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人狼物語 三日月国


168 【飛び入り歓迎】Hospital of Delusion ー妄執の病院ー【R-18RP】

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【人】 勢喜 光樹

[そんなことを考えながら、
出られそうな場所はないかと
薄暗い廊下を見回してはみるものの。

通常なら必ず存在するであろう、
「非常口」の看板さえ何故か見当たらない。

本当に何なんだ、この廃病院は……。
焦燥感と、胸のざわつきが治まらない。]
(126) 2022/08/14(Sun) 19:23:05

【人】 勢喜 光樹

[二人の足音は、廊下の奥まで響いていた。
一つ、二つ、足音が。俺たち以外の呼吸音が。
余計に聞こえるような、錯覚さえ起きそうな程。>>111

その中で、微かに聴こえて来る歌声は………>>112
次第に聞き覚えのあるものへと変わる。

………確か、そう。

昔、母親あの女が機嫌の良い時にだけ、口遊んでいた
古臭くて、当時も今も何が良いのかも分からない
あの歌と少し似ていて、沸々と苛立ちが募っていった。]
(127) 2022/08/14(Sun) 19:24:01

【人】 勢喜 光樹

[と、その時。
        ───
カツン
… 
カラカラカラ…


己の靴先に何かが当たった感触と
何かが転がっていくような音がして、立ち止まる。]

………なんか、蹴った。

[視線を、蹴ってしまった何かに向けた。>>118
少し遠くまで行ってしまって、薄暗いしよく見えないが
それは小さく、平べったい何かだとは分かる。

気になって、四谷の手を引きながら
落ちているそれに近寄ったなら
それがスマホであることが分かったが
誰のものかまでは、己には分からず。

だが四谷は、その端末に見憶えはあっただろうか。*]
(128) 2022/08/14(Sun) 19:26:59
勢喜 光樹は、メモを貼った。
(a36) 2022/08/14(Sun) 19:34:01




 
  食べたいのかと思っちゃった
  そんなに見てたら、
  ぼくの顔にも穴が空いちゃうよぉ


[濡羽の瞳は食事の様子を余す事なく魅入るようで、その視線の先がぼく自身に向いている事に気づいて思わず顔が赤らんだ

お返しと言わんばかりの「あーん」に対する反応は、絶望と過去への妄執に塗れた彼女とは打って変わり、庇護欲を唆る稚けなさに満ちていた。

ぼくが彼女を満たしている。彼女の生を脅かした過去などすべて塗りつぶしたい。ぼくで満たして全てを喰らい尽くしたい。
与えて与えられて狂おしいほど一つになりたい。

ケチャップの甘みに潜むごく僅かな酸味ごと、食事もそぞろに啄み合う唇は深さを増して]

   



 ・・・かわいい・・・、
 ねぇ、もっと見せて、かれん


[プラスチックのフォークは音もなくトレーに忘れ去られたまま。しなやかな腕に引き寄せられるまま彼女の身体をソファへと沈めた。

彼女の掌にキスをしてパジャマのボタンを自ら解くよう視線は熱を送る。叶えてくれるのならぼくも彼女を見下ろしながら、自らのシャツを脱いで行こう。

頭痛が走る訳でもないのに、喉の奥が乾いたようにぼくの身体がきみを求めているみたいだ]


  腰、浮かせて・・・
  全部見せて。さっきは、暗かったから・・・

   
[あらわになるきみの肌を、ぼくのてのひらが触れて行く。
幻惑の灯りの下で触れる素肌は滑らかで
白く冷ややかだけれど、どこか温かさも感じる気がした]

   




   まだ、のこってるかな、

   
   
[互いに、するりと最後の布地を床に落とした先
素肌を味わう掌は、きみの柔らかな下腹部に触れながら。

唇はキスを離れて顎の裏から鎖骨へと。ゆっくりゆっくり、味わうように胸の膨らみを食みはじめるだろう]*
   

【人】 勢喜 光樹

[四谷が声に出したのと同時に、>>131
己の爪先が、何かを蹴ってしまったからか。
その声よりも、其方の方に意識が向いてしまって>>128
応える事は出来なかっただろう。]

………チハヤの?

[落ちていた端末を見た四谷は
持ち主かもしれない人の名前を呟き>>132
確かめようとしたのか、それを手に取った。>>133

光る画面に目を細めながら
己も四谷の後ろから、映し出されている
青々とした背景と戦闘機らしきものの灰色の物体。
抽象画とでも言うのだろうか。
綺麗だとか、上手いだとかそういう感性はないから
その画像に何かの感想を抱くことはなかったけれど。

ロック画面には
院内図の写真を見せて来る前に
四谷が誰かに送っていた、
メッセージの通知らしきものはなく。>>129

電波状況は、"圏外"であることを知った。>>0:127]
(135) 2022/08/14(Sun) 22:59:26

【人】 勢喜 光樹

[己もスマホを持っていたことを忘れていた。
ズボンのポケットから取り出し、確かめる。
こちらのも同じだった。]

