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人狼物語 三日月国


98 【身内】狂花監獄BarreNwort【R18G】

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 自室に戻って来た。何一つ変わらない……否、とある人物と話をするために用意したものがいくつか減った机を見た。此処だけはかつての名残がある。手錠や治療ユニットがそれに該当するのだが……よく探せば、サイドボードに置かれていた。清掃用ロボットが片付けたのだろうか。

 机の上に並べたものを全て片付け終えると、代わりに刀と銃を並べてメンテナンスの準備に取り掛かる。その前に、端末に何か連絡が来ていないかも確認を始めた。

「……ああ」

 そういえば、自分はこの後処刑されるのだったか。

 どうせ死んでまた蘇生を受けるのであれば、武器に装填する血液を抜いてもいい気がする。先の騒動で予備のカートリッジをかなり消費してしまったから。
 頭はひたすら淡々と今後の計画を組み立てていく。

 胸の内側も、表情も。
 何もかもがいつも通りだ。

小さな声で歌っている。

童謡を歌っていたけれど途中からやけにリズムのいい歌に変わったかも。ダダンダッダダンダッカンカンカン。

カウンセリングの続きを受けなければならない。

禁じられていた能力の使用についての取調を受けなければならない。

……約束が果たされますようにと、祈っている。

己の祈りが届かない事をよく知っている。

手帳を確認する。幾つかのページを破いて、更に千切って捨てた。

最も捨てなければならないページを破いて、捨てようとして、一旦止めた。

破いたそれを小さく折り畳んで、懐にしまった。迷いなく殺せる証拠になるかもしれなかったから。

与太時空でいきなり踊れとのフリップを押し付けられた。叩き割った。

処刑ってそういう???と思った。与太時空だ。

叩き割ったフリップを丁寧にミズガネとアマノに渡した。仲良く半分こだ。与太時空です。

ちなみにダンスの才能は10くらいある。

与太時空で踊のフリップを受け取った。どうしろっていうんだ。

俺軍人だから他のことできなくても仕方ないんだ……という顔をしている。

俺負けるからタンバリン叩く……の顔をしている。しゃん……しゃん……

94ぐらい踊れる。

ブレイクダンスで79回転くらいした。

お歌を歌います。

チャンドラは、与太月からお告げをもらったので踊るらしい。15%くらい踊った。
(a93) 2021/10/13(Wed) 21:27:14

貴様らダンス上手いんだな……って顔で与太時空でタンバリン叩いている。しゃん……ぺしょ……

チャンドラは、故郷の踊りどんなだったっけな…。首を傾げている。
(a95) 2021/10/13(Wed) 21:28:06

ダンスパワー!38くらい

ダビーと一緒にしゃんしゃんします…………

ダンスのうまさこのぐらい 11

ニアとしゃんしゃんしゃん……

ぺしゃん…

チャンドラは、ダンスパワー自体は34くらい
(a97) 2021/10/13(Wed) 21:30:42

キンウにもタンバリンを差し出した。一緒だね……

お揃いのニアからタンバリンを受け取った。しゃんしゃん…

よく見たらお揃いはイクリールだった。タンバリン係である事は変わらない。しゃんしゃん。

「時間だ」

 男は自室を出る。
 役割を果たす為に。

 処刑室へ向かう男の様子は、"いつも通り"だ。
 無機質、無表情、無感情。
 機械人形めいた様子で、足を運ぶ。

 処刑室。
 男は淡々と銃や刀を下げていたベルトを外しながら淡々と答える。

「特別な死亡条件は何もない。ただこの期間中は看守長からの強化の恩恵を受けているから、特に強化を得ていない者が傷をつけるのは少し骨が折れるだろう。
 ……従って、力のない者の為に許可が降りるならこの処刑の間だけ強化を解除できないか看守長に申請しよう」

時間を見る。ああ、もう、こんな……

漂う身体は移動を始める。映像だけでは全ては見通せない。
だから、"事実"を見据えるために……処刑室まで。

「…………、」

本当は嫌だなあ、なんて言葉にしても何も変わらないから。静かに漂い辿り着く――――

【人】 紅月夜 チャンドラ

ヒールの音はいつも通り軽やかに。

けれど処刑室へと向かう兎は少しぼんやりと。
思考しながら歩んでいく。
(220) 2021/10/13(Wed) 21:46:31
今回は唐突な乱入ではなく、最初から処刑室に訪れている。
行くかどうか迷いはしたものの、結局行くことに決めたらしい。

自分で思っていた以上に、妙に落ち着かない。
けれど、その方があの男にとってはいい気がする。
だからこそ足を運んだ。



「看守長。貴方様の寛大な御心に感謝を」

 一礼をして、上等な革の手袋をするりと抜き取る。褐色の指を彩っていた指輪に唇を寄せて、強化装置の電源を落とした。これでもう、男は何の特徴も持たない一般人でしかない。

>>チャンドラ

「……チャンドラ様。俺が処刑を終えて蘇生が完了するまでの間、刀と銃を預かっていただくことは可能でしょうか?

