【人】 会社員 レイラ……ダメか〜。 じゃあやっぱり人間同士でするのは難しそうだねー。 [アイドルスマイルを崩し、 ケラケラと笑ってちゅるんとパスタを啜った。 しかしここまで元気よく突っ込んでくれるといっそ痛快である。 からかって遊んでるって言われたら否定できないけどもな! ] (268) 2023/03/02(Thu) 9:46:58 |
【人】 会社員 レイラ[そんなやり取りの末。 どこか脱力したような彼が改めて自己紹介をしてくれる。 そういえば随分馴れ馴れしく話しかけてしまったが、 まだ名前も聞いていなかったのだった。>>256] 栗栖くんか。 私、貝沢玲羅。よろしくね〜! このお店お気に入りでよく来てるから これも縁だしもし見かけたら仲良くしてよ。 ここ、お客さん同士でこうして交流したりとか、 結構あるあるな感じのトコだからさ。 [ふにゃっと人好きのする笑みを浮かべる彼は どことなく温厚な犬のようで。 素直に親しみやすい印象を抱き 自然と口元に笑みが浮かんだ。 元アイドルだと気づかれていることは知らずとも、 名乗るのは肩書のない私の名。**] (269) 2023/03/02(Thu) 9:53:02 |
【人】 客 クリス[ところで俺もコンビニでバイトした事あるから分かるけど。 お客さんって変なあだ名で呼ばれたりするよね。 コンビニはこの店と違って、客との会話も無いし。 自分の心の中のあだ名が、『肉青年』>>157とか『お肉の人』>>169とか『お肉食べたい栗栖さん』>>177だと知ったら。俺は深い納得をしただろう。俺でもそうする。 そんな俺の注文は、返事を聞く前に確認してもらえてたらしい。>>177 出来上がりがすごく楽しみ!! 先に出されたスープは、コンソメ>>46>>115は使われてたかな? 正直誰が作った料理かを味わい分ける舌は無い。 だけどここのスープは大好きだ。特に透明感のある物。 だって何時だって……] お肉の味がする…… [しみじみと。しみじみと呟いて噛み締める。 じんわりとお腹を温めて、食欲と期待を高めてくれるスープ。 透明で何の具材も見えないのに、お肉の味がするってすごくない??俺はすごいと思う。 初めて透き通った透明なコンソメを飲んだ時は感動だったな。 目をぱちくりさせて、キラキラして。 今と同じ台詞をもっと大声で話したと思う。 作り方を聞いたら、あまりの贅沢さにびっくりしただろう。] (270) 2023/03/02(Thu) 10:02:58 |
【人】 客 クリス[そうこうして齎された、大咲さんのメインディッシュ。 ミートボール付ボロネーゼのミートボールは、やっぱり一口大より大きなサイズ>>233だったかな? 俺は湯気を出すパスタを前に、相好を崩して。 フォークでミートボールを突き刺すと、大口を開けて一口で頬張った。] ん ん ……[わっしわっしと。口の中で肉を噛み締めながら。 ほっぺたまで肉でいっぱいで落ちそうです。喋れません。 でも酷く満足気なのは、一目見れば伝わるだろう。 大咲さんと目が合ったら。口いっぱいに肉を頬張ったまま。 ぐっと親指を立ててみせていた。 ソースのひき肉と、食感が違うのもまた良し。>>158 俺は野菜というものにそこまで高い価値は見出して居なかったが、副菜>>226が口の中を洗い流してくれて。何時までも新鮮な気持ちで肉を食べられるのもまた良しなのだ。**] (271) 2023/03/02(Thu) 10:03:15 |
【人】 厨房担当 ゲイザー― オープンキッチンからの眺め ― [さて、同僚(見習いだが)チエりんもとい嘉数の他に、速崎が新たに把握した来客>>63>>146の顔ぶれは――。] カッチにクリリンじゃん! いらっしゃいませー! ハヅキんもさっきは挨拶できなくてごめん〜いらっしゃいませ! [少し前から店にいることは把握していた葉月の名も含めて。 お客様同士>>256>>269、或いは他のスタッフとの対話を妨げない程度の軽い挨拶だ。 なお、「カッチ」もとい貝澤玲羅に対しては。 彼女の名を店で聞いた当初、最初の最初は「カイちん」と呼ぼうとしていた。だがそのあだ名を口に出す前に「なんかちょっと響きがアブナいかもしれない」と躊躇い、慌てて「カッチ」に言い換えた――。 そんな顛末があるのだが、まあそれは些細な話としておこう。本当に些細な話だ。] (272) 2023/03/02(Thu) 10:28:05 |
