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人狼物語 三日月国


168 【飛び入り歓迎】Hospital of Delusion ー妄執の病院ー【R-18RP】

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【人】 空虚 タチバナ


  何……食べたい?
  食べ物の味、もう忘れちゃった。

[結に手を引かれるまま病棟の廊下を歩く。

 引きずる闇こそ離れたが、
 黒い髪に紛れて細い闇が揺らめいている。
 むしろ彼の片腕は解こうとしない限り捕らえたまま。
 さながら捕食でもされているような有様だろう。

 他の獲物にちょっかいを出す怪異は多くないはず。
 けれどもし彼に手を出そうとするのなら、
 威嚇くらいはするかもしれません。ね。]*
(71) 2022/08/13(Sat) 22:41:27

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

―― →分娩室


コンクリの壁に、彼女の悲鳴が反響する。
生ぬるいだけだった空気が、振動を肌に伝える。

見せなければ良かった、と思う。
――胸の中にある大事な何かが、掻き出されるような感覚。
『私』ですら、そう感じるのだから。

『イモウトはまだ生きている』。
彼女の小さな希望は、たった今消えた。
残ったのは、魂の抜けた『イモウトだった物』だけ。
それが現実。
(72) 2022/08/13(Sat) 22:43:37

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

「――これは、夢だよ。
朝になって、おねぇちゃんの目が覚めたら、『イモウト』と一緒にこの病院から帰るんだ。
『僕達』の事も、ここで見た事も、全部忘れて、二人で帰るんだ。」

希望の潰えてしまった現実なら。
そんな地獄のような現実なら、甘い夢のような地獄に堕としてしまおう。

「『アタシたち』が、おねぇちゃんの目が覚めるまで一緒に居てあげる。
だから、泣かないで。」

影の中から、無数の小さな手が沸き立つ。
――けれど、『俺達』は彼女を慰めるように、ただ彼女の肩に、頭に、手を乗せる事しかできない。

「―〜~※―Ж――♪」

誰かが、調子はずれな歌を口ずさむ。
かつて、カナおねぇさんから教えられた曲>>0:115
『大好きな人を思って歌うのだ』と、おねぇさんは言っていた。
(73) 2022/08/13(Sat) 22:44:34

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

「ねぇ、『私達』に言って。
このどうしようもない夢を、終わらせたい、って。」

彼女がそう言ってくれれば、『僕』は躊躇いなく彼女を甘やかな地獄に突き堕とせるから。
何も感じる事のない悪霊のように、彼女の心を壊すことが出来るから。
(74) 2022/08/13(Sat) 22:44:54
彼女の胎の中で、『私』が震える。
なだれ込んでくる彼女の恐怖が、『僕』を大きくする。
まるで、「赤子が育つ」かのように。
何故そうなったのか、それは『アタシ』自身もわからない。

すくすくと膨れ上がる『俺』に、彼女は気が付くだろうか?*

空虚 タチバナは、メモを貼った。
(a14) 2022/08/13(Sat) 22:46:23

水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。
(a15) 2022/08/13(Sat) 22:47:13

勢喜 光樹は、メモを貼った。
(a16) 2022/08/13(Sat) 22:50:08

【人】 陶酔 カナ

―いつかの日・ヒルコと―


[>>1:172病室内に幼い子供の歌声が響く。
水子の歌は段々と上手くなってきた。
彼の持ってきたお土産に女は陶酔したように目を細める。
黒いビニール袋の中から聞こえるのは生者の──■■の呻き声だ。]

ありがとう、ひーちゃん。
■■さんをこんなに連れてきてくれて。

[女はヒルコの頭に手を伸ばした。
嫌がられなければ、そのまま優しく撫でる。
女は子を孕む事はなかったので、彼らの母親ではないけれど。]
(75) 2022/08/13(Sat) 22:51:32

【人】 陶酔 カナ

[恋人は一人だったのに、何故沢山の生者を求めるのか?

