03:35:15

人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


自分に出来るだけ天秤を平行にした。

バケツ一杯の水を浴びながら考える。

絶対退所祝いの前に、温泉に行ってやる。


薄闇の街を行く。

本当は不安で仕方ない。
自称博愛主義は誰が逮捕されるか気が気じゃない。
逮捕された後どうしているかだって心配で、
仮に自分が逮捕された後の事だって気が気じゃない。

自分の素顔もわからないけれど、この不安は確かに自分のもので。
そんな事でわからなくたっていいのに、なんて思う。

きっと立場と肩書がなくなってしまえば、
あの連絡ひとつにだって取り乱してしまえたのだろう。
立場と肩書とうわべの顔、それだけで支えられている。

ペネロペ・ベリーニは知っている。

自分がそれほど強い人間ではない事を。

「は〜ぁあぁ〜〜〜」

でっかいためいきを落とす。

「帰りてぇ〜……風呂入りてえ〜……
 情報聞きてぇ〜………………」

仕事中毒な女は午後からの検診に備えて
大人しくしている。やりあった結果受けた傷、
そういうもののちゃんとした処置をやっと受けられるのだ。

その診断の結果。
右拳咬傷、右前腕にヒビ、肋骨二本にヒビ、
鼻軟骨骨折、後頭部軽度切傷、他内出血多数。
まあ、相手よりは軽傷だけど、それなりにボロボロで。

「……え、何その棒。あっまさかあれ?鼻の骨折?
 いや知ってるよ待て待て待てそれ突っ込むんだろ?
 突っ込んでぐりぐりやって骨の位置整えるんだろ?
 待てってそんなん絶対痛いじゃんいやうんわかるよ
 今の内にやらないと不味いってのはわかるが待っ」

それらの治療の結果、尋問中より大きな歌が響いた、とか。

そういえば。
女はこの日、勤務中、このアジトに1人だけ人間を招いた。
部屋の隅に置かれたボストンバッグを預け、
自分のことを何一つ告げぬまま
、2人は別れ、今に至る。

結果として、その後のリヴィオ・アリオストとの対面を思えば、正しい判断だったのだろう。
女が不在の今も、この一室の明かりはついたまま。
デスクの上には、女がもらった大切な贈り物たちが並んでいた。

世界がそうでなかろうとも、本日も#バー:アマラント
はいつも通り。
いや、正しくはそうとは言えないのだが。

何かの揺れがない限り、今日のこの店にモブは来ない。
酒場でリンゴジュースを頼む物好きの常連も、
日替わりメニューから気になった品を頼む一見さんだって。

そういう日だと知っている。

それでも店を開いている。いつも通りに。

熱に浮かされている。

「……あの美人さんが?」

本当にダニエラという名前だったのか、と。
女警官からたった今入ってきた囚人の名前を聞く。

「しかし余計なことをして美人の親衛隊に目をつけられると厄介だな。
 それに特に俺に会いたいわけでも……」

あるか? 俺は顔がいいからな


男は誰かに叩かれ殴られた頬を腫らしながら神妙に考え込んだ。
しばらくして、一つの牢屋に向かって歩いていった。

自分の身体のにおいを嗅いだ。まだ臭い気がする。

ニーノ

「ちっちぇえならちっちぇでやりようはあるからな。
 背が低いのが好きな女もいる、
 お前はツラもいい。大丈夫だ」

な、と。
あなたがどれだけ暴れようと、しっかりと腕の中に収めたままで。

「女を泣かせたら、男として一人前だ」
「……で、泣かせたら、男は絶対女に勝てねえ。
 だがそれも、それでこそ男ってもんだから、
 つまり男は男にならねえか、女に勝てねえかの二択になるわけだな」
「俺だってたあくさん泣かせてきたし、
 これからも多分泣かすさあ」

