」


  手を伸ばして、避けられなければ
  キンウの頬をふに、とつまんで、小さく笑った。
 
(25) 2022/05/25(Wed) 13:17:46

【人】 フィアンメッタ



   「飛んできたもの、何だったんだろうね。
    飛ぶもの……虫だとしたら
    とんでもない速さで飛んでたってこと?」


  なにそれ、怖……とつぶやいた声は
  キンウに聞こえていたのだろうか。
 
(26) 2022/05/25(Wed) 13:18:39

【人】 フィアンメッタ


  私の注文を聞いてくれたのは
  セーラー服の男の子。
  自分がよく年齢を間違えられるから
  子ども?とかは思わないけど
  営業上手な姿に感心して。


   「……お勧めするの、上手いですね。
    なら、その
マリブサーフ
、ください。

    そういえば、
    貴方はWお酒飲めるんですか?W
    とか聞かないんですね。
    私、たいていの店で真っ先に聞かれるんです。」


  おすすめされた方の一つを注文しつつ、
  疑問を口にした。
  まさか、相手が私を知っているとは思わないから
  ゴーストの酒場はそのあたり寛容だったり…?
  と見当違いなことを考えていた。*

 
(27) 2022/05/25(Wed) 13:20:32

【人】 フィアンメッタ

  

  閉店時も存在はしている、>>46
  それは昼間に身をもって味わった。
  
……もしかして、石投げたの知られてる??


  そこまで行きついたら顔が若干曇った。
  
自分がした行動は全て自分に返ってくる。

 
  
そんなこと、とっくに体験してたはずなのに。

  
あぁ、昼間の自分に石を投げたい気分だ。


  
ちなみに子供に見えないって答えは

  
期待してない、そう、してないから!

  
……聞かれないだけマシだとも思うし。


  
   「そ、そう…なの。知らなかった。

    優秀?それは流石に言いすぎだと思うけど。
    私の占いは当たるも八卦当たらぬも八卦。
    外したことだってある。

         一目惚れした人に会いたいって
         前に相談に来た人とか
         占いが外れた、って怒ってたし。」


  
  ぼやくように言って。
 
(63) 2022/05/25(Wed) 21:28:23

【人】 フィアンメッタ



   「噂がゴーストさんにも届くまで
    有名になってるとは思わなかった。

    
……それとも、占いに興味があったとか?」


  
  真っ直ぐ、目を見据えて試すように
  聞けば、どう反応されただろう。
  反応がどうあれ、相手が席を離れるなら
  それを見送ったはずだ。
 
(64) 2022/05/25(Wed) 21:28:57

【人】 フィアンメッタ


  なんとなくの、言葉選びはエアハートに
  何処か引っかかるものがあったのか。
  返答に僅かの間があいて、
  返ってきた言葉も、含みのあるものだったから。


   「ふーん……。
    やっぱり女性に人気、とか。

    困ってたりするなら、誰かに相談したら?」


  私に、と言わないのは
  言いやすい人に相談すればいいと思ったからで
  別に私が話を聞きたくないわけじゃない。

  単に、ここでしか話せない人に聞いてみるのも
  悪くないんじゃないかと。それだけ。*  
 
(65) 2022/05/25(Wed) 21:29:28

【人】 フィアンメッタ



   「注文はさっきしたので。
    
    あの、
遠くありません……?

    
……石なら手元にないですよ。」



  キンウの焼酎を届けた店員が来て
  話しかけてくれた、わけだけど。
  何故か距離を感じる。>>37

  いや、理由ならわかる。
  多分、この人にも見られてたんだ。
  確証はないのでカマをかけてみたけど
  もし心当たりありそうな反応をされたら
  失礼しました、と彼にも謝ることになるだろう。  
 
(66) 2022/05/25(Wed) 21:30:11

【人】 フィアンメッタ



  注文した品が来る後か、それとも前か。
  どうしてきたのか、と問われて心が揺れる。
  ぱちぱちと瞬きを何度かした程度で
  顔には……出ていないと思いたいけど。


   「
を、聞いたから。」


  それだけ答えると得意げな顔をした彼は
  話しかけてきた。
 
(67) 2022/05/25(Wed) 21:31:07

【人】 フィアンメッタ


  彼のあてずっぽう(?)は当たってる。
  一人っ子じゃなかったし、
  家族のことで悩んでいるから。


   「……当たり、です。
    貴方なら占い師になれそうですね。

    聞きたいことなら、あります。」



  彼にだけ聞こえるように、小声で、


   「もし、死んだら
    自分より先に死んだ人の気持ちって
    わかると思いますか?

