11:17:32

人狼物語 三日月国


203 三月うさぎの不思議なテーブル

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【人】 厨房担当 シャミ



 うん
 大役だ。気合い入れないと


[夢想する。
食器を洗う洗剤の匂いでも、提供するレモン水の匂いでも、炒めた玉ねぎとにんにくの香りでもなく、
店の外の世界のチエが、”私”の香りを纏っている。

初めてのデートのスペシャルとして、その官能的な提案を彼の口から聞いたことに心が熱る]
(23) 2023/03/15(Wed) 13:50:00

【人】 厨房担当 シャミ



 ……私の香りも、チエのにしてくれるんだよね?


[たのしみ。
そう囁いて視線を上げ、彼の頬が紅潮していることに気づいた。

……。
伝染したみたいに、こちらもじわじわ赤面する。
そしてお互い、コーヒーで片手が埋まっていた]


 い  行こうか
(24) 2023/03/15(Wed) 13:50:24

【人】 厨房担当 シャミ






[*ちなみに……一番好きな香りはコンソメの香りなのですが*]
(25) 2023/03/15(Wed) 13:50:56

【人】 厨房担当 那岐

[確定事項。
 確かに。あの人気ならば約束されたも同然だろう。

 へえ、と軽く相槌を打ちながら、
 他人事のように接してはいるものの。
 彼がどう応えるかには、俺も興味はある。

 だが、断ろうとしている理由が
 自身に関わっているというのがまた。>>6:+423
 
 半年以上も先の話。
 その時までこの関係が続いているのかも
 分からないと思っていた。
 だが、そこに自分の居場所も置いていてくれるのだと
 そう感じたら、そら豆を剥く手も優しくなる。]
(26) 2023/03/15(Wed) 14:21:15

【人】 厨房担当 那岐

[大人、と評する声に笑う。
 そんな自覚はないけれど、
 拗ねるような子供ではないぐらいには
 余裕は持っている、つもり。

 それは彼に好かれていると、
 確かな自信の下で生まれているということは、
 いつ本人に伝えようか。

 自身がこんなに秘密主義だとは思わなかった。
 名前を教えるまでに時間がかかったぐらい、
 そのことも伝えるには時間がかかりそうか。

 とはいえ。
 クリスマスはこちらも稼ぎ時。
 正直なところ休みを取る暇はないだろう。>>6:+425
 同僚にもいくつか春が訪れている訳だし。
 彼や彼女らが休むつもりなら、
 きっと自分は出勤するだろうなという考え。

 俺に作ることを教えてくれた従姉妹が、
 大切にしている店だから。
(27) 2023/03/15(Wed) 14:21:50

【人】 厨房担当 那岐

[イベント事をわりと重要視しているらしい
 口ぶりの彼のこと。
 
 年末やクリスマスに限らず、
 これからも共にすることがあるならば。
 いつかは休みが重なることもあるだろう。

 その時は盛大に。
 彼の好きなものを作って祝うのもいいかもしれない。

 旅行に乗り気な旨を告げられたなら、
 ぜひ、と双眸を細めて頷いて。]


  恋人と旅行も、初めてなんですね。


[意外な情報に、また一つ、初めてを知りながら。]
(28) 2023/03/15(Wed) 14:22:39

【人】 厨房担当 那岐

[湯気の立ち上る緑色のスープ。
 口にして美味しいと、好きだと零す顔。>>6:+427

 言葉を尽くして応えてくれる。
 そんな姿に目を細めながら。
 外へと視線を移せば、季節は既に春真っ盛り。
 窓の向こうには、
 桜のピンクに、藤の紫がそろそろ掛かり始める頃。

 ギャルソンエプロンに潜ませていた、
 常連様に向けた招待状を、
 そっと彼の目の前に、置いて。]


  もうすぐ、店主催の花見会があるんです。
  時期は――、


[さて、恒例の花見会に作るのは――。**]
(29) 2023/03/15(Wed) 14:23:08
厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。
(a9) 2023/03/15(Wed) 14:27:49

【人】 店員 チエ

[そういえば脈拍って、手首から取るんじゃなかったっけ。
 この早鐘が聞こえているんだとしたら、だいぶ恥ずかしい。]

大役、って思ってくれるならうれしいけど。
素直に好きな香り、選んでよ。

[>>23たぶんその方が、つけててもシャミさんを意識する。
 一番好きで、選んでくれた香り]
(30) 2023/03/15(Wed) 14:39:29

【人】 店員 チエ

――っ、その、シャミさんが、いいなら……

[>>24私の香りも。そんな言葉が届いて、また耳先まで熱くなる。
 許されるならそうしたいと思ってた。ただ香りのものは好みもあるし、ダメならダメでいいと思ってた。
 けど、求められたら、こんなにも狂おしい。
 お互い顔を赤くして、コーヒーに阻まれて。]

