113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
「ふふ……!あははっ……!
実はね、教えたのよ……私の他にいるの。
貴方たちが知りたい秘密、知られたくない秘密……
なんでも知れちゃう方法……それができちゃう、冒険者……」
気を失ってしまいそうなのを必死に堪えながら
それは誰だ、と問い詰める男に対し不敵に笑って……
……その顔面に唾を吐きかけた。
「……教えるわけないでしょ、腐れ脳みそ」
「……眠れぬ夜を過ごしなさい。
墓に埋めようと……過去は追いかけてくるもの」
その言葉を残して、ペトルーシャは意識を失う。
これ以上は、政府の名目も潰れてしまうかもしれない。
男は部下に命令させ、あの首輪を持って来させる。
気を失った死霊術師は物々しい首輪を装着され、
乱雑に引き摺られて留置所に放置されることになった。
まるで塵芥のように。
同じような目に合った者たちとひとまとめにされ、
受けた傷の手当もロクに受けさせられないまま……
その夜、今まで見た夢の中で一番気味が悪く最悪な夢を見た。
──時間は移り、だいたいお昼くらい。
「…………」
酷く痛めつけられたペトルーシャが酒場にふらりとやってきた。
物々しい首輪を装着され、その顔は焼け爛れた醜いものとなっている。
「……最悪の夢見だったわ」
しかし、第一声はこれだった。
皮肉にもそれが、彼女が疑われる理由となってしまったのかもしれない……と思った。
いつもの席に忘れ物をしていた。空の椅子の上に赤いリボンがちょこりと乗っている。
「ああ、捕まえてくる。だから……待っていてほしい
……、では……調理場は、たのむ……」
あなたにも協力を頼むほどには、間違いなく、本気だった。
上手いチキンの素材である何かを、狩ってくる。
そう宣言したからには遂げて見せる。
無事に、美味しい明日がやってくるといい。
「…………それで、次は誰を、」
小銃を抱えなおす。ひとまず美味しい食事の話はさておき
できること、やるべきことを、遂行する。
「……ミズチ」
ぽつりと呟いた。自分で決めたというよりは
突然脳内に振って来たような。以前と同じ様式でそうするようだ。
「そこの男連中と一緒に踊らされる夢」
と、酒場にいる面子の何人かに視線を向けた。
「…………悪夢だったわ」
アイシャの姿を見た。こんなことをしていても、あなたには……
| ノアベルトは、花売りに花を注文して掃除屋の仕事を休んだ。 (a34) 2021/12/12(Sun) 16:16:47 |
レイ
「……レイ」
痛めつけられた身体では、落とし物を拾うこともままならない。
あなたの厚意を拒むことはなく、全てを拾い終えて向き直る。
そして、ため息をひとつ。
「……あいつらから奪われたもの、取り返す手段」
ペトルーシャの姿を見てみれば、いつも持っている装備がない。
肌身離さず持っていた〈匙〉も〈焔喰らい〉も。
あなたはそれらが死霊術師にとって大切ものだと知っているだろう。
とは言え、そんなものを用意しろと言われても無茶がある。
「……それか、何か冷たいものが飲みたいわ。
蒸し暑くて仕方ないのよ、ここの酒場……」
貴方が美味いチキンの素材として魔物も視野に入れているとは露知らず、これは調理場……必要なら調理してくれる人も探しておくだろう。
美味しいならば
「わかりました。私は……」
暫し、悩むように間を置いて口を開く。
「今日は、彼の役者を調べてみます」
[1] [2] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
トップページに戻る