かいかぶりすぎ、と額を小突く。

「特にフィオがな、あいつ泣かすと怖えから。
 お前、俺の代わりにちゃあんと泣き止ませといてくれよ」

#収容所

 アリーチェ
「まぁマフィアなんか信頼できねえと思うが、
 人格的にじゃなくてもいい。
 金でも脅しでも肉体関係でも、なにかしら関係性があるだけで違うもんだからな。
 うまく使えってことで…」

顔を見られていることに気付いて、ぱちぱちと瞬き。
…すぐに、片目を閉じる不器用なウインク。

「そうだな。自分のやりたいようにする女が好みでね。
 それと若者を応援するのが趣味だ。こっちも趣味と実益を兼ねてるから、Win-Winだな」

部下については気にするなよ、とは──まさか差し入れ持ってくるとは思っていないが――言いつつ。

「当然褒めてるよ、あんたみたいなのは中々いねえから、おもしれえわ。
 こんな場所じゃなかったら、珈琲のみに来いっていいたいとこなんだがな」
「ハァ、なんだかな、しっかりしてるね。
 俺は嫌な相手の言葉は、それが100点満点の言葉だろうと素直に聞きたくないが。
 ……まぁあんたが変に絡まれて、迷惑かけちまうのもよくはねえ。
 俺の方でちょっとは配慮しようとは思うけど」

とはいいながら、隣に座ったまま。

「まあ、しばらくはいいか。
 なあ、……アレどうした?
 あれこそ迷惑かけたかもしれんって今思って」

……四角い形をかたどる手ぶり。アタッシュケースだろうか。

#収容所


一人の放蕩息子が檻の中に入れられた理由は、
マフィアであったこと
だ。

その夜、ルチアーノ・ガッティ・マンチーニは
彼を捕まえたリヴィオ・アリオストとそれはもう仲良く歓談しながら警察に出頭していた。

そのあと知人の女性警官にマフィアであった事を泣かれ、
平手打ちをされ殴られ警察沙汰になりかけたが其処は既に牢屋であったため、
大人しく檻の中に入って何もしなくていい時間を怠惰に過ごすことになる。

因みに男は予め警察に大量の金を握らせて、その日一日だけは
別の女性警官を連れながら比較的自由に牢の廊下を歩き回っていたらしい。

一番の罪状はここであったであろうが、そんな事実は忙しない日々と闇の中に隠されていくのだ。

 リヴィオ

男は亡骸のような友人らしき者の前でしゃがみ込んで、暫く観察をしていた。

「お疲れさん」

その頭に手を置いて離せば、緩慢な動きで立ち上がって何処かへ立ち去った。
自分も同じように眠っていたいのだが、これからどれぐらいの時間ここで過ごすのかわからない。
牢獄の中ですら自由に動けるわけもないから、もう少しだけ。

熱は収まったのだろうか、水は多めに頼んでおいてやろう。
あと胃に優しい食事だったか? スープでも構わないか。
劣悪な休暇を少しはいいものに変えて満喫してくれ。

さて、明日からはゆっくり寝られるだろうか。

#収容所

フィオレ

「笑わせてくれる。
 本当に静かに咲く花ならどれだけ話しかけようと、
 そっちから茎をのばしてくることはないだろうに」

ここから先はどこまで行っても言い合いだ。
なんなら、最初の時点でもう己が言っていたはずだ。よっぽどろくでもない相性≠ネのだ、と。
いよいよもってもう認めざるを得ないのだろう。

「……そうだな」

だからその都合の良い言葉も、ほんの一部分だけ。
ほんの端っこのところだけ認めてやらないでもない。

これは毒気にあてられたのではなく、
皿まで食らってやるほうに舵を切っただけの話。
元より枯れてくれるなと思っていたのはこちら側なのだから。

「あんたを特別に危険視しているのには違いない」

そうしてまた線を引き直す。
危険だから、何をしでかすか分からないから、
それはただ遠ざける以外にも道はあるのだと思って。

「見ていろ。何かしでかしたら迷わず捕まえてやる。
 法の導きがなくても、その力は俺にはあるのだからな」


もうじき収容された被疑者の自由時間も終わりの頃、
人も疎になりつつある頃、ふらついた足取りが隅を目指す。
腫れ物のように誰も声をかけない男は、何かの延長線のように出し抜けに声をかけた。

