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人狼物語 三日月国


168 【飛び入り歓迎】Hospital of Delusion ー妄執の病院ー【R-18RP】

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千早 結は、メモを貼った。
(a11) 2022/08/13(Sat) 21:11:25

【人】 名坂愛子

―― ロビーにて>>1:181

地獄に……?

[正直、怪奇現象が本当に起きているのならシャレにならない言葉ではある。
その時はの後の言葉は気になるけれどいう気が無いのなら詮索は無し。とにかく私は進むしかないんだ。

地下へと向かった男の子の後を追うように、行先は分娩室へ]
(45) 2022/08/13(Sat) 21:16:33

【人】 名坂愛子

―― →分娩室>>1:182

[入って思ったのは、死体安置所で扉を開けた時かそれ以上に死臭が満ちていたこと。
思わず口を手で覆って顔を顰めてしまう。

臭いの元がどこかにあるはず、と思って辺りを見回せば、部屋の隅に担架に白い布がかぶされたナニかが安置されてあった。
それが、彼の捜してきてくれた手がかりだろうか]

――確かめるよ。

[正直、嫌な予感しかしない。最悪の予想さえしてしまう。
布の下に何があるか、それを考えるだけで心臓が嫌な音を立てる]

(ダメ、可能性におびえて確認しなかったら、私はきっと、ずっと後悔する)

[無かった事にする、その選択肢を捨てて、私は白い布に手をかけ――はぎとった]
(46) 2022/08/13(Sat) 21:16:46

【人】 名坂愛子

……
(47) 2022/08/13(Sat) 21:17:20

【人】 名坂愛子

………
(48) 2022/08/13(Sat) 21:17:54

【人】 名坂愛子

…………?
(49) 2022/08/13(Sat) 21:18:09

【人】 名坂愛子

…………え?
(50) 2022/08/13(Sat) 21:18:24

【人】 名坂愛子

[最初見た時は、酷い状態の死体だと思った。

ただ、見た時は嫌悪感は湧かなかった。

なぜだろうとよく無残になった死体を確認してみる。

無残になった死体をよく見てみれば、ところどころ見覚えのある部分がちらほらあるのに気付いた]
(51) 2022/08/13(Sat) 21:18:46

【人】 名坂愛子

――ぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……っ!
(52) 2022/08/13(Sat) 21:19:21

【人】 名坂愛子

[見覚えのある髪だった。見覚えのある服だった。見覚えのあるお揃いの腕時計をしてた。見覚えのある眼鏡をしてた。
ああ、見間違えるはずもない。これは――この死体は、妹だ]

雪、雪……!雪、雪、雪っ!

[無残な状態になっていようとお構いなしに、妹を抱きしめる。
何でこんなことになったのか。
ここの怪異にどうにかされたのは間違いないだろうけれど、そもそもここに来てしまったのは私との喧嘩が原因じゃないか。
そう考えたら、もう心の中は後悔と絶望でいっぱいになる]
(53) 2022/08/13(Sat) 21:19:39
[それと同時に、負の感情を塗りつぶすよう、徐々に快感が体の内側から湧き上がってくる。
いつか見た悪夢と同じように]

【人】 名坂愛子

[ああ、本当にこれがただの悪夢だったらよかったのに]
*
(54) 2022/08/13(Sat) 21:20:17
名坂愛子は、メモを貼った。
(a12) 2022/08/13(Sat) 21:21:28

水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。
(a13) 2022/08/13(Sat) 21:25:21

【人】 勢喜 光樹

[
「死んだら、悲しい」「死なないで」


あの時も。
そして、今も───>>42
        
お前の願いを、拒否することが出来なかった。

真っ白になった顔。
再び涙に塗れて、ぐちゃぐちゃで。
それは形容し難い程に、酷い有様だった。

もうずっと、こんな顔しか見ていない。
お前の笑顔だって知らない。
誰がこんな顔をさせたんだろう。

四谷の哀しみに触れて。>>41
お前の言葉願いを聞いて。

            嗚呼………そう、か。]
(55) 2022/08/13(Sat) 21:37:18

【人】 勢喜 光樹


    …………ごめん、な。

[漸く、分かったのかもしれない。

お前にとって、"死"というものが
どれだけ辛く苦しく、胸を斬り裂かれる思いかを。

あの時、明かされたあの"告白 ">>1:93で、
それを知ったはずなのに。

きっと己は、「知った気になっていた」だけだった。]
(56) 2022/08/13(Sat) 21:40:40

[どうせ死別する相手だ、と
何処か他人事と思っていたのだ。

そう。それは───

他所で起きた事件に、無関心な人々のように。]

【人】 勢喜 光樹

[己は愚かだった。四谷に可哀相なことをした。
己は浅はかだった。四谷に気の毒なことをした。

     "罪悪感"とは、こう言う事なのかもしれない]

