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【人】 ハンター見習い ミゲル[ 酒場で真っ先に対応してきた女が 「お兄ちゃん」と呼ぶ相手が滑り込むように入り込む。 妹のほうは一旦置いて この兄のほうは何処となく、そう何処となく 只者ではない気配は、培った鍛錬の成せる業か。 敵意はない。 純粋に尋ねているような素振りにやや警戒を下げる ] 俺は教会のハンター…見習いのミゲル どんな人ってこう…… [ 探られているような気はしたが 端末が震えてポケットを触る ] 背が高くて、黒髪で、目は赤で 愛想も何もない仏頂面で …… (5) 2020/03/01(Sun) 13:13:11 |
【人】 ハンター見習い ミゲル……とにかく!そういう、人! は……話したいことあるって言ったのに どっか行ったから…… [ 半吸血鬼の男の監視 逃亡されれば自分は死ぬまで実験体か 知らぬうちに葬られると脅されている 忘却措置をされて外に放り出される者もいたが どの末路も悲惨なものだ 教会の洗礼を消されたものに居場所はない 保守的に入っているのだって否めない それも勿論あるけれど ────…あるけれど ]* (6) 2020/03/01(Sun) 13:13:19 |
【人】 ハンター見習い ミゲル[ 半吸血鬼に逃げられたハンターの末路は悲惨だ 処罰は重く世間的にも抹消される 保身の心が無いわけでは無い でも突然どうしてだろうか? 募る焦燥感が滲み出る ] ( あまり…時間はないけど ) [ 吸血衝動を、あんなに嫌がっていたのに そろそろ薬が切れる頃では…? こんなことなら予備分も渡していたほうが良かった? ……いや そんなことしたら逃げられるに決まってる。 態度が悪かったのは自分のほう 数ヶ月もいたのに関心すら寄せられないのだって 嫌々囲われながらも 人間を見下しているからだと思い込んでいた ] (9) 2020/03/01(Sun) 15:50:34 |
【人】 ハンター見習い ミゲルアイツの話ったって…… 何話したらいいのか…わかんないし 数ヶ月も一緒にいたけど ……あっちは無関心だったし 俺は…どう接すればいいか ……わかんないとこあったし [ 飲み物はいいと首を横に振って 促されたテーブルに座って項垂れる 話?──自分の相棒のことなのに 碌に何も知らない 勝手にいなくなったんだ 探して欲しくないのだろう、わかってる 俺がどんな処罰を受けてもいいと思ったんだ それでも ……それでも話しがしたかった 何を話したらいいかなんてわからないくせに どこかで…自暴自棄になってやしないかって ] (10) 2020/03/01(Sun) 15:50:44 |
【人】 ハンター見習い ミゲル……薬が… その、アイツ持病もってて 俺が薬管理してて、だから ……見つけないと、 [ あんなにも嫌がっていたのだ 吸血衝動が暴走するのは嫌な筈だ もう治りきった首に無意識に触れる ガリッガリッと新しく疵がつくほどに 付いてしまえばいいのに、と左の首筋に爪を立てる ]* (11) 2020/03/01(Sun) 15:51:16 |
【人】 ハンター見習い ミゲル[ カウンターの先でかすかな音がしても 死角になっていた上に女性が掃除をしていたから かすかな物音では振り向きもしなかった。 昼の喧噪は外の中 そのささやきはやけに鮮明に耳に届いた>>14 ] ク…ラレンスッ!? [ 驚きに目を瞠る 立ち上がりかけて 先に動いたのは対面に座っていた男だった>>16 ここに連れてきたのは自分だと男は言う 無感動で歩いて気になったから ……所謂お人好しの類いなのだろう。 女性の手伝いに行っているのを目視して まだ相棒の半吸血鬼が 座っていないようなら無言で促した ] (19) 2020/03/01(Sun) 20:02:09 |
【人】 ハンター見習い ミゲル ……取りあえず、これ [ 持っているだけ渡すか悩んで薬を一つ渡した 見たところ発作は起きてはいないようだが 目を伏せてテーブルの木目を見つめる ] 無事そうで……、良かった [ 呟いてまた沈黙が流れる 話がしたいと言ったけれど 何を、どんな風に話せばいいかわからない ] ……僕の、態度が今まで 悪かったのは……謝る… すぐに治せって言われても治らないけど なんで、帰って来なかったのかぐらいは 聞いても、いいよな? [ 戦わなくていいと言った矢先だ あれが自分が出来る最大限の配慮だ 尋ねたいことは幾つも並んでいて どれを取り出せばいいかわからない 焦燥と不安の正体もわからない 心の声には今は耳を傾けない *] (20) 2020/03/01(Sun) 20:02:11 |
