175 【ペアソロRP】爽秋の候 【R18G】
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[悔しかった。
情けなかった。
わたくしが守るべき
大切な臣下たちから守られて
逃れるしかなかった自分が。
怖くて恐ろしくて、歩みを止めてしまっていた。
再び歩き出せたのは、貴方と出逢ったからです。
あんなに酷い怪我をしていたのに
貴方の心は少しも折れていなかった。
わたくしも続きたいと思ったのです。
────
アスベル様
。]
| [少々辿々しいところはありつつも 栄誉を受け取られるアスベル様は とても、ご立派でしたわ。
頷きを返せば、頬を赤らめて 彼の言葉に聞き入ります。 手に口づけを受ければ、 幸せそうに微笑みました。
頭上では王家の証のティアラが 胸の内に溢れる希望のように キラキラと輝いておりました。] (0) 2022/09/21(Wed) 20:54:06 |
| [国王様が皆さんに語りかけると >>2:39 歓声が一斉に溢れ出しました。 国歌を歌い踊り出す方々もいらっしゃって。 応じるわたくしの声は皆さんに届くでしょうか。 多分無理ですわね。 幸せそうなのが伝われば、 それだけで良いかも知れません。 集まっていらした皆さんで人垣ができて ヘンリエッタさんやエドゥアルトさんが どこにいるかもわからなくなってしまいました。] (1) 2022/09/21(Wed) 20:54:19 |
| アスベル様 わたくしも貴方を 愛しています 貴方とならどんな未来も怖くない 貴方がわたくしを守って下さるように わたくしも貴方を守り続けますわ 永遠に [両手で包むように手を握りました。 皆の勇者様。わたくしのアスベル様。 旅を終えてまだ何ヶ月も経っていませんが あっという間に国王様に気に入られて。 わたくしも、貴方のお父様に 気に入って貰えていると良いのですが。] (2) 2022/09/21(Wed) 20:55:18 |
|
そうだわ
[こちらから姿が見えなくとも 祝福して下さってると信じておりました。 だから、声を張ります。貴女に伝えたいの。]
ヘンリエッタさん——! この想いが恋であると 気づかせてくれてありがとう わたくしは——幸せです!
[貴女とした「恋バナ」のおかげで わたくしは感情につく名を知りました。 少しの勇気とともに決戦前、想いを告げて、 わたくしたちの恋は愛へと変わったのです。] (3) 2022/09/21(Wed) 20:56:59 |
| [王女が幸せだと告げたことで 辺りは一層沸き上がりました。
ああ、次のこれこそが、一番伝えたいことなのに。 負けじと声を張り上げます。]
どうかヘンリエッタさんも——…!
[────幸せになってください。 心からの願いは、届いたでしょうか。*] (4) 2022/09/21(Wed) 20:57:34 |
―――回想:飛鳥井村にて2―――
[ 真っ暗な闇の中、
ぐるりと、周囲を取り囲む赤い眼 ]
……。
[ 怖くない、なんて。
そんなことを言ったら嘘になる。
だけど。―――…それよりも。 ]
ねぇ。
[ きょろきょろと、視線を彷徨わせたあと。
自分の一番近くにあった赤いふたつの眼に視線を合わせて。 ]
あのね。さっき、泣いていたのはあなた?
[ そう、首を傾げてみせると。
暗闇に爛々と輝いていた赤い眼が
ところどころでちかちかと点滅した。
なんだか、瞬きをしてるみたいなんて
どこか場違いな感想を抱いたのを覚えてる。 ]
[ 問いかけてくる声は、若い男の人のものだった。
低く、囁くような声ではあったけど、それでも
兄たちとそう変わらないくらいじゃないかと思った。 ]
…だって。
ここにくるとき、何処かから声が聞こえて。
それが、泣いてるみたいに聞こえたから。
[ 森の中で聞こえた、
鈴のような、嗚咽のような声。
今、わたしの目の前のいる、
暗闇に蠢く赤い眼の持ち主が、
さっき聞こえた声の主なのではないかと
わたしはそう、思ったのだけど。 ]
あ、えっと。えっとね…!
