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【人】 乙守 流歌[ そういえば人混みのわりに 近くに人が居ないな、とは思ってた。 流れるプールの流れに逆らって 浮き輪を一生懸命引っ張ってても 誰にもぶつかりそうにならない。 それが潮音のしたことだなんて ちっとも、きづいてなかったんだよ ] (0) 2022/06/24(Fri) 7:28:34 |
【人】 乙守 流歌[ 流されたあとは何しよっか。 スライダーもいいよね。 潮音が指差したのはジャンプ台 ] 結構高いよ? ……大丈夫? [ 心配の言の葉を紡ぎながらも どこか潮音なら躊躇なくこなすんだろう、 そう思ってる自分もいたり。 潮音はいろんなことなんでもできる。 でもそれは私の知ってるところでも、 知らないところではきっと、もっと沢山、 努力を積み重ねてる人だから。 すごく素敵でかっこいい彼氏くんだから だから私も潮音みたいにもっと、 ……もっと、自分を磨けたら、 って、よく思ってた ] (1) 2022/06/24(Fri) 7:29:22 |
【人】 乙守 流歌[ 潮音を見送って、私は下から。 ジャンプの飛び込みって水飛沫があんまり 飛ばない方が綺麗で評価が高い……って聞いたことがある。 潮音もきっとかっこよく飛び込むんだろうな。 そう思ってた。 もうすぐ潮音の番。 ] 頑張れ潮音ー! [ 高いところだから小さく見える潮音に 手を振ったときのこと。 ] (2) 2022/06/24(Fri) 7:29:46 |
【人】 乙守 流歌[ 崩れる、潮音の身体 ] ……え? [ 潮音の周りがざわめいて、 あっという間に見えなくなった。 それと同時に、 私達のことまるで忘れてたみたいな人混みが 溢れて周りに広がって、私と潮音の間を阻む。 このプールは人気だからね この状態が普通だったことをどこか忘れてた。 ] (3) 2022/06/24(Fri) 7:30:48 |
【人】 乙守 流歌しーくん、しーくん! [ 私が近づくより先に連れてかれちゃう。 スタッフさんたちは優秀だった。 追いかけようとして、 男の人達のグループにぶつかって。 ごめんなさいって……あやまったら。 その人の顔が何一つわからなくて ぐちゃぐちゃにみえた。 ] (4) 2022/06/24(Fri) 7:31:27 |
【人】 乙守 流歌[ 何かいってたけど、 なんて言ってたかわかんなかった。 その人達だけじゃない、 他のひとも、おとなも、こどもも みんな顔がぐちゃぐちゃで、 わかんない。 避けるの下手くそだからその度謝りながら 医務室に走った。 泣きそうになったけど だめ、がまん。 ] (5) 2022/06/24(Fri) 7:31:59 |
【人】 乙守 流歌[ 医務室でかろうじて聞き取れたこえは おねーさんですか?って いってた。 今まで姉と間違えられたことなんて無かったけど 頷いて通してもらったら。 そこには小さな身体の ほんとに、しーくんって呼んでた頃の 潮音の姿があった。 ] (6) 2022/06/24(Fri) 7:32:49 |
【人】 乙守 流歌潮音 ……しーくん? [ 眠ってるのかな。 こえかけて、返事はあるかな。 返事、してくれる? 手を握る。 気がつくまで? このまま目が覚めなかったらどうしよう? 何が起きてるのかわかんなくて 何が出来るのかも分かんなくて ちいさなおでこに唇をよせる ] (7) 2022/06/24(Fri) 7:33:35 |
【人】 乙守 流歌潮音…… るかちゃん、ここにいるよ…… [ 私も潮音の夢に入れたら、 起きてくれるのかな、、 わかんない…… 目を覚ましてくれたなら、それでいい。 何もいらないから。 小さくなっちゃったりゆうも わかんないけど、……けど、 ぎゅって、手を握る。 泣かないんだ だめだよ流歌。 ] (8) 2022/06/24(Fri) 7:36:18 |
【人】 甲矢 潮音[おでこと片手。 ぼんやりした頭でも流歌ってわかる。 それから、……懐かしい歌。] ……はは、それ起こしたいの、寝かしたいの? [一般的に子守唄は寝かしつける為の。 たぶん逆っぽい状況が可笑しくて 苦笑しながら身体を起こした。 自分でも倒れたのはちょっとびっくりだけども。] (10) 2022/06/24(Fri) 9:59:16 |
【人】 甲矢 潮音平気だからそんな顔しないで……ん? [視界の低さ、 サイズ感の違いに気づいて目をパチクリ。 繋がれてない方の手のひら、ちっちゃ……。] (11) 2022/06/24(Fri) 9:59:24 |
【人】 甲矢 潮音[身体、縮んでるじゃん。 今日はちょっと多くの視線を操っただけ。 万全な状態なら造作ない事だったんだけども。] (あちゃー……) [まあ、でも平気なのには変わりない。 弱っちゃいるが一時的なものだ。 ぶかぶかになった水着の紐を ぐっと詰めて縛り直した。 これで落ちたりしないだろ。] (12) 2022/06/24(Fri) 9:59:52 |
【人】 甲矢 潮音[原因はたぶん、あれなんだよな。 ちょっとお腹が空いてるだけ。 人間のゴハンは食べられるけど 僕の栄養にはなんない。] ごめんね、これじゃ台無しだね 今度仕切り直すとして、今日は帰ろっか? 流歌が気にならないなら このまま遊ぶでもいいけど [ベッドからぴょんと降りて見上げた。 ……こうして見ると流歌がデカいな。その、色々と。**] (13) 2022/06/24(Fri) 10:02:02 |
