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人狼物語 三日月国


48 【恋愛RP】映画のおともにポップコーンはいかが?【R18】

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視点:


[だから、ある日の部室。
少し恥ずかしそうに、高藤さんに質問する姿があっただろう。]


高藤さん。あのね。

…お化粧の仕方って、どこかで教えてもらえるものなの?


[自分は、彼に恋する"可愛い女の子"でありたかったから。]**

[ある日の部室で、小鳥遊先輩にかけられた声
私は目を瞬いて……
満面の笑みを顔に浮かべた。]


一緒にコスメショップに行きましょう?!



[嬉しそうに笑いかけると。
何時かの映画館からの帰り道のように。
小鳥遊先輩の手を握った。

どんなメイクが似合うかな。
どんなメイクを試してもらおうかな。
ここは絶対プロの腕で可愛くしてもらわなければ!
高藤杏音。バイト代を一緒に使う覚悟はとうに完了しましたよ。
小鳥遊先輩の都合の良い日を聞き出して。
一緒にカウンセリングのあるコスメショップへ出かけよう。
色味が気に入ったら、後でプチプラで揃えても良いんだし。

『デートですね♪』なんて笑いながら。
心の中で、一番最初に可愛い顔を見るのは私だー。と、犬鳴先輩にマウントを取って。
でもどうせ。特別一番可愛い顔は、犬鳴先輩だけの特権なんでしょうけどね。*]

【人】 3年 櫻井 快人

[あんまり可愛いことを言うものだから、僕はつい、彼女の細い体を抱きしめて、額に口づけた。>>-726

その後、贈った指輪がどこに収まっていたか、
そしてクリスマスイブの夜、僕たちの間で何があったか、
それは……

僕と彼女の二人だけが知る話。
ただひとつだけ。
時を重ね、二人の薬指にはまった指輪の色が、いつしか金色になっていたことだけ、ここに記しておこうと思う。]
(334) 2020/11/20(Fri) 23:40:19

【人】 3年 櫻井 快人

―― End Roll ――

[最近、思い出せないことが増えてきた気がする。
元々片付けは得意ではなかった方だが、一度仕舞ったものがどうしたって見つからない日が増えた。
大好きだった映画のタイトルが思い出せない。
ある日は息子の名前を忘れて、以来手帳に家族の名前だけは記してある。

砂時計の隙間から、記憶の球が転がり落ちていくような、感覚。
代わりに、なにかしらの願いが叶っていれば、良いのだけれど。]

 ……舞ちゃん、

[僕がそう呼ぶと、君はきっと優しい顔をしてくれた。
時を重ねて、あまり呼ぶ事のなくなっていた名前が、するりと口から零れ落ちてしまうことがあって。
そういう時は決まって、あの日の夢を見る。

舞ちゃんって、呼んでいいかな

他の何を忘れても、自分の名前さえ思い出せない日でも、舞ちゃんって名前だけは、唇が、舌が、覚えていた。]

 悪いんだけどね、手をね……

[酷く心もとない心持がする日、差し伸べる手は、きっと握り返してもらえた。
そのことに、どうしようもない安堵を覚えて、僕はつい、穏やかな眠りについてしまう。]
(336) 2020/11/20(Fri) 23:41:11

【人】 3年 櫻井 快人

 ねぇ、舞ちゃん。

[愛しているよ。

何度だって、僕は君に愛を告げる。
何度でも。]

 あのね、話したいことが、あるんだ……

[あの日、僕が君に降参した日。
僕は、すごく久しぶりに、誰かに期待するってことをしたんだ。
それはとっても勇気のいることだったんだけどね。
まるで天使のような女の子が、僕の背中を押してくれたんだよ。
その天使の名前はね…舞ちゃんって、いうんだけど。

何度目になる同じ話なのか、僕はもう思い出せない。
ただただ鮮やかに、今だって昨日のことのように脳裏に描き出されるあの日の君を、君に救われた日を、何度でも語る…何度でも君が聞いてくれるのを、良いことに。]
(339) 2020/11/20(Fri) 23:41:47

【人】 3年 櫻井 快人

 舞ちゃんは、倖せを見つけられた?
 僕はね……

[君といられて、君と過ごせて、君がここにいてくれて。

 とっても、倖せです。

見つけた倖せに包まれて、ふわ、と笑い、眠りにつく。
何も恐れるものはなかった。
目が覚めたら、暖かいコーヒーを入れて、何度も繰り返したあの映画を観よう。
疲れたら、少しだけまどろんで、そして目覚めたらまた、名前を呼んで。

それは、穏やかで、温かな、どこまでも倖福な、夢だった。**]
(340) 2020/11/20(Fri) 23:42:45