【人】 ハンター見習い ミゲル[ 出された薬に手をつけない姿に やや眉宇を潜めたのは不快ではなく”違和感” 続く声が違和感を奥に押し込んだ>>22 当然の疑念をぶつけられて、惑う 今迄はと言えば 「怪我をするな」「俺が叱責や罰を受ける」 そんな言い方ばかりだった そんな言い方しか出来なかった ] ………どっか、攫われたりして ひどいめに遭ってるかも…とか お前が勝手にいなくなるとは、 考えてなかった [ 虫が良すぎる話だ 散々な態度を取って置いて、何をって 詰られる覚悟をすると膝に置いた拳が震えた 沈黙が穏やかなさざ波となって落ち着かせる 珍しく、そう珍しく 先に口を開いたのは仮の相棒のほうで>>22] (26) 2020/03/01(Sun) 23:35:33 |
【人】 ハンター見習い ミゲル[ 用済み。 必要が無い。 今まで薬を提供していたから 共にいただけの関係だ そう、と、声を絞り出すのが精一杯だ。 ならせめてハンターに正式になるまで 協力を、という願いすら出ない。 戦うのが嫌だと、ずっと言っていたではないか。 ────所詮、僕では補いきれないのだ。 ] ………上手く言えない…んだ。 言えるだけのことは言う、から 左腕に、付けてるの 今度はちゃんと見せてくれない? [ もうほとんど、”そう”だろうと確信がある。 だがあの地方から外に出た人が送ったことだとて あり得るはしている。 でも、それなら……どうしてだろう? ] (28) 2020/03/01(Sun) 23:35:59 |
【人】 ハンター見習い ミゲル僕はおまえのこと知ろうとしなかった ……吸血鬼を、憎んでいないといけないからだ でも、どうしたって知りたい。 捨てろ、なんて言わない。 もう一度そのミサンガを見せて欲しい。 ……それをどこで手にしたの、かも。 [ くしゃりと歪む どうして見習いであるのに宛がわれたのか? 『彼は生まれついての半吸血鬼ではなく 元々は、人間です』 人間。元は人間であるのに吸血にも 人間にも戻れなかった。 それが示すものが、何かを知らずにはいられない *] (29) 2020/03/01(Sun) 23:36:05 |
【人】 ハンター見習い ミゲル[ 良い人ばかり。 抑揚のない声ではあるが 僅かな安心感を覚えているような錯誤を覚えた 当然だろう、と、思う 扱いの悪さには自覚はあった。 それでもせめてあと一週間あったら 少しは何か違っただろうか? 埒もないことを考えてしまう ] ………ありがと [ ぼろぼろで今にも擦り切れそうな革紐 そろり、と慎重に触れた。壊れないように。 現れるのは前にも見せたであろうぼろぼろの革紐 くすんだ胴の飾りに触れる 掘られた文字に指先で壊れ物のように触れる DearMyFriend…■■■■■ もうどんな風に編み込んだかも憶えていない。 幼子なりの精一杯の編み方がどんなものであったか ] (36) 2020/03/02(Mon) 3:01:30 |
【人】 ハンター見習い ミゲル[ 淡々とした物言いは以前と変わらない これが数ヶ月の集大成>>34 痛む胸を抑えた。 ズキリ、ズキリ、と痛んで痛んで 声が、出ない。 どうだって良くないよ 鬱陶しいだなんて思ったことはない どうして自分を保てばいいかわからなかっただけ すべては言い訳だ。声が出ない。 ] ………忘れろ、なんて言わないでよ [ ここで突き放されるとしても 忘れろ、だなんて言葉を おまえから きみから ────聞きたく、なかった。 (37) 2020/03/02(Mon) 3:01:37 |
【人】 ハンター見習い ミゲル[ 薄れてしまった憎悪で 一体どこへ行けばいいのだろうか? 悲哀だけを抱えて 教会に処分されるのがお似合いだろうか? どうせ 誰も悲しまないなら…… ][ 浮かぶ思い出の中の幼馴染みが 笑っている。 神父さんが忙しくて 頭を撫でて欲しかったけれど ……言い出せない僕を代わりに撫でてくれた 小さな手を、思い出した ] (38) 2020/03/02(Mon) 3:01:43 |
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