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人狼物語 三日月国


176 【R18】実波シークレットパラダイス外伝【身内】

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ロボ太の今後の改造プランについて悩んでいる。本人の希望は出来れば叶えてあげたい。

やっと一緒の部屋で寝れますね。


言葉選びの衝撃から一瞬のフリーズ。
いや、この人の場合特に裏もなくその言葉を使っているのだろうが。

「………お疲れ様です。えっと、同室よろしくお願いしますね。
荷物運びがあったら、うちもお手伝い出来るので」

部屋的にも今回は人のお手伝いに回れそう。
そんな訳で移動してくるであろう鹿籠へ告げて。

続く言葉に何かいいことでもあったんやろか。
そうした考えを抱きながら今日のアロマを楽しみに待つ。

「……多分。うちにも、緑郷にもそう見えてましたから。
やめられなくなりそうでよかったです」

本当に良かったのか。そんな疑問は置いておいて。
引き止められるのは人望故に。何があっても強く生きて欲しい所。

「はい。色々お世話をお掛けします。
 まあ……よくもわるくも性癖がばれてから止められているのですが。
 社長に証拠をスられたときはどうしようかと思いました」

今回の公表もそんな感じに近いですけどね、と続けて。
此度のアロマは前々日からシトラス、フローラルときた、ならば。
ウッディ系のサイプレスの香り。スッキリとした森林の香りで日本のお香にも似ているだとか。

「折角なんで荷物後で手伝ってください。
 実は今日うっかりここに泊まっちゃたんですよ……。
 連絡をしそこねたから、皆さんに心配かけちゃって……旅行を楽しんでる証拠ですね」

「あー、襲撃の手続きはまた緑郷にやらせてしまいそうですが。
 お声かけ……みなさんなされたんですか?」

くじ引き忘れてました。引きますね。
そろそろ被ってしまいそうな気がします。
引いたのは、<<千堂 歩生>>who

「あー……ええ、ふふ、そうですか」

引いてしまった、ものすごい確率で身内(同部署)を。
なんだか先日よりも鹿籠の様子がご機嫌そうに見えるかもしれない。

証拠をスる社長。なんというか、ある意味凄い。
把握しすぎているというか……探偵の才能がある?

広がるアロマの香りを取り込んで、ほっと一息。

「はい、勿論です。必要な時にお声かけいただければ。
…あ、本当に泊まったんですか。…今日は部屋で寝てくださいね」

後と言うならば、その時に声を貰う方がいいだろう。
微笑みながら頷いて、抱いていた気まずさは少し薄れたとか。

そしてお待ちかね(?)のくじ引きタイム。雲野は……。

「……いえ、現場を…。………いえ、何でもないです」

そんなことより、と引かれた紙の名前を軽く読み上げて。
機嫌のいい鹿籠に首を僅かに傾げた。


「おやっ、もうお二人ともいらっしゃってたんですね。
 ちょっと出遅れちゃいました!」

ひょいといつも通りにドアを開けば既に二人揃っていたらしい。
それから一拍遅れて今日も変わったアロマの香りに気が付いた。
緑の匂いは初日とはまた違う爽やかさを感じさせる。

「それからそれから……お次は千堂さんですかあ。
 千堂さんについても幾らか噂は伺っていますけど……
 うーん、噂からはちょっと予想がつかないですね!」

ともあれ鹿籠がくじを引く所には居合わせたのだろう。
今日も勢いよく滑る鹿籠の口、およびその発言に
雲野がフリーズした所には居合わせていなかったかも。

「緑郷、榑林さんには直接お話を伺って来ましたよ!
 
まあ……他に方法が思い付かなかっただけですが!

 せっかくですし、今回は鹿籠さんがお話に行かれますか?」

襲撃の手続き、つまりゲーム側の進行には頷き了承を返しつつ。
その前段階、予告もとい余命宣告だの証拠を抑えるだの
そのあたりの事は鹿籠が担当するだろうか、と首を傾げた。
ちょっとした話の取っ掛かりくらいにはなるだろうし。
こんな話の取っ掛かりでいいのか?

「せっかくだし、声かけてきてもいいですか。
 僕囁いてるだけの設定なんですが……」

余命宣告をささやく狂人は死神かなにかだろうか?
間違いではないかもしれない。

「え、
現場を!?


