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人狼物語 三日月国


205 【身内】いちごの国の三月うさぎ

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[ ────この匂いの持ち主たちは知らないし、知れない。

  貴方が我慢できない獣みたいな側面があることも、
  貴方から与えられる"可愛い"の甘い味も、
  貴方に触れられることで生まれる熱の疼きも、すべて。

  私だけが見られる世界。
  ──…第二ボタンのもやもやは、近いうちにきっと
  昔の思い出話で晴れることになるだろう。
  学生時代はセーラー服だったから、
  私服登校という概念のことを失念していた。 ]


  …………いや、ってわけじゃ……ないです…。
  ただ、その
  聞き慣れなくて、そわそわしちゃうというか、


[ でも、嫌じゃない。
  寧ろ知らない貴方がいる方が嫌だ。

  そんな想いで導いた下腹部、擦る掌の温もりが
  心地よくて身体の力を緩めた。 ]

 

 


  ────── ……  
いわないで、ばか、



[ ああもう、言葉にされると自覚してしまうのに。
  幾夜も重ねた肌と、拡げられ続けたナカは
  きっと今すぐ挿入されても貴方の形になるだろう。

  けれど、他の人の匂いはいや。絶対に、だめ。
  落として、いつもの私と貴方になってから。

  ──……口に咥えられたものが何か、なんてことも
  今の自分はよく知っている。
  「ぁ、」と声を零し、まごついた。 ]

 

 


   ( ……それ、いらないって、
        …………でも だめか、な、 )


[ 今日は周期的には安全な日で。
  間違ってもこの日に被らないように、薬も飲んだ。

  だからゴムもいらない、……けれど
  困らせてしまうだろうか。
  自分を思い遣って毎回欠かさず着けてくれているのに、
  はしたないって、思われはしないだろうか。 ]

 

 

[ ────なんて考えていたら、
  火照った身体が、彼の腕に抱え上げられていて。 ]


  ひゃ、ぁ っ!?


[ 数週間の密かな努力は知る由もない。
  お姫様抱っこの形で抱えられたことを悟り、
  「お、重いですから、!」と必死に訴えるけれど
  抵抗虚しく内風呂まで運ばれる。

  骨格自体が華奢なのと、太りづらい体質のおかげか
  実際は女性の中でも軽い方に分類はされるのだが。
  それと乙女心は全くもって別問題!


  明日から絶対賄いはちょっと控え目にしよう、と
  誓いを立てながら、彼がシャワーで湯をかけてくれるのを
  ぴるる、と小動物のように浴びて ]

 

 

[ ──……ここでいったん別行動、と
  そんな風に事は運ばないのが現実である。

  何故か自分の胸元にもこもこの泡を渡され、
  「?」と同じような角度へ小首を傾げた。
  あれ、この泡は貴方のものでは? ──というように。 ]


  ………… あの、……それは、


[ 手には何も持っていない状態で。
  やわい胸元にもこもこのボディソープを落とされて。

  その状態で、「洗って」と言われるのが何を指すか。
  理解した途端に顔がいちごよりも赤く染まって、
  寄せればたぷ、と揺れる豊かな胸をそろりと抱えた。

  他の人のにおいがついているのは、いや。
  落としてと地団太を踏んだのは自分。
  ────……羞恥で目元も赤らめて、頬を膨らませ、 ]

 

 


    ────…… ばか。 すけべ。
    なにで、 って言わないの、ずるいですよ…




[ こんなの今日だけなんですからね、と
  身体を密着させて、泡を落とされた胸を引っ付けて
  洗うように上下へ動かす。
  どうしても胸の先端が肌と擦れて、甘い息が零れ、
  そのたびに「んぅ、」と声を堪えながら。


  手で洗ってほしいなら、最初から掌に泡を渡すだろう。
  けれど彼は「なにで」とは指定しなかった。
  ────……狙いの正解が何にせよ、
  とんだ意地悪でずるい狼だ。* ]

 

[くるりと輪郭をなぞって、摘んで。
 軽く爪を立てられたら、身を捩って。
 じわじわと快感と熱を引き出されていく。

 半身を湯の上に出しているというのに、
 身体は火照って、吐き出す息も甘く、熱い。

 幾度も往復する指が、ツンと尖りを押して、
 その指を押し返すみたいに膨らみが硬くなって。]


  っ、……ふ、……ぅ、  ンっ、


[湯船の温度に逆上せているのか、それとも。
 彼の愛撫に高められていっているのか分からなくなる。

 ただ、分かるのは。
 胸を擽る髪が、唇が、確実に快楽を与え続けて、
 初めてのときは感じもしなかったその場所で、
 ぬるつく程、先走りを零し、兆しを見せていること。]

[自身のものが張り詰めていくと同時に、
 あまく、腰を揺らしてみれば。
 臀部に彼の勃ち上がったものが擦れる。

 はぁ、と期待に満ちた溜息を洩らして
 焦れるようになったのは、いつからか。
 すっかり作り変えられた身体は、
 彼を飲み込むことを、望んでいる。

 緩やかに髪を撫でていれば、胸元で彼の肩が揺れて、
 笑っているのだと、気づけば。]


  …………、 ……?