「……お前葉巻持ち込んでやしてねえか」

#収容所

黒眼鏡

「……と言う訳で、はい。頼れるお方は……」

ウインクを返されてしまった。少しの気恥ずかしさに俯きつつ、素直に貴方です。と伝えている。

趣味と実益と聞けば納得したらしく、それでも少し変わっているなとは思ったが突っ込まずにはいる。

「あら、お誘い光栄です。なのですが、
 お店の珈琲って慣れてなくて高級でも味がわからなくて恥をかかないかと緊張しますね……」

紅茶派なのを差し引いても小学生のようなことを言っている。

絡まれることについての配慮は、そんな。申し訳ないと最初こそ断ろうとして、しかし今自分の立場を考えれば素直に見極めのタイミングは言葉に甘えたほうが良いだろうとなった。

「あっそうですよ!何がって札束もですが金塊はもっと困ります。換金するにしてもあの量だと怖がられたり怪しまれたりで……

 飾り付けにするわけにも行かないからお返しに行くか悩んでいた所、逮捕の知らせを聞いて…今はこっそりしまってあります」
#収容所

 黒眼鏡

「別にそこを心配しているわけじゃないし……」

とはいえ貴方に保証されるのは悪い気はしない。
暴れはしないがされっぱなしも感じるところはある。
無意味に寄せた頭をぐりぐりとしていたが、
額を小突かれると「いて」と声を漏らした。

「……その理論でいくと男にはなれたってコト?
 なんだ、でも、別ににいさんでもそうなんだ」
「ならちょっと安心したけどさあ……」

泣かせてしまうことへの罪悪感はあれど。
貴方だってそうしてしまうことが多くあるなら安堵するような。
でも、最後のはいただけなかった。

「オレはオレが泣かせたねえさんの涙の責任は取るけど。
 にいさんがねえさん泣かせたときは自分で責任取れよ」

「代わりになんかは泣き止ませません。
 なんなら一緒に抗議しに来る」

#収容所

 カンターミネ

「その態度で乙女って言われてもな〜……」

でもまあ傷が深そうなので心配は、している。
やっぱり形にはしないが。
無理に追う程のことが今あるわけでもなく、
手を振って離れる姿は大人しく見送った。

「…………マフィアっていろいろいるんだな」


今更のような理解を最後落としながら。

#収容所



「あるわけねえだろスカタン」

突然降ってきた声には、唐突な言葉が返る。
だがしばらくすると、「…ちょっとまて」と人差し指立てて、
shhh静かに...」っと一声。

見れば向こうから、巡回の看守が近づいてくる。

#収容所

 

すぐ背後を通っていく看守を見送ると、
後ろに握っていた手を開いた。
そこにあった葉巻を一本、くるりとペンのように器用に回す。

「いくらだす?」

へらり、と笑み。

#収容所

 アリーチェ

「…俺はまあ、頼れて信頼できる男だが。
 ……そのうち若くてデキそうな男捕まえた方がいいぞ。
 そういうやつが出世したとき、メリットがデカい」
「まあ俺も信頼されてる分は、キチンと返すがね。」