い、こっか。

[手を繋いだまま、歩き出す。
 ――ひとつわかったのは、たぶんボクが思ってる以上に、シャミさんはボクのことを意識してくれてる、っていうこと。
 きっと自惚れじゃなくて、お互い、触れたがってる。心の奥の方で。]
(31) 2023/03/15(Wed) 14:39:40

【人】 店員 チエ

[フレグランスは、体温が高いときのほうがよく香る、らしい。
 だからお風呂上がりとか、寝る前とかにつけると、リラックス効果も強まっていいんだとか。
 ――じゃあ、今は? きっと、いつも以上によく香る*]
(32) 2023/03/15(Wed) 14:39:52

【人】 客 クリス

── 黒板に『牛肉』が書かれた日>>6:1 ──

[それは黒板に牛肉が書かれた日。
正確な日付までは覚えていないけれど、給料日の後だったから。
もしかしたら、俺が初めてこの店に来た日から1年程経った頃。
俺はまた、うさぎの穴を潜っていた。
今度は、一人じゃなくて、玲羅と一緒に。

うさぎの穴に来る頻度は、さほど落としてない。
ただ。頼む品数は減ったから。
お店にはさらに上客とは言えない存在になってしまった。
それでも何時も、温かく迎え入れてくれる。
まるでお家のスープみたいに。]


ただいまー。


[この日も俺は鐘を鳴らして。
玲羅と一緒にカウンター席に座ろう。
ボードの牛肉がちらちらと気になる。
お勧めのお肉料理は頼みたい。頼みたいんだけど……]
(33) 2023/03/15(Wed) 15:25:15

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 母に作ったケーキは、シンプルなショートケーキだった。
  好きな味もフルーツも知らなかったから、
  "母の日に贈られるケーキランキング"を調べて
  そういうものなんだ、と思い、それを選んだ。

 
どうせ次の日も同じまま残ってるのに?

  そんな風に思いながらケーキを作る過程は、
  全然、なんにも楽しくなくて。

  不安と、怖さと、諦念。
  思い返せば、あの寒々しい家の中で何かを作る私は
  気付いた時には、咲うことも無くなっていたな。 ]

 
(34) 2023/03/15(Wed) 15:25:28

【人】 厨房担当 マシロ

 


  [ お菓子を作る時、咲えなかった。
    楽しいなんて気持ち、ひとつもなかった。

    ──ああ、でも 頭を過る
    二度目の勇気 一緒にクッキーを焼いたあの人


    あの時の私は確かに、笑えてたよ。
    今も、今でも信じてる。
    "大咲真白"を否定しなかった"速崎璥"を。 ]


 
(35) 2023/03/15(Wed) 15:25:37

【人】 客 クリス

[俺は意を決して、遠藤さんを見た。]


あの…………


…………ビーフコンソメはありますか?
何にも混ざってない。透明の。温かいヤツ。


[ビーフコンソメはお値段もそれなり。
お会計にも影響が及ぶ。>>0:334
スープのお皿に広がる透き通る金色は。
本当に綺麗なのだけれど…………]
(36) 2023/03/15(Wed) 15:25:37

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ ごめんね を言いたいんだ、と気付いた。
  勝手に傷付いて、勝手に傷付けた速崎に。

  それからもう一度 笑い合いながら
  きっと誰かの笑顔のために作れるようになるはずの、
  あまくて幸せなデザートを作りたい。


  少食の遠藤にも楽しんでもらえるよう考えて
  可愛いを愛する知恵にお墨付きを貰って
  密かに兄のように慕う瑞野にソースアートを教わって
  谷底から自力で這い上がった美澄へは歓迎代わりに。
  デザート類を得意とする黒原にも笑って欲しい。
  店長に、もう大丈夫です、と示したい。 ]

 
(37) 2023/03/15(Wed) 15:25:54

【人】 客 クリス

[俺が最近品数を抑えて居る事を知っているのか。
平皿ではなく、マグカップでの提供を提案された。
俺はほっとしたように、嬉しそうに微笑んで。
カップのビーフコンソメを2つ注文した。
湯気を立てる温かな透明のスープ。]


あのね…………


…………飲んでみて。


[俺は玲羅に何か語ろうとして。
結局何も語らずに、スープを勧めた。
自分もマグを手に取って、一口口に含むコンソメの味。
たくさんの味の中に、紛れもない、お肉の味がする。
幸せそうに微笑むと。
今。隣で同じスープを飲んでいる人を見て。
柔らかく目を細めた。**]
(38) 2023/03/15(Wed) 15:25:57

