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人狼物語 三日月国


230 【完全RP/R18G】アダムとイヴにさよなら

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【人】 蕃神 雷恩

― 桜花と ―

 俺の場合と、桜花の場合はきっと違うよ。
 ――何度も、何度も困らせても
 許してもらえる信頼関係が、きっと。

 桜花と羅生の間には、あったのだね。

[それを羨ましいとは思わない。もう、
そういった感情は持たないようにしなければならないと
自分は決めてしまったから。

桜花と羅生の間に何があったかは知らないが
こうして、己と会話している君を見れば
何となく、根拠はないが。
それでも君は彼に愛されている。と実感するのである。

誰からも愛される君が
己とともにあることは、心地よかったのだと知れたのは
とても良いことであった。己に、とって。]
(10) 2023/11/27(Mon) 20:38:23

【人】 蕃神 雷恩

 そうか。だとしたら
 ――嬉しいよ。

[うれしいよ。君がそう思ってくれることが。

手の甲を撫でる君の親指は、大きさは同じくらいなのに
己のものより細く嫋やかだ。
咲かす者の手だ。愛を知る、手だ。
それでも、嘗て

――羅生が彼を手で撫でているのを遠目から見たとき
嬉しそうにしていた、君の幼いころの手。

 ふくよかで、色白で。柔らかそうな。
 触れたら壊れてしまいそうなほど、きれいな
 「紅葉」のようだと思ったのを、覚えている。]
(11) 2023/11/27(Mon) 20:38:44

【人】 蕃神 雷恩

[彼の話を聞く。
少しばかり疑問に思ったことはあったが。それはさておいて。
彼の話が、途切れるまでは口を挟まず。
そして、途切れた時に――開く。
言葉で、考えを伝えよう。君に。]
(12) 2023/11/27(Mon) 20:39:09

【人】 蕃神 雷恩

 羅生が桜花をあきらめる、か。 
 青天の霹靂にしか思えないが。

 ……大丈夫、と君は言うが。
 本当にそれでいいのか?桜花。


[ゆっくり、言葉を選んでいた君は
多分悩み、自分で自分を納得させようとした
或いは、させたのだろうことは理解したけれど。]


 きっと、羅生は桜花の親だから。
 どんなことがあっても、君を見捨てやしないよ。

 余計な世話かも、しれないが。
 多少強引に。こうあって欲しいと願うのも。
 悪くはないとは、思うぞ。
(13) 2023/11/27(Mon) 20:39:32

【人】 蕃神 雷恩

 少なくとも――俺は、メディウムがここから出ると死ぬ。
 とかでない限りは、根差せる最高の場所を
 見つけるために連れまわす、つもりだから。


[ここに残るというよりも。どうせならと、
彼女を楽園から、連れ出す気満々だったのは、余談である。*]
(14) 2023/11/27(Mon) 20:39:47






──その夜浴びた雫は、
──みどりいろをしていた。




 

【人】 蕃神 雷恩

――きっと。
  今、だから。言えたんだと思う。

[愛されながら育った君。
考え、悩んで、お互い成長して。

     漸く、俺は枝葉を伸ばせる。>>15]
(49) 2023/11/28(Tue) 21:21:51

【人】 蕃神 雷恩

 ……。
 確かに、そうだ。
 彼らAIは新人類がこの世界に適合して
 大地を再生させるために存在している。

 ―――と、定義されて旧人類の研究者に造られた。

 だからといって、彼らは与えられたプログラムや
 ルーティンだけを用いて過ごすだけでは、ないだろう。

 自身の「考え」は、前提としている条件はあるだろうが
 持つものだと、思う。

 そうでなければ。羅生が己と疎遠となることもなかったろう。
 不適合と認識した、それでも基準値はきっと満たしていた
 だからこそ、その矛盾にエラーを起こした。
 その結果の行動が、己から距離をとることだった。
 と、俺は思索し、分析している。


 それは、ある意味では「役割の放棄」だ。
 ――なあ、桜花は、この事実をどう思う?