世話にもなってるしな、とわはは笑い。
ついでとばかり胸をドンと叩けば、

「大丈夫、俺もよく味なんかわかってねえから。
 始めたころは、こんな苦えもんなんでありがたがって飲んでんだと思ったもんだ」

小学生みたいな事を返す。実年齢との差分を考えるなら、こちらのほうが深刻かもしれない。

「マ気が向いたらな。
 あー、アレね。悪い悪い」

そして何かあったら頼りなさいみたいなことをいっておきながら、
さっそく金塊の件で平謝り。

「ちょっと別件で使っちまってて、口座にすぐ用意できる分がなくてよぉ。
 そうだ、いいじゃん、飾りつけ。ドーンとお供えしてやってくれ」

無茶を言う。

#収容所

 ニーノ

「男が他に心配するところはないだろ……?」

あるだろう。
ぐりぐりとした抵抗に、まるで男児のようにわひゃひゃ、と笑う。
ぶらぶらとだらしなく腕を揺らしながら、

「うむ、立派な男になったな。
 とかいうとなんかフィオ辺りから怒られそうな気がするが………」
「だが、男ってなそういうもんだ。だろ」

ひどい責任転嫁と自己弁護を展開しながら、そこでやっと手を離した。
その後のあなたの抗議には、

「えー、めんどくせえ。
 ガキ同士で片付けといてほしい」

…ろくでもない大人度を高めながら返したりはしたが。


#収容所

こういうのフラグっぽいから言いたくはなかった。

でもさあ!しょうがなくね!?自分に言い訳をしている。

 黒眼鏡

「あるだろ」

あるだろ。即座にツッコんだ。
色恋から離れて生きてきた男は、兄との価値観の違いを痛感して呆れた様子で溜息を吐いた。

「そうやって結論付けたら何でも良いと思ってない……?」
「つーかフィオねえ泣かせておいて
(※仮定です)

 めんどくせえじゃねえ」

どん。
手が離れた辺りで軽く肩に頭突きして、また溜息。
まあでも大分と、そう。
いつも通りの会話ができた気がして安心した。
自分の移動もそろそろ近いだろうから、よいしょと立ち上がりながら。

「…………」
「……なあ、にいさん」

最後にと、貴方を見下ろしてひとつ尋ねる。

「クロスタータ、嬉しかった?」

#収容所

ニーノ

「あるか〜〜」

へらへらと。牢屋に入って、マフィア稼業から解放されたのを楽しみでもしているのだろうか?

「そうそう、俺の言うことを疑うことから始めなさい。
 マお前は賢いからよ、大丈夫だとは思ってるが。
 それでもな」

あなたが溜息をつけば、それこそを喜ぶように目を細める。

「俺はその結論でいいのだ。
 お前がそれではダメだと思うのも自由だが」
「ははは、いや、まだ泣かせて……いやたまに啼かせてはいるが……」
「まだ泣かせてないから」

多分。と自信なさげに言って、ついでに小声でなんか言っている。
そうしていつも通りの会話も、ざわざわと過ぎゆく看守や囚人たちに紛れていって。

「おう」

あなたを見上げて。

「すげぇ嬉しかったよ。いい土産をもらったわ」

にか、と、子供のように笑った。

#収容所

アレッサンドロ

指の上の葉巻をぱっとひったくるように取り上げる。
火のアテもないそれを手の中に仕舞い込んでしまって、
振り向きもしないまま踵を返す。

「ガキはさっさと家に帰れ」

黒眼鏡

「い、いえ……そう言う方を作るのは、今は……
 その、今で精一杯と、言いますか……」

ごにょごにょ。急に口籠ってしまう。
意中の相手がどこかにいますとバレバレありありな所作。

「飲み始めは皆さんそうだと聞きますが今でも何ですか?
 ……じゃあ、雰囲気を楽しんでおられる方が多い……」

微妙に失礼だ。

「えぇ、そんな事したらあっという間に泥棒に入られてしまって、教会内の治安、一気に悪化しますよ。だめですだめ!