【人】 乙守 流歌[ 私の魂が覚えてるんだね 潮音ならきいてくれる、っておもってる。 歌によるものなのか、 触れたからだったのか、 そもそも時間の経過によるものだったのか わからなかったけど。 いつもより高い声で、 いつもとおなじ口調で ちいさな身体が起き上がる ] (14) 2022/06/24(Fri) 17:17:49 |
【人】 乙守 流歌潮音っ [ この体格差なら、 私がぎゅってしてあげるほが良かったかな。 という事に気づいたのは ちいさくても立派な胸板に 流歌おねーさんが埋まってしまった後だった。 大袈裟だな、って目線と 小さい子が倒れたら心配だよねって目線が こっちむいてたっぽいけれど しらないよ、そんなの。 ] (15) 2022/06/24(Fri) 17:18:15 |
【人】 乙守 流歌だめ。 心配する。 頭とか打ってない?怪我してない? [ ぺたぺた潮音の頬を触る。 体温はちゃんとある。 顔はいつもより小さいけど、小さいけど。 大丈夫なのがわかったら今度こそ 私からぎゅってしよう。 ] 怖かったんだよ 連れていかれちゃうのかと思った。 [ 潮音がいなくなるなんてきっとない、って 信じきってるから。 かみさまはいつだって理不尽に私たちを離しちゃう。 だから ……だから、私がダメなら潮音を、って そんな悪い想像をしてしまった。 うう。] (16) 2022/06/24(Fri) 17:18:41 |
【人】 乙守 流歌台無しじゃないよ 今日もすごく楽しかった ……でも、心配だから 今日はゆっくり帰ろう? [ ぴょんって飛び降りたちっちゃな潮音。 ずっと隣同士で育ってきたから 私が潮音を見下ろすのははじめてだった。 ] (17) 2022/06/24(Fri) 17:19:12 |
【人】 乙守 流歌[ ちっちゃい潮音、 ……ちっちゃい潮音 ] か、……かわいい [ あっ ……つ、つい。漏れたけど。 心配してるんだよ。 このまま遊ぶことになったって 潮音とならきっと楽しいけど…… 変な人に連れてかれちゃったら。 石ころにつまづいちゃったら。 やだよ、やだよ…… ] (18) 2022/06/24(Fri) 17:19:43 |
【人】 甲矢 潮音大袈裟だなぁ…… 打ってないし転んだくらいで怪我しないよ [僕のお嫁さんは心配性だ。 人間で言う所の軽い貧血みたいなもので 何ならずっと意識もあったし 流歌が救護室に入ってきたのも触れてきたのも ちゃんとわかっていたのだけれども。] (20) 2022/06/24(Fri) 19:59:03 |
【人】 甲矢 潮音[でも心配をかけて悪かったなと思う。 死なないし簡単に傷ついたりしないんだけども 人間基準で考える癖は 中々直るものじゃないんだろう。 この調子だと 僕の中で確証に変わりつつある仮説は 黙っておいた方が良さそうだ。 無用な心配はかけたくない。] (21) 2022/06/24(Fri) 19:59:23 |
【人】 甲矢 潮音ごめんね…… 同じことは無いようにする [怖かったと伝えてくる背中に 短い腕を伸ばして あやすように優しく撫でた。 いじめて泣かせるのはすきだけど こんな風に悲しい顔をさせたくはない。 ……だから今度またもし 何かあったら上手く隠せるよう頑張ろう。] (22) 2022/06/24(Fri) 19:59:40 |
【人】 甲矢 潮音[僕は神様のことそんなに 理不尽だと思ってなかったりする。 憎まれ口を頭の中で叩くのは まあ……、ナントカの裏返しってやつ。 本当に疎ましければ僕らのことなんて 簡単に消してしまえる高位の存在だ。 欲をかいて白き翼を捨てた僕。 人間でいることを否定した流歌。 逆らって尚、魂の存続が出来ているのは 深き愛による赦しとしか説明が付かない。 ……僕はそう考えてる。] (23) 2022/06/24(Fri) 20:00:08 |
【人】 甲矢 潮音[浴衣も水着もチケットも 学生にとっては決して安くなくて お年玉も崩しちゃってるんじゃないのかな。 まだ流れるプール一周しかしてないと言うのに 楽しかったと伝えてくれる流歌は優しい。] してくれるのは有り難いけど 本当に心配要らないよ 休んでれば戻るから うん、でも帰ろっか [流歌を見上げるって新鮮だ。 借りてたベッドのシーツを軽く直して 振り返ると流歌が小さくつぶやいた。] (24) 2022/06/24(Fri) 20:00:34 |
【人】 甲矢 潮音[なんだろう、ほんの少しだけ、悔しいような……? でも確かにこの位の僕はかわいかったなと 自覚があるので褒め言葉と受け止めることにした。] 流歌おねーちゃんには負けるけどね? [幼い顔で屈託なく微笑って伝えた。 だってかわいいのは流歌だよ。] (25) 2022/06/24(Fri) 20:00:54 |
【人】 甲矢 潮音[傍にいる。離れないよ。 ……男女ごとにある更衣室は別。] 着替えたら 入り口ゲートの下で待ち合わせね [こんな見た目でも片手でトラックくらい持てるし 連れ去れる人が居るなら見てみたいもので。 ……服がブカブカなのは少し困った。 腰のところを安全ピンで摘んだり ジーンズの裾をロールアップしたり ちょっと手こずったけど 遅過ぎない時間には待ち合わせ場所へ。 来た時と同じく電車でゆるりと帰ろうかな。*] (26) 2022/06/24(Fri) 20:02:45 |
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