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人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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【人】 ]『運命の輪』 クロ

[洋館の自室に戻れば、シトラにもらったノートと、ペンをリュックに詰めた。あとは黒&白の羊セット。万が一戻れなくなっても、これだけはと思うもの。それとお菓子少々。
ゼロにもらった置物は重いので入れなかったごめん。


机の上に、書置き一つ。


『ちょっと神様とお話してきます!』


リュックを背負って、クロはいつものように駆けていく。
誰かとすれ違ったなら、「ちょっとそこまでー」とのんびりした声で応えただろう。

そうして、怪しい扉の所まで戻ってきた。]
(192) 2022/12/21(Wed) 8:39:23

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[神様との別れ。しかし、このままじゃいけないな、とクロは思った。ただの勘であるが。だからお話しに行こう、そう思った。

もしかしたら、二度と戻れないかもしれない。
そうなったらとても寂しいけれど、少し怖いけれど。

その時はその時だ、と覚悟を決めて。]


とおー!


[助走をつけて、扉の中へ飛び込んだ。*]
(193) 2022/12/21(Wed) 8:40:27

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―空と地と―

[飛び込んだ先で見た風景は、あまりにもシンプル。
空と地しかない世界。

だから、それ以外の物はすぐに見つけられた。]


……おーい、神さまー!


[ぱたぱたと近づいていく。
何だか縮んでいるようだが、人と何か違う気配はそのまま。
前世のどうしようもない好意が消えた分、冷静で居られそうだ。**]
(194) 2022/12/21(Wed) 8:41:17
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a44) 2022/12/21(Wed) 8:43:12

【人】 ]『運命の輪』 クロ

えっと……お話をしに!
色々、聞いてみたかったので。

[姿は変わっても、神は神。>>196
畏れる気持ちもあるけれど、そこははっきりと。]

……ここは何もないんだね。
寂しいとこだ。


だから僕たちを呼びたかったの?


[対話に応じてくれるかわからずとも、クロは話しかける。*]
(197) 2022/12/21(Wed) 10:03:30

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[寂しい場所だから、賑やかにしたかったのだろうか。

それとも、新しい世界だから、まだ何も生まれていない土台の状態なのだろうか。

いや何もないことはないな、空と大地はあるなぁ、と呑気に考えていた。*]
(198) 2022/12/21(Wed) 10:06:10

【人】 ]『運命の輪』 クロ

ちょっとは考えた。
でも、神さま悲しそうだったから、気になっちゃって。

[つまらなさそうにも見えたが、クロには悲しそうにも見えていたので。>>199


僕は、たぶん他の皆より世界への未練弱めだからさ。
世界が壊されないなら、箱庭に来ても良かったんだ。


[何もない場所に、新しく好きなものを作る。
作業だけを考えると、結構面白そうでもあり。

まずそれぞれに家を作ってみて。アリアさんなら傍に薬草植えたり、タナトス先生なら野菜植えたりするかな。チェレスタさんなら、大きな舞台作ったりするかな?などと頭の中で設計してみる。少し楽しい。]
(201) 2022/12/21(Wed) 16:19:06

【人】 ]『運命の輪』 クロ

美しい世界が好きかな、神さま。
僕らの世界を醜いって言ってたもんね。

[一人で何もないここに居るよりは、もう一度誘ってみようか?とも思ったが、離れることが出来ないとか、そもそも住みたくないとか、神様にも事情があるのかもしれない。>>200

皆でなら、きれいな風景なら作れそうだけど……

[空と地の境目を眺め。]

多分、美しいだけの世界は作れなかっただろうな、って思うよ。だって、僕らは綺麗なだけの生き物じゃないから。

仲違いはあちこちにあったし。

[皆大人だから、激しい争いはなかったけれど。
いずれは行き詰まりそうな気がしてならない。*]
(202) 2022/12/21(Wed) 16:21:25


[ わたしは教皇にたずねました。
  愛とはなにかを。

  教皇はこたえてくれました。
  いとしいとおもうこころ。

  いとしいとはなんでしょう。
  わかりません。

  けれど ]

 





  この花はうつくしいとかんじます
  けんめいに 生きるさまが

  朽ちるさいごのすがたまで うつくしい


  これが 『 いとしい 』 なのでしょうか



 






[ わたしがいのれば
  この花もまたうつくしくさきほこる
  かがやくすがたにもどれるかもしれません。

  けれど わたしは
  もうおわりをつげようとする そのままを
  その 在り方に こころをよせました。 ]

 




[ わたしにはわかりません。

  じゅんすいとは、やさしいとは
  どんなもののことを いうのでしょう

  
 

  わからない――


  ――どうしてか ときおり
  あなたが くるしげなのかも
  わたしには わかりませんでした。



  あのとき まで  *]





[  吊るされた男はいつもわらっています。

  となりにすわっているわたしに
  ときおりもうしわけなさそうに、わらいます。


  ――わかりません。
  どこかいたいのですか。
  くるしいのですか。


  たくさんかんがえるあなたは、
  やはりわらっていました。


  わたしはあなたのそばに はなをそえます。
  『 いとしい 』を知ったから。


  いつのまにか吊るされた男のまわりは
  ひつぎのなかのように
  いとしいでいっぱいに なりました。


  おせわをやく、ただしいのでしょうか。
  ――わかりません。 ]




 
[ ――わかりません。
  わたしはどうしたら おだやかなやすらぎを
  あなたにも わけることができますか? ]





[ それから。
  愚者がころされました。

  ひとつのこうきしんによって。

  なにもわからなかったわたしのこころに
  かなしみがたくさんあふれました。

  かなしくて、かなしくて。
  ずっとなきつづけて。
  
  
  吊るされた男はわらっていました。 


  くるしそうなこえをきいて
  わたしはようやく かおをあげます。


  わらっています。
  くるしそうに。


  いつのまにか吊るされた男のまわりに
  たくさんあったはずの
  花はかれていました。 ]




  
[ ――いけない。
  わたしは、花をさがしにいこうとしました。

  ちかごろのあなたは
  とてもおもいつめているように みえました。


  だから、すこしでも、 ]
  
 


  え?
  