 俺の命の価値などこの宴で消費される程度には安いもの。一度壊れたら腕の良い技師がいる国まで行かなければならないこの武器達のほうが、俺よりよほど価値がある」

 先輩の姿を見つけたならば、男はそのまま武器を預かってもらえないか進み出るだろう。

「加えて言うが、ゲームに脱落している者も処刑に参加したければするといい。俺のことを憎んでいる者だっているだろうから。
 全て、貴様らに任せる。俺はその全てを拒まない。
 …………もっとも、苦痛に顔を歪める以外にたいして面白い反応などは出来ないと思うがな」

 淡々と、無機質に。その翡翠に何も宿さないまま男は静かに説明を行った。

 アマノ
ちら、と。そもそも"こうなった"原因の一つでもあるのであろう青年があなたの方を見る。

「……。構わねえけど、」

気になるのは、それ以上に成した後のあなたの心情だ。

【人】 紅月夜 チャンドラ

>>+94 ダビー

「……武器は、ちゃんと預かるけれど。この宴にいる全員、命の価値は同じだよ」

貴方の武器を万が一にも壊してしまわぬよう、貴重品をしまうためのキューブを呼び出して応じる。
(225) 2021/10/13(Wed) 22:03:37
キンウは、どこかぼんやりとした月光を気にかけながら処刑室へと来ていた。
処刑へ参加する事はないけれど、見届けようと思った。

……この処刑の後、中断されたカウンセリングの続きが行われる。

ダビーの言葉の通りに来ている。だが憎んでいるのかは、自分でもよく分からなくなってしまった。

チャンドラ

「ありがとうございます、チャンドラ様」

 一礼をする。乱れのない動作は、思考せずとも体に染み付いているものだ。

「……それと、申し訳ございませんでした。俺は貴方と、貴方と主従関係を結ぶ者たちを傷付けた。もう俺から彼らに何かすることはしないと誓いますが……罰なら、いくらでも受けます」

 それだけを告げて、男は処刑室の真ん中へ戻っていった。

「悪と呼ばれる少数は、善でありたい多数の為に生かされていると知った。
 善であると主張する誰しもが抱える悪性を満たすための、消費され貪られるための贄として」

 それならば、俺と言う悪も生きていても許されると思っていたのだが。人を怯えさせ、傷つける時点でそれは害なんだ。

 死んで、頭が冷えて、考えて、着地した考えだった。
 
この場処刑は真っ当な贖罪の場じゃないと知った。
 外の人間が俺たちを貪り、飢えを満たす為だと。そしてここで生かされる悪の餌の為なのだと。

同じように貪ることが出来るなら、それでいい。俺と言う欠落者もまた、間違いであると知りながら貪らずにはいられない。

 けれどそうでないのなら、それぞれ此処にいる理由を見出してくれ。
囚人たちを管理すべき看守として……俺はそれを望む。

──では、始めよう 。


 男は、処刑台に上がる。

【人】 紅月夜 チャンドラ

>>+98 ダビー

「…君は、きちんとアマノを止めてくれたからもう怒ってはないし、約束もしてくれるなら僕は満足なのだけど。
……お願いしたいことはあるから、それは頼もうかな」

少し思考して。処刑室の中心へ戻る貴方を見送った。
(228) 2021/10/13(Wed) 22:14:17
メサ

「S-586。処刑が決まった以上、俺は処刑対象者として死ななければならない。
 故に、死にたいか死にたくないかで言えば役割を全うする為に死にたいと答えよう」

 男はメサの言葉に反応した。淡々と答える。

「だから最終的な判断は貴様に委ねる。この場は貴様らの為に存在するものだから」

【人】 紅月夜 チャンドラ

「……二人が先いくかな。その後は僕もいってもいい?」

構えるのは鞭ではなく、鎌だ。
今は星空の色をしたそれを担ぎながら。処刑室にいる人々に声を掛ける。
(232) 2021/10/13(Wed) 22:22:52
トラヴィス

「トラヴィス様。はい、伺いました。でも、必要だったからそうしたんでしょう?俺が人の歪みを貪るのも、俺が俺として生きる為に必要だからです。看守として良くないことをしたという事実は変わりませんが」