もし、わたしがなにかまちがってたのなら、
そのときは、ごめんなさい。
[ わたわた両手をぶんぶん振り回してから。
見えているかはわからないけど、
目の前の赤い眼に深々と一礼してみせる。
それから。 ]
…でも、あなたが怪我をしていたり、
悲しい思いをしてるのでなければ、よかった…。
[ ほっと、小さく息を吐く。 ]
ところで、あなたはだぁれ?
どうして、こんなところにいるの?
わたしは、えっと…その……。
さっき、お母さんやお兄ちゃんと喧嘩して、それで。
「家出」を、してきたの**
[ 人間でいうならため息を吐くところなんだろう。
それに近い間が、僕と彼女のあいだに流れた。
家出をしてきた?
よりにもよって、こんなところに?
そしてそれ以上に。 ]
……君は、僕が怖くないのか?
[ この姿を見れば、小さな子供ならきっと、
泣き叫ばれるだろうとそう思っていたのに。
あまりにもあっけらかんとしているものだから
なおいっそう、此方は混乱してきた。 ]
…?
こわいって、なにが?
[ 点滅と共に聞こえてきた声が
なんだか戸惑っているように聞こえたから
反射的にそう答えてしまった。
確かに真っ暗ななかで
たくさんの赤い眼に囲まれてるこの状況は怖いけど。 ]
だって。
こんな真っ暗で寂しいところで、
誰かが一人ぼっちで泣いていたら、
そっちのほうが心配だもの。
それにね、
あなたが悪い妖怪とかだったら
わたしのこと、食べてくれるかなって。
[ ……自分でも何を言ってるんだって
今となっては思うけれど。
あのときはかなり本気で、そう思ってた。]
妖は人間を食べて自分の力にするって
村のえらい人たちが言ってたよ。
わたしは、お兄ちゃんたちの『出涸らし』だって、
何をやっても全然ダメな『出来損ない』で
お兄ちゃんたちの才能の『搾りかす』だって
お父さんもお母さんもいってたけど。
もし、妖に食べられたなら
…もしかしたらちょこっとくらい、
わたしを食べてくれた誰かのお役に立てるかなって。
…あ、あれ……?
おかしいな。 おかしいな…。
[ 気がつくと、ぽろぽろと涙が溢れて止まらない。 ]
ごめんね、あなたがこわいわけじゃないよ。
これは、ほんとうにほんとだよ。
[ ……ただ。 ]
そんなことでしか、だれかの役に立てないのが
ちょっとだけ、くやしいなぁって…。
[ しゃくりあげながら、それでもどうにか
自分の言葉を口にする。
今、ここで死ぬのならば、
どうせなら、もっと誰かの役に立って死にたかった。
もし、もう少し大きくなって、大人になったら。
わたしもお兄ちゃんたちみたいになれるかもってしれないと。
そんな淡い夢も、見ることさえ叶わなくなる。
それが少しだけ、悔しい。 ]
……。
[ 弱ったな。 ]
ねぇ、おちびさん。
[ 泣きじゃくる彼女にゆらりと、
闇を凝らせて作った手を差し伸べたところで。
ふと、彼女の額の傷に気づいた。
それから、彼女の目元が既に泣き腫らした後だったことにも。
…これは。 ]
[ ―――…なんていうか、呆れた。
この子供は、自分が怪我をして泣いていたというのに。
それでも、自分以外の誰かが泣いていると思ったら
そちらのほうを優先しようというのか。
そのために、この真っ暗な洞窟に足を踏み入れたというのか。
こんな、まだ小さな子供が。 ]
どうして、
[ 言いかけた言葉を、どう続けたらいいかわからずに。
ただ、伸ばした闇色の手で彼女の頭を撫でて。
それから、その頬に触れて、涙を拭った。
特に抵抗もなく、ただ驚いたような顔を見せる彼女に。 ]
……心配しなくていい。
