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人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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【人】 XIV『節制』 シトラ



  アリアちゃんは、
  わたしに付き合うんじゃ……なく、て
  アリアちゃん自身が、
  一番良いと思う道を……選ぶべきだ、って


  ──そう思う、のに

  これから先も、ずっと
  わたしの傍に……居ても、 欲しくて…………


[ ぱたぱたと、足元の薬草に雨が降った。

 彼女にしては珍しい類の話をしたからか
 アリアちゃんの視線は面映ゆげに逸らされている。
 それを良いことに、雨は地面を濡らしてゆく。]
 

  もし、世界が壊れることになってしまっても
  わたしは、この世界に残る ……よ


[ 箱庭には、行けない。そうはっきりと口にする。]
 
(79) 2022/12/20(Tue) 15:19:50

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 本当にいいの? 後悔はないの?
 どうしてそこまでしようとしてくれるの。

 それを改めて問う勇気はわたしにはなくて
 わたしは臆病で、狡くて、淋しがりで ]



    ──最後まで
       傍に居て、欲しい、の。



[ あなたを開放すべきなのに解放してあげられない。
 あなたが拒まないのならば、

 その手は、神様にだって譲れない。]**
 
(80) 2022/12/20(Tue) 15:20:29
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。
(a21) 2022/12/20(Tue) 15:34:58

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

―――売店:フォルと

[ 小さく謝る声>>30にゆるく首を横に振った。
 急に結論から話したのだから、
 真意が伝わってないのは仕方がない。
 そしてきっと私もフォルの真意を汲み取れていない。

 だから今こうして、話し合おうとしているのだ。

 『行かないよ』

 その5文字をきいたら、肩の力が抜けた。
 続く言葉>>31に一瞬目を見開いたけれど、
 彼が考え込む様子を黙って見守った。]
(81) 2022/12/20(Tue) 16:41:29

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

[ それから、小さく笑って話してくれる彼を、
 じっと見つめて。

 生きててほしいのはお互い様で、
 私もフォルが箱庭に行くなら止めないし、
 彼が望むことは叶ってほしいって思ってる。

 でも…]

 …そうよ、ひどいわ。

[ そう責める言葉を吐いたら、
 約束のことだと思うかしら?
 もちろん約束を破ろうとしたこと、
 考えると胸が痛むけど。]

 私は、フォルにシャルって呼ばれるのが一番好きなのに、あなたは他の誰かに任せようとしたの?ひどいわ。

[ 誰でもなくあなたに。
 
 いつもの軽口に応える時の、拗ねた振り。今のあなたが、どう受け止めるかはわからないけれど。]
(82) 2022/12/20(Tue) 16:42:53

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

[ そしてまた俯くあなたを見つめながら、
 私は立ち上がった。
 思い詰めた表情をしてしまったかもしれない。
 それからあなたの隣に座って、そのまま抱きついた。]

 …ずっとこうしてみたかったの。

[ 少しずつ増えていった売店の書籍の中に、
 恋愛小説が何冊かあって、それが私の密かなお気に入りで。

 でも、恋とか遠い世界の物語で、
 自分には無縁だってずっと思っていたけれど、
 もしできるのなら、その相手は──]

 
…でも、ちょっと違う…?


[ 違和感があるのは、体勢的に無理があるせい。
でも、一度くっついてしまったら、
もう離れたくなくなったから、
彼が動かない限り、不自然に抱きついたまま。
彼の体の冷えや震えに気づいてしまったら余計に]
(83) 2022/12/20(Tue) 16:46:13

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

 約束は、まだ有効?