四谷…………、悪かった。

[きっとこんな言葉じゃ、駄目なのだろう。
だがそれ以上の言葉が思いつかなくて。
お前の涙も。心も。言葉も………見つからない。

赦して欲しい訳じゃない。
ただお前に、そんな顔をさせてしまったことが
酷く心を搔き乱して仕方がなかった。

掌に出来た傷よりも、"痛い"と思った。]
(57) 2022/08/13(Sat) 21:43:10

【人】 勢喜 光樹


[お前の"願い"は───

     
黒い水絶望
に沈もうとした、己を掬い上げて行く]
(58) 2022/08/13(Sat) 21:45:49

【人】 勢喜 光樹

[生きる意味や理由とは。
最初から絶対に在るべきものではなく

もしかしたら、これから出逢う誰かと
作っていくものなのかもしれない。]

………もう、そんな顔はさせないから。

[今度は両腕で、お前を抱き寄せよう。
生きていることを、強く感じて貰えるように。
俺が、お前と言う"光"を、手放さないように。

            強く、強く────*]
(59) 2022/08/13(Sat) 22:23:38

【人】 四谷 隆史

[思えば、彼には情けない所ばかり見せている
泣いて、鼻水は出て
悲鳴を上げて、蹲って。腰が抜けて

よくこれで見捨てられないでいた。
――否、隣で死なれかけたので
そこはそうも言えないかもしれないが

それでも今、触れてるセキさんは生きている。
血は出てるし、早く手当しなきゃとも思うし
血があんなに流れたら痛いだろうし。
でもさ。でもさ

……謝るその声がとても痛そうに思えて。
そのことが俺も、痛かった>>56]

(貴方が零した願いを知っていて

 ―――それが嫌だと、我儘を言って
 刃を離させた俺に謝る姿に

 また涙がぼろぼろと零れた)
(60) 2022/08/13(Sat) 22:27:18
[例えば、知らない芸能人の訃報のニュースを見ても
ふぅん、とポテトチップス齧りながら
人というのは聞き流し、数分後には忘れ去るだろう

――でも、俺にとっては、あなたは
知らない人じゃない。
この恐怖に塗れた世界で、手を差し伸べてくれた優しい人
一緒にチハヤさんを探してくれて
俺の懴悔にも、嫌悪も見せずに

……そして、死にに来たのだと告げる姿が
悲しい位に胸を軋ませる人だった]

【人】 四谷 隆史

セキさんが、謝ること、ない、けど
でも、でも。
痛かった。セキさんが死ぬ、かもって
怖かった、怖かったよ……


[我儘な理由なのはわかっている
覚悟をもってこの廃病院に訪れたのだって

それでも]

     (今度は、間違えてしまってはいけない)


[――手繰り寄せたいのだ。
利己的であっても。あなたを喪う恐怖の方が
ずっと。ずっと怖くて、痛い]
(61) 2022/08/13(Sat) 22:28:39

【人】 四谷 隆史

[抱き寄せられ、腕の中。
なら、セキさんの脈打つ鼓動は聞こえるだろうか

――よかった、生きてる。
どくどくって、言ってる。

それに安堵してやっぱり泣いてしまうのだから
俺の涙腺は多分水道のパッキンが壊れたみたいになっている

それでも、よかったぁ、と安心して
漸く頬に血色が戻ってくる

貴方がこれから出会う誰かとも
きっと縁が結ばれていく
その中には俺より強く生きる理由を貴方に
与える人はいるかもしれないけど

それでも最初に結んだこの縁を。生きてほしいと願った自分を
忘れないでいてほしいな、と思ってる
できれば手放さないでほしいなぁとも。

それくらいには俺は、 我儘なのであった*]
(62) 2022/08/13(Sat) 22:33:54

【人】 空虚 タチバナ

[痛くて、苦しくて、どうにかなりそうだった。
 生者を死へ誘う程の強く暗い感情が、
 今日ばかりは自分すら傷つけるように荒れ狂う。

 生者の目を多く見てしまったから?
 注いだ痛みを他人事だと思えなかったから?
 それとも異界化の影響だろうか。
 彼女の口にした救いは、生者だけに与えられるのか。

 いや、一度両手に抱えてしまったからだろうか。
 少しでも、欲しいと思ってしまった命を。]
(63) 2022/08/13(Sat) 22:35:25

【人】 空虚 タチバナ


  ……どうして、ここにいるの。

[耐えきれない感覚によろめき、蹲っていたせいか、
 結>>43が近づいていることに気づかなかった。
 髪の隙間から瞳を覗かせ、ずろりと相手を見る。

 尋ねた声は背中と同じく、か細く震えていた。
 彼に肩を支えられるまま手を引かれ、立ち上がる。
 得た質量を支えきれず、
 彼へよりかかるように身体が傾いだ。]

  ぁ……、

[あたたかい。
 死んだ者にはないぬくもりが触れた場所から広がる。
 決して熱が移る訳ではないけれど、
 己を苛んでいた痛みが和らいだ気がして
 身を離そうとした意思も忘れ、身を任せる。

 彼は、寄り添うことを許してくれるだろうか。
 拒まれない限りはそのままの体勢で、
 彼の言葉と心音に耳を傾けるつもりだ。]
(64) 2022/08/13(Sat) 22:35:48