[とろんと落ちた瞼で不思議そうに小首を傾けて、
 つん、と、彼の髪を一房引いて。]


  ……ぁッ、 
……ン、



[彼の刀身がぐっと膨らみを増せば、
 臀部に触れる大きさが如実に伝わってしまって。

 ついと、塞いでいたはずの唇から甘い声が、零れて。
 また、自身の手の甲で、唇を塞ぐ。]

[溜息のような吐息を零して、見下ろせば。
 前髪から雫が落ちて、彼のこめかみを濡らす。]


  
おっきく、なってる……、



[確かに分かる育ち具合。存在感はさっきよりぐっと増して
 柔らかな肉肌を突付くから、目尻を染めて、呟いて。

 まだ、だめ、と訴えたその場所の近くを、
 彼の刀身が擦るから、は、は、と短い呼吸が解ける。

 ほんとうは、触れてほしい。
 けれど、口にするもの憚られるし、
 触られたら、すぐに達してしまいそうで。

 
言えない。

 

  ……は、ぁ…… ッ、
 

[代わりに、彼の胡座に跨がるように沈めた腰、
 少し浮かせて、姿勢を変えて。
 双丘の合間に彼のものを挟み込むようにして、
 体勢を変えたなら、後孔と会陰を刀身に当てて。]


  ……ンッ、 ……ぅっ、
  は、ッ……ぁ、ッ ……ァ、


[緩やかに腰を上下に揺らめかせたらば、
 ちゃぷ、ちゃぷと二人の間から波が広がっていく。
 
 さっき彼の指が触れた場所が、彼のもので擦れて。
 気持ち悦くて、生理的に浮かんだ涙が溜まる。

 一度、気持ち悦さを覚えてしまったら、
 止まれなくて、声を堪えながら、波を何度も作って。]

[一緒に高め合うように、ゆっくりと。
 快感をじっくりと拾っていく。
 湯が張っている分だけ動きは緩慢で、遅く。
 空気に触れるよりも、少し感じが鈍い。

 きゅう、と彼の頭を抱き込んで。
 抱き込んだ手が、彼の耳を掠めたら、
 彼からも感じ入る声が聞こえて、堪らなくなる。

 抱き込んだ頭がもぞりと動いて、
 粒を育てた彼の顔が上がって、反対側へ。
 どちらも、と同様に育てるみたいに唇が降りて。]


  ……ぁ、ッ、 ……ンッ、
  
だ、 め 
ッ……、


[感じ過ぎると、思わず出てしまう否定の言葉。
 だめ、はイイ、ってことはもう知られているのに。
 更に頭を抱き込むみたいに胸元に押し付けてしまう。]

[自分の内も外も彼女によってつくられて。
じゃあ彼女は?というと。

こうやって自分のことを思って服を選んでくれるし、
自分が初めて抱いた時から身体つきもどんどん自分仕様に変わってくれている

狼同様、白うさぎもたった一人のつがいの為に内も外もつくられている。

変わるご褒美に欲しいものは互いの愛。
そしてそれをごはんにして、また変わることができる。]

[自分にとってはフィクションでしかなかった「第二ボタンイベント」、
真白にとっては自分が初恋というのを聞いてはいても、
彼女に渡そうとしたやつはいたのではないかと思うと
想像だけで面白くないから、後日自分が私服だったことも含めて
話す機会はあるだろう。

同じ場所に「帰る」日が続くようになったら、
卒業アルバムも見たいし。
セーラー服が出てくるなら着てみて欲しい。


自分の中にこんなに慾が肥大する余地があったのだと自分でも驚いている。]


 その「そわそわ」は、「感じてる」ってことだよ。
 耳が覚えたら、ちゃんとこの奥が「欲しい」って反応してくれる筈。


[自分が発した卑猥な単語に嫌悪がないなら、子宮を外から撫でながら都合の良い解釈を植え付けてしまおう。
行儀が悪い日がこれからは来ないなんて言ってないしね?