 もう、もし長期間口座が用意できなさそうなら取りに来てくださいね!返品です返品!なんたって、あれ隠しておくのも、結構勇気がいるんですよぉ……」
#収容所

レシピ本扱いされて、わらっていた。そうだな。

弟子を取ることになるかもしれない。

悪いことをする人間が、嫌いだ。

歌う。何度でも。

ヴィト

「カッチーン」

唇を尖らせるように不満を示しながら、擬音オトマノペ

「あんたら警察がここに泊まれって言ってるんですけどォー。
 ドロボー。もどってこーい」

その背中にぎゃあぎゃあと悪態を投げかけながら、小さく舌打ちした。

 アリーチェ

「………ハァ〜〜、まったく、若いってのはいいなァ〜〜!」

ぐいんとのけぞるほどに天を仰いで、随分楽しそうに声が弾む。
オッサンは若者のコイバナだって好きなのだ。

「まぁソウ。いや、珈琲を摂取すること自体には意味があるんだよ。
 忘れがちだが結構な刺激物だからな、あれは。
 そんで不味い珈琲は露骨に不味かったり臭かったり、
 なんだかんだ少しは『あーこれチョット違うな』ってわかるものもあるワケ。
 ただまぁ……俺は六割雰囲気だな……サイフォンで淹れると美味いっていうより、あれつかうとカッコイイって理由で使ってるし……」

特に失礼ではなさそうだ。


「大丈夫大丈夫。教会に盗みに入ったらあれだろ、神罰がドーンって下ってオシャカさ。
 どーーしても心配なら、あれファミリーの誰かに渡してみ。
 多分嘘みたいに言うこと聞くぜ。
 
 ハイハイ、気が向いたら…いや暇が出来たら取りに行きますよ〜。
 ……マフィアの中に突っ込んで調査しにくるほど、勇気がいることはないと思うんだがね」

嘲笑と苦笑をブレンドして、そこに興味と愉快をぶちこんだような複雑な顔で笑った。

#収容所

黒眼鏡

大げさな反応を受けてこれは恥ずかしい事を言ってしまったなとじわじわと湧き上がる羞恥に、思わず目を逸らした。自爆というやつだ。

「なるほど、質が低いものはわかりやすい、と……
 あの刺激が癖になって虜になるのは何となくわかります。
 いえ、私はむしろそれが怖くて普段飲まないのですが…
 確かにサイフォン、飲まない私でも格好良く見えますからね」

詳しくないコーヒーの知識が深まった!
説明を受けて少しコーヒーに対する興味は上がったようだ。

「そんなこと神はしませんよぉ……えぇ、そんな不埒な……
 まだ普段の感謝を込めて贈り物にするほうがマシですよ。
 いえ送りませんけど……他人から貰ったもので言うことを
 聞かせるなんて事は私にはとても恐れ多いので……

 もう、頼みましたからね、本当に。
 調査は──私が失敗しても私が最悪死ぬだけと思いますけど
 教会は私以外の人が巻き込まれかねないので……
 普段から私が金塊を持ち歩いておけるなら別ですけど」

持ち歩いてリスクが減るなら、持ち歩くらしい。

「……って、お言葉に甘えすぎてお話を聞いて頂きすぎましたね。お付き合い下さってありがとうございました。……これなら、牢で一人思い悩まなくて済みそうです」

ぺこりと頭を下げながら、別れようとする事だろう。

 黒眼鏡

「疑うのって〜難しくて〜……」

賢いだなんて自分で思ったことは無い。
それでも貴方にそういわれると背を押してもらえたような心地になる。
とは思いつつももちゃもちゃと文句は垂れていたわけだが。

「…………オレはその辺にツッコまないからな」

小声で言われたことにはジト目を返した。
男は"そういう"話題にはいつだって一歩引くのはご存じの通り。
兄と姉のそれについても同様だ、とりあえず泣かせていないならいいのだが。
はあ、と溜息。たぶんこれで最後。

それから見上げた貴方が贈ってくれる全てには。

「……ん」

#収容所

[1/2]

 黒眼鏡

「なら、よかったや」

へら。
笑う、ようやく。
それが聞けたらなんだか十分に思えた。
知らないことはまだ多くあったとしてもだ。
やっぱりこの言葉と笑顔は嘘じゃないだろ。

「じゃ、オレ行くよ」

「またな、にいさん」

普段通りに手を振ることはできなかったがそれだけは告げて。
看守が遠くで己の名を呼んでいることに気が付いたから、そちらへと駆けて行った。

#収容所

[2/2]