【人】 空虚 タチバナ

[彼の提案はそう長くなかった。
 けれど私より雄弁で、私よりずっとまっすぐだった。

 人の言葉をなぞる悪戯にはじとりと視線を向けたが、
 おぞましさよりも拗ねたような色が宿る。
 最初からこちらを怖れもしなかった彼にとっては、
 何の牽制にもならないだろう。]

  なんで……、

[また彼に理由を尋ねようとして、口を噤んだ。
 「あなたには他にも幸せがあるのに」なんて、
 傲慢にも過ぎる言葉だったからだ。

 私の地獄が世間にとって甘えであるように、
 私の思う彼の幸せも、彼には空虚なんだろう。

 それを贅沢だとは思わない。
 正しい選択ではないのかもしれないけれど、
 正しさが幸福を保証しないことは
 ずっと前から分かっていたのだから。]
(65) 2022/08/13(Sat) 22:36:10

【人】 空虚 タチバナ

[彼が私の名前を呼ぶ。
 そう長く離れていた訳でもないのに、
 頭の中で繰り返していた声>>32よりも鮮明な響きが
 澱んだ何かを流してくれるようだった。
 髪の先に縋っていた闇>>21がほどけていく。]

  ……結、むすぶ、 むすぶ?

[存在を確かめるように空いている方の手を伸ばす。
 色に浸る時よりもぎこちない、頬を撫でる仕草。
 寄りかかっていた身体を少しだけ起こして、
 彼の目が見える位置に顔を上げる。]

  ……ぁ、…… っ、 わたし で、
   …………わたしで、 いい ……の?

[もし心臓が残っていたら、
 鼓動の激しさに破裂していたかもしれない。
 無価値の真実を植えつけられた女には、
 求めた者が自分を欲してくれるなんて未来が
 訪れるとはどうしても信じられなかった。

 緊張に口の中が渇いて、何度も生唾を飲み込む。
 今にも「そんな訳ない」と返って来やしないかと
 いいや彼に限ってそんなはずはないと、
 正反対の感情に心がバラバラになる。]
(66) 2022/08/13(Sat) 22:37:02

【人】 空虚 タチバナ

[でも、私を知りたいと言ってくれた。
 手を離そうとしたのに、また見つけてくれた。

 期待するのは怖くて、信じるのは恐ろしくて、
 喪ってしまうのはきっと耐えられない。

 言葉で返事をするより先に、
 闇の拘束を解いた身体が彼に抱き着こうと跳ねる。]
(67) 2022/08/13(Sat) 22:37:15

【置】 空虚 タチバナ

― 夜の夢 ―


 ずっと、……ずっと一緒にいて、
 結で私をいっぱいにして。全部がいい。

 私の全部も……あげるから、
 結が痛くないように、ちょっとずつ、ぜんぶ。

 そうして――最期は、
 私が大切にあいしてあげる。
 
(L3) 2022/08/13(Sat) 22:37:57
公開: 2022/08/13(Sat) 22:40:00

【人】 空虚 タチバナ

[生者と死者の間には大きな隔たりがあり、
 お互いの望みを阻む理由も気づいている>>44
 この場所で生き続けるのは決して楽ではないだろう。
 けれど、不可能ではない>>0:69

 時を司る強い力はないけれど、
 もう二度と離してはあげられないから。

 諦めて、一緒に地獄こうふくへ沈んでもらおう。
 少しでも多く未練を育んで、彼の好まない絶望で
 死んでも私から離れられないように。

 私の選んだまことはここにある。
 結が取ってくれた手を、己の意思で握り返した。]*
(68) 2022/08/13(Sat) 22:39:31

【人】 空虚 タチバナ

― 選択の先/院内廊下→ ―


  ……出たいの?

[廃病院に似合わないデートという単語に面食らう。
 それから彼の外を望むような様子に、
 じとりとした視線を向けた。]

  ダメ。結は私の傍を離れちゃダメ。

[繋いだ手を引き寄せ、
 引き連れた闇が紐のように細く伸び、
 二人の腕の周囲にぐるぐると巻きついた。

 まだ恐る恐るといった域を出ないが、
 これまでよりずっと露骨に彼への執着を示す。]
(69) 2022/08/13(Sat) 22:39:52

【人】 空虚 タチバナ


  ……少なくとも今は絶対に出られないよ。
  外とは別世界だから。

[結局は正直に答えてしまうのだけど。
 彼がお腹が空いたというのなら、
 購買部や食堂の話をするつもり。]

  あ……料理、したこと ない。

[監視で母の時間を奪う手伝いは許されていなかった。
 だからきっと上手にできない。
 代わりに食器はすごく綺麗に洗うはずだ。
 まるで生きた人間みたいに手が荒れてしまったら
 ハンドクリームを塗ってくれたら嬉しい。

 もしかしたら、愚かだと切り捨てた過去の夢が、
 未来へ形を変えて蘇ることもあるかもしれない。]
(70) 2022/08/13(Sat) 22:40:35