フロア担当 フィエは、メモを貼った。 (a47) 2023/03/02(Thu) 10:50:01 |
【人】 客 クリス── お店にまつわる失敗談 ── [その人は何時もお店に一人で来ていた。>>37 もしかしたら俺が、魚の頭がぶっ刺さったパイを食べて見る気になった>>142のも、その人の一言>>38がきっかけだったかもしれない。 何時も穏やかな顔をして店員さんと会話してたけど。 時折その顔が崩れる時もあって。>>43 なんとなく興味が湧いて。俺から声をかけたのが切欠だった。 お客さん同士の交流もあるって聞いてたし。 店員さん達は実際、俺が誰かと会話してたら、咎める事無く、見守ってくれてたから。 だから俺は忘れてたんだ。 その人にも、お店では見せない別の顔があって。 別のリアルがあるって。 だからお店の外で彼を見かけた時、何も考えずに声をかけた。] こんにちは!葉月さん!! わー。奇遇ですね。 [その人は一人じゃなかった。 誰か知らない女の人と一緒だった。 俺はしばし固まって。脳内に。 『お前は距離感が少しおかしい。』と、しょっちゅう叱られる先輩の言葉が響いていた。*] (275) 2023/03/02(Thu) 11:25:29 |
【人】 厨房担当 ゲイザー― そのライターは……>>38 ― [勇者だった。 いつかの夜、今日のお薦めとして自らブラックボードに書き込んだ「スターゲイジーパイ」の文字。 (店長が上物かつ大きめのイワシを仕入れてきてくれたのだ!) 伝説のゲイザー速崎といえど、このメニューは実のところ、そこまで頻繁には出さない。 見た目その他で忌避される故の需要の懸念……というよりも単に、このパイの由来に起因する理由で。] ハヅキん、運がいいですね〜。 ゲイジーパイは元々お祭り事の料理だから、 毎日毎日出せるメニューじゃないんですよ? [嵐の海に船を出し、大漁で村を飢餓から救った漁師を讃えるコーンウォールの伝説が起源だと語られるパイ。 そんな詳細な話は兎も角として、それこそパーティーで出すような特別な料理、という触れ込みで。 葉月にインパクト大の見た目のこのパイを薦めた、という次第である。] (277) 2023/03/02(Thu) 11:37:56 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[件のパイを目の当たりにした時の葉月の表情を速崎は見逃していない。 それでも、彼はちゃんと一口それを食し――。 丁寧に下処理したイワシのパイの美味さを実感したことを、穏やかな紳士たる立ち振る舞いらしからぬ率直な声で伝えてくれたのだ。] やったー! ……しつれいしつれい。 ちゃんと食べて貰えて良かったです! [伝説のゲイザーにとって、この瞬間は忘れ難い。 譬え葉月本人にとっては消したい記憶だろうが何だろうが、速崎にとっては忘れ難き、素晴らしき瞬間だったのだ。*] (278) 2023/03/02(Thu) 11:38:26 |
【人】 客 クリス[そう言えば、『ピュアマーメイド』が解散した7年前は、俺は16歳の高校生で、戦隊モノからは卒業していた。 だからその中のアクターさんにまつわる様々な出来事は知らなかったし。 多分顔を見ても、名前を聞いても、ピンと来ないと思う。 ただ部屋にテレビの無い俺は、良くラジオをかけ流していたし。番組名や司会者の名前を知らなくても、この放送>>203は耳に入った。 何がどう『古い口説き文句』なんだろう? 気になったらすぐ調べられるスマホ便利だよね。 わお。確かに古風でかっこいいな。逆に新鮮じゃん? そんなことを思ってたら、外を眺めるように促されて。 素直が取り柄な俺は、言われるままに外を眺めた。 本当に雲が無くて綺麗な夜で、月が綺麗だった。 『暖かくしてね』って一言が。 なんか温かくて良いよねって思った。 そんな夜もあったね。**] (280) 2023/03/02(Thu) 11:40:17 |