    それか、直接……。」



  直接聞くこともかなうのか、と口走りかけて
  聞けたとして、
私に聴く勇気なんてない
、と。
  思い直して留まった。*
 
(68) 2022/05/25(Wed) 21:33:52
フィアンメッタは、メモを貼った。
(a9) 2022/05/25(Wed) 21:48:48

― ここまでのこと ―

戦争が終わり、育ての故郷へ戻るとそこは瓦礫の山だった。
人は誰もおらず、既に捨てられてから大分経っていたのか、辺り一面の草原の若草が村を覆い始めていた。

とはいえ、近くの中都市で、あの辺りの村はほぼ全て壊滅状態で打ち捨てられていると聞いていたので、そこまでの驚きもなかった。
また、自分もほかの国でそんな村々を見ていたので、こんな風になっているかなあ、という想像のぎりぎり範囲内に収まっていた。
その日は、誰も居なくなった村で、一晩を過ごし、村で亡くなったであろう皆の冥福を祈るつもりだった。

そしてその夜。
自分は彼らの姿を見たのだ。
恐らく亡くなったその時の姿のまま、その場所に佇む彼らの姿を。

【人】 フィアンメッタ



   「そうだね、占い結果が
    
前を見ることが出来るような内容なら。」



  生意気とは思わない。>>91
  そう思ってくれている人が居るのなら
  占いにも意味がある、とは思えるし。

     
ただ、貴方みたいな人ばかりじゃないと。 

     
そうも思ってしまうけれど。


  それに、覚悟したと思っても
  実はできていなかった。
  そんなこともザラだから。
 
(113) 2022/05/25(Wed) 23:39:45

【人】 フィアンメッタ

  会いたい人が居る、という話には目を細めて。
  自分から会いに行けないとか
  私と似たものを感じたから
  その時は去っていく彼を引き止めたりはせず。

  ドリンクは思ったよりすぐ持ってきてもらえた。
  水色なのだろう、とは思っていたけど
  色合いは綺麗で、海を思わせる。
  星型のパイナップルが
  見た目の爽やかさを際立たせていた。

  一口飲めばココナッツの風味が広がって
  アルコールも強すぎず、飲みやすい。
  美味しい、とつぶやいた。
 
(114) 2022/05/25(Wed) 23:40:07
ぼんやりと光る彼らは、何とも酷い姿をしていた。
しかし、彼らのことは近くの街では話題にすらなっていなかった。
そもそも崩壊した後にまでわざわざ訪れる者はほぼ居ないような僻地の村だったし、怖いもの見たさの肝試しにしても、戦後の今、こんなところに来なくても人がたくさん死んだ場所は腐るほどあった。

そして、慌てて村に残るぼんやりとした影を見て周っていた中に、彼女の姿があった。
彼女は誰かに乱暴された後に死んだらしい。
酷いあざの残る顔に顔を近づけると、見開いたままの目で呟く声は、「石…」だった。

心当たりがあった。
旅の行商人から買って、彼女にあげた、緑色の輝く石。
彼女の瞼だけでも閉じようとしたが、手は空を切って彼女の顔には触れる事ができなかった。

【人】 フィアンメッタ


  しばらく経ってからかな。
  彼が唐揚げを運んできてくれた後の事。>>106
  彼からしたら唐突に、
  ふわり、と微笑って
例え話
を始める。
  
(115) 2022/05/25(Wed) 23:41:41


   
「貴方は明日外出しない方がいいでしょう。

    
何故なら、命を落としてしまうからです。」


  

   

   
「貴方が住んでいる国は三日後に
びるでしょう。」


  

【人】 フィアンメッタ


  たとえば、なんて唐突な前置きの後に告げるのは
  預言者占い師が視た未来の話。
  最も、片方は私の話ではないけれど。
  それどころか実際にあった事かすら知らない話。



   「こんなことを言われても
    貴方は、前を向いて歩ける?

    ……貴方が未来を変えたいと思うなら。
    私は力を貸しましょう。
    生憎、私は国を救う救世主になどなれないし
    百発百中の占い師、でもない出来損ないだけど。

                
……なんて、ね。」



  冗談だと流せるように、
私が逃げられるように

  一言、付け加えて。
  唐揚げの方に視線を戻すのだった。*
 
(116) 2022/05/25(Wed) 23:43:08
その後も足繁く村に通った。

わかったのは、まず、彼らは昼間も地味に見えていること。
ただ、光らない分夜よりぼんやりとし、さらに侵食してくる草に紛れて大分見えにくい。

そして、放っておいただけで姿を消す者もいること。
例えば村の大婆さん。
婆さんも足が悪く、家の中で、ほぼ焼けこげて死んでしまったようだが、自分が村に来てから半年くらいの後、ふと姿を見せなくなった。

あとは、恐らく亡くなった者全員がゴーストになっているわけではないこと。
皆の様相を見るに、恐らく自分が死ぬと悟ってから、実際に死ぬまでが長かった者がゴーストになっているように見受けられた。

