188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
[ ――――
箱庭の『魔術師』は、その名の通り、
"魔法"を使うものだった。
杖から火を生まれさせ
杯から水を溢れさせ
剣で風を起こし
硬貨は土へと姿を行き来させた
箱庭の『魔術師』は生み出すものだった
自らの考えを元に、その魔法で、
新たなものを創り出す子だった ]
[ だからこそ『魔術師』は――『恋人』が気に入らなかった。
二人でひとりの完璧な存在、完成された世界
。
それが世界の全てなのだと言わんばかり。
――そんなものは、有り得ない。
世界は未完成であることが正しく現実だ。
だからこそ、より良くする価値がある。
新しいものによって変えることが出来る。
『魔術師』はそう思っていた。
だから『恋人』の存在そのものが、嫌いで、
有り得ない
のだと、思っていた。]
[ 『悪魔』が『愚者』を殺した折、
『魔術師』は『吊るされた男』の側についた。
『魔術師』は変化を望んでいたけれど、
こんな変化は望んでいなかったからだ。]
[ だけど箱庭は、以降も悪い方へ悪い方へばかり
向かっていった。
壊れていく箱庭に、『魔術師』は『箱庭の神』を頼った。
けれど神は、何もしてはくれなかった。
身勝手な気持ちで、皆を止めてはくれなかった。]
[ 『隠者』が制裁され、『女教皇』がぎこちなくなり、
それから箱庭もぼろぼろで、
もう修復も出来なくなってしまった。
そうして『魔術師』は――思考を、止めてしまった。
生み出すものである『魔術師』は、
この崩壊を止めることを、諦めてしまった。]
[ それと同じくらいの時だろう。
『恋人』がこちらに敵意を向けたのも。
どちらが先であったか、
それは些細な問題かもしれない。
どちらかが手を出さずとも、
もう片方が何れ引き起こしていたことだ。]
[1] [2] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
トップページに戻る