約束をした。

 アリーチェ

「カフェインに頼るようになっちゃいけねえが…
 警察官ってのも大変だろ。
 体壊さないようになあ」

珈琲に関しては、にわか・・・なようだ。
本人が言う通り、趣味以上のものではないらしい。
それでも数少ない趣味であるらしく、そーなんだよー、なんて嬉しそうに相槌をうちつつ。

「マフィア相手なんだからよぉ、そんくらいして言う事聞かせた方がいいって…
 なんて、マ、あんたのやり方を変えろたあ言わねえけどな。
 だがそういうやり方もあるということだけ覚えときなよ」

そのほうが楽だぜ、なんて。
ろくでもないことばかり囁いて。

「あんたが死んでも色々巻き込まれる人はいると思うがね…。
 ハハ、指輪とかにして身に付けときなよ。
 似合わないと思うが、文無しになった時とかに助かるかもしれん」

結局金塊を引き取ることはしてくれないようで、からからと笑い飛ばす。
そうしてあなたが頭をさげれば、
それをただ見送って。

「おう、こっちも悪いね、話させてもらっちゃって。
 ああ、取り調べでひでえ扱い受けそうならちゃあんと、相手の顔と名前を訪ねて、憶えておくっていうポーズをとるんだぞ。 
 ───"後"で覚えとけ、ってやるだけで、ちったァマシになるもんだ」

……ただ見送るわけではなく、ロクでもない入れ知恵をしながら、見送った。

 ニーノ

「痛い目にあううち覚えるさ。
 女に騙されたりな」

もう騙されてるかも、なんてぶしつけに笑い。
なんだツッコんでくれないのか、なんてまた笑い。
いくつかの種々様々、ころころと切り替わる顔をあなたにぶつけて、
それでもあなたの笑顔には、

「おう」

──満足そうにうなずいて。


「いじめられたら"俺の兄貴を誰だと思ってるんだ、アレッサンドロだぞ"っていうんだぞ〜」

駆けていく背中を、嬉しそうに見送る。
──若者の背中を見るのが、この男は好きだったから。

#収容所

悪態をついた。

拳銃を取り出し、こめかみにあてた。

もう限界だ。

サンドイッチ美味しかったですね……

メモを貼った。

痺れて感覚のないままの片手を撫でた。

 


Hash Tag (最新100件)
#取調室  #収容所  #バー:アマラント 


情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


←↓■□フィルタ

注目:イレネオ 解除する

生存者 (4)

フィオレ
9回 残 たくさん

うそつき

エルヴィーノ
3回 残 たくさん

何処にも行けない

ペネロペ
7回 残 たくさん

何度でも見付けて

ロメオ
8回 残 たくさん

ひとのかたちは

犠牲者 (12)

ガイオ(2d)
0回 残 たくさん

 

エリカ(3d)
0回 残 たくさん

コバルト色を手に

黒眼鏡(3d)
47回 残 たくさん

Kovacs.

ニーノ(3d)
18回 残 たくさん

大丈夫だ

イレネオ(3d)
6回 残 たくさん

薄藍を想った

ニコロ(4d)
0回 残 たくさん

これからも一緒に

カンターミネ(4d)
1回 残 たくさん

いつでも傍に居る

ヴィンセンツィオ(4d)
20回 残 たくさん

白鳥は唄えない

アリーチェ(5d)
0回 残 たくさん

そうだ、わたしは

ルチアーノ(5d)
11回 残 たくさん

もう楽にしてくれ

リヴィオ(6d)
0回 残 たくさん

もうすこしだけ

ダニエラ(6d)
4回 残 たくさん

ほんとは、まだ

処刑者 (4)

ヴィットーレ(3d)
1回 残 たくさん

 

テオドロ(4d)
3回 残 たくさん

枯れない心を

ネロ(5d)
0回 残 たくさん

 

ダヴィード(6d)
4回 残 たくさん

また会いましょう

突然死者 (0)

舞台 (0)