[言語化するのは難しい、けれど。
役割以外を求めることを酷と考える気持ちも理解しているけれど。
羅生を例に挙げれば。このような行動をとることもあるのだと暗に。]
(50) 2023/11/28(Tue) 21:22:08

【人】 蕃神 雷恩

 それにな。
 直青と話を、したのだけれど。

 きっと。俺たちが不適格でも。
 直青は見捨てやしないよ。

 ――俺は、そう、思った。

[扱いは変化するだろうけれど。それでも
若しかしたら。枠からはみ出ることで俺たちは
彼らと新たな関係を作ることだってできるかもしれないな。

と、言い添えよう。
それでも、君の気持ちは痛いほどわかるから。]
(51) 2023/11/28(Tue) 21:22:22

【人】 蕃神 雷恩

 でも、なるべくなら。
 ――彼らが望むこと、叶えてあげたいなぁとは思っている。
 今迄与えられた分を、返したいと。

 「嬉しかった」から。

 それは、お前に貰ったものも含まれてるよ。
 だから結構、ではなく

 とても、好きだよ。俺の弟。
(52) 2023/11/28(Tue) 21:22:40

【人】 蕃神 雷恩

 ――だから。俺は、いずれ来る終わりまで。
   できることなら
   桜花や直青らと一緒にいたいと思うよ。



   それにさ、「今」変化は難しくても
   未来は誰にもわからない。

   安直、浅慮かもしれないが
   俺たちだって成長できたんだ。

   彼らだって、変化することはあるんじゃないかな。


   それとは別に、我儘を言うのは子供の特権だから。
   かなわずとも、思いを告げることは
   大事なことだと思う。お互いにね。*
(53) 2023/11/28(Tue) 21:22:51
ー 後日談・雷恩 ー


[僕らが彼と果実を食べて、数日後くらいの事だっただろうか。あれから、植物として幾度か交わりはしたけれど……「人間」の方は、未だ触れてはいなかった。

まず「人間」部分への興味があるかどうかなんて分からなかったのだが、あの出来事が起こる前から僕らの「人間」部分はそちらへの欲求が強まってしまっていた。
はしたないと思いつつも。
]


…………えっとさ、雷恩。今日は、その…………「人間」の方に、触れて、ほしい、かな……
……興味があれば、だけど。



[そっと彼の手を自分の胸元に触れさせて、言ってみる。……これだけでは反応しないだろうか、と思い指を一本食んでみる。樹木に近い香りがするそれにそっと舌を這わせた。

(あら大胆。どこで覚えたの?)
……うるさいな。


ちらりと、雷恩の顔を見てみる。]*

[くちづける、首筋に花を散らした。
暴く無遠慮さで、命綱を断ち切る。書き換える。


 ──お前の、最後の砦なんか、粉砕してやりたい。


溺れさせたい。──背徳だ。

着衣のままに、最低限だけを剥ぎ取った。
最早その為にしか存在し得ない器官を指で圧し拡げ、本来ならば必要のない、潤滑液の分泌を促す。性急に、宛てがう。

貫く。]


 ────っ、は……


[ゆるさなくていい。
何もかも、ゆるさなくていいから。]

*


[

非道じゃないですか、それ。

近くなる距離には安堵する。縋りつくと赤く染まる視界がある。まだ理性が残ってるみたい。首に散らされていく花弁を欲しがりながら、どれも片隅でぼんやり眺めてる僕がいた。

乱暴なひとだな。それが『本質』ですか?
あなたとの二人の子供にする様に、慈しみ見守ってはくれないの? 遠くで咲くのがそんな駄目?