 なら、付け足したいことがあるの。
[今まで当たり前すぎて、あえて口にしなかったこと。]

 死なないで。
 私より長生きして。
 ほんの少しだけでもいいから。
 私のすぐそばで生きて。離れないで。

 …最期まで一緒にいてほしいの**
(84) 2022/12/20(Tue) 16:47:12
III『女帝』 シャルレーヌは、メモを貼った。
(a22) 2022/12/20(Tue) 16:55:37

【人】 XIV『節制』 シトラ

── 選択の時


[ どうしても寝付けずに、わたしは日記帳を取り出した。
 文字と文章の練習を兼ねて書き始めた日記帳は
 早数冊目になっていた。

 日付が新しくなる毎に字が整い、文は長くなり
 アリアちゃん記録で埋め尽くされていた日記に
 記されるひとの名前が増えてゆく。

 編み上がったセーターを、
 フォルスさんに見せに行ったときのこと。

 売店奥のスペースで
 あまいカフェオレをいただいたこと。

 タナトスさんに、字を綺麗に書くには
 どうすればいいか尋ねてみた日のこと。

 マドカさんとユグさんに、おすすめの本を
 教えてもらいに行ったときのこと。

 エーリクさんに初めて会った日のこと。

 キュリアさんに、編み物以外の
 お裁縫を教わりに行ったときのこと。

 カルクさんに慰めてもらった夜のこと。]
 
(85) 2022/12/20(Tue) 16:56:33

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 植木鉢を運ぼうとして落としてしまったこと、
 包丁で手を切ってしまったこと、
 クッキーを焼こうとして焦がしてしまったこと、
 お皿を洗おうとして割ってしまったこと。
 話そうとしてくれた誰かが居たのに、
 泣き出してしまってうまく話せなかったこと。
 
 失敗も後悔も懺悔も詰め込まれたそのノートは
 同じくらい楽しかったこともすべて呑み込んでいる。
 言わば成長の記録。眺めていると少し落ち着く。
 
 不意に、窓を開けてはいないのに
 カーテンの裾が揺れたような気がした。
 窓の外を見上げれば冴え冴えとした月が
 柔らかな光を放って、こちらを照らしていた。

 ……もしかしたら、誰か起きているかもしれないし
 この景色を見るのも最後になってしまうかもしれないし
 夜の散歩に、出かけてみようかな。

 そのひとの後姿を見つけたのは
 廊下を歩き始めて、すぐのことだった。>>3:3]
 
(86) 2022/12/20(Tue) 16:56:36

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 悲しむひとが少しでも少ない方がいい。

 そう思った時点で、答えは出ていたのかもしれない。
 わたしの選択は最初からほとんど決まっていたし
 神様を前にしたいまも、答えは変わらない。


  けれど、

  わたしはきっと、いまから
  このひとを悲しませてしまう。

    悲しませたくなかったはずの、このひとを。



 襟を正し、長い上着の裾をぎゅっと握った。]


  …………、
  わ わたし、

  ……わたしは──── **
 
 
(87) 2022/12/20(Tue) 16:56:42

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―朝:玄関ホール―

[ 世界を滅ぼすのはやめにしよう。

神からその言葉が出てきた時、クロが感じたのは安堵。>>3

証持ちたちの多数が世界の崩壊を選ぶなら、それも仕方がない、その考えを支持しよう。クロはそう考えていた。だから、積極的に世界を守りたいとは主張しなかった。

……でも。
本音を言えば、別に世界に滅んでほしくはなかった。
人がたくさん死ぬのは、やっぱり嫌だし。

裏切られ、切り捨てられる痛みを与える側にはなりたくなかった。だってそれは、とても悲しくて辛いものだと知っているから。

だから、その決定はクロを安心させるものだった。]
(88) 2022/12/20(Tue) 17:07:58

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[続く言葉に、あ、と声をあげそうになる。>>5

自分たちのことをいらないと言う神に。

やがて神は別れを告げ、倒れた。]
(89) 2022/12/20(Tue) 17:08:18


  行かないで――……

  