その矛盾は怨霊となり果てた本性故か。
一人よりも複数人の方が“当たり”を引く可能性があるからなのか。]
(76) 2022/08/13(Sat) 22:51:52

【人】 陶酔 カナ

勿論。聞いていてね。

[>>1:173そうしてビニール袋の縛りを外していく。
中にはほとんど意識のない者もいたが、その中の一人の頬に両手を添えた。
そうして睦言のように甘く囁く。]

ねぇ、■■さん。
覚えているでしょう?
貴方の大好きだった歌だよ。

──♪

[病室には壊れた女の歌声が響いていた。**]
(77) 2022/08/13(Sat) 22:52:14
陶酔 カナは、メモを貼った。
(a17) 2022/08/13(Sat) 22:55:50

水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。
(a18) 2022/08/13(Sat) 23:02:50

四谷 隆史は、メモを貼った。
(a19) 2022/08/13(Sat) 23:20:46

【人】 勢喜 光樹

[あの時、どうして声を掛けたのだろう。>>0:136
無視することだって出来たはずなのに。
いつだって、放り投げられたはずなのに。

  「死ぬ前の暇潰し」だと、気紛れを───

…ああ、多分。違うな。

両親からはゴミのような扱いを受け
外に出ても、すぐに棄てられた。

四谷を見棄てるということは、
自身をも見棄てるのと同義で


それは、もう───

       死ぬことすら出来なくなる、と]
(78) 2022/08/14(Sun) 0:06:28

【人】 千早 結



[形を保つ、とでも言うのだろうか。無意識に顕現する現象なのか。誘うままに自重を預ける彼女の様子はとても危うく儚げな存在にも感じるのに>>64

溢れる吐息には確かな音色だってある。
触れれば柔らかな絹肌の感触もある。生者の温かさではないとしても、じんわりとぼくの体温は彼女の肌に滲んでは溶けていく。

ただの物ではない、在るだけではない、
互いに干渉出来るのだと改めて実感できる事が嬉しい。うっすらと拗ねたように、迷うように溢れる表情ごと、跳ねる彼女の身体を抱きとめた>>67]

   
(79) 2022/08/14(Sun) 0:07:27

【人】 千早 結



   
[奪うではなく与えるという。
与えられる事にも怯えていた彼女が。


    ────▓▓して欲しいと
           ぼくに求める。


その意味をきちんとぼくたちは知っている。
満たす、という言葉の意味を]

   
(80) 2022/08/14(Sun) 0:07:53

【人】 勢喜 光樹

[己の血で、これ以上お前を穢したくなくて
抱き寄せる時に、拳を握っていたけれど
余計に血が溢れて、ぽたぽたと床に滴り落ちていた。

だがそんな傷、己はどうでも良かった。
それぐらい、心の方が痛くて仕方なかった。

それ以上に、お前の方が……>>60]

………そう、だよな。

[誰かが死ぬのを見るのは………
もう、見たくないよな。

「痛かった」「怖かった」>>61
その言葉通り、痛みを与えてしまった事が酷くつらい。
己が要因の一端になっていたことが、猶更に。]
(81) 2022/08/14(Sun) 0:10:05

【人】 千早 結



 ──→特別個室病棟──

 
 君と服を選んだり、
 星を眺めて歩いたり
 色々な所にも行ってみたいなって…!
   

[>>69腕に絡む影の枷に盛大に噴き出しながら
一人でじゃないよと苦笑した。
彼女の些細な仕草一つ一つが殊の外心を満たして行くものだから、2年を待たずしてぼくの余命いのちが持つのだろうかと不安にもなる]


 じゃあ、購買に立ち寄ろう
 チンして食べられそうなものとか
 簡単に作れそうなものだとパスタかな
 かれんは、何パスタが好き?

   
[ゆらゆらとうすら漂う闇に捕らえられながら、お金はいるのかとか、テレビカードはいるのだろうかなどと場違いな思考を張り巡らせている。

異次元という世界で死に向かって生きると言う選択を、もう少しだけ生きていたかった君と二人で過ごすために]**
   
(82) 2022/08/14(Sun) 0:10:22

[ 黒い影と同調した
どす黒い感情
が、霞む程に。]

【人】 勢喜 光樹


俺は………生きてるから。
そしてお前も………生きている。

[こんな事で、こんな言葉で
お前を安心させられるかは分からないけれど。

腕の中でも泣いているお前は
先程とは違った涙を流していると思うから。>>62
きっともう、あんなに真っ白で
哀しみに満ちた顔はしていないような気がして。

その表情が見たくて、そっと身体を離す。]
(83) 2022/08/14(Sun) 0:11:06
千早 結は、メモを貼った。
(a20) 2022/08/14(Sun) 0:15:34

【人】 勢喜 光樹


生きよう。
"一緒"に、此処を出るんだ。

[もう、「お前は帰れ」とは言わない。
此処に居る理由は、俺にももうないんだ。

   お前が、"生"へと繋ぎ止めてくれる限り───]