僕の間違いを、あなたが正解にした。けどそれは俺の正解になり得るのかな? 正しくある事が僕の最重要事項だったのに、あなたは見捨てたんだ。愛し子を育て上げるための糧として、利用されて、雷恩と桜花は認められたというならそれで良いじゃない、すべては『父』の仰せの通りに。


──でもどうしてか穴が空く。
かなしい

あなたが、俺を見捨てるから

]


 ッ、い゙、──……あ……っ…………!


 
 


[貫かれた質量分の水が眼球から溢れ零れる。充ちてく。君の開けた空白の代わりが埋められていく。

いやだな、抗議を、してやりたいのに、全部溶けちゃう。沸き上がってくる強い衝動。

その青い硝子の石を、引き千切ってやりたかった、そしたら後を追ってあげるのに


 
ねぇ『愛してる』を刻んでよ 
]* 



[泣き虫。などという言葉の存在を想起する。
直青にも涙腺に酷似した回路は備わっていたが、専ら眼球の洗浄にしか使用されていない。そのみどりに舌を這わせた。

羅生の抱く思想を、信念を、直青が共有することはない。そのように創られている。脆弱性になり得るものは予め排除されており、その代わりと外部装置としてそれらを持つ。故に直青はAIたち彼等へ真の意味では寄り添わないし、寄り添えない。

羅生はそのひとつだ。
ひとつに過ぎない、筈だった。]

 ッ、く。ぁ────……

[
煽られる
、その感覚が何処から来るものなのかわからない。否、識っていた。error──但し、必然の。

"内臓"を抉る。非効率の痛みを、空白の代用とする。直青は廃熱作業が苦手だった。

 どうしたって浮かぶお前の顔に、
 終わりを重ねるのが苦痛だからだ。

 それでも手を伸ばしてしまうからだ。

何故、離れたがる。
──そう、問うてしまうからだった。]

*




 …………ッ、おまえが、先に俺を捨てた、……っ



[皮膚を重ねると伝わってくる。否応なしに暴かれるのは、いつも自分ばかりだった。なのに今更。今更なんなんだよおまえは。傷つく度に種を埋められて、


直青君が俺を咎めないからでしょう
なのに俺の一番大事なものを否定した



神さま。嫌だ、見捨てられたくなんてなかった



存在インプットはしてる──でも知りはしない“Not installed”

理解は出来るje comprends──だけど実感がないpersonne n'existe



桜花
──大丈夫。散花絶望すらめぐる季節のひとつだ

雷恩
──いつか。それは君のために咲かせる『


『君』はきっと世界中を愛せる。
どうかこの世界を幸せにしてあげて下さい。


[
なけなしの自我だったよ
さようなら
。]

 



 っ隙間、うめたい、ぜんぶ

 直、青、くん……ッ、



[内側が勝手に震えて、神経回路が灼きつきそう。

 気持ちが、いい。


失われてく水分をその唇から奪い取りたい。
渦巻いてる、苦い甘さを吐き出したいのに

 これはなんていえばいい?


罰ゲームの様な身体機能。『快楽』さえ知らなければ人類は堕落をしなかったんじゃないかな。欲望を載せられ見合う誘惑を撒き散らすなんてなんて惨たらしい世界なんだろう。


 全部、おしえてよ、口にして、


僕はおまえのために生きるんだから

君も俺のために、生きるよね?]*

 



[


────嗚呼。

壊してしまったJésus






神よ。

俺は簒奪者だDonne-le-moi





]

[
それは歓喜でもあった
ようこそ
]



 埋めてやる、から──、っ

 ……ああ、気持ちがいい……、──……!


[打ち合わせる腰の不規則なリズム。
制御を手放して身を任せるのは、快楽というパルス。

縋る"内臓"に廃熱を促される。
逆らわずに放ち、けれど止まりはしなかった。]


 ────これが何か?