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[離れがたく叫ぶのは、運命の輪だろうか。

混乱の初期に死んだ運命の輪は、悲しい崩壊を見ていないからか、神を慕ったままだった。

無意識に涙が一つこぼれた。

けれど、それと同時、すっと自分の一部が消えてしまったような感覚。涙と一緒に出ていってしまったように。>>n1


…………。


[はぁ、とため息を一つ。**]
(90) 2022/12/20(Tue) 17:10:30

【人】 ][『月』 エーリク

[ 言い表せない、天地がひっくり返るほどの
 多幸感を味わった事、少し後悔している。

 離れがたくなってしまう。だが、こうなると
 知っていても尚、僕は貴方様の胸にすり寄って>>0
 いただろう。

 そっと御手が、肌に触れる。
 途端に、溢れ出した涙は

 久方ぶりに、悲壮や悲観、不安からではなく
 幸せの色をしていた。


 言いたいことも聞きたいことも山ほど
 あったはずなのに。今この時、
 それらはすべてどうでもいいことのように
 思えた。

 さようならを口にしたことすら、悔いている。

 その背を追いたい。やはり間違っていたと
 手のひらを返したい。

 それでも
 呼び止める声は出なかった。 ]
(91) 2022/12/20(Tue) 17:26:45

【人】 ][『月』 エーリク

[ ぽたり
 ぽたり

 素足に落ちる頃に、涙は温度を失って
 冷たくなっている。

 ついていけたなら、きっと楽なのだろう。
 己の抱える苦しみなど、塵のような些事に
 様変わりするのだろう。

 それでも、崩壊かなしみを願わない
 誰かがいる。

 では、その誰かのために?

 ――否である。 ]
(92) 2022/12/20(Tue) 17:27:02

【人】 ][『月』 エーリク

[ 苦しみを捨てることよりも、
 苦しみと共に生きることでしか、

 なし得ないなにかがあると、
 身をもって教えてくれた人がいる。

 苦しみを乗り越えること、罷りならずとも
 苦しみを伴っていたからこそ、

 過ごせた時間がある。

 それらを全部なかったことにしてしまうには

 この生命を、謳歌し過ぎた。 ]
(93) 2022/12/20(Tue) 17:27:22

【人】 ][『月』 エーリク

[ 壊れてほしくないものがある
    
では、生きよう。彼らと共に。


 なくしてほしくないものがある。
    
なら、生きよう。彼女らと共に。


 実にシンプルな答えを得てしまった故に、
 
僕は貴方様の背を追えない。


 涙に彩られたまま、
夜の散歩へ
 戻るとしよう。なにせ今夜は、月が綺麗に
 見える夜だ。* ]
(94) 2022/12/20(Tue) 17:28:31

【人】 ][『月』 エーリク

―― 翌朝のこと ――


[ もしかしたらその後か、
 集められる前に、誰かと喋ったりしたかもしれない。

 細かな傷を拵えた素足を、
 薬師に自ら診てもらいにいったりも、
 したことだろう。

 再び玄関ホールに集まるようにとの達しが
 届けば、重い足取りで玄関ホールへ向かうだろう。

 ――どのような結果になるやら、
 神妙な面持ちで。

 皆が揃った後に、神が呆れたように
 口を開いた。滅ぼすのはやめにしよう>>3、と。 ]
(95) 2022/12/20(Tue) 17:29:23

【人】 ][『月』 エーリク

[ どうしてだ、と問うような声に、
 返す言葉は持ち合わせていない。

 きっと、何を言ったとしても、
 選択が覆る事はなく、また

 貴方の思いも変わることはないのだろうと
 思った故に。 ]

 ……共が必要ならば
 そう言えば良かったのです。

 ――けれど、全員でないと、
 きっと貴方は満足しないのでしょうね

 誰でもいいなら、
 一人でいいなら、僕などいかがです

[ そうすると思わなかったからこそ、
 口にした言葉を誰かに咎められる事は
 あっただろうか、あったとしたら
 バツの悪そうな顔をしてみせた。 ]
(96) 2022/12/20(Tue) 17:29:48

【人】 ][『月』 エーリク

 そうですか――………

[ いらないと神が言う。
 ずきり、と心の奥で破裂音がする。

 こころがいたい。
 けれどきっと、貴方のほうがもっと痛いの
 ではないだろうか。

 やがて貴方がさようなら>>7、を口にする。
 昨晩己も言った言葉であるというのに、
 貴方からそう言われると、身を引き裂かれるような
 心地がした。 ]

 ――ああ!!