そしてチハヤも………
もう一度、探そう。

[あんな光景を目の当たりにしてしまったら。
チハヤではないと、強く否定されなかったから。
生存は絶望的かもしれないけれど

俺も、四谷も
チハヤが死んだ姿は、まだ見ていない。
死んだと決まった訳ではないのだと
お前に、希望を与えたくて。*]
(84) 2022/08/14(Sun) 0:16:49
勢喜 光樹は、メモを貼った。
(a21) 2022/08/14(Sun) 0:25:45

水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。
(a22) 2022/08/14(Sun) 0:41:51

【人】 四谷 隆史

[心細さと、また見捨ててしまった恐怖と絶望と
罪悪感に押しつぶされそうに蹲っていた己を見つけ、
声をかけた貴方の瞳はどこか寂しそうな気がした

一緒に探してくれるという言葉に甘えた
其れから探すうちに彼の目的を知って

それから――……]

[漸く、逃げてきた過去に振り向いて
そして現在を逃げないことに、決めたのだ]
(85) 2022/08/14(Sun) 0:47:55

【人】 四谷 隆史

[ぽたぽた、と手から零れる雫は赤く
病室の床と対照的なコントラストを描いている

まるで彼の命の欠片が零れ落ちるかのようで
尚更に怖くて痛みを覚えたのだ

誰かが死ぬのをではなく、
貴方が死ぬのを見たくなかったんだ>>81

心が、触れた場所から伝われば良いのに。]
(86) 2022/08/14(Sun) 0:48:25

【人】 四谷 隆史

[ぽたぽた、と手から零れる雫は赤く
病室の床と対照的なコントラストを描いている

まるで彼の命の欠片が零れ落ちるかのようで
尚更に怖くて痛みを覚えたのだ

誰かが死ぬのをではなく、
貴方が死ぬのを見たくなかったんだ>>81

心が、触れた場所から伝われば良いのに。]
(87) 2022/08/14(Sun) 0:48:25
        (……。)

(そっと、足から手を離した***は

 ふよりとその場所を離れて彷徨う

         軈て生きながら常世を見る

 おとうさんの、おともだちを見つけることになるのだけど

【人】 四谷 隆史

[生きている、いきている
俺も、セキさんも。

それが、よかった。
それだけでよかった。

血錆の香と、触れた場所の温度が
紡ぐ言の葉が、それを肯定してくれるのだから>>83

でも、流石にぐっちゃぐちゃの顔を見られたら
恥ずかしいものではあったのだけど]
(88) 2022/08/14(Sun) 0:49:10

【人】 四谷 隆史

 勿論!
 一緒に……出よう。ここから。

[お前は、じゃなく一緒が嬉しい。だから俺は強く頷く

チハヤさんだって。もしかしたら攫われただけで
まだ生きてるかもしれない。
それがどんなに絶望的でも
死んだ姿を見たわけじゃないんだ

何時、どうやってここから出られるか、ってのはわかんない
それでも希望が僅かでもある限りは探したいのだ。

(勿論、チハヤさんが怪異の女性と触れ合い
 何を思ったのか――何を決したのか
 ってのは知る由もないのだけど)

でもまずは――]

 ……でも、それは セキさんの
 手の手当て、してからね。

[痛いでしょ。って指摘して
……未だに処置室は怖い。どこか他に手当できる場所があれば。
どうしてもなかったら、チハヤさんに処置して貰った場所に行くしかない。

何にせよ。手当の前にまず止血から始めよう。*]
(89) 2022/08/14(Sun) 0:49:56
四谷 隆史は、メモを貼った。
(a23) 2022/08/14(Sun) 1:03:53

四谷 隆史は、メモを貼った。
(a24) 2022/08/14(Sun) 1:03:53

【人】 名坂愛子

―― →分娩室にて>>72

夢……?これは、夢?

[もしかしたらという心の隅に感じていた可能性。まさか妹に限ってそんなと思いながらもここまで来た。
その結末は、酷くあっけないもの。
どうしてこうなったのか、悲鳴と嗚咽でぐしゃぐしゃになりながら、彼の言葉が壊れかけている心に染みわたる]

そうだ……帰らなきゃ……
妹と一緒に……帰るんだ……

[だんだんと譫言のようになりながらも、その言葉を支えに何とか心を保つ。
慰めるような無数の手も、怖さよりも安らぎを感じる。
調子はずれな歌も、こちらを慰めようとしてくれるのが分かって、少しだけ心が落ち着いていく。