「……そうですね、残念ながら貴方の苦しむ顔が好きです。愛したくてたまらない。
 ですからどうぞ、俺のためだと言うならば。苦しんでください。俺はそんな貴方を、愛しましょう」

 男の言葉は本心だ。
 けれど声色から表情に至るまで何もかもが冷え切っている。

 例外の一人を除いて、他人に歪みを見せてはならないと判断してしまったから。

ナフ

 無機質な翡翠色が、柘榴色を捉えた。
 殺意や害意には一瞬唇が震えたが……すぐに眉間に皺を刻んだ。
一度戦った時となんだか、違和感があるような……。


 思考が働くも、それは容易く一蹴される。

「……ッが、ぅぐ…………ッ!」

 脇腹に強烈な左脚が突き刺さる。きっと悪魔を気取った男の脚には、肉の下にある骨が折れる感触が伝わったことだろう。
 吹き飛んだり転がったりこそしないものの、いくつもたたらを踏んで体を折り曲げた。

 咳き込み、呼吸を数回繰り返して──

「……次」

 ──男は、感情を削ぎ落とす。

ナフを避けずに受け止めた。

トラヴィス

「ぃ」

 機械めいていた男の顔が痛みに歪む。
 右腕が瞬く間に赤色に染まっていく。

「……っ、ぎ、ぁ、あ」

 解体されている途中から、男は冷や汗が止まらなくなるだろう。呼吸が浅くなる。
 それでも男は翡翠を先輩たる看守に向けた。無機質が少しだけ揺らぐ。手が震えている。いつもの笑みじゃない。

 ──ああ、可哀想。
 ──ああ、可愛らしい。

「……、ぅ、どう、ぞ。お好きな、よう、に」

 それでも男は唇を引き結んだ。自分のこれは、外に出してはいけないのだ。

トラヴィス

「ッい゛、ぁ、ぐ、……ぎ、トラ、……ぃ、さ、ま……い、ぁ、あ゛、あ゛」

 言葉が溢れる。心がどれほど歪んでいても、体は苦痛を受け入れられるようには出来ていない。
 貴方の話を聞こうにも、自分の叫びが邪魔をする。貴方の顔を見ようにも、自分の涙が邪魔をする。

 耐え難い叫びを上げながら、歪んだ視界で自分の腕が自分の知らない姿になっていくのを目に焼き付ける。
 乱れる呼吸を繰り返しながら、貴方が崩れ落ちるまでを見届ける。

「…………、…………」

 はく、と唇が震えた。言葉にならない。笑みの形にもならない。けれど、その瞳はほんのかすかに細められていた。

トラヴィスの行いを目に焼き付けた。

メサ

「…………?」

 最早無機質さを纏えなくなった表情で模範囚を見上げる。頭に手を添えられれば、看護生の最期が脳裏をよぎった。

 ……が。

*べちん!!!*

「ッ!?!?!?」

メサ

 痛いことには痛い。死ぬほど痛い。頭にヒビが入ったんじゃないかと言うくらいには。

「……ッ、…………?」

 右腕は削り取られて役割を失っていたから、左手で額をおさえる。それまでにも耐え難い痛みを受けていたのだから涙が止まらなくなっているが、思わず目を丸くして、その場を離れるメサを見ていた。

 ああ、彼は変わったんだなと。激痛に飲み込まれる一瞬の合間に、そんな感想を抱いた。

メサをぽかんとした様子で見送った。

処刑が執行されていくのを見る。

こうなった要因は自分にもある。
そして、結局自分がこの男をどう思っているのか、答えは出ない。
ただ、彼を憎悪し何度も加虐し殺害した自分に、その死を悼む様な資格は無いのだろう。

けれどこの正体不明の痛みが、この男が心から求めて止まないだとも知っている。
だから、この場所に来ている。少しでも"いい気分"で死ぬ方が良いという、己の自己満足のままに。

武器棚から少し迷った後、結局"あの時"と似た様なナイフを、けれど形状は違うものを選ぶ。

――思いだす。過去に何度も暴力を振るわれた内の、一つの記憶を。
その時の痛みと恐怖の記憶と、今からそれをこの男にするのだという、理由も何処から来るのかも分からない忌避感と恐ろしさ。


処刑対象の元に歩み寄り、その左手を取って。
掌の中心に向けて、得物を
突き刺す



「…………、」


青年の額に、冷や汗が滲んでいる。
己の中の毒の様な感情が、内に潜んだ憎悪と狂気が、酷く想起させられる。
それはあなたへの贖罪にもならない。その行動に意味などない。こんなゲームに餌以上の意味などない。これはただの自己満足だ。