[ 吊るされた男が つぶやくことばを
  りかいするまえに

  そのくびもとからは あかいちが
  あふれだしました。  ]




[  それでも
   それでも あなたは わらっていました。 ]




[ どうして どうして どうして


  わたしの いのりは とどかないのですか
  きのうまで 癒えたはずの きずぐちから
  ちをとめることは できないのですか 


  ――わかっています。
  わたしはあなたに、ちからを つかっていないから。

  いま、きずをとめることはかなうでしょう。
  けれど きずがすべていえるまで
  あなたはずっとくるしむことに なります。


  わたしはそれをかなしいとおもいました。
  もう、……もう、いい。
  いやです。よくはありません。

  あいはんするふたつのおもいをかかえながら
  わたしは あなたのあたまを なでるのでしょう。  ]





 わたしはまだ そばにいたかったです。


 



[ わたしはわらいかたをしりません。
  かなしいしか しりません。

  だからあなたのまねごとをして
  つくったえがおは
  とてもふしぜんです。

  でもはじめて あなたのために
  つくったえがおです。
  

  かなしくて、くるしいとき
  わらうのでしよう?
  だれもかなしませたくないから
  わらうのでしょう? ]




どうか やすらかに。



 



[ 吊られた男のからだから
  あたたかなたいおんがなくなるまで。

  おわりのおとずれる、そのときまで
  死神は ずっと 
  あたまを なでつづけていました。


  ちにぬれても、
  うごかなくなっても、


  その、さいごまで。
  ほほえみは 吊るされた男を
  みおろしつづけました。


  そのねむりが せめて おだやかであるように 



  ―――さいごまで *]


 
[ ――――

 箱庭崩壊の折、『魔術師』は『箱庭の神』を頼った>2:/12。

 けれど何もしてくれなかった神に、
 『魔術師』は怒りを覚え、失望し、
 そして――見限った。
 
 箱庭崩壊にあたって、神に対し一切の期待をしなくなった。]
 

 
[『月』とは多くを語らい、共に過ごす時間も多く
 私にとって大切な存在でした。

 花壇の薔薇が枯れたと聞けば
 共に育てよう、と申し出て手伝いました。

 あなたの美しい髪を切るのはとんでもない、と私が洗い
 また、逆に私の髪も洗い、梳いていただきましたね。
 
 贈り物も多くいただきました。
 それでは私もお礼に、と負けず多くの品を贈りました。

 特にハックマナイト入りの銀色の櫛は
 あなたに似合うだけでは無く
 私が持つタンザナイト入りの銀の聖杖と
 お揃いのように見えるので、特段お気に入りでした。

 『死神』や『吊るされた男』らとの会話が
 “心癒される”一時とすれば
 『月』との会話は“心安らぐ”一時でした。]
 

 
[ しかし、私は愛を『与える』ことに慣れていても
 『与えられる』ことには慣れていなかったのです。


  私は勿論、あなたのことを愛していました。
  故に、あなたには最後まで
  真実と願いを伝えられずにいたのです。


  
  そのか細く美しい手が、血に塗れて欲しく無かった。
  優しいあなたに、一生心に残る傷を与えたく無かった。
  愛するあなたに、幸せでいて欲しかった。
  悲しい思いをして欲しく無かった。

 


 私には、覚悟が足りなかったのです。
 今は争っていても、いつかは皆が理解し合い
 争いも収束すると思っていました。


 
 この心に這い寄る暗澹たる存在を自覚しながら
 目を反らし続けていたのです。
]
 


 
   …………。


[ 一度思わせぶりをしておきながら
 言い淀むのは、確かに私の責任です。

 そして悟ったのです。
 あなたは私の悩みに、変化に。
 既に気付いていたのでしょう。 

 それでも私を思い、私の為に尽くしてくれる
 あなたの命を散らしたくない。]
 

 
 
   ……もし、私に何かがあった時は
   必ず私の分まで生きて下さい。
  
   私の分まで、幸せになって下さい。
 

 
[ あなたに託そうとした
私を殺すための短剣も

 結局渡せずじまいのまま。

 向けた笑顔も、明らかに無理な作り笑いだと
 恐らく即座に気付けたことでしょう。]
 
 






[ この時が、最後の語らいとなったのです。


  ────


  突然ではありましたが
  いつか、この時が来る覚悟は存在していました。]

 

 
[ 友情とは、二つの肉体に宿る一つの魂のこと。


 物静かで優しく、時に厳しい態度を示しながらも
 私を支え、道を示すあなたは、紛れも無く私の半身でした。

 魂の半分を喪ったこの時
 私自身も同時に死んでいたのでしょう。
 残ったのは、ただの壊れた人形でしか無かったのです。


 ……でも。


 もしあの時、あなたに短剣を託し
 想いを伝えることが出来ていたとしても
 あなたを死なせる考えも
 共に逝く考えもありませんでした。

 あなたには私の分まで生きて欲しかった。
 私の想いを抱いて、私の中で共に。
 生きていれば、必ず良いことがあるから、と。

 しかし、あなたは私よりも先に散ってしまった。
 今となっては、全てがifの妄想。

 あの時共に逝けたならば、私が完全に壊れる前に
 あなたに救われていたのかもしれませんね。]

 

 




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