もっとも、それらにすがったとして目の前の現実は変わらない事からは目をそらして]
(90) 2022/08/14(Sun) 1:50:17

【人】 名坂愛子

そうだ、夢……夢から醒めて、早く妹と一緒に家に帰らないと
こんな悪夢なんて……早く、おわらせないと……。

[妹のいない、目の前の現実悪夢なんていらない。
それなら彼の言葉>>74通り、こんな夢を終わらせなければ]
(91) 2022/08/14(Sun) 1:50:37
[お腹の中で何かが大きくなる感覚。
それさえも、こんな絶望の中では気になるものではない。

むしろ何かが育つごとに心地よささえ感じる。この心地よさに身をゆだねれば、きっとこの絶望も悪夢も無くなってくれる……そう感じていた]*

【人】 空虚 タチバナ

― →購買 ―


[結と己を捕らえた影は痛みこそないが、
 身じろぎを封じる程の圧迫感を与える。
 触れ合った腕、服越しでも彼の体温を感じた。

 どれだけ触れ合っても同じ温度にはなれずとも、
 彼の生きたぬくもりが何度も滲んで溶けていく>>79

 長らく感じていなかった、
 あるいは初めて感じる心地よさだった。
 肌を重ねる鮮烈な快感とは違う穏やかさが、
 永久に己を苛み続ける痛みから遠ざけてくれる。

 今この瞬間は、頭痛が心を乱すことも
 混じった誰かの情景が全身を傷つけることもない。

 だから彼が噴き出して懸念が杞憂だと分かっても、
 片手の不便を訴えられるまでは
 拘束が緩まることはなかっただろう。]
(92) 2022/08/14(Sun) 1:55:22

【人】 空虚 タチバナ

[道中、結の語る展望は、
 生者らしく陽光の下を歩くような光景だった。
 当たり前のようにここを離れることを口にする彼。
 想像もしなかった内容に死を湛えた目を見開く。]

  どう……かな。

[命ある彼はどこへ行っても息ができるだろうけれど、
 本来ここに在るべきでない自身は
 この病院に渦巻く怨念や邪気によって力を得た身だ。
 もちろん、己の感情ありきではあるけれど、
 ここを離れても今の質量を保てるとは思えない。

 ――それに、強い力を持つ彼女>>0:1
 彼女が寄りそう彼>>0:0が逃がしてくれるかどうか。
 死者との交流をあまりしてこなかった自身には
 どうにも判断がつかなかった。

 つくづく、何もかも違う存在なのだと実感する。
 捕らえたままの腕の先、繋いだ手を強く握った。]
(93) 2022/08/14(Sun) 1:55:42

【人】 空虚 タチバナ


  そうだな……うん。
  …………結となら、いいよ。

[自分のために生きたままの結をここに閉じ込めたら、
 病気を患っているという彼>>1:2の余命を待たずに
 その命を取りこぼしてしまうかもしれない。
 もしくは精神の方がやられてしまうかも。

 彼の全部が欲しいけれど、
 好まない苦痛を与えたいとは思わなくなっていた。

 だから事実も感情も偽らず、口を閉ざさず、
 ありのままの想いを彼に告げよう。

 痛くないように、少しずつ。
 私を分け与えると約束したのだから。]
(94) 2022/08/14(Sun) 1:55:58

【人】 空虚 タチバナ


  だから……離れるのだけ、やだ。

[どこにもいかないで。一緒にいて。
 やがて新鮮な気持ちがなくなっても飽きないで。
 ずっとずっと、死ぬまで、死んでも、
 私以外を選んではいけない。

 だって、あなたは私だけの獲物ひとだから。

 いつかはこの感情のすべてを彼に明かすのだろう。
 しかし、今はこわごわ様子を伺いながら
 距離を縮めて甘えるだけだ。]
(95) 2022/08/14(Sun) 1:56:19

【人】 空虚 タチバナ

[普段精神病棟ばかりを彷徨い歩いているが、
 さすがに食堂や購買といった目立つ場所は分かる。
 結を案内しながら、彼の話>>82に耳を傾けた。]

  んー……もうよく覚えてないけど、
  ナポリタンは子どもの頃食べてたな。冷凍のね。

[仕事が忙しい母だったが、
 自身が台所に立つことは許されなかった。
 必然的に出来合いの物が食卓に並ぶ機会も増える。
 冷凍食品のナポリタンはメニューのひとつだった。

 なお、女自身に自覚はないが、
 死して既に20年近く経っている。
 つまり女の死と彼の生がほぼ同時期な訳で、
 話の内容によっては時代の齟齬が生まれたかも。
 ところどころ記憶が曖昧なので、
 そう起きることではなかったはずだ。
]*
(96) 2022/08/14(Sun) 1:56:52