僕は妖怪ではないし、君を食べるつもりはない。
[ 信じてもらえるかはわからないけど。
彼女の額にそっと手を添えて撫でながら
赤い眼を逸らさず、幼い彼女にも伝わるように
言葉を選んで話しかける。 ]
―――君も見てわかるとおり、僕は人間じゃない。
君たちの言葉でいう『神様』と、呼ばれる存在だ。
というより『祟り神』と言ったほうが
君たちにはよりわかりやすいかもしれない。
遠い昔、渡守の一族にこの山に封じられ、
以来、代々この洞窟に閉じ込められてきた。
―――君たち人間にとって、忌まわしい神だ。
[ 僕にとっては、人間のほうがよほど恐ろしく
悍ましい存在だけれど。
それをわざわざ、こんな子供に伝える必要はない。]
[ 言い終わって額に触れていた手を離せば
額の傷は跡形もなく消え去っていた。
おそらく痛みも消えているだろう。 ]
―――さ、帰りなさい。
これ以上ここにいては、なにより君の身体に障りがある。
[ とん、と小さな彼女の背を軽く押して入口へと促す。 ]
森の中に蛍たちがいただろう?
彼らが村の中まで送ってくれる。
洞窟を出たら、決して振り返ってはいけないよ。
[ ぽふぽふと、どうにか彼女を安心させたくて
なるだけ優しく、背を押し出す。 ]
―――ありがとう、小さい子。
短いあいだだったけれど、君と話ができて嬉しかった。
[ 長く独りだった身には、
彼女の、幼くも優しい言葉は温かく心に沁みた。
それでも、祟り神となったこの身に、
彼女の眩しさや温かさは毒そのもので。
離れがたくなる前に、彼女を元の場所へ帰そう。 ]*
[ 目の前の赤い眼は自分のことを『祟り神』だという。
洞窟の入口の黒鉄の門と注連縄を思い出せば、
封じられているというのはなるほど、その通りなんだろう。 ]
どうして、封印されているの?
[ いつのまにか収まっていた痛み。
そっと額に手を伸ばしても、痛くもなければ
指先が血で濡れることもない。
さっき、頭を撫でてくれた闇の手が、
わたしの額に触れてくれたときからだ。
わたしに語りかけてくれる言葉も、
わたしの背をぽん、と優しく押してくれる闇の手も
……騙されているのかもしれないけど、
それでもやっぱり、彼が悪い何かであるとは思えない。 ]
わたし、『小さい子』じゃなくてことね。
『わたうら ことね』よ。
お名前、ちゃんと呼んでほしい。
[ 訂正を求めながら、くるりと声(?)のほうへ向き直る。
人差し指を立てて赤い眼のほうへ突きつけると。 ]
それに、わたしあなたのお名前をまだ聞いてない。
わたしはちゃんとお伝えしたのだから、
あなたも言わないと、めっ!よ?
[ …困ったな。 ]
僕は……僕には名前なんてものはないよ。
僕は、ただの『神様』だから。
[ 人間たちにとっては
役割さえ果たせれば、それでいいのだから。
名前なんて、必要ない。
今も、そしておそらくこれからも。 ]
[ やがて、扉の前に近づいたところで。 ]
…!
[ ぐらり、と目の前の空間に歪みが走る。
それと同時に、地の底から響くような
唸り声とも断末魔ともつかない不気味な声が空間を揺らす。
それは瞬く間に周囲へと拡散して、
―――やがて、爆ぜるような衝撃とともに
大地が、空気が大きく揺さぶられた。
…その日。飛鳥井村とその周辺の山々を震源とした
大規模な地震が発生したと、後に聞かされた。
だけどあのときは、そんなことを知る由もなくて。
ただ、彼女を守ることで、精一杯だった。 ]
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