[ そうして彼の体が崩れ落ちる。
 側近くにいれたなら、その体を支える手伝いを
 申し出た事だろう。* ]
(97) 2022/12/20(Tue) 17:30:09
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a23) 2022/12/20(Tue) 18:41:52

XI『正義』 マドカは、メモを貼った。
(a24) 2022/12/20(Tue) 18:42:45

]]『審判』 チェレスタは、メモを貼った。
(a25) 2022/12/20(Tue) 20:46:20

 
[               ひとりきりの恋人たちアダムとイブ
             胸の証はとある楽園の模倣。
   蛇の奸計で林檎を口にし追放された者たちの烙印。
          その意に破綻をも内包するそれは、
          夢を見なければ狂わなければ生きられない程に、
            最初から完璧ではなかった証。 ]
 

 
[  知っていた。識っていた。
  完璧な両性具有に完璧な二人でひとつ
  それでも足りないのです。
  足りないと思ってしまうのです。

  或る日神に問いました。
  「どうしてわたしたちを完璧に作ってくれなかったの」

  造物主我らが父は答えます。
       「そのままの完璧でないおまえを愛している」と ]
  

 
[  『恋人』が何をしたとて何を思うとて、
  永遠の不完全に絶望し身を投げたとて、
  正気の果てに箱庭の全てと心中したとて、
  何をしても愛しいのだとその瞳は告げるのでしょう。 ]
 

 

  ──── ああ、反吐が出る。
  自分で作った可哀想な人形を愛でるその目が煩わしい。
  わたしたちが欲しいはそれじゃない。
 
 

 
[  『悪魔』の愛は禁断の果実でした。
  そこにあり、魅力的で、どうしても欲しいと思うのに、
  手を伸ばせばその愛は終わってしまうのです。

  わたしたち、ふたりでひとつの完璧な存在。
  だのにこの身の外に抱いた愛に気付いた時、
  『恋人』の『完璧』は永遠に失われてしまう。

  だから見ないようにしました。
  『完璧』であるならば、『悪魔』は愛してくれる。
  
何故、と思えば問うたことはありませんでした。
  向かい合うことを避けていたようにも思います。

  心で想うことだけは、この心だけは自由だ、などと、
  そんな都合のよい夢を揺蕩っていたかったのです。  ]
 

 
[  だから、箱庭の黄昏を招いたのが『悪魔かれ』だとしても
  それは構いませんでした。

  愛とは許しで、愛とは受容で、
  愛とは存在ありのままを肯定するものだと信じていたからです。

  彼がどれだけ血に染まろうと罪に塗れようと、
  望むものを得る道なら何がどうなろうと構わない。
  わたしたちの終わりですら──
  きっと完璧なまま終わらせてくれると信じたから、
  どうでもいいと思えたのです。

  彼が真に求めるものが何であったかさえ、
  知ろうとしないままに。   ]
 

 
[  けれど、狂気のままの精神は擦り切れる寸前でした。
  生まれた時から『完璧』ではないと知りながら、
  それでも『完璧』を偽り生き続けるのは地獄でした。

  だから、それ『隠者』の薬は確かに救いだったのです  ]
 

 

[  そして、              
]
 
 

XIX『太陽』 ヒナギク(匿名)は、メモを貼った。
2022/12/20(Tue) 21:28:31



   ── ねえ、『悪魔』いとしいひと
   こんな最期を少しくらいは惜しんでくれるかな?
   
   わたしたちも少し残念だ。
   最期だなんて言わず、
   最初に殺してもらえばよかったかな、なんて。

   ああ、でも。
   きみに浮かぶ失望の色を見ることがなくてよかった。
   きみの愛を失う前に、死ねてよかった。