 
(罪のかたちだ)


 或いは、救済だ、と、

 (俺は信じている)
 (信じたいんだ、羅生)



[あげるよ。抱き竦めた耳許に吐息で応える。
だから、羅生。]






 俺の為に、生きてくれ。





**

― 後日談 ―

[己は、新人類としては植物の割合のほうが多い。
人の部分は感情方面に関しては未熟であり
肉体の成熟度は青年といって差し支えはなかったが
殊更、欲求というものに関しては覚えたことがなかった。

――所謂生殖行動の教育に関しても
桜花は手取り足取りだったらしいが自分は放置だ。
いや、教科書1つだったといっていい。
知識は知っている。だがそれが必要になるかどうかは理解していなかった。

なので。彼女の行動に関して最初に思ったことは。

胸より二の腕のほうが柔らかいのだな。という
単に機能評価のこと。
あと、植物をあまり感じられないのは脂肪分がおおいからだろうか。

次に、思ったのは。


――あ。]

[己の指を、食む姿。
たどたどしく、要求を告げて誘う娘に対して。

愛でたいという思いと
もっと求められる姿が見たいという相反する感情を抱いた。]

 ただ、俺はどのように触れればよいのかわからないから。
 君が、教えてくれないか。今度は。

 どうすれば、「メディウム」はもっと
 人としての部分も、花開く?


[食まれた指で、頬肉を内側から緩くなぞる。

 くちゅり、  と。

分泌しかき混ぜられた唾液の音が彼女の鼓膜を震わせるだろう。
そのまま歯列を指腹で撫でつつ、名を再び呼んで促しを。

教科書通りにしたら良いのだと、理解している。
だが、それでは彼女から求める姿はあまり見られないだろう。
それは、あまりよろしくない。

君が恥じらいながらももっと俺を求めるのを。
――もっと依存させるにはどうすればよいのか。

小さく笑みを浮かべながら、彼女の羞恥を煽りながらも

内心は。常に思索を巡らせる。*]

【人】 蕃神 雷恩

― 桜花と ―

[桜花が、感心したように。
感嘆したように、紡ぐ。]

 ――すごくは、ないよ。
 でも、変化するのは俺たちだけじゃないと

 今、桜花は知った。
 なら、桜花だって世界が開けて
 変わるものも、あるんじゃないかな。

[彼も、また。
己の考えを聞いてどう変わっていくのか。
君の沈黙と、零れた言葉とを耳にしながら
俺は君を見ている。

――人の父親、については己も知らないけれど。]
(103) 2023/11/29(Wed) 19:06:33

【人】 蕃神 雷恩

 そうだな。父親は。
 俺たちにとっては直青たちで。

 きっと、どんな理想の親があったとしても
 俺たちの父親は、彼らだけだ。

 ……まあ、群鷺は、そうだな。

[その時君に、誰の顔がよぎったのかはしらねども。
それでも君は、考えることを知った。
諦めないことを、知った。

それだけでも、きっと君は、変わった。]
(104) 2023/11/29(Wed) 19:06:44

【人】 蕃神 雷恩

 ずるくない。
 ……ずっと胸の中にあって

 言葉にようやくできた、だけだ。

 だから。伝えたかった。
 一番最初に、片割れに。

[だから教えた。と
くっくと喉を鳴らして。]
(105) 2023/11/29(Wed) 19:06:55

【人】 蕃神 雷恩

[座り込んで、顔を膝で隠す君は
迷子の子供が、漸く導を見つけて安堵するかのよう。
おにいちゃん、はそれを見守りながら。
じっと君の言葉を、きいている。]


 それは、俺のほうが先に造られたからな。
 
 ――なら、
 もう少し、探してみよう。
 皆が一番きれいに咲ける場所。
 まだ、俺たちは成長しきるまで時間が必要だもの。

 何時かの時に
 寂しさと、感謝で別れられるように。


[まだ、必要なのだと心が叫んでいるのなら。
いつか来る終わりが避けられないとしても。

子供の特権、利用してしまおうか。と
君の耳元でささやいて、小さく笑った。*]
(106) 2023/11/29(Wed) 19:07:09
 




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