発言種別

通常発言
独り言
内緒話
囁き系
死者のうめき
舞台
置き手紙

一括操作




発言種別注目






















(0.19 CPUs)
運営 moonpupa
人狼物語 by あず/asbntby
人狼議事 by ななころび
トップバナー画像 by naomyplum
人狼物語画像 by Momoko Takatori
Schwarzwald(黒い森) by hagios
トロイカ TYPE:А / 哀愁のタタロチカ by かえるぴょこぴょこ/あさくら
ようちえんせんき かりんか / ハロリンカ / 凍れる水車 by かえるぴょこぴょこ/あさくら
霧雨降る街 / 少し大きな霧雨降る街 / 蒸気満ちる宴 by きりのれいん
メトロポリス / バビロン / ギルガメッシュ / Valhalla by すむろ水
ひなだん by hinaki
壱番街 / 壱番高校 by 壱猫[onecat]
外道大戦 by mtmt
都道府県キャラセット by kairi(企画代表)
繋<つなたま>魂 / 班帝家の一族 / H)SOCIUS(A by めいあ
もふぁんたじぃ / もふぉれすと by ほのゆる
Cathedral / 学園Cathedral / Grand Cathedral / 学園Grand Cathedral by Izuya
夜月町 by 夜月けい
南区 / 古今東西 by 南
IRO-COLORE(いろころる) by Izuya, 南
お茶会 / 演奏会 / 花見会 by ゆひろ
GNL / GNL+ by guiter-man
ジランドール / イルミネーション by may-co
シキメグリ by afinter
-汝人狼也-人物画 by 878, かんこ
closure / closure' by 閉
Emoricu / Cumorie / 黎明街 by milk_sugar
ワンダーズ言戯団 by pike
宝石箱《Jewel Box》 by 宝石箱制作委員会
文明開化 by sin
カティサーク by apricot with y_hyuga
月狼学園 / 人狼署 / 狼達の軍歌 by apricot
花一匁 / 桃酔郷 by さね
po!son / Girl's Talk by pure_g
madparty by シロクマ
rhizome by CH3COOH
曲芸会 / 曲芸会Hello! by otokasa
AtoZ by 築
瑞洋館 by ういろ
LastSunday / HeaVen by 志摩
かくりよ by plmi
桃色concerto by 桃昆布
狼兎 by クロマ
人狼ヶ谷学園の放課後 by 竜山明日佳
bAroQue / tradimento by souya
Bokuyume. by 卜部
FGOキャラセット by 有志一同
魔法少女は眠らない by 魔法少女チップ企画
Liberte by みぃな
噛志野医院 by manamiz
メギド人狼 by メギドチップ企画
absolventi by ぶんちゃん
歳時抄 by 小由流
文アルセット by 文アルセット企画
荘園パック by ARC(企画代表)
Friends by 真知
城下町の酒場 / 大神学園 by じっぷ
エッグ by 朧恩
ぐれすけ・ぷらす by 純
ニューホライズン by youden
バーバチカ / プトロレ by たべ
ユメツナギ by 天瀬春日
StarGazer / LittleStar by CONBE
御常紀学園 by HS_29
オハナシノクニ by オハナシノクニ制作委員会
Fragment of Jewels by 粉海月
花園女学院 / 他種族孤児院 by はこみ
xxxx組 by サイコ瓦
おりふし学園 by めんるい
Fairytale Syndrome by hTuT
Salute by むくっこ
Le parterre by イヌバラ
Troopers by 人類管理連合
お野菜キャラセット画像 by 無料素材倶楽部
Siuil a Run by 匈歌ハトリ
紫煙をくゆらせ by 空砂
RocketPencil by 山本羅刹
エトリエ / エトリエ・戦国 by とり
ボワボンボン by あとらそふと
古の迷宮 by とり夫
JEX Online by katarazu
煌夜の決闘 by ジュエルセイバーFREE
こだわりアイコン by fatcow
トランプ画像 by しろま空間
リンソン by moonpupa