【人】 厨房担当 マシロ

 


   [  
風の訪いは、まず、貴方へ  ]


 
(39) 2023/03/15(Wed) 15:25:59

【人】 厨房担当 マシロ

 ― 一歩、 ―



[ ケーキ作りの為に彼の家へ帰って来た頃には、
  幾分か体の軋みも重さもマシになっていた。
  買い物の最中は腕に寄り掛かり、腰を庇う羽目になったが
  自力でキッチンを往復出来る程度には回復し
  「待っててください」と彼へ告げ。 ]


  …………よし。


[ 髪を高い位置で一つに結び、気合を入れると
  肌身離さず持ち歩いているクッキーの写真を撫で、
  邪魔にならない位置へ置き直す。

  オーブンは180度に余熱し、ケーキ型へ敷き紙を。
  常温に戻した卵を卵黄と卵白へ上手に分け、
  別のボウルへまずは卵黄だけを移し替える。 ]
 
(40) 2023/03/15(Wed) 15:26:11

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ グラニュー糖を適量加え、白っぽくなるまで
  泡立て器でしっかり混ぜ終えれば
  また別のボウルへ卵白を入れ、同じようにグラニュー糖。
  ツノがしっかり立つまで泡立てる。

  卵黄を混ぜ終えたものを同じボウルへ投入し、
  二つが一つに戻るようによく混ぜ合わせて。
  薄力粉をふるい、気泡が潰れないよう底面からすくいあげ
  その作業を何度も繰り返す。素早さが大事。

  牛乳と一緒に溶かしたバター半分を加え
  手早く生地を回し、
  残り半分のバターも追加投入し、更に混ぜ。
  粉がないのを確認し終えれば、型の中へ流しこもう。

  とんとん、と型の中の生地を軽く均して空気を抜き
  爪楊枝で表面を軽くならし、オーブンへ。 ]

 
(41) 2023/03/15(Wed) 15:26:17

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 焼き終えたら粗熱を取り、いったん冷蔵庫の中へ。
  寝かせる時間が長ければしっとりするけれど
  今回は、この恋みたいに ふわふわした生地がいい。
  ある程度冷ましたら、三枚にカットして。

  続けて鍋へグラニュー糖、水、ブランデーを少量。
  中火で熱し、軽く沸騰するまで待てば
  火を止めてシロップになった液体を冷ます。
  熱が取れれば、カットした生地へしっかり塗り込もう。

  生クリーム、グラニュー糖、バニラエッセンスを混ぜ
  重くならない程度に混ぜ合わせる。
  シロップが染みたスポンジに、生クリームを塗り
  スライスしたイチゴを乗せ、また生クリーム。
  スポンジとイチゴを重ね終えるまで。 ]

 
(42) 2023/03/15(Wed) 15:26:21

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 入れるフルーツは、正直買い物中に頭を悩ませた。
  いつも美味しそうにご飯を食べてくれる彼の、
  一番好きなフルーツはなんだろう。
  聞こうとして、──ふ、と。

  "特別な人に食べて欲しいケーキ"が
  "好きなものを共有できるケーキ"にも、なれば
  それはとても、うれしいことだ、と思って。

  ケーキを作る間の私の顔色は、桜のように薄桃色。
  重ね終えた生地全体を純白のクリームで覆い、
  ふふ、と零れる笑みを抑えきれないくらいに。


  ────
しいなぁ、と思えた。
    もう過日のように、
しくない。 ]

 
(43) 2023/03/15(Wed) 15:26:29

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ イチゴはいつかの神田スペシャルプレートと同じ。
  花形へ飾り切って、合間にハート型の飾り切りも挟みつつ
  見栄え良く生クリームを絞り上げる。

  ひときわ大きなイチゴが数粒あったので、
  薄切りにし、重なりが少しずつズレるように並べ、
  端からくるくると巻いて薔薇型にもしてみよう。


  "次は"うさぎクッキーを焼いて飾っても良いかも、なんて
  自然と未来のケーキの構想が頭へ浮かんだ。 ]

 
(44) 2023/03/15(Wed) 15:26:34

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 調理の途中、届かない位置に器具があれば
  背伸びするより「夜綿さん……」と眉を下げて呼びつけ
  取ってもらう手伝いはしてもらったりしただろうし。
  体や様子を気にして、キッチンへ来ることがあるのなら
  「味見します?」と余ったイチゴを差し出したり。

  そんな一幕もあったかもしれないが。
  ともあれ完成したショートケーキを手に、
  私はぴょこん、とキッチンから出て、貴方の元へ。 ]


  夜綿さんっ
  ……私の一番最初、もらってくれます、か?