つい聞き逃してた台詞に意識が戻された。
首をかしげられたあとには、同じように首をかしげている。
前日までの愁いや暗さが大分解消されていた。

 ロボ太

「お、好奇心旺盛なのも、エロいのに積極的なのもえらいぞお。
誰か使うところ見たいなあ……データ取りたい。
<<牧野瀬 幸>>allwhoちゃんとかどうだあ?」

人にエロを押し付けようとするあくまの所業。
それも多分今相当頭を使っていない。

満足するまで頭を撫でおえれば、柔らかな髪の質感にしみじみするよう己の手を見て。

「そうだなあ、いっそバレないようにこっそり増やして、濡れてると錯覚させる手もありなあ。
優しい嘘も時には必要なプレイだからなあ?」

ロボ太にいらない知識を与えようとしている。

うっかりよその部を巻き込んだけど、まあいいかあと開き直った。

!?(断りはしません)


「どうぞどうぞ!緑郷は構いませんよ〜!!」

バッチリ囁いて来ちゃってください、と
余命宣告
コンタクト的何らかを鹿籠に一任しつつ。

「うん?現場……
現場を?


同じく流しかけたものの、流しきれなかったみたいです。

流してよかったのに。


たまたま、偶然。選んだ人物の現場を目撃した。
それだけなんです。本当に。

凄いハプニングイベント(?)やんね。

ふいっと視線を逸らし、誤魔化すように冷蔵庫の方へ。
そういえばアイスがあった。アイスを食べよう。

「…………2人も食べます?」

鹿籠が買ってきてくれたそれを指さし、問いかけた。

「性癖を話させるのと性癖を目撃をした詳細を話させるのはどっちが趣味が悪いですかね」


どっこい。

「どうぞ食べてください、食べます、そして。
 話せることは何でも話してくださいね。
聞きます」


「緑郷さんも、あの愉快なスパ以外でも覗けたものないんですか?戦果が知りたいです」

僕ですか、自分の性癖がバレたときが一番の爆弾でしたね。

「どっちも趣味が悪いと思います」


思わず大きい声で返した。
その2択なのはおかしくない???