それに自分は知っている。
真白はもう既に、達する瞬間に「イく」と声に出せるということを。]

[それでも避妊具はまだ扱うのは自分主体。
口元に咥えて抱き上げれば間近に見える訳で。

中央に丸く凹凸がある。
口径は普通サイズ。
でもこれ以上のサイズがあるなんて、彼女は知らなくて良いこと。
より長いものがあることも、一生体験しなくていい。]


 ん? ――んん、


[狼狽えたように見えたのを、近くで見た所為かと思った。
「駄目な日」はちゃんと教えてくれるので、そこから計算すれば
周期は大体把握しているけれど、絶対なんてものはないし。
服薬までは、知らないので。

セーフティセックスは信条だ。
つまりは、今までこの性器は直に女の胎を擦ったことがない。]


 重くはないけど、初心者だから上手くなくて。
 絶対落としたくないから掴まっててね。
 ちゃんとコツ掴めるまで。


[今日だけではないということ。
勿論好きな男にされるのは初めての真白には衝撃の展開だっただろう。
だが諦めて慣れてほしい。
好きな女の子を腕に抱えられるという幸せを感じている男の顔、
その位置その角度からよく見えるでしょう?

時間にしてほんの数十秒。
無事に下ろしてシャワーをかける。
内風呂だからか普通の湯だ。予め適温なのが嬉しい。]

[そして手から胸へと渡した泡の意図はどうやら察してくれたようで。
頬を膨らませながらも結局触れてくれる。
立ったままだから洗える範囲は少ないが、上の方は掌に残った泡で自ら清めておこう。]


 心理学のテストもきっと満点だね。優秀。


[ずるい出題者は笑ってされるがまま。
背を向けて、上半身をぐるりと泡塗れにして貰う。]


 乳首ずっと起ったままだから、コリコリしてる。
 擦れて気持ちいいんだ?
 可愛い、僕、も。きもちぃ、


[一周泡がついたなら、下半身までは要求しない。
「ありがとう」と身体を離して、残りは自分で、と備え付けのボディタオルのパッケージを開けた。
2枚入りの片方を真白に渡せば、自分がつけられたこの泡を真白に返すつもりはないことがわかるだろう。]

[天を衝く剛直を洗えば自分の手でも気持ち好くなってしまうのを恐れたが無心を心掛けた。
恐れて洗いが甘いのは許せないので。

内風呂にいちごの香りのボディソープ。
流石双方の商売に乗っかっているだけのことはある。]


 におい、消えた?
 確かめてみて。
 一緒に流すから。


[抱き寄せてシャワーを流した。
互いの身体を覆う白い泡が消え、火照った肌が露わになる。

真白の合格は得られただろうか?
同じ匂い、と此方も鼻先を近づけつつ。

棚から別のパッケージを取り出して。]



 毛先ちょっと濡れちゃったね、ごめん。
 髪の毛は後にして貰っても良いかな?


[シャワーキャップに抵抗があるなら、ヘアバンドで上に上げてもらうとか別の方法を考えよう。
とにかく髪の毛の処遇は自分よりも彼女の方がきちんとできるだろうからお任せだ。

その間、視線は設置されたもう一本のシャワーを捉えていた。**]

[ 苺みたいに、真っ赤になるそこ。
 デザートをいただく時、みたいに
 じわじわとゆっくり、愛撫を施すと

 腹のあたりで、ひくひくと、刺激を求めて
 擦られるそれに気づいた。


 初めて抱いた時にも、片鱗は見せられていたけど
 キスと、緩やかなふれあいと、胸の尖りへの刺激。

 それだけで、とは言うまい。言えない。

 いつだって、どこを愛撫する時だって、
 感じて欲しい、啼いて欲しい、気持ち良くなってと
 唇を通して、指を通して、伝えていたつもりで。 ]

[ その結果、愛されるのが上手に
 なってしまった。いとしい、みだらなからだ。

 それを愛しさと呼ばず、なんと呼べば
 いいのか。

 君がそれを知っているなら教えて欲しい。 ]

 なってるよ、
 そんな気持ち良いって反応されたら。 

[ 笑った事を不思議そうに見ていたから
 ぐ、とそこを押し付けてやると、
 おっきく、なんて言うものだから、
 尚更押し付けるようにして。

 君で感じて、こうなってる、
 分からせるように、腰を揺らして。

 水中では重さなどあってないようなもの。
 ゆっくりとした動きは、突き上げるときの
 それと似た動きで。 ]

[ まだ、だめ、とそう言われて
 舌の根も乾かぬうち。

 短い呼吸で、染まる目尻で、変わった姿勢で

 限界が近いことを連想させるのに、
 言わない、から ]