圏外…………。

[落ちていたスマホ。
それは、チハヤのものらしきこと。

届いていないメッセージ。
それは、圏外だからなのか。それとも……

この状況に、四谷は何かを悟ったかのように
手にしていたスマホを、落として………。>>134

冷たく乾いたプラスチック音が、廊下中に響いた。]
(136) 2022/08/14(Sun) 23:00:49

【人】 勢喜 光樹


…………四谷。
まだ、諦めるな。

[これがチハヤのもので、此処に落ちていた。
その事実しかないのだから。

四谷の肩に手を添え、声を掛ける。
励ましになるかは分からないが。
まだ絶望するには早計だと、そう思ったから。

四谷が落としたその端末は、代わりに己が拾い上げて
それを上着のポケットに仕舞った。
何かの手掛かりになるかは分からないが
もしも再会出来たなら、持ち主にも返せる。そう思って]
(137) 2022/08/14(Sun) 23:01:50

【人】 勢喜 光樹


行くぞ。

[もしも歩くのもままないぐらい
まだ落ち込んでいるようならば、支えてやるから。
肩に添えていた手は、四谷の掌取って確りと握る。

兎に角、このエリアからは出なければ
彼に進むことを促した]
(138) 2022/08/14(Sun) 23:02:43

【人】 勢喜 光樹

─精神病棟→病室エリア─


[見せて貰った院内図の写真で>>130
堕胎室の場所が地下だったことが分かった。

もしも……同じエリアにいないのだとしたら。
残っているエリアは、病室エリア。
そう思い、目指し歩いてきたのだが

此処は、精神病棟エリアとは違って
所々の病室や部屋からは、灯りが漏れ出ており
よく言えば明るい雰囲気で。
悪く言えば、逆にその光景は不気味だと感じた。

個室の一つ。扉を開けて、覗いて見る。
そこには誰の姿もなく、この場所にしては
異端にも清潔そうなベッドだけがあるだろう。]
(139) 2022/08/14(Sun) 23:04:07

【人】 勢喜 光樹

─→とある個室─


[窓に近寄った。そこに鉄格子はない。
だが相変わらず、外は闇に覆われている。

これを壊せば、すぐにでも外に出られるのだろうか。]

………さっきの。
四谷も……聴こえていたのか?

[ふと、四谷が口にしていたことを思い出し、問う。>>131
もしかしてあの歌声が、耳に入ったのは
俺の勘違いではなかったのだろうか。と]
(140) 2022/08/14(Sun) 23:05:11

【人】 勢喜 光樹


あの歌………嫌いだ。

[何故なのか、その理由は口にしなかったが
心の底から嫌悪した目付きで、言い放ち、
(141) 2022/08/14(Sun) 23:05:43

【人】 勢喜 光樹

          
───バンッ!
(142) 2022/08/14(Sun) 23:06:16

【人】 勢喜 光樹


[窓を思い切り叩いた。]
(143) 2022/08/14(Sun) 23:06:52
[それは、母親あの女を……
            強く、突き
した時のように。]

【人】 勢喜 光樹


         
───バンッ!バンッ!
(144) 2022/08/14(Sun) 23:08:00
[何度も、何度も……
           突き刺し、
り裂いた。]

【人】 勢喜 光樹

[こんなに思い切り叩いているというのに、
窓はビクともしない。割れなかったのだ。
何か道具が必要だろうか。

   いや、何かに弾かれているような感触が───]

………割れない、な。

[叩くのをやめ、肩を竦めながら溜息を吐く。
腰に手を当て、窓の外の闇を見つめた。*]
(145) 2022/08/14(Sun) 23:10:25
勢喜 光樹は、メモを貼った。
(a40) 2022/08/14(Sun) 23:12:56

 
[鮮烈な快楽だけが、
 荒れ狂う痛みを消してくれるのだと思っていた。]
 

[戯れに啄む甘い口づけは深いものへ変わっていく。
 甘酸っぱいソースは瞬く間に彼の舌に攫われて、
 恐怖も不安も痛みも全部彼に塗り替わってしまった。
 腹の底から湧き上がる何かが全身を駆け巡る。]

  ぁ……、 うん。

[彼の手からフォークが離れるのを横目に見ていた。
 今、その手は自身を横たわらせるためだけにある。
 仄暗い悦びが目元を溶かし、笑みを滲ませた。
 右手を持ち上げ、彼の方へと伸ばす。]


  ……おいしそう、だったの。

[穴がないか確かめるように彼の顔へ触れようとした。
 行為においしそうが何を指すかも伝わっただろうか。

 本来持ち得た、あるいは当時出せなかった幼さも
 彼の前では隠すことをしない。
 時折様子を伺いはするも、
 彼が嫌がる素振りを一切見せないものだから、
 満ちる日を遠ざける努力が泡になってしまいそうだ。

 甘えも、妬みも、怒りも悲しみも、恨みさえ、
 己の持つ何もかもを彼に注ぎ、爪痕を立てる。
 希薄さなんて一度だって感じさせたくない。

 顔を確かめた手は、彼の左胸へと下りる。]

[掌を当てることを許されたなら、
 冷たい手が彼の心臓の上に乗るだろう。
 体温も心音もまだ正常に機能していたか。
 己と違い穴は開いていないが、その場所はどこか
 空虚であったように感じられた。]

  ……っ!