そんな風に村を訪れ続けながら、自分は「石」を探していた。
恐らく村を破壊した敵兵に持ち去られた、輝く石。
全く、砂浜から特定の砂粒1つを探すような話だ。
しかし、そんなことも、たまには実現することがあるものだ。

ある港町の小さな質屋で、まさにあの石を自分は見つけた。
値段は、自分が行商人から買ったときの10倍近くにもなっており、持ち合わせは全く足りなかった。
さらに、じっとその石を見て居た自分に店主の老人が言う事には、その石は既に質流れしており、早ければ翌日にも海の向こうに運ぶ予定だということだった。

どうですか、今ならその値札の値段でもお売りしますよ、という老人の頭を咄嗟に棚に並んでいた青銅の像で殴った。
老人は無言で床に倒れ、そのまま動くことはなかった。
自分は石を掴み、店から出ると、そのまま足早に町を去った。
今に至るまであの港町の近くにすら戻ったことはない。

何も考えずに、ひたすら歩いて、馬車に乗って、また歩き続けて、故郷の村へと向かった。
まるで戦争の時のような気分だった。
けれども、もう戦後だということも分かっていた。
もう、戦時のルールは失われた場所で、自分がしてしまったことも自覚していた。

そして村に着いたその日の夜、「石」を彼女に捧げた。
彼女の投げ出された腕のある空間に、掌に置くように石を持ち上げた。

次の瞬間、ぼんやりと光る彼女の周りに穏やかな風が吹き、次の時には生きていた頃そのままの彼女がそこに立っていた。
顔の痣も、破れた衣服もきれいに治っている。
彼女は自分に鮮やかに微笑んだ。
そして一瞬のうちにその姿は掻き消えた。
後には崩れた壁だけが残り、少しの後石が崩れた煉瓦の床に落ちた。

石はその近くに埋めた。
石はもう、彼女との美しい思い出だけを思い出すものではなくなってしまっていたからだ。
埋めた後、振り返って村を見回した。
まだいくつもの、ぼんやりと光る影が、点々と散っていた。

あれから村に残る彼らの話を聞き出して、いろんな場所を巡って、また村に戻ってを繰り返して、もう何年が経っているだろうか。

今となっては自分の村は近場で売られる地図にすら載っていない。
しかし、最初に訪れた時と比べれば大分暗くなった夜の故郷の村を訪れるとき、自分には一抹の寂しさと共に満足感も生まれるのだった。**

【人】 フィアンメッタ



   「随分、自信満々だね。
    役に立てたなら何よりだよ。

    無事に帰ってきてくれたの、嬉しいし。」


  そこまで力強く力説されたら負けてしまう。>>102


   「吹き矢…………?

    なんでそんな物騒な物が
    キンウに飛ばされるの?
   
    こんな可愛い子の顔に
    傷なんてつけたら重罪でしょう?」


  うっかり女の子を口説く男みたいな台詞を
  口にしてしまっているとは気づかずに。
  キンウが話したくないことなら
  笑ってごまかせるような言い方をして。
 
(117) 2022/05/25(Wed) 23:56:27

【人】 フィアンメッタ




―――フィアンメッタは逃げてばかりだ。*
  
(118) 2022/05/25(Wed) 23:57:05
 
 
  外出すると命を落とすなら、
  外出を避ければいい。
  命と天秤にかけても避けられない外出なら、
  もう腹を括るしかないですね……。

  占いが外れて、外出しなくても死んでしまったら、
  それはもうどうしようもない事でしょう。
  占い師に文句を言うのは筋違いです。
 
 

 
 
  住んでいる国があと三日で滅びるなら……。
  その三日で安全な場所に
  避難することが出来るかもしれませんし、
  出来なかったとしても、
  人生最後の三日間を大切にできる。
  占いが外れて滅びなかったら、ラッキーじゃないですか。
 
 

 
 
 
  でも、僕は船と共に溺死したわけではないんです。

       船が沈んだその後に、―――病死しました。

 
 
 

 
 
  船が沈んだ後に、
  「貴方はこれから死にますよ」って占われていたら、
  僕はほっとして、
  命を運命に委ねることができたと思います。
  少しは苦しみも、和らいだのではないかと。

  あの時、命を落としたのは、
  運命がくれたなけなしの慈悲だと思っていますから……。

 
 

 
[高熱によって生じた悪寒に体を震わせ、
 口内は血痰で鉄の味がした。
 病魔に侵された肺では、まともな呼吸もままならず、
 永遠に止まらないのではないかと思う程に、咳が出た。

                  


           海で
まれ、
               海で
ち、
                   海で
んだ。


 けれど僕が最期に乗った船は、夢と愛を乗せた船ではなく、
 絶望だけを積み込んだ船だった。]

 


[ あの話の真実は1つ。
  姫は賊に攫われたこと。


            嘘が1つ。
            騎士が姫を救い出したこと。 ]