 ――あ、
それ、 ちょ、  ン、

 
[ まだもう少し、ゆっくりってそう思っていたのに
 柔らかな肉の合間に挟まれたら、
 焦るような声が出る。

 それでも緩やかに動く腰は止まらず
 ちゃぷり、ちゃぷりと跳ねるお湯が肩を、耳を
 濡らして ]

[ 散らばったものを掻き集めるようじゃなく、
 ひとつひとつ、拾うように。

 高まっていく快楽から、逃げられようもない。
 抱き込まれた腕が触れるだけでも、
 びく、と体が震えるほどに、体ぜんぶ、
 飲まれていくようで。 ]

 俺のが、ダメかも、

[ 更に抱き込まれて、呟いて、
 また尖りを食んで。

 
――そこで漸く気づいたのだが、

 
もう取りに戻る余裕なんて、ない。
]

[彼と身体を重ねるたびに、少しずつ。
 開かれて、慣らされていった身体は、
 小さな快感も拾える程敏感になって、恥ずかしい。

 なのに。
 
 身悶えて、啼いて、縋るたびに、
 褒めるみたいに彼が頭を撫でて良かったね、と言うから。
 まるでそれが正解だったみたいに覚え込まされて、
 快楽に従順になっていく。
 
 一度外れた箍は、際限が効かなくなってしまう程。
 淫らに、彼を求めるようになって。

 自分がこんなにも貪欲で浅ましいとは思わなかった。

[だけど、そんな俺を彼は。
 かわいいと、いとしいと言ってくれるから。

 涙を散らして縋ってしまう。
 もっと、と口に出せるまで数ヶ月。
 口に出せなかった分、身体は素直に、
 彼を求めてしまうけれど。――呆れないでほしい。

 善がる俺を見て、形を大きく変えて。
 硬くなったそれを押し付ける。
 反応を喜んでいる彼に、きゅう、と胸が疼いて。

 髪に頬を擦り付けて、甘えて。]


  ……ぁ、ぁんッ
 ……ゆらさ、ないでっ……



[自らも腰を擦り付けていたのに。
 彼にされたら、それ以上感じてしまうから。
 身体の奥が疼いて、後孔を突付く熱さに身悶える。]

[焦れったいけど心地いい快感の波に飲まれて。
 腰を揺すって刺激を求め、瞳を伏せる。
 ぱた、ぱた、と髪から溢れる水滴が湯に幾度も落ちて。

 気持ちいい、しか考えられなくなっていく。
 もうちょっと、もうちょっと。]


  は、ッ……ぁ、ンッ、
 …ンッ、 んっ


[入り口を擦るだけの淡い刺激を求めていれば、
 直接、昂りを会陰に擦られる彼のほうは、
 きっつかったのか、上擦ったような声が聞こえて。

 少しだけ、動きを緩やかなものに変えて。
 それも、次第に完全に止めて。]


  ……、……ン……、?


[とろ、と蕩けきった表情に映る瞳は。
 しとどに濡れて彼を映し出し、ぼうっと呆けた頭は、
 うまく思考が回らなくて、こてりと首を傾げて問う。]

[後孔を擦り上げる先端から、ぬめりを感じて。
 彼も感じているのだと分かって。
 抱きしめた身体が、僅かに震えただろうか。

 だめかも、という声に。]


  ……ん、  ……ぁ、ッ


[今度は問いかけるではなく、相槌の音を重ねて。
 抱き込んだ頭が、動きを制するみたいに粒を食むから、
 びくん、と背を丸めて、はふ、と吐息を逃がす。

 表情も頭も、これ以上無いぐらいに蕩けたのは。
 今まで、きっと彼も見たことがないくらい、あまい。]

[ 持って生まれたもともとの、
 ではないのは承知済み。

 肌を重ね合ううちに、覚えてくれることを
 褒めるように、良かったねと重ねて、
 心だけじゃなくて、体も、好きになって
 くれて、――そうして、俺は自分の瑕も、
 どうでもいいものじゃなく、好きになれた。

 底なんてなくとも構わない。
 際限など、決めたい人が勝手に決めればよろしい。

 奥の奥、君も知らなかった君と出会う度、
 何度だって、恋する気持ちを知っていくから。 ]

[ 恋を覚えた体はときどき、
 焦がれて焦れて、疼きを君にも
 知らせてしまうけど。

 ――呆れはしないだろう

 この温度を教えたのは君で、
 手を取って二人、溺れてきたのだから。

 甘える君が、あまく、なく。 ]

 可愛い声、――…もっと、欲しいな

[ ちゃぷん、ちゃぷん、泡立つほどでもない
 水音のまま、揺すり、揺すられて。

 次第に追い詰められていって、
 お湯の中、とろりとした先走りの蜜が零れて ]