……得物を引き抜いて、それで。反逆者は後ろに下がっていった。

ミズガネ

 緑青を見た。濡れた翠色はトラヴィスを一瞬笑むように細められたけど、貴方の一連の動きを見る頃には元に戻っていた。

 手を取られる。きっともう温かさなどだいぶ失われていたけれど、それでもまだ生者としての温度は残っているだろう。

 生きている手をナイフが貫く。

「…………ッい゛、……ぁ……!」

 表情が歪む。言葉にもならない音がこぼれる。
 手を眺めようと顔をほんの少し俯かせれば、その際にも涙や脂汗は静かに落ちていった。それから、貴方の顔をまじまじと見つめる。

 少し思っていたものと違った。もっと憎んでいるかと思っていたのだ。

 苦痛の表情の下に疑問を隠しながら、男は叛逆者が下がっていくのを見送っただろう。

ミズガネが何を思っているのか分からない。

【人】 紅月夜 チャンドラ

「あ〜、皆ずるい、早い…
いや、ぼうっとしてたのが、いけないのだけど。僕もいく…!」

ダビーの真横に着地するよう狙いをつけて。思い切り踏み切る。煌めく三日月は暁の色に。
一刀両断とはならぬよう、腹部…その片側を狙って鎌を振り抜くだろう。

「…あとででも、返事はきかせてね」
(243) 2021/10/13(Wed) 23:36:49
チャンドラ

 紅い三日月が閃く。

「……ッが、ふ……ッ!」

 男の体がくの字に折れ曲がる。大きく開いた傷口からは、暁とは程遠い赤色がじわじわと広がっては地面を濡らした。

 その口からはまともに言葉が紡がれることなどなく。ただ浅い呼吸を繰り返すばかり。
 
何かの囁きにはほんの少し反応を返して。


 どれだけそれを繰り返しただろうか。それでも未だ倒れることなく立ち続け、血の気が引いた顔で次の執行者を待つ。もう視界はまともに見えていない。内側まで冷え切るような寒さが、身体中を這い回る。

見守っている。見据えている。ここに存在する、その事実、その全て。

心配そうに周囲を見ている。それだけだ。

アマノ

 執行人決闘相手が眼前に立つ。
 既に男は生命を流し続けて寒さに震え、呼吸もろくに行えず、最後にやってきた者だって暗い視界と耳鳴りのせいできちんと捉えることが出来やしない。

 ああ、そのターコイズが濁る瞬間を見たかったのに。

 腕を振り上げたのは見えた。得意の雷は使わないのか。それじゃあ貴方も痛いだろうに。

 ──大変に、愛おしい。

「ゔ、ぇッ………………」

 殴られる。

「……ぁ、ぎ…………ッ!」

 殴られる。殴られる。

「…………、………………っ、………………」

 殴られる。殴られる。殴られる。
 何度も、何度も何度も何度も何度も。

 皮膚は変色し、臓器は潰れ、骨は砕け、人はただの肉塊へと変わっていく。

 地に転がって、まともに動けなくなって、たしかに目の前に死が近づいていることが分かっても。男は、全てを受け入れるように抵抗しなかった。
 どれくらい経ったのだろう。貴方の拳が真っ赤に汚れて暫くしてから、処刑対象は物言わぬ死体へと成り果てた。

 知性の犯罪者によって行われた原始的とも言えるような執行は、恙無く終えられたことだろう。

チャンドラに一つ約束をした。

アマノから貰う全てを受け入れた。

 ナフに脇腹の骨を折られ。
 トラヴィスに右腕を骨になるまで削がれ。
 メサから頭に強い衝撃を貰い。
 ミズガネに左手を貫かれ。
 チャンドラに腹部を切り裂かれ。
 アマノにひたすらに拳を振るわれた。

 このうち何人が心の中で苦悶の声をあげただろうか。
 たまらなく可愛らしいと思う。たまらなく綺麗だと思う。

 無機質を装ったその顔の下で、男は執行人たちに等しく微笑んだ。やはり自分は整えられた美しいものより、歪なものを大切にしたいと思えてしまうのだ。

 日陰に追いやられたものが、どこまでも愛おしかった。

もう動かない。

事切れるその瞬間だけ、笑い声に似た吐息をこぼした。

処刑された。

見届けた。全てを。

いつも通り、無表情で、無言のまま。その場を去って行った。

【人】 紅月夜 チャンドラ

「………蘇生前にやりたいことあるこは?」

申請の準備をして。けれど、声を掛ける。
部屋の中、皆へと視線をなげた。
(248) 2021/10/14(Thu) 1:34:09