【人】 厨房担当 ゲイザー― その会社員は……>>142 ― [相容れない者だった。少なくとも部分的に。 栗栖が肉の信望者、それも魚肉ではなく獣肉の信望者であるという認識は、栗栖の初来店時>>127>>145以降の速崎も持っていた。 その時点でこの客は魚のパイとの縁はない、あっても薄い、と思われた訳だったが――] ……クリリンも折角だから食べてみます? 毎日は出せないレアメニューですぜ? [注文したのは他の客だったが(葉月だったかもしれない>>275)、パイの大きさ上、その客一人で食べきれるパイではない(余りが出たなら、それはスタッフ内で消費される)。自然、ホールではなくピースに切り分ける形で提供される訳だったが――。 このゲイザーは、あろうことか。この機に栗栖に薦めた。 無論、商品として料金が発生するという意味でも、無理強いはしない心算だったが…… 万が一 のこの提案に、栗栖が乗るという万が一 の事態が発生した。] (281) 2023/03/02(Thu) 11:40:36 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[さて、件のパイを目にしたお客様の率直な感想は大変予想通り。 それでも栗栖はなんとか、ピースに切り分けて出された分を、文句の一つも零さずに完食してくれた。 「美味しい」の感想も無かった訳だったが、それでも、速崎はあくまで嬉しげに笑っていた。] ありがと〜クリリン! いや、お魚も食べて貰えると思ってなかったんで、 正直すっごくびっくりしたんですよ〜。 [「美味しい」が返ってこなかった理由なら察せられた。 ――単に、この人はとにかく肉が好きなだけ。 そのように理解していたから、速崎は、嫌な気分も悲しい気持ちも抱かなかったのだ。*] (282) 2023/03/02(Thu) 11:41:39 |
【人】 厨房担当 ゲイザー― その学生は……>>62 ― [同志だった。 否、速崎のほうから「同志」というのはおこがましい、という思考も少しあった。 何せ黒原=ベイカーのルーツには本場イギリスの文化がある――と速崎も知っていたからだ。] ( 「伝説」なんて言われちゃうのはさ、 それ自体こっちで「ねーよ」扱いされてる証拠、 みたいな気もしちゃうんだけどさ…… ) [内心でふっとそんな風にも過ったから、この新人からの畏まっての反応には少しだけ眉を下げたりもした。 畏まられた本当の理由は自身の勤続年数の所為だった気もしたが、それはさておいて。] (283) 2023/03/02(Thu) 11:42:47 |
【人】 グルメライター ヤワタ[作った人にリアルタイムで感想を伝えられるのも良いけれど、そのタイミングを計って食べ時を逃すのも勿体ない話で。 つまりはダイナミックな感動の声がバックヤードのゲイザーに届いていなくても仕方のない話。>>265 機会があれば伝えるし、当日中ではなくともいつか思い出した時に言えば良い。 自分はこの店にこれからも何度も通うのだから。] ん、サラダか、どうしよっかな……。 パスタは食べ終わっちゃったけど…… ナギちゃん僕にもコールスロー貰える? タルト焼けてたら一緒に持って来てもらっても良いし。 [手元を見ていると勉強になることがある。 成程あれは練乳かな。>>226 今度真似してみよう。] (284) 2023/03/02(Thu) 11:47:19 |
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