適当なアイスを人数分(緑郷が食べるようであれば緑郷の分も)取り出して。
それぞれに渡し、自分の分もテーブルへ。

「………話せることであれば、話しますよ。
えぇ、うちの性癖と現場目撃でなければ……」

それ以外は話すのか。…内容による。

「ていうかスパ見てたん緑郷なん???」


絶対撮られてるとは思ったけど。
え、嘘。あれ見られたん?雲野は嘆いた。


「人によっては
良い趣味をしている
とも言うと聞きました!
 日本語は難しいですね!」

「あっ、緑郷もアイス食べます!」

雲野の問いにははい!と手を挙げて食べますをしつつ。
この場合の良い趣味してるは概ね褒め言葉ではないんだよな。

「うん?あー……はい!見てましたよ!
 初めはもう皆さん集まってるのかなーって覗いたんですが、
 なんだか楽しそうな事になっていてついつい……」

アイスを受け取り、頬を掻きつつエヘヘと笑って……
みても誤魔化されませんよ。多分。
この「あー……」は
やべっバレた
的ニュアンスのやつです。

「それから他の戦果ですが……お恥ずかしながら緑郷、
 普通に遊んでいるだけでも結構楽しくてですね……
 実はゴシップ的な話題はあんまり無かったりします」

これでは噂好きの名が廃る、とはいえまあ。
残っている面々の隠し事に関しては後のお楽しみ、と思えば
それでいいのかもしれない。

「都合がいいタイミングで来すぎなんですよ。
 やぁっぱり見てましたよね」

「いいなぁ……。僕本当大変だったんですよ、あれ。
 本当に色んな物が大変だったんですよ、語れませんけど。

 雲野さんの登場で死ぬかと思いました。ものすごく、こう。
 よかったです」


ものすごく小さい声で呟かれている、あまりに聞こえにくく。
アイスも一緒に食べられているのでもごもごしている。

「ここって普通に遊ぶところありました……?
 バーとカフェと……プールとスパ以外で
 誰か連れて行ける場所があると教えて欲しいのですが。

 
一身上の都合で温泉に誘えないんですよ、女性も男性も。


 マッサージはよかったです。毎日行ってます。
 施術師の方にまた?って顔されましたが、きっと明日行かないと逆に心配されそうです」

「……ああ、ううん。
 ロボ太も誘えなくなりました」


なんかあった。

「おー」

呑気な拍手。

「うはは、いいねえ、若者たちが恥じらいながら脱ぐのを眺められるなんていいイベントじゃないか」

自分は枠外かのような物言いだ。
やんやと囃し立てよう。

富武 瑛が小物をチェックしているのを見て、「おっ、やる気だねえ、えらいぞお」と、けしかけてある。鬼上司だ。

富武 瑛「まあまあそう言わずにい」と背中を押そうとしている。悪だ。


「マジでいってるのか?」

わざわざプールサイドに出してきたからには、
それってカメラで盗撮されてますよね?

「いや……いや、……
 確かにまあなんか醍醐味だと思うすけど。
 ろくでもないんだろうな、全裸で負けたら……」

脱ぐだけだったらいいものの、
確実に脱ぐだけじゃ終わらないと思えてしまう。

#4日目野球拳の部

 望月

「ん?」

ちょっと聞き捨てならないものが聞こえた気がした。

「いや、いやいやいやいや!?
ロビンちゃん?わかってる?野球拳ってもんをわかってるう?
やらしい企画だぞおこれ?」

腕まくりなんてし出した同期を見てぎょっとした。
慌てた声色。ちょっとばかり早口だ。

#4日目野球拳の部

「う〜〜〜〜ん僕もやるかあ……
 やっぱりリターンを得るためにはリスクもだし……」

なんか色々言うてるけど、
結局は性欲に準じただけです。

#4日目野球拳の部

 望月

「いや、オレはやるけど」

しれっと。
だって臨時ボーナスが欲しい。

「でも、いや、ロビンちゃんはやったらダメだろお。
野球拳とか、いや、そういうキャラじゃないから。な?
なんかそれっぽい理由つけりゃ、企画だって無視できるし気にしないだろ社長は」

自分はいいけど、キミはダメ理論をブンブン振りかざしている。

雲野さんに何も言えないまま、というか廊下でのアレを見られたこと思い出しつつパーpon

#4日目野球拳の部

 富武

「瑛ちゃん。冷静になって考えてみろお?
ロビンちゃんがいやらしく脱ぐとかやらせちゃダメだろお?
そういうふしだらな事に巻き込んだらいかんと思わないかあ?」

必死か。

わーわー叫びながらもジャンケンはする。グーpon

#4日目野球拳の部

「よいしょっと」

負けたので躊躇なく浴衣を脱いだ。
自分はいいのだ。


#4日目野球拳の部

「あいこポイントってなんすか……」

あいこポイント+1P。
これで次からは2/3で脱ぐハメになった。

#4日目野球拳の部

 望月

「負けてる……っ!ロビンちゃんの愚か者お!」

そしり。

#4日目野球拳の部

雲野さんがここにいることを止めなくていいのか?
VS
それはそれとしてやっぱり女性も参加してほしくないか?

で、かなり後者に比重が向いてるときの顔です。
様々な事情も含めて。

#4日目野球拳の部

「女の子いなくて何が野球拳だよお。
とばりちゃんは必須だろ?」

何となく心の声が聞こえた気がしたので、パンイチで主張している。
小物、ないね。何も。

望月 ロビンの方を見て、深いため息をついた。もうやだ。

#4日目野球拳の部

 望月

「えっ、じゃあオレの負けでいいからもうジャンケンやめとけ?」

半ば諦めながらチョキpon

これ以上負けるのはなあとボヤきながら、パーpon

#4日目野球拳の部

「あいこカウンター消費でもなく、
 ただただ負けるんっすか〜〜〜い」

はあ。デカデカと溜息を吐きながら、
帽子を外し、靴下を脱ぐ。適当な椅子に置いて。

頭上から生えている二房のハネた髪の毛が、
心無しかしゅん……と垂れ下がっている。

#4日目野球拳の部

周りの結果を見回し。

「社長ー!もう一回はとばりちゃんには勝ってくれえ!」

最低だ。この男。