[ 二人のテーブルへケーキを置く指先は、もう
  クッキーの時みたいに、震えてはいなかった。

  微笑んで彼を見つめる。 小首を傾ぐ。 ]
 
(45) 2023/03/15(Wed) 15:26:41

【人】 厨房担当 マシロ

 



   [  なんでもない、特別な日の贈り物家族としての第一歩。*  ]


 
(46) 2023/03/15(Wed) 15:26:57

【人】 厨房担当 那岐

―― ささやかなパーティ ――

[それは、藤の花が咲く少し前の時期の話。

 以前、話題に上がった>>2:34>>2:84>>2:116
 速崎の誕生日の祝うために閉店後の店を借りて、
 ささやかなパーティが開かれた。

 速崎本人にはバレないようにと、
 同僚同士で密やかに話し合いつつも、
 誕生日が間近(寧ろ当日)な状態で
 『閉店後、時間ある?』なんて話を振れば、
 本人にもバレバレだったかもしれないが。

 来店客の料理を作り上げていく傍らで、
 速崎にバレないように、
 料理やデザートの準備をそれぞれ行っていただろう。]
(47) 2023/03/15(Wed) 15:43:05

【人】 厨房担当 那岐

[そんな仕事の傍らで、大咲の後ろ姿を見つけたら。
 ヘルプの振りをして、しれっと隣に並んだ。]


  大咲、手伝う。


[並べられるフライパン。
 デザートに使うフランベをしていたところだったか。
 火の強さを調整しながら、
 彼女の手元で踊る、
 青にも赤にも見える炎を見つめたまま。]


  ……あれから、ケイさんと話した?


[他のメンバーには聞こえないように。尋ねる。
 まず、聞いておきたかったのは。
 時間を置いた今でも、会話の少ない彼女達が
 気になっていたから。]
(48) 2023/03/15(Wed) 15:43:19

【人】 厨房担当 那岐

[速崎へのプレゼントは。
 それぞれ料理だったり、事前に用意したものだったり。
 その中で、大咲はデザートを選んだはず。

 一緒に作っていたクッキー。
 最近黒原と共にデザートを担当することが増えた彼女。]


  ずっと話す機会なかったんなら、今日かなって。
  ……余計なお世話かもしれないけど。


[隣に立って『白』いプレートに描くのは。
 『オレンジ』ソースで象っていく
 ヘッドフォンをしたうさぎ。
 
 カウンターの向こうには
 以前にも訪れていた父娘の姿。>>4:73
 小さなお客様が喜ぶように、
 大咲にも教えたソースアートが今夜も役に立つ。]
(49) 2023/03/15(Wed) 15:43:45

【人】 厨房担当 那岐



 
  オニイチャンは、心配です。


[ふ、と冗談めかすように隣へと視線を投げて。
 彼女の反応を待った。*]
(50) 2023/03/15(Wed) 15:44:00

【人】 店員 チエ

[チエの香り。普段つけてるのは、フルーツ系にフローラルの混じった、すっきりしてるけど結構甘めの香り。
 けど、シャミさんなら、もう少し。凛として、存在感があって、だけどあとから、甘さを感じるような。
 ウッディでちょっとスパイシーなグリーンノート。
 独特な香りかもしれないけど、きっと似合う。馴染む。
 万人受けしなくても、ボクが好きなら。すれ違った瞬間に、絶対振り向く自信。

 ――どうかな、って聞いてみるときは好みに合うか、さすがにどきどきしたけど。
 気に入ってくれたら、いいな*]
(51) 2023/03/15(Wed) 15:47:50

【人】 店長 アン

――花々の盛りに――

[Madam March Hareのすぐそばには、季節の花々美しい公園がある。
 春だけでも、梅桃に菜の花、早咲きから遅咲きまで取り揃えた桜の木々。
 3月は店の周年なり年度末なりもあってどうしてもばたばたしてしまうし、それが落ち着く頃には公園の花見から流れてきたお客様で繁忙期になりがち。
 それでなくても歓送迎会シーズンだから、予約が入ったりすることも多い日々。

 だからそうした慌ただしさを越えた頃に、慰労も兼ねて店休日とは別に1日全員で休みを取ることにしている。
 シフト等々の都合も合わせ、スタッフの予定も聞いて、空きの日を作り。
 桜に藤の紫が交じる頃、ささやかにパーティをするのだ。
 食べたいものは持ち寄って、作りたい人には厨房を貸して。
 常連さんも含めて、仕事よりプライベートな空間で、のんびり過ごす『なんでもない日』*]
(52) 2023/03/15(Wed) 16:01:50
 




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