[やがて右手は捕らえられ、掌にキスが落とされる。
 名前を呼ばれて、視線で求められて。
 瞳に宿る欲に気づけば身体の奥がじんと疼いた。]

  むすぶ、

[解放された手は胸元へと落ち、ボタンにかかる。
 初めて攫った時の獣のような脱ぎ捨て方とは違い、
 これから成される行為を突き付けられるようだった。]

[上から順にボタンが外れ、
 ワイヤーすら入っていない簡素な下着が現れる。
 何もかも無気力だったあの頃、
 不幸にしてしまった家族から与えられたものだ。

 死んだ時の形がそのまま残っているのか
 パジャマ同様左胸に穴が空き、
 左の肩紐は今にもちぎれてしまいそうだった。

 問うように彼の名前を呼び、反応を見る。
 少し迷うような素振りを見せた後に
 鎖骨の辺りまでずり上げることにした。]

  ……ぜんぶ?

[真白く、冷たい肌が露わになる。
 心臓の位置にはぽっかり穴が空き、
 背中に敷かれたパジャマの白が覗いている。
 そのせいか左胸のボリュームは右より劣り、
 仰向けなこともあってなだらかなラインを作った。

 右もまた決して大きい訳ではないが、
 女性らしいふくらみが顔を覗かせている。

 その肌が熱を帯びることはない。ないはずだ。
 それなのに、彼の眼前に晒された二つの蕾は
 淡く色づくように存在を主張していた。]


  ……ぁ ッ、 むすぶ、 や、

[肌を顕わにする度、褒めてくれるかのように
 彼のてのひらがあちこちを撫でていく。
 それに対する反応すら、灯りの下、
 彼の視界にすべて曝け出してしまい、
 恥じらいに何度か身を捩らせた。

 けれど、ベッドよりも狭いソファでは限界がある。
 彼の手から逃れることなど不可能に近かった。

 結局ふれられ、なでられ、ふるえてないて。
 彼に言われるがままに腰を持ち上げる頃には
 食べ頃の肢体が出来上がっていたことだろう。]

[彼がシャツを脱ぎ捨てたところまでは覚えていたが、
 いつの間にか彼もすべてを曝け出していた。
 力の抜けきった表情で彼を見上げる。

 細身だろうか。肌も生者にしては白いように思う。
 比較対象のほとんどが己に怯える人間ばかりだから
 正確なところは分からない。
 それ以上を考える前に、
 最後の布が取り払われる感覚に意識を戻した。]

  ……あっ 、あ

[温度のない太ももに、何かが触れる感覚がした。
 すっかり出来上がった身体は蜜を滲ませており、
 離れていく布に引いた糸が肌を濡らしたのだ。

 彼の掌が下腹部に振れる。
 いつかの自分と同じように。

 こぷりと溢れた蜜がひと掬い、足の間を伝う。
 目にすることはできないが、
 普段より白く濁っていることは想像に容易い。
 彼の掌の下で、奥がきゅうと締まるのが分かった。]

[死の甘い香りを彼に浴びせる余裕もなかった。
 植えつけた種≠熏。はまともに機能しないだろう。
 それなのに彼がここまで貪欲に求めてくれるのは
 この地に溜まり切った怨念や淫欲のせいか。

 あるいは、]

  ――ん、

[何度だってキスをした。何もかも足りなかった。
 彼の唇が離れると、喉を寂しそうに鳴らす。
 しかし、下へ辿るように唇が滑るのを感じれば、
 感じた肩を跳ねさせることしかできない。]

  あ…… ぅ そこ、

[淡い蕾を二つ咲かせた胸元は期待に震えていた。
 空虚な穴ではなく、放置された食事でもなく、
 白い膨らみに彼の口が吸い寄せられる。
 唇で柔く食まれると、それだけで背がしなった。]


  あっ ぁ、 あ ……ッ

[うれしい。きもちいい。もっとほしい。
 彼に対する欲望で頭がいっぱいになる。
 ひんやりとした両腕で彼の頭を掻き抱いた。
 頭頂部に顔を押し当て、口端から甘い声を漏らす。]

  ね、 ぁっ、 むすぶ 、

[自分の知る、彼の唯一のこと。彼の名前。
 求める時も呼ぶ時も願う時も唱える、
 一生を超えてたったひとつの響きだ。]


  わたし……も、 して…… いい?

[冷たい脛が彼の太ももを撫でる。
 その先にある熱はどうなっていただろう。
 最初と違い、
 彼の欲を追い立てる画策はしていないから。]

  もっと……ぁっ、 いっぱいに…… ッ

[してほしいし、したい。
 奪うだけではダメだ。与えるだけもダメだ。
 お互いにお互いがなくてはならないと
 永遠に縛って、捕らえてしまえるように。

 あの時無意識に零した言葉を
 明確な意思と欲望を持って告げる。]*

 




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